JPH06507393A - 水溶性高粘度品位セルロースエーテルの薬剤組成物とその使用 - Google Patents

水溶性高粘度品位セルロースエーテルの薬剤組成物とその使用

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JPH06507393A JP4507563A JP50756392A JPH06507393A JP H06507393 A JPH06507393 A JP H06507393A JP 4507563 A JP4507563 A JP 4507563A JP 50756392 A JP50756392 A JP 50756392A JP H06507393 A JPH06507393 A JP H06507393A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 水溶性高粘度品位セルロースエーテルの薬剤組成物とその使用発明の背景 本発明は一般に水溶性高粘度品位セルロースエーテルの組成物の製薬学的使用に 関し、さらに詳細には血清脂質濃度、特に総血清コレステロール、血清トリグリ セリドおよびLDLコレステロール濃度を低下させるためおよび/または血糖濃 度の食後上昇を抑制するための水溶性高粘度品位セルロースエーテルを含有する 組成物に関する。 糖尿病 真性糖尿病は米国内でおよそ1500万人がかかつている病気であり、いくつか の異質のタイプを含む病気であるが、一般的に2つの主なカテゴリーすなわちI 型とTI型とに分けられる。 “若年期発症−糖尿病という言葉は“インスリン 依存性糖尿病″ (IDDM)あるいはI型糖尿病という言葉で置き換えられて いる。このタイプの糖尿病は年齢にかかわらず発病しつるものであり、そしてそ の特徴はインスリン不足、インスリン依存、ケト−シス傾向などでありかつ多く の場合突発的に発症するという特徴がある。しかしながら、成人ではその発症は β−細胞機能がよりよく保存されて徐々に進行する。遺伝的ファクターと自己免 疫疾患をひきおこす外的ファクター(たとえばウィルス)がこの病気の進行に重 要な役割を果たすと考えられている。米国内の糖尿病患者の約15パーセントは I型糖尿病である。 “熟年期発症゛糖尿病という言葉は“非インスリン依存性糖尿病”(N I D DM)あるいはII型糖尿病という言葉で置き換えられている。米国内の全ての 糖尿病の約80%はこのカテゴリーのものである。このタイプの糖尿病はインス リン分泌障害とインスリン抵抗との両者に特徴がある。患者の大部分は肥満した 成人であり、そして場合によっては減量によって正常血糖にもどすことができる 。しかしながら、このタイプの糖尿病は非肥満型の人ならびに子供にも起きるこ とがある。ダイエツトならびに経口低血糖剤が十分な処置とはならない場合には インスリンが使用しつるが、このタイプの糖尿病はインスリン依存性ではなくケ ト−シス傾向もない。このタイプの糖尿病には強い遺伝的根拠があるが、自己免 疫疾患については根拠がない。 N I DDMにかかっていると思われている患者のうちの少数、多分5パ一セ ント程度はインスリン分泌細胞抗体の存在によって証明されるように実際には漸 進性IDDMであると推定される。このような患者は場合によってはインスリン 依存性となる。 糖尿病の処置で一般的に受け入れられている目標は以下のことである: (a)症状を緩和すること; (b)生活の質を改善すること;及び (C)急性合併症(たとえば過浸透性昏睡:hyperosmolar com aおよびケトアシド−シス)と慢性合併症(たとえば、ニューロパシー、ネフロ バシー、早アテローム性動脈硬化)との両者の予防。 インスリン投与はIDDM糖尿病およびいくつかのNIDDMケースにおいて選 択される処置である。最近のコスト低下と製剤の進歩にともなうヒトインスリン の導入はこの処置法をより効果的なものとしている。さらに加えて、ヒトインス リンは抗インスリン抗体、インスリン抵抗、インスリンアレルギーの如きまれな 条件を伴っている糖尿病の場合に選択される処置である。一般に、ヒトインスリ ンで処置された患者はブタインスリンで処置された患者に比較して抗インスリン 抗体の率は低いが、その低い意味は不明である。しかしながら、この処置にはア レルギー反応、?I雑な投薬規制、なかんずく、重症の低血糖の偶発事故などを 含む重大な問題がある。偶発事故はしばしば他人の助けを必要とするほどに重症 であり、場合によっては昏睡に陥る。濃厚インスリン療法に頻発する合併症の1 つは2a、m と3a、m、の間に血糖値最下点をもつ夜間低血糖症である。 経口低血糖剤による処置は通常N I DDM糖尿病に処方される。 インスリン抵抗と分泌障害はNIDDMの病因論のキーファクターであるからし て、処置はインスリン分泌の改善とインスリン抵抗の低減により代謝正常性を回 復することを自損している。インスリン抵抗は増大した体重と関連しているから 、最初のアプローチはダイエツトと運動のプログラムを含む。このような治療が 失敗した時に薬剤による処置の開始が考慮される。現在まで最も効果的な経口低 血糖剤はスルホニル尿素とビグアニドならびに目下臨床研究中の他のいくつかの 薬剤である。 米国においては、現在数種類のスルホニル尿素剤が入手可能である。トルブタミ ド、アセトヘキサミド、 トラザミド、クロプロパミド、グリビジド、グリブリ ドなどがそれである。これら薬剤の作用のメカニズムは基本的にはグルコースに 対するβ−細胞の感受性を高める能力にある。したがって、これら薬剤はインス リン分泌β−細胞を欠いているIDDMの患者、および膵切除術を受けた患者に は無効である。1970年代に、論争的研究の結果トルブタミドは効果がなく心 臓血管死の危険を増大することが示された、1970年代後半にはスルホニル尿 素の使用が復活し、その結果、スルホニル尿素剤で処置を受ける患者が数および パーセントの両方で増加している。米国内のN I DDM患者のほぼ40%が 現在この種類の薬剤で処置されている。 スルホニル尿素は一般的によく許容される薬剤であり、副作用のために治療を中 断する患者はわずか2%にすぎない、最も重要な副作用はGI失調と体重増加で ある。すべての薬物的低血糖剤にかかわる最も普通の重い合併症は低血糖症であ る。英国で広く行われた調査では、スルホニル尿素で処置された患者の20%が 6か月の期間内に少なくとも1回は症候的低血糖の偶発事故を経験していた。 しかしながら、スエーデンとスイスからのデータはスルホニル尿素による重症低 血糖の発生は年1000人の患者につき約0.22人である。これに対して、イ ンスリンの場合は年1000人の患者につき約100人である。スルホニル尿素 剤のいま1つの問題はそれが胎盤を通過して胎児β−細胞からのインスリンの分 泌を刺激することである。さらに、他の薬剤が薬力学的および薬物動力学的相互 作用を通じてスルホニル尿素の低血糖作用に影響を及ぼす可能性がある。したが ってこれらの薬剤は肝臓病をもつ患者あるいは別の薬を服用している患者には慎 重にかつ減少された投与量で与える必要がある。さらにまた、スルホニル尿素剤 はサルファ剤にアレルギーのある患者およびIDDMの患者には禁忌である。な ぜならば、この薬剤は内因性インスリン不在には無効であるからである。 ビグアニド剤は現在米国では使用されていない。ヨーロッパとカナダでは広く使 用されておりそして世界中の経口低血糖剤の処方の25%に達しているビグアニ ドメトフォルミン(biguanidewetforminlのみが目下米国で 臨床試験を受けているところである。 スルホニル尿素に比較して、メトフォルミンは低血糖症や体重増加を惹起するこ とは稀であり、しかも血中脂質濃度をより良くコントロールすることができる。 メトフォルミンの作用のメカニズムはまだよくわかっていない。しかしながらそ のメカニズムはインスリン分泌刺激を含まない。糖の胃腸管内(GI)吸収の減 少、嫌気性解糖の刺激、糖新生の抑制、組織の糖吸収の促進およびインスリン− レセプター結合の増加、これらすべてが作用の態様としてあげられている。メト フォルミンは患者のほぼ5%が副作用によりこの薬剤の使用を中止させられてい るところからみて、スルホニル尿素剤よりも許容性が低いものと見られる。最も 一般的な副作用は消化管に現れそして最初は患者の5乃至20%に起こる。しか しこれらの作用は通常一過性である。まれであるがしかし重大な副作用は乳酸ア シドシースである。これが発症した患者は30%が死に至っている。 さらにまた、メトフォルミンの使用は腎不全の患者、妊娠中の患者および組織無 酸素症と細胞同化変調があって乳酸塩の産生を促進するおそれのある患者には禁 忌である。 高2−にスj−ジ−ニ」弓1症 脂質は血漿リポタンパク質によって血液中に運搬される。リポタンパク質(これ は全血清タンパク質の8乃至10%を占める)は特定タンパク質(アポリポタン パク質として公知)ならびに各積雪のコレステロール、トリグリセリド、リン脂 質を含有している。絶食状態で血漿に見出される主要3種のりボタンバク質は極 低密度リポタンパク質(VLDL)、低密度リポタンパク質(LDL)、高密度 リポタンパク質(HDL)である。VLDLは50%以上のトリグリセリド、約 20%のコレステロール、約lO%のタンパク質を含む。LDLはかなり粒子が 小さく約50%のコレステロール、20%のタンパク質および約5%のトリグリ セリドを含んでいる。HDLは最も小さいリポタンパク質であり、約50%のタ ンパク質、10%のトリグリセリド、20%のコレステロールを含んでいる。 さらに加えて、脂肪を含む食事をとると腸管内で合成されたキロミクロンが一過 性的に血漿内申に現れそして数時間のうちに循環から消える。これは絶食状態で は通常存在せず、約90重量%のトリグリセリドと5%のコレステロールを含有 している。 普通の成人のヒトの体内では、L D Lが循環コレステロールの約65%を運 搬し、HDLが約25%そしてVLDLが約10%を運搬する。個々のコレステ ロール濃度を計算するためには、全コレステロール、トリグリセリドおよびHD  Lコレステロールが測定されそしてLDLコレステロールは公知の下記経験的 関係式により計算される: LDI−コレステロール=全コレステロール−HDLコレステロール(トリグリ セリド15) それぞれ濃度はI!Ig/dLで表される。 “トリグリセリド15″という表 現はVLDLコレステロール濃度の推定値であり、VLDL中のコレステロール :トリグリセリドの比に基づいている。 最近、比“トリグリセリド/6.3″を使用するとVLDLコレステロールのよ り正確に近い測定値が与えられると報告されている。 また、上記の関係式はトリグリセリド濃度が800 mg/dLより低い場合に のみ有効である。その他の場合には、LDLコレステロール濃度は直接測定しな ければならない。 高血中コレステロール濃度は多くの場合ヒトのアテローム性動脈硬化症の発生の 原因であると考えれている。高コレステロール血症(高血中コレステロール濃度 )の処置において最初に選択される薬剤は胆汁酸金属イオン封鎖剤(たとえばコ レスチラミン、コレスチラミン)とニコチン酸である。ニコチン酸(ナイアシン )は肝臓からのVLDL粒子の合成を低減させることによって脂質を減少させる 、すなわち換言すれば、LDLコレステロールの形成を抑制する。 ナイアシンの主たる副作用は血管拡張である。これは強度の暑がり、顔の紅潮、 頭痛、めまいなどをひき起こす。コレスチラミンは臨床実験でCHDの危険を低 下させることが明らかとなり、その長期間の使用の安全性が確認された。しかし ながら、この薬剤が十分患者に受け入れられるためには相当な患者教育が必要で ある。 コレスチラミンとコレスチラミンは腸管内腔で胆汁酸と結合する非吸収性陰イオ ン交換樹脂である。その結果、これらの剤は肝細胞内でのコレステロールの胆汁 酸への変換を増加させそして細胞壁におけるLDLレセプターの合成を刺激する 。LDLレセプター数の増加は血漿から細胞内への取り込みを増加させ、血中の 全コレステロールの減少をもたらすのである。これらの剤は血中コレステロール を顕著に低下させることができる。事実、樹脂治療は死亡数および罹患者死亡率 の低下にきわめて有効であることが判明している。 胆汁酸金属イオン封鎖剤によって達成される脂質低下の程度は剤投与量の関数で ある。1つの研究では、1パツクのコレスチラミンの投与が全コレステロールを 約3%低下させた。したがって、−日2乃至4バツク(コレスチラミン8乃至1 2g)の投与で全コレステロールを約10%下げることができるはずであり、− 日当り5乃至6バツク(20乃至24g)の完全投与では全コレステロールを約 16%下げることができるはずである。 コレスチラミンは砂のような組織を持ち、経口的投与された時。 渋みがあり飲み込みが不快である。胆汁酸金属イオン封鎖剤を使用する際のいま 1つの難点はしばしば副作用が伴うことである。腹の鼓張、満腹感、腹痛、便秘 、ガスで腹の張る感じ、吐き気およびその他の胃腸にかかわる愁訴がこの剤を服 用している患者の約70%に生じている。そしてこれが患者にこの療法に対する 承認をためられせている。いくつかの研究の結果では、全コレステロール低下率 が14%から10%まで落ち、LDLコレステロール低下率は20%から15% まで落ちているが、その原因のほとんどはこの療法に対して快く受け入れる気持 ちが患者に乏しいためと思われている。 さらに、コレスチラミンは他の薬物および治療薬と結合する劇作用もあり、これ によってそれらの有効性が減じられる。かかる相互作用(すなわち樹脂に薬が吸 収されてしまって薬の吸収量が少なくなること)を最小限におさえるためには本 樹脂の投与の少な(とも1時間前あるいは4時間後に薬物を投与しなければなら ない。 コレスチラミンを含有する組成物の製造方法は公知であり、U、 S。 Patents Nos、 3.308.020 ; 3,383,281 ;  3,499.960 ; 3,947.272などに2敏されている。−日の 最大有効投与量はコレスチラミンが24gそしてコレステロールが30gである 。 1尿−乳番皇二yll−唄二反、L1iLJ薬1工J工j11〃遣l糖尿病の処 置における食餌療法用繊維の効果についてこれまで多くの研究がなされてきた。 ダイエツト繊維、ダイエツトの内容、炭水化物と脂質同化などの間の関係はかな り複雑と思われる。ダイエツト繊維に最適な効果を発揮させるためには、それが 高炭水化物ダイエツトの一部として与えられねばならないようである。糖尿病の 患者の低炭水化物の規定食に添加される繊維はほとんど効果を示さない。これに 対して、同じ繊維が高炭水化物規定食に添加された場合には一貫した改善が見ら れる。 他方、食事にある種の可溶性繊維たとえばグアー、ペクチンなどを添加すると正 常な被験者にも糖尿病の被験者にも食後血糖の低下があられれる。糖尿病の場合 では、この血糖低下はインスリンの必要投与量を減少さうるものであれば十分で ある。補助的繊維はそれが水の中で粘性溶液を形成しつる場合にのみ有効たり得 るものと考えられる。たとえば、非粘性グアーは食後血糖濃度に作用を及ぼさな い。しかしながら、すべての水溶性繊維が効果を示すとは限らない。たとえばト ラガカントゴムは食後の最初の時期における一時的効果を除外すれば血糖濃度を 下げる能力はない。 ブシリウム(psyl lium)、グアー、β−グルカンなどの可溶性植物繊 維の摂取もコレステロール低下に効果があるが、これら可溶性繊維はグラム当り の効果が大きくない。さらに、可溶性植物繊維は結腸細菌によって容易に同化さ れる(メタン、二酸化炭素、水素の広範な嫌気産物を生じる)からして、これら 植物繊維が治療学的有効量で投与された場合には、大いなるガスによる腹の鼓張 感、腹のふくれ、ならびに極端な腹部不快感を惹起することが公知である。 注意すべきことは、ブシリウムがその種子のさやから製造され、そのさやはブシ リウムに関して公知のある種のアレルゲンをもつタンパク質含有さや部分で一般 に汚染されていることである。 摩砕したブシリウム種子が血清コレステロール濃度を下げかつ高血糖症として公 知のヒトの患者の過剰な血液グルコース濃度レベルを低下させる働きがあること が認識されている。1990年4月11日に公開されたEPO公開特許願036 2926には、ブシリウム種子のさやを含有する製品を使用することがヒトの血 清コレステロール濃度の低下ならびに糖尿病の血糖濃度の管理に有効であること が冥己載されている。 1989年3月29日に公開されたEPO公開特許願0309029には、ブシ リウムとポリオールポリエステルとを含有するクツキーが血中コレステロール濃 度の低下のために有用であることが記載されている。 1989年7月12日に公開されたEPO公開特許願0323666には、ブシ リウムまたはポリオールポリエステルと組み合わせてコレスチラミンを含有する 製品を経口投与のコレステロール低下組成物として使用することが記載されてい る。 ブシリウムによる全血清コレステロールの低下はLDLコレステロールの低下を 介するものであると思われる。トリグリセリドの低下は一定していない。研究の 結果はトリグリセリド濃度にグアールがなんの作用も及ぼさないことを示してい る。 ブシリウムに対して行われた1つの研究はこの物質が全血清コレステロールを1 5%低減させることを示している。しかしながら、追加的臨床研究では通常の低 下レベルは4乃至6%の範囲がより一般的であることを示した。小麦フスマ、セ ルロース、リグニンなどその他の繊維は血清コレステロールの抑制に効果がなG 1゜さら番二、この追加的研究ではペクチンを使用した処置がなんらかのコレス テロール濃度低下を導くという事実は見い出されなかった。 現在高コレステロール血症または高血糖症の処置のため市販されている組成物の 口当たりの悪さがこのような組成物を毎日服用する食餌療法に患者がなかなか同 意しない第一の理由であること力(確認されている。からす麦フスマもグアール も腹の鼓張、下痢、一時的腹痛などの胃腸の副作用を伴い、このため患者の同意 力(きわめてとりに(くなっている。さらに長期間の繊維の投与はビタミン不足 やミネラル不足を招く。このような患者の認容率の低さは従来公知の組成物より も服用し易くかつより効果のある低コレステロール血症および/または高血糖症 装置用組成物が強くめられてし)ることを明確に示している。 すなわち、水溶性高粘度品位のセルロースエーテルを含有する製薬的組成物を使 用して動物のL D L血清コレステロール濃度を低下させそして食後血糖濃度 上昇を低減させるシステムが必要とされるでいる。さらに加えて、上記した問題 点を解決し、そして従来公知の組成物よりもはるかに服用し易くかつより効果の ある組成物を使用して、動物、特にヒト患者の血清コレステロール低下させるお よび/または食後血糖濃度の上昇を低減させるシステムが必要とされるているの である。 したがって本発明の1つの目的は食後血糖応答濃度レベルおよび/または血清脂 質濃度レベルを顕著に低下させる食餌療法補助組成物を提供することである。 本発明のいま1つの目的はHDLコレステロール濃度に目立った!3響をおよぼ すことなく、全血清コレステロール、LDLコレステロールおよびトリグリセリ ドの濃度レベルを顕著に低下させる食餌療法補助組成物を提供することである。 さらにいま1つの本発明の目的は微少栄養素の同化に好ましい、ただし最小限の 作用をもちながら、食後血糖応答濃度レベルおよび/または血清脂質濃度レベル を顕著に低下させる食餌療法補助組成物を提供することである。 本発明のさらにいま1つの目的は試験された全患者の95%以上に顕著かつ一貫 した全血清コレステロールの低下をもたらす食餌療法補助組成物を提供すること である。 さらにいま1つの目的は満足のできる効果を得るために必要な投与量範囲におい て被験者によって十分に受け入れられる食後血糖応答濃度レベルおよび/または 血清脂質濃度レベルを顕著に低下さゼる食餌療法補助組成物を提供することであ る。 本発明のさらにいま1つの目的は従来技術の食餌療法繊維によって惹起される腹 の不快感、胃腸の鼓張感、下痢などの好ましくない副作用を最小限におさえなが ら、食後血糖応答濃度レベルおよび/または血清脂質濃度レベルを顕著に低下さ せる食餌療法補助組成物を提供することである。 さらにいま1つの目的は系統的副作用を伴うことなく、食後血糖応答濃度レベル および/または血清脂質濃度レベルを顕著に低下させる食餌療法補助組成物を提 供することである。 さらなる本発明の目的は発酵性ではない、したがって結腸内でガスを発生する可 能性の少ない食餌療法補助組成物を提供することである。 さらにいま1つの付加的な目的はその投与量が正確に規定されつる、食後血糖応 答および/または血清脂質濃度レベルを低下させる組成物を提供することである 。 さらにいま1つの本発明の目的は室温で貯蔵することができる食餌療法補助組成 物を提供することである。 本発明のさらにいま1つの目的は、食後血糖応答濃度レベルおよび/または血清 脂質濃度レベルを顕著に低下させることができしかもアレルギー反応の危険がな く被験者によって十分に受け入れられる食餌療法補助組成物を提供することであ る。 発明の要約 −F記およびその他の目的を達成する本発明は、第一に、動物における血清脂質 濃度の低下または食後血糖濃度上昇を軽減させることのできる消化可能な組成物 を提供する。本発明によれば、この組成物は一日あたり合計少なくとも5g、最 高的50gの水溶性高粘度品位セルロースと少なくとも1種の製薬的に許容され る不活性成分を与える。 本明細書で使用される”製薬的に許容される不活性成分”という言葉は動物に投 与された時に血清脂質濃度の低下および/または食後血糖濃度上昇の軽減のため に役立つ本発明による水溶性、高粘度品位セルロースエーテルと混合しつる摂取 可能な非毒性物質を意味する。典型的には、かかる製薬的に許容される不活性成 分は液体形状または固体形状でありそして本明細書に記載されているような食用 食物マトリックスでありうる。 本摂取可能な組成物はさらに該高粘度品位セルロースエーテルな水和、溶解また は分散するために十分な量の水を含む。 本高粘度品位セルロースエーテルの重要な特徴はそれが非毒性、非イオン性、不 活性そして、もちろん、食べることができることである。各種実施態様における 好ましい高粘度品位セルロースエーテルはヒドロキシプロピルメチルセルロース 、メチルセルロースまたはヒドロキシエチルセルロースの化学的カテゴリーに属 するものである。 本発明の摂取可能な組成物の1つの特定の実施例においては、摂取可能な組成物 は水性ゼラチン組成物の形状であり、重量%で下記成分を含有する: a、水約60%乃至99%; b、ゼラチン約05%乃至10%:及びC1高粘度品位セルロースエーテル約0 .5%乃至5.0%。 本発明の別の実施例においては、その食用組成物品はクツキーの形をとり、下記 成分を含有する: a、水溶性、高粘度品位セルロースエーテル約10%乃至25%: b、汎用小麦粉約10%乃至40%; C1甘味料約5%乃至30%; d、水約5%乃至40%:及び e、常用クツキー添加物が残分。 動物の血清脂質濃度低下または食後血糖濃度上昇の軽減のために役立つ摂取可能 な組成物の製造方法は下記工程を包含する:(1)請求項1乃至lO記載の水溶 性、高粘度品位セルロースエーテルを a)対応するスラリーまたは稀釈剤中のセルロースエーテルフロックを水酸化ナ トリウムと反応させてアルカリセルロースを生成させ: b)そのアルカリセルロースを加圧上適当なアルキル化剤と反応させ; C)その反応生成物を中和し、次に乾燥して摩砕することによって製造し、そし て (2)得られたセルロースエーテルを少なくとも1種の製薬的に許容される不活 性成分と混ぜ合わせる。 処置を必要とするヒトまたは動物の血清脂質濃度低下または食後血糖濃度上昇の 軽減を選択に行う方法によれば、その方法は当該ヒトまたは動物に、そのヒトま たは動物に対して所望の効果を達成するために有効な量の水溶性高粘度品位セル ロースエーテルを含む組成物を投与するステップを包含する。 典型的には使用される高粘度品位セルロースエーテルの量は少なくともlogで ある。はとんどの実施態様においては、高粘度品位セルロースエーテルの量は各 規定食あたり10乃至50gである。 低密度リポタンパク質血清コレステロール低下の場合には、高粘度品位セルロー スエーテルの投与量は、動物の低密度リポタンパク質血清コレステロールの後処 置濃度レベル−このレベルは前処置レベルよりも少なくとも15%低い−を達成 するために有効な量である。 もちろん、高粘度品位セルロースエーテルは患者の血糖の食後上昇をその全体に わたってコントロールする上で所望される濃度レベルを達成するために有効な量 で、好ましくは食間または食事と一緒に使用することができる。 前記したように、本発明は動物、特にヒトの低密度リポタンパク質(LDL)血 清コレステロール濃度の選択的低下および/または食後血糖濃度上昇の軽減を自 損している。処置を必要とする患者に投与される本組成物は経口摂取に適しそし て活性成分として水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを含有するものである 。したがって。 セルロースエーテルは動物またはヒトの患者にとって非毒性でなければならずそ して胃腸管内での酵素または細菌の攻撃に対して抵抗性があるように非イオン性 、不活性であることが好ましい。前記したように1本発明の食用組成物は嫌な味 あるいは悪い味がしない。 図面の簡単な説明 本発明の上記ならびにその他の目的、特徴および利点は添付図面に関連して以下 の詳細の詳細な説明を読むことにより一層明らかに理解されるであろう。 図1は本発明に従って1=20の水性グルコース溶液として水溶性高粘度品位セ ルロースエーテル、特定的にはヒドロキシプロピルメチルセルロースを同時投与 した(1つの曲線“B″)後の複数の犬における時間に対する血清糖濃度レベル の推移を示す曲線グラフである; 図2は1:5の水性グルコース溶液として図1の場合と同じ高粘度品位セルロー スエーテルを同時投与した(1つの曲線”B″)後の複数の大における時間に対 する血清糖濃度レベルの推移を示す曲線グラフである; 図3は縦軸に対応する正の調節値のパーセントとしての時間に対する血清糖濃度 レベル推移曲線の下の面積(AUC)をとり、横軸に37℃、 l5ec−’で 測定したセルロースエーテル含有1:20グルコース溶液のインプット粘度をと ったグラフである;図4は1:20のセルロースエーテル含有グルコース溶液の 場合の最高血清糖濃度値CPが犬たちに現れた時間T、と37℃、1secで測 定したインプット粘度との関係を表すグラフである;図5は切開した大の上部十 二指腸で回収した内腔内容物(キームス: chymelの粘度をコンシスチン シー指数(K)値として表して、インプット食事粘度に対して示したグラフであ る;図6は切開した犬の中間空腸で回収したキームスの場合の、内腔内容物の粘 度をコンシスチンシー指数(KJ値として表して、インプット食事粘度に対して 示したグラフである;図7は切開した犬の上部十二指腸(ロ)と中間空腸(−) とで観察されたキームス回収物についての平均遅延時間、sin、をコンシスチ ンシー指数として表した内腔内容物粘度に対して示したグラフである; 図8は切開した犬の上部十二指腸から回収されたキームスについての通過速度定 数、win−’を、コンシスチンシー指数として表した内腔内容物粘度に対して 示したグラフである;図9は切開した犬の中間空腸から回収されたキームスにつ いての通過速度定数+5in−’を、コンシスチンシー指数として表した内腔内 容物粘度に対して示したグラフである。 詳細な説明 セルロースエーテルは多くの産業で、たとえば、 粘度調節剤として、乳化剤と してまた結合剤として長い間使用されてきた。製薬的製品におけるセルロースエ ーテルの使用もまた公知である。製薬的製品におけるセルロースエーテルの有用 な機能はコーティング剤、コンパウンド助剤あるいは放出制御剤として役立つこ とである。このような用途のために必要されるセルロースエーテルの鳳はきわめ て少量すなわち組成物のわずかなパーセントを占めるか、あるいは、−日分の投 与量当り1グラムの数十分の1種度の量である。セルロースエーテルは低粘度品 位の水溶性メチルセルロースに活性薬剤成分が配合されたある種の便通促進散剤 製品の形で使用されてきている。この種の便通促進散剤の推奨投与量は一日につ きセルロースエーテル2乃至6グラムである。 本発明で使用されるセルロースエーテルは動物体内で血清脂質濃度を低下させる かあるいは食後血糖濃度上昇を軽減するセルロースエーテルである。かかる特定 のセルロースエーテルが予期されなかったことであるが動物の血清脂質濃度、特 定的には全血清コレステロール、 トリグリセリドおよびLDL濃度を選択的に 低下させるため、あるいは動物の食後血糖濃度上昇を従来の製品に比較してより 良好にコントロールするために役立つのである。 本発明で使用されるセルロースエーテルは多数の公知方法のいずれかによって製 造することができる。代表的方法はU、 S、 Patents3.342.8 05 、3.388082 ; 3.709.876 、4.477.657  ; 4.410,693 i 4.820゜813に記載されている。一般的に いえば、特定のセルロースエーテルは稀釈剤中セルロースフロックのスラリーに 水酸化ナトリウムを添加してアルカリセルロースを生成させることによって製造 される。 このアルカリセルロースを次に適当な1種またはそれ以上のアルキル化剤と加圧 下で反応させる。このあと、そのスラリーを中和して生成物を抽出、乾燥しそし て摩砕するのである。 本発明で使用される特定の水溶性セルロースエーテルは高粘度品位のセルロース エーテルである。ここで“高粘度品位”とは2重量%水溶液で20℃の粘度が約 10,000センチボイズfcPl(10゜Q O0mPa−5)以上であるそ して2,000,0OOcP(2,000゜000mPa−s11種の高さであ りうるセルロースエーテルを意味する。このような粘度は一般に公知常用の方法 で測定することができる。たとえば、特定温度でUbbelohde毛細管内に 所望濃度の当該重合体を入れてその水溶性の粘度を測定することによって測定す ることができる。好ましくは、本セルロースエーテルは、温度20℃の2重量% 水溶液で、約25,000cP(25,0OOIIPa−s)乃至約800.0 00cP(800,000+Pa−5)の粘度を有する。最も好ましくは、本セ ルロースエーテルは、温度20℃の2重量%水溶液で、約50.000cP乃至 約600,0OOcP(II)粘度を有スル、コれとは逆に、 “低粘度品位” とは2重量%水溶液で20’Cの粘度が約10.000cP(10,000++ +Pa−5)以下であるセルロースエーテルを意味する。 メチルセルロース(MC)およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPM C)エーテルについて“高分子”という言葉はその数平均分子量が約1.000 ,000ダルトン以上、好ましくは100.000乃至250.000ダルトン であるMCエーテルおよびHPMCエーテルを意味する。これらの高分子MCエ ーテルおよびHPMCエーテルはまた“高粘度”として特徴化される。なお、“ 高粘度”とは、2重量%水溶液で、20℃の粘度が約10,000cP (10 ,000+wPa−s)以上、好ましくは約25,000cP (25,000 mPa−5)乃至2.000,000cP (2,000,000mPa−5) であることを意味する。 本発明の特定の有利な実施例においては、20℃の2重量%水溶液として、約1 00.000cP (100,000IIPa−s)以上の粘度を有する水溶性 高粘度セルロースエーテルが、たとえば、U、 S、 Pat。 No、4.820.813明細書に教示されている方法によって製造される。こ の方法では、実質的に乾燥している高分子セルロースエーテルが温和な機械的衝 撃の条件、たとえば高速空気流衝撃ミル内に生じるような衝撃条件下で摩砕され る。 本発明で使用されるセルロースエーテルは水溶性でなければならない、ここで“ 水溶性”という言葉は本発明の粉末化セルロースエーテル2gが約0℃乃至10 0℃の温度の水100gに攪拌によって分散させることができそしてその分散物 が20℃の温度に調整された時に実質的に透明な溶液または分散液(ゲル)を与 えることを意味する。 本発明で使用しつるセルロースエーテルの例をあげればメチルセルロース、メチ ルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピ ルセルロース、ヒドロキシーエチ!レメチルセルロースなどの公知セルロースエ ーテルである。これら公知セルロースエーテルの混合物も本発明に使用しつる0 本発明で使用するために最も好ましいセルロースエーテルは半合成重合体、ヒド ロキシプロピルメチルセルロースである0本明細書に記載されたような本発明の 基準に合致する適当なセルロースエーテルは下記の参考文献に記載がある: R,L、 Davidson編集、McGraw−Hi11出版(1980)の Handbook ofWater−5oluble Gums and Re 5insの中のalkyl and hydroxyalkyl−alkylc ellulosefChapter 31. hydroxyethylcel lulosefChapter 121およびhydroxypropyice llulosefChapter +31 :The United 5tat es Phar+++acopeia (The National Form ularyl。 ft1sP XXI+、 +9901の中のhydroxypropylmet 、bylcellulose(pp 670−711およびmethylcel lulose (pp 864−8651゜これらの参考文献の開示は参考とし てここに挿入されている。 本発明の適当なセルロースエーテルの例には市場で入手しつる、たとえば、下記 のごときセルロースエーテルも含まれる:M E T HOCE L ” (T he Dow Chemical Cowpany+ Midland。 !Jichigan、 USA から入手可能)ならびにMETOLO3E”ま たはPHARMACOAT”(信越化学、東京、日本から入手可能)。 たとえば、M E T HOCE L lll セルロースエーテルは種々の分 子量、置換基パターンおよび粘度特性のものが入手可能であるからきわめて有利 である。とりわけ、METHOCELI” Kシリーズとして販売されているヒ ドロキシプロピルメチルセルロース、ならびにMETHOCELI” E、Fお よびJシリーズの中の特定の重合体および重合体組み合わせが特に適当である。 ETHOCELI”Aシリーズの中の特定の高分子量メチルセルロース重合体も 好適である。 本発明の水溶性の高粘度品位セルロースエーテルは食用として公知の不活性、非 イオン性のセルロースエーテルである。食用組成物中にかかる高粘度品位セルロ ースエーテルを使用することは次のような特徴をもつ。すなわち、その高粘度品 位セルロースエーテルが(1)動物の大腸内での細菌発酵に抵抗性があり、した がってそのような発酵によるガス発生が回避される、(2)消化管内に存在する 酵素による攻撃に対して実質的に不活性である: (3)多くの公知植物繊維のもつアレルギー反応特性がない:(4)微少栄養素 の吸収とほとんど干渉しない;ことである。 本発明の高粘度セルロースエーテルはさらに一般的に動物にとって口に合うおよ び/または動物特にヒトの患者にとって味が受け入れられるものとなる組成物に 容易に配合することができるという特徴がある。 なお、本明細書で“動物”という言葉は温血は乳類、特にヒトを意味する。 動物に対して代表的セルロースエーテルを投与した場合の効果に間する研究につ いての本明細書の&Elliから明らかなように、本発明で使用されるセルロー スエーテルの1つの特徴はそれらセルロースエーテルが胃腸管の内腔粘度を少な くとも約に=IO,000,37℃のコンシスチンシー指数(K)まで上昇させ ることができるとし兎うことである。コンシスチンシー指数とは全粘度/剪断プ ロフィール(1005ec−’から10005ec−’ までの範囲)から誘導 される大きさのない定数である。投与されたセルロースエーテルの最大コンシス チンシー指数は約に=200.OOOである。K=200,000を超えるコン シスチンシー指数を有するセルロースエーテルの使用はかなりの胃腸管内副作用 を招来し、患者に不快感を与え、患者の承認がどれな(なるであろう。投与セル ロースエーテルの好ましいコンシスチンシー指数の範囲はに=60,000から  K=13o、ooo の範囲である。表1は単一剪断レートで測定した粘度と コンシスチンシー指数との関係を示す。 食後血糖濃度および/または血清脂質濃度の低下を矛盾なく達成するために必要 な特定粘度レベルが存在する。従来技術ではそのような低下を行うために単に摂 取される繊維の量を増やして投与溶液の粘度を上げるという方法が試みられてき た。この方法は繊維の過剰摂取のため胃腸を痛める結果になるので受け入れられ ない。有利なことには、本発明により使用されるセルロースエーテルは1つの明 確に区別される範囲内の内腔粘度を発生するので、最少の副作用で満足できる結 果を出すために物理的に許容可能な量の水溶性高粘度セルロースエーテルが使用 できる。 本発明の組成物は血清脂質濃度、詳細には全血清コレステロール、L D Lコ レステロール濃度およびトリグリセリド濃度の選択的低下および/または食後血 糖濃度上昇の軽減を必要とする患者に投与されることが意図されている組成物で ある。本発明の組成物は血清脂質濃度と血清糖乱高下との両者を減少させつる。 しかしながら1本発明のセルロースエーテルを30g7日の投与量で試験した結 果は本セルロースエーテルが正常なヒトボランティア(糖尿病でないヒト)には 絶食時糖濃度レベルの変化を生じさせないことが示された。 すなわち、本セルロースエーテルは高血糖症の治療のため糖尿病でないヒトに投 与しても安全である。さらに、非インスリン依存性糖尿病ヒト患者が食後糖濃度 乱高下のコントロールのため一日30gの投与量で本発明のセルロースエーテル を服用した場合にも、患者の、たとえば、LDL濃度と血清コレステロール濃度 は臨床的に顕著に低下すると思われる。多(の糖尿病患者はこの病気の1つの症 状としてコレステロールレベルが高くなっているから、この血清脂質濃度の低下 はさらに有益なものとなる。 本願の明細書および請求の範囲の記載で、 “処置前低密度リポタンパク質血清 コレステロール濃度0または”処置前LDL血清コレステロール濃度”という言 葉は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを使用する本発明の方法によって処 置される前の動物(またはヒト患者)が示した低密度リポタンパク質(LDL) 血清コレステロールの量または濃度を増すために使用されている。この処置前L D L血清コレステロール濃度は一般に患者ごとに変わる。ヒトの患者の場合の 処置前LDL血清コレステロール濃度は一般に公知方法によって測定できる。普 通のヒト患者のLDL血清コレステロール濃度は約75乃至160 mg/dL の範囲である。しかし、およそ130mg/dl−よりも高い数値は冠状動脈心 臓病の危険が増加しつつあることを示す。 L D L血清コレステロール濃度は一般に次式によってめられる:CLDL  = CT61111− CHDL −(トリグリセリド15)式中、 C=コレステロール、mg/dL ; LDL=低密度低密度リポタンパクコ血清コレステロールHDL=高密度高密度 リポタンパクコ血清コレステロール明細書および請求の範囲の記載で、 ”所望 低密度リポタンパク質血清コレステロール濃度”または“所望L D 1.、血 清コレステロール濃度”という言葉は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを 使用する本発明の方法によって処置された後で所望される動物、特にヒトの患者 により示されるL D I、血清コレステロールの量または濃度を指すために使 用されている。ある所定のヒト患者についてのこの所望LDL血清コレステロー ル濃度は一般に医師によってあらかじめ決定されものであり、処置前L D L 血清コレステロール濃度のレベルに依存する。しがしながら、かかる所望LDL 血清コレステロール濃度は一般的に特定の特性値および健康条件によって指定さ れ、したがって患者ごとに変わる。典型的には、ヒト患者に対する所望LDLa 渭コレステロール濃度は約75乃至160 +mg/dLの範囲であるが、約1 30 mg/dLを超過しないのが好ましい。 本願明細書および請求の範囲の記載で、 “処置後低密度すポタンパク質血清コ レステロール濃度”または“処置後LDL血清コレステロール濃度”という言葉 は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを使用する本発明の方法によって処置 される後、動物特にヒトの患者が示したLDL血清コレステロールの量または濃 度を指すために使用されている。 本明細書で使用される“血清脂質濃度”という言葉は全血清コレステロール、血 清トリグリセリド、およびLDLとHDLの血清コレステロール濃度のことをい うものである。″血清脂質濃度の低下”という言葉はHDLコレステロール濃度 の低下を含まない。特に、LDL血清コレステロール濃度が選択的に低下されそ して多くの場合トリグリセリド濃度も減少される。 本発明の方法を使用するとヒト患者の全血清コレステロール濃度が処置前金血清 コレステロール濃度を基準にして少なくとも15%から約50%まで低下されう ることが発見された。実際に、1週間の処置の間1本明細書に報告されているヒ トの実験では平均25%の濃度低下が観察された。 また、本発明の方法が患者の血流内の循環血清LDLコレステロールの濃度を“ 選択的”に低下させうることが発見された。ここで、“選択的”という言葉は循 環血清LDLコレステロールが高密度リポクンバク質血清コレステロール濃度( Hl) L )の変化を起こすことなく減少される(通常、処置前温度から少な くとも約15%の臨床学的に有意義量の減少)ことを意味する。50%までの循 環血清L D Lコレステロールの選択的低下が本発明のセルロースエーテルを 使用して処置達成可能である。上記と同じ実験で、処置−週間後L D Lコレ ステロール濃度の平均33%の低下が観察された。 さらにまた、本発明の方法を使用することによって血清トリグリセリド濃度の臨 床学的に有意義量の減少がなされることが発見された。 本明細書および請求の範囲の記載で、 “動物の食後血糖濃度上昇”という言葉 は食事をした後で動物により示される血糖濃度における食後1胃の量またはレベ ルを指すものである。かかる動物に対する食後血糖濃度上昇は一般に動物ごとに 異なる。食後血糖濃度上昇は一般に公知方法で測定することができる。 本明細書および請求の範囲の記載で、 “処置前の動物の食後血糖濃度上昇”と いう言葉は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを使用する本発明の方法で処 置する前に動物により示される食後血糖濃度上昇の量またはレベルを指すもので ある。 本明細書および請求の範囲の記載で、 “所望の動物の食後血糖濃度上昇”とい う言葉は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを使用する本発明の方法で処置 した後で動物により示される食後血糖濃度上昇の鳳またはレベルを指すものであ る。ヒト患者についてのこの所望の食後血糖濃度上昇は一般に医師によってあら かじめ決定されものであり、処置前の食後血糖濃度上昇に依存する。しがしなが ら、ヒト患者のかかる所望の食後血糖濃度上昇は一般的に特定の特性値および健 康条件によって指定され、したがって患者ごとに変わるであろう。 本明細書および請求の範囲の記載で、 “処置後の動物の食後血糖濃度上昇”と いう言葉は水溶性、高粘度品位セルロースエーテルを使用する本発明の方法で処 置した後、動物により示された食後血糖濃度上昇の量またはレベルを指すために 使用されている言葉である。 本願発明の使用により、動物の食後血糖濃度の上昇は、処置前食後血糖濃度上昇 を基準として、約20%から約50%まで減少することを発見した。 本明細書および請求の範囲の記載で、 “有効量”という言葉は動物に投与され た時に所望の血清脂質濃度および/または所望の食後血糖濃度上昇を与えるため に必要とされる本発明の水溶性高粘度品位セルロースエーテルまたはその混合物 の最少量を意味する。動物に投与されるべき本発明のセルロースエーテルの最大 量はコスト、口当たり、物理的副作用、患者の潜在的不承認、本水溶性高粘度品 位セルロースエーテルとその動物の規定食の他の成分との非両立性などを考慮し て決定される。 上記に列配した考慮事項からして、本発明のセルロースエーテルまたはその混合 物は一般的にいって動物1個体につき一日あたり少なくとも約5g、好ましくは 約10乃至約50gの範囲の量で使用される。 本発明の組成物は食餌と一緒に本水溶性高粘度品位セルロースエ−チルの有効量 が与えられるように通常の経口投与によって動物に投与することができる0本発 明による水溶性高粘度品位セルロースエーテルは組成物内で予め水和された形で 投与することもできるしまた動物によって経口摂取された後その動物の小腸上部 内で必要粘度特性が生じるような仕方で水和する乾燥製剤または組成物の形態で 投与することもできる。 高粘度品位セルロースエーテルを含有する組成物はそのセルロースエーテルの味 とコンシスチンシーをごまかすための食品マトリックスを含有することができる 。典型的食品マトリックスはゼラチンであろう。好ましい組成物は投与量の水溶 性高粘度品位セルロースエーテル、ゼラチンおよびドリンクミックスを含む。ゼ ラチンとドリンクミックスの両者は芳香を加えるおよび/または砂糖または砂糖 抜き甘味料で甘味をつけることができる。水溶性高粘度品位セルロースエーテル 、ゼラチンおよびドリンクミックスは乾燥混合物として配合しそして後から水性 溶液で水和することができる。水性溶液とゼラチンと水溶性高粘度品位セルロー スエーテルとの間の割合は、好ましくは、全混合物の重量パーセントベースで水 性溶液が約60乃至99部、ゼラチンが約0.5 乃至10部、高粘度品位セル ロースエーテルが約05 乃至5部の割合である。もちろん。他の成分たとえば 安定剤や芳香料などを添加することができる。 本発明の組成物はまたクツキーのような練り物タイプの調合物の形態をとること もできる。 ′クツキー調合物”という言葉は練り物の形態の調合物と消費され るために焼き上げた調合物すなわち最終製品との両方を意味する。このような練 り物調合物中に本水溶性高粘度品位セルロースエーテルはクツキー1個あたり約 2乃至Logの量で配合することができる。これらのクツキー調合物は通常甘味 料を必要とする。ここで、 “甘味料”という言葉はスクロース、マルトデキス トリン、高フルクトースコーンシロップまたは他の多糖を意味する。もちろん、 砂糖を抜いた処方も糖尿病患者が食べるためのクツキーとしてまたはそのような 砂糖抜き処方を必要とする用途のためのに考慮することができる。血清コレステ ロール濃度を低下させようとする動物のために望ましい低脂肪クツキー調合物の 場合には、甘味料を結合剤として役立てることもできる。このような固体投与形 態の組成物の場合には、動物の上部消化管内で高粘度品位セルロースエーテルを 水和するために十分な量の水分が得られることを保証するため適当量の液体と一 緒にその投与組成物が摂取される必要がある。 一般に認識されていることであるが、医薬の技術分野の専門家でも目下のところ 血清脂質濃度の低下または食後血糖濃度上昇の軽減のプロセスにおける可溶性食 餌療法繊維の作用の完全な態様を理解していない。本発明の基礎となった研究か ら明らかになったことは、動物に不活性、水溶性の高粘度品位セルロースエーテ ルを豊富に与えることによって自然な内腔内プロセスが活発化され、援助されて 、望ましくない系統的副作用の同時発生の可能性を最少限にとどめながら、非系 統的、非組織侵害的療法を介して循環全コレステロールおよびL D Lコレス テロール濃度の低下と食後血糖濃度上昇の軽減が達成されるということである。 いかなる特定の理論にも束縛されろことを望むものではないが、本発明の水溶性 高粘度品位セルロースエーテルが動物の血中コレステロールの低下と食後血糖濃 度上昇の軽減の両方に作用する作用態様は摂取された食餌の消化の現場と時間に おいて高い内腔内(腸:gut )粘度を達成することに依存しているように思 われる。したがって、好ましい実施態様においては1本発明のセルロースエーテ ルは食餌と共に投与される。そしてより好ましくは食事のコースの問い(つかの 部分に分割されて投与される。ここで、 “食事”という言葉は動物の毎日のカ ロリーインプットの重要部分が摂取されるところの食物の主たる摂取を意味する 。 必要とされる高い内腔内粘度を達成するためには、本発明のセルロースエーテル は実質的に均一に水和されなければならない、すなわち1本発明のセルロースエ ーテルは大量の低粘度キームスの中に不完全水和されたセルロースエーテルが懸 濁または分散されて“魚の目”または”丸薬”のような形で伴在してはならない のである。 動物における層から血流内へのグルコースの吸収もコレステロールを含む脂肪の 騙から血流内への運搬のためのプロセスもほとんどが小腸の上部で起こる。した がって1本発明のセルロースエーテルと一緒に摂取された食餌が胃から出て小腸 に入る時点までには、セルロースエーテルは所望の状態、すなわち、十分に水和 され、溶解されそしてキームスの中に均一に分散された状態になっていなければ ならない。 セルロースエーテルのこの所望の状態を達成させることを保証する1つの方法は セルロースエーテルを予め水和された形、たとえば、ゼラチンマトリックスの形 で摂取させることである。したがって、本発明の組成物は動物に投与される時し ばしば予備水和された形で本発明によるセルロースエーテルを使用する0本発明 のセルロースエーテルが粉末形態である場合には、それは食用製剤たとえばクツ キーやマフインの形の製剤内に分散される。この固体製剤は食事時に十分量の液 体と一緒に動物によって摂取され、本発明のセルロースエーテルの十分な水和が 胃の中で起こり得るようにするのである。典型的には、その固体製剤は本発明の セルロースエーテルを2乃至10g含有するであろうから、およそ200乃至5 00gの液体が消費されるべきである。 丁度よい時間にセルロースエーテルの所望の状態が達成されることを保証するい ま1つの方法は本発明のセルロースエーテルを粉砕し、逆腸溶性コーティングす るかまたはマイクロカプセル化し、これをミルクセーキまたはフルーツ芳香をつ けたドリンク調合物内に懸濁しておき1本セルロースエーテル約logがその中 に懸濁されている約500+wlのドリンクを飲んだ時に、セルロースエーテル の脱コーティングが動物の胃のpH価すなわちpH2乃至5で起こり、続いてそ の胃の中でセルロースエーテルの急速な水和が起こるようにする方法である。こ のようなコーティング技術は当技術分野の熟練者にとって公知である。たとえば 、U、S、r”atent No、4,732.916号明細書には分散性を向 上させるためのスクロース被11Mc粒子の製造法が開示されている。 すなわち1本発明の水溶性高粘度品位セルロースエーテルの上記所望の状態を達 成するいかなる投与形態も動物に本セルロースエーテルを投与するための組成物 として許容される。当然のことながら、その粗製物は便利でありかつ動物に口当 たりが良くそして1投与につき本セルロースエーテル約2乃至20gを与えるも のでなければならない。いくつかの可能な投与形態を以下に例示する:粉末ドリ ンクミックス、クツキー、棒状グラノーラ、フルーティスナック、ゼラチン、ブ ッディング、パン、ビスケット、ボブシクル、アイスクリーム、凍結ヨーグルト 、マフイン、ゼリー、ジャム、クラッカー。また、マイクロカプセル化または逆 層溶性コーティングされた場合には、粉末食品添加物、びん詰めドリンク、錠剤 、カプセルあるいはキャップレット製剤の形をとることができる。 本発明は次の実施例の考察によりさらに明らかとなる。実施例は本発明の単なる 例であることが意図されている。 実施例1 ゼラチン処方物 メトキシル置換約19〜24重量%、ヒドロキシプロポキシ置換的4−121量 %、粘度的100,000cP(100,OOO+++Pa)をもつ高粘度ヒド ロキシプロピルメチルセルロースエーテルの20℃での2重量%水溶液(The  DOW CheIojcal Con+panyから入手できるMETHOC EL K−100M185重量%と、メトキシル置換約19〜24重量%、ヒド ロキシプロポキシ置換約4〜12重量%、粘度的15.000cP(15,00 0mPa )をもつ第2の高粘度ヒドロキシプロピルメチルセルロースエーテル の20℃での2重量%水溶液(The DC+1 Chemical Con+ panyから入手できるMETHOCELK−15M)15重態量のブレンド1 00gを、塘不含いちご風味ゼラチン8.5gと糖不含ポンチ風味飲料混合物1 .0gを含む皿に加えた。粉末を十分に配合した。このブレンドに沸とう水37 5gを加え、なめらかになるまで混合物をかきまぜた。ついで氷125gを加え 、なめらかになるまでがきまぜ、得られた生成物を固くなるまで冷した。 生成物は固いゼラチン状物質であった。ヒドロキシプロピルメチルセルロースエ ーテルの口感触は有効にかくされていた。 実施例2 クツキー処方物 メトキシル置換約19〜24重量%、ヒドロキシプロポキシ置換的4〜】2重量 %、粘度的100.000cP(100,OOOmPa)をもつ粉末高粘度ヒド ロキシプロピルメチルセルロースエーテルの20℃の2重量%水溶液(The  DOW Chemical Companyから入手できるMETHOCEL  K−100M、ブレミウム等級)85gを、摩砕した全小麦粉150gおよびに くずく1/2茶さじと乾式配合し、ブレンド粉末混合物をつくった。くるみ50 gを粗くさいの目に切り、予め浸けた乾燥干しぶどう100gと混合した。はち みつ150gを水flogと混合し、かきまぜながら沸とうさせた。熱いはちみ つ水溶液を上記ブレンド粉末混合物にあけ、さじで混合し、湿った練り粉を得た 。くるみと干しぶどう混合物を、湿った固まりの練り粉のなかに十分に配合した 。この練り粉を10個のボールに成形し、クツキーシートにプレスした。練り粉 を350℃の予熱炉で15分焼いた。得られたクツキーは容易にかめないクツキ ーの通常の外観と特性をもっていた。各クツキーはヒドロキシプロピルメチルセ ルロースエーテル約8.5gを含んでいた。 −使用法では、1個のクツキーを患者の正規食事と共に患者に消費させる。特に 好ましい使用法では、セルロースエーテルを含む固体投薬形を、食事の前または 後で「巨丸」形としてではなくて、食事中に分割して摂取させる。これはセルロ ースエーテルと胃内容物とを十分に適当に混合させる。セルロースエーテルが胃 から小腸に入りびじゆうに均一に分布するとき、特にLDL、コレステロール。 トリグリセリドレベルの減少、グルコースレベルの制御に関し、効果が最高とな る。上部小腸は、脂肪の胆汁酸塩媒介による加水分解および門脈系への脂肪の輸 送が起る場所である。さらに、胆汁酸塩は小腸から血流内へ再吸収される。 勿論、@習が食事と共に適当な時間わくで投薬形を消費するために、固体投薬形 はクンキー形よりも、たとえばチーズ風味クラッカーまたはビスケット形である ことができる。 A、血液グルコースレベルの食後の−J−界を減衰するための高粘度セルロース エーテルの使用 血液グルコースレベルの食後の上昇と食事粘度の間の関係を、単純グルコース食 事にヒドロキシプロピルメチルセルロース(I(PMC)の種々の組合ゼを加え 、これを雌モングレル犬に投与することにより研究した。試験食事はその接種々 の時間間隔であった。試料を血清グルコースレベルに対する既知の方法で分析し た。 HPMCの効果を、非粘性(HP M Cなし)、低(5,0OOcPまたは1 Pal 、中等(15,0OOcPまたはmPa)、高(30,000cPまた はmPa )の4種の粘度水準でしらべた(粘度は37℃、1秒弓で測定した) 、、表1は37℃で】秒−1および100秒−1のせん断速度で、研究に使った 種々の!−+ P M C食事の平均粘度(cP)を示す。 lII!′P偏差をかっこ内に示す。37℃で100〜1000秒−1のせん断 速度範囲にわたり、コンシスチンシー指数はHP M Cの擬似塑性を反映して いる。コンシスチンシー指数の値にの高い程、溶液は一層粘性である。 表 】 食事 1sec−’での 100sec−’での コンシスチンシーcP (m Pal cP (lIIpal 指数、 K低 6,827 1.08+ 16 .981[4861+75) fl、9601 中等 +6.122 1.773 44.871+47981 +1051 + 3.286)K4食事 16.881 3.292 110.975+6399 1 f246] (33,4891高 29.276 2.337 78.33 7(52821(1811+9.4501セルロースエーテルの濃度を変えるの とは反対に種々の分子量のHP M Cの組合ゼな使い、またはセルロースエー テルの型を変えることにより、広い範囲の粘度にわたり、粘度一応答プロフィル を得た。投与グルコースレベルは、グルコースなし、1:20水溶液、1:5水 溶液であった。試験食事はグルコース溶液中のHPMCからなっていた。試験食 事の他に、HP M Cを含まない食事を投与し、各人の正常の食事後のグルコ ース応答をしらべた(正の対照)。さらに、グルコースを含まないが、グルコー ス溶液の浸透圧モル濃度に合わせるために塩溶液をいれたH P M C食事を 投与し、HPMCが断食グルコースレベルに対し直接効果をもつかどうかをしら へた(負の対照)6 さらに詳しくは、食事は次のものからなっていた。 a、正対照食事 1:20食事: グルコース(D (+)−グルコース、SigmaChemi cal Company、st Louis、MO) 5 0 ftPEG4. 500 (ポリグリ:l−ルE4500、The DOW Chemical  Company、Midland Ml) 8 g。 蒸留水11゜ l:5食事 : グル:7−ス200g、PEG4,500 8g。 蒸留水11゜ b、試験食事 HPMCを上記l:20グルコース溶液または1;5グルコース溶液に溶かした 。たとえば、望む量のHPMCをグルコース溶液1/3に分散し、80℃に加熱 し、残りのグルコース溶液を混合し、溶液を冷した。K4M、K15M、K10 0Mブレミウム等級HPMC(METHOCEL、The DOW Chemi cal Company。 Midland MI)のブレンドを使い、計約2%濃度で粘性溶液をつくった 。HP M Cの等級は反覆単位の化学組成に関しては同一であり、製品の平均 分子量のみが異なる。 低食事: 37℃、セン断速度Ifj)−1テ約5000cP(5000mPa ) の粘 度をもつ食事は、K4M O,78%とに15M 1.14%がらなっていた。 中等食事: 37℃、せん断速度1秒−1で約15.000cPtl 5,000mPa)の 粘度をもつ食事は、K15M 1.35%とK100M 0.65%からなって いた。 K44食事 第2の中等粘度HPMC分散液をに4M 3.3%でつくった。 高食事: 37℃、セA、断速度1秒−1で約30,000cPf30,000sPa)の 粘度をもつ食事は、K15M0.30%とK100M 1.70%からなってい た。 C1負対照食事 グルコース溶液の浸透圧モル濃度に合わせるために適当量のNacI (9gま たは35g)を合体することにより、負対照食事をつくった。0,9%NaC1 溶液を、非粘性溶液および高粘度HPMC溶液として投与した。おうどを避ける ために、3.5%溶液を高粘度HPMC溶液としてのみ投与した。 結果を図1と2に示す。図1と2は、1:20グルコース溶液および1:5グル コース溶液中の高食事に対する。平均血清グルコースレベル(濃度nag%)で 表わした食後の血清グルコース濃度対時間(分)の曲線のグラフである。図1と 2で、A線はグルコース正対照溶液の投与、BIIは高食事投与、C線は負対照 1通常の塩水(09%)の投与、D線は負対照、3.5%NaC1+高粘度HP MC投与の結果を示す。 図1と2で、高粘度HP M Cはピーク血清グルコースレベルC。 を、 l:200食事は60%、1:5食事では40%と著しく減少し、同時に 血清レベル対時間曲線下の面積(A U C6,3hr)を40〜50%減少し た。AUGはグルコース吸収の度合を示す。T、はC2が起る時間である。 中等粘度HPMC(中等食事およびに4食事)は、両グルコース濃度でC1を減 少したが、l:200食事のみAUGを減少した。 低粘度HPMC(低食事)は1:20食事後でのみCPを減少したが、両グルコ ースレベルでAUGに対しては有意な効果はなかった。 全ての3食事に対する平均薬物動態学的パラメータを表2.3に示す。データは 負対照値に対し調節後の相当する正対照値の%として表わされている。犬から犬 へのグルコースレベルの大きな変動のために、こうしてデータを示した。たとえ ば、所定の犬に対する平均断食グルコースレベルが65mg%で、同じ犬で正対 照ピークレベルが165mg%とすると、試験食事後の調節値は次式を使い正対 照の%として計算される。 CpltastladJ=((Cp(te++tl−651/ fl 65−6 51) X ]、 O0表 2 1:20グルコ一ス食事に対する平均薬物動態学的パラメータ1)食事 Cp  Tp AUCO,3hr、n”低 55(351’ 26H161192(42 ) 415中等 56f191’ 233(153163+391 3/4に4 食事 56f34+ 236f164+ ・ 82146) 3/4高 31N 12)’ 34(N1741” 46f201’ 5/61)It準偏差をかっ こ内に示す。星印は正対照食事からの統計的有意差を示す。 2)大数/実験数 表 3 1:5グルコ一ス食事に対する平均薬物動態学的パラメータ1)食事 Cp T p AUCo、3hr n”低 84(411102(20174(3614/ 6中等 5H!11’ 58f181 47+12)享 3/4に4食事 61  (231178+461 5H20) 3/4高 6HI41’ 9H251 5?+161” 5/101)標準偏差をかっこ内に示す。星印は正値からの統 計的有意差を示す。 2)大数/実験数 AUG、)、3hrは1:20グルコ一ス食事にHPMCの添加により減少した 。この減少は高粘度食事の場合劇的であったが、中等および低粘度食事では正対 照値からは有意差を生じなかった0食事粘度とA U Co3h rとの間の直 線的退行は、この二つのパラメータの間に著しい逆関係が存在することを示して いる。この関係を図3に示す。図3は37℃、1秒−1で測定した食事の供給粘 度に対しプロットした相当する正対照値の%としてのAUGのグラフである。  −図4は、l:20グルコース溶液に対し、Tpと37℃、1秒−1で測定した 食事粘度の間の関係を示す、TPは相当する正対照値の%として表わされる。1 :20グルコ一ス食事へのHPMCの添加は、TPを2〜3倍平均的に遅らせた 。l:5グルコース溶液へのHPMCの添加は、Tpをさらに増加させなかった 。恐らく、l:5グルコース溶液を投与するとき、胃空腹に対する負のフィード バック効果がすでに最高であるからであろう。 図3および4に示した関係は、水溶性セルロースエーテルの血清グルコースプロ フィルを制御する能力にとって食事の供給粘度がかぎであることを示している。 l:5グルコ一ス食事の場合、中等および高粘度食事は血清グルコースプロフィ ルの制御にほぼ等しく有効であったが、低粘度HP M C溶液は有意な効果を もたながった。 CPおよびAUG、)、3hrの減少は、1:20食事に添加のときより61: 5食事に添加のときの高粘度食事に対しては一層劇的でなかった。 そこで、食 事中のグルコース濃度が、水溶性セルロースエーテルにより達成できる最大効果 に対し若干の影響を与える。しかし。 研究に使ったグルコース濃度(すなわち1:5または20%)は、l111!グ ルコース許容試験におけるグルコースのパーセントおよび量の両者を越えている 。そこで、少しの食餌制限が本発明の食餌補給を伴う治療プログラムの効力を増 すであろう。 2種の中等粘度食事(中等食事とに4食事)の結果を比較し、HPMCの分子量 と濃度の効果の相対的重要性を決めた。グルコース食事への2%の高分子HP  M Cの添加は、3.3%の低分子量fK4M)HPMCの添加よりも、血清グ ルコースを一層有効に制御した。 そこで、食後の血清グルコースプロフィルのさらなる効果的制御法は、低分子量 セルロースエーテルの投与量を増すよりも、高分子量高粘度の水溶性セルロース エーテルを使うことである。 たとえば、本発明の実施に有利な高分子量HP M Cの2%水溶液は、37℃ 、1秒−1で約30.0OOcP(30,OOO+aPa )の粘度をもつ。レ オロジー研究によって、非常に高分子量のHPMC[2%水溶液中20℃、1秒 −1で約400.000cP(400,000mPa)]は15%濃度で30. 000cPに相当する粘度を生じることが確かめられた。 事実、ろう管を有する犬からのびじゅう試料をさらに研究し、前水和形でまたは かめる食物、すなわちクツキーとして、1.5%の相対投薬濃度で非常に高分子 量のHPMCの投与は、2.0%で高分子量HPMC[37℃、18I−+で1 5,000cP (15,000+Pal]と同一の中層での生体内粘度を生じ ることが示された。 総合的に、上記結果は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのような水溶性高 粘度セルロースエーテルの血液グルコースレベルの食後の上昇を減衰させる能力 は、溶液の内腔的粘度に依存することを示している。特に1:5グルコ一ス食事 を投与したとき、中等及び高粘度HP M Cの組合せは、低粘度HPMCより 一層有効にみえる。これは、内腔内である水準の粘度を発生できるHPMCだけ が糖尿病の治療に有用であることを示している。しかし、一層高い内腔内粘度レ ベル[37℃、1秒−1で測定し60,000cP (60,000mPa )  以上]では、犬は胃腸の苦痛(哀れなき、ひ腹への回転)を経験し。 内腔的粘度の治療有用範囲に上限があることも示している。 標準食事後のヒトNIDDM患者における水溶性高粘度セルロースエーテルの血 液グルコースレベルの食後の上昇を制御する能力を、二重盲検交差研究で研究し た。試験処方物は、実施例1に従う食餌(1!不合)ゼラチン処方物5001中 の20℃で2重量%水溶液粘度80.0OOcP(80,000mPa )を示 すヒドロキシプロピルメチルセルロース混合物(METHOCEL K100M およびMETl−10CEL K l 5Mtルo−スエ−テル(1)混合物、 各々DOwChe++1cal Co+IIpar+y、 Midland、  Mlから入手できる、ここでrHPMCK8515Jと呼ぶ110gからなって いた。試験処方物を、高炭水化物食事と共に、10人の被検者に投与した。投与 後、15.20.45.60.75.90.120.150.180.2】0. 240.360分で血液試料を採取した。 表4は、一対のデータに対してはスチューデントを一検定を使い差を分析し、た グルコースおよびインシュリンプロフィルの平均薬物動聾学的パラメータを示す 。 表 4 グルコース インシュリン パラメ−=夕 平均fsDl p 平均(S01 p%C、75,9F1a、  31 0.0042 106. O+38.41 0.65%T、 +36.8 f82.3+ 0.217 106.90+75.4) 0.789%AUC8 9,9+14.71 0.0729 118.!H53,6+ 0.3212本 脚注 SD=標準偏差 p=統計的有意 B水溶性高粘度セルロースエーテル食事に対する流体力学応答水溶性セルロース エーテル含有食事の投与に対する胃腸管内の流体力学応答は、投与食事の粘度に 依存する。十二指腸近位および(または)中部空腸でろう管形成した6匹の犬に おける(1)内腔的粘度、 (2)胃の空になる速度、 (3)腸通過、 (4 )正味の水流動に対するセルロースエーテルHP M Cの効果を報告する。 粘度等級3のHPMCで、2重量%または3.3重量%の合計HPMC濃度をも つ4種の異なる500+i1食事を、口胃管を通し犬に投与した。HP M C 組成物に対し上記(A)で示した試験食事組成物を参考にした。しかし、この研 究では処方がらグルコースをはふいである。対照食事は09%NaClと0.8 %PEG (ポリグリコールE 4500. The DON Chemica l Cowpany+ Midland、旧)の500nl溶液からなっていた 。NaC1を溶液を等浸透圧モル濃度(約270躊osm/ k g )に調節 するのに使い、PEGを容量マーカーとして使った。 食事の投与後、種々の時間でびじゅうを集めた。びじゅうの容量を測定し、粘度 とPEG含量を分析した。 50秒−1〜数百秒−1の範囲のせん断速度に対する値が、そしゃく中の口に対 し当該技術で暗示されているが、上部胃腸管でのせん断速度は満足に測定されて いない。さらに、せん断速度は上部胃腸管における生理学的条件でがなり変ると 考えられ、そこで一つのせん断速度での粘度特性の見積りは不適当である。 ここでは、内腔的粘度の測定は、総括粘度/せん断プロフィル(100秒−1〜 1000秒−1の範囲)から誘導される定数であるコンシスチンシー指数にで与 えられる。コンシスチンシー指数は、粘ここて、Tはせん断応力、Dはせん断速 度、Kはコンシスチンシー指数で、nは物質に特徴的な定数であり、擬似塑性物 質では常に1未満である。粘度Vの定義、すなわちV=T/Dで置きかえると上 記式は次式となる。 VD=KD” (2) 両辺の自然対数をとると、次式が得られる。 InD= InV/ (n −11−10に/ (n −1) (3)この式か らコンシスチンシー指数(K値)を計算できる。低(1秒−1)せん断速度およ び高せん断速度(100秒−1)の両者で測定した投与食事の平均供給粘度およ び計算したコンシスチンシー指数を表1に示す。 対照食事後回収したびじゆうのコンシスチンシー指数は、十二指腸と中層の両者 において非常に低く、約40であった。HPMC含有食事は、対照食事より一層 粘性なびじゆうを常に生じた。HPMCは食事通過の全工程にわたり内腔内容物 の粘度を増した。しかし。 回収びじゅうの粘度は投与食事の供給粘度より常に低かった。 図5と6では、供給粘度と内腔粘度の相関を示す、供給食事のコンシスチンシー 指数が増すと、十二指腸(図5)および中層(図6)の両者で、内腔コンシスチ ンシー指数が比例して増加する。最も適合した線の傾斜は、摂取と回収の間で食 事の粘度は約係数2減少することを示している(−二指腸に対しては、4犬に対 する実験n=29、傾斜=0.52.r=0.880、p<0.0004 ;中 部空腸に対しては、 4犬に対する実験n=19、傾斜=0.54、r=093 7、p<0.0004)。 びじゅうにおけるPEG濃度の測定は、食事におけるH P M Cの存在は胃 または」ユ部十二指腸における水流動に対し無視できる効果を有し、せいぜい空 腸からの水吸収をわずかに妨げる傾向があることを示した。 完全なびじゅう回収に対する時間的ずれは1図7に示すように内腔粘度と共に直 線的に増す。図7は十二指腸(ロ)および中部空腸(■)で観察されたコンシス チンシー指数で表わした内腔粘度と時間的ずれ(分)の相関を示している。各点 は一つの食事の型に対する一匹の犬の平均時間的ずれ応答を示している。4匹の 犬を研究に使った(最も適合した線では、y = 9.98 + 0.0005 5 X、r=0.701.p<0.001)。内腔粘度と時間的ずれの間の関係 は、二つの回収部位に対し重ねることができ、粘度効果による流体通過の遅れの 大部分は胃で起ることを暗示している。 内腔粘度が水から低粘度食事により生じる粘度へと増すとき、−次通過速度定数 (分−1)の著しい減少が認められた。しかし、食事粘度がさらに増したとき、 さらに殆んど変化はなかった。統計的分析は、二つのろう管部位の間で通過速度 定数の有意な差があることを示した。図8は、上部十二指腸に対するコンシスチ ンシー指数値(K)で表わした内腔粘度と通過速度定数の間の相関を示す(最も 適合した締で、Ktr=0.027+8.9fl/n)、r=0.920)。 図9は中部空腸に対する相関を示す(最も適合した線で、Ktr=0.022+ 4.2 (1/n)、r=0.818)。各点は1匹の犬対一つの食事の型の平 均時間的ずれ応答を示す、4匹の犬を試験に使った。 この研究の結果は、本発明に従う水溶性セルロースエーテルの投与は、消化管壁 を横切る水流動に著しく影響を与えることなく、内腔粘度と上部胃腸管を通る通 過速度の両者に影響を与えることを示す。大に投与した例示のHPMCセルロー スエーテルは、対照食事粘度に比較し、上部胃腸管の多くに内腔粘度を2〜3け た増加した。 HPMC食事の供給粘度は、上部胃腸管を通過中約50%減少したが、内腔粘度 は対照値よりなお数けた高かった。食事の粘度が対照(K=401から低粘度( K=20.000)へと増加するとき、流量の減少の大部分が起る。K4食事ま たは高食事の投与のように、内腔コンシスチンシー指数が約100,000 に 増加すると、空になる速度定数の適当なさらに減少だけが認められた。 まとめると、HP M C食事の投与後の内腔粘度の増加は2〜3けたの大きさ であった。これに対比し、通過パラメータは5〜6の係数減少した。これらの結 果は、養分の吸収プロフィルを修飾するのに、拡散率が通過効果よりも重要であ ることを暗示している。 C,ヒトにおける低密度リポタンパク質および血清コレステロールレベルの減少 のための水溶性高粘度セルロースエーテルの使用コレステロール低下剤としての 高分子量セルロースエーテルの有効性、その作用の投薬量応答曲線、有効投薬量 における成人の折出許容能力を評価するために、三つの短期間研究を実施した。 正常被検者および軽い高脂血症被検者の両者を研究した。1日3回、食事と共に 前水和形の高分子量セルロースエーテル組成物(HPMCK8515)Logの 投与は、1週間以内に正常被検者でコレステロールレベルを平均56B/dl下 げた。軽い高脂血症被検者の2研究で、同一時間内に39 mg/ diおよび 45 mg7 dlの平均減少が認められた。効果は主としてLDLコレステロ ールレベルの減少によるものであった。HDLコレステロールレベルのわずかな 減少の傾向が認められたが、この減少は典型的にはこの治療を受けない正常の血 清コレステロールレベルをもつ被検者でのみ有意であった。コレステロールレベ ルの変化は、トリグリセリドレベルの上昇を伴なわなかった。投薬量応答の研究 は、最小の逆刷作用で、)IPMCK8515 20g/日の投薬量で51週間 以内にLDLコレステロールレベルを15%減少できることを示した。 Cfil健康被検者における低密度リポタンパク質および血清コレステロールレ ベルの減少に対する水溶性高粘度セルロースエーテルの効果 血清脂質プロフィルに対する本発明の水溶性高粘度セルロースエーテル組成物の 摂取の効果を、21才から31才の10人の健康人の1週間の交差研究でしらべ た。研究に入った健康状態は、身体検査と生化学血液スクリーンで確かめた。2 人の被検者は、研究に入る上で高コレステロール血症の境界線にあった。 ブロック交差デザインで投与した2相を使用し、二重盲検法で研究を実施した。 研究の1相では、被検者は1日3回の食事の各々で、試験処方物を受けた。試験 処方物は、実施例1に従う食餌ゼラチン処方物500+al中に20℃で2重量 %水溶液粘度80.0OOcP(80,000mPa)を示すヒドロキシプロピ ルメチルセルロース混合物(HPMCK8515)10gを含んでいた。もう一 つの相では、被検者は疑薬食餌ゼラチン処方物を受けた。食物消費は2相間では 正確に合わせ、C11nical Re5earch Centerのメニュー から注文できるものについては制限はなかった。 全、LDL、HDLコレステロール、トリグリセリドの血清レベルを、初期身体 状態時、研究の各相前後の断食状態時に測定した。 結果を表4 (Al 〜4 (D)に示す、参考のため、正常の血清レベル範囲 は次の通りである。 表 4 (A) 全コレステロール O〜240+*g/di (望ましくは<200)L D  L 75〜160+mg/di (望ましくは<1301HDL 35 〜 7  2 B/ diトリク゛リセリド 30〜1 5 0 mg/ diり゛ルコ ース 73〜115mg% 表 4 (B) 各相前後のトリグリセリドレベル 断食血清トリグリセリド 被検者 耐薬(P) 試1i (T) 第1処置前 後 前 後 P/T 1 255’ +63’ 97 114 73 +60 119 83 lot  T4 77 62 53 74 T 5 88 70 83 83 T 7 117 91 76 48 P l2 88 74 150 67 P +3 130 224” +85’ +22 7+4 257’ 245’ 2 971′+ 195’ Pl5 42 41 123 34 P 上記表4(B)において、耐薬相中血清トリグリセリドレベル番ヨ(+72.3 %〜−27,6%の範囲)において平均2.8%の減少があったが、これは統計 的に有意ではない。しかし、試験相中、血清トリグリセリドレベルの平均減少は 204%(+39.6%〜−72.4%の範囲)であって、これは対のt−検定 により95%の信頼度で有意である。10人の被検者の6人において、試験相接 測定したトリグリセリドレベルは、研究前または置薬後測定したレベルより低か った。 表 4 (C) 各相前後のLDLレベル 断食血清LDL 被検者 ν薬(P) 試薬(T) 第1処置前 後 前 後 P/T 1 118 116’ 117 76 T3 97 127 115 86 T 4 62L 79 60L 40L T5 87 92 77 67L T 6 46L 70L 64L 33L T7 128 121 137 76  Pl2 135 +27 116 57L Pl3 93 113 68L 5 7L T14 170H165H167’ 135 Pl5 86 84 85  49L P かぎ:H=高、L=低 表4(C)において、研究の耐薬相においてL D Lレベルは、1週間の間に 平均16.2%(+52.2%〜−5,9%範囲)上ったが、これは統計的に有 意ではない。試験用において、平均32.8%(13%〜50.9%範囲)のL DLレベルのかなりの低下があった。 全ての10人の被検者で、試験相接のLDLレベルは記録したいずれの他のレベ ルよりも低かった。 表 4 (D) 各相前後のHDI−レベル 断食血清HD L 被検者 耐薬(P) 試薬FT) 第1処置前 後 前 後 P/T 1 45 44 43 34L T 3 34L 30L 32L 35 T4 50 45 47 38 T 5 49 55 56 45 T 6 34L 34L 35 35 T 7 39 36 33L 32L P l2 35 35 32L 29L Pl 3 45 54 46 48 T +4 34L 34’−26L 29L P+ 5 54 53 50 48  P かぎ=)1=高、L=低 表4(D)に示した結果は、研究のいずれの相においてもHDLレベルに有意な 傾向のないことを明らかにしている。耐薬相では範囲は+122%〜−10%( 平均−23%の変化)で、試験用では+11.4%〜−20,9%(平均−5, 4%の変化)であった。 表4(A)〜4(D)に示した結果は、本発明の水溶性高粘度セルロースエーテ ルが高脂血症の治療に有用であることを確証している。さらに詳しくは、正規食 事と共の試験処方物のHP M CK 8515の投与は、血清脂質レベルに劇 的な効果を生じ、1週間以内に研究した全被検者において全コレステロールおよ びLDLコレステロールレベルを著しく下げた。全コレステロールについては2 6%の平均低下、LDLコレステロールについては平均低下33%であった。ト リグリセリドレベルも大部分の被検者で減少し、21%の平均減少であった。有 利なことに、HPMC試験処方物の投与によって、HDLレベルは影響を受けな かった。 C(fit健康被検者における水溶性高粘度セルロースエーテル使用の許容量 実施例1の試験処方物の許容量を、若い健康な人で1回投薬量研究、ついで−週 間ブロック交差研究で評価した。C(ilで報告した血清脂質プロフィルに対す る本発明の水溶性高粘度セルロースエーテル組成物の摂取の効果についての研究 と類似の方式で、許容量研究を行った。 研究の1相では、被検者は1日3回の食事の各々で試験処方物を受けた。試験処 方物は実施例1に従う食餌ゼラチン処方物500@1中セルロースエーテルHP MGK8515 10gからなっていた。 他相では、被検者は置薬食餌ゼラチン処方物を受けた。 各相の3日前、被検者は過度に薬味を入れたまたは通常の食餌の一部分ではない 食物を止めるよう指図された。72時間の相接の排便報告期間を含めて、各相の 3日前および各相を通し、アルコール、店頭売買薬物、タバコは許可されなかっ た。研究相の間には1週間の洗浄期間があった。 1回投薬量研究のデータは、試験処方物の許容量は受け入れられるものであるこ とを示した。1回投薬量研究の試験槽および耐薬相において副作用の間に有意な 差はなかったし、排便の頻度またはコンシスチンシーに変化はなかった。 1週間の研究で、各相の1日目および7日目の4,8.24時間に記録のため、 副作用に関する質問書をくばった。2〜6日目日月。 24時間基準副作用を記録した。特に記録された副作用は、動き、めまい、頭痛 、胃腸不快、浮腫、胃腸けいれん、鼓腸、下痢であった。WA作用を0〜6の点 をつけた。0点は記録期間中副作用を経験しなかったことを示す。1点は1時間 未満続く温和な知力)し\効果を示す、高い点はひどさと時間が増すことを示す 。6点i!作用力≦ひど(持続することを示す。排便の頻度とコンシスチンシー も報告し記録した。 副作用データの統計的分析を表5(A)と5 CB) lこ示す。1日目および 7日目のデータを、関連作用を考慮する分散プログラムの5TJPERANOV A分析により同時に分析した。結果を表5(A)に示す。 表 5 (A) 1週間の許容量試験における1日目と7日目のデータの統計的分析p値 症状 試験対置薬1 18目対7日月2 時刻3動き 報告なし めまい 分析せず 頭痛 0.73 0.052” 0.049尊軍胸やけ 0.34 0.34  0.38胃腸不快 0.076’ 0.06’ 0.62浮腫o、oo67■0 .41 o、o9aW胃腸けいれん 0.37 1.0 0. +2鼓腸 0. 17 0.017” 0.015”下痢 0゜18 0.18 0.13 * P<0.1 ** P<0.05 (p>0.1では有意差なし、p<0.1では90%信頼 区間のみで有意、p≦0、osでは95%信頼区間で有意) 1.1欄(試験対置薬)のp値は、試験対置薬食事の投与で発生した悪応答の差 の尺度を与える。 2.2欄(1日月対7日目)のp値は、1日月対7日目に報告した悪作用の差の 尺度を与える。 3.3欄(時刻)のp値は、悪作用が時刻と共に変るかどうかを示す。 2〜6日目のデータは、1日目および7日目よりもひんばんでなく (24時間 に1回)集められたから、別に分析した。結果を表5(B)に示す。 表 5 (B) 1週間許容量研究における2〜6日のデータの統計的分析症状 p イ直 耐薬対試験1 87作用2 頭痛 0.46 、29 胃腸不快 0.77’ 、91 浮!0.014” 、14 胃腸けいれん 1.00 、72 鼓lll0.098’ 、64 下痢 0.20 、78 * P<0.1 本* P<0.05 (p>0.1のときは有意差なし、p<0.1では90% 信頼区間のみで有意、p<o、osでは95%信頼区間で有意)。 1、 1欄(試験対置薬)のp値は、試験対置薬食事の投与で発生した悪応答の 差の尺度を与える。 2.2欄(87作用)のp値は、日々悪作用が変ったかどうかを示す。 まとめると、上記結果は、治療的に有用な投薬量水準での試験処方物はヒトに十 分許容されることを示している。試験処方物の投与で生じる悪応答は胃腸管に限 られ、短かい温和な浮腫、短かい胃腸不快に限定され、時間がかかる傾向はなか った。ひどい鼓腸およびけいれんのような、多量の食餌繊維の摂取にふつう付隋 する一層苦しい作用は、HPMC試験処方物の投与では生じない。HPMC試験 処方物の投与は、排便の頻度の大げさでない増加を生じたが、そのコンシスチン シーには変化を生じなかった。これは、たとえば高コレステロール血症の制御に コレスチルアミンを投与したとき伴なう便秘とは著しく対照的である。 さらに、試験処方物の投与結果として、体重に変化はなく、または断食血清グル コースレベルを変化させなかった。表6と7は、許容量研究の各相の前後での断 食グルコースレベルと被検者体重を夫々示す。糖尿病および(または)高コレス テロール血症の治療に提案されてきたオートムギふすまやグアルのような食餌繊 維に比べ、HPMC試験処方物は十分に許容されるようにみえる。 表 6 グルコースレベル 被検者 置薬 試験 前 後 前 後 7 91 91 98 δ8 1 2 !18 92 97 87 15 98 88 92、85 表 7 重量(kg) 被検者 置薬 試験 Cfiiil 711和な高コレステロール血症患者に対する水溶性高粘度セル ロースエーテルの効果 本発明の水溶性高粘度セルロースエーテル組成物の温和な高コレステロール血症 患者の血清脂質プロフィルに作用する能力を効能試験で研究した。 「温和な高 コレステロール血症」とは全血清コレステロールレベルが200 mg/ di またはそれ以上、トリグリセリドが300ug/diを越えないものと定義され た。研究に入るときの健康状態は、身体検査および生化学的血液スクリーンによ り確認し、腎臓と肝臓の機能および血液の形態学を評価した。 この研究は二重盲検法で行ない、Cfi)に記載のようにブロック交差デザイン で投与した2週間2相で行った。研究の1相では、被検者は1日3回の食事の各 々で試験処方物(HPMCK851510gを含む糖不含ゼラチン500m1) を受けた。凝集相では、アップルソース大さじ一杯を1組織を変性するために5 00+il糖不含ゼラチンに分散し、被検者が試験処方物と置薬処方物とを見分 ける能力を減らした。相の間には4週間の洗浄期間があった。 副作用に関する質問書を、各相の2.8,155日目朝の24時間前に終らせた 。、排便(数とコンシスチンシー)を各相の5.6.7日目に記録した。副作用 および排便のコンシスチンシーに対する得点基準はC(ii)と同一であった。 1日目および155日目、−夜断食後1次のパラメータを測定した:体重、生徴 候、血清グルコース、血清脂質、生化学、血液形態学。断食血清脂質は、各相の 8日目に測定した。さらに、各相の155日目、血液試料を採取し、プロトロン ビン時間および比を評価した。 結果を、測定した全パラメータについて、平均上標準偏差またζよ(範囲)とし て表8に示す。血清脂質レベルに対するHPMCK8515投与の効果を決める ため、脂質レベルは凝集相と試験槽の同等の日の間で比較した。LDL対HDL kt、l!8日目0データカ)ら計算し、平均値を表8に示した。すべての比較 に対し、p<0.05のとき差は有意とみなされた。 表8 温和に高いコレステロールレベルをもった10人の被検者の脂質レベル レベル 研究相 p値 ■g/dl 凝 薬 試 験 試験166日目日目 8日目 155日目 1日 目 8日目 155日目対耐薬15日月CTOT 224(19) 221(2 8) 209(21) 223(23) 182(29)” 162(18)”  0.0001CLDL 152(+7) 160(25) +46(24)  156(28) 123(22)’ 102(21)” 0.0001CHDL  4fK13) 44(+2) 43(10) 45(12) 41(1の゛  41(9)” N5本 同一相1日目で比較しp<o、05木本 同一相8日目 で比較しp<0.05上記データは、試験槽の155日目凝集相の155日目デ ータの差は、)(PMCK8515の摂取の結果であることを示している。 全コレステロールで22.5%の減少、LDLコレステロールで30%の減少、 HDLコレステロールで11%の減少があった。全被検者は全コレステロールお よびLDLコレステロールレベルで減少を経験し、試験槽の2週間の各々で有意 の減少が認められた。これに対比し、HDLコレステロールおよびトリグリセリ ドレベルは、試験槽の第1週で下る傾向があり、第2週中安定化する傾向があっ た。 凝集相と試験槽の155日目HDLコレステロールおよびトリグリセリドレベル には有意な差はなかった。そこで、LDL対HDLコレステロール比はLDLコ レステロールバタンに従い、凝集相に比べ試験相中28%の平均減少であった。 副作用および排便のデータを交差研究デザインを考慮できるプログラム5UPE RANOVAを使い、分散の反覆測定分析により分析した。作用がかなりの場合 は、有意さの原因となる対を1丁ukeys試験のポストホック応用により決め た。めまい、胃腸けいれん1頭痛、胸やけは、試験槽と凝集相の間で有意差はな かった。有意な悪作用を表9に示す。 表 9 作用 凝集相 試験槽 p値 浮@ 0.40±0.68 2.5±2.13 0.002下痢 0.23±0 .68 1.25±1.55 0.011鼓11 0.33±0.76 2.6 ±2.3 0.008胃腸不快 0 1.33±1.45 0.008体重、生 徴候、生化学データを、スチューデント対を一検定を使い比較した。表1Oに排 便、コンシスチンシー、平均体重の結果をまとめた。 表 10 凝集相 試験相 p値 排便 1.78±0.80 3.2±1.64 0.006コノンステンンー  2.68 2,64 0.0003平均体重 77.9kg 78.00kg  N S ”断食り゛ルコース 87s+g/dLf78−79) 85.8mg /dL(79−94) N S ’本NS=有意でない 凝集相および試験相の両者で、プロトロンビン比は常に1.0または1 lであ り、同様にプロトロンビン時間は置薬15日月[12゜2 (11,7〜12. 61]および試験155日目12.2 (11,7〜12.711の間に差はな かった。収縮血圧は、凝集相の終りで平均113.3(106−1261および 試験相の終りで平均120.8(108−130)であった(有意でない)、相 により拡張血圧に傾向は認められなかった。 C1ivl温和な高コレステロール血症患者に対する投薬量応答研究投薬量応答 研究を開放基準で実施し、12人の温和な高コレステロール血症被検者は上昇基 準、置薬、 l0g7日、20g/日、30g/日でHP M CK 8515 の4水準を受けた。相間に1週間の最小洗浄期間で、各相を1週間続けた。凝集 相では、アップルソース大さじ一杯を5001糖不合ゼラチンに分散した。投薬 量では。 各食事と共に投与する試験処方物の容量を変えることにより、投薬量を調節した (HPMCK8515 10gを含む糖不含ゼラチン5001は30g7日の投 薬量を生じ、同一ゼラチン処方物333111は20g7日の投薬量を生じ、同 一ゼラチン処方物1671は10g7日の投薬量を生じた)。 各相の7日目に、悪作用に関する質問書を被検者は完成した。排便の数とコンシ スチンシーを、各相の5〜7日目に記録した0体重、生徴候、血液脂質レベルを 、各相の1日目および8日目の一夜断食後測定した。生化学的および形態学的ス クリーンを、凝集相の1日目および30g/日相の8日目にかけた。データを表 11に示す。 表 11 投薬量応答研究の4相の各々の8日目に記録した脂質レベルレベル p値 B/dl 1日目 レベル 置薬 10G 20G 30GCto丁 0.8827 224(29 120H+61 198+271’ 179f251”CLDL O,9119 +61i261 143f171 136f261’ 121(231軍Cl4 DL O,841746(14143f12) 43(12) 40(11)L DL:HDL ND 3.81 3.55 3.375 3.23トリク゛リセ リド 0.7999 103+441 107+531 107(50) 10 8(43)* p<0.05、置薬8ロ目より低い*ネ p<0.05.loG IO日目より低いND 測定せず 10g/日の投薬量レベルでは、凝集相および試験相の8日目の間で、全コレス テロールおよびLDLコレステロールの減少する傾向があった。20g/日投薬 量レベルでは、全コレステロールおよびL D Lコレステロールが夫々12% 、15%のかなり減少した。 この減少はHDLコレステロールレベルの有意な減少を伴なわなかった。その結 果、LDL:HDL比は11%減少した。同様に、30g/日投薬量では、全コ レステロール(20%)およびLDLコレステロール(25%)の両者にかなり の減少があった。しかし、30g/日では、HDLコレステロールレベルが減少 する傾向(有意ではない)があった。平均して、30g1日の規定食餌法の1週 間後、LDL対HDI−比は15%下った。トリグリセリドは全投薬鳳レベルで 影響を受けなかった。 HPMCK8515の種々の投薬量の投与は、試験相と凝集相の間でめまい、下 痢、頭痛の増加を生じなかった。事実、10g7日の投薬量レベルで、凝集相よ りも有意に高い悪作用は記録されなかった0表12は種々の作用の平均得点およ びその統計的有意性を示す。差の原因となる個々の対も示す。 表 12 レベル p値 mg/di W薬 10G 20G 30G 総治療効果浮!II O,83+ 1.81 1.5+1.81 3.0+2.01’ 4.0(1,71” 0. 0004岐If O,5+0.71 2.1+1.81 2.8(2,01’  3.4+1.81” 0.0005ffll不快0.6+1.01 0.6+0 .81 1.9+2.OJ 3.2(2,111中0.0004111’Plt  O,0G、6(1,21o、8(t、41 1.6(1,8)* o、。 傘 p<0.05、置薬8ロ目より低い傘傘 p<0.05.10G8日目より 低い被検者は投薬量応答研究の各相中体重を失なう傾向があった。その作用は凝 集相rp<o、oot)、2og/日相(p=0.28)。 では有意でなかった。平均体重損失は約1kgであったが、洗浄期間中に回復し た。1日当りの排便数は、20g/日、30g/日の投薬レベルでは有意に高か った。しかし、便のコンシスチンシーば4相で変らなかった(置薬から30g/ 日で、夫々得点2.94.2.90.2.8B、2.71 )。 結論すると、上記研究C(31〜Cl1vlは1本発明の水溶性高粘度セルロー スエーテルは、血清トリグリセリドを増すことなく、正常被検者および温和な高 脂血症被検者の両者で、LDLコレステロールを選択的に減少することにより全 コレステロールレベルを終始一貫し低下させる能力をもっことを示している。 本発明は特定の実施態様と応用について記載してきたが、当業者は本発明の範囲 を越えることなくまたは精神をいつ脱することなくさらなる実施態様を行うこと ができる。したがって、この図面および記載は本発明の理解を容易にするために 提出したものであって、本発明の範囲を制限するものと解釈してはならない。 FIG、1 #1(り 傾が醐) FIG、3 FIG、5 メ、デ、ト に(x10°3) FIG、5 FIG、7 内ににtx 10−31 +nM K tX lo−31 FIG、 9 由縁K (x 1O−3) 手綾補正書(方刻 平成6年4月11日

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.動物における血清脂質レベルの減少あるいは血液グルコースレベルの食後の 上昇を減少させるための食物摂取組成物において、該組成物が、 20℃での2重量%水溶液において10,000cP(10,000mPa・s )から2,000,000cP(2,000,000mPa・s)までの粘度特 性を有する水溶性、高粘度セルロースエーテル、該水溶性、高粘度セルロースエ ーテルの動物による日消費量が5から50gであり、 及び少なくとも一種類の製薬的に許容される不活性成分からなる。
  2. 2.該セルロースエーテルが約25,000cP(25,000mPa・s)か ら約800,000cP(800,000mPa・s)までの範囲の粘度を有す る請求項1記載の食物摂取組成物。
  3. 3.該セルロースエーテルが約50,000cP(50,000mpa・s)か ら約600,000cP(600,000mPa・s)までの範囲の粘度を有す る請求項1あるいは請求項2いずれかに記載の食物摂取組成物。
  4. 4.該水溶性、高粘度セルロースエーテルを水和、溶解、そして分散させるに十 分量の水を更に含有する前記請求項いずれかに記載の食物摂取組成物。
  5. 5.該水溶性、高粘度セルロースエーテルが無毒性、非イオン性、不活性、及び 食用に適するものである請求項1記載の食物摂取組成物。
  6. 6.該水溶性、高粘度セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロー ス、メチルセルロースあるいはヒドロキシエチルセルロースである請求項5記載 の食物摂取組成物。
  7. 7.水性ゼラチン組成物の形態の組成物において、該組成物がa.60から99 重量%の範囲の水、 b.0.5から10重量%の範囲のゼラチン、及びc.0.5から5.0重量% の範囲の請求項1乃至6いずれかに記載の水溶性、高粘度セルロースエーテルか らなる。
  8. 8.該水溶性、高粘度セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロー スエーテルである請求項7記載の組成物。
  9. 9.クッキー形態の食用製品組成物において、該食用製品が、a.10乃至25 重量%の間の請求項1乃至6いずれかに記載の水溶性、高粘度セルロースエーテ ル、 b.10乃至40重量%の間の万能小麦粉、c.約5乃至30重量%の甘味料、 d.5乃至40重量%の水、及び e.残りは慣習的なクッキー添加剤からなる。
  10. 10.該水溶性、高粘度セルロースエーテルがヒドロキシプロピルメチルセルロ ースエーテルである請求項11記載の食用製品。
  11. 11.更に、逆腸溶性被置剤からなる請求項1乃至10いずれかに記載の食物摂 取組成物。
  12. 12.治療を必要とする動物における血清脂質レベルの減少あるいは血液グルコ ースレベルの食後の上昇を減少させるための方法において、動物に所望の効果を 達成するための効果的量の前記請求項いずれかに記載の水溶性、高粘度セルロー スエーテルからなる組成物を動物に投与する工程からなる方法。
  13. 13.減少した血清脂質レベルが、高密度リポプロテイン血清コレステロールレ ベルに重大な影響を及ぼすことなく、低密度リポプロテイン血清コレステロール レベルである血清脂質レベルを減少させるための請求項12記載の方法。
  14. 14.動物の腸管内腔内容物の粘度が37℃での測定で10,000過剩のコン システンシー指数を有するようにするために、食物と共に摂取される食物補充剤 を動物に投与することからなる動物における血清脂質レベルあるいは血液フルコ ースレベルの食後の上昇を減少させる方法において、該食物補充剤が、37℃で の測定で60,000から130,000までの範囲のコンシステンシー指数を 有する請求項1乃至10いずれかに記載した水溶性、高粘度セルロースエーテル からなる。
  15. 15.動物における血清脂質レベルの減少あるいは血液グルコースレベルの食後 の上昇を減少させるための長物摂取組成物の調製方法において、 1)a)アルカリセルロースを形成するために希釈物中の相当するスラリーある いはセルロースエーテルフロックを水酸化ナトリウムと反応させ、 b)該アルカリセルロースを適当なアルキル化剤と圧力下で反応させ、そして、 c)該反応生成物を中和し、次いで乾燥、粉砕することにより、 請求項1乃至10いずれかに記載の水溶性、高粘度セルロースを調製し、そして 2)該セルロースエーテルを少なくとも一種類の製薬的に許容される不活性成分 と混合することからなる方法。
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