JPH06503975A - 定圧歯周用プローブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 定圧歯周用プローブ 技術分野 本発明は、歯周用プローブに関し、特に所望の挿入圧が達成された時点を示す定 圧歯周用プローブに関する。

背景技術 歯周用プローブは、歯と歯肉との間に存在する盲１（ｐａｃｋｅｔ）の深さを検 査するのに使われる。この盲嚢は、進行性の歯肉炎症の結果として生じる。歯周 盲嚢は病原性細菌のコロニーを保護する環境を提供し、更に結合組織の破壊を引 き起こし得る。盲嚢の深さ計測により、歯周病が存在するかどうか、及び、どの 程度であるかが示される。盲嚢が深ければ深い程歯と歯肉との間の密着力が弱く 、治療がより必要となる。

例えば米国特許第４，７６８，９５２号、第４．８８６，４５４号及び第４．７ ６４．１１４号に示されている代表的な歯周用プローブは、針状のチップを使用 している。そのチップは、盲嚢の底に到達するまで挿入され、検査者は挿入抵抗 によって盲嚢の底を感知している。チップは通常盲嚢の深さを示すマーキングを 有している。盲嚢の深さが約３ｍｍを超えるならば、治療が行われるべきである ことを示す。前句に２回又は３回の読み取りが行われ、進行性の盲嚢拡張が認め られるかどうかを決める為に盲嚢の深さの変化を記録したＢ歴が作成される。

歯周用プローブに関する問題点は、プローブチップを盲嚢内に押し下げるのに使 われる圧力が、正確を期す為に各測定において同じでなければならないというこ とである。更に、加えられる力は、チップで盲嚢を突き通し、それによって、組 織を損傷し、間違った読み取りをもたらすこととなるような力よりも小さくなけ ればならない。もし異なる圧力が異なる箇所で又はその後の探針検査中に加えら れると、読み取り値は変化し、検査結果は意味のないものとなる。

他界保健機関は、約２０ｇの圧力を標準挿入圧力として使うべきであると決定し ている。この圧力は、歯と接している歯肉による抵抗にプローブが打ち勝つが、 プローブチップが歯周盲嚢を突き通すのを防ぐレベルである。しかしながら、標 準挿入圧力は、挿入中に加えられる圧力に比較して非常に低い値であり、またそ のレベルの圧力がいつ達成されたのかを感知するのは非常に困難である。典型的 な検査で行われる探針操作をモニターすると、検査者がこの力の２倍又は３倍を それとは気付かずにごく普通に加えていたことがわかった。

発明の開示 本発明の目的は、所望の挿入力が加えられているのを容易に確認し得る指示を与 える定圧歯周用プローブを提供することである。

他の目的は、使い捨て可能な定圧歯周用プローブを提供することである。

さらに他の目的は、コストを最小にする為に一体成形された定圧歯周用プローブ を提供することである。

本発明のこれらの目的及び他の目的は、ハンドル、該ハンドルの一端から伸びた 探針部と、該ハンドルの同一端から伸びており、且つ該探針部に隣接しているが 隔設されている背当て部分を有する歯周用プローブを提供することによって達成 される。プローブ（探針）部は、挿入深さを示すマーキングを任意に有し得る針 状プローブチップ（以下、　「プローブチップ」という）を有している。このプ ローブチップは、屈曲（可撓性）連結部を介して、好ましくは挿入抵抗が増大す るに従ってプローブチップとアームがその連結部で円弧状に撓むように形づくら れ且つテーバが付された屈曲連結部を介してハンドルに連結される。背当て部は 、プローブ部から隙間をおいて離れており、その背当て部はプローブ部の移動を 制限するストッパとなる。その隙間は、それら両部分が接触するとき所望の一定 圧力が表示されるのに十分な間隔どなっている。その時点で検査者は挿入深さの 読み取りを行う。このようなプローブにより、確実に正確な読み取りが行なわれ 、また以降の検査全てが同じ挿入圧力で行われる。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明の定圧プローブの側面図である。

第２図は、第１図のプローブの拡大断面図である。

第３図は、第２図の線３−３に沿ったプローブの横断面図である。

第４図は、第１図のプローブの拡大正面図である。

第５図は、プローブチップの端部の拡大横断面図である。

発明を実施するための最良の形態 第１図を参照すると、定圧プローブ１はハンドル２と、プローブ部３と背当Ｃ部 ４とを有している。ハンドル２は丸いか又は手で効果的にプローブの操作を行え るように形づくられ得る。

プローブ１はプラスチック又は金属から成り、プローブ１を使い捨てにするとき にはプラスチックが好ましい。本発明で使用可能な構造材料としては、ポリエチ レン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエーテル イミド（ｒＵｌｔｅｍＪ商品名）、鋼、ステンレス鋼やそれらの組み合わせがあ る。ｒＵｌｔｅｍＪは、良好な強度特性を有しており、消毒が可能なほど十分に 耐熱性であるので好ましい。

第２図を参照すると、プローブ部３はハンドル２に連結部５で連結されている。

プローブ部３はコーナ７から伸びたプローブチップ６を有している。

コーナ７は上方に伸びた突起８を有しており、また第−剛性部９、屈曲連結部１ ０及び第二剛性部１１を介して連結部５に取り付けられている。屈曲連結部１０ は、挿入抵抗を受けたときプローブ１が変位する中心となる。屈曲連結部１０は 、両開性部９，１１の間に最も弱い部分を設けるようにテーバが付されて形づく られており、プローブ１に対する抵抗がプローブ１を屈曲連結部１０で円弧状に 変形させる。

第３図を参照すると、屈曲連結部１０の横断面図が示されている。屈曲連結部１ ０は、所望の変形平面内に二つの対向した平坦面１２．１３を有しており、幾分 楕円形状を与えるように側面が丸くなっている。それら平坦面は、背当て部と整 合した平面方向での移動を確実にする弱い領域を提供している。

これにより、ねじれた方向への変位が防がれ確実に背当て部分と接触するように プローブｌが案内される。もちろん他の形状や設計が屈曲連結部１０を提供する ために使用されよう。

第２図において、背当て部４は端部１４で連結部５を介してハンドル２に連結さ れている。背当て部４は、プローブ部３の第−剛性部９に平行に伸びてプローブ 部３に隣接し、隔設されて伸びた剛性アーム１５を有している。

両部分は同一平面上にあり且つ整合している。アーム１５は、所望のプローブ挿 入力よりもより大きな力が加えられたときの動きを防ぐのに十分な剛性を有して いる。この剛性は、プローブ部３の厚さよりもアーム１５の厚さを増すことによ って調整できる。背当て部４はプローブ部３の突起８がら隔設されたチップ１６ を有している。こうしてそれらの間に隙間１７が設けられる。その隙間１７は、 挿入抵抗がプローブ部３を連結部ｌＯに関して移動させるどきのプローブ部３の 移動に適合した寸法となっている。チップ１６と突起８との間の接触は所望の圧 力に到達していることを示す。背当てチップ１６は突起８を受けるストッパとな る。

第４図を参照すると、突起８とチップ１６とは、テーバ付き側面１８，１９を各 々有している。接触後、探針に付加的な力が必要となる場合、使用者はハンドル ２を若干ねじってプローブ部３を連結部５でねじれた方向に屈曲させてチップ１ ６と突起８を不整合にし、挿入圧力を増大させることが出来る。材料の選択に応 じて、屈曲量が増大するに従って屈曲連結部でのプローブ１の変位に対する抵抗 が増大する。屈曲連結部１０の横断面の形状及び弾性係数が最大許容変位１を決 定する。

第５図を参照すると、プローブチップ６は内側に湾曲したエツジ２２を備えた部 分球体から成るボ・−ル端部２０を有している。球体の丸みは、歯肉と歯の間へ のチップの挿入を容易にし、また、抜きだしの際にエツジ２２は歯の表面上を進 み、歯肉下結石層が歯の表面上に蓄積しているかどうかを使用者に検出させる。

即ち、エツジ２２が歯表面を横切って引かれると、その層にエツジ２２が掛かり 、抜きだし中のプローブｌの滑らかでない動きによって使用者が感知できる。

プローブ１は、好ましくは、コストを最小にし且つ鋳造によって大量生産が出来 るようにする為に一体構造として造られる。しかし、プローブチップ６が別に造 られ、取り替え出来るようにコーナ７から取り外し出来るようにしてもよい。例 えば、コーナ７はプローブチップ６を所定位置に口７りする為に設けられた適当 な手段と共に、分離可能なブローブチ７プ６の端を受け入れる寸法の溝を有し得 る。このような改変は本発明の範囲内に入っている。

本発明の好適な実施態様が図示され且つ述べられてきたが、各種の変更又は改変 が本発明の範囲から逸脱することなく成され得ることは当業者に理解されよう。

ＦＩＧ、４　ＦＩＧ、５ 補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成４年１２月１日

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．ハンドル、該ハンドルの一端から伸びたプローブ部、該プローブ部に隣接し てハンドルから伸びているが隙間によりプローブ部から隔設されている剛性の背 当て部、及び、プローブ部に設けられた屈曲連結部から構成され、該屈曲連結部 により、該プローブ部は挿入抵抗が増大するに従って変位でき、該背当て部は該 プローブ部の変位を制限するストッパとなり、該背当て部と該プローブ部との間 の接触が所望の挿入圧力が達成されていることを示す定圧歯周用プローブ。
2. ２．背当て部がプローブ部に接触するチップを有している請求の範囲第１項に記 載のプローブ。
3. ３．プローブ部が、針状プローブチップ、コーナ、並びに、連結部の両側に角度 を有して設けられた第一剛性部及び第二剛性部を有しており、針状プローブチッ プはコーナから伸びており、第一剛性部はコーナに連結され且つ第二剛性部はハ ンドルに連結されている請求の範囲第１項に記載のプローブ。
4. ４．背当て部とプローブ部との間の隙間が、プローブに加えられる２０ｇの挿入 圧力に対応している請求の範囲第１項に記載のプローブ。
5. ５．更に、針状プローブチップの端に設置された部分球体と、その球体上に設け られ、内側に湾曲したエッジを有する請求の範囲第２項に記載のプローブ。
6. ６．コーナが溝を有しており、針状プローブチップがその溝に配置可能であり、 該針状プローブチップは取り替え可能である請求の範囲第３項に記載のプローブ 。
7. ７．プローブ部が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、 ポリウレタン、ポリエーテルイミド及びステンレス鋼から成るグループから選択 される材料から構成されている請求の範囲第１項に記載のプローブ。
8. ８．請求の範囲第１項に記載の歯周用プローブを用意し、プローブ部が背当て部 とプローブ部との間の隙間を閉じる量だけ変位するまで、プローブ部分を歯肉と 歯の間に挿入し、背当て部とプローブ部が接触する点での挿入深さを読み取るこ とから成る歯周病検査方法。