JPH06506381A - ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラシ この発明は、ブラシ、より詳細には、剛毛を有すると共に持ち手の延長部分とし て設けられているブラシヘッドを有する歯ブラシに関するものである。

このタイプの従来のブラシにあっては、ブラシヘッドは硬くて撓まないようにで きている。このようなブラシヘッドは、凹形状あるいは凸形状とすることができ る。しかしながら、ブラシが製造されたその形状を変更することは不可能である 。この結果、ブラシに適合する歯列の一部分のみを充分に磨くことができるに過 ぎない。

既に、柔軟性のあるブラシヘッドを作り、このブラシヘッドをＳ字形状に湾曲し た持ち手に沿ってスライドさせる態様で取付けた例がある。この場合、ブラシヘ ッドをＳ字形状の持ち手の一端から他端へとスライドさせることによって、確か にブラシの湾曲を変えることは可能である。このようにして作り出されるブラシ ヘッドの湾曲は、しかしながら、使用した５字持ち手の形状によって決定される 。一方、持ち手の湾曲形状部を外れると、ブラシヘッドの湾曲は得られない。

さらに、この場合にあっては、歯列の個々の部分が充分に慶かれない可能性があ る。加えて、上記先行技術例では、ブラシのかなり複雑なデザインが必要となり 、ブラシの取扱いも難しくなる。上述のブラシは、従って、充分に使用し易いと は言えない。

上記先行技術を出発点にして、本件発明の目的は、最初に述べたように、持ち手 に固定されているブラシヘッドをうまく適合している形状に保ちつつ、他方では 個々の異なる部分に相応しい形状にブラシヘッドの湾曲を調節することができる ようなブラシを提供することである。

本件発明の上記目的を達成するために、ブラシヘッドは少なくとも一つの平面に おいて柔軟性があるように構成されていて、持ち手と反対側のブラシヘッドの端 部は押し引き部材（Ｚｕｇ−ｕｎｄ　Ｓｃｈｕｂｅｌｅｍｅｎｔ）によって作用 を受けるように構成されている。押し引き部材は、その他端において、持ち手に 移動可能に取付けられると共に、適所にロックできるように構成されている作動 部材に取付けられている。

このような手段は、ブラシの湾曲を個々のケースに相応しいように正確に適合さ せることを可能にするので、あらゆる場合において、理想的に歯を磨くことを可 能にする。その一方で、持ち手に固定されたブラシヘッドを、うまく適合してい る形状に維持することも可能でもあり、このブラシは取扱が容易であるだけでな く、簡単で強い構成にもなっている。

本件発明に好ましい形状は、下記の従属の請求項において記載されている。従っ て、例えば、押し引き部材は細長状のスプリングの形態とするのが好ましい。

このような部材は、その押し引き効果を維持しながらも、それ自身湾曲すること ができるという利点をもっており、さらには弾性復帰力をも持っている。

本件発明をさらに好ましいものとするための開発によると、ブラシヘッドは、剛 毛を有するとともに、弓状に間隔を置いて長軸方向に延びるヨークの列を設けら れた可撓性バーから成っている。相互間に間隔をおいて設けられたこれらのヨー クによって、押し引き部材を被う構成のトンネルを形成し、同時に、ブラシへラ ドに必要な可動性をもたらす。

本件発明に好ましい形状は、発明の１実施例を示している下記の記載と関連する 残りの従属請求項に記載されている。

本件発明の１実施例を図面を参照しながら、以下に詳細に記載する。

図１は、ブラシヘッドがその剛毛側に凸状に湾曲しているときの、本件発明によ る歯ブラシの正面図である。

図２は、ブラシヘッドが真っ直ぐに引っ張られているときの、図１の構成を示し ている。

図３は、ブラシヘッドが凹状に湾曲しているときの、図１の構成の図である。

図４は、本件発明による歯プランの平面図である。

図５は、ブラシヘッドを切断した断面図である。

図面に描写されている歯ブラシは、例えば、図１に示されているように、その延 長上にブラシへラド１１を有する輪状の持ち手１０を備えている。さらに、この ブラシヘッドには、列をなして配列されている剛毛の１群１２が設けられている 。ブラシへラド１１は、柔軟性をもって変形すること、あるいは、長軸方向に三 等分する平面（Ｍｉｔｔｅｌｌａｎｇｓｅｂｅｎｅ　）に平行な方向に撓むこと が可能である。すなわち、長軸方向に三等分する平面を横断するように延びてい る軸に対して湾曲することが可能である。ブラシへラド１１は、この点で、図１ （このとき、剛毛側に凹状に湾曲している）に描写されている基本的な位置から 反れて、図２に示されているような、真っ直ぐに伸張した位置を通って、図３に 示されている凹状湾曲位置へと、湾曲することが可能である。長軸方向に三等分 する平面に平行な方向の柔軟性と択一的、あるいは、追加的に、この平面に交差 する方向の柔軟性も同様に考えられる。

図５に最も良く示されているように、ブラシへラド１１は、持ち手玉に形作らる れている可撓性バー１１ａから成っている。この可撓性バー１１ａには、剛毛の １群１２が設けられている。可撓性バー１１ａは、弓型のヨーク部材１１ｂによ って跨がれていて、このヨーク部材は、一つのヨーク部材の後ろに他のヨーク部 材が間隔を置いて並ぶ態様で一列に配設されている。このようなヨーク部材は、 従って、ブラシへラド１１を貫通して延びるトンネル１日を構成する。ベースバ ーｌｌａの下部面は、持ち手１０の隣接する下部面と同一平面上にある。ヨーク 部材１１ｂの上部面は、持ち手１０の隣接する上部面と同一平面上にあるように 繋がっている。互いに隣合うヨーク部材１１ｂの間に、間隙１３が設けられてい る。このような間隙によって、ブラシヘッド１１は全体的に比較的厚いにもかか わらず、長軸方向に三等分する平面に平行な柔軟性が妨げられることはない。剛 毛の１群１２を収容しているベースパー１１ａは、実際的には、一方に撓んだの ち、図２に描写されている基本的な伸張した位置に跳ね返る、弾性バーあるいは 弾性レールとしての機能を果たす。

トンネル１８の中を通って延びている押し引き部材１４は、持ち手とは反対側の ベースパーの端部において作用する。押し引き部材は、他端において、適所にロ ックできると共に持ち手１０に摺動可能に取付けられているスライドノブ形式の 作動部材１６に取付けられている。この押し引き部材１４は細長状スプリングの 形式で構成されており、その両端はそれぞれ、ベースパー１１ａまたは作動部材 １６にビン止めすることができる。押し引き部材１４を構成している細長スプリ ングは、作動ノブ１６をブラシヘッドの方へスライドさせることによって圧迫あ るいは圧縮され、作動部材１６をブラシヘッド１１からスライドさせて遠ざける ことによって伸張する。押し引き部材１４はベースパー１１ａ全体に延びている ので、後者は、図１に示すように、押し引き部材１４を延ばす時、下方向に凸状 に湾曲、あるいは弓なりになり、つまり、剛毛側に凸状に湾曲する。押し引き部 材１４が圧迫あるいは圧縮されると、ベースパー１１ａは、図３に示すように、 上方に湾曲、即ち、剛毛側で凹状となる。この工程を容易にするために、押し引 き部材１４を構成している細長スプリングのトンネル１日を通って延びる部分を 、鋳造（Ｆｏｒｍｇｅｂｕｎｇ）あるいは与荷重をかける（Ｖｏｒｓｐａｎｎｕ ｎｇ）ことによって、圧縮された場合に、上方向に湾曲するように構成すること が可能である。

作動部材１６を構成しているスライドノブは、図４に最もよく表されているよう に、持ち手１０の溝１９の中へと延びるピンを有することができる。実施例にお いては、このようなピン１７に、押し引き部材１４が取り付けられている。溝１ ９には複数の止め用切り欠き’Ｉ　Ｑ　（Ｒａ５ｔｋｅｒｂｅｎ）が設けられて おり、この実施例では、止め用の切り欠きは、断面部分をドリルで開けた穴のよ うに広くすることによって構成している０作動部材１６をスライドしているとき に、ビンはこの部分に嵌まり込んでをロックされる。止め用ヘッドとして機能し ているビン１７の横断面は、従って、溝１９の止め用切り欠きとして作用する横 断面の広げられた部分の横断面とほぼ同じである。止め用切り欠き２０のそれぞ れは、ブラシへラド１１の異なる湾曲の程度に関連している０本件発明の図示さ れている実施例においては、３つの止め用切り欠き２０が示されている。中心の 止め用切り欠きは図２に示されているように、伸張した位置のためのものであり 、他の２つの止め用切り欠きは図１及び図３に示されている湾曲時のためのもの である０図示されている両端の位置に加えて、中間位Ｉにさらに止め位置を作る ことが必要あるいは可能であれば、単に、追加の止め用切り欠きを設けるだけで よい。

持ち手の、ブラシへラド１１のトンネル１８に直接的に隣接するような位置に、 溝１９を設けることができる０本件発明の図示された実施例においては、溝１９ はブラシへラド１１から間隔を置いた離れた位置に設けられている。従って、持 ち手１０には、案内路が設けられている。案内路は、一端においてトンネル１８ に対して開放しており、他端において溝１９に対して開放している。さらに、案 内路は長軸方向に延びる凹所（リセス）によって構成されており、押し引き部材 １４を構成している細長スプリングは、その案内路２１を通って挿入できる。案 内路２１は、押し引き部材１’４が持ち子側では撓むことがないように、挿入さ れた押し引き部材１４を直線状に案内する。この部分の構成とは異なり、図５に 最も良く描写されているように、トンネル１８の間隙部分（クリアランス）の断 面ば、押し引き部材１４の断面よりも大きく作られている。

一実施例として上述したものは、手に持って使用する歯ブラシに限定しているが 、本件発明の手段を、電動ブラシあるいは水力によるブラシ等の自動ブラシに用 いることは当然可能である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．ブラシ、より詳細には、剛毛を設けると共に持ち手の延長部分として取り付 けられているブラシヘッドを有する歯ブラシにおいて、ブラシヘッド（１１）が 少なくとも一つの平面において柔軟性を持ち、持ち手と反対側のブラシヘッド（ １１）の端部が押し引き部材（１４）に作用するように構成されており、押し引 き部材（１４）が、その他端において、持ち手（１０）に調整可能に取り付けら れているとともに適所にロック可能な作動部材（１６）に固定されていることを 特徴とするブラシ。
2. ２．押し引き部材（１４）が細長スプリングであることを特徴とすると請求項１ 記載のブラシ。
3. ３．ブラシヘッド（１１）がトンネル（１８）を有し、そのトンネルを通って押 し引き部材（１４）が延びていることを特徴とする請求項１又は２記載のブラシ 。
4. ４．ブラシヘッド（１１）が剛毛を設けた可撓性のベースバー（１１ａ）を有し 、このベースバーには複数の弓形ヨーク（１１ｂ）が設けられていて、このヨー クは長軸方向相互間に間隙を設けて、一つの後ろの他の一つが並ぶ態様で配設さ れていることを特徴とする請求項１乃至３記載のブラシ。
5. ５．持ち手（１０）に、トンネル（１８）に向いて開放していると共に折押し引 き部材（１４）を収容している案内路（１２）が設けられていることを特徴とす る請求項１乃至４記載のブラシ。
6. ６．作動部材（１６）が、持ち手（１０）の溝に適合するスライドノブであり、 このスライドノブが止め手段に接続していることを特徴とする請求項１乃至５記 載のブラシ。
7. ７．作動部材（１６）に止め用ピン（１７）が設けられ、溝（１９）にこの止め 用ピンのための複数の止め用切り欠き（２０）が設けられていることを特徴とす る請求項６記載のブラシ。