JPH0650527Y2 - コークス炉の炉蓋 - Google Patents

コークス炉の炉蓋

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JPH0650527Y2
JPH0650527Y2 JP4160690U JP4160690U JPH0650527Y2 JP H0650527 Y2 JPH0650527 Y2 JP H0650527Y2 JP 4160690 U JP4160690 U JP 4160690U JP 4160690 U JP4160690 U JP 4160690U JP H0650527 Y2 JPH0650527 Y2 JP H0650527Y2
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JP
Japan
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shield plate
plate
furnace lid
furnace
coke oven
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浩三 木村
冨喜男 ▲桑▼田
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日本オットー株式会社
日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコークス炉の炉蓋の内側にガス通路を構成する
ために炉蓋本体に遮蔽板と一体の側板部分を固定して成
る、コークス炉の炉蓋に関する。
(従来の技術) この種のコークス炉の炉蓋については以下のような一般
的な構成が公知である。
第3図及び第4a図、第4b図に示すように炉蓋本体21が炉
口に配置され、炉蓋本体21には断熱材を含む中間部分を
介して補強板24が固定されている。補強板24と中間部分
との間にガス通路22が区画されており、補強板24と中間
部分とはサポート29を介して結合されている。補強板24
には遮蔽板23がボルト・ナットによって取付けられてお
り、遮蔽板23の両側は炉口の側壁に沿う折り曲げ部25を
形成し折り曲げ部25の先端は内法へテーパ30をつけられ
炉口の側壁に対する間隔を保っている。
また、遮蔽板23は折り曲げ部25の位置において広がり防
止のため補強材31で溶接・固定される。
第4a図及び第4b図によれば遮蔽板23が補強板24と共に区
分されており、隣接した遮蔽板23は相互間に位置するサ
ポート29に取付けられている。
前記の公知の構成の個々の部分については以下に挙げる
刊行物に記載がある。特開昭64−33183号は炉蓋栓部
に、第3図及び第4a図、第4b図に示す例に加えて遮蔽板
のテーパ部に石炭侵入防止板を備えているが、炉蓋栓の
側壁の熱歪、熱膨張の対策が困難である。
特開昭63−112686号によれば、第3図及び第4図による
例に対して遮蔽板が加熱板とされている点でのみ異な
り、特開昭62−119290号によれば、第3図及び第4図に
よる例に対して遮蔽板が二重構造となっており、断熱効
果があるものであり、炉蓋本体に近い側に別々の遮蔽体
があっで、これと炉口の炉壁縁とが密封条片によってシ
ールされている。特開昭62−116687号によれば密封条片
があり、炉口側壁をシールし、一方遮蔽板の両端は折り
曲げ部を形成している。上記の特開昭63−112686号及び
特開昭62−119290号、特開昭62−116687号による構成で
は炉蓋のガス通路に支持枠及びサポートである継手があ
り、回り込んだ石炭がこれに引っ掛かり、棚になりスペ
ース22を塞ぐ。
特開昭56−70087号は第3図及び第4図による例に示す
ものと同様なコークス炉の炉蓋が示されている。炉扉の
ガス補集室が函形になっているので、熱歪、熱膨張の対
策が困難である。スペーサ片やウエブがある場合は回り
込んだ石炭が棚をつくりやすい。
実開昭63−158949号、62−158950号は炉蓋のガス通路用
間隔にサポート用の間隔片があり回り込み石炭が引っ掛
かりガス通路を塞ぐ欠点がある。
(考案の課題) 本考案は遮蔽板3をコークス炉のコークス製造過程にお
いて遮蔽板全体の受ける熱歪み等を少なくし、炉蓋の内
側のガス通路に石炭が回り込まないようにし、そして炉
蓋の遮蔽板が熱歪により変形する等の欠点を除去したコ
ークス炉の炉蓋を案出することを課題とする。
(課題の解決のための手段) 本考案の課題は、実用新案登録請求の範囲に記載された
ように、遮蔽板が炉蓋の高さ方向に数区分されており、
一区分の遮蔽板の上部は、遮蔽板側面へ延長されて側板
部分を構成しかつ端部で炉蓋本体に固定されており、下
部は高さ方向における上側の遮蔽板が下側の遮蔽板の上
に重ねられて弛く止められていることによって解決され
る。
(作用) 本考案によれば、遮蔽板が炉蓋の高さ方向に数区分され
ることにより遮蔽板全体の熱歪が少なく、一区分の遮蔽
板の上部が側面へ延長されて一体的に側板部分を構成し
たことにより補強材等の使用の必要がなくそして下部は
高さ方向における上側の遮蔽板が下側の遮蔽板の上に重
ねられて弛く止められていることにより遮蔽板が自由に
伸びることができて熱歪が累積されない。
(実施例) 第1図及び第2a図、第2b図によれば、炉蓋本体1がコー
クス炉の炉口に配設されている。炉蓋本体1には断熱材
を含む中間部分が固定され、中間部分のガス通路2に面
して遮蔽板3が固定されている。遮蔽板3の片側は延長
されかつ90°曲げられて炉口側壁に沿う側板部分4を形
成し、更にその先端を曲げて折り曲げ部6を形成し、折
り曲げ部6は炉蓋本体1の中間部材にボルト・ナット7
によって固定されている。遮蔽板3の他端は短く延ばさ
れており、90°曲げて炉口の側壁に沿って短い折り曲げ
部5に形成されている。
炉蓋本体1との間にガス通路2を炉蓋本体1の全長に渡
って複数個の遮蔽板3によって区画している。遮蔽板3
はそれぞれ一端でボルト・ナット7によって炉蓋本体1
の中間部分に固定されている。短い折り曲げ部5は炉口
の他の側壁に沿って位置する。隣接した遮蔽板3相互に
は順次上側に位置する遮蔽板3が板側に位置する遮蔽板
3上に端縁で重ねられている。それぞれ石炭の側では遮
蔽板3の端縁は相互に緊密に重ねられており、遮蔽板3
上での石炭の堆積、ガス通路2への石炭の侵入は防止さ
れる。
(作用法) 本考案によるコークス炉の炉蓋では炉蓋本体1に中間部
分を介して固定された遮蔽板3は炉蓋本体1の全長に渡
って複数個に区分され、隣接した遮蔽板3、3の端縁は
上側の遮蔽板が下側の遮蔽板上に重合わされている。こ
れによって石炭面に対するガス通路の緊塞を達成し、そ
れによりガス通路2への石炭の侵入を防止する。
遮蔽板3を延ばした形の側板部分4により炉蓋本体1が
炉口の側壁に沿って円滑に案内され、炉蓋の着脱が容易
になる。また短い折り曲げ部5のためにガス通路内の熱
の蓄積がなく従って遮蔽板3の熱歪、熱膨張変形も防止
される。上記により折り曲げ部5が短いので、遮蔽板
3、3内の温度差が少なくなる。その結果熱歪が減少す
る。遮蔽板3を90°曲げて側板部分4とし、遮蔽板3と
側板部分4が一体構造であるためサポート29、遮蔽板3
の補強材31も不要となる。サポート29に回り込んだ石炭
が引っ掛かり棚を作ることがなく、ガス通路2を塞ぐこ
とがない。サポート29の省略により構造がシンプルとな
る。側板部分4がガイドの役をするのでテーパ30が不要
となる。一区分の遮蔽板3の上部の折り曲げ部6をボル
ト・ナット7により炉蓋本体1の中間部分に強固に取り
つける。上側の遮蔽板3の下部は下側の遮蔽板3の上に
重ね、そこでボルト・ナット8で弛く止める。これによ
り遮蔽板3は熱膨張の際自由に下方に伸びて、熱歪みの
累積を防止する。
(考案の効果) 本考案によれば遮蔽板3が数区分されて、各区分の上部
を強固に固定し、下部は相互に弛く止められているの
で、熱応力や熱膨張を累積させない効果がある。
遮蔽板3と一体になった側板部分4が炉蓋本体1の中間
部分に取りつけられるので、サポートや補強材が不要と
なり、構造が簡単となる。炉蓋の内側のガス通路に横断
するサポートや補強材がないので、回り込んだ石炭が棚
を作りガス通路2を閉塞することがない。炉蓋をコーク
ス炉へ着脱する時に側板部分4がガイドの役をするの
で、従来の炉蓋のように遮蔽板を内側に折り曲げてテー
パを付ける必要がなくなる。本考案では遮蔽板3の折り
曲げ部5の長さを短くすることができるので、遮蔽板3
内部の温度差が少なくなり、熱歪変形が小さくなる。
また複数に区分された遮蔽板3は相互に隣接した遮蔽板
3の端縁が重ねられておりかつ相互に弛く止められてい
るので熱膨張の際に遮蔽板3は自由に伸長することがで
き、その結果熱歪みの累積は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコークス炉の炉蓋を示す断面図、
第2a図は第1図に示すコークス炉の炉蓋を示す側面図、
第2b図はその上面図、第3図は従来のコークス炉の炉蓋
を示す断面図、第4a図は第3図に示すコークス炉の炉蓋
を示す側面図、そして第4b図はその上面図である。 図中符号 1……炉蓋本体 2……ガス通路 3……遮蔽板 4……側板部分 5……短い折り曲げ部 6……折り曲げ部 7、8……ボルト・ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コークス炉の炉蓋本体(1)の内側にガス
    通路(2)を構成する形式の炉蓋において、 遮蔽板(3)が炉蓋の高さ方向に数区分されており、一
    区分の遮蔽板(3)の上部は遮蔽板(3)側面へ延長さ
    れて側板部分(4)を構成しかつその端部で炉蓋本体
    (1)に固定されており、下部は高さ方向に上側の遮蔽
    板(3)が下側の遮蔽板(3)の上に重ねられて弛くね
    じ止めされていることを特徴とする前記コークス炉の炉
    蓋。
JP4160690U 1990-04-20 1990-04-20 コークス炉の炉蓋 Expired - Fee Related JPH0650527Y2 (ja)

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JPH044042U JPH044042U (ja) 1992-01-14
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