JPH0650378Y2 - 安全装置付き弱炭酸飲料等の容器 - Google Patents
安全装置付き弱炭酸飲料等の容器Info
- Publication number
- JPH0650378Y2 JPH0650378Y2 JP14086788U JP14086788U JPH0650378Y2 JP H0650378 Y2 JPH0650378 Y2 JP H0650378Y2 JP 14086788 U JP14086788 U JP 14086788U JP 14086788 U JP14086788 U JP 14086788U JP H0650378 Y2 JPH0650378 Y2 JP H0650378Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- upper lid
- safety device
- surface side
- carbonated drinks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、弱炭酸飲料等のような圧力を有する液体を充
填密封する安全装置付き容器に関するものである。
填密封する安全装置付き容器に関するものである。
（従来の技術） 従来から、ビール、コーラ等の飲料液はもちろんのこ
と、水にスカッシュ、炭酸等を溶入した弱炭酸飲料にあ
っても、耐圧の関係からガラス瓶、アルミ缶等に充填密
封されていた。
と、水にスカッシュ、炭酸等を溶入した弱炭酸飲料にあ
っても、耐圧の関係からガラス瓶、アルミ缶等に充填密
封されていた。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、水にスカッシュ炭酸等を混入した弱炭酸
飲料にあっては、ガラス瓶、アルミ缶等を容器として用
いた場合、内容物に対し単価が高いものとなり、商品と
しては必ずしも適切なものではなかった。
飲料にあっては、ガラス瓶、アルミ缶等を容器として用
いた場合、内容物に対し単価が高いものとなり、商品と
しては必ずしも適切なものではなかった。
本考案は、このような点に鑑みて案出されたもので、容
器内の圧力がビール、コーラ等の飲料より低い弱炭酸飲
料であるところから、比較的に材料費の低廉な紙を主材
とする材料で形成された容器を用いることにより、内容
物に適応した製品を得ることを目的とするものである。
器内の圧力がビール、コーラ等の飲料より低い弱炭酸飲
料であるところから、比較的に材料費の低廉な紙を主材
とする材料で形成された容器を用いることにより、内容
物に適応した製品を得ることを目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本考案にあっては、容器
の材料として紙を主材とする材料を用い、これの成形の
ための重ね合わせ部のシール部を射出成形の合成樹脂で
補強するとともに、この合成樹脂にて成形された上蓋
に、内圧上昇時のガス抜きの手段を講ずることによって
課題の解決を図っている。
の材料として紙を主材とする材料を用い、これの成形の
ための重ね合わせ部のシール部を射出成形の合成樹脂で
補強するとともに、この合成樹脂にて成形された上蓋
に、内圧上昇時のガス抜きの手段を講ずることによって
課題の解決を図っている。
これがため、本考案にあっては、紙を主材とする材料の
重ね合わせ部をシールして形成した胴部に対し、そのシ
ール部の内面側を射出成形の合成樹脂で補強するととも
に、上蓋をも一体に射出成形し、この上蓋に内面側より
薄肉部を形成し、この薄肉部の外面側に、空気は通す
が、弱炭酸飲料等の内容液は通さない微多孔質フィルム
を貼着した構成としている。
重ね合わせ部をシールして形成した胴部に対し、そのシ
ール部の内面側を射出成形の合成樹脂で補強するととも
に、上蓋をも一体に射出成形し、この上蓋に内面側より
薄肉部を形成し、この薄肉部の外面側に、空気は通す
が、弱炭酸飲料等の内容液は通さない微多孔質フィルム
を貼着した構成としている。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面について説明する。
容器本体（Ａ）は、紙、あるいは紙にアルミ箔をラミネ
ートした材料にポリプロピレン、あるいはポリエチレン
等をラミネートした材料からなるブランク板（ａ）の側
縁部を、重ね合わせて、この部分にヒートシール、ある
いは超音波シールした後、これを金型内に納め、これに
ポリプロピレンあるいはポリエチレン等の合成樹脂を射
出して、重ね合わせ部（１）のシール部の内面側に補強
部（２）を形成することによって胴部（３）を形成する
とともに、上蓋（４）、下方の口縁部（５）を同時に射
出成形する。
ートした材料にポリプロピレン、あるいはポリエチレン
等をラミネートした材料からなるブランク板（ａ）の側
縁部を、重ね合わせて、この部分にヒートシール、ある
いは超音波シールした後、これを金型内に納め、これに
ポリプロピレンあるいはポリエチレン等の合成樹脂を射
出して、重ね合わせ部（１）のシール部の内面側に補強
部（２）を形成することによって胴部（３）を形成する
とともに、上蓋（４）、下方の口縁部（５）を同時に射
出成形する。
この場合、従来の胴部が重ね合わせ式の容器にあって
は、ブランク板（ａ）の端部を重ね合わせてシールした
だけのものであるが、本考案にあっては、ブランク板
（ａ）の側縁部の重ね合わせ部（１）のシール部の内面
側に補強部（２）を形成して胴部（３）とするものであ
る。
は、ブランク板（ａ）の端部を重ね合わせてシールした
だけのものであるが、本考案にあっては、ブランク板
（ａ）の側縁部の重ね合わせ部（１）のシール部の内面
側に補強部（２）を形成して胴部（３）とするものであ
る。
この補強部（２）の射出成形と同時に射出成形された上
蓋（４）には、下面より切込みの薄肉部（６）が形成さ
れており、この部分の外面側には、容器（Ａ）内におい
て温度上昇によって生ずる一定以上のガス圧に対して、
ガスは通すが炭酸飲料等の内容液は通さない微多孔質フ
ィルム（ｂ）が貼着されている。
蓋（４）には、下面より切込みの薄肉部（６）が形成さ
れており、この部分の外面側には、容器（Ａ）内におい
て温度上昇によって生ずる一定以上のガス圧に対して、
ガスは通すが炭酸飲料等の内容液は通さない微多孔質フ
ィルム（ｂ）が貼着されている。
また、この上蓋（４）には、その外面側に開封用のプル
リング（７）が一体に成形されており、その内面側に薄
肉部（８）が設けられている。
リング（７）が一体に成形されており、その内面側に薄
肉部（８）が設けられている。
以上のような本考案の容器にあっては、下方の開口縁
（５）を上方にして、これに内容液としての弱炭酸飲料
等を充填し、アルミ箔にポリプロピレン、あるいはポリ
エチレンをラミネートした下蓋（ｃ）を口縁部（３）の
鍔部（９）に熱溶着する。
（５）を上方にして、これに内容液としての弱炭酸飲料
等を充填し、アルミ箔にポリプロピレン、あるいはポリ
エチレンをラミネートした下蓋（ｃ）を口縁部（３）の
鍔部（９）に熱溶着する。
このような内容液が充填密封された製品は、容器（Ａ）
内の温度が上昇すると、発生ガスにより内圧が上昇す
る。
内の温度が上昇すると、発生ガスにより内圧が上昇す
る。
この場合、従来の重ね合わせ式の容器と異なり、ブラン
ク板（ａ）の側縁部の重ね合わせ部（１）のシール部
は、その内面側において一定幅に補強（２）されている
から、一定以上の圧力のガスは、この部分よりの漏洩は
なく、上蓋（４）に設けた切込みの薄肉部（６）を通し
て微多孔質フィルム（ｂ）より外部に逃れる。
ク板（ａ）の側縁部の重ね合わせ部（１）のシール部
は、その内面側において一定幅に補強（２）されている
から、一定以上の圧力のガスは、この部分よりの漏洩は
なく、上蓋（４）に設けた切込みの薄肉部（６）を通し
て微多孔質フィルム（ｂ）より外部に逃れる。
この際、微多孔質フィルム（ｂ）は内容液を遮断する。
（考案の効果） 本考案は、紙を主材とする材料で、その側縁部を重ね合
わせてシールし、これによって胴部を成形した容器にも
かかわらず、ブランク板の重ね合わせ部のシール部を、
その内面側より射出成形の合成樹脂で補強するととも
に、射出成形の合成樹脂の上蓋に内面側より薄肉部を形
成し、この部分の多面側にガスは通すが内容液は通さな
い微多孔質フィルムを貼着したものであるから、弱炭酸
飲料等を充填密封した場合、温度の上昇等で発生ガスで
内圧が上昇しても、一定以上のガスは、薄肉部を通して
微多孔質フィルムより外部に逃れるので、容器の形態を
損なうことなく、また内容液は外部に漏洩することがな
いので、容器の外面を汚損することはない。
わせてシールし、これによって胴部を成形した容器にも
かかわらず、ブランク板の重ね合わせ部のシール部を、
その内面側より射出成形の合成樹脂で補強するととも
に、射出成形の合成樹脂の上蓋に内面側より薄肉部を形
成し、この部分の多面側にガスは通すが内容液は通さな
い微多孔質フィルムを貼着したものであるから、弱炭酸
飲料等を充填密封した場合、温度の上昇等で発生ガスで
内圧が上昇しても、一定以上のガスは、薄肉部を通して
微多孔質フィルムより外部に逃れるので、容器の形態を
損なうことなく、また内容液は外部に漏洩することがな
いので、容器の外面を汚損することはない。
第１図は本考案の容器の縦断面図、第２図は第１図のＸ
−Ｘ線断面図である。 符号Ａ……容器本体 ａ……ブランク板 ｂ……微多孔質フィルム ｃ……下蓋 １……重ね合わせ部 ２……補強部 ３……胴部 ４……上蓋 ５……口縁部 ６……薄肉部 ７……プルリング ８……薄肉部 ９……鍔部
−Ｘ線断面図である。 符号Ａ……容器本体 ａ……ブランク板 ｂ……微多孔質フィルム ｃ……下蓋 １……重ね合わせ部 ２……補強部 ３……胴部 ４……上蓋 ５……口縁部 ６……薄肉部 ７……プルリング ８……薄肉部 ９……鍔部
Claims (1)
- 【請求項１】紙を主材とする材料の重ね合わせ部をシー
ルして形成した胴部に対し、そのシール部の内面側を射
出成形の合成樹脂で補強するとともに、上蓋をも一体に
射出成形し、この上蓋に内面側より薄肉部を形成し、こ
の薄肉部の外面側に空気は通すが、弱炭酸飲料等の内容
液は通さない微多孔質フィルムを貼着してなる安全装置
付き弱炭酸飲料等の容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14086788U JPH0650378Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 安全装置付き弱炭酸飲料等の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14086788U JPH0650378Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 安全装置付き弱炭酸飲料等の容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0263361U JPH0263361U (ja) | 1990-05-11 |
| JPH0650378Y2 true JPH0650378Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31405429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14086788U Expired - Lifetime JPH0650378Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 安全装置付き弱炭酸飲料等の容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650378Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP14086788U patent/JPH0650378Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0263361U (ja) | 1990-05-11 |
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