JPH0650368Y2 - 流体物用包装容器 - Google Patents

流体物用包装容器

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JPH0650368Y2
JPH0650368Y2 JP9975388U JP9975388U JPH0650368Y2 JP H0650368 Y2 JPH0650368 Y2 JP H0650368Y2 JP 9975388 U JP9975388 U JP 9975388U JP 9975388 U JP9975388 U JP 9975388U JP H0650368 Y2 JPH0650368 Y2 JP H0650368Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流体物を封入する包装容器に関し、殊にジュー
ス等の清涼飲料水を封入させる缶容器類の改良に関す
る。
(従来の技術) ジュース等の清涼飲料水を封入させる包装容器として
は、缶、紙パック等の包装容器が多く用いられている。
従来、缶容器は、頂部に栓蓋(フルトップ)が設けら
れ、該栓蓋(フルトップ)を手で抜き取ることにより注
ぎ口若しくは飲み口を開口させていた。
また、牛乳、ジュース類の紙パック包装容器にあって
は、飲み易いように容器本体の外にストローを装着させ
た容器が既に案出されていた。
例えば、第17図に示すように、容器本体内にストローを
内蔵し、該ストローの上端部を外に出して折り曲げ、そ
の上面をテープで密閉したストロー付容器があった(実
開昭61-26066号参照)。
また、第18図に示すように、液体物を封入する中空状の
容器本体とり一端が該容器本体内に挿通され、他端が前
記容器本体外に突出された屈曲自在なストローと、該ス
トローを格納させるために前記容器本体に凹設された凹
溝とを備え、不使用時は容器本体外に突出された前記ス
トローを折り曲げて前記凹溝内に格納保持させることに
より前記容器本体内部との連通を閉塞され、使用時は前
記凹溝内に格納されたストローを取り起して伸身させる
ことにより前記容器本体内部との閉塞を解除させる飲物
封入容器があった(実開昭56-141164号参照)。
更に、容器本体の外側面にストローを突出させた包装容
器として、例えば、第19図に示すように、流体物を封入
する中空状の容器本体と、該容器本体と一体的に形成さ
れたパイプ状のストローとからなり、容器本体の外側面
に下端から上端近傍に至る断面半円状の凹部を形成し、
この凹部内に嵌入されるストローの下端を容器本体の底
部内方と連通させた清涼飲料水容器があった(実公昭62
-42929号参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような栓蓋(フルトップ)付缶
容器にあっては、栓蓋(フルトップ)を抜き取るのにあ
る程度の力を要するため、特に幼年児やお年寄りにあっ
てはその取扱に余儀無くされており、また、開蓋の際、
指を切ったり中身が溢れて衣服等を汚してしまうといっ
た問題もあった。
更に、抜き取られた栓蓋(フルトップ)は、該栓蓋が小
さいことも相俟って、道路等に気軽に投げ捨てられるた
め、今や缶公害として社会問題になってきている。
また、前述の缶容器、紙パック、或いは第17図に示した
ストロー付容器にあっては、一旦開封された飲み口を任
意かつ簡単に封止することができなく、飲みかけの缶ジ
ュース等の保存管理に余儀無くされ、殊に中身の残った
缶容器等を倒してテーブルや衣服等を濡らしてしまうと
いった粗相は誰もが一度は誰もが一度は経験しているも
のである。
更に、第18図に示した飲物封入容器にあっては、折り曲
げたストローが素材の可撓性により安易に立ち上り易
く、しかもストローを持つ位置によっては関係のないと
ころからストローが折れ曲がってしまうことがあった。
また、第19図に示した清涼飲料水容器にあっては、スト
ローの下端が容器本体の底部と一体的に連設されている
ため、該ストローの吸い口が容器本体の頂部よりも上方
へ延出されることがなく、しかも低い位置で分岐突出さ
れるため、ストローに口を着けて飲む際に、容器本体が
顔前に来てしまい、しかも鼻などが容器本体に当たり易
いことも相俟って容器本体が外方へ傾き内容物がストロ
ーの吸上口とは逆の方へ片寄ってしまうため、最後まで
内容物が吸えないといった欠点があった。また、上記同
様、一旦開封された飲み口を任意かつ簡単に封止するこ
とができず、しかも空気孔を別途に穿孔しなければなら
なといった手間を要していた。
また、ストロー付容器にあって、ストローを容器本体の
側部から突出させると、容器本体内に充填した内容物が
漏洩し易く、また、シールド構造等が別途に要求され生
産コストも高くなるといった欠点があるため実用に供さ
れなかった。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、使用時
のみに容器本体内部と連通され、不使用時にあっては斯
かる連通を任意かつ簡単に封止できると共に、ストロー
の折曲位置が一定して凹溝に係止し易く、しかも吸引す
る際にのみ空気孔が開口される飲み易くて取扱に便利な
流体物用包装容器を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上述の如き問題点を解決し所期の目的を達成するため本
考案の要旨とする構成は、流体物を封入する包装容器に
おいて、該包装容器は、中空状の容器本体と、該容器本
体の外周に回動自在に組付けられたストローとを備え、
かつ、該ストローは、一端側位置へ回動された時に前記
容器本体内部と連通され、他端側位置へ戻された時に前
記容器本体内部との連通が解除されて容器本体内を密閉
状態に保持させる切替機構を備えた流体物用包装容器に
存し、延いては前記切替機構を、周面の所定位置にスリ
ットを開口させた筒状の外枠体と、該外枠体内に気密か
つ回動自在に嵌合され周面に前記ストローを連通支持さ
せた有底筒状の可動体と、該可動体の遊端開口を気密に
封緘する蓋状の内枠体と、該内枠体の側面に挿通支持さ
れた吸上用ストローと、前記可動体に連動された可動栓
とで構成し、かつ、前記ストローを一端側位置へ回動さ
せた時、該ストローと前記吸上用ストローとが連通され
ると共に、外気と連通される容器本体の空気孔が前記可
動体と連動された可動栓によって開閉自在に封止される
流体物用包装容器に存する。
(作用) このように構成される流体物用包装容器は、切替機構に
より、ストローを一端側位置に回動させれば、該ストロ
ーと容器本体の内部に配設した吸上用ストローとが連通
されて吸引可能状態となり、前記ストローを他端側位置
に戻せば、前記連通状態が解除されて容器本体内が密閉
状態に保持されることとなる。
また、ストローを一端側位置に回動させた時に、可動体
の回動によって栓部材が空気孔から抜き出て開口され、
前記ストローを他端側位置に戻した時に、斯かる可動体
の回動により前記栓部材が空気孔内に挿着されて封止さ
れることとなる。
(実施例) 次に、本考案の第1実施例を図面を参照しながら説明す
る。
図中Aは、本考案に係る流体物用包装容器であり、この
流体物用包装容器Aは、中空状の容器本体1と、該容器
本体1の外周に回動自在に組付けられたストロー2とを
備えている。
ストロー2は、屈曲自在な合成樹脂材からなるもので、
切替機構3を介して容器本体1に回動自在に組み込まれ
ている。
切替機構3は、後述する容器本体1の取付凹部1c内に嵌
入されるもので、第5図に分解して示すように、周面の
所定部分にスリットを開口しかつ片面のみが開口した有
底短筒状の外枠体3aと、該外枠体3a内に回動自在に組み
付けられる可動体3cと、該可動体3c内に組み込まれて該
遊端開口を気密に封緘する蓋状の内装体3bとを備えてい
る。
可動体3cは、合成樹脂材により片面のみが開口された有
底筒状に成形され、外周面に透孔31cを介して前記スト
ロー2を連通支持している。
また、内装体3bの周面には、前記可動体3cの前記透孔31
cに対応する同径の透孔31bが穿設されており、該透孔31
bに後述する吸上用ストロー4の上端開口が連通され
る。
尚、可動体3cに設けた透孔31cと、前記内装体3bの透孔3
1bとの位置関係は、ストロー2を回動させて上限位置ま
で持ち上げた際、両透孔31c,31bが整合して連通するよ
う同軌跡上に穿設されている。尚、前記外枠体3のスリ
ットは、ストロー2の回動範囲を決定するものである。
また、両透孔31b,31cが整合していない時(少なくとも
ストロー2が上限位置にない時)は中空内部が気密状態
に保持されるものである。
一方、容器本体1の外壁の長手方向には、ストロー2が
格納できる一条の凹溝1aが一体成形されており、該凹溝
1aの中程に指挿入部1bが、上方に取付凹部1cがそれぞれ
連設されている。
取付凹部1cは前記切替機構3を組付保持するもので、該
取付凹部1cの立上り壁面には、容器本体1内に配設され
た吸上用ストロー4を挿通するための小孔(図示せず)
が開口されている。前記取付凹部1cの溝幅は、前記切替
機構3の厚幅よりも稍小さく形成されているもので、切
替機構3(正確には外枠体3a)の圧入による組み付けを
可能としている。また、凹溝1aの下方には、互いに内方
向へ膨出した縮径部1dが形成されており、該縮径部1dで
ストロー2を係止するものである。
尚、斯かる包装容器Aの使用前使用後を判別する手段と
して、例えば凹溝1a内に格納されたストロー2の上面に
シールを貼着しても良い。
他方、容器本体1の壁面には外気と連通する空気孔1eが
穿設されており、この空気孔1eは、前記可動体3cと連動
された可動栓5により開閉される。すなわち、可動栓5
は、外枠体3aを貫通して前記可動体3cの側面に嵌着固持
された支持アーム5aと、該支持アーム5aの開放端に突設
された栓部材5bとから構成され、ストロー2が上限位置
に回動されると同時に、該可動体3cの回動により前記栓
部材5bが空気孔1eから抜き出て開口される。また、スト
ロー2が下限位置へ回動されると同時に、前記栓部材5b
が空気孔1e内に挿着されて封止されるように組み付けら
れている。
このように構成される流体物用包装容器Aは、ストロー
2を回動して上限位置に配すると、ストロー2の遊端開
口が透孔31bと整合されて吸上用ストロー4と連通され
ると同時に、該可動体3cの回動により栓部材5bが空気孔
1eから抜き出て開口され、吸い上げ可能状態になる。
一方、ストロー2を回動して下向きにすれば、斯かる可
動体3cの回動により前記栓部材5bが空気孔1e内に挿着さ
れて封止されると共に、前記吸上用ストロー4との連通
状態が解除されて吸い上げ不能状態に封止される。ま
た、該ストロー2は、容器本体1の表面に突出すること
なく凹溝1a内に格納され、更には斯かる状態のストロー
2が縮径部1dに係合支持されるため揺動することがな
い。
また、本考案の流体物用包装容器Aは、本実施例に限定
されることなく、例えば第7図に示すように、ストロー
2の傾斜角度を拡げるため、切替機構3を容器本体1の
上端縁に連通させて組み付けても良い。
また、切替機構3は、本実施例に限定されるものではな
く、上限位置(一方端側)で内部と連通し、下限位置
(他方端側)で前記連通状態を解除させて容器本体1内
を密閉させ得る切替機構であれば、他の手段を用いても
良い。
例えば、第8図に示したように、切替機構3内に挿通さ
れるストロー2を屈曲自在な可撓性ある軟質合成樹脂材
で成形し、下限位置で斯かるストロー2(及び後述する
空気袋8)が、可動体3cに内設された突部6,6間で屈曲
若しくは押圧されて密閉される構造にしても良い。尚、
図中7は空気孔1eと容器本体1内を連通させる空気管、
8はその間に介在される軟質合成樹脂材からなる空気袋
である。
また、第9図に示すように、部品点数を削減するため、
外枠体3aにストロー2を連通させて可動体となし、吸上
用ストロー4が配設された内枠体3bの外周へ気密、か
つ、回動自在に嵌合させることにより、切替機構3の組
み付け構造を簡素化させても良い。
次に、本考案の第2実施例を第10図乃至第15図を参照し
ながら説明する。尚、第1実施例と共通する部分は同符
号を用いて説明する。
図中Aは、本考案に係る流体物用包装容器であり、この
流体物用包装容器Aは、流体物を封入する中空状の容器
本体1と、一端が該容器本体1内に挿通され、他端が前
記容器本体1の外に突出された屈曲自在なストロー2
と、該ストロー2を格納させるために前記容器本体1の
長手方向外側面に一体成形された凹溝1aとを備えてい
る。
凹溝1aには、該凹溝1aの長手方向上部を塞ぐ略蓋状の切
替部材9が回動自在に嵌合されており、該切替部材9に
貫通孔9aを介して前記容器本体1の外へ突出された前記
ストロー2を挿通させて支持させている。
該ストロー2は、外装ストロー2aと、該外装ストロー2a
内に緩挿された内装ストロー2bと、両ストロー2a,2bの
隙間に装着されて外装ストロー2aの吸口側端部のみを閉
塞する環状の終端部材2cとから構成されており、かつ、
前記外装ストロー2aの外部突出部分には空気流入孔21a
を開口させている。
また、該ストロー2と容器本体1との取付手段として
は、長寸のストロー2を凹溝1a内の底面に穿設した透孔
(図示せず)から気密に挿通して内装ストロー2bの下端
のみを前記容器本体1内底部まで配設し、外へ突出した
吸込口(上端)側を前記切替部材9の貫通孔9aに貫通し
て支持させ、斯かる切替部材9を凹溝1a内に枢着させる
ことにより、容器本体1の外側面に回動自在に組み付け
ている。
更に、前記容器本体1の内壁面には、少なくとも前記透
孔(図示せず)部分を気密に被冠する箱状の封止部材1f
が一体成形されており、該封止部材1fの底部から前記ス
トロー2の内装ストロー2bのみを気密に貫通支持させ、
該下端を容器本体1内底部へ延出させる一方、外装スト
ロー2aの遊端は、上方へ延出されて前記封止部材1fの頂
面に開口された穿孔11fを介して容器本体1内の上方空
間部と連通されている。
また、この穿孔11fの上面には該穿孔11fを常時閉塞する
弁部材10が被冠されている。
すなわち、この弁部材10は、容器本体1内に生じた僅か
な負圧によって作動される可撓性を備えた薄板状の合成
樹脂材等からなるもので、容器本体1内に負圧が生じた
時のみ負圧側へ押されて前記穿孔11fを開口し、常時は
該穿孔11fを閉蓋するものである。
一方、容器本体1の外側面長手方向に凹設された凹溝1a
には、中程に指挿入部1bが、下方に縮径部1dがそれぞれ
連設されており、該縮径部1dに、折り曲げられた前記ス
トロー2が着脱自在に係止される。
尚、斯かる包装容器Aの使用前使用後を判別する手段と
しては、例えば、凹溝1a内に保持されたストロー2の上
面をシールなどで封緘しても良く、また、ストロー2の
吸口部分にキャップを装着させても良い。
このように構成される流体物用包装容器Aは、身伸状態
で容器本体1の外へ突出させた前記ストロー2を下方に
押し下げれば、該ストロー2が前記切替部材9の枢軸を
支点として簡単かつ確実に折り曲げられ、該折曲部で前
記容器本体1内部との連通が閉塞される。その際、容器
本体1の凹溝1aに回動自在に嵌合された切替部材9に前
記ストロー2を支持させているため、切替部材9の枢軸
位置によりストロー2の折曲位置が一定され、かつ、折
曲作動もスムースに行われる。
また、折り曲げられたストロー2を凹溝1aの縮径部1dに
係止させれば、ストロー2の可撓性に起因する安易な立
ち上りが防止でき、確実に保持できる。
一方、前記凹溝1a内に格納されたストロー2を取り起し
て伸身させると前記容器本体1内部との閉塞状態が解除
され容器本体内部と連通される。その際、ストロー2は
前記凹溝3内の上部に穿設した透孔(図示せず)を介し
て前記容器本体1の外側面に他端を突出させているた
め、容器本体1の頂部よりも上方にストロー2の吸い口
を延出させることができる。他方、ストロー2の吸い口
から吸引すれば、内装ストロー2bを介して内容物が吸い
上がると同時に容器本体1内が負圧状態となるため、前
記空気流入孔21aを介して外気と連通された外装ストロ
ー2a内の空気(外気圧)が斯かる気圧差により前記弁部
材10を押し上げて容器本体1内の上部空間部(負圧状
態)へ自動的に流入される。
従って、容器本体1に空気孔を穿設する手間が省けると
共に、ストローで吸引した際にのみ空気(外気)が吸引
力に応じて容器本体1の内部に流入されるため、内容物
が飲み易くなる。
その際、前記外装ストロー2aの遊端に前記弁部材10を装
着させたことにより、吸引による気圧差が生じた時にの
み前記弁部材10が押し上げられて開口され、不使用時に
あっては常時封止されるため、容器本体1が倒立されて
も内容物が外装ノズル2aから漏れることがなく、携帯・
保管にも便利となる。
尚、本実施例では、清涼飲料水等を封入する缶容器につ
いて説明したが、その他、香水、オイル、塗料等の液体
包装容器として、また、塩、胡椒等の調味料入れ、更に
はパッキン材を介することによりエアゾール容器等の気
体封入容器として応用できることは云うまでもない。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、ストローの回動(上げ下
げ)操作だけで容器本体内と外部とが簡単に連通自在と
なる取扱いに便利な流体物用包装容器を提供できること
となった。
また、ストローを一端側位置に回動させた時に、自動的
に栓部材が空気孔から抜き出て開口され、かつ、前記ス
トローを他端側位置に戻した時に前記栓部材が自動的に
空気孔内に挿着されて封止されることとなるため、容器
本体頂部等に空気孔を設ける手間が省けると共に、繰返
し何度も容器本体内を密閉状態に再生できる有用な流体
物用包装容器を提供するものである。
更に、ストローが、前記凹溝内の上部に装着した切替機
構を介して前記容器本体の外側面へ突出されているた
め、使用時は、容器本体頂部よりも上方にストローの吸
い口を延出させることができることとなり、その結果、
ストローに口を着けて飲む際に、容器本体が顔前に来る
ことがなく、しかも鼻などが容器本体に当たる虞れもな
いため、容器本体が外方へ傾き内容物が吸上口とは逆の
方へ片寄り、最後まで内容物が吸えないといった従来の
欠点を解消できることとなった。
また、容器本体の凹溝には、切替機構を介してストロー
を回動自在に嵌合させたことによって、前記切替機構の
枢支位置によりストローの折曲位置が一定されることと
なり、従って従来のストロー付容器にありがちだったス
トローを持つ位置により曲げモーメントの関係で折曲位
置が異なり、関係ないところからストローが折れ曲がっ
てしまといった欠点を解消でき、凹溝に係止し易くなっ
た。
以上のように、本考案はストローの回動(上げ下げ)操
作だけで簡単に容器本体が密閉自在になるため、不使用
時にあっては容器本体内部との連通を簡単に封止できる
取扱に便利な流体物用包装容器を提供できることとなっ
た。
従って、飲むことを途中で中断したり、或いは飲み残し
た場合であっても、ストローのワンタッチ操作だけで簡
単に封止して保存でき、しかも安易に容器が倒れても内
容物が溢れてしまう心配がなく、子供やご老人にあって
も安心して使用できるものである。
このように本考案の流体物用包装容器は、内容物の流出
防止が簡単に行なえ携帯、保存にも便利である等、優れ
た利点を有するもので、本考案を実施することはその実
益的価値は甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例である流体物用包装容器の
要部を示す正面図、第2図は同縦断側面図、第3図は切
替機構の組付状態を示す一部破断斜視図、第4図は切替
機構の内部構造を示す一部破断斜視図、第5図は切替機
構の分解斜視図、第6図(イ)は第1図のV-V線断面
図、第6図(ロ)は第1図のVI-VI線断面図、第7図
(イ)は他の実施例を示す流体物用包装容器の縦断側面
図、第7図(ロ)は同平面図、第8図は切替機構の内部
構造を示す同斜視図、第9図(イ)は他の実施例を示す
切替機構の分解斜視図、第9図(ロ)は同切替機構の組
付状態を示す説明図、第10図は本考案の第2実施例を示
す流体物用包装容器の正面図、第11図は同斜視図、第12
図はストローを上げた状態の同斜視図、第13図は第10図
のXIII-XIII線断面図、第14図はストローを上げた状態
の同縦断側面図、第15図はストローの組み付け状態を示
す部分拡大縦断面図、第16図はストローを吸引した時の
空気及び流体物の流れを示す説明図、第17図(イ)は従
来の包装容器を示す斜視図、第17図(ロ)は同縦断側面
図、第18図(イ)は従来の包装容器を示す斜視図、第18
図(ロ)は同縦断側面図、第19図(イ)は従来の包装容
器を示す斜視図、第19図(ロ)は同縦断側面図である。 1……容器本体、1a……凹溝 1b……指挿入部、1c……取付凹部 1d……突起部、1e……空気孔 2……ストロー、3……切替機構 3a……外枠体、3b……内枠体 3c……可動体、31b,31c……透孔 4……吸上用ストロー、5……可動栓 5a……支持アーム、5b……栓部材 6……突部、7……空気管 8……空気袋、9……切替部材 10……弁部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体物を封入する包装容器において、該包
    装容器は、中空状の容器本体と、該容器本体の外周に回
    動自在に組付けられたストローとを備え、かつ、該スト
    ローは、一端側位置へ回動された時に前記容器本体内部
    と連通され、他端側位置へ戻された時に前記容器本体内
    部との連通が解除されて容器本体内を密閉状態に保持さ
    せる切替機構を備えたことを特徴とする流体物用包装容
    器。
  2. 【請求項2】前記切替機構は、周面の所定位置にスリッ
    トを開口させた筒状の外枠体と、該外枠体内に気密かつ
    回動自在に嵌合され周面に前記ストローを連通支持させ
    た有底筒状の可動体と、該可動体の遊端開口を気密に封
    緘する蓋状の内枠体と、該内枠体の側面に挿通支持され
    た吸上用ストローと、前記可動体に連動された可動栓と
    からなり、前記ストローを一端側位置へ回動させた時、
    該ストローと前記吸上用ストローとが連通されることを
    特徴とする請求項1記載の流体物用包装容器。
  3. 【請求項3】前記容器本体は外気と連通される空気孔を
    有し、該空気孔は、前記可動体と連動された可動栓によ
    って開閉自在に封止されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の流体物用包装容器。
JP9975388U 1988-07-29 1988-07-29 流体物用包装容器 Expired - Lifetime JPH0650368Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008189368A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Japan Crown Cork Co Ltd ストロー兼備容器

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JP2008189368A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Japan Crown Cork Co Ltd ストロー兼備容器

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JPH0223364U (ja) 1990-02-15

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