JPH0444604Y2 - - Google Patents

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JPH0444604Y2
JPH0444604Y2 JP1985059395U JP5939585U JPH0444604Y2 JP H0444604 Y2 JPH0444604 Y2 JP H0444604Y2 JP 1985059395 U JP1985059395 U JP 1985059395U JP 5939585 U JP5939585 U JP 5939585U JP H0444604 Y2 JPH0444604 Y2 JP H0444604Y2
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JP
Japan
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door
door body
sealing member
knife edge
coke oven
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JP1985059395U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、上下に縦長の扉本体にコークス炉の
炉体側に臨むナイフエツジを有する無端状のシー
ル部材を設け、このナイフエツジは炉体の端面に
当接して封止が行なわれるようにしたコークス炉
の扉の封止構造に関する。
背景技術 コークス製造工場などにおけるコークス炉にお
いて、原料炭を高温で乾留する炉体内に縦長の炭
室が形成され、この炭室は縦長の扉によつて封止
される。扉の前面には、炉体の端面に臨む無端状
のナイフエツジを有するシール部材が取付けら
れ、このシール部材によつて炭室の封止が行なわ
れる。ところが扉の炭室側と大気側との温度差に
よつて扉に反りが生じると、扉の長手方向の両端
部がシール部材の長手方向の両端部と離反する方
向に変位し、これによつて扉とシール部材との間
に隙間が生じ、ガス漏れが発生する。
そこで従来では、扉に反りが生じたときはシー
ル部材の前記両端部を扉側に向けて変形させ、扉
の前記両端部とシール部材との隙間をなくすよう
にしているが、このようにシール部材を変形する
ことによつてナイフエツジと、炉体の炭面との間
が気密に保たれず、ガス漏れを防ぐことができな
いという問題が生じる。またシール部材を外力に
よつて変形させることによつて、その寿命が短く
なり、長期間に亘る扉の封止状態を維持すること
ができなくなる。
考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、
長期間に亘つて扉の封止状態を維持することがで
きるようにしたコークス炉の扉の封止構造を提供
することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、上下に縦長の扉本体にコークス炉の
炉体側に臨むナイフエツジを有する無端状のシー
ル部材を設け、このナイフエツジは炉体の端面に
当接して封止が行なわれるようにしたコークス炉
の扉の封止構造において シール部材の少なくとも上下端部付近を、扉本
体と炉体から近接離反方向に相互に調節設定可能
とし、シール部材の上下端部に介在部材を介在さ
せることを特徴とするコークス炉の扉の封止構造
である。
作 用 本考案に従えば、扉本体に取付けられるシール
部材の上下端部付近を、扉本体と炉体から近接離
反方向に相互に調節設定可能とし、シール部材の
上下端部に介在部材を介在させることによつて長
期間にわたつてガス漏れを防ぐことができる。
実施例 第1図は、コークス炉3の斜視図である。コー
クス炉3は、上下に延びる縦長の扉1と、扉1に
よつて封止される炉体2とを含む。扉1は、縦長
の扉本体4と、扉本体4の前面に取付けられる縦
長の耐火レンガ5と、炉壁9に臨むナイフエツジ
6を有するシール部材7とを含む。炉体2には、
原料炭を高温で乾留するための炭室8が炉壁9を
隔てて横方向に複数個並んで形成されており、複
数個の扉1によつて個別的に封止される。炉壁9
の端面9aには、無端状のナイフエツジ6が当接
し、このナイフエツジ6によつて、炭室8内で発
生したガスが扉本体4から外部に漏洩することが
防がれる。扉本体4の縦方向の長さd1は、たと
えば4.0mに選ばれ、その横方向の長さd2は、
たとえば0.5mに選ばれる。また耐火レンガ5は、
炭室8にほぼぴつたりと嵌まり込むことができる
大きさに選ばれ、扉本体4を断熱する機能を果た
す。
第2図は、扉1の耐火レンガ5を外した状態で
扉本体4側から見たシール部材7の正面図であ
る。シール部材7は、扉本体4の第1取付部18
(第3図参照)に取付けられる無端状の取付部材
10と、取付部材10の外周面に取付けられる無
端状のナイフエツジ6とを含む。取付部材10
は、扉本体4の第1取付部18に取付けられる一
対の取付片12と、炉体2側に臨むナイフエツジ
6が取付けられる端面11aと、これらを連結す
るシール部11とから成る。取付片12は、縦方
向にそれぞれ平行に延びており、扉本体4の第1
取付部18にボルト21とナツト22とで一体的
に取付けられる。シール部11の上端部13に
は、横方向に間隔をあけて複数のボルト挿通孔1
4が形成され、シール部11の下端部15には、
横方向に間隔をあけて複数のボルト挿通溝16が
形成される。扉本体4に縦方向の反りを生じて、
シール部11の上下端部13,15と扉本体4の
前面との間に隙間ができたときには、後述する介
在部材31,32(第8図参照)を取付ける。
第3図は、第1図の切断面線−から見た断
面図である。縦長の扉本体4は、その軸直角断面
が大略的にU字状である耐熱鋼から成り、耐火レ
ンガ5が取付けられる基部17と、基部17の長
手方向に沿う両端部に連なつて炉体2と離反する
方向に屈曲する第1取付部18と、第1取付部1
8に連なる連結部19と、連結部19に連なつて
第1取付部18と同一方向に延びる第2取付部2
0とから成る。第1取付部18には、ボルト21
およびナツト22によつて取付片12が固着され
る。取付部材10に固着されるナイフエツジ6
は、炉体2の端面9aに臨んで配置される。した
がつて扉本体4によつて炭室8を塞いだ状態で、
ナイフエツジ6の端面6aが炉体2の端面9aに
当接し、これによつて炭室8を封止することがで
き、炭室8内のガスの漏洩が防がれる。なおナイ
フエツジ6は、扉本体4の第2取付部20に固着
された押圧部材23によつて常に炉体2側に向け
て付勢されており、その端面6aと炉体2の端面
9aとの気密性が高く維持されている。
第4図は第2図の切断面線−から見た断面
図であり、第5図は第4図のセクシヨンの拡大
図であり、第6図は第4図のセクシヨンの拡大
図であり、第7図は第4図のセクシヨンの拡大
図である。取付片12は、扉本体4の上端部4a
と下端部4bとの間に亘つてそれぞれ平行に、か
つ直線状に延びており、中央取付部12bと、中
央取付部12bの上端に連なる上部取付部12a
と、中央取付部12bの下端に連なる下部取付部
12cとから成る。上部取付部12aは、扉本体
4の上端部4aに向かうにつれて扉本体4側に向
けて隆起するように形成され、また下部取付部1
2cは、扉本体4の下端部4bに向かうにつれて
扉本体4側に向けて隆起するように形成される。
中央取付部12bの長手方向の長さd3は、たと
えば3〜3.5mに選ばれ、その幅d4は、たとえ
ば0.05mに選ばれる。また上部および下部取付部
12a,12cの各長さd5,d6は、たとえば
0.5〜0.7mにそれぞれ選ばれる。中央取付部12
bには、縦方向に間隔をあけて複数個(本実施例
では8個)のボルト挿通孔24が形成される。ま
た上部取付部12aおよび下部取付部12cのテ
ーパー状の端面には、横方向に延びるボルト挿通
溝25,26が複数個(本実施例では6個)それ
ぞれ形成される。これらボルト挿通孔24および
ボルト挿通溝25,26には、取付片12を扉本
体4の第1取付部18に固着するためのボルト2
1が挿通される。
第8図は扉本体4側から見たシール部材7の斜
視図であり、第9図は第8図の切断面線−か
ら見た断面図である。コークス炉3の運転時に扉
本体4の縦方向に反りを生じた場合を想定する。
コークス炉3の運転時には、通常扉本体4に上下
端部4a,4bが炉体2から離反する方向に反り
を生じる。このため炉体2と扉1とを封止するナ
イフエツジ6を仮想線29で示す状態から仮想線
30に示す状態に変化させなければならない。こ
の場合には、ボルト挿通溝25,26に沿つてボ
ルト21およびナツト22の締付位置を調整変位
することによつて、取付片12と扉本体4の両端
部4a,4bとの封止状態を維持することができ
る。したがつて従来のように、シール部材7に外
力を加えて変形させる必要がなく、シール部材7
の寿命を長く維持させることができる。
また縦長の扉本体4に反りを生じたときには、
シール部材7の両端部13,15と、扉本体4の
両端部4a,4bとの間にも隙間を生じることと
なるため、その隙間には耐熱性を有する介在部材
31,32がそれぞれ介在される。シール部11
のボルト挿通孔14およびボルト挿通溝16にそ
れぞれ対応する介在部材31,32の位置には、
透孔33,34がそれぞれ複数個間隔をあけて形
成される。シール部11の上端部13と扉本体4
の上端部4aとの隙間に介在部材31を詰込んだ
状態を第9図に示す。介在部材31は、ボルト3
5およびナツト36によつて固着され落下するこ
とはない。これによつて扉本体4の上端部4aが
封止され、ガスの漏洩と熱によるナイフエツジ6
の上部の熱歪が生じるのを防ぐ。またシール部1
1の下端部15と扉本体4の下端部4bとの隙間
にも介在部材32が詰込まれ、図示しないボルト
およびナツトによつてそれぞれ固着される。シー
ル部11の下端部15に形成されるボルト挿通溝
16は縦方向に延びており、これによつてボルト
およびナツトの取付位置の調整変位が可能とな
る。
このように縦長の扉本体4に反りを生じた場合
であつても、取付片12を扉本体4に取付けるた
めのボルトの取付け位置を変位調整するととも
に、扉本体4の上下両端部に介在部材31,32
を介在させることによつて、炉体2と扉本体4と
シール部材7とのシール機能が発揮され、これに
よつてガスの漏洩を確実に防ぐことができる。し
かもシール部材7を従来のように外力によつて扉
本体4と近接離反方向に変形させる必要がないの
で、シール部材7の寿命が長期間に亘つて維持さ
れることとなる。
扉本体4の大きさ、形状や取付片12の大きさ
は、前記実施例に限定されることはない。
効 果 以上のように本考案によれば、上下に縦長の扉
本体にコークス炉の炉体側に臨むナイフエツジを
有する無端状のシール部材を設け、このナイフエ
ツジは炉体の端面に当接して封止され、またシー
ル部材の少なくとも上下端部付近を、扉本体と蓋
体から近接離反方向に相互に調節設定可能とする
ようにし、シール部材の上下端部に介在部材を介
在させることによつて、扉本体に反りを生じた場
合でもガスの漏洩を確実に防ぐことができるとと
もに、シール部材の寿命を長期間に亘つて維持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコークス炉3の分解斜視図、第2図は
シール部材7の扉本体4側から見た正面図、第3
図は第1図の切断面線−から見た断面図、第
4図は取付片12の正面図、第5図は第4図のセ
クシヨンの拡大図、第6図は第4図のセクシヨ
ンの拡大図、第7図は第4図のセクシヨンの
拡大図、第8図は扉本体4側から見たシール部材
7の斜視図、第9図は第8図の切断面線−か
ら見た断面図である。 1……扉、2……炉体、3……コークス炉、4
……扉本体、6……ナイフエツジ、7……シール
部材、10……取付部材、11……シール部、1
2……取付片、31,32……介在部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下に縦長の扉本体にコークス炉の炉体側に臨
    むナイフエツジを有する無端状のシール部材を設
    け、このナイフエツジは炉体の端面に当接して封
    止が行われるようにしたコークス炉の扉の封止構
    造において、 シール部材の少なくとも上下端部付近を、扉本
    体と炉体から近接離反方向に相互に調節設定可能
    とし、シール部材の上下端部に介在部材を介在さ
    せることを特徴とするコークス炉の扉の封止構
    造。
JP1985059395U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0444604Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985059395U JPH0444604Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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JP1985059395U JPH0444604Y2 (ja) 1985-04-19 1985-04-19

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Publication Number Publication Date
JPS61176237U JPS61176237U (ja) 1986-11-04
JPH0444604Y2 true JPH0444604Y2 (ja) 1992-10-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49101065A (ja) * 1970-02-09 1974-09-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49101065U (ja) * 1972-12-25 1974-08-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS49101065A (ja) * 1970-02-09 1974-09-25

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