JPH06508066A - 鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造方法および製造装置 - Google Patents

鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造方法および製造装置

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JPH06508066A
JPH06508066A JP4511276A JP51127692A JPH06508066A JP H06508066 A JPH06508066 A JP H06508066A JP 4511276 A JP4511276 A JP 4511276A JP 51127692 A JP51127692 A JP 51127692A JP H06508066 A JPH06508066 A JP H06508066A
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ビジャウイ,ドゥニ
ジャリージュ,ギ
レグラ,ミシェル
ロシュ,ジャン
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コンパニー、ゼネラール、デ、ゼタブリスマン、ミシュラン−ミシュラン、エ、コンパニー
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    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/064Accessories therefor for supplying molten metal
    • B22D11/0642Nozzles

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造方法および製造装置 本発明は、鉄をベースとする無定形金属合金線材を液状媒体中の急速冷却によっ て製造する方法および装置に関する。
回転ドラムの内側面に対して遠心力によって張り付けられた冷却液層、例えば水 層の中に鉄をベースとする可能定形化性溶融合金ジェットを噴射する事によって 前記の過急冷を実施する方法は公知である。この方法は冷却液として水の使用に は限定されないが、通常rin rotating water spinnn g J (回転水中引き抜き法)と呼ばれ、この方法はしばしば略号rINRO WAsPJで表示され、この略号は技術文献においてしばしば使用されるので、 下記においてこれを使用する。
、::のINROWASP法は、3200MP aに達しまたはこれを超える引 張り破断荷重を有する非常に耐食性の細い無定形線材を製造する事ができる。
この方法は例えば米国特許第4.495.691号および米国特許第4,523 .626号に記載されている。
しかしこの方法は現在、下記のような問題点を有する。
−溶融合金を引き抜くオリフィスの大きな摩耗を生じる。しかもこの摩耗が引き 抜き開始の数分後に生じる。
−引き抜きに際して急冷される溶融金属ジェットまたは線材の破断数を低減させ ようとすれば、冷却液の回転方向に対するジェットの入射角度の値を小さくする 事が好ましく、この小入射角度値は例えば40°乃至70°である。他方、液状 金属ジェットが冷却液と接触する前に滴状に分解しはじめる事を防止するには、 この冷却液とノズルオリフィスとの間隔を非常に短く、例えば5ma+またはこ れ以下とする必要がある。ところで、合金を加熱しこれを引き抜く装置が大型な ので、これらの2つの条件を満たす事が非常に困難である。
−二、三の組成物については、液状ジェットの酸化がノズルから出た瞬間に非常 に急速に生じる。このような酸化は形成される酸化物によるノズルの外側部分に 大きな堆積を生じ、これがジェットの流出レベルにおいて擾乱作用を生じ、従っ てジェットおよび線材の頻繁な破断を生じ、しかもこれはノズル出口と冷却液と の間の小間隔の場合にも生じる。
−前記のような引き抜き装置の大型化の問題およびノズルオリフィスと冷却液と の間に小間隔を有する必要性の故に、ノズルオリフィスのレベルにおいて液状金 属を効率的に加熱する事が非常に困難になる。従って、液状金属が噴射に際して 液状であるように、ノズルを通過する前に液状金属を過熱する必要がある。しか しこの過熱は水力学的物性を有するジェットの不安定性を生じ、その結果として 急冷後の線材の表面状態を劣化させ、あるいは線材を熱脆性化に対して敏感にす る。
特開昭63−10044号公報で公開された公開公報に記載の方法においては、 引き抜きルツボを包囲するケーシングの中に不活性または軽還元性保護ガスを導 入する。しかしこの保護ケーシングは大型となり、従って引き抜きオリフィスを 効率的に加熱する事ができず、また従って可熱定形化性合金の過熱を避ける事が できない。
他方、保護ガスがオリフィスのレベルに極限されず、従ってジェットの保護が不 完全になる。
特開平1−271040号公報に記載の方法においては、ルツボ上部の中におけ る可熱定形化性合金の加熱は中低度の周波数電流を供給される第1誘導コイルに よって実施され、ルツボの下部レベルでの加熱は高周波数電流を供給される第2 誘導コイルによって実施される。この装置は加熱手段が非常に複雑であって、相 異なる周波数の2つの誘導回路の近接が2回路の結合現象の結果として発生器レ ベルにおいて望ましくない効果を生じる場合がある。
本発明の目的はこれらの問題点を解決するにある。
従って、本発明は鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造法であって、可熱 定形化性合金の溶融ジェットをノズルオリフィスを通す段階と、回転ドラムの内 側面に対して遠心力によって張り付けられた冷却液の中に前記ジェットを導入す る段階とから成る方法において、a)合金を収容するルツボと、前記ルツボの一 端に配置されたノズルとを使用し、前記ルツボとノズルは相異なる材料から成り 、また前記ルツボおよびノズルの材料と相違する材料から成る継手によって前記 ルツボおよびノズルが相互に結合される段階と、 b)ルツボとノズルの中の合金を同時に加熱する手段を使用する段階と、 C)ノズルの出口において不活性ガスまたは還元性ガスを直接にジェットに接触 させる段階とを含む鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造法に関するもの である。
また本発明は、鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造装置であって、前記 装置は、鉄をベースとする可熱定形化性合金を溶融状態で収容する事のできるル ツボと、前記ルツボの一端に配置されたノズルと、液状合金を冷却液の方向に、 ジェットの形でノズルオリフィスを通過させるために圧力を加える手段と、ドラ ムと、冷却液を前記ドラムの内側面に対して層の形で張り付けて前記ジェットの 急速固化によって無定形線材を生じるように、前記ドラムを軸線回りに回転させ る手段とを含む装置において、 a)前記ルツボとノズルは相異なる材料から成り、また前記ルツボおよびノズル の材料と相違する材料から成る継手によって前記ルツボおよびノズルが相互に結 合され、 b)前記装置はさらに前記ルツボと前記ノズルの中の合金を同時に加熱する手段 を含み、 C)前記装置は、さらにノズルの出口において不活性ガスまたは還元性ガスを直 接にジェットに接触させる手段を含む事を特徴とする鉄をベースとする無定形金 属合金線材の製造装置に関するものである。
また本発明は、本発明による方法および装置によって得られた無定形線材に関す るものである。これらの線材は例えばプラスティックまたはゴムの製品、特にタ イヤ外皮の補強のために使用する事ができ、また本発明はこれらの製品に関する ものである。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限定 されるものではない。
第1図は回転ドラムを有する本発明の装置のドラム軸線に垂直な面に沿った断面 図、 第2図はドラム軸線を含む面に沿った第1図の装置の断面図、 第3図は第1図および第2図のルツボとノズルを含む部分の詳細断面図であって 、ルツボおよびノズルの軸線を含みドラム軸線に対して垂直な面に沿った断面図 、第4図は第3図と同様の部分を示す本発明の他の実施態様の断面図である。
第1図と第2図は鉄をベースとする無定形金属合金線材の本発明による製造装置 1を示す。この装置1はルツボ2を含み、このルツボ2の周囲に、ルツボ中の鉄 ベース無定形金属合金4を溶融させる事のできる誘導コイル3が存在する。この ルツボ中に配置された圧下ガス5は金属合金4に対して不活性であって、ノズル 6のオリフィス60を通して液状合金4を流れさせてジェット7を生じる事がで きる。
このジェット7は例えば下方に向けられ、冷却液9の液層8に達し、この液層は ドラム11の内側面10に対して張り付けられ、またこの液9は例えば水とする 。この場合、ジェット7は非常に急速に固化して無定形金属線材12を生じる。
このドラム11はモータ13によって駆動されて、その軸線回りに例えば矢印F i1方向に回転し、この軸線は第2図においてはxx’ で示され、第1図にお いてはXで示されている。このようにして得られた遠心力が前述のように液9を 規則的円筒形として内側面10に付着させる。第1図は軸線xx’ に対して垂 直面に沿って取られた断面であり、第2図は軸線xx’ を通る面に沿った断面 図である。第2図の面は第1図において線分■−■によって示されている。
第3図は装置1の成形部分14の詳細図であって、第1図と同一の断面図であり 、従って軸線xx’ に対して垂直な断面図である。この第3図の部分14にお いて、ルツボ2の下部、オリフィス60を有するノズル6、およびコイル3の下 方単回、並びに液層8の自由面80が示されている。
ルツボ2は上方円筒形部分2A、円錐部分を成す中間部分2B、同じく円錐形の 下部2Cを含み、この下部2Cは円錐ベベル面2Dに終わり、このベベル面がそ の下端に開口21を画成する。
ルツボ2は例えば垂直の回転軸線yy’ を有し、この軸線は同じくノズル6お よびそのオリフィス60の回転軸線であって、第3図の面の中に含まれる。ルツ ボ2の壁体の厚さは部分2Aと2Bにおいて実際に一定であり、部分2Cの壁体 の厚さはベベル面2Dにおいて下方に薄くなっている。ルツボ2の外側面におい て測定された円錐部分2B、2Cの角度はそれぞれα2B、α2Cで示される。
円錐面2Dの角度はα2Dで示されている。ジェット7は下方に向かって軸線y y′に沿って、開口21を通して、液層8の面80の方向に流れ、この流れ方向 は矢印F7によって示され、この流れ方向は第3図の面において面80と鋭角α 7を成す。この面80は矢印F8によって示される回転運動を受ける。矢印F7 、F8は第3図の面の中に配置されて相互に角度α7を成し、この角度は液9の 回転方向に対するジェット7の入射角度である。ノズル6の上側面6Aは平坦で あってクラウンを成し、またノズル6の下側面6Bは同じく平坦であって、オリ フィス60が穿孔されている。
ノズル6はルツボの円錐下部2Cの中に配置されている。下部2Cの内側面部分 20C1オリフイス60を備えたノズル6の下端面6B、および開口部21がチ ャンバ22を画成し、ベベル面2Dを横断する細管23がこのチャンバ22の中 に開く。合金4が流れる際に、この細管23を通して中性ガスまたは還元性ガス 24を導入する。このガス24はチャンバ22を充填し、ノズルの下側面6Bに 接触し、従ってオリフィス60から出るジェット7に接触する。このガス24は 徐々にチャンバ22から開口21を通って出る。ガス24は例えば窒素、アルゴ ン、水素、分解アンモニアとし、水素混合物が好ましいが、純粋水素がさらに好 ましい。
ノズル6とルツボ2との間に挟持された継手25がこれらの2部材間の密封性を 保証する。ルツボ2は、ノズル6とこのルツボ2のそれぞれの相異なる要件に対 応する相異なる材料によって構成される。継手25の材料は、ノズル6およびル ツボ2に使用される材料と相違する。
コイル3は銅の細管30を軸線yy°回りに1層のコイル状に巻き付けて成り、 この鋼管30は内部から循環水によって冷却され、その単回30Aは軸線yy′ に対して傾斜され(第2図および第3図)、ルツボの円錐部分2B、2Cおよび 円筒部分2Aに沿って短距離延在する。図面の簡単のため、4単回30Aのみが 第3図に図示されている。最下単回30A1すなわち液層面80に最も近い単回 は、実際上、その対向する面80の部分に対して平行な面の中に配置され、この 最下単回は軸線yy° に沿ってオリフィス60のレベルまで下降している。チ ャンバ22はルツボ2およびノズル6と比較して小である。
下部2Cのベベル面2Dは、チャンバ22に低い高さを与え、またオリフィス6 0と液面80との間に小間隔を与える。そのため、好ましいベベル面2Dの角度 α2Dは角度α7の2倍または2倍に近い。
開口21は好ましくは1mmと2mmの間の直径とする。
本発明は下記の利点を示す。
a)ルツボ2とノズル6について相異なる材料を使用するので、これらの部材の それぞれの相異なる要件に対応する事ができる。
−ルツボ2は、その体積に対応して、余り高価でな(また熱衝撃または強い熱グ ラジェントに抵抗する事ができ同時に液状合金に対して不活性の材料によって製 造されなければならない。このような材料は例えばガラス質シリカであって、こ のルツボは特に熱間引き抜きによって製造される。
一ノズル6は液状合金に対して非常に不活性でなければならない。すなわち、ノ ズルは、液状合金による機械的侵食に抵抗し、従ってこの合金中の溶解に対して 抵抗性でなければならなず、また他方、液状合金の活性元素による還元作用に対 して抵抗性でなければならない。しばしば見られるようなケイ素およびホウ素含 有量の高い可熱定形化合金については、ノズル材料は例えば立方晶形に安定化さ れたジルコン、特に酸化イツトリウム、マグネシア、石灰のいずれかによって安 定化されたジルコンとする事ができる。これは長い使用期間を保証する。
さらに、ノズルの内部輪郭の完全な再現性を保証するように、ノズルを成形およ び焼結加工によって製造する事ができる。
−これらの材料は相異なる物性を有するので、ルツボ2とノズル6の間の相異な る膨張の問題に対応できるように操作温度において十分に流動性であると共に、 圧下液状合金4に対して密封性を保証するように操作温度において十分に粘性を 有する材料から成る継手25によって、これらの材料を結合する必要がある。継 手25の材料は例えばシリカと酸化ホウ素との混合物から成る粉体とする。
b)ノズル6を埋め込んだルツボ下部の成形部分14の全体的形状の故に、下記 の利点が同時的に得られる。
・オリフィス60のレベルにおいてもノズル6を加熱する事ができるので、合金 4の過加熱を防止する事ができる。
・オリフィス60と冷却液9の表面80との間においてジェット7の走行する距 離を短くする事ができ、好ましくは最高151.さらに好ましくは最高5謹−1 最小限2■とする事ができるが、保護ガス24の存在により、ガスの存在しない 場合よりも柔軟性が与えられる。このような小走行距離の故に、ジェットの滴状 分解の開始を防止し、比較的小さい角度α7をもって所望のように操作する事が でき、これにより線材12の良好な連続性を保証する事ができる。角度α7の値 は好ましくは40゜と90°との間に含まれ、さらに好ましくはこの値は50° と70°との間に含まれる。
・ガス24をノズル6と接触するように、オリフィス60とジェット7の周囲に 局在させる事によって、ガスを使用しなければジェット7上に形成される酸化物 がノズル6の下側面6Bに堆積する事を有効に防止し、従ってノズルの寿命を延 長させ、同時にジェット7の合金4の酸化を防止する事ができる。しかもガス2 4の流量は僅少であって、好ましくは0.5d/Sと5ai/sの範囲内にある 。
C)これらのすべての特性により、現在まで使用不能であった鉄含有量の高い従 って経済的な無定形性合金4を使用して非常の抵抗性のある線材を製造する事が できる。
好ましくは合金4は、式FeαCrβSiγBδNiεCoζMOηに対応し、 不可避的不純物以外の元素を含有しない。
前記の式においてα、β、γ、δ、ε、ζ、ηは対応の元素の原子百分比であっ て、これらの百分比は下記の式を満たす。
α≧55; 5≦β≦10; 7.5≦γ≦15;8≦δ≦15; 0≦ε+ζ ≦15; 0≦η≦2゜さらに好ましくは下記の式の少なくとも1つを満たす。
α≧60; 5≦β≦7; O≦ε+ζ≦10゜従ってこの合金は60%(原子 百分比)以上の鉄を含有するので非常に高い鉄含有量を有する。これらの合金は 経済的であり、本発明はこれらの合金を長い無定形線材の連続的製造のために使 用する事ができ、得られた線材はすぐれた機械的特性を有するが、公知の方法で は頻繁な破断を生じ得られた線材が低機械特性を示すので、この種の合金を使用 する事ができない。
実 施 例 下記の本発明による2実施例においては、2種類の可熱定形化合金によって無定 形線材12を製造するために装置1が使用される。これらの2実施例を実施する ため、装置1は下記特性を有する。
−ドラム11の内径:470mm; −使用流体9:水;水層8の厚さ:20mm;水の温度:5℃;水層8の表面8 0は大気圧にある。
−角度α7:52° ; −ガス5:ヘリウム、ガス圧=4.5バール(450,000Pa) ; 一輪線yy’ に沿ったゼオライト6のオリフィス60と表面80との間隔:3 mm; 一保護ガス24:水素;1バールの圧力と常温(約20℃)におけるガス24の 流量: 2.22ci/s1すなわち細管23中の流速:280cm/s0−ル ツボ2は透明ガラス質ケイ素で製造; ルツボ2の部分2A、2Bおよび2C( ベベル面2Dの手前)の壁体厚さ:約3 mll1; 角度(22B :約90 ゛ ; 角度α2C:約35° ; 角度α2D:約120° ;−単軸圧縮成 形および焼結技術によって形成され酸化イツトリウムで安定化されたジルコンか ら成るノズル6;ノズル6の壁体厚さ:約1■; 軸線yy°に沿った高さ 約 5■; このノズル6は円錐形内側面および外側面を有し、円錐形の角度(図示 されず)はα2C,すなわち35°に等しい; 一継手25はシリカと酸化ホウ素との混合物によって製造される; 一軸線yy゛に沿ったチャンバ22の高さ:約2■、開口21の直径:約1■。
実施例 1 下記組成の可無定形化性合金を使用する:F e 61Co IOCr 7 S  + 9 B 13前記の式の数字は原子百分比を示す。
線材成形は下記条件で実施される。
−液状合金温度:1250℃; 一オリフィス60の直径:110μm;−ドラム11の内側面10の線速:9. 04m/s;直径98μm1急冷粗状態で標準偏差59をもって3237MP  aの平均引張り破断荷重を有する連続1760mの無定形線材12が得られる。
実施例 2 下記組成の可無定形化性合金を使用する:Fe71Cr7 Si9 B13 数字は原子百分比を示す。
線材成形は下記条件で実施される。
−液状合金温度:1260℃; 一オリフィス60の直径=118μm;−ドラム11の内側面10の線速二9゜ 33rn/s。
直径109μmを有し、急冷粗状態で標準偏差38をもって3219 M P  aの平均引張り破断荷重を有する連続1145mの無定形線材12が得られる。
第4図は本発明による他の装置40の一部を示す。この装置40は前記の装置1 と類似であるが下記の相違点を有する。この装置40においては、ルツボ41は 装置1の上部2Aと類似の円筒体上部41Aを含む。この部分41から下方に円 錐部分41Bが延長され、この円錐部分41Bの下端は同じく円錐形のベベル面 41Cを示す。部分41Bと面41Cの円錐角度はそれぞれα41Bおよびα4 1cで示される。
ノズル42はノズル6と類似形状を有するが、このノズル42は、そのオリフィ ス420がルツボ41の下方外部に配置されるように部分41Bの下部に配置さ れ、従ってノズル42は円錐部分41Bからルツボ41の外部に突出している。
ルツボ41の下部41Bの下方にあるノズル42の部分はリング44によって包 囲され、このリングに穴45が開けられ、この穴からパイプ43が入って、この パイプを通してガス24がリング44の中に入る。このリング44は例えば円筒 体の一部の形状を成し、このリング44の上側面46がベベル面41Cに対して 密封的に固着されてオリフィス420を包囲し、リングの下側面47は、その対 向する冷却液面80の部分から短距離に実際上平行に配置される。この構造にお いて、角度α41Bは例えば装置1の角度α2Bより小である。
この装置40は、リング44の内側面と、このリングによって包囲されたベベル 面41Cの部分と、ノズル42の表面部分とによって形成されたチャンバの中に おいて、ガス24をノズル42の下端部分とジェット7との周囲に、オリフィス 420に対して局在させる。
リング44の材料は例えばルツボ41の材料と同一とする。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において任 意に変更実施できる。例えば、前記の寸法特性、特にルツボ2およびノズル6の 角度と壁体の厚さは広い限度内において変動させる事ができる。
巳BLユ 巳BL且 国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 レグラ、ミシェル フランス国ポールガールーレベツク、し、グラビニール(番地なし) (72)発明者 ロシュ、ジャン フランス国う、ロシューブランシュ、リュ、デ、フールーアーシオー、4

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.可無定形化性合金の溶融ジェットをノズルオリフィスを通す段階と、回転ド ラムの内側面に対して遠心力によって張り付けられた冷却液の中に前記ジェット を導入する段階とから成る鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造法におい て、 a)合金を収容するルツボと、前記ルツボの一端に配置されたノズルとを使用し 、前記ルツボとノズルは相異なる材料から成り、また前記ルツボおよびノズルの 材料と相違する材料から成る継手によって前記ルツボおよびノズルが相互に結合 される段階と、 b)ルツボとノズルの中の合金を同時に加熱する手段を使用する段階と、 c)ノズルの出口において不活性ガスまたは還元性ガスを直接にジェットに接触 させる段階とを含む鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造法。
  2. 2.前記ルツボはジェットを通過させる開口を備えた少なくとも1つの円錐部分 を含み、前記ノズルは少なくとも部分的に前記円錐部分の中に配置されることを 特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記ノズル全体が前記円錐部分の中に配置され、前記円錐部分とノズルオリ フィスの配置されたノズル端面とがチャンバを画成し、このチャンバの中に管が 開き、この管を通して前記チャンバの中にガスを導入し、また前記チャンバはジ ェットを冷却液方向に通過させる開口を含むことを特徴とする請求項2に記載の 方法。
  4. 4.前記ノズルは部分的にのみ前記円錐部分の中に配置されて、そのオリフィス がこの円錐部分からルツボ外部に突出し、ノズルの出口においてジェットと直接 に接触させるようにガスを導入する管がノズルオリフィスを包囲するチャンバの 中に開き、このチャンバはジェットを冷却液方向に通過させる開口を含むことを 特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 5.ルツボはガラス質シリカから成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ かに記載の方法。
  6. 6.ノズルは立方晶形に安定化されたジルコンから成ることを特徴とする請求項 1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 7.ノズルは酸化イットリウム、マグネシア、石灰の少なくとも1つによって安 定化されたジルコンから成ることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 8.前記継手はシリカと酸化ホウ素との混合物から成ることを特徴とする請求項 1乃至7のいずれかに記載の方法。
  9. 9.前記チャンバは少なくとも部分的にガラス質シリカから成ることを特徴とす る請求項4に記載の方法。
  10. 10.式FeαCrβSiγBδNiεCoζMoηに対応する合金を使用し、 前記の式においてα、β、γ、δ、ε、ζ、ηは対応の元素の原子百分比であっ て、これらの百分比は下記の式を満たすことを特徴とする請求項1乃至9のいず れかに記載の方法:α≧55;5≦β≦10;7.5≦γ≦15;8≦δ≦15 ;0≦ε+ζ≦15;0≦η≦2。
  11. 11.下記の式の少なくとも1つを満たすことを特徴とする請求項10に記載の 方法: α≧60;5≦β≦7;0≦ε+ζ≦10。
  12. 12.ノズルオリフィスと冷却液との間においてジェットの通過する距離は少な くとも2mm、最大15mmに等しいことを特徴とする請求項1乃至11のいず れかに記載の方法。
  13. 13.ノズルオリフィスと冷却液との間においてジェットの通過する距離は少な くとも2mm、最大5mmに等しいことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 14.ジェットと冷却液との接触は、冷却液回転方向に対して40°乃至90° の範囲内の入射角度で実施されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか に記載の方法。
  15. 15.前記入射角度は50°乃至70°の範囲内に含まれることを特徴とする請 求項14に記載の方法。
  16. 16.鉄をベースとする可無定形化性合金を溶融状態で収容する事のできるルツ ボと、前記ルツボの一端に配置されたノズルと、液状合金を冷却液の方向に、ジ ェットの形でノズルオリフィスを通過させるために圧力を加える手段と、ドラム と、冷却液を前記ドラムの内側面に対して層の形で張り付けて前記ジェットの急 速固化によって無定形線材を生じるように、前記ドラムを軸線回りに回転させる 手段とを含む鉄をベースとする無定形金属合金線材の製造装置において、 a)前記ルツボとノズルは相異なる材料から成り、また前記ルツボおよびノズル の材料と相違する材料から成る継手によって前記ルツボおよびノズルが相互に結 合され、 b)前記装置はさらに前記ルツボと前記ノズルの中の合金を同時に加熱する手段 を含み、 c)前記装置は、さらにノズルの出口において不活性ガスまたは還元性ガスを直 接にジェットに接触させる手段を含む事を特徴とする鉄をベースとする無定形金 属合金線材の製造装置。
  17. 17.前記ルツボはジェットを通過させる開口を備えた少なくとも1つの円錐部 分を含み、前記ノズルは少なくとも部分的に前記円錐部分の中に配置されること を特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 18.前記ノズル全体が前記円錐部分の中に配置され、前記円錐部分とノズルオ リフィスの配置されたノズル端面とがチャンバを画成し、前記のガス導入手段は 前記チャンバの中にガスを導入するように前記チャンバの中に開く管を含み、ま た前記チャンバはジェットを冷却液方向に通過させる開口を含むことを特徴とす る請求項17に記載の装置。
  19. 19.前記ノズルは部分的にのみ前記円錐部分の中に配置されて、そのオリフィ スがこの円錐部分からルツボ外部に突出し、前記のガス導入手段はノズルオリフ ィスを包囲するチャンバの中に開く管を含み、このチャンバはジェットを冷却液 方向に通過させる開口を含むことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  20. 20.ルツボはガラス質シリカから成ることを特徴とする請求項16乃至19の いずれかに記載の装置。
  21. 21.ノズルは立方晶形に安定化されたジルコンから成ることを特徴とする請求 項16乃至20のいずれかに記載の装置。
  22. 22.ノズルは酸化イットリウム、マグネシア、石灰の少なくとも1つによって 安定化されたジルコンから成ることを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. 23.前記継手はシリカと酸化ホウ素との混合物から成ることを特徴とする請求 項16乃至22のいずれかに記載の装置。
  24. 24.前記チャンバは少なくとも部分的にガラス質シリカから成ることを特徴と する請求項19に記載の装置。
  25. 25.ノズルオリフィスと冷却液との間においてジェットの通過する距離は少な くとも2mm、最大15mmに等しいように成されたことを特徴とする請求項1 6乃至24のいずれかに記載の装置。
  26. 26.ノズルオリフィスと冷却液との間においてジェットの通過する距離は少な くとも2mm、最大5mmに等しいことを特徴とする請求項25に記載の装置。
  27. 27.ジェットと冷却液との接触は、冷却液回転方向に対して40°乃至90° の範囲内の入射角度で実施されることを特徴とする請求項16乃至26のいずれ かに記載の装置。
  28. 28.前記入射角度は50°乃至70°の範囲内に含まれることを特徴とする請 求項27に記載の方法。
  29. 29.請求項1乃至15のいずれかに記載の方法によって得られた無定形合金線 材。
  30. 30.請求項16乃至28のいずれかに記載の装置によって得られた無定形合金 線材。
  31. 31.請求項29または30のいずれかに記載の線材によって補強された製品。
  32. 32.タイヤ外皮であることを特徴とする請求項31に記載の製品。
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