JPH06503521A - 配向ポリベンゾアゾールフィルムの加工方法 - Google Patents

配向ポリベンゾアゾールフィルムの加工方法

Info

Publication number
JPH06503521A
JPH06503521A JP4502395A JP50239592A JPH06503521A JP H06503521 A JPH06503521 A JP H06503521A JP 4502395 A JP4502395 A JP 4502395A JP 50239592 A JP50239592 A JP 50239592A JP H06503521 A JPH06503521 A JP H06503521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
polymer
dope
sheet
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4502395A
Other languages
English (en)
Inventor
ピエリニ,ピーター イー.
バーミューレン,ロバート エム.
ドリンジャー,スーザン イー.
ウェスリング,リッチー エー.
キム,ピーター ケー.
Original Assignee
東洋紡績株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/624,164 external-priority patent/US5196259A/en
Application filed by 東洋紡績株式会社 filed Critical 東洋紡績株式会社
Publication of JPH06503521A publication Critical patent/JPH06503521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/02Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
    • B29C55/02Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
    • B29C55/04Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets uniaxial, e.g. oblique
    • B29C55/08Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets uniaxial, e.g. oblique transverse to the direction of feed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D7/00Producing flat articles, e.g. films or sheets
    • B29D7/01Films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2079/00Use of polymers having nitrogen, with or without oxygen or carbon only, in the main chain, not provided for in groups B29K2061/00 - B29K2077/00, as moulding material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2379/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C08J2361/00 - C08J2377/00
    • C08J2379/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 配向ポリベンゾアゾールフィルムの加重方法本発明は、ポリベンゾアゾールポリ マーを含むフィルム及びその製造方法に関する。
ポリベンゾアゾールポリマーは、典型的には非酸化脱水酸溶液内での重合により 合成され、酸及びポリマーを含む粘稠なドープ溶液を形成する。フィルムを機械 方向に延伸し、このフィルムを水中に回転させ、そして凝固させる回転ドラム上 に押し出すことにより、ドープから一軸配向フィルムが合成される。ドープをチ ューブとして押出、これをマンドレル上で吹き込みもしくは押し込み、二軸配向 を与え、次いで水中に浸して凝固させることにより、二軸配向フィルムが合成さ れる。そのような方法の例は、Chenevey、米国特許第4.487.73 5号(1984年12月11日) 、Lusigneaら、米国特許第4、87 1.595号(1989年10月3日) 、Chenevey、米国特許第4、 898.924号(1990年2月6日) 、Herveyら、米国特許第4、 939.235号(1990年7月3日) 、Herveyら、米国特許第4、 963.428号(1990年lO月16日) 、Lusigneaら、米国特 許第4.966゜806号(1990年10月30日)、及びFujiwara 、日本公開特許公報昭63−74612 (1988年4月5日公開)に記載さ れている。
ポリベンゾアゾールフィルムの製造方法には改良が必要である。
前記方法により製造されたフィルムは一致しないゲージ厚さを有する傾向がある 。二軸配向は完全ではなく、フィルムは機械方向には良好な特性を有するが、横 断方向に特性は低い。
現在の方法の他の欠点は、本質的に多層フィルムを形成することである。各層は 同じポリマーを含むが、結晶質領域内の分子は各層において異なる方向に配向さ れている。異なる層は互いに剥離される。
本発明の目的は、ポリベンゾアゾールフィルムのゲージ調節、ポリベンゾアゾー ルフィルムの配向度の調節、又はポリベンゾアゾールフィルムの剥離抵抗性のい ずれかを改良する改良された方法を見出すことである。
本発明の一態様は、 (1)溶媒及びポリベンゾアゾールポリマーを含むドープを押し出し、ドープフ ィルムもしくはシートを形成すること、(2)ドープフィルムもしくはシートが 裂けない温度及び速度でトープフィルムもしくはシートを横断方向に延伸するこ と、及び(3)延伸されたドープフィルムもしくはシートを凝固させ、それによ りポリマーフィルムもしくはシートを形成すること、の工程を有する、ポリベン ゾアゾールフィルムもしくはシートの製造方法であって、ドープフィルムもしく はシートの横断末端を掴み、この横断末端を互いに引き離す装置を用いてドープ フィルムを機械的に延伸することを特徴とする方法。
本発明の第二の態様は、りオトロビック液晶ポリベンゾ了ゾールポリマーを含み かつ機械方向及び横断方向の両方において少なくとも35Ksi(241MPa )の引張強度を有するフィルムもしくはシートであって、フィルムもしくはシー トの面上の結晶領域が機械方向に対し」−もしくは−〇の反対の均一な角度で配 向されていないことを特徴とするものである。
本町、′!I書において、「横断」とは、トープフィルムもしくはシートが押し 出される機械方向に対しほぼ直角を意味する。1Ksi=1000psi 、そ してIMsi =1.000.0OOpsiである。
米国特許第4.871.595号(1989年10月3日)及び11 Ency 、 Po1y。
Sci、& Engl、Po1ybenzothiazoles and Po 1ybenzoxazoles、601(J、Wiley & 5ons 19 88)ニ記載されテイルヨウニ、機械延伸サレタフィルム及びシートは構造材料 もしくは電子部品に用いられる。
本発明はポリベンゾアゾール(PBZ)ポリマーを含むドープを用いる。ポリベ ンゾアゾールポリマーは好ましくはポリベンゾオキサゾール(PBO)又はポリ ベンゾチアゾール(PBT)又はこれらのコポリマーであり、溶媒に溶解される 。PBO,PBT並びにPBOとPBTのランダム、序列及びブロックコポリマ ーは以下の文献に記載されている。Wolfeら、Liquid Crysta lline PolymerCompositions、 Process a nd Products、米国特許第4.703.103号(1987年10月 27日) 、 Wolfe ら、Liquid Crystalline Po lymerCompositions、 Process and Produ cts、米国特許第4.533.692号(1985年8月6日) 、 Wol feら、Liquid Crystalline Po1y(2,6−Benz othiazole) Compositions、 Process and  Products、米国特許第4.533.724号(1985年8月6日)  、Wolfe 5Liquid CrystallinePolymer C ompositions、 Process and Products、米国 特許第4.533゜693号(1985年8月6日) 、Evers 、 Th ermoxadatively 5tableArticulated p−B enzobisoxazole and p−Benzobisthiazol e578、432号(1986年3月25日) 、11 Ency、Po1y、 Sci、&Eng、、Po1ybenzothiazoles and Po1 ybenzoxazoles、 601 (J、Wiley& 5ons 19 88)及びW、 W、 AdamSら、The Materials 5cie nce andEngineeringof Rigid−Rod Polym ers、 (Materials Re5earchSociety 1989 )。
このポリマーは下式1 (alで表されるAB−PBZモノマーユニット及び/ 又は下式1 (b)で表されるAA/B B −P B Zモノマーユニットを 含む。
+(a) AB 上式中、各Arは芳香族基を表す。この芳香族基はピリジニレン基のような複素 環であってもよいが、好ましくは炭素環である。この芳香族基は縮合もしくは未 縮合多環系であってもよいが、好ましくは1つの6員環である。大きさは問題で はないが、この芳香族基は好ましくは18個以下、より好ましくは12個以下、 最も好ましくは6個以下の炭素原子を含む。好適な芳香族基の例は、フェニレン 部分、トリレン部分、ビフェニレン部分、及びビスフェニレンエーテル部分を含 む。AA/BBモノマーユニット内のAr’は好ましくは1.2.4.5−フェ ニレン部分又はその同族体である。ABモノマーユニット内のArは好ましくは 1.3.4−フェニレン部分又はその同族体である。
各Zは独立に酸素又は硫黄原子である。
各DMは独立に結合又はポリマーの合成、加工もしくは使用を妨害しない二価有 機部分である。二〇二価有機部分は脂肪族基(これは好ましくは12個以下の炭 素原子を育する)を含んでよいが、二〇二価有機部分は好ましくは前記のような 芳香族基(Ar)である。
最も好ましくは1.4−フェニレン部分又はその同族体である。
各アゾール環内の窒素原子及び2部分は、芳香族基と縮合した5員アゾール環が 形成するように、芳香族基内の隣接炭素原子に結合している。
AA/BBモノマーユニット内のアゾール環は、IIεncy。
Po1y、Sci、 & Eng、の特に602頁に示されているように、互い についてシスもしくはトランス位であってよい。
このポリマーは本質的に好ましくはAB−PBZモノマーユニット又はAA/B B−PBZモノマーユニットがらなり、より好ましくは本質的にAA/BB−P BZモノマーユニットからなる。ポリベンゾアゾールポリマーは硬質ロッド、半 硬質ロッド、もしくは軟質コイルであってよい。これは好ましくはAA/BB− PBZポリマーの場合硬質ロッドであり、AB−PBZポリマーの場合半硬質で ある。これは好ましくはりオトロピック液晶ポリマーである。
ポリマー内のアゾール環は好ましくはオキサゾール環(Z=O)であり、従って このポリマーはポリベンゾオキサゾールポリマーである。好ましいモノマーユニ ットは下式2(a)〜(社)に示されるもののいずれかである。このポリマーは より好ましくは本質的に式2(a)〜(社)に示されるモノマーユニットのいず れかからなり、最も好ましくは本質的に2(a)〜(C)に示されるモノマーユ ニットのいずれかがらな各ポリマーは好ましくは平均少な(とも25個、より好 ましくは少なくとも50個、最も好ましくは少なくとも100個のモノマーユニ ットを含む。メタンスルホン酸中25°Cでの硬質A−A/BB−PBZポリマ ーの固有粘度は好ましくは少なくとも10dL/g、より好ましくは少なくとも 15dL/g、最も好ましくは少なくとも20dL/gである。ある目的に対し 、少なくとも25dL/gもしくは30dL/gの固有粘度が最良である。60 dL/gもしくはそれ以上の固有粘度も可能であるが、固有粘度は好ましくは4 0dL/g以下である。半硬質AB−PBZポリマーの固有粘度は好ましくは少 なくとも5 dL/g、より好ましくは少なくとも1OdL/g、最も好ましく は少なくとも15dL/gである。
このポリマーもしくはコポリマーはドープ溶液を形成するため溶媒に溶解される 。あるポリベンゾオキサゾール及びポリベンゾチアゾールポリマーはクレゾール に可溶であるが、溶媒は好ましくはポリマーを溶解できる酸である。この酸は好 ましくは酸化しないものである。好適な酸の例は、ポリリン酸、メタンスルホン 酸及び硫酸並びにこれらの混合物を含む。この酸は好ましくはポリリン酸又はメ タンスルホン酸であり、より好ましくはポリリン酸である。
ドープは凝集し実質的に傷を負わずに所望の厚さのフィルムを形成するに十分高 い濃度のポリマーを含むべきである。ポリマーがリオトロピック液晶である場合 、ドープ中のポリマーの濃度は好ましくは液晶領域を有するドープを与えるに十 分高い濃度である。ポリマーの濃度は好ましくは少なくとも7重量パーセント、 より好ましくは少なくとも10重量パーセント、最も好ましくは少なくとも14 重量パーセントである。最大濃度は主に、ポリマー溶解性及びドープ粘度のよう な実際上の因子により限定される。ポリマーの濃度は30重量パーセントを越え ることはめったになく、通常は約20重量パーセント以下である。
好適なポリマーもしくはコポリマー及びドープは、Wolfeら、米国特許第4 .533.693号(1985年8月6日) 、5ybertら、米国特許第4 、772.678号(1988年9月20日) 、Harris、米国特許第4 .847.350号(1989年7月11日)、及びLidbetterら、“ An [ntegratedしaboratory Process for  Preparing Rigid Rod Fibers from theよ うな公知の方法によって合成される。好適なモノマー(AA−モノマー及びBB −モノマーもしくはAB−モノマー)は、酸化しない大気下で酸化しない及び脱 水酸の溶液中で、120°C以下から少なくとも190°Cまて段階的に増加す る温度において激しく攪拌もしくは剪断しながら反応される。好適なAAモノマ ーの例はテレフタル酸及びその同族体を含む。好適なりBモノマーの例は4.6 −ジアミルゾルシノール、2.5−ジアミノヒドロキノン、2.5−ジアミノ− 1,4−ジチオベンゼン及びこれらの同族体を含み、これらは典型的には酸塩と して保存される。好適なABモノマーの例は、3−アミノ−4−ヒドロキシ安息 香酸、3−ヒドロキシ−4−アミノ安息香酸、3−アミノ−4−チオ安息香酸、 3−チオ−4−アミノ安息香酸及びこれらの同族体を含み、これらは典型的には 酸塩として保存される。
本発明は、3段階方法によりドープをポリマーフィルムに転化する。第一段階に おいて、ドープは最終の所望のフィルムと比較して比較的厚くそして横断方向に 比較的せまいドープフィルムもしくはシートとして押し出される。この押し出し は所望によりコートハンガーダイもしくはTダイのようなスリットダイを通して 、又は逆転ダイのようなチューブ状ダイを通して行われる。押し出し法の例は、 Chenevey、米国特許第4.487.735号(1984年12月11日 )に記載されている。
押し出しダイは好ましくは、米国特許第4.487.735号及びHarvey ら、米国特許第4.939.235号(1990年7月3日)に教示されている ように、異なる別の方向にフィルムの異なる層を配向させるため押し出しの間に 互いに移動する向かい合った表面を含まない。換言すると、このダイは好ましく は押し出しの間、ドープフィルムの面に横断剪断力を加えない。互いに移動する 向かい合った面は+もしくは一〇と規定される反対の均一な角度でフィルムの表 面においてネマチックポリマー分子を配向することが報告された。この角度θは その後の段階で拡大され、フィルムもしくはシートは異なる方向に配向された分 子を有する異なる層を含む。これらの層はフィルムもしくはシートを剥離しやす くするため望ましくない。好ましいダイは一面が回転するアニユラ−(anul ar)ダイにより加えられるひねり力及び配向を加えない。
押し出されたドープフィルムは好ましくは連続シートとして残され、独立部位に 切断されない。ドープフィルムを凝固すべきではない。トープフィルムは好まし くは異なる配向を有する別の層を含まない。
最適の押し出し温度は、溶媒、ポリマー剛性、分子量及び濃度、並びにドープ粘 度のような多くの要因によって異なる。この温度はドープがダイを通過するに十 分高く、そしてダイか安定かつ処理可能なほど十分低いべきである。この温度は 0〜300°Cである。ポリリン酸中約14重量パーセントシス−ポリベンゾオ キサゾールの液晶ドープの押し出し温度は好ましくは少なくとも100°C1よ り好ましくは少なくとも130℃、最も好ましくは少なくとも170°Cである 。
この温度は好ましくは260℃以下、より好ましくは230°C以下、最も好ま しくは200°C以下である。
ドープフィルムもしくはシートは凝固後に傷を残すことなく所望のように延伸で きるほと十分厚いへきである。最適の厚さは第二段階からの最終製品の所望の厚 さ及び所望の延伸によってかなり異なる。はとんどの目的に対し、ドープフィル ムもしくはシートは好ましくは厚さ少なくともlミル、より好ましくは少なくと も5ミル、最も好ましくは少なくとも25ミルである。ドープフィルムもしくは シートは好ましくは厚さ250 ミル以下、より好ましくは100 ミル以下で ある。所望により、「フィルム」は厚さ10〜15ミル以下の製品を意味し、「 シート」は少なくともlO〜15ミルの厚さの製品を意味する。簡便のため、本 明細書において、「フィルム」はフィルム及びシートの両方を意味する。
所望により、加工条件においてドープに対し不活性である延伸可能なポリマーフ ィルムの2つの層の間にドープフィルムを押し出すことが望ましい。好適なポリ マーフィルムの例は、テフロン(商標)フルオロカーボンフィルム及び非晶質ポ リエステルフィルムを含む。外層は、ドープを押し出し後に貯蔵する場合に大気 からドープを保護し、それ自身又は他のものと接着することを防ぐ。
第二段階において、ドープフィルムは少なくとも横断方向に機械的に延伸される 。機械装置はドープフィルムの横断末端を掴み、この横断末端を引き離す。ドー プフィルムを機械方向及び/又は他の方向に延伸してもよい。ドープを多方向に 延伸する場合、この延伸は一度に一方向に行われ、又は同時に2もしくはそれ以 上の方向に行われる。通常、延伸は延伸された方向に最終製品の引張強度及び弾 性率を高めるが、延伸された方向に垂直の他の特性をわずかに低下させる。
ドープフィルムの個々のシートを、T、M、Long Co、製のT、 M、  Long(商標)フィルム延伸機のような工業上有効な装置を用いてバッチ形態 で延伸してもよい。機械延伸は好ましくは連続ドープフィルムを連続的に延伸す る輻出し装置で行われる。
ドープフィルムは公知の熱可塑性ポリマーと同様の方法で幅出しされる。通常、 ドープフィルムは幅出し装置を連続的に通過する。
この装置の前部付近において、クリップのようなグリップ装置がドープフィルム の横断末端を掴む。ドープフィルムが輻出し装置を通過する際に、このグリップ 装置はさらに離れて移動し、ドープフィルムの横断末端をさらに引き離す。幅出 し装置は、延伸ゾーンの前及び/又は後に、延伸が起こらないゾーンを有してい てもよい。幅出し装置及び方法の例は、多くの文献、例えばYoung 、米国 特許第2、473.404号(1949年6月14日) 、Minich、米国 特許第2.334.022号(1943年11月9日) 、Milne 、米国 特許第2.618.012号(1952年11月18日) 、Tomlinso n 、米国特許第3.571.846号(1971年3月23日) 、Levy ら、米国特許第4.104.769号(1978年8月8日)及びKwack  、米国特許第4.862.564号(1989年9月5日)に記載されている。
幅出し装置は、Marshall & Williams Co、 、Bruc knerMachinery Carp、及びCrown Products等 から入手できる。ドープと接触する材料は加工条件においてドープに対し不活性 であるべきである。
ある幅出し装置は機械方向及び横断方向においてフィルムを同時に延伸できるこ とが公知である。また、異なる速度で移動する一連のローラーのような、機械方 向にフィルムを延伸する装置を幅出し装置の前又は後のフィルムラインに設置し てもよい。
横断方向に延伸することは、ドープを凝固させた後のフィルムの横断方向の引張 特性を改良する。横断方向の引張強度及び弾性率は延伸が大きいほど増し、機械 方向の引張強度及び弾性率は横断方向の延伸が大きいとわずかに低下する(ドー プを機械方向に延伸した場合を除く)。押し出されたフィルムは好ましくはその 当初の横断幅の少なくとも1.5倍、より好ましくは少なくとも2倍、さらに好 ましくは少なくとも3倍、よりさらに好ましくは少なくとも4倍、最も好ましく は少なくとも5倍延伸される。この同じ延伸は機械方向にも行われる。最大延伸 はドープフィルムもしくはシートの強度により制限される。はとんどの場合、ド ープフィルムの当初の幅の約50倍以下である。
延伸は、ドープフィルムが裂けないで延伸される温度及び速度で行うへきである 。ポリリン酸に溶解したポリマーを含む液晶ドープフィルムはガラス転移温度と 同様の相変化を示す。延伸の温度は好ましくはガラス転移温度の5〜10°C以 下ではなく、より好ましくは少なくともガラス転移温度である。延伸の最大温度 はドープフィルムか安定であるに十分低いべきである。好ましくは延伸の間ドー プフィルムのたるみを最小にするに十分低いべきである。延伸の温度は好ましく はドープのガラス転移温度よりも105°Cまで高くなく、より好ましくは55 °Cまでであり、最も好ましくは5°Cまでである。
ポリリン酸(82〜83パーセントP、Os)及び14重量ノ(−セント硬質ロ ッドポリベンゾオキサゾールもしくはポリベンゾチアゾールを含む液晶ドープに ついて、幅出しの温度は好ましくは少なくとも20°C1より好ましくは少なく とも50°C1最も好ましくは少なくとも75°Cである。この温度は好ましく は175°C以下、より好ましくは150°C以下、最も好ましくは125°C 以下である。最適の延伸速度は、ポリマー構造、分子量及び濃度、溶媒酸、並び にドープ温度のような多くの要因によって異なる。これは実験によって決定され る。
第三段階において、延伸されたドープフィルムは凝固され、ポリベンゾアゾール フィルムを形成する。通常、延伸されたドープフィルムは、ポリマーに対し非溶 媒でありそして溶媒に対し希釈剤である液体と接触されることにより凝固される 。この凝固液体はメタノールのような有機物質であってよいが、好ましくは水性 である。水性凝固剤は塩基性であるか又はわずかに酸性であってよいが、好まし くは中性である。ドープを水不透過性ポリマー面フィルムの間に押し出しそして 延伸する場合、このフィルムは凝固される前に少なくとも片面においてフィルム を剥がすべきである。ドープを水透過性フィルムの間に押し出しそして幅出しす る場合、最初にフィルムを凝固させるため全体を浸漬してよいが、好ましくは残 留溶媒の洗浄除去を促進するため最初の凝固後にシートの少なくとも一面を剥が す。
溶媒がメタンスルホン酸のような揮発性成分を含む場合、ポリマーは所望により 溶媒を蒸発させることにより濃縮される。好ましくは、揮発性成分はポリマーが 凝固する際まで除去されない。濃縮されたドープは好ましくはポリマーを凝固す るため非溶媒と接触される。
凝固後、ポリベンゾアゾールフィルムは好ましくは残留溶媒を実質的に除去する に十分な時間洗浄される。このフィルムは好ましくは反りもしくは収縮を防ぐた め拘束して乾燥される。
凝固したフィルムは所望により熱処理によって圧縮される。この熱処理は好まし くは圧力下で行われる。好ましくは少なくとも150°C1より好ましくは少な くとも250°Cの温度で行われる。
前記工程を、ドープを押し出し押出フィルムを形成し、この押出フィルムを幅出 し機に通し、そして幅出しされたフィルムを幅出し機内又はその後に凝固させる 一つの連続法に統合してもよい。この連続法は所望により幅出し前もしくは後に 機械方向にドープフィルムを延伸する装置をさらに含んでいてもよい。又は、1 つ以上の工程を互いに分離してもよい。例えば、押出フィルムをロールの上に乗 せ、幅出しするまで保存してもよい。凝固前に幅出しされたフイルムを保存し又 はさらに加工してもよい。凝固前に幅出しされたフィルムの2つ以上の層を一緒 に圧縮し、より厚いシートを形成してもよい。凝固前に強化繊維番幅出しされた フィルムに圧縮し、プレプレグを形成してもよい。凝固前に幅出しされたフィル ムを金型上に乗せてもよい。
本発明の方法により回収されたフィルムは前記のようなポリベンゾアゾールポリ マーを含み、好ましくは本質的にポリベンゾアゾールポリマーよりなる。これは 、例えば膜に適するようとても薄くてもよく、又は構造用に適するようにより厚 くてもよい。厚さは好ましくは少なくとも0.1 ミルであり、より好ましくは 少なくとも0.2ミルである。平均厚さ偏差は好ましくは5パ一セント未満であ り、より好ましくは0.5パ一セント未満である。
最終ポリベンゾアゾールフィルムの最適の特性はその目的とする用途によって異 なる。横断方向のポリマーフィルムの平均引張強度は好ましくは少なくとも35 Ksi(240Mpa) 、より好ましくは少なくとも50Ksi(345Mp a) 、さらにより好ましくは少なくとも70Ksi(480Mpa) 、最も 好ましくは少なくとも100K100Ksi(690である。
機械方向のポリマーフィルムの平均引張強度は、比較的均衡のとれたフィルムに おいて同様である。
比較的均衡のとれたフィルムの機械及び横断方向の平均引張弾性率は好ましくは 少なくとも約3 Msi(21GPa)、より好ましくは少なくとも約5 Ms i(34GPa)、最も好ましくは少なくとも約7 Msi(48GPa)であ る。フィルムは横断もしくは機械方向のいずれかにおいて、より高い弾性率を有 していてもよいが、両方向においてではない。
機械延伸が有利である理由の1つは、各方向における延伸間の選択が容易である 点にある。例えば、フィルムは機械方向に実質的に延伸されずに横断方向に延伸 される。又は、フィルムは、ドープ及び装置が許容する、機械もしくは横断方向 においてあらゆる比で延伸される。
機械延伸は広範囲の延伸を許容するが、機械延伸を用いて製造されたフィルムは 種々の引張特性を有する。フィルムの引張強度及び/又は引張弾性率は、横断方 向において少なくとも機械方向はどの高さである。例えば、均衡のとれた特性を 有するフィルムの機械及び横断方向の平均引張強度及び/又は引張弾性率の差は 、好ましくは10パーセント以下であり、より好ましくは5パーセント以下であ る。又は、引張強度又は弾性率は、均衡のとれていない特性を有するフィルムに おいて機械方向又は横断方向のいずれあにおいて実質的に高い。スリットダイ及 びこの方法を用いて製造されたフィルムは、従来の方法において回転ダイ及び吹 込バブルを用いて製造されたフィルムと構造的に異なっている。前記のように、 回転もしくは逆転ダイよりチューブを押出、そしてチューブを吹き出すことによ り製造されたフィルムは、ポリマーの機械方向に対し+もしくは一〇の均一の角 度で配向されたネマチックポリマーの独立した層を含んでいる。この独立した層 はフィルムに二軸引張特性を与えると考えられる。しかし、これはフィルムをよ り剥離しやすくする。
Lusigneal Fi1m Processing and Applic ation for Rigid RodPolymers″、The Mat erials 5cience and Engineering of Ri gid−Rod Polymers、 256 (Materials Re5 earch 5ociety 1989)参照のこと。例えば、米国特許第4. 898.924号、4.939.235号、4.963.428号、及び4.9 66、806号に開示された方法によって製造されたフィルムは、片面において 角度十〇で配向されたポリマー、他の面において角度−〇で配向されたポリマー 、及びポリマーが実質的に配向されていない中間層を含む。
本発明の好ましい方法によりスリットダイ−を通し押し出されそして機械延伸さ れたフィルムは従来の方法によって実現された特性と等しい二軸引張特性を有す る。しかし、本発明のフィルムのポリマーは、もしくは−〇の均一な好ましい角 度に配向されていない。このフィルムのある領域は多数の独立した層を含まない が、Z方向においてより等方性である。この差は温度変化に伴うフィルムの反り 及び/又は剥離を最小にするに有利である。剥離抵抗性における利点は、ドープ フィルムをそれほと延伸しない場合大きく、ドープフィルムをより延伸した場合 に小さい傾向にある。
本発明の好ましいフィルムは、等方性ドープより凝固されたフィルムとは異なり 、横断及び機械方向において異方性である。好ましいフィルムは、等方性ドープ より凝固されたフィルムより強力である。
このフィルムはコーティングもしくは構造材料として有効であり、膜は電子碁打 である。
本発明の方法を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例 以下の例は、本発明を説明するものであって、明細書及び請求の範囲をなんら限 定するものではない。特に示さない限り、部及びパーセントは重量基準である。
例1−バッチ機械延伸 14重量パーセントシスーポリベンゾオキサゾール(メタンスルホン酸中25° Cにおいて約25〜40の内部粘度)を含むポリリン酸(85重量パーセントP 、0.)の溶液をラム押出機を用いて0.005インチの隙間を有する幅6イン チのスリットを通す。押出機内のバレル温度は180°Cであり、ダイ温度は1 60°Cである。押出の速度は6.5cm3/minである。ドープフィルムを 厚さ0.003インチの磨いたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の2つ のシートの間に入れる。得られる生成物はPTFEフィルムの間に0.006〜 0.00フインチのPBOを含むサンドイッチである。
4、375インチX 4.375インチのサンプル数個をこのフィルムから切り 取る。このサンプルを、約140°Cの空気温度及び約125℃のプレート温度 を有するT、 M、 Long機械延伸機に所定の時間入れる。サンプルを温度 が平衡になるまで30分間保ち、次いで2インチ/seeの速度で所望の延伸比 に達するまで、横断方向もしくは機械方向、又は両方向に延伸する。サンプルを 空気ガンで冷却し、回収する。
各サンプルの片側からPTFEフィルムを剥がす。各ドープフィルムをスチール フープに固定し、脱イオン水に48時間浸漬する。次いで各サンプルをフープ上 で300″Cにおいて1.5時間乾燥する。犬骨形のテストサンプルを各サンプ ルから切取り、横断方向において引張強度及び引張弾性率についてテストする。
テスト法はASTM D882−83に示されている。引張測定はインストロン (商標)引張試験機を用いて行う。この結果を表1に示す。バッチ延伸は連続幅 出し装置における特性の良好なバッチスケール概算であると考えられる。
横断延伸比 横断引張強度 横断引張弾性率(KSI) (KS[) 1・1 11.7 591 1 : 1 12.4 676 1:1 12.6 671 2.0: 1 15.5 811 2.5: 1 21.7 1262 3.0: 1 24.4 1725 3.5: 1 24.4 1858 例2−PBOフィルムのバッチ機械延伸14重量パーセント硬質ロッドシス−ポ リベンゾオキサゾール(L V、 20〜40dL/g)及びポリリン酸(約8 2〜84パーセントP20g)を含むドープを180°Cのバレル温度及び16 0°Cのダイ温度を有する6インチスリットダイに通して押し出す。フィルムは 交差し、エアギャップを有する。各ドープフィルムは15ミル非晶質ポリエステ ル(PETGXKODAR6763フイルム)の2つのシートの間に挟まれてい る。
この多層構造体を種々の速度のロール上に乗せ、エアギャップに直角にフィルム 上で延伸する。押出の条件を表2(A)に示す。
ドープフィルムを約4インチ×約4インチのサンプルに切り取る。
各サンプルを、約105°Cのプレート温度及ぶ約90°Cの空気温度で2イン チ/seeの速度でT、 M、 Longフィルム延伸機上で1軸もしくは二軸 延伸する。機械及び横断方向の延伸比を表2(A)及び表2(B)に示す。例え ば、l/2はサンプルを横断方向にその当初の幅の2倍延伸し、機械方向に延伸 しなかったことを意味し、一方3/3はサンプルを横断方向にその当初の幅の3 倍に延伸し、機械方向にその当初の長さの3倍に延伸したことを意味する。
延伸されたサンプルを冷却し、凝固する。このサンプルは、多層構造体を約4分 間浸漬し、次いで表面シートを剥がし、水中に24時間浸漬することにより凝固 される。犬骨形テストサンプルを横断及び機械方向に切取り、例1のようにして 引張強度及び弾性率をテストする。結果を表2(B)に示す。
表2(A) サンプルバレル圧力 ダイ圧力 ダイギャップ 延伸速度 延伸比(psi)  (psi) (インチ) (cm/m1n)1 2120 650 0.010  12.15 1/22 3090 690 0.005 20.19 2/2 ’3 2120 650 0.010 12.15 2/2”4 2120 6 50 0.010 12.15 1/35 2240 660 0.010 6 3.45 1/36 2200 680 0.010 28.70 1/37  2120 650 0.010 12.15 3/3’8 2120 650  0.010 12.15 2/3.5”9 1200−1300 230 0. 040 6.60 315”10 2120 650 0.010 12.15  4/4’1機械及び横断方向に同時に延伸 2機械及び横断方向に順に延伸 表2(B) サンプル延伸比 MD引張強度 TD引張強度 MD引張弾性 TD引張弾性( KSI) (KS[) 率(MSr) 率(MSI)1 1/2 60.7 3 8.4 3.28 2.142 2/2’ 60.9 39.7 4.01 2 .263 2/2265.3 58.0 4.29 3.314 1/3 35 .2 71.3 2.18 5.695 1/3 34.6 34.4 3.5 5 8.276 1/3 42.5 43.8 3.04 2.917 3/3 ’ 88.5 14.4 5.27 1.168 2/3.5246.8 41 .2 2.84 2.259 315” 55.7 65.1 3.71 4. 3610 4/4’ 17.3 46.4 2.32 4.851機械及び横断 方向に同時に延伸 2機械及び横断方向に順に延伸 例3−PBOフィルムの幅出し ポリリン酸(84パーセントPJs)中14重量パーセントポリベンゾオキサゾ ールを含む溶液を0.020インチのギャップを有する6インチスリットダイを 通して押し出す。押出機温度は160°Cであり、ダイ温度は180°Cである 。押出速度は9.4cm”/minである。押し出されたドープはエアギャップ を横断し、非晶質ポリエステルフィルムの2つの0.015インチシートに取り 出され、多層構造体を形成する。
この多層構造体を85〜87°Cの温度及び5 ft/minの速度で幅出しし 、横断方向に4倍に延伸する。この延伸されたフィルムを例1及び2のようにし て凝固させ、乾燥する。これを300℃において1.5時間加熱し、その後乾燥 フープから取り出す。引張特性を例1のようにしてテストする。このフィルムの 引張強度は、機械方向に約46.6Ksiであり、横断方向に約69.9Ksi である。このフィルムの引張弾性率は機械方向に約2.03M5 iであり、横 断方向に約4.16M5iである。
例4−PBOフィルムの幅出し 以下の点を除き、例3の方法に従う。
(1)押出機温度は約160°Cであり、押出速度は約10.2cm’/min である。
(2)フィルムを機械方向にその当初の長さの3倍に延伸し、その後4 ft/ minで移動するスロー延伸ローラーと12f t/minで移動するファスト 延伸ローラーの間で約90°Cの温度において延伸することにより幅出しする。
(3)得られるフィルムを、機械方向延伸の終了時に横断方向にその幅の5倍に 幅出しする。
このフィルムの引張強度は、機械方向に約55.7Ksi 、横断方向に約65 . IKsiである。このフィルムの引張弾性率は、機械方向に約3.71M5 i 、横断方向に約4.36M5iである。
例5−PBOフィルム ポリリン酸(83〜85パーセントP、01)中14重量パーセントポリベンゾ オキサゾールを含む溶液を0.030インチのギャップを有する6インチスリッ トダイを通して押し出す。押出機温度は160″Cであり、ダイ温度は160  ”Cである。押出速度は10.2cm’/minである。押し出されたドープは エアギャップを横断し、磨かれたPTFEの2つの0、003インチシートに取 り出され、多層構造体を形成する。
この多層構造体を3.5インチ×3.5インチに切り取る。このPTFEシート を剥がし、各ドープフィルムサンプルをtwamoto二軸延伸機モデルNo、  BIX−703を用いて機械及び横断方向に同時に延伸する。
延伸比、温度及び速度を表3に示す。延伸前に各サンプルを90秒間加熱し、延 伸後室温において水中で急冷する。このサンプルを直径16インチのスチールフ ープに固定し、脱イオン水に浸漬し、95°Cで4時間乾燥し、300°Cに1 .5時間加熱する。
表3 (A)s サンプル 延伸比 延伸温度 延伸速度 ポリマーフィルム厚さく ”C) ( mm/5ee) (mm)このフィルムの引張特性を測定し、表3(B)に示す 。
表3(B) 11 114 75.2 8.57 6.16 785 519 59.1 4 2.512 107 71 8.81 4.84 738 490 60.8  33.413 +05 69 8.56 5.58 724 480 59.0  38.514 .94.5 78.6 7.35 7.45 651 541  50.7 51.415 75.7 64.2 5.63 5.04 522  443 38.8 34.8Tens、 Str、 :引張強度 Ten5. Mod、:引張弾性率 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の7第1項) 平成5年6月 千日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下の工程、 (1)溶媒及びポリベンゾアゾールポリマーを含むドープを押し出し、ドープフ ィルムもしくはシートを形成すること、(2)ドープフィルムもしくはシートが 裂けない温度及び速度でドープフィルムもしくはシートを横断方向に延伸するこ と、及び(3)延伸されたドープフィルムもしくはシートを凝固させ、それによ りポリマーフィルムもしくはシートを形成すること、を有する、ポリベンゾアゾ ールフィルムもしくはシートの製造方法であって、ドープフィルムもしくはシー トの横断末端を掴み、この横断末端を互いに引き離す装置を用いてドープフィル ムを機械的に延伸することを特徴とする方法。
  2. 2.ドープが工程1において、ドープフィルムの表面に横断方向剪断力を加えな いダイを通して押し出される、請求項1記載の方法。
  3. 3.ポリベンゾアゾールポリマーが、液晶領域を形成するに適したドープ内の濃 度のリオトロピック液晶ポリマーである、前記請求項のいずれか記載の方法。
  4. 4.ドープフィルムがその当初の幅の少なくとも3倍まで横断方向に延伸される 、前記請求項のいずれか記載の方法。
  5. 5.ドープフィルムがその当初の長さの少なくとも3倍まで機械方向に延伸され る、前記請求項のいずれか記載の方法。
  6. 6.ドープフィルムが工程(2)において幅出し装置を用いて延伸される、前記 請求項のいずれか記載の方法。
  7. 7.ドープ内の溶媒がポリリン酸である、前記請求項のいずれか記載の方法。
  8. 8.リオトロピック液晶ポリベンゾアゾールポリマーを含みかつ機械方向及び横 断方向に少なくとも241MPa(35Ksi)の引張強度を有するフィルムも しくはシートであって、フィルムもしくはシートの表面上の結晶領域が機械方向 に対し+もしくは−θの反対の均一の角度で配向していないことを特徴とするフ ィルムもしくはシート。
  9. 9.ポリベンゾアゾールポリマーがリオトロピック液晶ポリベンゾオキサゾール もしくはポリベンゾチアゾールポリマーである、前記請求項のいずれか記載の発 明。
  10. 10.ポリベンゾアブールポリマーが下式のいずれかで表されるモノマーユニッ トを含む、前記請求項のいずれか記載の発明。 (a)▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学式、表等がありま す▼(c)▲数式、化学式、表等があります▼(d)▲数式、化学式、表等があ ります▼(e)▲数式、化学式、表等があります▼(f)▲数式、化学式、表等 があります▼(g)▲数式、化学式、表等があります▼(h)▲数式、化学式、 表等があります▼
JP4502395A 1990-12-07 1991-12-06 配向ポリベンゾアゾールフィルムの加工方法 Pending JPH06503521A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US624,164 1990-12-07
US07/624,164 US5196259A (en) 1990-12-07 1990-12-07 Matrix composites in which the matrix contains polybenzoxazole or polybenzothiazole
US67013591A 1991-03-15 1991-03-15
US670,135 1991-03-15
PCT/US1991/009228 WO1992010527A1 (en) 1990-12-07 1991-12-06 Process for fabricating oriented polybenzazole films

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06503521A true JPH06503521A (ja) 1994-04-21

Family

ID=27089623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4502395A Pending JPH06503521A (ja) 1990-12-07 1991-12-06 配向ポリベンゾアゾールフィルムの加工方法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0560923A4 (ja)
JP (1) JPH06503521A (ja)
KR (1) KR930703378A (ja)
CA (1) CA2097296A1 (ja)
IE (1) IE914253A1 (ja)
WO (1) WO1992010527A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035628A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Toyobo Co Ltd ポリベンザゾール系フィルムおよびその製造法
US7122617B2 (en) 2002-07-25 2006-10-17 Polymatech Co., Ltd. Polybenzazole precursor film, polybenzazole film and method of producing the same

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5367042A (en) * 1992-08-27 1994-11-22 The Dow Chemical Company Process for fabricating oriented polybenzazole films
US5292469A (en) * 1993-01-05 1994-03-08 The Dow Chemical Company Process for coagulation, washing and leaching of shaped polybenzazole articles
US5445779A (en) * 1994-01-14 1995-08-29 The Dow Chemical Company Process for the drying and heat-treatment of polybenzazole films
US6042968A (en) * 1997-07-16 2000-03-28 Aventis Research & Technologies Gmbh & Co. Kg Process for producing polybenzimidazole fabrics for use in fuel
US5945233A (en) * 1997-07-16 1999-08-31 Avents Research & Technologies Gmbh & Co. Kg Process for producing polybenzimidazole pastes and gels for use in fuel cells
JP4048436B2 (ja) * 2001-09-18 2008-02-20 東洋紡績株式会社 高分子フィルムおよびその製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH408398A (de) * 1962-03-24 1966-02-28 Henschel Werke Aktiengesellsch Vorrichtung zum biaxialen Recken einer Kunststoffolie
US3254148A (en) * 1963-01-10 1966-05-31 Goodyear Tire & Rubber Film stretching process
US4054633A (en) * 1976-05-13 1977-10-18 Monsanto Company Process for continuously preparing shaped articles of aromatic oxadiazole or aromatic oxadiazole/N-alkylhydrazide polymers from monomer solutions
US4388258A (en) * 1981-02-19 1983-06-14 Mobil Oil Corporation Polymer film coated with aqueous polymer
US4533693A (en) * 1982-09-17 1985-08-06 Sri International Liquid crystalline polymer compositions, process, and products
US4606875A (en) * 1983-04-11 1986-08-19 Celanese Corporation Process for preparing shaped articles of rigid rod heterocyclic liquid crystalline polymers
US4973442A (en) * 1985-09-26 1990-11-27 Foster Miller Inc. Forming biaxially oriented ordered polymer films
US4939235A (en) * 1985-09-26 1990-07-03 Foster-Miller, Inc. Biaxially oriented ordered polybenzothiazole film
DE3889799T2 (de) * 1987-07-23 1995-01-12 Dsm Nv Verfahren zur Herstellen von dünnen gestreckten Folien aus Polyolefinen mit ultrahoch-molekularem Gewicht.
US4898924A (en) * 1989-01-11 1990-02-06 Hoechst Celanese Corporation Process for the production of biaxially oriented rigid rod heterocyclic liquid crystalline polymer films
US4996281A (en) * 1989-09-29 1991-02-26 The Dow Chemical Company Polymers containing amide moieties and a process for their preparation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7122617B2 (en) 2002-07-25 2006-10-17 Polymatech Co., Ltd. Polybenzazole precursor film, polybenzazole film and method of producing the same
EP1829915A1 (en) 2002-07-25 2007-09-05 Polymatech Co., Ltd. Polybenzazole precursor film, polybenzazole film and method of producing the same
JP2006035628A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Toyobo Co Ltd ポリベンザゾール系フィルムおよびその製造法
JP4622366B2 (ja) * 2004-07-27 2011-02-02 東洋紡績株式会社 ポリベンザゾール系フィルムおよびその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
IE914253A1 (en) 1992-06-17
WO1992010527A1 (en) 1992-06-25
EP0560923A4 (en) 1993-12-01
CA2097296A1 (en) 1992-06-08
EP0560923A1 (en) 1993-09-22
KR930703378A (ko) 1993-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5367042A (en) Process for fabricating oriented polybenzazole films
JPH03205432A (ja) ポリイミドフィルムおよびその製造方法
US4405550A (en) Manufacture of polyimide film by solvent casting
JPH06503521A (ja) 配向ポリベンゾアゾールフィルムの加工方法
US5302334A (en) Process for coagulating and washing lyotropic polybenzazole films
US4752643A (en) Transparent poly-p-phenylene-terephthalamide film
TW210978B (ja)
US4857255A (en) Poly-p-phenylene-terephthalamide film and process for producing the same
US5328654A (en) Orientation of never-dried molecular composite films
JPH07323506A (ja) 液晶ポリマーフィルム及びその製造方法
US4426486A (en) Clear aquagel polyimide film
US5445779A (en) Process for the drying and heat-treatment of polybenzazole films
JP4048436B2 (ja) 高分子フィルムおよびその製造方法
WO1993015900A1 (en) Consolidation and molding of polybenzazole-containing materials
JPS62174129A (ja) ポリパラフエニレンテレフタルアミド系フイルム
JP2912877B2 (ja) 芳香族ポリアミドフィルムおよびその製造方法
JPS595407B2 (ja) 芳香族ポリアミドフイルムの製造法
WO1994016001A1 (en) Convective leaching of polybenzazole films
JPH06503597A (ja) マトリックスがポリベンゾオキサゾール又はポリベンゾチアゾールを含むマトリックス複合体の製造方法
JP4214261B2 (ja) 樹脂フイルムの製造方法
JPH0136785B2 (ja)
JP2005023217A (ja) ポリベンザゾール系フィルムおよびその製造法
CA1328161C (en) Biaxially oriented ordered polymer films
JPS62116637A (ja) フイルム及びその製造法
JPH02115235A (ja) 芳香族ポリアミドフィルムの製造法