JPH06506707A - 湿気指示成形樹脂 - Google Patents

湿気指示成形樹脂

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JPH06506707A
JPH06506707A JP3509994A JP50999491A JPH06506707A JP H06506707 A JPH06506707 A JP H06506707A JP 3509994 A JP3509994 A JP 3509994A JP 50999491 A JP50999491 A JP 50999491A JP H06506707 A JPH06506707 A JP H06506707A
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モス,アーサー・ゼンカー
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イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 湿気指示成形樹脂 発明の分野 本発明は、樹脂を湿った及び乾いた状態の間で色における差を示すようにせしめ る湿気指示剤を含む、溶融成形のために適切な熱可塑性樹脂に関する。また、こ のような組成物を形のある部品に溶融成形するための方法、並びにそれらの湿っ た及び乾いた状態の間で色の差をまた示す形のある部品それ自体も提供される。
発明の背景 熱可塑性樹脂を溶融成形する時に水の存在がしばしば有害であることは当該技術 において知られている。十分な水が存在する場合には、樹脂が100℃より高く 加熱される時に生成されるスチームが、生成する部品が望ましくないフオームま たは泡を含むようにせしめる可能性がある。
更に油断のならないことには、多くの商業的に重要な樹脂例えばナイロン及びポ リエステルは、水による加水分解によって化学的に劣化し、その結果生成する部 品の物理的特性に欠陥がある。これは、物理的特性の簡単な目視検査からは明ら かではない。それは、通常は、物理的特性の破壊テストによって、または使用の 際の物理的特性の早過ぎる破損によって検出される。
樹脂を乾燥しそして運搬するための装置は設置しそして維持するのが高価であり 、そして樹脂を乾燥するための必要性は結果として増加したコストをもたらす。
湿気のレベルが知られていないので、それが実際に必要であるか否かに拘わらず 、樹脂をルーチンに乾燥する時には不必要なコストを受けることが実際に見い出 される。時としては、乾燥装置それ自体が、検知できずにうまく働かず、結果と して多分乾燥されたよりもむしろ湿った樹脂をもたらすであろう。湿気含量をテ ストするために使用されるある種の分析的方法は、湿った空気にさらされた樹脂 の大きなバッチにおいては正確ではないことが多い均一性の仮定に依存する。
湿気分析のオンライン方法は非常に高価である。
WilliamitiSの1977年4月19日に発行された米国特許第4,0 18,061号は、湿気指示化合物例えばコバルト塩を吸湿性プラスチックと混 合して、冷却剤が湿っている時に指示する冷却剤システムのための湿気指示剤を 開示している。この混合物はペンキとして溶液から付与されると述べられている 。プラスチック及び湿気指示剤の溶融成形混合物またはブレンドに関して何も述 べられていない。
各々がCo1onらの1988年5月10日に発行された米国特許第4.743 ,238号及び1987年7月21日に発行された第4,681.576号は、 接着剤を湿った及び乾いた状態で異なる色であるようにせしめる湿気指示剤を含 むホットメルト接着剤を述べている。ポリマー、脂肪酸及びその他の補助剤の複 雑な混合物である接着剤から形のある部品を溶融成形することに関しては何も述 べられていない。
Bouchardらの1981年4月28日に発行された米国特許第4.263 ,850号は、シアン化第二コバルト、第一コバルト及びプラスチック例えばポ リオレフィンの粉末化された形の湿気指示側組成物を含む花火のキャップを開示 している。この組成物から形のある部品を溶融成形すること、または使用される プラスチックが加水分解的に不安定であることに関しては何も述べられていない 。
1989年8月14日に公開された日本特許第89/201,364号は、Co CLが橋かけされたポリマーによって吸収されそして水透過性プラスチックバッ グの内側にシールされる湿気指示“パケット”を述べている。限定によって、橋 かけされた樹脂は溶融成形することができない。
1982年7月21日に公開された日本特許第82/127093号は、複雑な 化学的混合物から製造された湿気指示フィルムであって、水の存在下でのヨウ素 を形成するヨウ素酸イオンとヨウ化イオンとの反応を実際に含むフィルムを述べ ている。次に、このヨウ素は存在する澱粉と相互作用して色の付いた澱粉−ヨウ 化物鎖体を形成する。これを成形樹脂として使用することに関しては何も述べら れていない。
1990年9月25日に発行されたRosenfeldの米国特許第4.959 ,445号は、コバルト塩の存在下で芳香族ポリエステル(ボリアリレート)を 製造するためのある種のモノマーの重合を開示している。生成するポリマーは、 通常は黄色である、コバルト化合物無しで製造されるポリマーに対して、灰色、 青または紫の色合いを有する。
これらの色が芳香族ポリエステルの湿気含量につれて可変性であるがまたは変化 することは、この特許中には何も述べられていない。重合が完了した後でポリエ ステルにコバルト化合物を添加することに関しては何も述べられていない。
本発明の目的は、簡単な目視検査によって容易に決定される、好ましくはそれら の臨界的水濃度の近くでまたはそこで、色変化を示し、それによって湿った樹脂 が溶融成形されるであろう望ましくない可能性を大幅に減少させる熱可塑性成形 樹脂を提供することである。
本発明の別の目的は、熱可塑性樹脂を溶融成形する際の使用のための湿気指示剤 及び1以上の熱可塑性樹脂を含む湿気指示側混合物及び組成物を提供することで ある。
本発明の別の目的は、湿気指示剤を含む熱可塑性樹脂から形のある部品または物 品を溶融成形するための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、適切な溶融成形のために熱可塑性樹脂の湿気含量を監視す るための方法を提供することである。
本発明の別の目的は、物品がそれらの湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す ような、湿気指示剤を含む熱可塑性樹脂から製造され溶融成形された物品を提供 することである。
発明の要約 本発明は、湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示組成 物であって、この組成物が別々の粒子の形でありそして組成物の湿った及び乾い た状態の間で色の差を示す組成物を提供する。
本発明はまた、湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示 側組成物の別々の粒子(ここでこの組成物はこの組成物の湿った及び乾いた状態 の間で色の差を示す)、並びに2)同じまた1ヨ1以上の別個の熱可塑性樹脂の 別々の粒子を含有して成る樹脂組成物を提供する。成分2)中の1以上の樹脂は 湿気指示剤を含まない。
本発明はまた、3)1)溶融成形条件下で加水分解的に不安定な1以上の熱可塑 性樹脂の別々の粒子、並びに2)湿気指示剤の湿った及び乾いた状態の間で色の 差を示す湿気指示剤の別々の粒子の混合物を含有して成る湿気指示側混合物を提 供する。
本発明は、更に、形のある物品または部品を成形するための方法を含有して成る 。1つのこのような方法は、1)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有 して成る湿気指示側組成物を溶融すること(ここで、この組成物は別々の粒子の 形にありそしてこの組成物の湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す)、2) 生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3)溶融物または液体を冷 却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る。
第二のこのような方法は、 1)a)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の湿気指示側組成物の別々の粒 子を(ここで、この組成物は湿気指示側組成物の湿った及び乾いた状態の間で色 の差を示す)、並びにb)同じまたは1以上の別個の純な熱可塑性樹脂の別々の 粒子を含有して成る樹脂組成物を溶融すること、 2)生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3)溶融物または液体 を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る。
第三のこのような方法は、 1)溶融成形条件下で加水分解的に不安定な1以上の熱可塑性樹脂の別々の粒子 、並びに湿気指示剤の湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指示剤の別 々の粒子の混合物を含有して成る湿気指示混合物を溶融すること、 2)生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3)溶融物または液体 を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る。
本発明はまた、溶融成形に先立って熱可塑性樹脂の水含量を監視するための方法 を含有して成る。1つのこのような方法は、湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性 樹脂を含有して成る湿気指示側組成物であって、この組成物が別々の粒子の形に ありそしてこのような組成物の湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す組成物 のためである。このような湿気指示側組成物の水含量を監視するための方法は、 該湿気指示側組成物の色を目視で検査すること、並びにこの色を前記湿気指示側 組成物の湿った及び乾いた状態の色と比較することを有して成る。
第二のこのような方法は、湿気指示剤を含む同じまたは1以上の別個の熱可塑性 樹脂を含有して成る湿気指示側組成物の別々の粒子と混合された】以上の熱可塑 性樹脂の別々の粒子を含有して成る樹脂組成物であって、この湿気指示側組成物 がその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す樹脂組成物のためである。この ような樹脂組成物の水含量を監視するための方法は、樹脂組成物中の湿気指示混 合物粒子の色を目視で検査すること、並びにこの色を前記湿気指示側組成物の湿 った及び乾いた状態の色と比較することを有して成る。
第三のこのような方法は、その湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指 示剤と物理的に混合された、溶融成形条件下で加水分解的に不安定である1以上 の熱可塑性樹脂の湿気指示側混合物のためである。
このような湿気指示側混合物の水含量を監視するための方法は、湿気指示側混合 物中の湿気指示剤の色を目視で検査すること、並びにこの色を湿気指示剤の湿っ た及び乾いた状態の色と比較することを有して成る。
本発明はまた、湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の溶融成形された組成物 を有して成り、その湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す形のある物品を含 有して成る。
発明の詳細 熱可塑性プラスチックは、典型的には、溶融成形方法例えば押出成形または射出 成形によって成形される。即ち、それらを溶融し、そして生成する液体を金型ま たはダイによって所望の形に成形しそして次にその固体状態に冷却し、かくして 形のある部品または物品を生成させる。溶融成形方法の間にこのような熱可塑性 プラスチックを好都合に取り扱い、そして特にそれらの中でそれらが溶融される であろう機械に供給するために、それらは、通常は、それらが重力で流れるかま たは圧力的に容易に輸送されるであろう物理的な形にある。
本明細書中で使用される時には“粒子“という術語は、圧力的に容易に輸送され るかまたは重力で流れるであろう別々の片を意味する。形に拘わらず、このよう な粒子の最大の寸法は、通常は約5Qmmを越えずそして典型的には10mm以 下である。最大の寸法は通常は約0. 5mmより小さくはない。このような粒 子の最小の寸法は典型的には約0゜01mmで良いが、0.1mm以上が好まし い。当業者によって知られているようなペレット、典型的には約0.05〜約5 mmの最大の寸法及び約0.01〜約0.15mmの厚さを有するフレーク、典 型的には径が約0.5〜約5mmでそして約0.5〜約5mm長さのシリンダー 、典型的には側部が約0.5mm〜約5mmの立方体または長方形固体、約0. 5mm〜約5mmの径を有する球または半球、円錐形固体及び流れる不規則な形 が、粒子の意味内に含まれる。好ましくは、粒子は粉末の形ではない。
″臨界的水濃度”という術語は、特定の応用の要件によって決定される実用的な 術語である。本明細書中ではそれは、加水分解による劣化を受けない熱可塑性樹 脂に適用される時には、樹脂を100’Cより高く加熱する時に受け入れられな い量のスチームが生成する、熱可塑性樹脂中の大体の湿気範囲を意味するために 使用される。本明細書中ではそれは、加水分解による劣化を受ける熱可塑性樹脂 に適用される時には、樹脂のかなりの化学的加水分解が始まる大体の湿気範囲を 意味するために使用される。これは、通常は、樹脂の物理的特性が受け入れられ ない程度まで劣化される範囲としてまたは供給者によって推薦された湿気の最大 量として取られる。
“加水分解的に不安定な”という術語は、本明細書中では加水分解によって劣化 を受ける熱可塑性樹脂を指すために使用される。
本明細書中で使用される時には“湿った”及び“乾いた”状態という術語は、相 対的な術語でありそして樹脂が利用される予定の特別な用途または状況に依存す る。例えば、加水分解的に不安定な樹脂が溶融成形される予定である場合には、 湿ったは、臨界的水濃度より上、または樹脂製造業者によって溶融成形のために 推薦された最大水濃度より上を意味するであろう。それ故、乾いたは、これらの 値未満の湿気レベルであろう。
“湿気指示剤組成物”という術語は、本明細書中では、湿気指示剤を含む1以上 の熱可塑性樹脂の組成物であって、この組成物が別々の粒子の形にありそしてそ の湿った及び乾いた状態の間で目視の色の差を示す組成物を指すために使用され る。
“樹脂組成物”または“湿気警告樹脂”という術語は、本明細書中では、1)そ れによって組成物がその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指示剤を 含む1以上の熱可塑性樹脂の組成物の別々の粒子、並びに2)1以上の同じのま たは異なる熱可塑性樹脂の別々の粒子の組み合わせ物を意味するために使用され る。この組成物中の成分2)の1以上の熱可塑性樹脂は、湿気指示剤を含まずそ して成分1)の湿気指示側濃厚物中の熱可塑性樹脂成分と同じかまたはそれとは 別個で良い。
“湿気指示剤混合物”という術語は、本明細書中では、溶融成形条件下で加水分 解的に不安定な1以上の熱可塑性樹脂の粒子と、その湿った及び乾いた状態の間 で色における目視の差を示す湿気指示剤の粒子との混合物を指すために使用され る。
本明細書中で使用される時には“純な樹脂”という術語は、湿気指示剤を含まな い1以上の熱可塑性樹脂を意味する。
“形のある物品”または“形のある部品”という術語は、本明細書中では、特別 な物理的な形に溶融成形された熱可塑性樹脂を述べるために使用される。
本発明は、熱可塑性プラスチックがその湿った及び乾いた状態の間で湿気指示剤 組成物の色における目視の差が存在するのに十分な濃度で湿気指示剤を含むまた はそれと混合されている、上で規定されたような樹脂組成物、湿気指示剤組成物 、及び湿気指示剤混合物を提供する。好ましくは、色変化は、上の混合物または 組成物の臨界的水濃度の近くでまたはその濃度で起きる。必要とされる任意の特 定の湿気指示剤の最小の効果的濃度は、本明細書中で後で規定されるように最小 の実験によって容易に決定される。本明細書中の湿気指示剤は、湿った状態から 乾いた状態に及び/または逆に行くと色を変える化合物または物質である。この 色変化が可逆的であることが好ましい。この色は可視光または紫外光中で見るこ とができるが、好ましくは裸眼で見ることができる。色変化が高度に認め得るこ とが好ましい。この特性を有し、そして好ましくは1以上の熱可塑性樹脂と溶融 ブレンドすることができる化合物または物質が適切である。
本明細書中での使用のために適切な湿気指示剤は無機塩で良い。好ましい湿気指 示剤は、高度に着色した水和物を形成する遷移金属塩、例えばコバルト(■)塩 である。その他の水和物形成遷移金属塩例えば硫酸銅(n)もまた、本発明の実 施のために適切であろう。水和された及び無水の形の色が別個であることが重要 である。
コバルト塩が特に好ましい。有用なコバルト塩は、COCl2、C。
Br、、Co I2及びCo S O4を含むがこれらに限定されない。コバル ト塩の有用な濃度は、1kgの熱可塑性樹脂あたり約0. 1〜約0.01g原 子のコバルト、好ましくは1kgの熱可塑性樹脂あたり約0.03〜約0.06 g原子のコバルトである。
本発明の湿気指示剤混合物または湿気指示剤組成物は、粒子に関して上で規定し たようにそれが重力で流れるかまたは圧力的に容易に輸送されるであろう任意の 物理的形で良い。湿気指示剤または湿気指示剤組成物の物理的形は、純な熱可塑 性樹脂粒子と同じかまたはそれとは異なって良い。
本発明の湿気指示剤は、多くのやり方、例えば溶液混合と引き続(溶媒の除去、 または粉末ブレンド及び圧縮(粉末冶金と殆ど類似)で熱可塑性樹脂とブレンド することができる。スクリュー押出機中のように、樹脂を溶融し、押出機内で湿 気指示剤と混合し、そして溶融物を粒子特にペレットに成形する溶融ブレンドが 最も有用でそして好ましい。このような樹脂のペレット化は当業者にはよ(知ら れている。
本発明の湿気指示剤混合物または組成物の特定の形及び組成は、湿気指示剤の化 学的本質、存在する熱可塑性樹脂の特性、及び応用の特別な要件によって指図さ れるであろう。以下のファクターを湿気指示剤を選択する際に考慮する必要があ るニ ー湿った及び乾いた状態における色(対照的な色が好ましい);−色の濃さく一 般的に濃ければ濃いほどそれだけより良い)ニー色変化が起きる湿気範囲ニ ー殊に高められた(成形)温度での、熱可塑性樹脂の安定性及び特性に対する湿 気指示剤の効果; 一色変化の急速さ及び正確さ; 一熱可塑性樹脂との混合の容易さ; −毒性; 一コスト;並びに 一部品を成形した後で残る色のレベル。
必要とされる湿気指示剤の最小濃度は、色の濃さに逆比例する。必要とされる濃 度が比較的高い場合には、湿気指示剤が熱可塑性樹脂特性に悪い影響を与えるで あろう一層大きなチャンスが存在する。これが起きる濃度は、用いられる熱可塑 性樹脂及びそれが用いられる応用に依存して変わる。また、湿気指示剤の色が濃 い場合には、この色は、他の着色剤が溶融成形混合物の一部でない限り、部品を 成形した後で見えるであろう。
これらの問題は、1)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の湿気指示剤組成 物、及び2)湿気指示剤を含まない1以上の同じまたは別個の熱可塑性樹脂を含 む樹脂組成物を溶融成形することによって、少なくともある程度、回避すること ができる。上の成分1)及び2)において使用される熱可塑性樹脂が同じである ことが通常は好ましい。何故ならば異なる樹脂のブレンドはしばしば予言不能な 特性を示すことが知られているからである。かくして、湿気指示剤組成物粒子及 び純な樹脂粒子の混合物をスクリューメルターに供給する時には、それらはブレ ンドされ、そして最後の形のある部品中の湿気指示剤の濃度は、湿気指示剤組成 物粒子対純な樹脂粒子の重量比によって減らされる。かくして、ある種の形のあ る部品は付加的な純な樹脂を組み入れること無く湿気指示側混合物または湿気指 示剤組成物から溶融成形することが望ましいであろう1ブれども、一般的には上 で規定したような組成物を溶融成形することが好ましい。
最後の形のある部品中の湿気指示剤の濃度を減らすことは、数個のゴールを達成 する。それは、湿気指示剤が樹脂の特性に顕著に影響するであろうチャンスを減 らず。それは、湿気指示剤をそれが最後の形のある部品中で見えない点まで希釈 する可能性がある。それは、使用される湿気指示剤の量を減らすことによって形 のある部品における湿気指示剤のコストを減らす。
臨界的ではないけれども、溶融成形のための組成物中に存在する粒子の約1〜約 20%、好ましくは約3〜約10%が湿気指示剤を含むべきであることが見い出 された。これは、形のある部品中の湿気指示剤の結局の濃度を比較的低く保持し 、一方湿気指示剤組成物粒子の濃度をそれらが比較的容品に見えるのに十分に高 いレベルで保持する。これは、粒子の形及びサイズ、並びに湿気指示剤の色の別 個性に依存して幾らか変わるであろう。
色変化の急速さは、湿気指示剤の化学的性質によって影響され得る。
湿気レベルにおける変化に対する速い応答が必要とされる場合には、着色された 水和物を急速に形成する塩を使用することができる。もっとだんだんの応答が望 まれる場合には、選ばれた湿気指示剤は水とのもっと遅い反応を示すべきである 。
重要なファクターは、樹脂組成物の臨界的水濃度でのまたはそれ未満での色の変 化である。湿気によって劣化されるポリマーは、臨界的湿気含量、即ちそれより 上では溶融成形の間にポリマーの顕著な劣化が起きる湿気レベルを有すると信じ られる。この湿気レベルに近付く時に、湿気指示剤組成物粒子が色を変えること が好ましい。これは、応答の臨界的敷居値、即ち応答が望まれる湿気レベルであ る。当業者は理解するように、乾いた樹脂粒子、例えば典型的なサイズの3mm 径の球は、湿気に最初にさらされた時に、その断面を通して均一な水の濃度を持 たない。
むしろ拡散のために、それは球の内部におけるよりも高い初期水濃度を表面近く で有するであろう。か(して、球の中の水の全体のまたは平均の濃度は、球の内 部がその中に多(の水を有する前に、臨界的レベルに到達するであろう。このよ うな状況においては、湿気指示剤組成物粒子は、その平均湿気レベルが臨界的レ ベルのはるかに上になるまで(完全には)色を変えない可能性があることが容易 に理解される。
この問題に対する1つの解決策は、湿気指示剤組成物粒子を純な樹脂粒子と混合 することである。樹脂組成物における応答の臨界的敷居値は、湿気指示剤組成物 が十分な水を吸収して湿気指示剤における色を誘発しその結果樹脂組成物の平均 湿気含量が臨界的レベルに到達した時に色変化が起こるのにかかる時間を制御す ることによって調節される。応答の臨界的敷居値は、純な樹脂のそれに対する湿 気指示剤組成物の粒子の厚さを制御することによって制御することができる。
本発明の湿気指示剤組成物粒子は、回りのもっと厚い純な樹脂粒子が臨界的湿気 敷居値に到達するのとほぼ同じ時間にそれらが湿気で飽和されたようになるであ ろうような厚さで製造することができる。好ましくは、色変化は、樹脂組成物の 臨界的水濃度が全体として到達される直前またはその時に起こる。本当に、粒子 ブレンド中の湿気指示剤組成物粒子の色変化敷居値は、粒子の厚さを変えること によって制御することができる。一定の純な樹脂粒子厚さにおいては、湿気指示 剤組成物粒子が薄ければ薄いほど、湿気指示剤組成物粒子が色を変える時の樹脂 組成物中の全体の水濃度はそれだけ低い。
任意の与えられた樹脂の臨界的水濃度は、通常は当業者に知られているか、また は樹脂の商業的供給者から得ることができる。任意の特別な純な樹脂粒子サイズ に関しては、以下のようにして必要とされる湿気指示剤組成物粒子厚さを容易に 決定することができる。乾いた樹脂組成物(湿気指示剤組成物を含む)を湿気に さらし、そして色変化が本質的に完了するまでこの混合物を時間の間隔で観察す る。次に、樹脂組成物の湿気含量を、湿気分析計またはその他の標準的な技術、 例えばカールーフィソンヤ一方法を使用して測定する。粒子は臨界的水濃度が到 達される直前に色を変えなければならない。湿気指示剤組成物粒子の厚さは、そ れらを湿気に対して多かれ少なかれ敏感にするために変えることができる。勿論 、湿気指示剤それ自体は、樹脂の臨界的水濃度が到達される前に色を変えるのに 湿気に対して十分に敏感でなければならない〇湿気指示剤組成物の比較的薄い粒 子を製造するための1つの好都合な方法は、押出機中で熱可塑性樹脂及び湿気指 示剤を溶融ブレンドし、そしてこの混合物を薄いシートまたはフィルムとして押 出し、そして次にこのシートをフレークに切断することである。樹脂はまた、通 常の手順に従って乾燥しなければならない。湿気指示剤組成物がフィルムの形に ある時には、好ましくはそれは、約1.5〜3mmの範囲の最大寸法を有する低 いアスペクト比の粒子に切断される。次に、湿気指示剤組成物粒子を純な樹脂粒 子と乾燥ブレンドする。これらの成分の乾燥ブレンドを達成するための任意の好 都合な方法を使用して良い。ブレンドの容積よりも約100%大きい容積の容器 中のタンプリングが満足である。湿気指示剤組成物粒子及び純な樹脂粒子のブレ ンドを使用する場合には、出荷または貯蔵における時に、これらの2つのタイプ の粒子がお互いから分離または沈降しないことが好ましい。かくして、当業者に は知られているように、粒子のサイズ及び形は、分離が最小であるように選択さ れねばならない。
すべての熱可塑性樹脂が本発明において有用であると信じられるが、上で述べた ように、本発明は、溶融成形される間に湿気の存在下で劣化する熱可塑性樹脂の ために特に有用である。このような樹脂は、ポリアセタール、ポリアミド(ナイ ロン、すべてのタイプ)、ポリ(アミド−イミド)、ボリアリレート、ポリカー ボネート、ポリエステル(すべてのタイプ)及びポリウレタンを含むがこれらに 限定されない。混成物例えばポリ(エステル−カーボネート)及びポリ(エステ ル−アミド)、並びに種々の物理的形態例えば等方性ポリエステル及び液晶ポリ マーポリエステルもまたこれらの樹脂の意味中に含まれる。好ましい樹脂は、ポ リアセタール、ポリアミド、ボリアリレート、ポリカーボネート及びポリエステ ルである。殊に好ましい樹脂は、ポリアセクール、ポリアミド、ポリカーボネー ト及びポリエステルである。最も好ましい樹脂は、ポリアセタール:ナイロン− 6,6:ナイロン−6,12;ナイロン−6、ポリ(ビスフェノールAカーボネ ート);ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート): 並びにポリ(テトラメチエンエーテル)グリコール及びポリ(ブチレンテレフタ レート)のブロックコポリマーである。
粒子、特に純な樹脂粒子は、成形可能な熱可塑性樹脂中に見い出される通常の補 助剤、例えば充填剤、着色剤、酸化防止剤、可塑剤、潤滑剤、強化剤、防炎剤及 び類似物を含んで良い。これらは、カーボンブラック、ガラス繊維、粘土または その他の鉱物、及びゴム(強化剤)を含む。
湿気指示側組成物粒子であれまたは純な樹脂粒子であれ、高度に着色した粒子は 、特別な問題を提示する可能性がある。明らかに、湿気指示側組成物粒子は、そ れらが取り得る色の両方、特にそれを純な樹脂ペレットとは異なって目視で見え るようにせしめる色を曖昧にする着色剤を含むことはできない。しかしながら、 湿気指示側組成物粒子は、その色が指示する機能と干渉しない場合には、着色さ れていて良い。純な樹脂粒子は、指示する粒子の色の1つが純な樹脂の着色され た粒子のいずれかの色とは異なる限り、全体としてまたは一部着色されていて良 い。言葉を変えれば、湿気指示側組成物粒子の乾いた状態または湿った状態の少 なくとも一つの色は、存在するすべてのその他の粒子の色とは異なって見えなけ ればならない。
例えば、すべての純な樹脂粒子が暗い青であり、湿気指示側組成物粒子の湿った 形態が暗い青であり、そして湿気指示側組成物粒子の乾いた形態が殆ど無色(白 、結晶性が存在する場合には)であった場合には、粒子混合物を目視で検査して 白い粒子を見い出すであろう。それらが目視できなかった場合には、粒子ブレン ドは湿っていると考えられるであろう。この例において黄色に着色した純な樹脂 粒子が存在した場合には、湿った粒子ブレンドを指示する暗い青の粒子は目立つ であろう。
色変化の正確さは主に3つのファクターに依存する:1)湿気指示側濃厚物中の 湿気指示剤の均一な分散、2)湿気指示側組成物粒子の最小寸法の寸法均一性、 及び3)純な樹脂粒子中の湿気指示側組成物粒子の分散の均一性。熱可塑性樹脂 の中の湿気指示剤の良好な分散は完全な混合を要求する。これは、バッチタイプ または連続的タイプのどちらであれ、熱可塑性樹脂のために用いられる典型的な 溶融コンパウンディング手順を使用して好ましくは達成することができる。湿気 指示剤組成物の最小寸法の寸法均一性は、組成物粒子の寸法を応用によって必要 とされる程度に制御することによって調節される。例えば、この寸法は、実施例 2において例示されるように、このような組成物をフィルムまたはシートに成形 することによって制御することができる。純な樹脂粒子中の湿気指示側組成物粒 子の均一な分散は、任意の既知の好都合な手段によって達成される。タンプリン グが効果的であることが見い出された。
最も好ましい本発明の湿気指示剤組成物は、Cock、を含むナイロン−6,6 の別個の粒子から成る。最も好ましい本発明の樹脂組成物は、1)CoC1tを 含むナイロン−6,6から成る湿気指示剤組成物の別個の粒子、及び2)純なナ イロン−6,6の別個の粒子を含有して成る。
湿気指示剤組成物は、重量で釣り 1%〜約1.0%、好ましくは約0゜2%〜 約0.4%のコバルトを含む。湿気指示剤組成物対純なナイロン−6,6の比は 、所望の応用において色変化が見えるようでなければならない。湿気指示側組成 物粒子は、厚さが約5〜約150マイクロメートルである。
ナイロン−6,6粒子及び湿気指示側組成物粒子は別個の物理的形態で良い。好 ましくは、ナイロン−6,6は約0.1mm〜約4.Ommの断面を有するベレ ットの形態であり、そして湿気指示剤組成物は厚さが約5〜約150マイクロメ ートル、好ましくは約25〜約50マイクロメートルのフレークの形態である。
フレークの厚さは、好ましくは、約03重量%の樹脂組成物中の臨界的水濃度の ために調節される。所望の臨界的水濃度が0.3%未満である場合には、より薄 い湿気指示剤フレークが必要とされるであろう。同様に、所望の臨界的水濃度が 0゜3%より高い場合には、より厚いフレークが必要とされるであろう。
本発明は、更に、形のある物品を成形するための方法を提供する。1つのこのよ うな方法は、 ■)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示剤組成物を 溶融すること(ここで、この組成物は別々の粒子の形にありそしてその湿った及 び乾いた状態の間で色の差を示す)、2)生成する溶融物または液体に形を与え ること、並びに3)溶融物または液体を冷却して形のある物品に組成物を固化す ること を有して成る。
第二のこのような方法は、 1)a)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の湿気指示剤組成物の別々の粒 子を(ここで、この組成物はその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す)、 並びにb)同じまたは1以上の異なる熱可塑性樹脂の別々の粒子を含有して成る 樹脂組成物を溶融すること、2)生成する溶融物または液体に形を与えること、 並びに3)溶融物または液体を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る。
第三のこのような方法は、 1)溶融成形条件下で加水分解的に不安定な1以上の熱可塑性樹脂の別々の粒子 、並びにその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指示剤の別々の粒子 の混合物を含有して成る湿気指示剤混合物を溶融すること、 2)生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3)溶融物または液体 を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る。
本発明の方法において有用な典型的な溶融成形技術は、当業者にはよく知られて いる射出成形、吹き込み成形、圧縮成形及び押出成形である。
これらの方法における使用のために適切な熱可塑性プラスチックを溶融する最も 普通のやり方は、スクリューメルターによるが、その他の方法例えばラムを有す る加熱されたシリンダー中の溶融もまた本発明において有用である。このような 方法は、例えば、引用によって本明細書中に組み込まれる現代のプラスチック百 科事典、65巻、現代のプラスチックのNo、11.217〜308頁、(19 88)中に述べられている。
本発明の方法における使用のために適切な、熱可塑性樹脂及び湿気指示剤、並び にそれらの濃度は、本発明の組成物のために前に述べたようである。また、前に 述べたように、1つの熱可塑性樹脂成分、及び湿気指示剤を含む熱可塑性樹脂の 第二の成分を含有して成る樹脂組成物を溶融成形することが好ましい。本発明の 方法における使用のために最も好ましいのは、前に詳細に説明したナイロン−6 ,6組成物である。
本発明は、更に、溶融成形加工に先立って熱可塑性樹脂の水含量を監視するため の方法を有して成る。1つのこのような方法は、湿気指示剤を含む1以上の熱可 塑性樹脂を含有して成る湿気指示剤組成物であって、この組成物が別々の粒子の 形にありそしてこのような組成物の湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す組 成物のためにある。湿気指示組成物の水含量を監視するための方法は、前記湿気 指示剤組成物の色を目視で検査すること、並びにこの色をその湿った及び乾いた 状態の色と比較することを有して成る。
第二のこのような方法は、1以上の熱可塑性樹脂の別々の粒子及び湿気指示剤を 含む同じまたは1以上の別個の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示剤組成物( ここでこの組成物はその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す)の別々の粒 子を含有して成る樹脂組成物のためにある。
この方法は、樹脂組成物中の湿気指示組成物粒子の色を目視で検査すること、並 びにこの色を湿気指示剤組成物の湿った及び乾いた状態の色と比較することを有 して成る。
第三のこのような方法は、その湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指 示剤と混合された熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示側混合物のためにある。
この方法は、混合物中の前記湿気指示剤の色を目視で検査すること、並びにこの 色を前記湿気指示剤の湿った及び乾いた状態の色と比較することを有して成る。
これらの方法においては、1以上の熱可塑性樹脂を、湿気指示剤、湿気指示側混 合物、または湿気指示剤組成物と組み合わせるが、その組成及び粒子サイズは、 その湿った及び乾いた状態の間での目視の色変化を指示するために最適化されて いる。かくして、加工直前の組成物の目視検査、並びにこの色を前記湿った及び 乾いた状態の色と比較することは、溶融成形される物品の品質を最適化するため に樹脂が乾燥を必要とするかどうかを指示する。
本発明は、更に、1以上の熱可塑性樹脂及び湿気指示剤の混合物または組成物か ら製造され、それらの湿った及び乾いた状態の間で色変化を示す溶融成形された 形のある物品を含有して成る。色変化は好ましくは可逆的である。前に述べた本 発明の組成物及び方法は、形のある物品の構成及び製造における使用のために適 切である。
本発明の組成物及び方法は、一定した高い品質の熱可塑性樹脂から物品を製造す るために有用である。熱可塑性樹脂が溶融加工において加水分解的に劣化しない であろう、または加熱に際してスチームを生成しないであろうチャンスを最小に するための手段を有することは、結果として生成する形のある物品中のより少な い欠陥をもたらす。何故ならば、このような問題の発生は溶融成形方法に先立っ て補正することができるからである。溶融成形に先立って熱可塑性樹脂の水含量 を監視する本発明の方法は、溶融成形方法を一層効率的にするのに有用である。
何故ならば、樹脂の不必要な乾燥及び加水分解された樹脂を含む部品を製造する ことを回避することができるからである。本発明の溶融成形された形のある部品 は、品質管理テストのためのそれらの適切性を目視で指示するのに有用である。
実施例 以下の特定の実施態様によって本発明を更に説明する。
実施例1 塩化コバルト6水和物(0,241g)を、260℃に設定されたHaakeシ ステム90のバッチタイプの溶融ミキサー中で262℃の溶融温度によってプラ ウエア州つィルミントンのE、1. du pontde Nemours a nd Companyから商業的に入手できるグレードのナイロン−6,6であ るZY置”’101の68゜029gと混合した。混合は、15 r pmで約 4分間、モして50rpmで約8分間行った。
生成した混合物は、色が深いロイヤルブルーで、外観が均一であった。
この混合物を290℃に設定された加熱された熱盤油圧プレス中に入れ、そして 厚さが120〜140マイクロメートルのフィルムにプレスした。
このフィルムは外観がブルーないし空色であった。
各々の面積が約25cm’であると推定される2枚の片を、プレスされたフィル ムから切った。これらの片の1枚を、そのプレートの下に無水Ca5O,乾燥剤 があるがラスデシケータ−ジャーの多孔性プレートの上に置いた。フィルムの他 の片を、乾燥剤を多孔性プレートの下に置かれたなま水のパンによって置き換え 、かくしてシールされたジャー中に100%相対湿度の雰囲気を作り出した類似 のジャー中に置いた。
以後は、低い相対湿度を有する乾燥剤含有デシケータ−を“低いRH”ジャーと 呼び、そして高い相対湿度を有する水含有ジャーを“高いRH”ジャーと呼ぶ。
丁度4時間の下で、低いRHレジャー中フィルムサンプルは色が空色で留まって いたことが観察され、一方高いRHレジャー中フィルムサンプルは無色または僅 かなピンクに変わっていた。
実施例2 この実施例においては、湿気指示剤組成物を純な樹脂のために効果的であること が見い出された条件に近いまたは同じ条件下で連続的に溶融加工することができ ることを示す。
商業的に入手できるZY置”’101を、Werner andPf 1eid ererによって製造された28mmの共回転する二軸スクリュー押出機に供給 した。これらの押出機スクリューは1つの混合ゾーンに備えられていた。この押 出機に真空ポート及び80メツシユのスクリーンパックを備えた。押出物を、約 250マイクロメートルのダイリップ分離を有する25.4cmの垂直なコート ハンガーフィルムダイに供給した。このダイを通って押出されたフィルムを研磨 されたクロムの回転するドラムの上で急冷し、そして円筒状コアの上に巻いた。
溶融圧力は約490ps iであり、そして溶融温度は283℃であった。
スクリューに動力を供給するモーターに送られる電流によって示される、共回転 するスクリューにおけるトルクは、約11アンペアであった。
シールされたポリエチレンバッグ中で振ることによって64gのC。
CI、・68!0を2900gのZY置”’101と合わせることによって、湿 気指示剤組成物を製造した。かなりの量のCOCl!・6HtOがバッグの表面 の上に堆積することが観察された。COCl5・6HtO及びZY置”’101 のこのようにして製造された混合物を、純なZY置”’101のために上で説明 したように、押出様に供給した。押出機の設定は変えないで、溶融圧力は470 psiであり、溶融温度は280℃であり、そしてスクリューモーター電流は1 0アンペアであった。
湿気指示濃厚物組成物から製造されたフィルムは、深いブルーでそして外観が均 一であった。急冷ドラムのスピードを変えることによって、10〜120マイク ロメートルの厚さの範囲のフィルムを製造した。全部で約120mのフィルムを このようにして製造した。このフィルムは、原子吸光分光法によって0.36重 量%のCo1即ち1gのポリマーあたり6.1XIO−’モルのCoを含むこと が見い出された。
厚さが約60マイクロメートルの前記湿気指示側濃厚物組成物のフィルムのサン プルを、実施例1中で説明したやり方で実験用デシケータ−ジャー中に置いた。
30分以内に、高いRHレジャー中標本は、深いブルーから無色または僅かなピ ンクに変わっていた。低いRHレジャー中標本は、不変で留まるかまたは僅かな よりブルーに変わっていた。
湿気指示効果の可逆性もまた示された。次に、2つの標本を切り換えて、高いR Hレジャー中の間に無色になった標本を今度は低いRHレジャー中置き、そして また逆にした。15分以内に、前に乾燥されたサンプルはかなり色あせ、一方前 に湿ったサンプルは灰色がかった色を取っていた。90分後に、前に乾燥された 標本は無色または僅かな灰色であり、一方前に湿った標本は薄い灰色がかったブ ルーであった。
実施例3 86gのCo50.・6.5H,Oを、約16時間ガラスジャー中でタンプリン グすることによって3405gのZY置”’101と合わせた。この混合物を、 実施例2におけるようにフィルムに押出した。溶融圧力は750ps iであり 、溶融温度は247℃であり、そしてスクリューモーター電流は10アンペアで あった。
生成したフィルムは、良好な品質で厚さが約30マイクロメートルであったが、 Co50.・6.5H,Oの不完全な分散の証拠を示した。
Coの濃度は、原子吸光分光法によって0.22%であることが見い出された。
このフィルムの2つの標本を、実施例1におけるようにそれぞれ低いRH及び高 いRHの実験用デシケータ−ジャー中に置いた。数日後に、フィルムを検査した 。乾燥されたフィルムはほのかな紫の着色を示した。
湿ったフィルムは無色であった。
実施例4 79gのCu S 04 ・5 HzOを、実施例3におけるように3405g のZY置”’101と合わせ、そして実施例2におけるように40〜50マイク ロメートルの厚さのフィルムに製造した。
溶融圧力は660ps iであり、溶融温度は245℃であり、そしてスクリュ ーモーター電流は9アンペアであった。フィルムは、良好な品質のものであった が、不完全な分散の証拠を示した。Cuの濃度は、原子吸光分光法によって0. 06%であることが見い出された。
Cu5O,・5H,O含有フィルムの標本を、実施例3におけるように実験用デ シケータ−ジャー中に置いた。数日後に、乾燥されたフィルムはほのかなツルコ ケモモの赤であった。湿ったフィルムは無色〜黄色でこの実施例においては、湿 気警告樹脂を示す。厚さが約50マイクロメートルの実施例2のフィルムを、最 大寸法が約0. 5〜3mmの不規則な形のフレークに粉砕した。フレークのア スペクト比は3以下の程度であった。
205gの粉砕されたフィルムフレークを、ポリエチレンバッグ中で乾燥混合す ることによって3176gのZY置I”1014M脂ペレットと合わせた。なお 、フレーク及びペレットは事前に別々に80℃で一晩乾燥されたいた。前記バッ グを、樹脂ペレットの間のフィルムフレークの分配が妥当に均一であると見える まで振った。
ベレット及び粉砕されたフィルムの混合物を、70℃で再び一晩乾燥した。乾燥 後、この混合物を、混合物を室温に冷却するために低いRHデシケータ−ジャー の内側のガラス皿中に置いた。2時間後に、この混合物の一部を、高いRHデシ ケータ−ジャー中のガラス皿に移しモしてデシケータ−ジャー内でシールした。
ガラス皿中の混合物の深さは、約1〜2ペレツトの厚さであった。それに乾燥さ れそして冷却された混合物を移したガラス皿を、高いRHデシケータ−ジャー中 で一晩調整した。
混合物の一部の高いRHデシケータ−ジャーへの移動の1時間28分後に、高い RHデシケータ−ジャー中の混合物の一部の中のブルーなフレークは殆ど完全に 無色になっていたことが観察され、一方移動の1時間13分後に、多数のブルー のフレークがサンプル中に見られた。
水含量をカール・フィッシャー法によって測定した。前記標本を乾いた窒素パー ジの下で150℃で30分間保持して水を除去し、そしてそれをカール・フィッ シャー試薬に運んだ。30分の保持期間の後で、カール・フィッシャー試薬の全 水含量を測定した。
低いRHレジャー中保留されていた部分の混合物は、0.014%より大きくな い湿気含量を示した。高いRHレジャー中1時間28分保持されていた部分の混 合物は、0.2〜0.45%の湿気を含み、限られた数の平均は約0.25%の 湿気であった。
約0.2〜0.4%の湿気含量が臨界的レベルであることがナイロン−6,6を 溶融加工する技術を良(知った多くの人々によって支持されていて、それより高 い湿気含量では加工されたナイロン樹脂の特性における顕著な劣化が起きること が観察される。かくして、ナイロン−6゜6ベレツトと粉砕されたフィルムとの この混合物は湿気警告樹脂であり、粉砕されたフィルムは臨界的領域内で色変化 を示す。
実施例に の実施例においては、ポリエステル樹脂を基にした湿気指示剤組成物を示す。
89%のポリエチレンテレフタレート、約6%のエチレン及び極性置換されたエ チレンのコポリマー、並びに商業的に入手できる加工助剤及び酸化防止剤の組み 合わせ(ここで加工助剤及び酸化防止剤の合計は約5%である)から本質的に成 る樹脂を、タンプリングによって50gのCoCIz・6HtO!=fi合した 。CoC1*・6HtOを含まない樹脂組成物を実施例2の押出様に供給した。
溶融圧力は410ps iであり、溶融温度は276℃であり、そして押出機の トルクは6アンペアであつた。このようにして製造されたフィルムは粘着性であ るけれども外観が均一であった。
前記樹脂組成物とCoCL16H20との混合物を押出機に供給した時には、圧 力が急速に低下することが観察され、溶融粘度は非常に低くなり、そして急冷ド ラムの上に連続的にフィルムをキャストすることは可能ではなかった。溶融温度 は270℃であった。これらの困難にも拘わらず、約450ミクロン厚さのシー トまたはフィルムの片が得られた。
このフィルムまたはシートは、極めて脆くそして外観が非常に濃い“ロイヤル” ブルーであることが観察された。
−片のブルーのシートを低いRHレジャー中置き、一方第二の片のブルーのシー トを高いRHレジャー中置いた。数日後に、低いRHレジャー中シートはブルー で留まっていたが、一方高いRHレジャー中シートはすみれ色になっていたこと が観察された。一層の変化は何週間の期間にわたって観察されなかった。
実施例7 この実施例においては、湿気指示剤組成物を含まない匹敵する樹脂と加工性及び 特性が類似である湿気警告樹脂組成物を示す。
実施例5の湿気警告樹脂組成物を湿気指示剤組成物フィルムを含まないZYTE  L ”’ 101樹脂と比較した。両方のサンプルを加工前に一晩乾燥した。
3.2mmの厚さx21.cmの“犬の骨(dog bone)−から成るキャ ビティ金型を使用する6oz の液圧往復スクリュ一式射出成形機で、樹脂を1 ゜6mm厚さ及び3.2mm厚さで13cm長さの長方形に成形した。
湿気指示剤組成物フィルムを含まないZY置”’101を使用してこの射出成形 機を“ライニング・アウト(1ining out)”した後で、一定の条件下 で25の“ショット“を行った。次に、確かに湿気指示組成物フィルムを含むZ Y置”’101への移行を行った。
前記湿気警告樹脂組成物が射出成形方法において湿気指示剤組成物フィルムを含 まないZY置”’101に置き換わった時に、加工条件における差は観察されな かった。約40“ショット”で移行を完結せしめた後で、追加の25“ショット ”をテストサンプルとして取った。湿気警告樹脂から射出成形された部品中のC oの濃度は、原子吸光分光法によって0.0019%であることが見い出された 。
2つのテストバッチからこのようにして製造されたテスト部品を、標準的な物理 的テストにかけた。結果を表I中に示す。
ZY置”’101と湿気警告樹脂組成物標本との間の結果におけるユニの小さな 不一致は、テストされた小数のサンプルの結果であると考えられた。
実施例8 この実施例においては、上の実施例7中で製造された部品はそれら自体湿気指示 性であることを示す。実施例7の湿気警告樹脂から製造された部品はブルーの色 合いを示したが、一方湿気指示剤を含まないZYTE L ”’ 101から製 造された部品は薄い黄色であった。これらのブルーのバーは、高いRHレジャー 中置かれた時に、数日の期間にわたって黄色がかった灰色に変わることが観察さ れた。
本発明の好ましい実施態様を本明細書中で上で説明してきたけれども、本発明を 本明細書中で開示された正確な構成に限定する意図は無いことが理解されるもの とし、そして添付された請求の範囲によって規定されるような本発明の範囲内に 入るすべての変更に対して権利が取って置かれていることも更に理解されるもの とする。
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成5年10月20 日

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示組成物であ って、この組成物が別々の粒子の形でありそして組成物の湿った及び乾いた状態 の間で色の差を示す組成物。
  2. 2.1)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂を含有して成る湿気指示剤組成 物の別々の粒子(ここでこの組成物はその湿った及び乾いた状態の間で色変化を 示す)、並びに2)同じまたは1以上の別個の純な熱可塑性樹脂の別々の粒子を 含有して成る樹脂組成物。
  3. 3.1)溶融成形条件下で加水分解的に不安定な1以上の熱可塑性樹脂の別々の 粒子、並びに2)その湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指示剤の別 々の粒子の混合物を含有して成る湿気指示混合物。
  4. 4.色の差が可逆的である、請求の範囲1、2または3記載の組成物。
  5. 5.少なくとも一種の熱可塑性樹脂が溶融成形される間に湿気の存在下で劣化す る、請求の範囲1または2記載の組成物。
  6. 6.湿気指示剤組成物粒子及び樹脂粒子が同じ熱可塑性樹脂を含む、請求の範囲 2記載の樹脂組成物。
  7. 7.熱可塑性樹脂がポリアセタール、ポリアミド、ポリ(アミド−イミド)、ポ リアリレート、ポリカーボネート、ポリエステルまたはポリウレタンの1以上を 含有して成る、請求の範囲1、2または3記載の組成物。
  8. 8.湿気指示剤がコバルト(II)塩または硫酸銅(II)を含有して成る、請 求の範囲1、2または3記載の組成物。
  9. 9.塩が、湿気指示剤組成物中の1kgの熱可塑性樹脂あたり約0.01〜約0 .1g原子のコバルトの濃度でのCoCI2、CoBr2、CoI2または酢酸 コバルトから成る、請求の範囲8記載の組成物。
  10. 10.湿気指示剤組成物粒子及び樹脂粒子の相対的断面が、組成物の臨界的水濃 度が到達される直前にまたはその時に色変化が起きるようである、請求の範囲3 記載の組成物。
  11. 11.1)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の粒子を含有して成る湿気指 示組成物を溶融すること(ここで、この組成物はその湿った及び乾いた状態の間 で色の差を示す)、2)生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3 )溶融物または液体を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る形のある物品を成形するための方法。
  12. 12.1)a)湿気指示剤を含む1以上の熱可塑性樹脂の湿気指示剤組成物の別 々の粒子を(ここで、この組成物はその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示 す)、並びにb)同じまたは1以上の異なる熱可塑性樹脂の別々の粒子を含有し て成る樹脂組成物を溶融すること、2)生成する溶融物または液体に形を与える こと、並びに3)溶融物または液体を冷却して形のある物品に組成物を固化する こと を有して成る形のある物品を成形するための方法。
  13. 13.1)a)溶融成形条件下で加水分解的に不安定な1以上の熱可塑性樹脂の 別々の粒子、並びにb)その湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す湿気指示 剤の別々の粒子の混合物を含有して成る湿気指示剤混合物を溶融すること、 2)生成する溶融物または液体に形を与えること、並びに3)溶融物または液体 を冷却して形のある物品に組成物を固化すること を有して成る形のある物品を成形するための方法。
  14. 14.色の差が可逆的である、請求の範囲11、12または13記載の方法。
  15. 15.少なくとも一種の熱可塑性樹脂が溶融成形される間に湿気の存在下で劣化 する、請求の範囲11、12または13記載の方法。
  16. 16.溶融物または液体が、射出成形、吹き込み成形、圧縮成形または押出成形 によって形を与えられる、請求の範囲11、12または13記載の方法。
  17. 17.湿気指示剤組成物粒子及び樹脂粒子の相対的断面が、組成物の臨界的水濃 度が到達される直前にまたはその時に色変化が起きる、請求の範囲12記載の方 法。
  18. 18.熱可塑性樹脂がポリアセタール、ポリアミド、ポリ(アミド−イミド)、 ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリエステルまたはポリウレタンの1以 上を含有して成る、請求の範囲11、12または13記載の方法。
  19. 19.湿気指示剤がコバルト(II)塩または硫酸銅(II)を含有して成る、 請求の範囲18記載の方法。
  20. 20.湿気指示剤組成物粒子が約1〜約20数%の樹脂組成物を含有して成る、 請求の範囲11または12記載の方法。
  21. 21.生成物がその湿った及び乾いた状態の間で色の差を示す場合の、請求の範 囲11、12、13または19記載の方法の生成物。
  22. 22.溶融成形加工に先立って湿気指示剤組成物の水含量を監視するための方法 であって、該湿気指示剤組成物の色を目視で検査すること、並びにこの色をその 湿った及び乾いた状態の色と比較することを有して成る方法。
  23. 23.溶融成形加工に先立って樹脂組成物の水含量を監視するための方法であっ て、樹脂組成物中の湿気指示剤組成物粒子の色を目視で検査すること、並びにこ の色を湿気指示剤組成物の湿った及び乾いた状態の色と比較することを有して成 る方法。
  24. 24.溶融成形加工に先立って湿気指示剤混合物の水含量を監視するための方法 であって、混合物中の湿気指示剤の色を目視で検査すること、並びにこの色を該 湿気指示剤の湿った及び乾いた状態の色と比較することを有して成る方法。
  25. 25.熱可塑性樹脂がポリアセタール、ポリアミド、ポリ(アミド−イミド)、 ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエステルまたはポリウレタンの1以上 を含有して成る、請求の範囲22、23または24記載の方法。
  26. 26.湿気指示剤がコバルト(II)塩または硫酸銅(II)である、請求の範 囲25記載の方法。
  27. 27.湿気指示剤を含むまたはそれと混合された1以上の熱可塑性樹脂の溶融成 形された組成物を有して成り、その湿った及び乾いた状態の間で色変化を示す形 のある物品。
  28. 28.熱可塑性樹脂がポリアセタール、ポリアミド、ポリ(アミド−イミド)、 ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリエステルまたはポリウレタンの1以 上を含有して成り、そして湿気指示剤がコバルト(II)塩または硫酸銅(II )を含有して成る、請求の範囲27記載の物
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