JPH06506926A - 医薬組成物に関する改良 - Google Patents

医薬組成物に関する改良

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 医薬組成物に関する改良 本発明は、水中に分散させた時に凝結に対して静電気的に保護される、例えばコ ロイドを生成する、生物学的に活性な物質の粒子、およびそれを含む医薬組成物 に関するものである。
生物学的に活性な物質とは、薬剤として医薬品に用い得る、または例えば殺虫剤 として農業に用い得る、活性物質、即ち薬理学的に活性な物資を包含すると理解 される。したがって「生物学的組成物」という語は、農業に使用される組成物を も包含する。しかしながら、本発明は特に医薬用途のための医薬組成物に関する ものである。
粒子を分散させた時に生成するコロイドは、一般に1および110000n ( 0,001ないし10μm)の間の粒子径を持つことができる。本発明に係る組 成物中のコロイド粒子は、アモルファス型の活性物質によってのみ構成されると 信じられる。大きさが小さい、特に2μmより小さい粒子は、最も微細な毛細血 管を遮断する危険なく薬物のコロイド粒子を静脈内に適用可能にする。
この微細に分散した状態は大きな表面積に付随しているため、コロイド状態自体 は一般に不安定で崩壊し易いものとみなされている。コロイド系は、凝結、例え ば凝集、フロキュレーションまたは結晶化によって、分散媒における表面積を減 少させようとする。これを防止するためには安定剤の添加が必要である。基本的 には、二つの知られている安定化の原則がある。第一は立体的安定化である。
ポリマーの分子は粒子表面に吸着し、分散媒中に到達するそれらの鎮によって凝 集またはフロキュレーションを防止する。第二の原則は、正または負に荷電して いる粒子、および結果としてもたらされる粒子相互の反発に基づいている。安定 剤は荷電しており、且つ粒子の親油性表面上への吸着に好適な親油性基を有して いる。粒子表面において優勢な電位は技術的測定には利用しにくいため、いわゆ るゼータ電位が、例えば、静電気的に安定化した粒子の安定性を示すのに用いら れる周知の特性となった。静電気的に安定化された粒子のゼータ電位は、その境 界表面において優勢な電位であって、溶液中の電解質イオンがそこまで運ばれ、 またはそれらが熱移動によってそこから除去される、該粒子から一定の距離にあ る層に対応すると考えることができる。
ゼータ電位は、例えば本明細書の実施例3に記載されるように、常法によって測 定することができる。
本発明は、ある態様において、表面に荷電グリセリルエステルを持ち、活性物質 :エステルの重量比か1.1ないし400 : 1である、実質上水不溶性の生 物活性物質の粒子を提供する。
別の態様において本発明は、極めて備かにしか水に溶解しない、そしてポリマー のまたは架橋した核、壁またはマトリックス材料を含まないが、静電気的安定剤 として負または正に荷電したグリセリルエステルを有し、これが、領01モルK CI水溶液中にある時−1,5ないし−100または+1.5ないし+100m Vのゼータ電位を該粒子に付与する、生物活性物質の粒子でありで、該粒子が、 活性物質:安定剤の重量比が1・1ないし400 : 1であり、且つ液体媒質 中で測定される時直径がlnmないし10μmである、粒子を含む医薬組成物を 提供する。
さらに本発明は、本発明に係る粒子の製造方法であって、a)1ないし100m g/mlの薬理学的に活性な物質およびグリセリルエステルまたは静電気的安定 剤を含有する有機溶液を混合することからなり、b)水性媒質が、対応する混合 物中において、エステルまたは安定剤に対する活性物質の重量比が上記の比に対 応するような条件の下にある、製造方法を提供する。
さらに別の態様において本発明は、本発明に係る医薬組成物の製造方法であって 、第一段階で該粒子を製造し、その後、得られたコロイド粒子を分離する、製造 方法を提供する。
該グリセリルエステルは、好ましくは有機および無機酸部分を有する。有機酸部 分は好ましくは脂肪酸である。無機酸部分は好ましくは多塩基酸、例えば燐酸か ら誘導される。さらに、該グリセリルエステルは、アミノ基、例えばアミノアル コールエステル基、またはヒドロキシ基、例えばグリセロールを有することがで きる。
この有機酸部分は、グリセリルエステルの親油性基であり:無機酸部分は、塩型 ならば、このグリセリルエステル分子に負の電荷を与え;アミノ基がもし存在し 、四級化されているならば、このグリセリルエステル分子に正電荷を与えること ができる。グリセリルエステルの好ましい群は負および正に荷電した燐脂質であ る。
この生物活性物質は、好ましくは医薬に使用し得るものである。好ましくは、そ れらの水溶性は、水1000部(容量)につき物質1部(重量)(=室温下で0 .1%または1mg/m+)より小さい。係る物質は、USP XXII(19 90)によると、ごく僅かに(微かに)溶けると分類される。水溶性は、好まし くは少なくとも水10000部(容量)につき物質1部(容量) (=0.01 %または0.1mg/rnl)である。
活性物質は、広範囲の化学物質の群のいずれかに属し得る。活性物質の一例はイ ミダゾール類である。別な例はFK506である。この化合物は、メルク・イン デクス、11版、付表A5に記載されている。FK506の類似体もまた一般に 知られている。活性物質は、好ましくは極めて溶けにくいペプチド、特に環状ペ プチド、例えばシクロスポリン構造を有するもの、例えばシクロスポリン類、特 に最大限400μg/ml(水)、とりわけ最大限40μg/ml(水)の水溶 性を有するものである。シクロスポリン類は既知の薬理活性物質の一部を含み、 これはそれらの医学的用途と共に文献中に詳細に述べられている[例えばGB2 22277OA号(その内容は引用して本明細書の一部とする)を参照されたい ]。好ましいシクロスポリン類は、シクロスポリンA(=シクロスポリン)、シ クロスポリンG(実施例3を参照されたい)、シクロスポリンDおよび実施例3 に述べられているその他の7クロスボリン類である。
以下の記載は、特にコロイド粒子の安定化に関する本発明の背景である:「コロ イド化学におけるゼータ電位」、ロバート・J、ハンター、アカデミツク・プレ ス、1981によれば、過剰吸着したヨウ化物または銀イオンのために負または 正の初期電荷を有するコロイド状ヨウ化銀粒子は、ドデシルピリジニウムプロミ ドのような正に荷電した界面活性物質による約+90mVまでのゼータ電位(2 45頁)、またはドデシル硫酸ナトリウムのような負に荷電した界面活性物質に よる約−200mVまでのゼータ電位(311頁)を獲得する。しかしながら、 これらの止威物は生物学的組成物であるとは考えられない。ヨウ化銀は薬理活性 物質としては使用されず、また、使用される界面活性物質は、例えばそれらの強 い溶血性および毒理学的問題の故に薬物治療における薬学的目的には適当でない 。
US−PS4.826,689号に、薬理学的に活性な物質のようなコロイド粒 子が凝結するのを防止するためには、ゼータ電位の閾値が超えられなければなら ないことが偶然記載されているが、この閾値の数値は記載されていない。
英国特許出願082200048号は、コロイド薬物粒子の静脈内適用が可能で あることを開示している。注射は直ちに薬理作用を誘発し、これは活性物質の溶 液による作用に相当する。この出願によれば、液体、例えば水性媒質中に再懸濁 できる、活性物質、例えばシクロスポリンへの、安定な、乾燥した、立体的に安 定化されたコロイド薬物粒子が生成可能であるためには、クエン酸のような釈解 剤、およびゼラチンのようなポリマー安定剤、およびマンニトールのような担体 を添加するのが好ましい。負の荷電の故に有効な釈解剤であるクエン酸は、親油 性薬物粒子に吸収されるには小さすぎる親油性部分を有しており、そのため静電 気的安定剤として機能するとは考えられない。ところがクエン酸は、使用される ゼラチンがその等電点を有し、静電気的安定化をもたらすことができない範囲に まで溶液のpHを変える。特に、大量のシクロスポリンAコロイド粒子の静脈内 適用を行なう場合、必要な量のクエン酸が放出されて血液の緩衝能を超え、その 結果血液のpH値は酸性側に動く。この理由により、クエン酸のような釈解剤は 使わずに済ますのが有利であろう。さらに、大量のゼラチンが必要であり得る。
本発明に係る粒子はいかなる種類の釈解剤も必要としない。なぜなら、これらは 、静電気的安定剤としての負または正に荷電したグリセリルエステル、例えばレ シチンの最少限の添加によって安定化され、且つ、上記特許明細書に記載される 安定化力より高い安定化力を有するからである。これらは特に、荷電した燐脂質 、例えば天然レシチンまたはレシチンの画分によって安定化される。したがりて 、これらの物質は静電気的安定剤の群に属する。一般に、それらの荷電成分のみ が粒子の安定化に寄与する。この事は、高純度の非荷電レシチン成分を使用する と、不充分な安定化の結果直ちにフロキュレーションが起こるという事実によっ て立証される。
活性物質/賦形剤の比率が全(異なりているため、同じようにレシチンを含有す るリポソームから、本発明に係る粒子を識別することができる。リポソームの活 性物質:賦形剤の比が多くとも1 : 2 (=0.5 + 1)であるのに対 して、本発明に係るコロイド粒子の安定化にホスファチジルグリセリンを使用す る場合、活性物質:賦形剤の比は1:1、例えば50:1で充分である。この相 違は、リポソームの場合、燐脂質は脂質二重層を構築するために使用され、これ が比較的大量のレシチンを必要とするという事実にある。これに対して本発明に 係る粒子の燐脂質は、例えば表面の単分子層に吸着され、それ故、粒子の安定化 のためにより少ないレシチン分子で充分なのである。
本発明に係る粒子およびナノ粒子の大きさは、同じ程度の大きさである。知られ るように、後者は修飾されたポリマーマトリックスによって成り、またはポリマ ー被覆を有しているという点で、これらを互いに識別することができる。ナノ粒 子中の活性物質は、ポリマーマトリックスに分子が分散されているか、または活 性物質もしくはその溶液が、好ましくは水不溶性のポリマーもしくは架橋壁材料 に包まれているかいずれかである。ナノ粒子の静脈内適用の目的は、リポソーム がそうであるように、普通、コロイド担体からの活性物質の放出を遅延させるこ とである。ナノ粒子またはリポソームの静脈内注射の後、それらは徐々に身体の 成る領域、即ち網内系(RES)へと取り込まれる。該粒子の被覆を身体にとっ て異物であると確認するマクロファージがこの工程を司る。したがって、活性物 質は体内でコロイド担体と同じやり方で分配され、活性物質の溶液としては分配 されない。この事は、特にナノ粒子の使用におけるかなりの妨げにつながる。こ れとは対照的に、本発明に係るコロイド粒子が静脈内注射される場合、不溶性で あると考えられている物質でも幾らかの残余溶解性を有するという事実により、 これらは以外にも活性物質の溶液と同じ方法で分配され、その結果、一定量がコ ロイド溶液として血中に注射されるとき、これは分配され分子分散として溶解す る。
本発明の好ましい態様は、ポリマーまたは架橋した壁またはマトリックス材料を 含まない、活性物質:安定剤の重量比が1.1ないし200 : 1である、静 電気的に安定化された粒子を有する組成物である。該薬物粒子の直径は、好まし くは最大1、特に最大03、とりわけ最大0゜2μmである。
本発明は特に、ツクロスポリンもしくはFK506またはそれらの類似体のよう な極めて水に溶けにくい生物活性物質の粒子を、負または正に荷電した天然また は合成燐脂質、特に天然レノチンからなる静電気的安定剤と共に有する医薬組成 物を提供するものである。このようなレシチンは、植物由来のもの、例えばダイ ズ、ナタ不またはヒマワリの種子に由来するものであってよく、または動物性の 供給源、例えば卵もしくは脳内物質に由来するものであってよい。コロイド粒子 は、部分的にもしくは全て合成の燐脂質、またはそれら燐脂質の混合物、または それら燐脂質と天然レシチンとの混合物によって静電気的に安定化することがで きる。コロイド粒子の安定化のためには、上記の安定剤は、負または正に荷電し た燐脂質の少なくとも一部を含む。
PCT出願WO38106438号の実施例3によれば、極めて水に溶+フに( い活性物質ツクロスポリンAのコロイド粒子が、安定剤と共に、活性物質:安定 剤=21の重量比、および約10μmの直径で製造される。無水エタノールおよ びポリエチレングリコール400に入れたシクロスポリンおよび安定剤の溶液を 、水を含むデキストロース中に注射すると、安定化されたコロイド粒子の懸濁液 が得られる。しかしながら、ホスファチジルコリンからなる安定剤は静電気的安 定化活性を持たない。何故なら、これは双性イオンであり、よって本発明に係る ミリボルト範囲のゼータ電位を与えるような寄与を何等提供しないからである。
この安定剤は、多少の荷電した不溶性燐脂質を含んでいる。既述の有機溶液にこ れを溶解できるようにするために、安定剤を脱塩する。これは、その荷電部分が 可溶性の遊離酸もしくは塩基に変換され、その電荷が取り去られることを意味す る(上記文献の14頁28−32行を参照されたい)。このツクロスポリン懸濁 液の粒子径の分布はそれほど好ましいものではない。40μmに達する直径の粒 子が幾らか見いだされており、これは静脈内適用には大きすぎる。係る適用のた めには、上限として5−771mまでの粒子のみが安全であると考えられる。
EPo、391,369A、2号によれば、シクロスポリンのような薬理活性物 質の水中油エマルジョンが形成される。このエマルジョンの油小滴は、親油性活 性物質を溶解状態で含む。小滴表面の燐脂質は、小滴の凝結に対してエマルジョ ンを安定化する。燐脂質は静電気的に荷電することができ、存在する他の電荷担 体によって、その電荷が油小滴に移動し、これがゼータ電位として測定される。
しかしながら、この油小滴はコロイド型の活性物質を含有していない。このエマ ルションの不利な点は、本発明に係るコロイド薬物化合物粒子に比較して、油お よびその他の賦形剤の割合が高いことである。許容し得る緩い構成の(例えば分 散可能な)スプレードライ生成物は、油が存在するため不可能である。
本発明に係る粒子のための一つの静電気的安定剤は、好ましくは、双性イオン燐 脂質の外に、例えば3ないし60%、特に5ないし35%、とりわけ10ないし 25%(重量)の正または好ましくは負に荷電した燐脂質、例えばホスファチジ ル−グリセロール、ホスファチジルコリンツト、ホスファチジルセリン、ホスフ ァチジル酸およびそれらの塩を含む天然し/チンである。とりわけこの安定剤は さらに、燐脂質、例えば天然レシチンからの抽出により得られる、ならびに部分 的または完全合成により得られる、負に荷電した燐脂質であってもよい。前に述 べたように、安定剤に対する活性物質の重量比は、好ましくは1・1および20 0 : 1の間であるが、特に10・1および601の間、中でも30:1およ び501の間である。
PCT出願WO38106438号に開示される粒子は、実施例4において、活 性物質・安定剤の重量比が11未満、例えば1:2であり、故に本発明に係る重 量比の範囲外にある。15頁3−8行によると、活性物質、安定剤の重量比は、 単純なコロイド粒子が存在するかリポソームが存在するかを識別する重要な因子 であって、その限界が11の比である。この限界より低いとそれらはリポソーム と17て存在する。したがってこの実施例4の粒子はリポソームである。安定剤 は、脱塩された卵ホスファチド、即ち主に双性イオンのホスファチジルコリンで 構成さね、これは]二記のように、本発明に係るミリボルト範囲の静電気的に安 定化された粒子を提供しない。本発明に係る粒子のための好ましい安定剤は、ホ スファチカレーグリセロールのような負に荷電した純物質であって、これは、極 めて少量を用いた場合、粒子を安定化することができ、驚くべき事に、天然の薬 学上許容し得るレシチンより小さな粒子径を作り出す。一般に本発明に係る粒子 は、意外にも立体的に安定化した粒子より小さな直径をもたらす。さらに、上記 の純物質は、より高いゼータ電位を生み出し、したがって粒子のより大きな反発 をもたらし、よって天然レノチンと比べ安定性が改善される。分析的観点からは 、これら純粋な燐脂質は、最終製剤中の活性物質の分解の検出を単純にする、明 確に識別される物質であると考えられる。天然レシチンは幾つかの物質から成り 立っており、これが少量の分解生成物の確認を困難にする。
コロイド粒子も同様に本発明の一部を形成し、これは好ましくは、液体媒質1m 1当り0.01μgないし2Qmg、特に6mgまで、とりわけ5mgのシクロ スポリンもしくはFK506またはその類似体という1度を有する。粒子の溶液 を含む医薬組成物は、好ましくは水性媒質中で製造される。自体既知であるよう に、この粒子は遠心または濾過によって分離できるが、次いで稠密な再懸濁しに くい固体を形成し得る。この理由により、この粒子は、凍結乾燥または特にスプ レードライによって、再懸濁可能な形態で取得することが有利である。
立体的安定剤よりは好ましいが、静電気的安定剤は、コロイド分散液の濃縮の間 、例えば凍結乾燥またはスプレードライの間、安定性を付与するには不充分であ るかも知れない。何故なら、粒子間の距離が非常に短いのでファンデルワールス 引力が働き始めるかも知れないからである。したがって、液体の蒸発の間、粒子 を離しておく担体を使用するのが好ましい。好ましい態様において、分散媒はこ の担体を1ないし20、特にイないし6%(重量)含有する。
本発明の好ましい態様は、上に定義される安定剤の一つにより静電気的に安定化 された粒子、およびスプレードライのための基剤としての役割を有する担体、を 伴う医薬組成物を包含する。これらの担体は常套的担体、例えばGB−PS15 16348号に記載されるような担体であってよい。好適な担体は、それらの凝 結を防止し、それによりそれらを安定化するために、濃縮工程の間コロイド薬物 化合物の粒子を離しておくことのできる全ての担体、例えばデギストラン、サッ カロース、マンニトール、グリシン、乳糖、ポリビニルピロリドンを包含する。
担体は好ましくは糖または糖アルコールである。
最終乾燥生成物における担体の湿潤化を改善するために、界面活性剤を添加する ことができる。
US−PS4.826.689号によれば、薬理学的に活性な物質のコロイド粒 子の凝結を防止するための立体的安定剤として、ポロキサマーを使用する。ポロ キサマーは、ポリオキシエチレンーポリオキシプロピレンブロック共重合体であ る。これらは親水性であるため、これらの生成物は疎水性粒子に親水性を与える ための界面活性剤として使用することもできる。インターナ7ョナル・ジャーナ ル・オブ・ファーマシューティクス29巻(1986)53−65頁によれば、 ポリスチレン核および60nmの直径を持ち、卵レノチンにより部分的には静電 気的にそして部分的には立体的に、またはポロキサマーにより立体的に安定化さ れ、または、それらの表面に分泌免疫グロブリンA(SIgA)分子をロードし ている、放射性標識されたミクロ粒子を、ウサギに注射して、体内臓器へのこれ らの分布およびマクロファージによるこれらの排除を研究する。これと対照的に 、本発明は、ポリマー核材料の安定化または活性物質の分子のローディングには 関係しない。その代わりに、固体の生物活性物質粒子が安定化される。
スプレードライの間に、該粒子は、得られる粉末粒子表面の疎水化を受けること ができる。即ち、好ましくは湿潤化を促進する界面活性物質を、スプレー溶液に 添加する。この物質は界面活性剤、例えばポリオキシエチル化したヒマシ油、ま たは特にポロキサマー型のポリマー界面活性剤であってよい。ボロキサマーは、 恐らくは静電気的安定剤の(部分的)排除によって、またはコロイド粒子上での 静電気的安定剤の(部分的)スクリーニングによって、濃度に応じたゼータ電位 の低下をもたらす。静電気的安定剤により発生した最小で−10または+10m Vのゼータ電位はこうしてそれぞれ−1,5または+1.5mVに低下させるこ とができる。水性分散媒中の界面活性物質の濃度は特に0.001ないし1、特 に0.01ないし0.1、とりわけ0.03%(重量)である。
本発明に係る生物学的組成物は常法によって生成させることができる。これらは 好ましくは本発明方法に従って生成され、その場合、a)1ないし200mg/ mlの濃度の活性物質、例えばツクロスポリンもしくはFK506またはそれら の類似体、および静電気的安定剤を含有する有機溶液、例えばエタノール、なら びにb)担体および界面活性物質を含有し得る水性分散媒、という別個の流れの 液体を合し、得られるコロイド分散系において、安定剤に対する活性物質の重量 比、または媒質に対する担体および界面活性物質の重量比が上記の範囲に相当す るようにする。このように、二つの液体をできるだけ速やかに混合し、その結果 安定剤が粒子の周りの境界表面に拡散するようにさせることによって、コロイド 粒子を形成させる。安定剤として天然レンチンを使用することにより、コロイド 粒子の表面は迅速に安定化され、これは、時間と共に殆ど変化しない一10mV 未満のゼータ電位が測定され次第検出することができる。しかしながら、純粋な 負に荷電した燐脂質が使用されるならば、そのゼータ電位は、−日後に不変の値 が得られるまで、より負の値へと変化する(実施例3を参照されたい)。別個の 液体の流れは、好ましくは連続的攪拌によって、特にスタティックミキサー(s tatic m1xer)中で合する。スタティックミキサーは、流れのホモジ ナイズまたは混合を達成する管系中に組み込まれる、可動部分の無い整流装置を 含んでいてよい。この原理を例えば液体の混合に使用する。
スタティックミキサー中で形成されたコロイド粒子の凍結乾燥は、しばしば、コ ロイド溶液に再構成した後の粒子径の変化を導く。中でも、スプレードライによ り製造する場合、本発明に係る静電気的に安定化されたコロイド粒子が、立体的 に安定化されたコロイド粒子よりも保存において安定とすることができるという 事は、新規且つ驚くべき事である。それによりもたらされる高温および短い乾燥 時間は、粒子径の変化を最小限とする。保存において安定であり、且つこの方法 により製造された乾燥粉末は、再懸濁して元の粒子径を与えることができ、これ は平均して、再構成された立体的に安定化された粒子より小さい。
したがって、本発明はさらに、スプレードライされた静電気的に安定化された粒 子を伴う医薬組成物を提供する。
この医薬組成物は、薬用賦形剤、例えば該粒子の製造に使用されるものの外に薬 用賦形剤を含有し得る。係る担体は、後の実施例に開示されるような崩壊剤、潤 滑剤などを包含し得る。
例えばシクロスポリンを含むスプレードライ型において、担体に対する活性物質 の重量比は好ましくはl:5ないし1:200.特に1:10ないし1,40、 とりわけ1.20である。
同様に、本発明は、スタティックミキサー中で形成された後、スプレードライに よって粉末型に変換される、静電気的に安定化されたコロイド粒子を有する医薬 組成物を提供する。
特に本発明は、乾燥状態で測定された粉末の平均粒子径が1ないし500μm、 特に3ないし50μmであり、含まれるコロイド粒子の平均粒子径が0.1ない し10、好ましくは0,15ないし0.5μmである、粉末型の、例えばシクロ スポリン類、FK506またはその類似体の、スプレードライされた、静電気的 に安定化されたコロイド粒子を含む医薬組成物を提供する。
静電気的な粒子を含有する医薬組成物は、本発明によれば、医薬として使用され る。
したがって本発明は、該粒子を含有する、例えばカプセル剤、錠剤、飲料水、懸 濁液、散剤、軟膏、ゲル、クリームまたは吐剤の剤型の医薬組成物を提供する。
スプレードライ粉末は、特に再懸濁後に、飲料水、肺への吸入液または非経口適 用用液体として使用することができる。粉末の剤型では、該粒子は鼻または肺へ の適用に使用することができる。
このスプレードライされた粉末は、薬用賦形剤と共に、カプセルに充填し、また は圧縮して錠剤とすることができ、しかる後経口適用に、または肺への適用のた めにも使用できるカプセル剤として好適となる。本発明に係る吐剤に加工される 場合、この粉末は直腸に適用することができる。
本発明に係る組成物は、生物学、例えば医学的適応のために、含有される活性物 質が、標準的な生物学的試験、例えば臨床およびバイオアベイラビリティ−試験 によって示される、例えば治療的に有効な用量において、有用である。
驚くべき事に、本発明に係る静電気的に安定化されたシクロスポリン粒子を含有 する経口用組成物において、活性物質のバイオアベイラビリティ−が向上するこ とが確立された。バイオアベイラビリティ−の向上と、投与後のシクロスポリン 血中濃度の迅速な上昇とを伴う経口用組成物が、実施例4.5および6の組成物 である。
したがって本発明はさらに、それを必要とする対象に薬理学的に活性な物質を投 与する方法であって、該対象に本発明に係る医薬組成物の有効量を投与すること からなる方法をも提供する。
さらに本発明は、a〕免疫抑制剤としての使用のため、または自己免疫疾患もし くは炎症状態もしくは自己免疫成分を有する疾患もしくは寄生虫感染もしくは攻 撃の処置のための、シクロスポリンを含有する、本発明に係る医薬組成物、およ び、b)それを対象とする対象において、免疫抑制を行なう、または、自己免疫 疾患の処置もしくは炎症状態もしくは自己免疫成分を有する疾患もしくは寄生虫 感染もしくは攻撃の処置のための、方法であって、該対象に本発明に係る医薬組 成物の有効量を投与することからなる方法、を提供する。
以下の実施例において本発明に係る粒子を製造し使用する。
実施例1 静電気的に安定した薬剤化合物粒子を有する医薬組成物の連続生産および用途1 、溶液の製造 a、水溶液・ 75のエチレンオキシおよび30のプロピレンオキシ基を含むボロキサマー18 8(プルロニクスF−68(商標))0.3gおよび乳糖100.0gを蒸留水 に溶がして1リツトルとし、孔サイズ0.2マイクロメーターの滅菌フィルター を通して滅菌タンクへ移し入れる。
b 有機溶液: 3.00gのシクロスポリンAおよび0.06gのバルミトイル−オレイル−ホ スファチジル−グリセリンを、60a+1の無水エタノールに溶かし、孔サイズ 0.2マイクロメーターの滅菌フィルターを通して滅菌タンクへ移し入れる。
2 コロイド状薬剤化合物粒子の製造 図1は、シクロスポリンAのコロイド粒子の連続生産および乾燥を示す。
水溶液および有機溶液を入れたタンクを、滅菌ホースにより計量ポンプへ別々に 連結する。溶液は、滅菌ホースを通して2つのポンプによりスタティックミキサ ー(スルツアー、10ミキソングエレメント、各エレメントの直径3.4mm) へ供給される。他のミキサー、例えばケエックスのミキサーも使用され得る。水 溶液を、9.4al/分の速度でスタティックミキサーを通して(み出す。有機 溶液を、0.6IN1/分の速度で第1ミキシングエレメントの前に直接水相へ 同軸注入する。スタティックミキサーにおいて、2種の液体を合わせ、激しく混 合すると、その結果シクロスポリンAのコロイド粒子が形成される。
レーサービーム散乱法によって測定されたコロイド粒子の粒子サイズは80すツ メ−ターであり、標準偏差は15n論である。
3.コロイド状薬剤粒子の乾燥 図1で説明されている通り、生成したシクロスポリンAのコロイド粒子は、噴霧 乾燥機(ナイロ)の乾燥塔に吊り下げられた2コンポーネントノズルへオンライ ンで供給される。1.5バールのスプレー気圧で、コロイド状薬剤化合物粒子の ゾルを微細小滴に分散させ、150℃の空気供給温度で乾燥する。給気は、入り 口にある0、2マイクロメーター滅菌フイルターを通して乾燥機へ導入される。
乾燥形態の分離は、サイクロンで行なわれる。ここの空気温度はまだ約75℃で ある。出ていく空気はブロワ−を通して除去される。生成した粉末の平均粒子サ イズは38マイクロメーターである。シクロスポリンA粉末の含有率は、粉末1 g当たり29.8+gである。
4、コロイド状薬剤化合物粒子の乾燥形態の適用コロイド粒子の乾燥形態はガラ ス瓶へ充填され得、水を加えた後、再びコロイド系が生成され、粒子サイズは1 20ナノメーターおよび標準偏差は65ナノメーターである。シクロスポリンA のこれらの再分散コロイド粒子は、非経口的、例えば静脈内経路により投与され る。
別の適用例には、次のものがある。
−所望によりさらに別の賦形剤を用いて、カプセルへ充填または錠剤に圧縮成形 。
一コロイド状薬剤化合物粒子の直接使用または再分散、続いて飲用液として使用 。これらの形態は経口適用に適している。
−吸入器へ充填、続いて鼻または肺に適用。また、水に再分散およびネブライザ ーによる肺適用も可能である。
一軟膏基剤またはクリーム製剤に混入、続いて皮膚に適用。
−座薬基剤に混入、続いて直腸適用。
実施例2 インビボ試験におけるコロイド粒子含有医薬組成物の使用静脈内適用後の生物体 におけるシクロスポリンAのコロイド粒子の分布状態を、ラットへの静脈内適用 後における、等張性グルコース溶液により希釈した、市販のシクロスポリンA注 入用濃厚液(サンディムンXKZI)の場合と比較した。この試験の場合、検出 は、放射性標識活性物質を用いて行なわれた。全器官において、本発明によるシ クロスポリンAのコロイド粒子の分布は、KZI溶液の場合に対応している。こ れは、コロイド粒子が、ナノ粒子(例えばポリメタクリレートまたはポリシアノ アクリレートの粒子)とは対照的に、ある種の器官では蓄積されないが、活性物 質のミセル溶液として分布していることを示している。
図2および3は、器官の摘出および溶解後「液体シンチレーション計数法」によ り測定された、体の様々な器官における、市販KZI溶液およびシクロスポリン の新規コロイド粒子の静脈内投与後のシクロスポリンAの分布を示す。放射性標 識活性物質の分布を5分、1.24および48時間後に測定した。図で与えられ た詳細はF値である。F値は、器官または血液1g当たりの濃度を体重1g当た りに適用された用量で割ったものとして定義される。
市販注入用濃厚液(KZI)の分布と比較したシクロスポリンへのコロイド粒子 のラット体における分布パターン。
ツクロスポリンAのコロイド粒子: 12.01mgの非標識シクロスポリンAおよび領345IIgの[3H]−シ クロスポリンAおよび0.0345+++gのホスホリボン80を、0.251 m1の無水エタノールに溶かす。例えばエッペンドルフ・バリペツテを用いて、 この器官溶液を、撹はんしながら42mlの水溶液(94,7gの蒸留水に58 0gのマンニトールを溶解)へ混入させる。コロイド粒子が生成される。最終容 量は4.45m1である。
シクロスポリンA−KZ T : 12.57mgのシクロスポリンAおよび0.331−mgの[3H]−シクロ スポリンAを、磁気撹はん装置において233.9mgのKZI媒質(650, 0mgのクレモフォーEL(BA、5F)=ポリー(35)オキシエチル化ひま し油)に溶かし、278.0mgの無水エタノールを混合すると、粘ちょう性溶 液が生じる。この溶液を等張性グルコース溶液により希釈すると、4.2+nl の最終容量が得られる。
上記2製剤各々03m1を、雄KfmWISTラットの大腿静脈に適用する。重 量的200gでは、これは、4.5mgツクロスポリンA/kg(体重)の常用 平均lに相当する。全身オートラジオグラフィー用の動物を除き(この場合、放 射能量は体重1kg当たり2000マイクロキユリーに達した)、放射線量は2 00マイクロキユリ一/kgであった。全身オートラジオグラフィーを用いて、 時間当たり1動物により0.08.1.24および48時間後の身体における2 製剤の分布パターンを測定した。さらに、2ラットの群を用いた「液体ノンナレ ーション計数法」により溶解後に、個々の器官における放射能の分布パターンを 測定した。
実施例3 ゼータポテンシャル測定 ゼータサイザーIII(マルバーン・カンパニー、マルバーン、イギリス国)に より全ゼータポデンンヤル測定を行った。活性物質の濃度は1mg/mlであっ た。使用された分散媒質は、満足すべき伝導性を与える0 01モル塩化カリウ ム溶液であった。測定条件は次の通りであった。
測定セル AZ4、マルバーン・カンパニー、マルハーン、イギリス国電解質:  0.01モル塩化カリウム溶液温度 25℃ ボルト数 120■ 測定角度 90゜ 活性物質 含有率l ll1g/’m+コロイド状薬剤化合物粒子のゼータポテ ノンヤルおよび粒子サイズゼータポテンシャル 粒子サイズ 生産 24時間 進行 24時間 シクロスポリン/POPG lO:1−24.3 mV −47,9mV B3 .6 nrrr 106.6 nmΣ’K 506 /Pl−8010:1−2 2.9 mV −22,9a+V 235.2 nra 495.2 nrnP OPG−パルミトイルーオしノイル−ホスファチジル−グリセリンPL80−ホ スホリボン80(す・ソテルマン)、80重量%が非荷電)トスファチジルクロ リドおよび10%が負荷電燐脂質脚注、1)ツクロスポリン138としてEPO 296122A21こ記載(実施例Hも参照)。
”)EP0414632A2、実施例2に記載。
影響。
薬剤濃度は11g/mlであった。様々な濃度のポロキサマー溶液を分散媒質と して使用した(各々0.01モル塩化カリウムにより伝導性は保証されている) 。75エチレンオキシおよび30プロピレンオキシ基を含むポロキサマー188 (例、プルロニク(商標)F−68)。
ゼータポテンシャルおよび粒子サイズ ゼータポテンシャル 粒子サイズ ljE、産 24時間 進行 24時間シクロスポリン/POPG 50:3  (−16,6:l)ポロキサマー188 0.01! −22,7mV −50 ,4mV 10B、9 r++++ 144.2 nm0.05K −13,5 mV −32,2mV 10B、7 nm 146.2 nm011χ−11, 4mV −23,4mV 11B、3 nm 151.3 nm0.5χ−5, 8mV −11,8mV 110.7 nm 148.Onmシクロスポリン/ PL 8050:5 (−10=1)ボロキサv−1880,01! −17, 7mV −19,0mV 139.9 na+ 143.1 nm0.05K  −10,3mV −11,0mV 132.4 nm 145.8 r+mO, I!−7,8mV −8,5mV 127.1n+n 144.lnm0.5χ −2,3raV −2,1mV 165.6 nm 170.4 nm既に述べ た通り、ポロキサマーを加えると、噴霧乾燥した静電気的に安定させたコロイド 粒子の再分散性は改善される。ポロキサマーをもたない粒子との比較結果は、幾 分大きいボロキサマー含有粒子が形成されるが、溶解状態では、それらの直径が 小さいがため充分安全に静脈内適用され得ることを示す。
錠剤形態の医薬組成物の例 実施例4 バルミトイル−オレイル−ホスファチジル−グリセリン(POPGX安定剤’)  1.7 0.1ラクトース(担体) 1281.0 89.5ポリソルベート 80(ポリ−(20)−オキシエチル化ソルビタンモノオレエート、界面活性剤 ) 17.0 1.2カルボキシメチルセルロースナトリウム(交叉結合、崩壊 剤) 67.6 4.7ステアリン酸マグネシウム(滑沢剤) 6.8 0.5 アエロジル(SiOz) 6.8 0.51430.9 100.0 実施例5 シクロスポリンG 50 2.9 POPG 3.0 0.2 ラクトース 1557.0 90.5 ポリソルベート80 21.0 1.2Na−力ルボキ/メチルセルロース(交 叉結合)81.7 4.7ステアリン酸マグネシウム 8.3 0.51721 .0 100.0 POPGにより安定したツクロスボリン粒子は、実施例1に従い製造された。
水性出発溶液では、ポロキサマーをポリソルベート80(0,1%)により置き 換えた。ラクトース濃度は75%であった。
有機出発溶液では、シクロスポリンおよびPOPGは、101の重量比で存在し た。溶媒はエタノールの水溶液であった(容量の60%)。
コロイド粒子を製造するため、水性および有機溶液を実施例1による割合で混合 した。
噴霧乾燥製品を崩壊剤と混合し、乾燥粉末用コンバクターで濃縮した。製造され たか粒を滑沢剤および所望によりアエロジルと混合し、錠剤に圧縮成形した(長 円形22.8 X 9. Omm)。
イヌ試験 体重12kg前後の6匹のピーグル犬を使用した。薬剤投与の20時間前、食物 を撤収し7たが、動物には実験開始まで自由に水に接近させた。
早朝(午前8時頃)、実施例5の用量形態を動物に経口投与し、次いでNaC1 09%溶液を与、えた。投与の3時間後、再び動物には水お誹び食物へ自由に接 近させた。
薬剤の経口投与の一15分、3(1分、1.1.5.2.3.4.6.8および 24時間後に2mlの血液試14(またはブラ゛、/り試料用に5m1)をしよ う側皮静脈(前腕)から採取し、E D T Aを含む5mlプラスチック管に 集めた。
動物試験の全血試料を、インクスター社のザンディムン放射線免疫検定キットに より分析した。蒸留器の水、ミ不ソタ55082.1951ノースウエスタン・ アベニュー、アメリカ合衆国、非特異的モノクローナル抗体(こねはまた薬剤代 謝物を検出する)を使用。
試験結果は図4にプロットさねており、J−0873の0〜24時間における曲 線下領域(AUCo”X−生物学的利用能)を示す。
すなわち、本発明は、特に、その表面にコロイド安定剤を有し、活性物質安定剤 重量比が11へ□400:1であり、液体媒質中で測定さオlだ平均粒子直径が 1ナノメーター〜10マイクロメーター であり、体重19kgのピーグル人に 50mgの量の活性物質を軽口投与した場合に、iffをng/mlで測定する と生物学的利用能(−A IJ C、”)が]、 1500以Fである、ツクロ スボリンGの粒子を含む医薬組成物を提供する。
実施例6 発泡性錠剤 量 POPG 3.0 0.08 ラクトース 1557.0 39.7 ポリソルベー1−80 21.0 0.52NaHCO3830,021,2 くえん酸 970.0 24.マ スクロース(風味改善用) 325.0 8.3ポリエチレングリコール400 0(滑沢剤) 115.0 2.9オレンジ香料(風味改善用) 20.0 0 .5アスパルテーム(メルク・インデックス、第11版、モノグラフ86ff参 照、甘味料) 30.0 0..93921.0 100.0 形状/サイズ、球形/ 25 mta 溶解速度 媒質、水 方法 USPパドル UPM: 50 時間(分) 放出% 実施例7 錠剤 量 mg % FK506 I領02.3 POPG O,70,2 Na−カルボキシメチルセルロース(交叉結合) 81,7 19.0ステアリ ン酸マグネシウム 8.3 1.9430.0 100.0 形状/サイズ:球形/9.Qmm 補正音の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 1、特許出願の表示 PCT/EP92100862 2、発明の名称 医薬組成物に関する改良 3、特許出願人 名称 サンド・リミテッド 4、代理人 住所 〒540 大阪府大阪市中央区域見2丁目1番61号5、補正音の提出年 月1」 請求の範囲 (1)表面に負または正に荷電グリセリンエステルを有する実質的に水不溶性の 生物学的活性ペプチドの粒子であって、活性物質エステル重量比が11〜400 1である粒子。
(3)活性物質が゛7クロベブチトである、請求項〕記載の粒子。
(4)活性物質が/りoスポリンである、請求項3記載の粒子。
(5)活性物質が、多くとも40マイクログラム/lI!1の水溶度を有するシ クロスポリンである、請求項4記載の粒子。
(6)活性物質がシクロスポリンAである、請求項4記載の粒子。
(7)活性物質がシクロスポリンGである、請求項4記載の粒子。
(8)活性物質が[3′−デスオキシー3゛−オキソ−MeBmt]’−[Va l]2−rシクロスポリンJ(Ciclosporin)である、請求項4記載 の粒子。
(9)活性物質が[0−2−ヒドロキシエチル−D−5et]8−シクロスポリ ンである、請求項4記載の粒子。
(10)活性物質がFK506またはその類縁体である、請求項1〜3のいずれ か1項記載の粒子。
(]、 1)0.01モルKC]水溶液中に入れられると、−]−、]5〜−1 00ミリポルlまたは→15〜+100ミリボルトのゼータポテンシャルを有す る、請求項1〜10のいず第1か1項記載の粒子。
(12)活性物質エステルの重量比が101〜601である、請求項1〜2の( \ずれか1項記載の粒子。
(13)エステルが荷電した燐脂質である、請求項1〜12のいずれか1項記載 の粒子。
(14)エステルが天然レンチンである、請求項]3記載の粒子。
(15)エステルが、ホスファチンルーグリセリン、−イノノド、−七リンまた 1まホスファチド酸またはその塩である、請求項14記載の燐酸。
(16)液体媒質に分散させると、1ナノメートル〜10マイクロメートルの平 均粒径を有する、請求項1〜15のいずれか1項記載の粒子。
(17)直径が多くとも03マイクロメートルである、請求項16記載の粒子。
(18)ポリマーまたは交叉結合壁、核またはマトリックス材料を含まない、請 求項1〜17のいずれか1項記載の粒子。
(19)請求項1〜18のいずれか1項記載の粒子を含む、生物学的組成物。
(20)請求項1〜19のいずれか1項記載の粒子を含む医薬組成物。
(21)水には非常に溶けにくく、ポリマー性または交叉結合核、壁またはマド 1ルツクス材料を含まないが、001モルKCI水溶液中では−1,5〜−10 0または+15〜+100ミリボルトのゼータポテンシャルを粒子に付与する静 電気安定剤とし7て負または正に荷電したグリセリンエステルが負荷された生物 学的活性物質の粒子であって、活性物質:安定剤の重量比が1 ]〜400:1 であり、液体媒質中で測定した場合1ナノメートル〜10マイクロメートルの直 径を有する粒子を含む医薬組成物。
(22)0.01モルKCI水溶液中では−15〜−100または+15〜+1 00ミリボルトのゼータポテンンヤルを粒子に付与する静電気燐脂質安定剤と共 に、水には非常に溶けにくい薬理学的活性物質を含み、薬剤安定剤の重量比が1 .1〜4001てあり、液体媒質中で測定すると1ナノメートル〜10ナノメー トルの粒径を有するコロイド粒子を含む医薬組成物。
(23)液体媒質に分散させたとき、1ml当たり0.01マイクログラム〜2 0+gの7クロスポリン濃度を与える、請求項]記載の粒子を有する組成物。
(24)噴霧乾燥に適した担体を有する、請求項19〜23のいずれか1項記載 の組成物。
(25)糖または糖アルコールを含む、請求項24記載の組成物。
(26)界面活性剤を含む、請求項19〜25のいずれか1項記載の組成物。
(27)界面活性剤がボロキサマーである、請求項26記載の組成物。
(28)粉末形態である、請求項19〜27のいずれか1項記載の組成物。
(29)懸濁液、錠剤、カプセル、飲用液、散剤、軟膏、クリーム、ゲルまたは 座剤形態である、請求項27〜28のいずれが1項記載の組成物。
(30)肺適用される散剤形態である、請求項19〜28のいずれが1項記載の 医薬組成物。
(31)水での肺吸入溶液として使用される、請求項19〜27のいずれか1項 記載の医薬組成物。
(32)経口適用形態である請求項19〜27のいずれか1項記載の医薬組成物 。
(33)表面にコロイド安定剤を有し、活性物質、安定剤の重量比が1:1〜4 00:1であり、液体媒質中で測定された平均粒径が1ナノメートル〜10マイ クロメートルであり、体重12kgのピーグル犬に50+agの量の活性物質を 経口投与した場合、濃度をng/mlで測定すると生物学的利用能(=AUG、 2’)が11500以下である、シクロスポリンGの粒子を含む医薬組成物。
(34)投与を必要とする対象への薬理活性物質の投与方法であって、前記対象 に請求項19〜33のいずれか1項記載の医薬組成物の有効量を投与することを 含む方法。
(35)対応する混合物において活性物質対エステルまたは安定剤の重量比が請 求項1の場合に対応する条件下でa)1〜100mg7m1の生物学的活性物質 およびグリセリンエステルまたは静電気安定剤を含む有機溶液およびb)水性媒 質を混合することを含む、請求項1〜18のいずれか1項記載の粒子の製造方法 。
(36)液体a)およびb)の別々の流れの連続混合を特徴する請求項35記載 の方法。
(37)スタティックミキサー中ての連続混合を用いる、請求項35記載の方法 。
(38)第1段階では液体を請求項35〜37のいずれか1項記載の方法により 製造し、続いて生成したコロイド粒子を分離する方法。
(39)常に請求項35〜37のいずれか1項記載の方法により担体を用いて製 造される粒子。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年10月18日り

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に荷電グリセリンエステルを有する実質的に水不溶性の生物学的活性 物質の粒子であって、活性物質:エステル重量比が1:1〜400:1である粒 子。
  2. (2)活性物質がペプチドである、請求項1記載の粒子。
  3. (3)活性物質がシクロペプチドである、請求項2記載の粒子。
  4. (4)活性物質がシクロスポリンである、請求項3記載の粒子。
  5. (5)活性物質が、多くとも40マイクログラム/mlの水溶度を有するシクロ スポリンである、請求項4記載の粒子。
  6. (6)活性物質がシクロスポリンAである、請求項4記載の粒子。
  7. (7)活性物質がシクロスポリンGである、請求項4記載の粒子。
  8. (8)活性物質が[3′−デスオキシ−3′−オキソ−MeBmt]1−[Va l]2−「シクロスポリン」(Ciclosporin)である、請求項4記載 の粒子。
  9. (9)活性物質が[0−2−ヒドロキシエチル−D−Ser]8−シクロスポリ ンである、請求項4記載の粒子。
  10. (10)活性物質がFK506またはその類縁体である、請求項1〜3のいずれ か1項記載の粒子。
  11. (11)0.01モルKC1水溶液中に入れられると、−1.5〜−100ミリ ボルトまたは+1.5〜+100ミリボルトのゼータポテンシャルを有する、請 求項1〜10のいずれか1項記載の粒子。
  12. (12)活性物質エステルの重量比が10:1〜60:1である、請求項1〜2 のいずれか1項記載の粒子。
  13. (13)エステルが荷電した燐脂質である、請求項1〜12のいずれか1項記載 の粒子。
  14. (14)エステルが天然レシチンである、請求項13記載の粒子。
  15. (15)エステルが、ホスファチジル−グリセリン、−イノシト、−セリンまた はホスファチド酸またはその塩である、請求項14記載の燐酸。
  16. (16)液体媒質に分散させると、1ナノメートル〜10マイクロメートルの平 均粒径を有する、請求項1〜15のいずれか1項記載の粒子。
  17. (17)直径が多くとも0.3マイクロメートルである、請求項16記載の粒子 。
  18. (18)ポリマーまたは交叉結合壁、核またはマトリックス材料を含まない、請 求項1〜17のいずれか1項記載の粒子。
  19. (19)請求項1〜18のいずれか1項記載の粒子を含む、生物学的組成物。
  20. (20)請求項1〜19のいずれか1項記載の粒子を含む医薬組成物。
  21. (21)水には非常に溶けにくく、ポリマー性または交叉結合核、壁またはマト リックス材料を含まないが、0.01モルKC1水溶液中では−1.5〜−10 0または+1.5〜+100ミリボルトのゼータポテンシャルを粒子に付与する 静電気安定剤として負または正に荷電したグリセリンエステルが負荷された生物 学的活性物質の粒子であって、活性物質:安定剤の重量比が1:1〜400:1 であり、液体媒質中で測定した場合1ナノメートル〜10マイクロメートルの直 径を有する粒子を含む医薬組成物。
  22. (22)0.01モルKC1水溶液中では−1,5〜−100または+1.5〜 +100ミリボルトのゼータポテンシャルを粒子に付与する静電気燐脂質安定剤 と共に、水には非常に溶けにくい薬理学的活性物質を含み、薬剤:安定剤の重量 比が1:1〜400:1であり、液体媒質中で測定すると1ナノメートル〜10 ナノメートルの粒径を有するコロイド粒子を含む医薬組成物。
  23. (23)液体媒質に分散させたとき、1ml当たり0.01マイクログラム〜2 0mgのシクロスポリン濃度を与える、請求項1記載の粒子を有する組成物。
  24. (24)噴霧乾燥に適した担体を有する、請求項19〜23のいずれか1項記載 の組成物。
  25. (25)糖または糖アルコールを含む、請求項24記載の組成物。
  26. (26)界面活性剤を含む、請求項19〜25のいずれか1項記載の組成物。
  27. (27)界面活性剤かポロキサマーである、請求項26記載の組成物。
  28. (28)粉末形態である、請求項19〜27のいずれか1項記載の組成物。
  29. (29)懸濁液、錠剤、カプセル、飲用液、散剤、軟膏、クリーム、ゲルまたは 座剤形態である、請求項27〜28のいずれか1項記載の組成物。
  30. (30)肺適用される散剤形態である、請求項19〜28のいずれか1項記載の 医薬組成物。
  31. (31)水での肺吸入溶液として使用される、請求項19〜27のいずれか1項 記載の医薬組成物。
  32. (32)経口適用形悪である請求項19〜27のいずれか1項記載の医薬組成物 。
  33. (33)表面にコロイド安定剤を有し、活性物質:安定剤の重量比が1:1〜4 00:1であり、液体媒質中で測定された平均粒径が1ナノメートル〜10マイ クロメートルであり、体重12kgのビーグル犬に50mgの量の活性物質を経 口投与した場合、濃度をng/mlで測定すると生物学的利用能(=AUCo2 4)が11500以下である、シクロスポリンGの粒子を含む医薬組成物。
  34. (34)投与を必要とする対象への薬理活性物質の投与方法であって、前記対象 に請求項19〜33のいずれか1項記載の医薬組成物の有効量を投与することを 含む方法。
  35. (35)対応する混合物において活性物質対エステルまたは安定剤の重量比が請 求項工の場合に対応する条件下でa)1〜100mg/mlの生物学的活性物質 およびグリセリンエステルまたは静電気安定剤を含む有機溶液およびb)水性媒 質を混合することを含む、請求項1〜18のいずれか1項記載の粒子の製造方法 。
  36. (36)液体a)およびb)の別々の流れの連続混合を使用する、請求項35記 載の方法。
  37. (37)スタティックミキサー中での連続混合を用いる、請求項35記載の方法 。
  38. (38)第1段階では液体を請求項35〜37のいずれか1項記載の方法により 製造し、続いて生成したコロイド粒子を分離する方法。
  39. (39)常に請求項35〜37のいずれか1項記載の方法により担体を用いて製 造される粒子。
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