JPH0650703Y2 - サーモスタット付混合水栓 - Google Patents

サーモスタット付混合水栓

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JPH0650703Y2
JPH0650703Y2 JP1564189U JP1564189U JPH0650703Y2 JP H0650703 Y2 JPH0650703 Y2 JP H0650703Y2 JP 1564189 U JP1564189 U JP 1564189U JP 1564189 U JP1564189 U JP 1564189U JP H0650703 Y2 JPH0650703 Y2 JP H0650703Y2
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JP
Japan
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spindle
thermostat
shaft
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temperature
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JP1564189U
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JPH02107888U (ja
Inventor
順司 秋田
恭裕 松吉
徳男 長谷川
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は湯と水とを所望の温度に混合し、かつこの温
度をサーモスタットにより自動的に維持するようにした
サーモスタット付混合水栓に関する。
(従来技術) 従来、この種のサーモスタット付混合水栓としては特公
昭第58−40060号公報に開示されたものがあり、同公報
のサーモスタット付混合水栓の構成を以下第3図を参照
して説明する。
第3図において、100は本体で、給湯源及び給水源にそ
れぞれ接続される湯流入口101及び水流入口102を有して
いる。湯流入口101及び水流入口102はそれぞれ本体100
内に形成された湯用通路103及び水用通路104に通じてお
り、これらの通路103,104に導かれた湯及び水は弁体105
の前後移動によりその混合量を調節され、混合水流路10
6を経て図示しない吐出部に導かれる。
上記弁体105の前後移動は調節ハンドル107の回転操作に
より感温部108を介して行なわれ、調節ハンドル107の回
転は、調節ハンドル107に固定されたスピンドル軸109に
スプライン嵌合された作動軸110の前後動に変換され、
作動軸110の動きに追従して感温部108のエレメントケー
ス111が移動する。エレメントケース111には弁体105が
リターンバネ112により圧接されており、弁体105はエレ
メントケース111に追従して前後動する。
このような調節の際、調節ハンドル107を弁体105がリタ
ーンバネ112に抗して移動する方向に回した場合には操
作が重くなり、又、リターンバネ112が復元する方向に
移動させた場合には操作が軽くなる。このため、作動軸
110をリターンバネ112の付勢方向と反対方向に付勢する
バネ113を設けて、調節ハンドル107の操作力が正逆いず
れの方向の回転時においても一定となるように構成され
ている。
ここでバネ113は、本体100に固定されてスピンドル軸10
9及び作動軸110を取り囲む筒状体114内において作動軸1
10の後端部とスピンドル軸109との間に介在されてお
り、作動軸110は筒状体114の後部に螺着される一方、ス
ピンドル軸109は筒状体114の前端に止着リング115によ
り回転可能ではあるが前後移動不能に係止されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上記従来技術のサーモスタット付混合水栓
においては、バネ113を設けたことによって、組立てに
あたり筒状体114にスピンドル軸109を通して止着リング
115により係止し、次いでバネ113を入れた後にスピンド
ル軸109を作動軸110の後部にスプライン嵌合させ、かつ
作動軸110の前部を筒状体114に螺合させる困難な作業を
要する欠点を有していた。
(課題を解決するための手段) 上記従来技術の課題を解決するため、本考案のサーモス
タット付混合水栓は、水用流路,湯用流路、これら両流
路が合流する混合水流路を備えた本体部、前記混合水流
路に配設されて混合水温度に感温するサーモスタット
部、該サーモスタット部により作動されて混合水温度を
設定温度に制御する制御弁体、前記サーモスタット部の
作動位置を移動して混合水温度を設定する操作部、前記
制御弁体を前記操作部側に付勢するリターンスプリング
を備え、前記操作部はハンドルが取り付けられ前記本体
部に対して回転するが軸方向に移動しないスピンドル軸
と、前記サーモスタット部に当接して前記本体部に対し
軸方向に移動するスピンドルとを備え、該スピンドルは
前記本体部とセレーション嵌合させるとともに前記スピ
ンドル軸と螺合させ、かつこのスピンドルと前記スピン
ドル軸との間にはスリップワッシャーを介してカウンタ
ースプリングを入れた構成となっている。
(作用) 本考案のサーモスタット付混合水栓ではスピンドル軸と
スピンドルを本体に組み付けるにあたり、スピンドルを
スピンドル軸に予め螺合させ、この時にスピンドルとス
ピンドル軸との間にスリップワッシャー及びカウンター
スプリングを組み付けておくことができ、又、これらの
本体への組付時の作業としては、組付後のカウンタース
プリングに影響しないスピンドルの本体へのセレーショ
ン嵌合とスピンドル軸の本体への取り付けだけで済む。
又、カウンタースプリングは一端側がスピンドル軸によ
り回転作用を受けることとなるが、スリップワッシャー
を介在させたことによりネジリ力を受けることはない。
(実施例) 次に本考案の一実施例によるサーモスタット付混合水栓
を第1図及び第2図を参照して説明する。
第1図において、本体1の前部内壁には湯用通路2及び
水用通路3が形成されており、これらは図示しない湯供
給源及び水供給源にそれぞれ接続されている。本体1の
中央部には混合水通路4が形成されており、この混合水
通路4は吐出口5に連通している。
本体1の前部中央には筒状の弁体6が前後摺動可能に装
着されており、弁体6は本体1の前端に嵌着されたキャ
ップ7との間に前記湯用通路2からの湯入口8を形成
し、又、弁体6の側部には透孔9が設けられて前記水用
通路3からの水入口10を形成しており、弁体6の前後位
置の変化に応じて湯入口8と水入口10の面積が変化し、
弁体6内に流入する湯水の混合比を調節可能となってい
る。
弁体6にはサーモスタット11が取り付けられており、サ
ーモスタット11は弁体6に止め輪12を介して止着された
軸部13と感温体14とからなっている。感温体14は常に混
合水通路4内に位置しており、軸部13はその検出温度に
応じて伸縮する。
弁体6内には複数の流通口15〜15を備えた筒状のガイド
16が装着されている。このガイド16はその前部とキャッ
プ7との間に介在されたリターンスプリング17により後
方に付勢されて弁体6の内面に形成された肩部6aに係止
されており、結果としてリターンスプリング17により弁
体6及びサーモスタット11が常に後方に付勢されてい
る。
上記サーモスタット11の軸部13の後端はシール金具18を
介して本体1の後部に突出しており、本体1の後部には
軸部13と同軸の筒状のスピンドルケース19が固定取付さ
れている。
スピンドルケース19の前部の内周面の一部19aは六角形
状に形成されており、対応する六角形状の外周面を有す
る筒状のスピンドル20がセレーション嵌合している。ス
ピンドル20の前端には内向きのフランジ部20aが形成さ
れており、このフランジ部20aにはサーモスタット11の
軸部13の後端に装着されたリリーフ金具21の金具本体22
に設けられた外向きのフランジ部22aがリターンスプリ
ング17の付勢力により係止されている。尚、リリーフ金
具21は上記金具本体22内に軸部13の後端に嵌着されたプ
ラグ23と、リリーフスプリング24とを有している。
スピンドルケース19の後端にはスピンドル軸25が止め輪
26を介して相対回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付
けられており、スピンドル軸25の後端には温調ハンドル
27がネジ28を介して固定されている。
スピンドル軸25の前部は中空状に形成されており、その
外周面にはスピンドル20の内周面に設けられた雌ネジ部
20bに螺合する雄ネジ部25aが設けられている。又、この
雄ネジ部25aの内周面には上記リリーフ金具21の金具本
体22が摺接している。
ここで、スピンドル20のフランジ部20aとスピンドル軸2
5の前端との間にはスピンドル20を前方に付勢するカウ
ンタースプリング29がスリップワッシャー30とともに該
スリップワッシャー30をスピンドル軸25の前端に当接状
態で装着されており、このカウンタースプリング29の付
勢力は上記リターンスプリング17の付勢力と反対方向に
作用している。
本実施例のサーモスタット付混合水栓では温調ハンドル
27を一方向に回転させると、スピンドル軸25と螺合する
スピンドル20がスピンドルケース19とのセレーション嵌
合により前方に移動し、サーモスタット11の軸部13がリ
リーフ金具21を介して同方向に動き、リターンスプリン
グ17の圧縮に伴って弁体6が前方に移動する。これによ
って湯入口8の面積が小さくなる一方水入口10の面積が
大きくなり、混合水の温度が低下する。
温調ハンドル27を逆方向に回転させるとスピンドル20は
後方に移動し、サーモスタット11及び弁体6はリターン
スプリング17の復元力によりスピンドル20に追従して後
方に移動し、湯入口8の面積が大きくなる一方水入口10
の面積が小さくなって混合水の温度が上昇する。
ここで、スピンドル20とスピンドル軸25との間にはカウ
ンタースプリング29が装着されており、温調ハンドル27
を上記一方向に回転させた場合にはリターンスプリング
17とは逆にカウンタースプリング29が伸長し、又、逆方
向に回転させた場合には同様にリターンスプリング17と
は逆にカウンタースプリング29が圧縮される。
このため、リターンスプリング17とカウンタースプリン
グ29とは互いにその力を打ち消し合い、温調ハンドル27
の回転方向の違いによる回転力の不均一をなくすること
ができる。又、カウンタースプリング29は一端側が回転
するスピンドル軸25に、他端側が非回転のスピンドル20
に向けて圧せられているが、スリップワッシャー30をス
ピンドル軸25との間に介在させたことによりネジレが防
止されている。
又、サーモスタット11は感温部14による検出温度に伴っ
て軸部13が伸縮し、それに伴って弁体6を前後移動させ
ることにより混合水の温度を温調ハンドル27による設定
値に常に維持する役割を果たす。
さらに本実施例において、スピンドル軸25は筒状のスピ
ンドル20の内周面と螺合しており、スピンドル20の外周
面はスピンドルケース19とセレーション嵌合している。
この構成ではスピンドル軸25にスピンドル20を予め螺合
した状態でスピンドルケース19にスピンドル20をセレー
ション嵌合させれば、スピンドル軸25とスピンドル20は
組付時に回転操作する必要がなくなる。従って、このよ
うな螺着後のスピンドル軸25とスピンドル20との間にカ
ウンタースプリング29及びスリップワッシャー30をこれ
らの組み付けに先立ち装着しておけば、カウンタースプ
リング29及びスリップワッシャー30を設けたことによる
組付性への悪影響は何ら生ぜず、結果として全体の組み
付けを容易に行なうことができる。
このような組み付けの例を第2図を参照して説明すれ
ば、先ずリリーフ金具22をスピンドル20に挿通して仮止
めし、次いでカウンタースプリング29とスリップワッシ
ャー30をリリーフ金具22とスピンドル20との間の環状溝
内に装着する。そしてスピンドル20をスピンドル軸25に
所定の深さまで螺合させれば、カウンタースプリング29
がスピンドル20のフランジ部20aとスピンドル軸25の前
端間で圧縮され、カウンタースプリング29とスリップワ
ッシャー30とはスピンドル20内に保持状態となる。この
状態でスピンドル20をスピンドルケース19にセレーショ
ン嵌合させ、スピンドル軸25を止め輪26により係止させ
ればこれらの組み付けが完了する。
尚、上記のような組み付けの際、リリーフ金具22を予め
スピンドル20に挿通するステップは省くこともできる
が、その場合にはカウンタースプリング29とスリップワ
ッシャー30をスピンドル20内に定位置で保持するための
手段を設けておくことが好ましい。
(考案の効果) 本考案のサーモスタット付混合水栓では、カウンタース
プリングをスピンドルとスピンドル軸との間に予め取り
付けた状態で、スピンドル及びスピンドル軸の本体への
組み付けを容易に行なうことができるので、サーモスタ
ット付混合水栓の組立作業の簡略化及び迅速化を図るこ
とができ、又、スリップワッシャーをカウンタースプリ
ングとともにスピンドルとスピンドル軸との間に介在さ
せたことにより、カウンタースプリングのネジレによる
作動不良を未然に防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はサーモスタット付混合水栓の縦断面図、第2図は
第1図に示したサーモスタット付混合水栓の要部の分解
斜視図、第3図は従来のサーモスタット付混合水栓の縦
断面図である。 1……本体、2……湯用通路 3……水用通路、4……混合水通路 6……弁体、11……サーモスタット 17……リターンスプリング 19……スピンドルケース、20……スピンドル 25……スピンドル軸、27……温調ハンドル 29……カウンタースプリング 30……スリップワッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−2801(JP,A) 特開 昭54−102626(JP,A) 実開 昭63−51980(JP,U) 実開 昭57−141272(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水用流路3,湯用流路2、これら両流路が合
    流する混合水流路4を備えた本体部1、前記混合水流路
    4に配設されて混合水温度に感温するサーモスタット部
    11、該サーモスタット部11により作動されて混合水温度
    を設定温度に制御する制御弁体6、前記サーモスタット
    部11の作動位置を移動して混合水温度を設定する操作
    部、前記制御弁体6を前記操作部側に付勢するリターン
    スプリング17を備え、前記操作部はハンドル27が取り付
    けられ前記本体部1に対して回転するが軸方向に移動し
    ないスピンドル軸25と、前記サーモスタット部11に当接
    して前記本体部に対し軸方向に移動するスピンドル20と
    を備え、該スピンドル20は前記本体部1とセレーション
    嵌合させるとともに前記スピンドル軸25と螺合させ、か
    つこのスピンドル20と前記スピンドル軸25との間にはス
    リップワッシャー30を介してカウンタースプリング29を
    入れたことを特徴とするサーモスタット付混合水栓。
JP1564189U 1989-02-13 1989-02-13 サーモスタット付混合水栓 Expired - Lifetime JPH0650703Y2 (ja)

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JP1564189U JPH0650703Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 サーモスタット付混合水栓

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Publication Number Publication Date
JPH02107888U JPH02107888U (ja) 1990-08-28
JPH0650703Y2 true JPH0650703Y2 (ja) 1994-12-21

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ID=31227862

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JP1564189U Expired - Lifetime JPH0650703Y2 (ja) 1989-02-13 1989-02-13 サーモスタット付混合水栓

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