JPH065033Y2 - ブリケツテイングマシン用ロ−ル - Google Patents
ブリケツテイングマシン用ロ−ルInfo
- Publication number
- JPH065033Y2 JPH065033Y2 JP13298884U JP13298884U JPH065033Y2 JP H065033 Y2 JPH065033 Y2 JP H065033Y2 JP 13298884 U JP13298884 U JP 13298884U JP 13298884 U JP13298884 U JP 13298884U JP H065033 Y2 JPH065033 Y2 JP H065033Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- segment
- shaped groove
- degrees
- briquetting machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/16—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using pocketed rollers, e.g. two co-operating pocketed rollers
- B30B11/165—Roll constructions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鉱石粉、窯業原料等の粉粒体を2個のロールに
より加圧して一定形状のブリケットを成形するブリケッ
トマシンにおけるロールに関する。
より加圧して一定形状のブリケットを成形するブリケッ
トマシンにおけるロールに関する。
(従来技術) ブリケッティングマシン用ロールには大別してタイヤ方
式とセグメント方式とがあるが、後者はロールの外周部
を複数個の分割可能なセグメントから構成しているた
め、外周部の一部が摩耗した時、当該摩耗部分だけを取
り替えればよく、ロール全体を分割する必要がないため
広く採用されている。
式とセグメント方式とがあるが、後者はロールの外周部
を複数個の分割可能なセグメントから構成しているた
め、外周部の一部が摩耗した時、当該摩耗部分だけを取
り替えればよく、ロール全体を分割する必要がないため
広く採用されている。
ところで第2図に示す如く、従来のセグメント式ロール
(11)では、ロール枠(12)の外周部にV型溝(13)が複数
個、互いに隣接して形成されているが、該V型溝(13)の
2壁面(14)(15)の大きさは相等しくされている。そして
前記V型溝(13)の各々にはこれと対応する形状の底部を
備えたセグメント(16)が取り付けられている(例えば特
公昭38−1701号)。
(11)では、ロール枠(12)の外周部にV型溝(13)が複数
個、互いに隣接して形成されているが、該V型溝(13)の
2壁面(14)(15)の大きさは相等しくされている。そして
前記V型溝(13)の各々にはこれと対応する形状の底部を
備えたセグメント(16)が取り付けられている(例えば特
公昭38−1701号)。
このようなロール(11)を用いて加圧成形作業を長時間続
けていると、前記V型溝(13)を構成する2壁面(14)(15)
のうち一方の壁面(14)(更に詳しくは、2個のロール(1
1)がかみ合った個所におけるセグメント(16)の上底部
側)だけが早く摩耗する。これは2個のロール(11)がか
み合った時、当該セグメント(16)には水平方向の圧力と
共に若干の上方向への圧力がかかり、両者の合力が前記
V型溝(13)の一方の壁面(14)に作用するためで、その結
果、ロール枠(12)の寿命を縮めていた。
けていると、前記V型溝(13)を構成する2壁面(14)(15)
のうち一方の壁面(14)(更に詳しくは、2個のロール(1
1)がかみ合った個所におけるセグメント(16)の上底部
側)だけが早く摩耗する。これは2個のロール(11)がか
み合った時、当該セグメント(16)には水平方向の圧力と
共に若干の上方向への圧力がかかり、両者の合力が前記
V型溝(13)の一方の壁面(14)に作用するためで、その結
果、ロール枠(12)の寿命を縮めていた。
なお、本考案者は、従来のセグメント式ロール(11)
を用いて代表的なブリケット材料2種を加圧造粒する際
に、V型溝(13)を構成する2壁面(14)(15)
に作用する圧力の比率を実測値を基に算出し、下表の結
果を得た。
を用いて代表的なブリケット材料2種を加圧造粒する際
に、V型溝(13)を構成する2壁面(14)(15)
に作用する圧力の比率を実測値を基に算出し、下表の結
果を得た。
なお圧力値の測定は、富士フィルム社製プレスケールを
上記両壁面(14)(15)に装着して行なった。
上記両壁面(14)(15)に装着して行なった。
上記実験結果から、上記V型溝(13)の一方の壁面
(14)に他方の2〜3倍の圧力がかかることが分る。
(14)に他方の2〜3倍の圧力がかかることが分る。
また近年、セラミックを材料にしてセグメントを製作す
る試みがなされているが、従来のロールでは上述の如
く、セグメントにかかる圧力とこれに対するロール枠の
応力とのバランスが悪い上、セラミックに柔軟性がない
ため、セグメントにクラックが生ずるという問題があっ
た。
る試みがなされているが、従来のロールでは上述の如
く、セグメントにかかる圧力とこれに対するロール枠の
応力とのバランスが悪い上、セラミックに柔軟性がない
ため、セグメントにクラックが生ずるという問題があっ
た。
(考案の目的) 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたものであ
り、2個のロールがかみ合う際に当該個所のセグメント
にかかる圧力を均等に受け止めることができるブリケッ
ティングマシン用ロールを提供するものである。
り、2個のロールがかみ合う際に当該個所のセグメント
にかかる圧力を均等に受け止めることができるブリケッ
ティングマシン用ロールを提供するものである。
(考案の構成) 以下、本考案を図例に基づき詳細に説明すると、第1図
は本考案に係るブリケッティングマシン用ロール(1)の
断面を示し、ロール枠(2)の外周部にはV型溝(3)が複数
個、互いに隣接して形成されている。前記V型溝(3)の
角度は70度〜110度内の任意の角度にされ、該V型溝
(3)を構成する2壁面(4)(5)のうち一方(4)
は他方(5)よりも面積が小さくされており、前記ロー
ル(1)が対を成す他のロール(図示せず)とかみ合う
際、該2壁面(4)(5)の中面積の大きい壁面(5)
が側方に、面積の小さい壁面(4)が下方に位置するよ
うに設計されている。
は本考案に係るブリケッティングマシン用ロール(1)の
断面を示し、ロール枠(2)の外周部にはV型溝(3)が複数
個、互いに隣接して形成されている。前記V型溝(3)の
角度は70度〜110度内の任意の角度にされ、該V型溝
(3)を構成する2壁面(4)(5)のうち一方(4)
は他方(5)よりも面積が小さくされており、前記ロー
ル(1)が対を成す他のロール(図示せず)とかみ合う
際、該2壁面(4)(5)の中面積の大きい壁面(5)
が側方に、面積の小さい壁面(4)が下方に位置するよ
うに設計されている。
前記ロール枠(2)のV型溝(3)の各々には、これと対応す
る形状の底部を備えたセグメント(6)がはめ込まれ、公
知の手段により固定されており、該セグメント(6)の総
和により円形のロール外周面が形成されるようになって
いる。前記セグメント(6)の表面には半球状のポケット
(7)が複数個形成されており、対を成す他のロール(図
示せず)の表面に形成された同様のポケットと相俟っ
て、粉粒体から球状のブリケットを圧縮成形するように
されている。
る形状の底部を備えたセグメント(6)がはめ込まれ、公
知の手段により固定されており、該セグメント(6)の総
和により円形のロール外周面が形成されるようになって
いる。前記セグメント(6)の表面には半球状のポケット
(7)が複数個形成されており、対を成す他のロール(図
示せず)の表面に形成された同様のポケットと相俟っ
て、粉粒体から球状のブリケットを圧縮成形するように
されている。
(作用) 上記のように構成されたブリケッティングマシン用ロー
ル(1)を2個かみ合わせてブリケットを成形する時、該
ロール(1)がかみ合う個所のセグメント(6)には、
水平方向の圧力と共に若干の上方向の圧力がかかり、両
者の合力がV型溝(3)の一方の壁面(5)に作用する
が、該壁面(5)は他方の壁面(4)よりも面積が大き
くされているため、該両壁面(4)(5)に作用する単
位面積当りの圧力はほぼ均等になる。
ル(1)を2個かみ合わせてブリケットを成形する時、該
ロール(1)がかみ合う個所のセグメント(6)には、
水平方向の圧力と共に若干の上方向の圧力がかかり、両
者の合力がV型溝(3)の一方の壁面(5)に作用する
が、該壁面(5)は他方の壁面(4)よりも面積が大き
くされているため、該両壁面(4)(5)に作用する単
位面積当りの圧力はほぼ均等になる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案はブリケッティ
ングマシン用ロールのロール枠の外周部に形成されたV
型溝の角度を70度〜110度の範囲内の任意の角度とする
と共に、該V型溝を構成する2壁面をブリケット成形時
にセグメントにかかる圧力の分布状態に比例した大きさ
とし、該V型溝の各々にこれと対応する形状の底部を備
えたセグメントを取り付けたものである。従って本考案
によれば、ブリケット成形時にセグメントにかかる圧力
は前記V型溝の両壁面にほぼ均等に作用するから、該両
壁面の一方だけが早期に摩耗することがなくなり、ロー
ル枠の寿命が延びる。それと同時にセグメントに作用す
る圧力とこれに対するロール枠の応力とのバランスも良
くなるから、セラミック製のセグメントでもクラックが
生ずる恐れがない。
ングマシン用ロールのロール枠の外周部に形成されたV
型溝の角度を70度〜110度の範囲内の任意の角度とする
と共に、該V型溝を構成する2壁面をブリケット成形時
にセグメントにかかる圧力の分布状態に比例した大きさ
とし、該V型溝の各々にこれと対応する形状の底部を備
えたセグメントを取り付けたものである。従って本考案
によれば、ブリケット成形時にセグメントにかかる圧力
は前記V型溝の両壁面にほぼ均等に作用するから、該両
壁面の一方だけが早期に摩耗することがなくなり、ロー
ル枠の寿命が延びる。それと同時にセグメントに作用す
る圧力とこれに対するロール枠の応力とのバランスも良
くなるから、セラミック製のセグメントでもクラックが
生ずる恐れがない。
なお本考案ではロール枠のV型溝の角度を70度〜110度
に限定しているが、これは70度以下の場合はV型溝の壁
面の一方の強度が弱くなり、また110度以上の場合はセ
グメントにかかる上方向の圧力により該セグメントを前
記V型溝へ固定することが困難になるためである。
に限定しているが、これは70度以下の場合はV型溝の壁
面の一方の強度が弱くなり、また110度以上の場合はセ
グメントにかかる上方向の圧力により該セグメントを前
記V型溝へ固定することが困難になるためである。
第1図は本考案に係るブリケッティングマシン用ロール
の断面図、第2図は従来のブリケッティングマシン用ロ
ールの断面図である。
の断面図、第2図は従来のブリケッティングマシン用ロ
ールの断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ロール枠(2)の外周部に複数個のV型溝
(3)を互いに隣接させて形成し、該V型溝(3)の各
々にこれと対応する形状の底部を備えたセグメント
(6)を取り付けたブリケッティングマシン用ロール
(1)において、前記V型溝(3)の角度を70度〜1
10度内の任意の角度とし、該溝(3)を構成する2壁
面(4)(5)の面積を、ブリケット成形時に前記セグ
メント(6)にかかる圧力の分布状態にほぼ比例して一
方を大きく、他方を小さくしたことを特徴とするブリケ
ッティングマシン用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13298884U JPH065033Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | ブリケツテイングマシン用ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13298884U JPH065033Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | ブリケツテイングマシン用ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6149696U JPS6149696U (ja) | 1986-04-03 |
JPH065033Y2 true JPH065033Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30691543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13298884U Expired - Lifetime JPH065033Y2 (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | ブリケツテイングマシン用ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065033Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS632736U (ja) * | 1986-06-19 | 1988-01-09 |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP13298884U patent/JPH065033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6149696U (ja) | 1986-04-03 |
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