JPH06506593A - 新規微生物及び新規酵素 - Google Patents

新規微生物及び新規酵素

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JPH06506593A
JPH06506593A JP4508468A JP50846892A JPH06506593A JP H06506593 A JPH06506593 A JP H06506593A JP 4508468 A JP4508468 A JP 4508468A JP 50846892 A JP50846892 A JP 50846892A JP H06506593 A JPH06506593 A JP H06506593A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 新規微生物及び新規酵素 技術分野 本発明は新規微生物及び新規酵素に関連する。より詳しくは、本発明はディクチ オグロムス(Dictyoglomus )属の新しい種、及びディクチオグロ ムス属より獲得できるキシラン分解活性(xylanolyticactivi ty)を有する新規の酵素に関連する0本発明はまたバルブ及び製紙産業におけ るこれら新規キシラン分解酵素の利用に関連する。
背景技術 ディクチオグロムスの3種類の単離体しか報告されておらず(Patel、 B 、に、、 Morgan、 HJ、、 Wiegel、 J、及びDaniel 、 R,M。
(1987) ; Arch、Microbiol、 14721−24 :  5aiki、 T、、 Kobayashi、 Y、。
Kawagoe、 K、及びBeppu、 T、(1985) ; Int、J 、5yst Bacteriol、 35253−259 ;及び5vetli chnii、 V、A、と5vetltchnaya、 T、P、(198B)  ;Mikrobiologiya (英語翻訳板)57364−370 (D 、タージダス(D、 turgidus)) ) 、そしてり、サーモフィルム (D、 therwophilus)(Saikiら、1985 )が本発明の 微生物を擬するこの属の唯一の有効な構成員であり、そして唯一の公開された種 である。D、サーモフィルムは好熱性であり、非常に嫌気性であり、化学合成有 機栄養真性細菌であり、これは天然の温泉より単離され、他方、本発明の微生物 はあらゆる天然の好熱性箇所とはかけ離れた人工的環境より単離された。キシラ ンのみしか利用しない本発明の生物とは異なり、D。
サーモフィルムは増殖のために広範囲にわたる炭水化物を利用する。
増殖の際、D、サーモフィルムは大量の酢酸塩、乳酸塩及びCO,、並びに若干 のHz及びエタノールを発酵生成物として生成する。本発明の生物は増殖の際に 主たる発酵生成物として酢酸塩のみを作り、そして少量の、即ち1−H以下のH 2及びCOlを生成する。更に、本発明の微生物の定常期培養物において、若干 の酪酸塩であって、ディクチオグロムスの発酵生成物として今まで報告されてい ない化合物が生成される。本発明の生物とり、サーモフィルムの両者は環形であ り、そしてそれらともう一種の他の無縁の生物の群とによってのみ通常形成され る球形体を形成している。細菌の主たるゲッタイブ特徴であるり、サーモフィル ムの細胞性デオキシリポ核酸の報告されているグアニン/シトシン含有量は29 %であり(熱変性により測定)、高性能液体クロマトグラフィーにより測定され た34%のグアニン/シトシン含有量を有する本発明の生物のそれとは有意に異 なる。D、サーモフィルムは熱安定性アミラーゼを有し、これはE。
コリ(E、col i )の中へとクローンされている。本発明の生物は基質と してのアミロースを伴って増殖せず、そしてアミラーゼ活性は検出されていない 、ある報告は、ディクチオグロムス様生物における単一キシラナーゼの検出を述 べているが、しかしこれがり、サーモフィルムにおいて示されるかは不明である 。
本発明の生物の抑えられた基質利用率、その従来述べられていない発酵生成物、 及びその細胞性デオキシリポ核酸の異なるグアニン/シトシン比から考えて、本 発明の生物は少なくともディチオグロムスの新しい種を示す。更に、本発明の生 物より同定したキシラナーゼは過去に報告されたどのディクチオグロムスに関し て述べられているどの酵素とも異なる。特に、それらは紙バルブ及び紙の製造に おいて利用するのにそれらを有用なものとする極めて良好な特徴を有している。
発明の概要 その第1の観点において、本発明はディクチオグロムス属の新積に属する従来述 べられていない微生物に関する。
別の観点において、本発明は、キシラナーゼ活性を存し、そして5.0〜9.0 (60℃テ20分後)の範囲における広域な最適pH160〜90′c(pH6 ,0で20分後)の範囲における最適温度、及び81株、DSM No。
6262に由来するキシラナーゼのそれと同−又は部分的に同一な免疫化学特性 を有する新規酵素に関連する。
第3の観点において、本発明は本発明にかかわる酵素の製造のための方法を提供 し、この方法は、本発明の生物のキシラナーゼ生産株の、炭素及び窒素源、並び に無機塩類を含む適当な栄養培地の中での培養、それに続く本質的に知られる方 法による所望の酵素の回収を含んで成る。
第4の観点において、本発明はリグノセルロース系バルブの処理のための方法を 提供し、この方法において、リグノセルロース系パルプを本発明の酵素により処 理する。
第5の観点において、本発明はリグノセルロース系バルブの処理において利用す るための試薬を提供し、この試薬は本発明の酵素を含んでいる。
図面の簡単な説明 本発明を添付図面を参照しながら更に説明し、ここで:図1は本発明の生物の増 殖に関するpH曲線を示し;図2は本発明の生物の増殖に関する温度曲線を示し ;図3は68℃でインキュベートした培養上漬物より獲得した本発明の酵素調製 物のp)l依存活性(相対%)を示しく一81株キシラナーゼ調製物;ムD、サ ーモフィルム、DS?I 3960のキシラナーゼ調製物);図4は81株の培 養物より獲得した本発明の酵素調製物の温度依存活性(相対%)を示しく層68 °Cでインキュベートした培養物由来の上清液;・78°Cでインキュベートし た培養物由来の上清液);図5はり、サーモフィルム株、DSM 3690の培 養物より獲得した本発明の酵素調製物の温度依存活性(相対%)を示しく一68 °Cでインキュベートした培養物由来の上清液;ロア8°Cでインキュベートし た培養物由来の上清液); 図6Aは表示の温度(070°C;[0°C;・90℃;及び198°C)での 熱処理後の81株の68°Cでの培養物より獲得した本発明の酵素調製物の残留 活性(相対%)を示し; 図6Bは半減期の片対数プロットを示しく矢印は熱活性値(89°C)を示す) ; 図7は本発明の酵素調製物のキシラン分解活性(相対%)のpH曲線を示し; 図8は本発明の酵素調製物のキシラン分解活性(相対%)の温度曲線を示し; 図9は本発明の酵素調製物のキシラン分解活性(相対%)の残留活性曲線を示し ; 図10は本発明の酵素調製物のキシラン分解活性(相対%)の熱安定性を示し; 図11は本発明の酵素調製物で処理した後の濾液に放出されたリグニンを示す吸 光スキャン曲線を示し;そして図12は本発明の酵素調製物で処理した後に得ら れる酸加水分解濾液の単$1組成を示す。
発明の詳細な開示 微生物 第1の観点において、本発明はディクチオグロムス属に属する新規微生物に関連 する。
微生物はフィンランド国カークニーミ(lNrknie慣i)で集めた。サンプ ルはパルプ工場のパルプマス及びパルプマス冷却タンクからの水である。微生物 は基質としてのぶなの木(beech)のキシランを有する70’C,pH8, 3の濃縮培養物から単離した。
本発明のかかる新規微生物の代表的な単離体を81株と命名し、これはブタペス ト条約に従う特許手続の目的のためにDSM、 (DeutscheSamml ung von Mikroorganismen und Zellkult uren GsbH,MascheroderWeg IB+ D−3300B raunsweig、 Germany)に1990年11月28日にて寄託し ており、そして寄託番号DS門6262が付与されている。
この生物はIndra M、Mathrani(Ph、D、) とBirgit te K、Ahring(Ph、D)により特徴付けられ、そしてその特徴はG erman Co11ection ofMicroorganisms an d Ce1l Cu1turesのディレクターである叶、HansHippe により確認されている。
ディクチオグロムス サーモフィルムの基準培養物は1985年に寄託されてお り、従ってDeutsche Sasslung von Mikoorgan ismen undZellkulturen GmbH,Mascherod er Weg 1b+ D−3300Braunschweig+German yより寄託番号DSM 3690で公共的に入手できる。
本発明の生物のコロニー及び細胞形態 基質としてのぶなの木キシラン(4g/I)を有するpH8,2のゲル固形化( Gelrite(商標))培地を含む無酸素ロールチューブにおいて、表層コロ ニーは黄かっ色であり、そして円形であり、全体に縁どりを有し、そして凸面型 であり、表層下のコロニーはレンズ型であった。これらのコロニーは玉虫色の粒 状な内部を有し、そして採取したコロニーの顕微鏡検査は大きな平行の列の中で 横に並んで重なった培養物の長く薄い細胞(棒形)を示した。細胞のこのような 平行の列は光を屈折させることができ、従ってコロニーの玉虫色を生じせしめう る。
対数増殖期培養における微生物の液体培養物は、長さが5〜20μm、そして幅 が0.3μmであり、丸い先端を有する細胞を含む。
細胞は狐立して、対を成して、及び並んで横たわって結束している。
対数期における細胞はグラム陽性染色されず、そしてサフラニンとよく結合せず 、それ故ダラム染色調製の後にほぼ無色である。内生胞子は認められず、そして 生物は自動性ではない、培養物は自発的にスフェロプラストを形成せず、そして スフェロプラストはりゾチームにより誘導されない、しかしながら細胞はりゾチ ームによる溶解を受け易く、これはDNAの放出又は顕微鏡観察により実証され た。
後期対数期培養物において細胞結束体はしばしば膨潤し、そして一時的に球状の 「撚り糸の玉(ball of yarn) J構造(この球体の表層上に細胞 が横たわっている)が形成されるのが観察される。この球状構造は5〜25μm の直径を有し、そしてこの土構造を高い倍率でよく観察すると、この土構造は膜 又は壁を有することがわかり、そして古い培養細胞においては、この土構造から の剥離を認めることができ、そして全体がむき出しの球体が存在しているのが認 められうる。対数期培養物において、この土構造は空洞であるか、定常期培養物 においては、若干の大きな球体、特にそれより細胞が剥れ落ちたものは、少量の 異種物質を含んでいた。この球状構造は3%(重量/体積)のドデシル硫酸ナト リウムにより溶解し易いが、しかし細胞はドデシル硫酸ナトリウムの中で安定で あり、細胞は完全であり、溶解は認められず、たとえそれらが位相差顕微鏡で観 察されたときに正常なものほど暗色でないにしても、よ(分散しており、結束体 又は球体は目視できなかった。
走査型電子顕微鏡 微生物の後期対数期培養物の低温凍結固定により得た走査型電子顕微鏡写真は、 弧立した単独細胞及び結束した玉状構造、並びに球状構造における細胞のまわり 及び単独細胞上の細胞外スライム様物質を示す、サンプルの調製中、水の昇華は 土構造の崩壊を起こし、平らなスフェロイドを残し、低温調製の後の細胞は幅が 0.24μmと測定された。土構造の「撚り糸の玉」の状態は容易に見ることが でき、球体のまわりを細胞が包み、そして表層の上で平行に並んでいた。
透過型電子顕微鏡写真 透過型電子顕微鏡写真で調べた後期対数培養物の薄切片は、この微生物が、光学 顕微鏡では見ることのできない、且つ、細胞の壁の外側で見られる細胞壁とは区 別される厚い細胞外コートを有することを示した。細胞内において特別な内部特 徴は見られなかった。土構造にわたる薄切片は、それらが空洞であり、そして位 相差顕微鏡で観察されたように調製の後の玉の内部に膜又は壁様の構造線分は認 められなかった。
基質及び栄養要件 試験した全ての基質のうちで、本発明の微生物は炭素及びエネルギー源としてぶ なの木又はオートスベルト(oat 5pelt)のキシランのみを利用するで あろう。キシロース、キシロビオース、アラビノース、グルコース、フルクトー ス、スクロース、ガラクトース、マンノース、マルトース、ラムノース、ラクト ース、デンプン、セロビオース、セルロース、ペプトン及び酵母抽出物による増 殖又は代謝は認められなかった。更に、Cerestar (商標)(キシロー ス48〜55%;アラビノース9〜13%;ラムノース3〜5%;マンノース0 .5〜1.5%;ガラクトース3〜6%;及びグルコース8〜13%を含む)由 来のキシロースシロンブを基質として試験した。全ての基質は4及び1gのキシ ラン/リットルで試験した。キシラン由来の主たる発酵生成物は、酢III ( 25sMまで)、微量の水素ガス(1mMまで)及び二酸化炭素であ、た、乳酸 塩、ギ酸塩又はエタノールは検出されなかった(検出限界0.25aM) 。
増殖は酵母抽出物及びビタミンの両方の存在により刺激した(しかしながらいづ れも増殖のために必須ではない)。
比較のため、表1の中に現存のディクチオグロムス株のいくつかの主たる特徴を 入れている。
増殖のための最適pH及び温度 本発明の微生物は比較的高いI’llで単離され、そしてこのことはそれらの8 .0以上そして9付近のpH値にて増殖する能力を反映している。最適増殖は6 付近から8を超えるpHの幅広い範囲にわたって起こり(図1 ) 、pH5, 0ではゆっくりとした増殖となり、そしてpH9では増殖は認められなかった。
該微生物の増殖速度に対する温度の効果を図2に示す、増殖は下は60″Cがら 上は75℃を超えて起こり、しかし80°Cでは起こらなかった。最良の増殖は 下は65℃から75℃を超えて起きた。
抗生物質感受性 本発明の微生物の抗生物質感受性は典型的な真性細菌のそれと似かよっていた。
こればクロラムフェニコール、カナマイシン、ペニシリン、ストレプトマイシン 、テトラサイクリン及びパンコマインンに対して感受性であった(全て100m g/ 1で)、シかしながら、この微生物は10翻g/Iでのアンピシリン、ク ロラムフェニコール及びテトラサイクリンにより影響されながった。
GC含有決定 本発明の生物の全細胞ONへのうちのグアノシン及びシトノンの含有量をI(P LC分析によって決定した。これにより、平均GC含量は34層01%と測定さ れた。
酵素調製物 第2の観点において、本発明はキシラン分解活性を有する新規の酵素調製物に関 連する。
本発明のキシラナーゼ調製物は本発明の微生物の培養、好ましくは株DSM N o、6262と本質的に同一な微生物の株又はそれらの突然変異体もしくは変異 体の培養により生産可能である。本発明のキシラナーゼ調製物はり、サーモフィ ルム株、DSM 3960又はその突然変異体もしくは変異体の培養によっても 生産可能である。たいていこれらの生物はキシラナーゼの複合体を生産すること が可能であり、これは決定される広域なpHの範囲及びpt値により示唆される 。
本発明のキシラナーゼ調製物は組換DNA工学によっても得ることができる。
本発明のキシラナーゼ調製物は下記の特徴によって説明できる。
物理化学特性 キシラン分解活性に及ぼすpHの影響は、本明細書に記載のキシラナーゼ活性分 析に関する方法(20分のインキュベーション、60”C)を利用する実施例2 〜3に従って決定した。決定の結果を図3及び7に示す、キシラナーゼ調製物は 下は5.0から上は11.0のpH値に活性を有していた。このキシラナーゼは pH5,0〜9.0の範囲におけるpHにて最適活性を存していた。このような 広域なpalの範囲は複数のキシラナーゼ化合物の存在を示唆している。
温度活性の関係は、本明細書に記載のキシラナーゼ活性分析に関する方法(20 分のインキュベーション: pH6,0)を用いる実施例2及び4に従って決定 した。決定の結果を図4,5及び7に示す、このキシラナーゼは下は50℃から 上は100℃の温度で活性を有していた。このキシラナーゼは60℃〜90℃、 より特別には65°C〜85°Cの範囲において最適活性を有していた。このよ うな広域な温度の範囲は複数のキシラナーゼ化合物の存在を示唆している。
キシラナーゼの残留活性は本明細書に記載のキシラナーゼ活性分析に関する方法 (20分のインキュベーション; pH6,0; 60℃)ヲ用いる実施例2及 び5に従って決定した。決定の結果を図6A、6B及び9に示す、70’Cで1 0時間のインキュベーションの後、50%以上の残留活性、好ましくは70%以 上の残留活性が検出できた。80℃で10時間のインキュベーションの後では、 40%以上の残留活性、好ましくは50%以上の残留活性が検出できた。90’ Cで4時間のインキュベーションの後では、20%以上の残留活性が検出できた 。
熱安定性は本明細書に記載のキシラナーゼ活性分析に関する方法(20分のイン キュベーション;pH9,0,70’C)を用いる実施例2及び6に従って決定 した。決定の結果を図6B及び10に示す。粗調製物についてのキシラナーゼ活 性の半減期は20と40時間の間、30時間付近であることが認められた。60 時間のインキュベーションの後では20〜30%のキシラナーゼ活性が残ってい た。
免疫化学特性 本発明の酵素調製物は81株、DSM No、6262に由来するキシラナーゼ と同−又は部分的に同一(即ち、少なくとも部分的に同一)免疫化学特性を有し ている。
この免疫化学特性は交差反応同定試験によって免疫学的に決定できる。この同定 試験は周知のアウターコロニー二重免疫拡散手順、又はN、H,Axelsen  ; Handbook of I+asunoprecipitation  −4n−Ge1Techniques ; Blackwell 5cient ific Pub目cations(1983)第5及第14章に記載のタンデ ム交差型免疫電気泳動によって行われうる「抗原同一性」及び「部分的抗原同一 性Jはこの本の第5,19ヒ20章に説明されている。
キシラナーゼ活性分析 キシラナーゼはオートスベルトキシランより遊離する還元糖についてアッセイす ることによって決定する(XU−法)。
このアッセイは基質として、405MのBr1tton & Robinson 緩衝液(使用前に100°Cで30分間熱処理)の中で調製した0、5%のオー トスベルトキシラン(Sigma −X−0627)によって行った。このアッ セイは、共に60″Cに予備加熱した0、10抛Iの酵素溶液と0.100m1 の基質を用いて60’Cで20分間行った。この混合物を60℃で20分間イン キュベートする。次に0.20(1++1の溶液’I (35,1gのMaJP Oa ’ 2LO。
40.0gのKNaCaHiO* ・4HzOを500++1の脱イオン水に懸 濁し、110m1のINのNaOH; 8.OgのCu5Oa ・5HtO;  180 gのNazSOaを加え;脱イオン水を1リツトルの総容量となるまで 加える)を加えた0次にこの溶液を100℃に20分間加熱し、そして0.20 0@lの溶液II (50gの(NHa)JotOzm ・4HzOを900+ +1の脱イオン水に懸濁し; 42m1の濃そして吸光光度計(PYE Unr CAl’I PU8600 tlV/VLs、 Ph1llips) ”t?( 7)吸りもとめた。IXUは、1ml当り又は1gの培養培地当り、1秒間で1 mMのキシロースが遊離することに相当する。
引き下げる。
その温度安定性に基づき、本発明の酵素は、過酸化水素又はオゾン漂白の前のバ ルブ処理の複合工程においても採用されうる。
リグノセルロース系バルブの脱リグニン化のための本発明のキシラナーゼの使用 に関して、このキシラナーゼを顆粒、好ましくは無塵顆粒、液体、特に安定化液 体、スラリー、又は保護化酵素の形態で供すべきことが好ましい。
更なる好ましいm様において、その試薬は少なくとも20%、好ましくは少なく とも30%の総酵素タンパク質の量におけるキシラナーゼを含む。
キシラン分解活性はキシラナーゼ単位で測定できる。本明細書においては2通り の単位、FXU及びEXIIを利用している9分析方法により、キシラナーゼサ ンプルをレマゾール(re■6zol)−キシラン基質とインキュベートする8 分解していない着色基質のバンクグランドはエタノールによって沈殿する。上清 液に残る青色はキシラナーゼ活性に比例しており、従ってキシラナーゼ単位は標 準反応条件での酵素標準品に対して決定される。
この分析方法及び標準反応条件は2つのフォルター: AF 293.6/1  (FXU)及びAF 293.9/ 1 (EXU) ニ説明されている。FX UはpH6,0で決定され、そしてEXtlはpH9,0で決定される。しかし ながら、PXUとEXUは同じ桁の酵素活性を表わす。フォルターAF 293 .6/ 1及び293.9/ 1は注文によりNovo Nordisk A/ S、デンマーク国より入手でき、このフォルターは引用することで本明細書に組 入れる。
好ましくは、本発明の方法は40〜100°C1より好ましくは50〜90°C 1最も好ましくは60〜80°Cの温度で行う。
本発明にかかわる方法の別の好ましい態様において、酵素処理は5.0以上のp )1、より好ましくは6,0以上のp[I、最も好ましくは7,0以上のpHで 行う。
本発明にかかわる方法の更に別の好ましい!111様において、酵素処理は5分 〜24時間、より好ましくは15分〜6時間、最も好ましくは20分〜3時間の 時間内で行う。
適当なキシラナーゼの用量は通常は10〜5000FXυ/kg又はεXU/k gドライパルプ、より好ましくは100〜5000FXU/kg又はEXU/k gドライパルプに相当する。
本発明にかかわる方法の更に好ましい1!様において、酵素処理は3〜35%、 より好ましくは5〜25%、最も好ましくは8〜15%の稠度で行う。この稠度 はバルブの乾燥物質含有量である。35%以上の稠度を有するバルブは酵素調製 物と効果的に混ぜ合わせることが難しく、そして3%以下の稠度を有するバルブ は水を多く有しすぎ、これは経済的な観点から不都合である。
その他のいくつかの好ましい態様において、本発明のキシラナーゼは例えば国際 特許出I PCT/DK9L100239又は国際特許公開i 9110283 9に記載のものと本質的に同じリグノセルロース系バルブの処理のための方法に 含ませることができる。
本発明を、本発明の範囲を限定することは全く意図していない下記の実施例にお いて更に説明する。
実施例I 81株のキシラナーゼの製造 81株のキシラナーゼ調製物は下記の通りに調製した。
81株(、O5門6262 )を11のガラスフラスコの中で2日間、70’C で、下記の培地で増殖させた。
株B 1 、DSM 6262のための厳密な酸素欠如培地の組成NH4Cl  1.0 g / l NaCl O,1g / 1 −gclt 0.1 g / I CaCIz 0.05 g / I KZHPO,、3HtOO,4g / 1酵母抽出物 0.75g/l ぶなの木のキシラン(レンジング) 4.0g/lレサズリン 0.0005  g / 1微量金属” 1.0wl ビタミン溶液 1.0m1 NaHCOz 3.Og / I H!0 1 lとなるまで適量 *)微量金属溶液組成 FeCIx’4HzO2,Og/I HJOx 0.05g/IZnCIt o 、os g / I CuC1z 0.03 g / lMnCl* 0.05 g/l CNHa)bMoqOza−4Ht0 0.05g/lAlCl3 0 .05g/ I COCl2 ・6Ht8 0.05g/ lNiC1z 0. 05 g / l EDTA 0.50 g / INazSeOs ’5Hz 6 0.10g/ I fAHcl 1.0111Nt/co□(4:1)のも とでボトル当り10m1をフラッシュして分注した。O1不浸透性ストンパーで 栓をし、そして140℃で20分間オートクレーブに付した。フィルター除菌し た酸素欠如溶液由来の0、1mlのDS?’Iビタミン溶液#1溶液及141ト クレーブに付したストック溶液由来の0.2mlの2.5g/IのNazS H 9HtOを、滅菌無酸素シリンジ技術での接種の直前に加えた。下記の実験のう ちのいくつかについては68℃で2日間のインキュベートを適用し、下記の実験 のうちのその他については78°Cで2日間のインキュベーションを適用した。
D、サーモフィルム株、DSM 3690は同じ方法で培養した。
増殖条件 上記の培地の中での81株の増殖に及ぼすptt及び温度の影響を調べた。培地 における様々なpH値は培地の中のHCO3の濃度及びヘントスペースガスのC O□含量を変えることで得た。この緩衝液は高めのpi値に必然的に弱いが、し かしながら全ての増殖速度の測定値は増殖曲線の初期において獲得しており、そ してpHはあまり変化していないことを確認するために測定しておいた。この培 養物を暗室で68°Cで増殖させた。
濁ったキシラン含有培地を濁度法による細胞測定及びタンパク質測定に付し、こ れによって比酢酸塩生産速度から、増殖のための最適温度及びpifの同定に間 する比増殖速度μ(h−’)を決定した。酢酸塩の生産と細胞数との相関を、細 胞を0.025%のドデシル硫酸ナトリウムで処理してその球状構造を熔解させ 、そして細胞を互いから分けた後にPetroff−Hauserカウンティン グチャンバーにおいて計測することにより決定した(5vstlichniiと 5vetljchnaya、前掲を参照のこと)。
81株の増殖速度に及ぼすpI(及び温度の効果を図1〜2に示す。
酵素調製物 下記の研究のうちのいくつかに関して、全培養物を後期対数期又は初期定常期に おいて収穫し、次いで凍結乾燥し、これにより細胞内及び膜結合型酵素を遊離さ せ、全部で4gの粉末を得た。本明細書でP−037と呼ぶ全培養物であるこの キシラナーゼ調製物を、下記の実施例3〜8に従う更なる調査のために粗キシラ ナーゼ調製物として用いた。
下記ノ研究のうちのその他については、後期対数期又は初期定常期で収穫した培 養上清液を約5000Xgで20分間の遠心により清澄化させている。細胞外可 溶性酵素を含む培養上漬物であるこのキシラナーゼ調製物を、下記の実施例2に 従う更なる調査のために粗キシラナーゼ調製物として用いた。
実施例2 上清キシラナーゼに及ぼすpH及び温度の効果下記の特性化は、実施例1に記載 の通りにそれぞれ獲得した81株及びり、サーモフィルム株、DSM 3960 由来の上清キシラナーゼ調製物に基づいて行った0本明細書のはじめの方で記載 したXLI法を利用し、そして全てのアッセイは60°Cで20分間にわたって 行った。
pI(の特性化のため、アッセイは間隔を開けてpH5〜10において行い、そ して68°Cでインキュベートした培養上清液を利用した。その結果を図3に示 す8両者のキシラナーゼ調製物(81株及びり、サーモフィルム株、DSM 3 690のそれぞれ)は下はpH5から約pH10に至る範囲においてキシラン分 解活性を有していた。このキシラナーゼ調製物は広域p)l活性範囲を特徴とし 、pH5,0〜pH9,5、より特別にはpH5,5〜p++ 9.0の範囲に おける最適pHを示す、この広域活性範囲はこの調製物中の複数種のキシラナー ゼ成分の存在を示唆している。
温度の特性化のため、アッセイを間隔を開けて約50°Cから約90゛Cにわた って行った。ある実験においては68°Cでインキュベートした培養上清液を利 用した。両者のキシラナーゼ調製物(81株及びり。
サーモフィルム株、DSM 3690のそれぞれ)は下は48゛Cから上は90 °Cに至る範囲においてキシラン分解活性を有していた。両者のキシラナーゼ調 製物は80°C付近で最大活性を示した。81株は2箇所の局所的な最適温度を 示し、一方は70″C付近、そして他方は80℃付近であった。80’Cでの活 性は70°Cでの活性より30〜50%高めであった。
80℃に比べて90°Cでは30〜80%の活性を可溶性酵素は保持した。その 結果は図4及び5に示している。
第2の実験において、温度の特性化のために78℃でインキュベートした培養上 清液を利用し、そしてこの可溶性キシラナーゼの温度プロフィールは上記のプロ フィールとはかなり相違していた。78℃でインキュベートした培養物より得た キシラナーゼ調製物は高温でより活性であり、約92°C以上の温度でかなりの 活性指数を有していた。その結果を図4及び5に示す。
上清キシラナーゼの熱安定性 未処理サンプルに対する、基質なしで68°Cでインキュベートした81株の培 養上滑液に残っている%活性を図εA及び6Bに示す。
図面から明らかな通り、本発明のキシラナーゼは非常に熱安定性である。70℃ で10時間のインキュベーションの後、50%以上の残留活性、好ましくは70 %以上の残留活性が検出できた。80°Cで10時間のインキュベーションの後 、40%以上の残留活性、好ましくは50%以上の残留活性が検出できた。90 ’Cで4時間のインキュベーションの後、20%以上の残留活性が検出できた。
図6Bは温度の関数としての本発明の上清キシロース調製物の活性の熱半減期の 片対数プロットを示す、70°Cでは、熱半減期は40時間以上、約46時間で あった。80°Cでは、熱半減期は10時間以上、約13時間であった。90° Cでは、約1時間でかなりの活性の値がまだ存在していた。
このデーターは直線を描き(r”>95%)、そして熱活性指数、即ち、1時間 の半減期を導く温度は89°Cであった。
実施例3 最適p)I 81株におけるキシラナーゼ活性のpH特性は、実施例1に記載の粗キシラナー ゼ調製吻P−037、及び5〜11のpHの範囲で行う本明細書のはしめの方に 記載したXU法を利用して調べた。この粗調製物の最適pHはpH5〜7の間で あった(図7)。キシラナーゼ活性の10〜20%がpH9で維持された。実施 例2からの所見を考慮し、そして酵素混合物の活性を%相対活性として示してい ることから、図7のpHプロフィールは6付近に最適pt+を有するかなり大量 の1又は複数の様々なキシラン分解酵素の存在に基づきうる。
実施例4 最適温度 B1におけるキシラナーゼ活性の温度プロフィールを実施例1に記載の粗キシラ ナーゼ調製物P−037、及び50〜100”Cの温度範囲においてp)16で 行うはじめの方で記載したXU法を用いて決定した。
全てのアッセイは20分間行った。粗調製物の最適温度は60〜80°Cの間で あることが認められ(図8)、70“C付近の最適pHを示唆する。
キシラナーゼ活性の30〜40%が90°Cで残った。
実施例5 残留活性 B1のキシラナーゼの熱安定性を、実施例1に記載の粗キシラナーゼ調製@!I P−037を用い、熱処理の後の残留活性として測定した。
キシラナーゼ溶液を60〜100°Cで30分間熱し、そしてその後、はじめの 方に記載したXU法を用いてpH6,60°Cl2O分により測定した。
決定の結果は図9に示している。この図より、該キシラナーゼは70℃で20分 後に50%以上、より特別には70%以上、最も特別には90%以上の残留活性 を有することが明らかである。80°Cで20分後には、このキシラナーゼは2 0%以上、より特別には40%以上の残留活性を有していた。90”Cで20分 後には、このキシラナーゼは20%以上の残留活性を有していた。
実施例6 熱安定性 B1におけるキシラナーゼ活性の熱安定性を、実施例1に記載の粗キシラナーゼ 調製物P−037、及びはじめの方に記載のXU法を用いて決定した。サンプル を適当な間隔で取り、そしてはじめの方で記載したpH9,70°Cl2O分で のXU法を用いて残留活性を測定した。
この決定の結果を図10に示す。粗調製物に関するキシラナーゼ活性の半減期は 20〜40時間の間、30時間付近であることが認められた。
キシラナーゼ活性の20〜30%が60時間のインキュベーションの後に残って いた。
実施例7 キシラナーゼ活性のpI 第1の実験において、IJB両性PAGプレートpH3,5−9,5及び実施例 1に記載の粗キシラナーゼ調製物P−037の溶液を用いてキシラナーゼ活性の piを決定した。電気泳動した後、このゲルを水で1回、トリス緩衝液pH9で 1回、15分間にわたり2回洗い、次いで0.5%のオートスベルトキシラン、 1%のアガロースpH9より成る検定アガーの薄いコートを覆った。この覆われ たゲルを50℃で一夜インキユベートした。そのキシラナーゼ活性をコンゴレッ ド染色を利用して識別化させたく0.1%のコンゴレッドで10分間染色し、次 いでIMのNaC1で2×15分間脱色した)、コンゴレッドは4〜7.4の間 のpI値の成分で検出でき、キシラン分解活性は4〜7の範囲において検出でき た。
第2の実験において、LKB両性FAGプレートpH3,5−9,5及び実施例 1に記載の粗キシラナーゼ調製物P−037の溶液を用いてキシラナーゼ活性の piを決定した0次に、第1セツトの試験においては、何ら中間処理することな くこの溶液を電気泳動に付し、そして第2セットの試験においては、この溶液を 70℃、pH10(0,1Mの炭酸水素緩衝液)で60分間加熱処理した。
電気泳動した後、ゲルを0.5のトリス緩衝液p)l 7.0で20分づつ2回 洗い、そして第1セントの試験においては、0.5%のオートスベルトキシラン 、1%のアガロース、pH6,0(0,1Mのリン酸緩衝液を伴う)の薄いコー トを覆い、そして第2セツトの試験においては、0.5%のオートスベルトキシ ラン、1%のアガロース、pH10,0(0,1Mの炭酸水素緩衝液を伴う)の 薄いコートを覆った。
これらのゲルを70’Cで一夜インキュベートし、そして0.5Mのトリス緩衝 液、pH7,0の中で20分間洗った。キシラナーゼ活性をコンゴレッド染色を 用いて識別化した(0.1%のコンゴレッドで10分間染色し、次いでIMのN aClで2×15分脱色した)。
平行して、等電点is物を既知のpiを存するタンパク質の混合物に基づいて流 し、そしてクマジー染色の後、キシラナーゼ活性のprが同定できた。
この実験の結果を下記の表2に示す。
麦−1 土之立±二漸蛮立■計 pH6,04,9;(8,2); 8.9 4.9 ; 5.9 : 7.4  ;(8,2);8.9pH10,05,8; 6.8 ; 8.9 4.7 ;  8.9明らかに、この調製物はキシラン分解活性を有する酵素の複合物を含む 、上記で決定したpiとは別に(4〜7の範囲におけるキシラン分解活性を有す る4成分) 、7.4.8.2及び8.9で他のキシラナーゼ活性についてのp iが認められ、このうちで8.9でのバンドが最も強力であった。活性の影は7 .4と8.9との間に認められ、そのため数値をかっこの中に入れた(8.2) 。
8.9でのキシラナーゼ活性は全ての試験で認められた。
実施例日 漂白増強 本実施例においては、スクリーニング法によって漂白増強効果を示す、スクリー ニング法であるので、この実験は工業的に関連する条件では行っていない。
この実験のため、2部の5gのドライバルブ(スウェーデン製0□脱リグニン化 パインクラフト)を水の中に8時間浸け、その後Br1tton−Robins onll衝液pH6,0の中で3分間再パルプ化した。過剰の液体をバルブから 優しくしぼり出し、その後このバルブを250m1のエーレンマイヤーフラスコ に移し、そして新鮮な緩衝液の中に3.5%の乾燥物質の稠度となるように懸濁 させた。2部のバルブを70°Cで15分間ブレインキュベートし、次いで酵素 を100EXU/kgドライパルプ付近の用量で1つのフラスコに加えた。コン トロールのフラスコには水を入れた。
加水分解を70’C(pH6)で48時間行い、その後ブフナーろう斗上で液体 を排液した。その濾液から、吸光度の測定(遊離リグニンは280n−で吸収を 示す)及び攻撃された炭水化物(ヘミセルロース及び/又はセルロース)の種類 の決定のためにサンプルを取った(下記参照)、バルブを洗い、そして力、バー 指数を決定するためにプレートを作った。カッパー指数はリグニン含有量の尺度 であり、そして5CAN−C177(Scandinavian Pu1p、  Paper and Board TestingCo+mm i tee ) の中に定義されている。
酵素処理工程の後の濾液のサンプルを0.45μmのフィルターに通し、凍結乾 燥し、2N−トリフルオロ酢酸(TFA)で100°Cにて2時間加水分解し、 その後TFAをエハボレーシゴンによって除去し、そしてサンプルを脱ミネラル 水に再熔解させた。次にこの加水分解サンプルの単糖組成をイオン交換HPLC システム、それに続(電気化学検出によって決定した(参考のため、Hardy ら、(1988) ; AnalyticalBiochemistry、 1 7054〜62を参照のこと)。
カッパー指数は、コントロールについては13.5、そして酵素処理バルブにつ いては12.7と分析された。これは6%の低下を示し、このことはこの処理に おけるこの工程での有意義な向上である。
吸光スキャン曲線を図11に示す。リグニンは280n鏑付近の光を吸収するこ とで知られ、そしてこの曲線は、コントロールに比べて酵素処理パルプからより 多くのリグニンが遊離されることを明らかに示している。
酸加水分解濾液の単糖組成を下記の図12に示している。第1に、コントロール に比べて酵素の有意義な効果があることが認められ、そして第2に、このキシロ ースは90%の総単垢を含んで成り、他方、グルコースはほとんど存在していな い(−1%)。このことはセルラーゼのほとんどないキシラーゼ作用を示す。こ れは効果的であり、なぜならセルラーゼ作用は最終製紙の収量又は強度の低下を もたらしうるからである。
上記した3通りの方法は全て、本発明の酵素が祇バルブに対する有効な漂白増強 効果を有することを実証している。
比増殖速度μ(h−) 潟判廃1% Fig、 4 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年10月ノ2−日

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ディクチオグロムス属に属し、キシラナーゼを生産する能力の備った種の生 物学的に純粋な培養物。
  2. 2.微生物が本明細書に本質的に記載の通りの形態学、生理学及び増殖特性を有 する、請求項1に記載の培養物。
  3. 3.株DSM No.6262と本質的に同一である微生物の株の生物学的に純 粋な培養物。
  4. 4.キシラナーゼ活性を有し、そして下記の特徴:(a)(60℃で20分後に )pH5.0〜pH9.0の範囲における最適pH;(b)(pH6.0で20 分後に)60℃〜90℃の範囲における最適温度pH;及び (c)B1株、DSM No.6262由来のキシラナーゼと同一又は部分的に 同一な免疫化学特性; を有する酵素調製物。
  5. 5.ディクチオグロムス属の株より獲得できる請求項4に記載の酵素調製物。
  6. 6.D.サーモフィルム又はD.ダーシタスの株より獲得できる請求項5に記載 の酵素調製物。
  7. 7.B1株、DSM No.6262もしくはD.サーモフィルム株、DSM3 690、又はそれらの突然変異体もしくは変異体より獲得できる、請求項6に記 載の酵素調製物。
  8. 8.更に下記の特徴: (a)70℃及びpH6.0で20分後に50%以上、好ましくは70%以上の 相対残留活性;並びに (b)70℃及びpH6.0で決定した、15時間以上、より好ましくは20時 間以上、最も好ましくは25時間以上の半減期;を有する請求項4〜7のいづれ か1項に記載の酵素調製物。
  9. 9.炭素及び窒素源並びに無機塩類を含む適当な栄養培地の中での請求項1〜3 のいづれか1項に記載の生物のキシラナーゼ生産株の培養、それに続く周知の方 法による所望の酵素の回収、を含んで成る、請求項4〜8のいづれか1項に記載 のキシラナーゼ調製物の製造のための方法。
  10. 10.株DSM No.6262もしくはD.サーモフィルム株、DSM 36 90、又はその突然変異体もしくは変異体と本質的に同一な微生物の株を培養す る、請求項9に記載の方法。
  11. 11.請求項4〜8のいづれか1項に記載の酵素調製物でリグノセルロース系パ ルプを処理する、リグノセルロース系パルプの処理のための方法。
  12. 12.前記の方法を40〜100℃、好ましくは50〜90℃、最も好ましくは 60〜80℃で行う、請求項11に記載の方法。
  13. 13.前記の方法を5.0以上、より好ましくは6.0以上、最も好ましくは7 .0以上のpHで行う、請求項11〜12のいづれかに記載の方法。
  14. 14.前記の方法を5分〜24時間、好ましくは15分〜6時間、最も好ましく は20分〜3時間の時間内で行う、請求項11〜13のいづれか1項に記載の方 法。
  15. 15.前記の方法において、酵素用量が10〜5000FXU/kg又はEXU /kgドライパルプ、より好ましくは100〜5000FXU/kg又はEXU /kgドライパルプのキシラナーゼ活性に相当する、請求項11〜14のいづれ か1項に記載の方法。
  16. 16.前記の方法を3〜35%、より好ましくは5〜25%、最も好ましくは8 〜15%の乾燥物質の稠度で行う、請求項11〜15のいづれか1項に記載の方 法。
  17. 17.顆粒、好ましくは無塵顆粒、液体、特に安定化液体、スラリー又は保護化 酵素の形態に施されている、請求項4〜8のいづれか1項に記載のキシラナーゼ 調製物を含む試薬。
  18. 18.前記キシラナーゼ調製物が総酵素タンパク質の少なくとも20%、好まし くは少なくとも30%を構成している、請求項17に記載の試薬。
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