JPH0650547Y2 - コアヤーン紡績装置 - Google Patents
コアヤーン紡績装置Info
- Publication number
- JPH0650547Y2 JPH0650547Y2 JP1989093289U JP9328989U JPH0650547Y2 JP H0650547 Y2 JPH0650547 Y2 JP H0650547Y2 JP 1989093289 U JP1989093289 U JP 1989093289U JP 9328989 U JP9328989 U JP 9328989U JP H0650547 Y2 JPH0650547 Y2 JP H0650547Y2
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- JP
- Japan
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- yarn
- core
- filament
- feed nozzle
- core filament
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコアヤーン紡績装置に関するものである。
紡績装置において発生する糸切れは、通常、加撚装置を
出た糸を送り出すデリベリローラの下流側に設置された
スラブキャッチャーによって検知される。ドラフト装置
でドラフトされている繊維束中に芯糸としてフィラメン
トを供給することにより、該フィラメントが短繊維でカ
バーされたコアヤーンを得るコアヤーン用紡績装置の場
合も、従来は同様のスラブキャッチャーが糸切れ検知手
段として使われている。しかしながら、コアヤーンの場
合、短繊維によるカバー率が高いと、芯部のコアフィラ
メントだけが切れても得られる紡績糸の太さの変化は僅
かであるから、それをスラブキャッチャーが検知でき
ず、コアフィラメントの無い普通糸が紡績されて巻き取
られてしまうことがあった。
出た糸を送り出すデリベリローラの下流側に設置された
スラブキャッチャーによって検知される。ドラフト装置
でドラフトされている繊維束中に芯糸としてフィラメン
トを供給することにより、該フィラメントが短繊維でカ
バーされたコアヤーンを得るコアヤーン用紡績装置の場
合も、従来は同様のスラブキャッチャーが糸切れ検知手
段として使われている。しかしながら、コアヤーンの場
合、短繊維によるカバー率が高いと、芯部のコアフィラ
メントだけが切れても得られる紡績糸の太さの変化は僅
かであるから、それをスラブキャッチャーが検知でき
ず、コアフィラメントの無い普通糸が紡績されて巻き取
られてしまうことがあった。
そこで、上記の点に鑑みて本考案は、紡績中にコアフィ
ラメントだけの糸切れがあったときもそれを確実に検知
して紡績を中断することができる紡績装置を得ることを
目的とする。
ラメントだけの糸切れがあったときもそれを確実に検知
して紡績を中断することができる紡績装置を得ることを
目的とする。
ドラフトパートにコアフィラメントを給糸するフィード
ノズルと、該フィードノズルの糸道上流側に設けられた
テンサーとを備え、更に、該テンサーとフィードノズル
の間にコアフィラメント切断検知用フィーラを設けた。
ノズルと、該フィードノズルの糸道上流側に設けられた
テンサーとを備え、更に、該テンサーとフィードノズル
の間にコアフィラメント切断検知用フィーラを設けた。
コアフィラメントフイードノズルの糸吸入側に位置して
設置されたコアフィラメント切断検知用フィーラーは、
ドラフト装置に供給されるコアフィラメントを常時監視
し、フィラメントが切断すると直ちにそれを検知し、検
知信号を制御装置に送ってその紡績ユニットを停止さ
せ、コアフィラメントのない異常糸が紡績されて巻き取
られるのを防止する。
設置されたコアフィラメント切断検知用フィーラーは、
ドラフト装置に供給されるコアフィラメントを常時監視
し、フィラメントが切断すると直ちにそれを検知し、検
知信号を制御装置に送ってその紡績ユニットを停止さ
せ、コアフィラメントのない異常糸が紡績されて巻き取
られるのを防止する。
本考案装置の実施例を図面と共に次に説明する。
第１図はコアヤーン供給装置１とドラフト装置２の要部
を示す。ドラフト装置２は通常のエプロンドラフト装置
であって、周速度が順次速くなるバックローラ3,エプロ
ン４およびフロントローラ５にスライバーＳを供給して
ドラフトを行なうものである。コアヤーン供給装置１
は、図示しない圧空源に連なる圧空噴出ノズル６が開口
し、該ノズル６からの空気噴射によりコアフィラメント
Ｆを導糸管７の一端、即ちフィラメント吸入側端部11か
ら吸引し、他端から吐出するフィードノズル8,導糸管７
の糸吐出側端部に連結された本体外導糸管９、およびコ
アフィラメントＦのテンションを調整するためのスプリ
ング加圧式テンサー10からなる従来のコアヤーン装置と
同様の装置に、導糸管７のフィラメント吸入口側端部11
とテンサー10との間に位置してフィーラー12を設けたも
のである。フィーラー12は、コアフィラメントＦの走行
を非接触で監視し得る光電式のもので、図示しないドラ
フト装置駆動制御装置に接続されている。フィーラー12
は、コアフィラメントＦの走行軌跡内に設けることによ
りコアフィラメントＦの切断を感知することは出来る
が、コアヤーン供給装置１のテンサー10とフィードノズ
ル８との間はコアフィラメントＦが定張力で一定の経路
を走行しており、ここにフィーラー12を置くことにより
検出精度を高めることが出来る。フィードノズル８のフ
ィラメント吸入口側端部11にカッター13を設ける。
を示す。ドラフト装置２は通常のエプロンドラフト装置
であって、周速度が順次速くなるバックローラ3,エプロ
ン４およびフロントローラ５にスライバーＳを供給して
ドラフトを行なうものである。コアヤーン供給装置１
は、図示しない圧空源に連なる圧空噴出ノズル６が開口
し、該ノズル６からの空気噴射によりコアフィラメント
Ｆを導糸管７の一端、即ちフィラメント吸入側端部11か
ら吸引し、他端から吐出するフィードノズル8,導糸管７
の糸吐出側端部に連結された本体外導糸管９、およびコ
アフィラメントＦのテンションを調整するためのスプリ
ング加圧式テンサー10からなる従来のコアヤーン装置と
同様の装置に、導糸管７のフィラメント吸入口側端部11
とテンサー10との間に位置してフィーラー12を設けたも
のである。フィーラー12は、コアフィラメントＦの走行
を非接触で監視し得る光電式のもので、図示しないドラ
フト装置駆動制御装置に接続されている。フィーラー12
は、コアフィラメントＦの走行軌跡内に設けることによ
りコアフィラメントＦの切断を感知することは出来る
が、コアヤーン供給装置１のテンサー10とフィードノズ
ル８との間はコアフィラメントＦが定張力で一定の経路
を走行しており、ここにフィーラー12を置くことにより
検出精度を高めることが出来る。フィードノズル８のフ
ィラメント吸入口側端部11にカッター13を設ける。
従来のコアヤーン紡績装置の場合と同様に、コア用フィ
ラメントＦはフィードノズル８における圧空噴射ノズル
６の導糸管７への圧空噴射による吸入気流に牽引されて
ボビンＢから引き出され、テンサー10,導糸管７を経由
して本体外導糸管９から空気流と共に吐出される。吐出
されたコアフィラメントＦは、樋状の給糸ガイド14に沿
ってエプロン４とフロントローラ５の間に誘導され、ド
ラフトされているスライバーＳと共にフロントローラ５
にニップされて牽引される。フロントローラ５を出たス
ランパーＳとコアフィラメントＦは、このあと図示して
ない空気式加撚装置に入って加撚され、コアヤーンとな
って巻き取られる。
ラメントＦはフィードノズル８における圧空噴射ノズル
６の導糸管７への圧空噴射による吸入気流に牽引されて
ボビンＢから引き出され、テンサー10,導糸管７を経由
して本体外導糸管９から空気流と共に吐出される。吐出
されたコアフィラメントＦは、樋状の給糸ガイド14に沿
ってエプロン４とフロントローラ５の間に誘導され、ド
ラフトされているスライバーＳと共にフロントローラ５
にニップされて牽引される。フロントローラ５を出たス
ランパーＳとコアフィラメントＦは、このあと図示して
ない空気式加撚装置に入って加撚され、コアヤーンとな
って巻き取られる。
上述のようなコアヤーン紡績中にコアフィラメントＦの
みがフィードノズル８に入る前に切れると、それは直ち
にフィーラー12により検知され、糸切れ信号が発せられ
る。糸切れ検知信号を受けた制御装置はその紡績ユニッ
トを停止させる。これにより、コアフィラメントＦの無
い糸が紡績されたのをスラブキャッチャーが検知できず
に異常糸生産が続くという事故が防止される。
みがフィードノズル８に入る前に切れると、それは直ち
にフィーラー12により検知され、糸切れ信号が発せられ
る。糸切れ検知信号を受けた制御装置はその紡績ユニッ
トを停止させる。これにより、コアフィラメントＦの無
い糸が紡績されたのをスラブキャッチャーが検知できず
に異常糸生産が続くという事故が防止される。
本考案は、ドラフトパートにコアフィラメントを給糸す
るフィードノズルと、該フィードノズルの糸道上流側に
設けられたテンサーとを備え、更に、該テンサーとフィ
ードノズルの間にコアフィラメント切断検知用フィーラ
を設けたので、短繊維によるカバー率が高く、スラブキ
ャッチャーではコアフィラメント切れを検知できないよ
うな場合においても確実にコアフィラメント切れを検知
し、コアフィラメント無しの異常糸の生産を防止するこ
とができる。コアフィラメントの切断を検知することは
他の手段でも不可能ではないが、コアヤーン供給装置の
テンサーとフィードノズルとの間は糸が定張力で一定の
経路を走行しており、この間を走行する糸は振動，蛇行
等は全く生ぜずフィーラーを置く本考案によれば、最も
信頼性の高い非接触検知を行なうことができる。
るフィードノズルと、該フィードノズルの糸道上流側に
設けられたテンサーとを備え、更に、該テンサーとフィ
ードノズルの間にコアフィラメント切断検知用フィーラ
を設けたので、短繊維によるカバー率が高く、スラブキ
ャッチャーではコアフィラメント切れを検知できないよ
うな場合においても確実にコアフィラメント切れを検知
し、コアフィラメント無しの異常糸の生産を防止するこ
とができる。コアフィラメントの切断を検知することは
他の手段でも不可能ではないが、コアヤーン供給装置の
テンサーとフィードノズルとの間は糸が定張力で一定の
経路を走行しており、この間を走行する糸は振動，蛇行
等は全く生ぜずフィーラーを置く本考案によれば、最も
信頼性の高い非接触検知を行なうことができる。
第１図は本考案の実施例の要部を示す斜視図、第２図は
フィードノズルの断面を含むコアヤーン供給装置の平面
図である。 １……コアヤーン供給装置， ２……ドラフト装置,7……導糸管， ８……フィードノズル,10……テンサー， 12……フィーラー
フィードノズルの断面を含むコアヤーン供給装置の平面
図である。 １……コアヤーン供給装置， ２……ドラフト装置,7……導糸管， ８……フィードノズル,10……テンサー， 12……フィーラー
Claims (1)
- 【請求項１】ドラフトパートにコアフィラメントを給糸
するフィードノズルと、該フィードノズルの糸道上流側
に設けられたテンサーとを備え、更に、該テンサーとフ
ィードノズルの間にコアフィラメント切断検知用フィー
ラを設けたことを特徴とするコアヤーン紡績装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093289U JPH0650547Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | コアヤーン紡績装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989093289U JPH0650547Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | コアヤーン紡績装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0334076U JPH0334076U (ja) | 1991-04-03 |
| JPH0650547Y2 true JPH0650547Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31642680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989093289U Expired - Fee Related JPH0650547Y2 (ja) | 1989-08-08 | 1989-08-08 | コアヤーン紡績装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650547Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018507966A (ja) * | 2015-03-11 | 2018-03-22 | サンコ テクスティル イスレットメルリ サナイ ヴェ ティカレット アノニム シルケティ | エアジェットファンシーヤーン紡糸システム |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5032586U (ja) * | 1973-07-18 | 1975-04-09 | ||
| JPS5818432A (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-03 | 東レ株式会社 | 複合糸およびその製造方法 |
| JPS5943130A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-03-10 | Toyo Kigyo Kk | 合撚糸機の監視装置 |
| JPH0187174U (ja) * | 1987-12-02 | 1989-06-08 |
-
1989
- 1989-08-08 JP JP1989093289U patent/JPH0650547Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0334076U (ja) | 1991-04-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |