JPH0323220Y2 - - Google Patents

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JPH0323220Y2
JPH0323220Y2 JP1984156304U JP15630484U JPH0323220Y2 JP H0323220 Y2 JPH0323220 Y2 JP H0323220Y2 JP 1984156304 U JP1984156304 U JP 1984156304U JP 15630484 U JP15630484 U JP 15630484U JP H0323220 Y2 JPH0323220 Y2 JP H0323220Y2
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furcation
tooth
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【考案の詳細な説明】 a 考案の利用分野 本考案は歯科疾患の中でも歯周疾患の病変部の
診査に用い、特に複雑な多根歯の歯根分岐部病変
の一般的診査、および次の診査に用いて有効であ
る。
(1) 2根、3根、4根分岐の多根歯の形態解明。
(2) 歯根分岐部の歯根根面13および歯根分岐部
底面12の形態精査。
(3) 顕著に病変した歯根分岐部の破壊組織の形状
に関する寸法計測。
(4) 歯肉ポケツト16内の歯根分岐部歯根根面1
3の陥没状態、および滑沢性の程度。
(5) 歯根分岐部歯根根面13の歯石の存在の有
無、および存在の状態の診査。
(6) 歯の幅、特に歯頚14部の歯の幅の計測。
(7) 0〜15mm程度までの深度、幅、長さ等の寸法
計測。
(8) 湾曲していて目に見えない部分の診査。
b 従来の方法 従来用いられて来た歯科用探針は、主として片
側チツプの探針で、その探針先端のチツプ3が、
その先端を直角または鈍角に曲げただけの棒状探
針になつている。そのため探針先端のチツプ3を
歯肉溝15や、これが病変して異常に深くなつた
歯周ポケツト16に挿入して診査する場合、これ
に垂直直線状に挿入するか、或いは疾患のため露
出した歯根根面13や、露出した多根歯の歯根分
岐部底面12に、横からこれを水平に挿入して、
その到達し得る程度に於て、疾患の程度、状態を
診査することができるだけであつて、挿入角度を
変えて診査することは困難であつた。まして、複
雑に湾曲した曲面状を呈する歯根根面13や、大
臼歯の如き多根歯の歯根分岐部底面12や、その
側面の診査、水平位の病変域の大小、広さ、奥行
き等、病変の程度の診査は困難であり、従つてこ
れ等病変域の程度など棒状探針で感知することが
できない病状は、術者の感で判断するのが通常で
あつた。
このように、従来の棒状探針は、複雑に湾曲し
た曲面を有する歯根根面13や、歯根分岐部底面
12の診査には不適当であるのみならず、次のよ
うな診査上の困難がある。
(1) 歯根分岐部の正確な診査ができない。
(2) 湾曲した歯根根面13、および歯根分岐部底
面12の寸法計測ができない。
(3) 歯肉溝15に垂直直線状に挿入して、垂直距
離、垂直深度の計測はできるが、横に水平距離
の計測ができない。
このため、歯周ポケツト16の内部を縦横二次
元に計測が不可能であつて、従つて診査によつて
病変域の寸法計測をすることは不可能といえる。
c 考案の目的と効果 本考案は歯科医師がおこなう歯周疾患の治療の
ために不可欠な歯周病変域の診査に於て、従来棒
状探針では診査が困難な複雑な曲面を有する歯根
の診査、中でも多根歯の特に複雑な湾曲曲面を有
する歯根分岐部の歯根根面13、歯根分岐部底面
12、およびそれ等の周辺組織の診査が、狭い口
腔内で、容易に、且つ効率的におこない得るよう
湾曲歯根分岐部診査用探針1の両先端にチツプ3
を設け、それ等のチツプ3の先端を、それぞれ、
一方は右捩りに、他の一方は左捩りに、特殊な角
度に湾曲17を持たす工夫をしたものであつて、
これは歯肉溝15、歯周組織、および歯根分岐部
病変域に、その上下、前後、左右、何れの方向か
らも、この湾曲歯根分岐部診査用探針1の先端の
チツプ3を挿入して、正確に歯周および歯根分岐
部の病変域の状態の診査、およびその寸法計測が
できるように、チツプ3に所定の間隔で横目盛り
4,5,6,7および縦目盛り8,9を刻み、ま
た横目盛りの読みを容易にするため、横目盛り4
と横目盛り5の間は全体を例えば黒色に着色し、
それによつて術者が、従来の感ではなく、多くの
正しい病変の診査と寸法計測によつて得た客観的
な情報によつて、歯周疾患の治療を正確、確実に
達成できるようにする効果を目的とする。
d 考案の実施例 以下、第1図ないし第6図によつて、本考案の
実施例を示す。
第1図は、本考案の湾曲歯根分岐部診査用探針
1(以下探針1と略称する)の基本的な全体の形
状を示すものである。
探針1の本体はステンレススチールなどの合金
をもつて製作し、ハンドル2をその両端にそれぞ
れ特殊な角度で一方を右捩りに、他方を左捩りに
した特殊な湾曲17を持たしたチツプ3を備え、
更にそのチツプ3の先端部分に軸方向に対し横
に、所定の間隔で横目盛り4,5,6,7を刻
み、またチツプ3のハンドル2付け根のチツプ3
末端に、軸方向に対し縦に、縦目盛り8,9を刻
んである。また横目盛り4,5,6,7には、特
に横目盛り4と横目盛り5の間を全体を例えば黒
色で着色してある。
第2図は、探針1の先端チツプ3部分の拡大図
であつて、右捩りに特殊な角度に湾曲17を与
え、更に軸方向に対し横に、横目盛り4,5,
6,7を刻み、また軸方向に対し縦に、チツプ3
基部の外周面に縦目盛り8,9が刻んである。ま
た、横目盛り4,5,6,7には、目盛りの読み
を容易にするため、特に横目盛り4と横目盛り5
の間を全体を例えば黒色で着色してある。これ等
縦横両目盛りを持つことによつて、横目盛り4,
5,6,7からは、チツプ3の先端が歯肉組織の
内部に侵入する深度を計り、また縦目盛り8,9
によつて軸の回転度数が判るので、それによつ
て、チツプ3の先端が侵入した歯肉組織の病変域
の深さ、方向、及び広さ、奥行きなどを知ること
ができる。
第3図は、第2図のA−A′に於ける、チツプ
3の拡大断面図であり、チツプ3末端に刻んだ縦
目盛り8,9の位置を示す。この縦目盛8,9は
チツプ3の先端位置と特定の関係にあることにな
り、縦目盛8,9からチツプ3の先端位置が存す
る方向が判明する。特に、縦目盛8,9をチツプ
3の外周面の、径方向対称位置にそれぞれ刻設
し、チツプ3の先端がこの縦目盛8,9を通る平
面上に存するようにチツプ3の形状を成形する
と、縦目盛8,9の延長線方向にチツプ3の先端
が存することになり、その先端位置の存する方向
が容易に認識できる。
第4図は、術者が探針1のチツプ3の一端を歯
周ポケツト16の病変域に挿入し、これを右捩り
に回転して、歯根分岐部底面12に沿つて、歯根
分岐部底面12の病変域を診査している状態を示
す。
第5図は、2根歯10、第6図は、3根歯11
について、それぞれ探針1のチツプ3先端を、第
5図は右捩りに、第6図は左捩りにして、歯根分
岐部底面12に挿入する状態を示す。次に、本考
案の探針1の使用方法を、第6図乃至第8図を参
照して説明する。先ず、探針1のチツプ3の先端
を歯周ポケツト16に挿入し、これを右ねじりに
回転して、歯根分岐部底面12に沿つて差し込
み、病変域を診査する。そして、チツプ3の先端
を歯根分岐部底面12の病変域の壁面に当接する
まで差込み、縦目盛8,9によりチツプ先端位置
を確認しながら探針1をねじつて、目盛8、ある
いは目盛9を真上に向ける。
次に、探針1の、歯並びに略直交する方向から
視たときの倒れ角α(第6図)、及び歯並び方向か
ら視たときの倒れ角β(第7図)を目視または角
度計で測定し、これを記録しておく。そして、第
8図に示すように、チツプ先端を原点Oに合致さ
せると共に、探針1のハンドル2を、頂点Oを通
り、水平方向となす角度が、探針1の倒れ角αま
たはβに合致する線上に載せたときのチツプ3の
投影図から、チツプ3のA点と原点O間の水平方
向及び垂直方向の距離x,y,zを簡単に求める
ことができる。ここに、チツプ3のA点は、病変
域の診査時にチツプ3を当接させた、歯根の側壁
基準位置であり、歯根の側壁基準位置は、目視で
確認できる位置に設定することが望ましい。上述
のA点は、チツプ3に刻設した横目盛4,5,
6,7により容易にその位置の測定が可能であ
る。そして、探針1の挿入位置を変えて、チツプ
先端位置を順次測定することにより、例えば、3
根分岐歯であれば、3方向から探針1を差し込む
ことにより、歯根分岐部底面12の病変域全体の
概要を把握することができるのである。
このように、本考案の探針1は、チツプ3とハ
ンドル2の連結部近傍に縦目盛8,9が刻設して
あるので、チツプ3の先端が歯肉21より下にあ
る直視できない病変域に奥深く差し込まれていて
も、チツプ先端位置の確認が容易になる。
尚、第8図に細線で示すようなチヤートを予め
準備し、探針1をこのチヤート上に、その先端が
チヤートの原点0に合致するように、且つ、横軸
と探針1のなす角度が測定した倒れ角αあるいは
βになるように載せると、極めて容易にチツプ先
端位置座標(x,y,z)を求めることができ
る。
尚、第7図中符号20は、3根分岐歯11が嵌
植する根間内の骨の外形を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る湾曲歯根分岐部診査用
探針1の平面図、第2図は、第1図に示す探針1
の先端のチツプ3の拡大図、第3図は、第2図の
A−A′線に沿う拡大断面図、第4図は、同探針
1の先端のチツプ3を2根歯10の歯周ポケツト
16から病変域に挿入し、これを右捩りに回転し
て先端のチツプ3を歯根分岐部底面12に沿つ
て、歯根分岐部底面12の病変域を診査する使用
状態図、第5図は、2根歯10の歯根分岐部底面
12に同探針1の先端のチツプ3を右捩りに挿入
した拡大使用状態図、第6図は、3根歯11の歯
根分岐部底面12に同探針1の先端のチツプ3を
左捩りに挿入した、拡大使用状態図、第7図は、
第6図の−線に沿う、歯の縦断面図、第8図
は、歯根分岐部病変域に探針1の先端を当接させ
たときの、先端位置座標(x,y,z)を求める
方法を説明するための、探針1の倒れ角α及びβ
と距離x,y,zとの関係を示すグラフである。 1…湾曲歯根分岐部診査溶探針、2…ハンド
ル、3…チツプ、4…第1横目盛り、5…第2横
目盛り、6…第3横目盛り、7…第4横目盛り、
8…第1縦目盛り、9…第2縦目盛り、10…2
根歯、11…3根歯、12…歯根分岐部底面、1
3…歯根根面、14…歯頚、15…歯肉溝、16
…歯周ポケツト、17…湾曲。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドルの少なくとも一端に連設され、歯根形
    状に適合して湾曲させたチツプの先端から所定の
    間隔で横目盛を刻設すると共に、前記チツプとハ
    ンドルの連結部近傍にチツプ外周に沿つて所定の
    間隔で縦目盛を刻設したことを特徴とする湾曲歯
    根分岐部診査用探針。
JP1984156304U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0323220Y2 (ja)

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