JPH06505867A - Lpsコアに対するモノクローナル抗体 - Google Patents

Lpsコアに対するモノクローナル抗体

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JPH06505867A JP4504918A JP50491892A JPH06505867A JP H06505867 A JPH06505867 A JP H06505867A JP 4504918 A JP4504918 A JP 4504918A JP 50491892 A JP50491892 A JP 50491892A JP H06505867 A JPH06505867 A JP H06505867A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 LPSコアに対するモノクローナル抗体本発明はグラム陰性細菌によりもたらさ れる感染病の予防、診断および処置に関し、より詳細にはグラム陰性細菌膜のリ ポ多糖類(LPS;エンドトキシンとも呼ばれる)成分に対するモノクローナル 抗体(MAb)を提供する。
腸内細菌は広範囲に存在するグラム陰性微生物の群であって、成る種の手術、抗 癌化学療法もしくは免疫抑制処置を受けた患者または各種の外傷、火傷もしくは 傷を受けた患者における重大かつしばしば致命的な感染をもたらす。病気の程度 は予備的、一時的および限られた細る重傷かつ生命に危機を及ぼすエンドトキシ ンアの症状(敗血症ショックとも呼ばれる)に至る範囲である。
重傷のグラム陰性袖菌症の約425.000例が米国にて毎年発生し、約25% の全死亡率を伴う。これら感染の大多数は最も一般的な病原菌である大腸菌(イ ー・コリ)、次いでしばしばクレブシェラ・ニューモニアエ(Kebsiell x pneamoniae) 、シュードモナス・エアルギノサ(Pseudo a+++nxs aeruginosa ) 、プロテウス(Provens) 、エンテロバクタ−(Ente+obxcje+)およびセラチア(Se+ra tia)に起因する。グラム陰性細菌は全て、主成分としてリポ多糖類(L P  S)を含む特定種類の外膜を特徴とする。LPSは感染における重要な免疫学 的および生理病理学的役割を演じ、敗血症ショックの主たる原因である。
LPS成分は種類毎に変化するが、一般に3種の構造領域:すなわち脂質部分が 外膜の外層に存在する脂質A;オリゴ糖コア領域;および〇−特異性の外側領域 で構成されると第1図を参照して記載することができる。脂質Aはほぼ全ての腸 内細菌において同じ基礎構造を有し、主たるエンドトキシン決定子である。コア 領域は細菌の属内で高度の類似性を示す。これは一般に限られた数の糖類で構成 される。内側コア領域はへプトースと2−ケト−3−デオキシ−オクトネート( KDo)残基で構成されるのに対し、外側コア領域はガラクトース、グルコース もしくはN−アセチル−D−グルコサミン残基で構成され、これらは菌株に応じ 種々変化する。たとえば種々異なるイー・コリ菌株の外側コア構造R1〜R4を 第2図に示す。〇−特異性の外側領域(〇−特異性側鎖とも呼ばれる)は極めて 可変性であり、種類に特徴的な反復オリゴ糖単位で構成される。単一細胞の表面 におけるLPS分子は一定量のオリゴ糖単位を含まない。
〇−特異性側鎖の存在は、野生型細菌の培養にスムース特性を付与する。この理 由で、野生型細菌は一般にO−特異性側鎖を欠如したラフ突然変異体と対比して スムース細菌と称され、しばしばコア領域の1部およびその培養物はラフの特性 を示す。サルモネラからの種々異なる種類のラフ突然変異体は記号Ra、Rb、 Re、RdおよびReにより一般的に示される。第1図から見られるように、こ れら全CのLPSは脂質A構造を含むのに対し、Ra突然変異体は完全なコア領 域を特徴とし、Rb突然変異体はN−アセチル−D−グルコサミン残基の不存在 を特徴とし、Ra突然変異体はN−アセチル−D−グルコサミン残基とガラクト ース残基との不存在を特徴とし、Ra突然変異体は外側コアを構成する残基の不 存在を特徴とし、さらにRe突然変異体は脂質Aに結合した単一のKDO領域を 特徴とする。
LPSの毒性作用に対する処置は可能でないため、この種の感染を予防し或いは 抑制するための抗生物質療法に対する代案もしくは追加処置として免疫学的方法 に注目が集中している。現在の免疫療法は、慣用のポリクローナル抗血清および 高免疫血清を投与して、たとえば細菌細胞のオプソニン作用および食菌作用を増 大させることにより或いはLPSの生物学的活性を中性化することにより、細菌 の愚作用に対する患者の自然防御作用を促進することを含む。しかしながら、抗 血清の効果はたとえば特定抗体の組成および力価など容易には基準化しえない多 数の因子に応じて変化する。
血清療法の限られた効能を解消するため、交差反応性MAbを使用することが提 案されている。交差反応性は、水平および垂直として説明しつる2種類が存在す る。垂直交差反応性とは、M A bが〇−特異性側鎖の長さとは無関係に特定 細菌株のほぼ全てのスムースLPS分子と反応することを意味する。水平交差反 応性とは、MAbが異なるコア構造を有するLPSと反応することを意味する。
これが必要である理由は、細菌症が実験的に診断された直後に数日間を要する病 原体の確認を待つことなく治療を開始せねばならないためである。
この種のMAbは、大抵の腸内細菌が共有するLPS構造に位置する抗原決定子 、すなわち脂質Aおよびコア領域を識別せねばならない。これらは周知のケーラ ー・アンド・ミルスタイン法によって得られ、この方法は特に一般にネズミをL PSの内部抗原エピトープが抗体を生ぜしめるべく直ちに得られるようなイミュ ノゲンで免疫化することからなっている。適するイミュノゲンは腸内細菌の熱死 滅したラフ突然変異体、たとえばイー・コリの1部菌株を包含する。精製された LPSはイミュノゲンとして大して適していない。
細菌症を予防し或いは処置するのに有用であると予想されるMAbは交差反応性 であるだけでなく、最も一般的な毒性細菌により生ずる感染に対しクロス−保護 性でなければならない。しかしながら、幾つかの科学文献、たとえばボラック等 、ジャーナル・インフエクシャス・ディシーズ(1989)、第159(2)巻 、第168頁には、上記慣用のイミュノゲンに対し発生した大多数の抗体は交差 反応が貧弱であって残念ながら感染を予防しないことが報告されている。MAb はしばしば、スムースでなく寧ろラフのLPSを含む結合実験に基づき反応性で あると記載されており、これらMAbの保護性の欠如は、野生型のスムースLP Sにおいて抗体が特異性であるエピトープが入手しえず、コア領域もしくはO− 特異性側鎖により妨げられるという事実に起因する。特に、LPS分子の脂質A 部分におけるエピトープを識別するMAbは一般に有効でない。
今回、LPS分子のコア領域におけるエピトープを識別する共に垂直および水平 の両交差反応性とクロス−保護性を有するモノクローナル抗体は、改変および改 良された免疫化およびスクリーニング過程によって得られることが判明した。こ の種のMAbは最初にネズミ型で得られ、公知の組換DNA技術によりキメラ型 (ネズミ可変領域、ヒト一定領域)またはヒューマナイズ型(ネズミ高可変領域 、ヒト骨格および一定領域)に変換することができる。
したがって本発明は、LPS分子のコア領域におけるエピトープを識別すると共 に、異なるコア構造を有する少なくとも2種の異なるグラム陰性細菌株により生 ずるエンドトキセミアに対しクロス−保護性であるモノクローナル抗体を提供す る。
好ましくはMAbは、イー・コリのRcココア造に既に存在すると共に完全コア にも存在するエピトープを識別する。
イー・コリにおいて、本発明のMAbは好ましくは全ての一般的なスムース菌株 分離物と反応し、好ましくは全部で5種のコア型(R1、R2、R3、R4およ びに12)のラフ突然変位菌株とも反応する。好ましくは、MAbは種々異なる サルモネラ菌株に対しても反応性である。
一般に単一種類のLPS (一般に特定種類のLPSを有する熱死滅した細菌) をイミュノゲンとして使用する従来技術に記載された免疫化法と対比し、本発明 のMAbは免疫化すべき動物を複数種類のLPS分子に露呈する免疫化法により 産生させることができる。これは、物理的に混合した異なるLPS型のカクテル で免疫化するか或いは個々に異なるLPS型で順次に免疫化して行なうことがで きる。両者の場合、精製LPS分子でなく熱死滅した細菌を用いるのが好適であ る。他の可能なイミュノゲンは熱以外の手段(たとえばホルムアルデヒド)によ り死滅させた細菌、および蛋白質キャリヤに結合したLPS分子を包含する。
免疫化すべき動物は好ましくはネズミであって、Ba1b−c種とすることがで きる。しかしながら、種々異なる遺伝背景を有するネズミ、たとえばより広範な 免疫反応を示しうるニューシーラント・ブラックもしくはスイスウェブスタ一種 のネズミを使用するのが好適である。
イミュノゲンは静脈内または好ましくはたとえば足裏に皮下注射して投与するこ とができる。
第1の好適方法においてはネズミを種々異なる熱死滅した細菌の菌株、好ましく は完全コアを有するラフ菌株の単一カクテル、たとえばRaイー・コリのR1、 R2、R3およびR4菌株の混合物で免疫化する。或いは、異なっても良い2種 もしくはそれ以上のこの種のカクテルを異なる場合に与えることもできる。たと えばイー・コリR2およびR3、並びにサルモネラ・ミネソタR60の混合物を 注射し、次いで1週間後にイー・コリR1、R4および018ラフ菌株の混合物 を与え、次いで2種の注射をさらに1週間間隔で反復することができる。
第2の好適方法においては、ネズミを熱死滅した細菌の多数の異なるラフ菌株で 順次に免疫化し、1種のみの菌株を各1回で投与する。たとえばネズミをシュー ドモナスPAC605ラフ突然変異体で免疫化し、次いで1ケ月間隔にてイー・ コリR1、R2およびR3で免疫化することができる。
細胞融合をネズミ骨髄履細胞と免疫化された動物からの牌細胞との間で行なう前 に、好ましくは最初のスクリーニング工程を行なって、免疫化動物における免疫 反応の強度および複数性を動物の血清を試験して評価する。
強力な免疫反応を示す動物をブースター免疫化にかけて、これら強力反応の再免 疫化したネズミの牌細胞を細胞融合に用いて慣用のケーラー・ミルスタイン技術 によりハイブリドーマを作成する。好ましくはブースター免疫化は、たとえ主た る免疫化を第2の好適方法(順次の投与)により行ったとしても、異なるラフ型 イー・コリ菌株のカクテルによって行なう。
次いで、得られたハイブリドーマをこれらが産生ずる抗体の交差反応性につき下 記する標準EL I SA法およびウェスタン・プロット法によりスクリーニン グする。
従来技術の方法と対比し、最初のスクリーニングは好ましくは異なるスムース型 およびラフ型LPSの一連の混合物を用いて行ない、広範囲のLPS分子と反応 するようなMAbを選択する。このようにして、広範な交差反応性MAbを初期 のスクリーニング工程で既に同定することができる。たとえば各ハイブリドーマ 上澄液を、7種の異なるLPSカクテルおよび比較を用いEL I SA分析に て反応性につき次の方式で試験してスクリーニングすることができる: (1)スムース菌株:Ec04+06+016+18K (2)スムース菌株:Ec012+015+086(3)ラフ完全コア:EcR 1+R4 (4)ラフ完全コア: EcR2+EcR3+EcR12+Sm R60 (5)Reコア:Ec J5+5t878(6) Rc / Rd / Re  Dア:Sm R5+3m R7+Sm R4+Ec F515+Sm R595 (7)脂質A:Ec K12&Sm R595に由来(8)陰性比較:BSA (Ec=イー・コリ、Sm=サルモネラ・ミネソタ、5t=S、チフィムリウム 、BSA=牛血清アルブミン)次いで、良好な交差反応性を有することが判明し たMAbにつきざらにスクリーニングして、交差反応性であるだけでなくクロス −保護性であるものを選択する。これは次のインビトロでのビオアッセイを用い て行なうこ腫瘍壊死因子(TNF) 、I L−1およびI L−6(インタロ ーフエロンーβ2とも呼ばれる)を包含する数種のモノキンは、グラム陰性敗血 症およびその付随エンドトキセミアに関連する多くの病理生理学的イベントを媒 介する。これらモノキンは、インビトロおよびインビボの両者でLPSに応答し て大食細胞により分泌される。保護性の抗−LPS抗体は、次の分析で示される ように大食細胞刺激を阻止する: ネズミ腹膜細胞は、蒸留水における0、34M蔗糖での腹膜洗浄によって得られ る。腹膜細胞を0.2mlの牛血溝フリー媒体に5×105細胞/mlで接種し [IMDM−ATL、シュライニルおよびティース、イミュノロジカル・メソツ ズ、第1I巻、アカデミツク・プレス社(1981)、第263頁コ、次いで( i)LPS。
たとえばイー・コリR1からのL P S (0,05n g/ml);イー・ コリR2(0,05ng/ml);イー・コリR3(0,05ng/ml)およ びイー−] IJ R4(0,05ng/ml)の存在下または不存在下;並び !、:(it)最終濃度が0.05ng 〜50μg/mlの範囲である精製さ れた内生酵素フリー抗体の存在下または不存在下で37℃にて4時間培養する。
上澄液を回収し、次いで上澄液中に存在するI L−6の量をIL−6依存性ハ イブリドーマ細胞ライン813.29 [アーデン等、ヨーロピアン・ジャーナ ル・イミュノロジー、1987、第17巻、第1911頁]を用いて次のように 測定する: 813.29細胞を血清フリー媒体に2.5X10’細胞/mlで接種し、IL −6の不存在下および培養上澄液の存在下もしくは不存在下で72時間培養する 。培養物の1部(200μl/穴1個)を平底面マイクロタイター板に分配する 8上澄液におけるI L−6濃度を■L−6の標準曲線に対し計算する。
本明細書の目的で、MAbは上記分析にて5μg/mlの濃度で試験した際に少 なくとも50%のI L−6分泌の減少を示せば所定のLPSに対し保護性であ ると見なされ、精製LPSの濃度はラフLPSにつき0.05n g / m  lであり、活性の低いスムース型については相応に高い。MAbは、異なるコア 構造を有する少なくとも2種のLPSに対し保護性であればクロス−保護性であ る。好適なりロス−保護性MAbは、異なる細菌種類からのLPSに対しクロス −保護性である。
本発明の好適MAbはIgGアイソタイプである。
上記免疫化およびスクリーニング法を用い、異なる種類の数種のLPSに対し交 差反応すると共に実質的なりロス−保護活性を示す多数の新規なネズミ抗−LP S抗体が見出され、さらにこれらモノクローナル抗体から誘導されると共に同じ 特性を有する他のLPS結合性分子を作成【うることが見出された。何故なら、 これらは結合特異性を決定する領域、すなわち高可変領域を共有するからである 。特に、本発明による4種の好適ネズミモノクローナル抗体を以下WNI 22 2−5 (アイソタイプIgG2a) 、WNl 58−9 (I gG2b) 、Hl 61−2 (IgG1)および5Z27 19.16.07 (IgG 2a)と称する。これらのうち、最初の2種が特に好適である。
天然の免疫グロブリンもしくは抗体は、2個の同一重鎖と2個の同一軽鎖とで構 成されて各上側アームの末端に抗原結合性部位を有する一般にY字型の分子から なっている。残余の構造(特にYの幹部)は、免疫グロブリンに関連したイフエ クタ機能を媒介する。種類IgGの抗体の一般的構造を第3A図に図示する。重 鎮および軽鎖の両者は可変ドメインと一定部分とからなっている。
抗原結合部位は軽鎖の可変ドメイン(V、)と連携した重鎮の可変ドメイン(V H)で構成される。重鎮および軽鎖の可変ドメインは、第3B図に示した同じ一 般的構造を有する。
より詳細には、抗体の抗原結合特性は、高可変(hyperマz+1able  )領域もしくは相補的決定領域(CDR)と呼ばれる重鎮および軽鎖の可変ドメ インにおける3種の特定領域によって実質的に決定される。第3B図に示したよ うに、これら3種の高可変領域は4種の骨格領域(F R)と交互に存在し、そ の配列は相対的に保持されて結合には直接関与しない。CDRはループを形成す ると共に、主としてβ−シート編成を有する骨格領域により近接保持される。重 鎮のCDRは関連する軽鎖のCDRと一緒に抗体分子の2種の抗原結合部位のそ れぞれを実質的に構成する。
何がFRもしくはCD R領域を構成するかに関する決定は一般に、同じ動物で 生じた多数の抗体のアミノ酸配列を比較して行なわれる。CDRおよびFR領領 域同定する一般的規則を第1表に示す。
さらに、結合エネルギーに対し軽鎖可変ドメインによってもたらされる寄与は、 関連重鎮可変ドメインによるものと対比して低いことが最近判明し、さらに分離 した重鎮可変ドメインはそれ自身の抗原結合活性を有することも見出された。現 在では一般に単一ドメイン抗体と称するこの種の分子は、関連V、ドメインの不 存在下でも抗原結合部位を有すると見なすことができる。
上記に鑑み本発明:よ、配列内に高可変領域hcDR1、hCDR2およびhC DR3を含む少なくとも1つのドメインから゛なる少なくとも1個の抗原結合部 位を有するLPS結合性分子およびその直接的均等物を提供しくドメインh22 2−5およびh58−9)、前記hCDR1はアミノ酸配列Asp Tyr T yr MetTh rt有し;前記hCDR2はアミノ酸配列Leu11e A rg Asn W Arg Asn GlyAsp Thr Ala Glu  Tyr 5erAla Ser Val X(ここでWはLysもしくはTyr であり、XはLysもしくはArgである)を有し;前記hCDR3はアミノ酸 配列Gln GlyArg Gly Tyr Thr Leu AspTyrを 有する。
WがLysであり、XがLysである高可変領域hcDR2(h222−5)ま たはWがTyrでありかツXがArgである高可変領域(h58−9)が好適で ある。
WがL y sであり、WがLysである高可変領域hCDR2がより好適であ る。
本発明の第1面において、LPS結合性分子は単一ドメインからなる抗原結合部 位を含む。
本発明の第2面において、LPS結合性分子は=(a)上記の高可変領域hcD RI、hCDR2およびhCDR3を配列内に含む第1ドメインと、(b)高可 変領域ICDRI、lCDR2およびLCDR3を配列内に含む第2ドメイン( ドメイン1222−5および158−9 [1225−5もしくは158−9は 軽鎖225−5もしくは軽鎖58−9を示す])と からなる少なくとも1個の抗原結合部位を含み、前記ICDRIはアミノ酸配列 Arg Ala Y ZAsn lie Asn Ile Trp LeuSe r(ここでYはSetもしくはArgであり、ZはGinもしくはLeuである )を有し;前記lCDR2はアミノ酸配列Lys Ala 5erAsn Le u H4s Thrを有し;前記lCDR3はアミノ酸配列Leu Gln G lyGin Ser Tyr Pro Arg Thrを有する。さらにその直 接的均等物をも含む。
YがSetであり、ZがGinである高可変領域1cDRI (1222−5) またはYがArgであり、ZがLeuである高可変領域(158−9)が好適で ある。
YがSetであり、2がGinである高可変領域LCDR1がより好適である。
特記しない限り以下ポリペプチド鎖は全てN−末端で開始すると共にC−末端に て終了するアミノ酸配列を有するものとして記載する。
抗原結合部位が第1および第2の両ドメインを含む場合、これらは同じポリペプ チド分子に位置することができ、或いは好ましくは各ドメインは異なる連鎖に存 在してもよく、第1ドメインは免疫グロブリン重鎮もしくはその断片の1部であ り、第2ドメインは免疫グロブリン軽鎖もしくはその断片の1部である。
rLPS結合性分子」と言う用語は、LPSに結合しうる任意の分子を意味する 。結合反応は、たとえば精製LPSもしくは熱処理細菌を用いるEL I SA または精製LPSを用いるウェスタン・プロットのような標準法(定性分析)に よって示すことができ、無関係の原料(たとえば牛血清アルブミン(BSA)) の抗原を用いる陰性比較試験と対比する。上記分析の完全な説明につき下記に示 す。
1、ELISAにおける精製LPSに対する結合の検出マイクロ測定板(平底面 ;マイクロ試験III可撓性分析板;ベクトン・ディキンソン社、ファルコン3 912)を被覆用緩衝液(ジエチレンバルビッール酸−Na塩 30mM、酢酸 ナトリウム 30mM、NaC1116mM ; pH4,5)における2μg /mlの精製LPSで被覆する。50μlのLPS溶液を各穴に分配する。無関 係の蛋白(BSASPBS中2%(p H7゜2)10.02%ナトリウムアジ ド)を用いて非特異性結合を決定する。これらプレートを37℃にて1時間培養 し、次いで加湿室内で4℃てに1晩培養する。プレートを洗浄溶液、すなわち燐 酸塩緩衝塩水(PBS)、pH7,2と0.05%v / vのツイーン20と 0.02%のナトリウムアジドとで4回洗浄する。プレートを250μI/穴1 個のPBS中2%BSA/ナトリウムアジド0.02%により室温にて3時間ブ ロックする。これらプレートを再び洗浄する。
抗体溶液をP B S/B S A 2%/ナトリウムアジド0゜02%中で種 々の希釈率、たとえば1μg/ml、1100n/ml、10ng/mlおよび lng/mlで作成する。50μlのこれら溶液を予備被覆されたプレートの穴 に分配する。培養を室温にて1晩行なう。4回の洗浄後、穴1個当り50μlの 正確な種類の特異性を有するビオチニル化された親和性の精製ヤギ抗−ネズミI gGもしくはIgM、たとえばWNI 222−5については抗−ミズミIgG 2aおよびWNI 58−9については抗−ネズミ−IgG2bまたは各種のW NI222” (hulgM) もしくはWN 1 222 5 (hlll、 に1)にっては抗−ヒトIgG1もしくはIgM(PBS2%BSAにおける最 終希釈率1/10.ooo:サウザン・バイオテクノロジー・アソシエーツ社) を添加する。
培養を室温にて4時間行なう。4回洗浄した後、穴1個当り50μlのストレプ トアビジンアルカリホスファターゼ結合体(ジャクソン・イミュノ・リサーチ・ ラボラドリース社;最終希釈率PBS中1/10,000.2%B S A ) を添加し、培養を室温にて1時間行なう。4回洗浄した後、穴1個当り100μ lのジェタノールアミン緩衝液(ジェタノールアミンIMSMgC1−6820 0,5mM5pH9,8)にて1 m g / m lに希釈されたパラニトロ フェノールホスフェート(PNPP)を添加する。1時間の後、テイターテ・マ ルチスカン・ELISAリーダー(MCC/340、フローラプス社)を用いて 405nmにて吸光度を測定する。
有利には、用いる精製LPSをスムース完全コア、RbもしくはRc LPSか ら選択する。スムースLPSの例はイー・コリ 0111B4 (ジフコ社)、 イー・コリ 0127B8 (ジフコ社)、イー・コリ 0128B12 (ジ フコ社)、サルモネラ・チフィムリウムBOagO:4.5.12 (SH48 09)(ビオ−カルブ社)から抽出されたLPSである。適する完全コアLPS SRb LPSおよびRc LPSはそれぞれS。
ミネソタ(リスト社)およびS、チフィムリウム5L684(シグマ社)から得 られる。
第1IA、IIB、IICおよびIID表は、それぞれグラム陰性細菌の異なる 菌株から精製されたLPSに対する抗体WNI 222−5、WNl 58−9 、Hl 61−2および5Z27 19.16.07の結合を表として示す。
2、熱死滅細菌に対する結合の検出 予備被覆したプレートを上記1に記載したと同様に、精製LPSでな(熱死滅細 菌(0,5X108細胞/ml)を用いて作成する。結合反応を上記1に記載し たように試験すると共に検出する。
有利には、細菌はスムース野生型細菌もしくはラフRa5RbもしくはRc突然 変異体である。
第1 IIA、I llB5 llICおよびllID表は、各グラム陰性菌株 の熱死滅細菌に対する抗体WNI 222−5、WNl 58−9、Hl 61 −2および5227 19.16.07の結合をそれぞれ表として示す。
第1I表および第1II表に示した細菌は最も一般的な臨床分離菌である。細菌 および/または対応LPSは市販されており、或いは1.ポクストン博士、ニシ ンバラ大学、細菌学部、スコツトランドまたはH,ブレード博士、フオルシュン クスインスチチュート・ポルスチル、ポルスチル、西ドイツ国から要求に応じ入 手できる。
第1I表および第1II表から見られるように、本発明の抗体により識別するの に要する最小コア構造はRc10μlの1 m g / m lにおけるLPS 溶液を、1%(W / v )のデオキシコリン酸ナトリウム(DOC)と20 %(W/V)のグリセリンと0.001%のブロモフェノールブルーとを含有す る同容積の0.1Mトリス−HCl緩衝液(pH6,8)と混合し、次いで音波 処理する。作成した試料を電気泳動ゲル(4%積層ゲル;14%操作ゲル)に充 填する。用いる電気泳動系は改変レムリ系(DOC−PAGE ;コム口等、ケ ミカル・ファーマスーチカル・ブレチン(1988)、第36巻、第1218頁 )であって、ミニ・プロチアンIIシュアル・スラブ・セル装置(ビオラド・ラ ボラドリース社)を用いる。これら試料を、指示薬が分離ゲル中に侵入するまで 18mAの電流で操作する。次いで電流を25mAまで増大させる。
ゲルのプロツチングを、気孔寸法0.45μmのニトロセルロース膜(ビオラド ・ラボラドリース社)および移動電気泳動セル(ミニ・トランスプロット・電気 泳動セル装置、ビオラド・ラボラドリース社)を用い60Vにて20分間行なう 。プロットをトリス緩衝塩水(TBS:20nMトリスーHCl、0.1mM  NaC1;pH7,5)1%BSAに室温にて1時間浸漬する。免疫プロットを 、TTBS (TBS、0.05%ツイーン物を用い室温にて2時間にわたり展 開させる。
プロットをTTBSで2回洗浄し、さらに45分間にわたり室温にてビオチニル 化ヤギ抗−ネズミIgG2aもしくはIgG2b抗体(サウザン・バイオテクノ ロジー・アソシエーツ社)と共にTTBS/1%BSAにおける1/10.00 0の最終希釈率で培養する。2回洗浄した後、TTBS/BSA 1%にて1/ 10,000の希釈率で用いるストレプトアビジンアルカリホスファターゼ結合 体(ジャクソンーイミュノ・リサーチ・ラボラリドース社)を添加する。培養を 室温にて45分間行なう。3回の洗浄’!、BCI P/NBTアルカリホスフ ァターゼ発色溶液を製造業者(ビオラド・ラボラドリース社)により指示された ように添加する。並行して、ゲルを40%エタノールと5%酢酸とを含有する溶 液で1晩温置して固定させ、ツサイおよびフラッシュの方法[アニュアル・バイ オケミストリー(1982)、第119巻、第115頁]にしたがって銀染色す る。
この分析にて、本発明の抗体はスムース細菌またはラフ突然変異体のいずれかか ら抽出されたLPSに対し結合反応を示す。WNI 222−5、WNl 58 −9、Hl 61−2および5Z27 19.16.07に関する特定の実験を 第4A、4B、4Cおよび4D図にそれぞれ示す。スムース細菌から抽出された LPS内容物を電気泳動により、〇−特異性側鎖の寸法に応じ、異なる分子量を 有するLPS分子に対応したバンドに分離させる。これらLPS分子は、〇−特 異性側鎖を持たないLPS分子から側鎖中に40個もしくはそれ以上の単位を有 するLPS分子に至る範囲である。本発明の抗体はラフ反復単位と反応し、さら に〇−側鎖反復単位を有するこれら全てのLPS分子と反応する。このことは、 本発明のLPS結合性分子が特異性であるエピトープがO−特異性側鎖により妨 げられないことを示す。したがって、スムース細菌のLPS分子の大部分は本発 明のLPS結合性分子と反応することができる。
抗原結合性分子の例は免疫グロブリン(Ig)分子、たとえばB−細胞もしくは ハイブリドーマにより産生される抗体およびキメラもしくはヒューマナイズ抗体 もしくはその断片、たとえばF(ab’)2およびFab断片、並びに単一鎖も しくは単一ドメイン抗体を包含する。
免疫グロブリン分子は異なるアイソタイプとすることができ、たとえばIgGS IgM、IgAもしくはIgE抗体であり、そのうちIgGが好適である。
単一鎖抗体は、一般に10〜30個のアミノ酸(好ましくは15〜25個のアミ ノ酸)よりなるペプチドリンカにより共有結合した1g分子の抗体重鎮および軽 鎖の可変ドメインで構成される。したがって、この種の構造は重鎮および軽鎖の 一定部分を含まず、小さいペプチドスペーサは全−足部分よりも抗原性が低いと 思われる。
「キメラ抗体」という用語は、重鎮もしくは軽鎖またはその両者の一定領域がヒ ト由来である一方、重鎮および軽鎖の両者の可変ドメインが非ヒト(たとえばネ ズミ)由来である抗体を意味する。「ヒューマナイズ抗体」という用語は、高可 変領域が非ヒト(たとえばネズミ)由来である一方、免疫グロブリン分子の他の 全ての部分、すなわち可変ドメインの一定領域および高度に保持された骨格領域 がヒト由来である抗体を意味する。
高可変領域は任意の種類の骨格領域、好ましくはネズミもしくはヒト由来の骨格 領域と結合することができる。
適する骨格領域は、文献[「免疫学的興味のある蛋白の配列J、E、A、カバト 等、USデパートメント・オブ・ヘルスφアンド嗜ヒユーマンーサービス、パブ リック・ヘルス−サービス、ナショナル働インスチチュートφオブ・ヘルスコに 記載されている。しかしながら、好適な骨格部域はWNI 222−5またはW Nl 58−9の領域であって、WNI 222−5の領域が最も好適である。
配列同定(SeHenee Identifier ) N o 、1はWNI 222−5における重鎮可変ドメインの完全アミノ酸配列を示し、このドメイン はN−末端からの配列において上記したようなアミノ酸配列を有する高可変領域 hCDR1、hCDR2およびhCDR3が分散した骨格領域hFDR1、hF DR2、hFDR3およびhFDR4で構成される。WNI 222−5のhC DR2において、WはLysを示し、XもLysを示す。配列同定No、2はW Nl 58−9における重鎮可変ドメインの完全アミノ酸配列を示し、このドメ インはN−末端からの配列において同様に上記したアミノ酸配列を有する高可変 領域hcDR1、hCDR2およびhCDR3が分散した骨格領域hFR1、h FR2、hFR3おr r r よびhFR4で構成される。WNI 58−9のhc「 DR2において、WttTyrを示し、XはArgを示す。
FRの後の記号rは、記号のないアミノ酸配列とほぼ同一のアミノ酸配列を示す 。記号を有する配列は、記号のない配列と対比して少なくとも1個の置換アミノ 酸を含む。
配列同定No、3はWNI 222−5における軽鎖可変ドメインの完全アミノ 酸配列を示し、このドメインは上記したようなアミノ酸配列を有する高可変領域 ICDRI、lCDR2およびI CDR3が分散した骨格領域IFR1、I  FR2、IFR3およびIFR4の配列で構成される。WNI 222−5のl CDR1において、YはSetを示し、ZはGlnを示す。配列同定No、4は WNl 58−9における軽鎖可変ドメインの完全アミノ酸配列を示し、これは 上記したと同様なアミノ酸配列を有する高可変領域lCDR1、lCDR2およ びlCDR3が分散した骨格領域IFRI 、IFR2、IFR3rおよびIF R4,の配列で構成される。
「 WNl 58−9のICDRIにおいてYはArgを示し、ZはLeuを示す。
好適な重鎖骨格はSeq、Id、No、1に示したようなhFRl、hFR2、 hFR3およびhFR4であり、好適な軽鎖骨格はSeq、Id、No、3に示 したしたがって本発明は、さらにSeq、Id、No、1またはNo、2に示し たと実質的に同じアミノ酸配列を有するドメイン(位置1におけるアミノ酸から 出発すると共に位置120におけるアミノ酸で終了する)からなる或いは上記第 1ドメインとSeq、Id、No、3またはNo、4に示したと実質的に同一の アミノ酸配列(位置1におけるアミノ酸から出発し、位置107におけるアミノ 酸で終了する)を有する第2ドメインとからなる少なくとも1個の抗原結合部位 を含むLPS結合性分子を提供する。
毒性抗原に対し発生するモノクローナル抗体は必然的に非ヒト系、たとえばネズ ミにて生ずる。この直接的な結果として、ヒトに投与した際にハイブリドーマに より産生される異種抗体は異種免疫グロブリンの一定部分により本質的に媒介さ れる望ましくない免疫反応を示す。
これは、明らかにこの種の抗体を長期間にわたり投与しえないので抗体の使用を 制限する。したがって、ヒトに投与した際に恐らく実質的な同種反応を示すと思 われる単一本鎖抗体またはキメラもしくはヒューマナイズモノクローナル抗体を 使用するのが特に好適である。
上記、に鑑み、本発明の一層好適なLPS結合性分子は、少なくとも: (a)(i)配列内にSeq、Id、No、1もしくはNo、2に示された高可 変領域hcDR1、hCDR2およびhCDR3を含む可変ドメインおよび(i  i)ヒト重鎮の一定部分もしくはその断片からなる1つの免疫グロブリン重鎮 もしくはその断片と、 (b) (i)配列内にSeq、Id、No、3もしくはN094に示した高可 変領域ICDRI、I CDR2および1cDR3を含む可変ドメイン、および (i i)ヒト軽鎖の一定部分もしくはその断片からなる1つの免疫グロブリン 軽鎖もしくはその断片とで構成されるキメラ抗−LPS抗体、およびその直接的 な均等物から選択される。
或いは本発明のLPS結合性分子は、 (a)配列内にSeq、Id、No、1もしくはNo。
2に示した高可変領域hcDR1、hCDR2およびhCDR3を含む第1ドメ インと、 (b)配列内にSeq、Id、No、3もしくはNo。
4に示した高可変領域lCDR1、I CDR2およびlCDR3を含む第2ド メインと、 (C)第1ドメインのN−末端および第2ドメインのC−末端に対し或いは第1 ドメインのC−末端および第2ドメインのN−末端に対し結合したベフチドリン カーと からなる抗原結合部位を含む単一鎖結合性分子、およびその直接的均等物から選 択することができる。
周知のように、1種もしくは数種のアミノ酸の欠失、付加もしくは置換のような アミノ酸配列における僅かな変化も、実質的に同一の性質を有する元蛋白の同型 をもたらしうる。たとえば「その直接的均等物」という用語は、 (i)全体としての高可変領域がSeq、Id、No。
1もしくはN002に示した高可変領域hCDR1、hCDR2およびhCDR 3と少なくとも80%相同、好ましくは少なくとも90%相同、より好ましくは 少なくとも95%相同であり、かつ (it)分子Xと同一の骨格領域を有するがSeq、Id、No、LもしくはN O12に示したと同一の高可変領域hcDR1、hCDR2およびhCDR3を 有する比較分子とほぼ同程度にLPS結合しつる単一ドメインLPS結合性分子 (分子X)、または(i)全体としての高可変領域がSeq、Id、No。
1、N002、NO63およびN004に示した高可変領域hcDR1、hCD R2、hCDR3、LCDR1、lCDR2およびlCDR3に対し少なくとも 80%相同、好ましくは90%相同、より好ましくは少なくとも95%相同であ り、かつ (ii)分子X′と同一の骨格領域および一定部分を有するがSeq、Id、N o、1、N002、N003およびNo、4に示したと同一の高可変領域h C DR1、hCDR2、hCDR3、I CDR1、I CDR2およびlCDR 3を有する比較分子とほぼ同程度にLPSに結合しうる 結合部位1個当り少なくとも2個のドメインを有するLPS結合性分子(分子X ′)のいずれかを意味する。
1個のLPS結合性分子は、2個の分子が異なるLPS分子(たとえばイー・コ リJ5から、およびサルモネラRa60からのLPS)に対する競合EL I  SA結合分析において互いに効果的に競合することが示されれば、或いは2個の 分子の結合親和性がそれぞれの場合100以下、好ましくは10以下のファクタ ーで互いに相違すれば、はぼ同程度にLPSに対し結合すると考えることができ る。
最も好ましくはキメラ抗−LPS抗体は、少なくとも:(a)Seq、Id、N o、1に示したと実質的に同じアミノ酸配列(位置1のアミノ酸から出発すると 共に位置120のアミノ酸で終了する)を有する可変ドメインとヒト重鎖の一定 部分とからなる1つの重鎖;および (b)Seq、Id、No、3に示したと実質的に同じアミノ酸配列(位置1の アミノ酸から出発すると共に位置107のアミノ酸で終了する)を有する可変ド メインとヒト軽鎖の一定部分とからなる1つの軽鎖で構成される。
ヒト重鎮の一定部分はγ 、γ2、γ3、γ4、μ、■ α 、α 、δもしくはε型、好ましくはγ型、より好ましくはγ1型とじつる のに対し、ヒト軽鎖の一定部分はにもしくはλ型、好ましくはに型とすることが できる。
これら全ての一定部分のアミノ酸配列はカバト等(上記)に示されている。
本発明のLPS結合性分子の結合体(たとえば酵素もしくは毒素結合体)も本発 明の範囲に包含され、さらに放射性同位元素もしくは蛍光標識で標識されたLP S結合性分子も含まれる。
本発明のLPS結合性分子は、組換DNA技術により産生させることができる。
この点に関し、結合性分子をコードする1種もしくはそれ以上のDNA分子を作 成し、適する制御配列の下に置き、次いで発現に適する宿主生物に移行させねば ならない。
したがって極めて一般的に、 (+)本発明の単一ドメインLPS結合性分子、本発明の単一鎖LPS結合性分 子、本発明のLPS結合性分子の重鎮もしくは軽鎖またはその断片をコードする DNA分子、並びに (ii)組換手段により本発明のLPS結合性分子を産生させるための本発明に よるDNA分子の使用が提供される。
従来技術にしたがい、当業者はここに示した情報(すなわち高可変領域のアミノ 酸配列およびこれらをコードするDNA配列)が与えられれば、本発明のDNA 分子を合成することができる。可変ドメイン遺伝子を作成する方法はたとえばE PA 239 400号に記載されており、簡単に要約すれば次の通りである: 何らかの特異性を有するMAbの可変ドメインをコードする遺伝子をクローン化 させる。骨格領域および高可変領域をコードするDNAセグメントを決定すると 共に、高可変領域をコードするDNAセグメントを除去して、骨格領域をコード するDNAセグメントを接合部にて適する制限部位と融合させる。Seq、Id 、No、1、N002、N013もしくはNO34に示した配列にしたがい、D NA合成により二本鎖合成CDRカセットを作成する。
これらカセットに付着性末端を与えて、骨格の結合部位にて接合しつるようにす る。免疫グロブリン可変ドメインをコードするDNAを得る方法を第5図に示す 。
さらに、本発明のMAbをコードするDNA構成物を得るには生産性ハイブリド ーマ細胞ラインからmRNAに到達する必要はない。たとえばPCT出願WO9 Q107861号は、遺伝子のヌクレオチド配列に関する上記情報のみを示せ: f組換DNA技術によるMAbの産生につき充分な指針を与える。この方法は多 数のオリゴヌクレオチドの合成、PCR法によるその拡大、および所望のDNA 配列を与えるためのその処理を含む。
適するプロモータと重鎮および軽鎖−足部分をコードする遺伝子とからなる発現 ベクターは一般的に入手できる。たとえば本発明のDNA分子が作成されれば、 これを適する発現ベクターに便利に移行させることができる。
単一鎖抗体をコードするDNA分子も、たとえばW2B 8/1649号に記載 されたような標準法により作成することができる。
上記に鑑み、ハイブリドーマにより自然に分泌されるネズミMAbは好適種類の MAbでないため、WNI222−5もしくはWNl 58−9を産生ずるハイ ブリドーマにつき寄託されていないが本出願はこの発明を当業者により実施しう るよう充分明瞭かつ完全に開示していると考える。
本発明の特定具体例において、LPS結合性分子を産生させる組換手段は下記す る第1および第2DNA構成物を包含する。
第1 DNA構成物は重鎮もしくはその断片をコードすると共に、 (a)交互の骨格領域とSeq、Id、No、1もしくはN092に示したアミ ノ酸配列のhcDRl、hcDR2およびhCDR3を配列内に有する高可変領 域とからなる可変ドメインをコードする第1部分(この第1部分は可変ドメイン の第1アミノ酸をコードするコドンから始まりかつ可変ドメインの最終アミノ酸 をコードするコドンで終了する)、および(b)重鎮の一定部分の第1アミノ酸 をコードするコドンで開始すると共に一定部分もしくはその断片の最終アミノ酸 をコードするコドンに続くナンセンスコドンで終了する重鎮−窓部分もしくはそ の断片をコードする第2部分 で構成される。
好ましくは、この第1部分は、位置1におけるアミノ酸で開始すると共に位置1 20のアミノ酸で終了するSeq、Id、No、1もしくはNO12に示したア ミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有する可変ドメインをコードする。
より好ましくは第1部分は、位置1におけるヌクレオチドで開始すると共に位置 361のヌクレオチドで終了するするSeq、Id、No、1もしくはNo、2 に示したヌクレオチド配列を有する。さらに好ましくは第2部分はヒト重鎮の一 定部分、より好ましくはヒトγ1鎖の一定部分をコードする。この第2部分はゲ ノム由来のDN断片(イントロンを含む)またはcDNA断片(イントロンを含 まない)とすることができる。配列同定NO61の配列が配列同定N002の配 列よりも好適である。
第2DNA構成物は軽鎖もしくはその断片をコードすると共に、 (a)交互の骨格領域とアミノ酸配列がSeq、Id。
N003もしくはNo、4に示されたlCDR1、lCDR2およびlCDR3 を配列内に有する高可変領域とからなる可変ドメインをコードする第1部分(こ の第1部分は可変ドメインの第1アミノ酸をコードするコドンで開始すると共に 可変ドメインの最終アミノ酸をコードするコドンで終了する)、および(b)軽 鎖の一定部分の第1アミノ酸をコードするコドンで開始すると共に一定部分もし くはその断片の最終アミノ酸をコードするコドンに続くナンセンスコドンる第2 部分 で構成される。
好ましくは、この第1部分は、位置1におけるアミノ酸で開始すると共に位置1 07のアミノ酸で終了するSeq、Id、No、3もしくはN004に示したア ミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有する可変ドメインをコードする。
より好ましくは第1部分は、位置1のヌクレオチドで開始すると共に位置336 のヌクレオチドで終了するSeq、Id、No、3もしくはNo4に示したヌク レオチド配列を有する。さらに好ましくは、第2部分はヒト軽鎖の一定部分、よ り好ましくはヒトに鎖の一定部分をコードする。
第1および第2DNA構成物において、第1および第2部分は好ましくはイント ロンによって分離される。第1部分と第2部分との間に位置するイントロンには 、好ましくはエンハンサが挿入される。この遺伝子要素(これは転写されるが翻 訳されない)の存在が第2部分の効率的な転写に必要でちる。より好ましくは、 第1および第2DNA構成物は重鎮遺伝子のエンハンサを含む。
第1もしくは第2DNA構成物は有利には、第1部分の上流に位置すると共にリ ーダーペプチドをコードする第3部分を含む。このペプチドは宿主生物による連 鎖の分泌に必要であり、これら連鎖は宿主生物により発現され、次いで除去され る。好ましくは、第1DNA構成物の第3部分は重鎮のリーダーペプチドをコー ドする。さらに、好ましくは第2DNA構成物の第3部分は軽鎖のリーダーペプ チドをコードする。適するリーダーペプチドはカバト等(上記)に示されている 。1g分子の重鎮および軽鎖をコードする遺伝子の構造を第3A図に示す。
各DNA構成物は適する制御配列の制御下に置かれ、特に適するプロモータの制 御下に置かれる。DNA構成物が発現のため移される宿主生物に適する限り、任 意の種類のプロモータを使用することができる。しかしながら哺乳動物細胞にて 発現を生ぜしめる場合は、免疫グロブリン遺伝子のプロモータを使用するのが特 に好適である。
所望の抗体は細胞培養物またはトランスジェニック動物で産生させることができ る。適するトランスジェニック動物は、適する制御配列下に置かれた第1および 第2DNA構成物を、妊娠した卵子に微小注入し、このように作成した卵子を適 する仮想妊娠の雌に移しかつ所望の抗体を発現する子孫を選択することを含む標 準法にしたがって得ることができる。
抗体鎖を細胞培養物で産生させる場合、有利にはこれらDNA構成物を一緒に或 いは別々に発現ベクターに挿入し、後者が好適である。より好ましくは、これら は2種の相違するが互いに適合性の発現ベクターにて別々にしたがって本発明は さらに、上記DNA構成物の少なくとも一種を含む原核性もしくは真核性細胞ラ インにて複製しつる発現ベクターを提供する。
次の段階は、適する宿主生物への発現ベクターまたはDNA構成物を有するベク ターの移行である。DNA構成物を2種の発現ベクターに別々に挿入する場合、 これらは別々に移行させることができ、すなわち一方の種類のベクターを細胞1 個当り或いは同時に移行させ、後者の可能性が好適である。適する宿主生物は細 菌、酵母または哺乳動物細胞ラインとすることができ、哺乳動物が好適である。
より好ましくは、哺乳動物細胞ラインはリンパ球由来、たとえば骨髄腫、ハイブ リドーマもしくは通常の死滅化B−細胞であるが、内生抗体重鎮もしくは軽鎖を 発現しない。
さらに、宿主生物は細胞1個当り多数のベクターのコピーを有することが好まし い。宿主生物が哺乳動物細胞ラインであれば、この所望の目的は標準法にしたが いコピーの個数を増大させて到達することができる。増大法は一般に抗生物質に 対する耐性増加につき選択することからなり、この耐性は発現ベクターによりコ ードされる。
本発明の他面においては多重鎮LPS結合性分子の産生方法も提供され、この方 法は(i)本発明の第1および第2DNA構成物で形質転換された生物を培養し 、(if)この培養物から活性LPS結合性分子を回収することからなっている 。
或いは、重鎮および軽鎖を別々に回収すると共にインビトロ・リフォールディン グの後に活性結合分子に再構成することもできる。再構成法は当業界で周知され ている。これら方法の例は特にEPA 120 674号またはEPA 125  023号に開示されている。
したがって、この方法はさらに、 (+)本発明の第1DNA構成物で形質転換される第1生物を培養すると共に前 記重鎮もしくはその断片を培養物から回収し、 (it)本発明の第2DNA構成物で形質転換される第2生物を培養すると共に 前記軽鎖もしくはその断片を培養物から回収し、 (t i i)上記(i)で得られた重鎮もしくはその断片と上記(i i)で 得られた軽鎖もしくはその断片とからインビトロにて活性LPS結合性分子を再 構成することからなっている。
同様に、単一鎖もしくは単一ドメインのLPS結合性分子の製造方法も提供され 、この方法は(i)それぞれ本発明の単一鎖もしくは単一ドメインのLPS結合 性分子をコードするDNA構成物で形質転換される生物を培養すると共に、(i  i)前記分子を培養物から回収することからなっている。
本発明の方法においては、DNA構成物を発現ベクター中に挿入することが最も 好ましい。
本発明のLPS結合性分子は、上記インビトロIL−6分析および次のインビボ のビオアッセイの両者で示されるようにグラム陰性エンドトキセミアのLPSに 対し極めて良好な保護活性を示す。
ウサギ発熱物質モデル ウサギを秤量すると共に拘置箱に入れる。APT75(自動発熱物質試験プロセ ッサ)からのプローブを各ウサギの直腸に挿入する。各ウサギの体温をプローブ 挿入の5分間後から最初の95分間にわたり15分間毎に監視して、基礎/初期 温度を確認する(基礎体温は最後の3回の測定値の平均であり、これらが0.3 °の変動範囲よりも大であれば試験を開始しない)。
次いでウサギに耳静脈からLPS結合性分子を注射し、次いで30分間〜2時間 後に同じ耳静脈にLPSを注射する。異なるイー・コリおよびサルモネラ(たと えばサルモネラ・アボルツス・エクイ)からのLPSも使用することができる。
適するLPS結合性分子の量は、分子の種類に応じて決定すべきである。たとえ ばWNI 222−5は体重1kg当り1〜5mgにて投与される。
注射するため、この抗体を発熱物質フリーの塩水で1mg/mlにて作成し、L PSを用いられるLPSに応じ体重1kg当り10〜1100nにて注射する。
比較動物にはLPSのみ或いは抗体のみを与える。これらウサギを注射から出発 して300分間を越えない時間にわたり15分間間隔で監視する。
抑制%は次のよう、こ測定される: 抑制%=ioo− (AbおよびLPSのΔT)−(AbのみのΔT)(LPSのみのΔT) ×100 ここで、Δ丁=温度上昇 この分析にて本発明のLPS結合性分子は、陰性比較(LPSのみ)と対比し温 度上昇を顕著に減少させる。
LPSの種類に応じ、抑制%は50%より相当高いレベルに達する。保護性MA bは、このインビボ分析にて1〜5mg/kgの抗体投与量にて10〜1100 n/kgのLPS投与してから240分間後に発熱の少なくとも30%抑制を与 えるものとして規定することができる。
したがって本発明は、 (i)ヒトにおけるグラム陰性エンドトキセミアを予防もしくは処置するための 本発明によるLPS結合性分子の使用、 (it)本発明によるLPS結合性分子の有効量を処置を必要とする患者に投与 することからなるヒトにおけるグラム陰性エンドトキセミアの予防もしくは処置 方法、 (i i +)本発明のLPS結合性分子と医薬上許容しつるキャリヤもしくは 希釈剤とからなるヒトにおけるグラム陰性細菌の感染を予防もしくは処置するた めの医薬粗製物 を提供する。
これら説明において、適する投与量はたとえば用いるべき本発明の特定分子、宿 主、投与方式および処置する症状の性質および程度に応じて変化することは勿論 である。しかしながら、治療用途においては一般にたとえば2日毎に或いは1週 間に2回の反復間隔にて患者の危険性に応じ体重1kg当り約0.1〜約15m gの投与量で投与して満足しつる結果が得られることが示される。
本発明の分子は便利には非経口的、たとえば一般に静脈内でたとえば腕静脈また は他の抹消静脈に投与される。
典型的には、予防処置は本発明による分子を体重1kg当り約20μg〜約5m gの投与量にて1回投与することからなっている。
本発明の医薬組成物は常法で作成することができる。
本発明による組成物は好ましくは凍結乾燥型で提供される。直ちに投与するには 、これを適する水性キャリヤ、たとえば注射用の無菌水または無菌緩衝生理食塩 水に溶解させる。ポルス注射でなく輸液により投与するため多量の溶液を作成す ることが望ましいと思われれば、ヒト血清アルブミンまたは患者自身のヘパリン 処理された血液もしくは他の糖安定剤を処方の時点で食塩水に混入するのが有利 である。過剰のこの種の生理的に不活性な蛋白の存在は、輸液と共に使用する容 器およびチューブの壁面に対する吸着によるモノクローナル抗体の損失を防止す る。アルブミンを使用する場合、適する濃度は塩水溶液に対し0.5〜4.5重 量%である。
未標識または好ましくは放射性同位元素もしくは蛍光性マーカで標識された本発 明のLPS結合性分子を診断目的に使用して、グラム陰性細菌感染の性質、位置 および程度を決定したり或いは水、食品、生物液などにおけるLPSもしくはグ ラム陰性細菌汚染の存在を分析的に検出することもできる。たとえば本発明の標 識されたLPS結合性分子は、外科割出または他の処置に関する局部感染位置を 想定するのに有用である。さらに本発明のLPS結合性分子を固相の支持体材料 に付着させて、生物液(たとえば血清)からLPS分子を除去するための親和性 クロマトグラフィー精製系の固相を形成すること第1図は各種のRa−Reラフ 突然変位体種類を示すサルモネラLPS分子の詳細な構造を示し、この図面にお いてAb e=アベクオース、Ac=アセチル、Ara=4−アミノ−4−デオ キシ−し−アラビノース、Etn=エタノールアミン、FA=ヒドロキシ脂肪酸 、Ga1=D−ガラクトース、G1c=D−グルコース、GlcN=D−グルコ サミン、GlcNAc=N−アセチル−d−グルコサミン、Hep=ヘプトース 、K D O= 2−ケト−3−デオキシオフトン酸、Ma n=マンノース、 P=ホスフェート、Rha=L−ラムノース、点線=不完全置換である。
第2図は種々異なるイー・コリ菌株の外側コア構造R1、R2、R3、R4およ びに12を示し、第1図と同じ記号を使用する。
第3A図はIgG分子、並びにそれぞれ(1)および(2)として示した重鎮お よび軽鎖をコードする遺伝子の構造を示す図面である。第3B図は骨格領域(F R)および高可変領域(CDR)に対する重鎮もしくは軽鎖の可変ドメインの配 置を示す。
第4A図は、ウェスタン・プロットにより決定される8種の異なるイー・コリ菌 株から得られた異なるLPS分子に対するモノクローナル抗体WNI 222− 5の結合能力を示し、この図面はゲルのスポットを示す。菌株については第1t 表および第1II表に詳細に説明し、レーン番号は次のことを示す:St=標準 、1=イー・コリ 0111B4;2=イー・コリ 086;3=イー・コリ  018に−;4=イー・コリ 016;5=イー・コリ 015;6=イー・コ リ 012;7=イー・コリ 06:および8=イー・コリ 04゜第4B図は 、ウェスタン・プロットにより決定される8種の異なる細菌株から得られた異な るLPS分子に対するWNl 58−9の結合能力を示し、この図面はゲルのス ポットを示す。レーン番号は次のことを示す:St=標準、1=S、ミネソタ野 生型;2=イー・コリ018;3=イー・コリ 016;4=イー・コリ 01 5:5=イー・コリ 012;6=イー・コリ 06;7=イー・コリ 04; および8=イー・コリ 02゜第4C図は、ウェスタン・プロットにより決定さ れる8種の異なる細菌株から得られた異なるLPS分子に対するHl 61−2 の結合能力を示し、この図面はゲルのスポットを示す。レーン番号は次のことを 示す:St=標準、1=S、ミネソタ野生型:2=イー・コリ 018に一;3 =イー・コリ 04;4=イー・コリ 06;5=イー・コリ 012;6=イ ー・コリ O15;7=イー・コリ 016;および8=イー・コリ 086゜ 第4D図は、ウェスタン・プロットにより決定される8種の異なる細菌株から得 られた異なるLPS分子に対する5Z27 19.16.07の結合能力を示し 、この図面はゲルのスポットを示す。レーン番号は次のことを示す:St=標準 、1=イー・コリ 04.2=イー・コリ 016;3=イー・コリ 018に −,4=に235;5=RB;6=RBニア=R3B;および8=R4Bo 第5図は、互いに融合した4個の骨格領域を有するベクターへのCDRカセット の挿入によりCDR置換体を作成するための手順を示す。
第6Aおよび6B図は親発現ベクターpSV−2ネオおよびpSV−2DHFR を示す。両プラスミドは、pBR322およびSV40のアンピシリン耐性遺伝 子(ampR)と複製オリジンとを含む(pBR322oriおよびSV40  o r) 。pSV−2ネオはネオマイシン遺伝子(ネオ )およびヒトγ1一 定部分(huCγ1)をコードする遺伝子の存在を特徴とするのに対し、pSV −2DHFRはジヒドロホレートレダクターゼ(D HF R)遺伝子(メトト レキセート耐性)およびヒトに一定部分(hu C)をコードする遺伝に 子が挿入されている。キメラ重鎖もしくは軽鎖を発現する最終ベクターはそれぞ れ、pSV2−ネオ中へリーグ−ペプチド(L)をコードするDNA断片および WNI222−5重鎮の可変ドメイン(vDJ4)をネズミ重鎖エンハンサと共 に挿入することにより、或いはpSV2−DHFR中へリーダーペプチド(L) をコードするDNA断片およびWNI 222−5軽鎖の可変ドメイン(VJ、 )をネズミ重鎮エンハンサと共に挿入することにより得られる。
第7図はクローン1ヒベクターpブルースクリプトll5K−およびpブルース クリプト SK+ (ストラタジーン)の図面である。
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
ニューシーラント黒色ネズミを、O,1mlにおける108個の熱死滅細菌で静 脈内免疫化した。4回の注射を次のように行なった: 第1週 EcR2+EcR3+SmR60第2週 EcR1+EcR4+EcO 18ラフ菌株第3週 EcR2+EcR3+SmR60第4週 EcR1+Ec R4+EcO18ラフ菌株抗体反応を尾の出血試料で監視し、ネズミをその強力 な複数反応特性に基づいて促進(boosting)につき試験した。
1ケ月後、1日離して6種の異なる菌株(108個の熱死滅細菌)のカクテルに よる2回の注射を行ない、第1回の注射は静脈内、第2回の注射は腹腔内に行な った。
(b)融合 促進後の4日目に牌細胞を副出し、標準法を用いて非分泌性ネズミB細胞リンパ 球FAI−0細胞ラインと融合させた。成長するハイブリドーマを含有した穴部 からの上澄液を、上記の異なるスムースおよびラフLPSのカクテルを用いてス クリーニングし、交差反応性MAbを産生ずるハイブリドーマをクローン化した 。
得られたクローンの1種はWNI 222−5であってIgG2akアイソタイ プのネズミMAbを分泌した。
WNI 222−5 MAbをWNI 222−5クローンのインビトロ発酵の 後に集めた培養上澄液から精製すると共に、洗剤での処理により発熱物質フリー にした。
WNI 222−5の反応性パターンを第1IAおよびI I IA表に示す。
実施例2:ネズミモノクローナル抗体WNI 58−9の作成 WNl 58−9は、実施例1に記載した融合から得られる他のクローンである 。その反応性パターンを第1IBおよびIIIB表に示す。
B a l b / cネズミをEcRl2、EcR2およびEcR3のカクテ ルにより静脈内で免疫化した(108個の熱死滅細菌、1週間の間隔で4回の注 射)。抗体反応を尾の出血試料で監視し、ネズミをその強力な複数反応熱死滅細 菌)による2回の注射を行なった。第1回の注射は静脈内とし、第2回の注射は 腹腔内とした。4日目に、牌細胞を標準法によりFAI−〇細胞ラインと融合さ せた。
種々異なるラフLPSの次のカクテルを用いて主たるスクリーニングを行なった : (1)完全コア:EcR2、EcR3、EcRl2(2)完全コア:EcRl、 EcR4、SmR60(3)Rb2 : SmR345 (4)Rc :EcJ4.5t878、SmR5(5)Rd : SmR7、S mR4 (6)Re : EcRl2.5tSL1102.5tSL1181、SmR5 95 (7)脂質A :EcRl2、SmR595(8)陰性比較:BSA 交差反応性MAbを産生ずるハイブリドーマをクローン化させ、得られたクロー ンの1種はHl 61−2であってIgG1にアイソタイプのネズミMAbを分 泌する。Hl 61−2 MAbを培養上澄液から精製し、これは第1ICおよ びl110表に示す反応性ノ々ターンを与えた。
実施例4:ネズミモ、化乏−兄二二ナニ児」!伴二敷1ヨーじζ1−−二19. −B a l b / c雌ネズミを0.1mlにおける108個の熱死滅細菌 により6日間(0日目、1日目、2日目、7日目、8日目および9日目)のそれ ぞれにつき静脈内で免疫化した。各イミュノゲンを開始する間の28日間隔にて 異なるイミュノゲンを用いた。使用したイミュノゲンは次の通りである: 第1回 6回の注射 P、エアルギノーサPAC第2回 〃 〃 EcR1 第3回 // // ECR2 第4回 ” 〃E c R3 1群につき5匹のネズミに同一の免疫化を施した。抗体反応を次の菌株からの精 製LPS抗原に対し尾の出血試料で監視した: * * S、チフィムリウム Ra 、Rb 、Rc”、RdおよびRe S、ミネソタ 脂質A *零 イー・コリ R1、C61、K12、 Re(菌株D31m4) および脂質A(D31m4 。
から) 本 P、エアルギノーサ 0605 標識した抗原に対する強力な抗体反応が4種 の異なる細菌により周期的に 免疫化した後に発現し、ネズ ミをその強力な複数反応特性 に基づいて促進につき選択し た。
最後の免疫化が完了してから6週間の後、選択したネズミをそれぞれイー・コリ R1、R2、R3、R4およびに12の2×108個の熱死滅細菌のカクテルで 静脈内促進させた。膵臓を3日後に削出して融合させた。
融合は、標準法を用いてN5−0細胞ラインに対し行なった。
2種のLPSカク1ルを用い、主たるスクリーニングを行なった: (1)S、ミネソタ Ra+Rc+Re(2)イー・コリ C62+に12+R e260種のハイブリドーマ上澄液をスクリーニングし、両カクテルに対し強力 な反応を示す20種をさらに成長させるべく選択した。次いで、これらをクロー ン化につき選択する前に11種の異なるLPS抗原につき第2回のスクリーニン グにかけた。これらは次の通りである:S、チフィライウム Ra5Rb、Rc 、RdおよびRe S、ミネソタ 脂質A イー・コリ R1、K12、Re、脂質AP、エアルギノーサ C605 SZ27 19を含む多数のハイブリドーマは次の反応パターンを示した: 強カニS、チライムリウムRa;イー・:I IJ R1弱 :S、チフィムリ ウムRb、Rc ;P、エアルギノーサ 602 陰性:S、チフィムリウムRdSRe ;イー・コリ脂質A、に12、Re サブクローン化の後、クローン5Z27 19.16゜07を分離した。これは IgG2akアイソタイプのネズミMAbを産生じた。
この抗体の反応パターンを第1IDおよびllID表重鎮のアミノ末端配列はG lu−Va 1−Lys −Leu−Vat−Glu−3er−Glyであると 決定された。これに基づき、予想されるリーダー配列および上記アミノ酸配列の 末端をコードするmRNAに相補的な上流プライマを、そのヌクレオチド配列が 次のようになるよう作成した: al 1 5’ AGGτGTCGACTCCGAG GTG AAG CTG GTG  GAG TCT GG 3rGlu Val Lys Leu VaL Glu  Ser Glyネズネズ2a−窓部分の断片をコードするmRNAに相補的な 下流プライマも、そのヌクレオチド配列が5’ TCCAGGTCAAGGTC ACTG 3’となるよう作成した。
これら上流および下流のプライマーを一緒に使用して、WNI 222−5 m RNA作成からのWNI 222−5重鎖の可変領域をコードするDNA断片を 拡大させた。拡大したDNA断片を次いで配列決定し、そのvlDおよびJセグ メントを決定した。
クローン化工程NO32 ヌクレオチド配列5’ GGAGACGGTGACCGAGGTT 3’ を有 するJセグメントおよびBstEIIに相補的な他の下流プライマーを作成した 。
BstEII制限部位を導入するため、天然に存在する元DNA配列を僅かに改 変させた。
クローン化工程No、1で既に使用したJ−特異性の下流プライマーと上流プラ イマーとを使用して、WNI222−5 cDNA作成からのWNI 222− 5重鎖の可変領域をコードするDNA断片を拡大させた。WNl 58−9の拡 大は、’vV N 1 222−5の拡大と同様に行なった。拡大したDNA断 片をさらに5allおよびBstEIIで切断すると共に、同じ酵素で処理され た重鎮カセットにクローン化させた。
重鎮カセットは次のように作成する: RFT2抗体〔ハインリッヒ等、ジャーナル・オブ・イミュノロジー(1989 )、第143巻、第3589頁]の重鎮をコードする遺伝子のプロモータとリー ダー配列とからなる2、3kbのEcoRI−3a l lDNA断片をクロー ン化ベクターpブルースクリプト■ISK”(ストラフジーン)のポリリンカー 領域にクローン化させる。この挿入から下流にて、0.4kbのBstEII− BamHI DNA断片はJセグメントを含み、遺伝子の主イントロンの開始部 は抗−サイトメガロスウィルス抗体をコードする[ニューワーク等、ジャーナル ・クリニカル・インベスチゲーション(1988)、第81巻、第1511頁] 。
次いでEcoRI−BamH1断片を、ヒト重鎮エンハンサ(E tt )とヒ トγ1一定部分をコードする配列とを有するp 5V2−ネオ−Eμmhcγ1  [ハインリッヒ等、上記]に移す。
実施例5のクローン化工程N011およびN002を、次のプライマーを用いて 反復した: 上流プライマー: M1u工 5’AGGTACGCGττGTGACAτCCAGATGAACCAGTCT CC3’Thr Arg Cys Val 工1e Gin Met Asn  Gin Ser Pr。
に一定部分に特異性の下流プライマm:5’ GCACACGACTGA GGCCACCTC3’ Jセグメントに特異性の下流プライマー:5’ CGTTTGATTTCA AGCTTGGTG 3’ 拡大したDNA断片をさらにMlulおよびHindIIIで切断すると共に、 同じ酵素で処理された軽鎖カセットにクローン化させた。WNI 222−5お よびWNl 58−9を同様に処理した。
軽鎖カセットは次のように作成した: RFT2抗体[ハインリッヒ等、上記] の軽鎖をコードする遺伝子のプロモータとリーダー配列とからなる1、3kbの EcoRI−MIuI DNA断片を、クローン化ベクターpブルースクリプト ll5K’−(ストラタジーン)のポリリンカー領域にクローン化させた。この 挿入から下流で、RFT2の軽鎖をコードする遺伝子のJセグメントと主イント ロンの開始部とからなる0、4kbのHindlII−ZbaI DNA断片を クローン化させた。
次いで、EcoRI−Xbal断片を、次のように作成したpsv2−DHFR −Eu−hμcにに移した:ネズミ重鎮エンハンサ[ハインリッヒ等、上記コを コードするi、ikbのXbal−XbaI断片を、ヒトに一定部分をコードす る5phI−HindI I I断片と共にファージM13 mp18 [ベー リンガー・マンハイム社]にサブクローン化させた。突然変異により制限部位を 破壊した後、ネズミ重鎮エンハンサ(Eμ)とヒトに一定部分(hμCに)との 配列からなる充填したEcoRI−HindI I I断片を、pSV2−DH FRの充填EcoRI−BamH1部位にクローン化させた。
実施例5および6で得られた発現ベクターを、ビオラド・ラボラドリース社から の遺伝子パルサー装置を用いエレクトロポレーションによりネズミ骨髄腫細胞ラ イン5P210 (ATCCCRL 1581)に同時移行させた。この技術は 、安定な形質転換体を高頻度で形成することが知られる。S P 210細胞ラ インは内生重鎮および軽鎖を産生ぜず、0.8mg/Lの濃度のゲンタマイシン (G 418)に対し敏感である。
5P210細胞を通常の増殖培地(RPMI+10%FC3+5xlO’β−メ ルカプトエタノール)にて増殖させ、対数増殖期で収穫すると共にエレクトロポ レーション緩衝液(ビオラド社)で洗浄した。細胞濃度を2×107細胞/ m  1に調整した。0.8mlの細胞懸濁物に15〜20μgの各プラスミドを添 加した。この混合物を氷上に置き、10分間静置させた。次いで細胞を電気パル ス(280ボルト;25μF)にかけ、再び15分間静置させた。細胞を通常の 増殖培地に移し、CO2培養器にて37℃で培養した。
3日間の培養の後、G 418耐性につき選択を開始した。細胞を、1.4mg /mlの6418を含有する新たな培地に再懸濁させた。培養物は、G 418 の存在下1−おける10〜14日間の培養の後に増殖細胞を与えた。2週間の培 養の後、融合培養物の上澄液をサンドイッチ型ELISA(抗−ヒトに一軽鎖/ 上澄液/抗−ヒトIgGアルカリホスファターゼ結合体)におけるヒトIgG発 現につき試験した。
この試験は、完全抗体分子が全ての培養物にて50〜500ng/mlの範囲の 種々の濃度で分泌されることを示した。
DHFR遺伝子が拡大し、したがって多量の所望の抗体を分泌する細胞を選択す るため、メトトレキセート(MTX)耐性に関する2種の選択法を下記するよう に行なった。この目的で6418耐性細胞保存物をそれぞれ分割し、手順A(2 もしくは2.5のファクターによるMTX増加)または手順B(5のファクタに よるMTXの増加)にしたがい拡大を進行させた。
G418−耐性細胞 G418−耐性細胞手順A 手順B l100n MTX 200nM MTX250nM MTX 1μM MTX 500nM MTX 5μM MTX 1μM MTX 25μM MTX 2.5μM MTX 100μM MTX5μM MTX 10μM MTX 25μM MTX ■ 100μM MTX 各拡大工程は、細胞を1.4mg/mlの0418および選択濃度のMTXが補 充された通常の増殖培地に2×105細胞/mlの密度にて接種することからな りている。72時間の培養の後、細胞と上澄液とを分離した。抗体分泌をELI SAまたは蛋白Aカラムを用いるHPLCにより監視した。
保存物の大部分は、所定のMTX濃度にて最大の特異性抗体産生に達した。最も 良好に産生ずる保存物を希釈の制限によってクローン化させた。次いで、抗体を 蛋白A親和性カラムでの溶出により培養上澄液から精製した。
配列同定N001 主題・WNI 222−5抗体の免疫グロブリン重鎮可変ドメイン 配列型:ヌクレオチド配列およびその対応アミノ酸配列長さ:361ヌクレオチ ド 原料:ネズミハイブリドーマ アミノ酸配列の特徴: hFRl : a、a、 1〜30 hcDR1:a、a、 31〜35 hFR2:a、a、 36〜49 hCDR2:a、a、 50〜67 hFR3:a、a、 68〜100 hCDR3:a、a、101〜109 hFR4:a、a、110〜120 TACATG AcCTGG GTCCGCCAG GCT CCA GGG  AAG GCA CCT GAG TGG TTG 144Tyr Me【Th r Trp VaL Arg GLr+ Ala Pro G17 Lys A la Pro Glu Trp Lau3二 赫0 45 Ser Val Lys Gly Arg Phe Thr :la Sar  Arg Asp Tyr Ser Arg Sa【工Is◇コ 70 75 8 0 主題+WN1 58−9抗体の免疫グロブリン重鎮可変ドメイン 配列型:ヌクレオチド配列およびその対応アミノ酸配列長さ:361ヌクレオチ ド 原料:ネズミハイブリドーマ アミノ酸配列の特徴: hFR3:a、a、 68〜100 「 h’CDR3: a、a、101〜109hFR4:a、a、110〜120 Tvr Met Thr Trp VaL Arg His Pro Pro  Gly Glu Ala Pro Glu Trp Leu−一一一一■t、O 45 Tンr Cys VaL Arg Gin Glv Ar Gl・/ Tvr  Thr Lau Aso Tvr Trp Gly G1n配列同定N093 主題:WNl 222−5抗体の免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン 配列型、ヌクレオチド配列およびその対応アミノ酸配列長さ:321ヌクレオチ ド 原料:ネズミハイブリドーマ アミノ酸配列の特徴: IFRI : a、a、 1〜23 ICDRI:a、a、 24〜34 1FR2:a、a、 35〜49 1CDR2:a、a、 50〜56 1FR3:a、a、 57〜88 1CDR3:a、a、 89〜97 1FR4:a、a、 98〜107 DNAおよびAA配列 軽鎖: 配列同定NO34 主題:WNl 58−9抗体の免疫グロブリン軽鎖可変ドメイン 配列型:ヌクレオチド配列およびその対応アミノ酸配列長さ=361ヌクレオチ ド 原料:ネズミハイブリドーマ アミノ酸配列の特徴: IFR2:a、a、 35〜49 lCDR2:a、a、 50〜56 1FR3:a、a、 57〜88 「 lCDR3:a、a、89〜97 1FR4:a、a、 98〜107 ATCんμ 321 領域 重鎖における位置 軽鎖における位置FRI/FRI アミノ酸 アミノ 酸 1〜30 1〜23 CDR2/CDR2アミノ酸 アミノ酸31〜35 24〜34 F R2/F R2アミノ酸 アミノ酸「 36〜49 35〜49 CDR2/CDR2アミノ酸 アミノ酸50〜67 50〜56 FR3/FRB アミノ酸 アミノ酸 「 68〜100 57〜88 CDR3アミノ酸 アミノ酸 101〜120 89〜97 FR4アミノ酸 アミノ酸 110〜120 98〜107 。。 。。+ + + 。 。。。、:やヤゆ; 1 ;◆ 本 + ◆ +  −1−本 十 + ◆ ◆ ◆ ◆ +。−ゆゆ− 、 :: ::: z : :: z :l::: +:: : : ::4 :H、+::++ヤ ;+:  +−:: : :: : +::: :壬====;; 二: :H: :  : ::: 、::+::や ;漬 −−−−。 −一 \ 。 −−。−ゆ 。 −。4− at −1−−1−MT−4−1−+ −b + −1−−+−4+ −1−1 −−◆ + 4− φ + 1 + + ◆ ◆ ◆ ◆ + ◆ +−hl  lFIG、 3a FRI FR2FR3FR4 CDRI CDR2CDR3 FIG、 4a FIG、 4b FIG、 4c FIG、 4d St12345678St FIG、 5 制限部位 ベク”FRI FR2FR3FR4″″−補正書の翻訳文提出書 (特許法184条の8) 平成5年 9月13日

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.LPS分子のコア領域におけるエピトープを識別すると共に、異なるコア構 造を有する少なくとも2種の異なるグラム陰性細菌株によって生じたエンドトキ セミアに対しクロスー保護性であることを特徴とするモノクローナル抗体。
  2. 2.イー・コリのRcコア構造に完全に存在すると共に完全コアにも存在するエ ピトープを識別する請求の範囲第1項に記載のモノクローナル抗体。
  3. 3.ネズミである請求の範囲第1項または第2項に記載のモノクローナル抗体。
  4. 4.IgGアイソタイプである請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のモノク ローナル抗体。
  5. 5.請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のモノクローナル抗体を産生するハ イブリドーマ細胞ライン。
  6. 6.(a)動物を複数タイプのLPS分子で免疫化し、(b)動物からの脾細胞 を不死化細胞ラインと融合させてハイブリドーマを産生させ、 (c)これらハイブリドーマをスクリーニングして交差反応性抗体を産生するも のを選択し、(d)さらにハイブリドーマをスクリーニングして保護性抗体を産 生するものを選択し、 (e)選択されたハイブリドーマを成長させると共に産生した抗体を分離する ことを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のモノクローナル抗体 の産生方法。
  7. 7.動物を熱死滅したグラム陰性細菌の種々異なるラフ株のカクテルで免疫化す る請求の範囲第6項に記載の方法。
  8. 8.動物を熱死滅したグラム陰性細菌の多数の異なるラフ株で順次に免疫化し、 1回には1種のみの菌株を投与する請求の範囲第6項に記載の方法。
  9. 9.(a′)最初のスクリーニングを免疫化された動物の血清につき行なって、 その免疫反応の強度および複数性を試験し、強度の反応を有する動物を選択し、 これら動物にその脾細胞を除去する前にブースター免疫化を与える 追加工程を含む請求の範囲第6〜8項のいずれかに記載の方法。
  10. 10.スクリーニング段階(c)を、種々異なるスムースおよびラフのLPSの 一連の混合物を用いるELISA分析にて行なう請求の範囲第6〜9項のいずれ かに記載の方法。
  11. 11.配列内に高可変性領域hCDR1、hCDR2およびhCDR3を含む少 なくとも1つのドメインからなる少なくとも1個の抗原結合部位を含み、前記h CDR1がアミノ酸配列Asp Tyr TyrMet Thrを有し、前記h CDR2がアミノ酸配列Leu Ile Arg Asn W ArgAsn  Gly Asp Thr Ala GluTyr Ser Ala Ser V al X(ここでWがLysもしくはTyrであり、XがLysもしくはArg である)を有し; 前記hCDR3がアミノ酸配列 Gln GlyArg Gly Tyr Th r Leu AspTyrを有する ことを特徴とするLPS結合性分子またはその直接的均等物。
  12. 12.ネズミもしくはヒト重鎖骨格領域と結合して分離重鎖可変ドメインを形成 した高可変領域hCDR1、hCDR2およびhCDR3を配列内に含む請求の 範囲第11項に記載の単一ドメイン抗体。
  13. 13.(a)請求の範囲第11項に記載の高可変領域hCDR1、hCDR2お よびhCDR3を配列内に含む第1ドメインと、 (b)高可変領域1CDR1、1CDR2および1CDR3を配列内に含む第2 ドメインと からなり、前記1CDR1がアミノ酸配列ArgAla Y Z Asn Il e Asn IleTrp Leu Ser(ここでYはSerもしくはArg であり、ZはGlnもしくはLeuである)を有し; 前記1CDR2がアミノ酸配列 Lys AlaSer Asn Leu Hi s Thrを有し;前記1CDR3がアミノ酸配列 Leu GlnGly G ln Ser Tyr Pro ArgThrを有する 少なくとも1個の抗原結合部位を含む請求の範囲第11項に記載のLPS結合性 分子およびその直接的均等物。
  14. 14.高可変領域がネズミもしくはヒト骨格領域と結合した請求の範囲第13項 に記載のLPS結合性分子。
  15. 15.第1および第2ドメインが単一の共通ペプチド鎖の部分である請求の範囲 第13項または第14項に記載のLPS結合性分子。
  16. 16.第1および第2ドメインがそれぞれIg重鎖可変ドメインおよびIg軽鎖 可変ドメインであって、10〜30個のアミノ酸よりなるペプチドリンカにより 共有結合される請求の範囲第15項に記載の単一鎖抗体。
  17. 17.第1ドメインが少なくともIg分子の断片の重鎖の部分であり、第2ドメ インが少なくともIg分子の断片の軽鎖の部分である請求の範囲第13項または 第14項に記載のLPS結合性分子。
  18. 18.完全Ig分子である請求の範囲第17項に記載のLPS結合性分子。
  19. 19.IgGアイソタイプである請求の範囲第18項に記載のIg分子。
  20. 20.ネズミである請求の範囲第18項または第19項に記載のIg分子。
  21. 21.可変ドメインがネズミであり、一定ドメインがヒトである請求の範囲第1 8項または第19項に記載のIg分子。
  22. 22.骨格領域および一定ドメインがヒトである請求の範囲第18項または第1 9項に記載のIg分子。
  23. 23.重鎮可変ドメインがSeq.Id.No.1またはSeq.Id.No. 2に示した配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有し、軽鎖可変ドメインがSe q.Id.No.3またはScq.Id.No.4に示した配列と実質的に同じ アミノ酸配列を有する請求の範囲第20項または第21項に記載のIg分子。
  24. 24.重鎖一定ドメインがヒトγ1型であり、軽鎖一定ドメインがヒトκ型であ る請求の範囲第21項に属する第23項に記載のIg分子。
  25. 25.請求の範囲第11項に記載の高可変領域hCDR1、hCDR2およびh CDR3を配列内に含むアミノ酸配列をコードするDNA構成物。
  26. 26.重鎖もしくはその断片をコードし、かつ(a)交互に骨格と高可変領域と からなり、前記高可変領域が配列内にhCDR1、hCDR2およびhCDR3 を有し、そのアミノ酸配列が請求の範囲第11項に記載された可変ドメインをコ ードする第1部分(この第1部分は可変ドメインの第1アミノ酸をコードするコ ドンで開始すると共に可変ドメインの最終アミノ酸をコードするコドンで終了す る)と、(b)重鎖一定部分もしくはその断片をコードし、重鎖の一定部分の第 1アミノ酸をコードするコドンで開始すると共に一定部分もしくはその断片の最 終アミノ酸をコードするコドンに続くナンセンスコドンで終了する第2位部分と からなるDNA構成物。
  27. 27.第1部分がSeq.Id.No 1またはNo.2に示したアミノ酸配列 と実質的に同一のアミノ酸配列を有する可変ドメインをコードし、第2部分がヒ トγ1鎖の一定部分をコードする請求の範囲第26項に記載のDNA構成物。
  28. 28.請求の範囲第13項に記載の高可変領域1CDR1、1CDR2および1 CDR3を配列内に含むアミノ酸配列をコードするDNA構成物。
  29. 29.軽鎖もしくはその断片をコードし、かつ(a)交互に骨格と高可変領域と からなり、前記高可変領域が配列内にhCDR1、hCDR2およびhCDR3 を有し、そのアミノ酸配列がSeq.Id.No.3もしくはSeq.Id.N o.4に示された可変ドメインをコードする第1部分(この第1部分は可変ドメ インの第1アミノ酸をコードするコドンで開始すると共に可変ドメインの最終ア ミノ酸をコードするコドンで終了する)と、 (b)軽鎖一定部分もしくはその断片をコードし、軽鎖の一定部分の第1アミノ 酸をコードするコドンで開始すると共に一定部分もしくはその断片の最終アミノ 酸をコードするコドンに続くナンセンスコドンで終了する第2位部分と からなるDNA構成物。
  30. 30.第1部分がSeq.Id.No.3もしくはSeq.Id.No.4に示 したアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を有する可変ドメインをコード し、第2部分がヒトκ鎖の一定部分をコードする請求の範囲第29項に記載のD NA構成物。
  31. 31.適するプロモータと作用連携する請求の範囲第25〜30項のいずれかに 記載のDNA構成物を含む発現ベクター。
  32. 32.請求の範囲第31項に記載のベクターで形質転換された宿主細胞。
  33. 33.請求の範囲第32項に記載の宿主細胞を培養し、発現した蛋白を分離する ことを特徴とする請求の範囲第11〜24項のいずれかに記載のLPS結合性分 子の製造方法。
  34. 34.薬物または診断助剤としての請求の範囲第11〜24項のいずれかに記載 のLPS結合性分子の使用。
  35. 35.医薬上許容しうる希釈剤もしくはキャリヤと組合せて請求の範囲第11〜 24項のいずれか一項に記載のLPS結合性分子を含む医薬組成物。
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