JPH06503110A - 合成高分子化合物で改変したデンプンをベースにした材料および/または成形物品並びに該組成物の製造方法 - Google Patents

合成高分子化合物で改変したデンプンをベースにした材料および/または成形物品並びに該組成物の製造方法

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JPH06503110A
JPH06503110A JP4500340A JP50034091A JPH06503110A JP H06503110 A JPH06503110 A JP H06503110A JP 4500340 A JP4500340 A JP 4500340A JP 50034091 A JP50034091 A JP 50034091A JP H06503110 A JPH06503110 A JP H06503110A
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ベルクナー、ライナー
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ヴォルフガング・リッター
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L3/00Compositions of starch, amylose or amylopectin or of their derivatives or degradation products
    • C08L3/02Starch; Degradation products thereof, e.g. dextrin

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱可塑性高分子化合物との密接な混合物で存在するデンプンをサース にした材料およびそれから作る成形物品の製法における改良に関する。
先年の多くの提案は、天然の高分子量化合物、その中で特にデンプンを、これら の化合物が新しい利用分野を見出すよう開発する試みを扱っている。これらの研 究は特に、限られた量の水および/または更なる補助物質と組み合わせた天然の デンプンは熱機械的な熟成(thermomechanical digest ion)により熱可塑性材料に変換でき、その熱可塑性材料は次に従来の手段、 例えば射出成形の操作により加工できるという認識に基づいている。特に高温お よび高圧を用いた熱機械的熟成は成形の工程前の従来のエクストルーダーで行う ことができる。多くの文献からここではアール・エフ・ティー・ステブト(R, F、 T、 S tepto)等の“水存在下における天然の親水性ポリマーの 射出成形(Injection Moulding of NaturalHy drophilic Po1ya+ers in the presence  of water)″、キミア(Chimia)、41巻(1987)、3号、 76〜81頁およびその中に引用された文献を引用する。
多くの文献はデンプンの熟成における選択された有機の補助液体の使用または同 時使用による熱可塑化されたデンプンにおける製品の性質の改良を扱う(国際出 願W0 90105161に例示される)。ここに熱可塑的に加工可能なデンプ ンを製造するために、デンプンの融点を下げ、さらにある一定の溶解度パラメー タによって特徴づけられる添加物を天然のデンプンに混ぜることが提案されてい る。更に添加物の蒸気圧はデンプンと添加物の混合物の溶融範囲において1バー 以下であるべきである。その添加物としてエチレングリコール、プロピレングリ コール、グリセロール、1,3−ブタンジオール、ジグリセリド等の多官能性低 級アルコール、対応するエーテル、およびジメチルスルホオキシド、ジメチルホ ルムアミド、ジメチル尿素、ジメチルアセトアミドおよび対応するモノメチル誘 導体などの化合物を特に述べる。
このように熱可塑化されたデンプンをベースにした材料およびそれから作られた 成形品は非常に限定された利用により特徴づけられる。その原因はこの材料の極 端な親水性である。それ故そのような方法で改変されたデンプンは合成高分子化 合物の今日大いに望まれる代替物として働く天然の生分解性高分子材料としての 使用に適しない。
最近の提案は、該材料または成形品の実質的部分は熱可塑化デンプンにより形成 しながらデンプンをベースにした親水性の高分子化合物に親水的な溶媒に対する 大きい抵抗性を付与するという目的のために、記述したタイプの熱可塑化デンプ ンを合成で作られた水抵抗性の高分子化合物と組み合わせるという試みを取り扱 っている。適切な文献である国際出願W090101043を引用する。その中 には、特に細菌または真菌類により自分自身生分解性である選択された脂肪族の ポリエステルでデンプン等の親水性のポリマーをコートすることが記載されてい る。その中に記載されている物は、より具体的にはグリコール酸、乳酸、ヒドロ キシ酪酸およびヒドロキシ吉草酸等の低級ヒドロキシカルボン酸よりなるポリエ ステルとデンプンより製造されたコーティング成形物品である。そのような層の 組み合わせは相互接着がよくないので、デンプン表面の前処理によりおよび/ま たはデンプン用の溶剤または膨潤剤よりなるコーティング用溶液の添加により接 着性を改良することが提案されている。
同じ目的を達成する他のアプローチが欧州特許公開第327505号に記載され ている。その中には、水を含んだ脱構造化されたデンプンと少なくとも一つの実 質的に水不溶性の合成の熱可塑性高分子化合物の溶融物から得られたポリマー混 合組成物が記載されている。その方法は次のごとくである。まず、水素化脂肪酸 トリグリセリド、レンチンおよび特に水などの補助的な物質を加え、高温、例え ば175℃、および対応した内因的に昇圧した圧力でのエクストルーダー中での 処理により、未処理または前処理した形のデンプンから熱可塑化デンプンを作り 、その熱可塑化デンプンを処理して粒状物を形成する。粒状物中の水含量はおお よそ天然デンプンの水含量の範囲(17%)に調節する。次に生じたデンプンの 粒状物を乾熾状態で所定の混合比で合成高分子化合物と混合する。そのような合 成の熱可塑性の水不溶性ポリマーの例は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリア セタール、エチレン/アクリル酸共重合体およびエチレン/酢酸ビニル共重合体 である。次に生じたポリマー組成物を加工して、従来の方法で射出成形機中で、 165℃の物質温度、約15秒のサイクル時間、約1.600バーの成形圧およ び約75バーのバックプレッシャーで成形品を形成する。研究された混合比は0 ゜5〜20重量%の範囲の添加する合成高分子化合物である。その後、成形物品 の寸法安定性を高湿、室温下に測定し、混ぜもののない熱可塑化デンプンから作 った成形物品の寸法安定性と比較する。
本発明は、一方において熱可塑化デンプンを、熱可塑性の、好ましくは大部分水 不溶性の合成高分子化合物と混合し、他方においてその性質は熱可塑性デンプン と用いた合成高分子化合物の両者の性質からの重要な要素を組み合わされた、改 変したポリマー混合製品を最終的には作る。この最後に述べた提案を取り上げる 。か(して、一方において本発明により記載される材料およびそれから製造され る成形物品の自然の崩壊による分解を確保し、他方においてポリマー混合組成物 がその顕著に改良された性質、例えばその使用寿命中の水抵抗性で抜きん出てい ることを意図する。
デンプンを熱可塑的に熟成する操作とそれに合成高分子化合物を混合する操作と を組み合わせて、同時に行うことができる、記載したポリマーブレンドを作る簡 易化された方法を提供し、それによって統合すべき高分子化合物の均一な分布の 容易な最適化を、非常に細かい粒径、例えば約0.1〜5μmの範囲であるよう な微粉砕した形の合成高分子物質を用いることによって確保することが本発明の 更なる目的である。
発明の概要 最初の態様において本発明は、水および/または低分子量可塑剤を添加して高圧 および高温で熱機械的に熟成したデンプンをベースにしたポリマー改変材料およ び/または成形物品を製造する方法に関し、該デンプンは少なくとも大部分均一 な混合物で混合することにより導入された合成高分子化合物を含む。本発明によ る該方法は、デンプン原料が公知の方法で作られ、水相に熱可塑性合成高分子の 分散相を含む水性のポリマー分散系と密に混合され、生じた多成分混合物をさら に高温、高圧での、同時の密な混合および/またはこねることによるデンプン熟 成に付し、熱可塑的に処理可能なデンプンを形成し、所望なら生じた均一なポリ マー混合物を成形することにより特徴づけられる。
かくして、本発明の方法は更に具体的にはデンプンの熟成を、混合したポリマー ディスパージョンの水相を用いることにより、あるいは少なくとも付随して用い ることにより行うことに特徴があり、物質をできるだけ均一に混合する必須の方 法要素と、公知の方法で高温高圧での熱機械的にデンプンを分解する必須の方法 要素を単一の工程で行わせるのが更に便利である。
従って、本発明は更なる態様において、熱機械的に熟成されたデンプンをベース にした材料および/または成形物品に関し、該材料および/または成形物品は、 合成高分子化合物よりなるその成分が連続的な水相中の分散ポリマー相を含む水 性ポリマー分散系から誘導されること、およびデンプン熟成がポリマー分散系の 水相の同時使用により行われるような方法でその合成の熱可塑性高分子化合物が 水相と組み合わされてデンプン中に導入されることに特徴がある。
結局、更なる態様において、非改変の熱可塑的なデンプンと比較してその性能に おいて優れ、一方、それにも拘わらず自然の崩壊過程により分解を受け易い、例 えば腐敗する、成形品、ノートおよび包装材料を製造するための熱可塑的材料と しての本発明により製造したポリマー改変材料の使用に本発明は関する。
本発明の詳細な記述 本発明の一つの必須の根本理念は、本発明による材料および/または成形物品中 の混合物成分として導入することを意図する合成高分子物質がどのように提供さ れるかという選択により構成される。ここに、従来の合成方法で製造したこれら の高分子成分を、合成高分子物を非常に細く分散した状態で水相に含む水性分散 系の形で用いることを提案する。高分子化合物自体が加水分解に対し十分に安定 でありさえすればすべての起源の合成高分子化合物をそのような水性の配合物に 移すことは原理的に可能である。ここに当業者は従来技術の多(の提案を知って いる。
特に適当な合成ポリマー成分は、ポリマー形成性のモノマー成分を連続的な水相 中で高度の分散度まで乳化させ、次に重合を開始することによる従来公知の方法 の乳化重合により得られる容易に入手でき高価でない生産物である。今日多(の 大量のこの種の製品が、例えばコーティング、塗料、接着剤等の製造に使用され 、ポリマー粒子の融合または焼結により得られるポリマーの性質の全体はポリマ ー形成性のモノマーを適当に選択し、互いに適応させることによりコントロール できる。ポリマー物質を改変するすべてのこれらの可能性も本発明による教示に 利用できる。合成高分子化合物の製品の性質は、デンプンの熱機械的な熟成の過 程においてデンプンに用いる水性のポリマー分散系の水相を包摂することにより ポリマー混合材料の不可欠な成分になり、その結果天然物質および合成物質の両 方をベースにしだ熱可塑的に変形可能なポリマー成分の望ましい密接混合物が究 極的に形成され、次に利用可能であろう。
本発明による方法における水性分散系の形での使用に適した合成高分子化合物に は特に、例えば上に引用した欧州特許公開第327505号に記載されたものの ような少なくとも大部分水に不溶の合成高分子化合物がある。これらの高分子化 合物はより具体的には熱可塑性であり、従って様々な種類の公知のエマルション ポリマーおよび/またはコポリマーである。これらの中でポリ(ビニルエステル )、例えばポリ(酢酸ビニル)および/またはボiバブロピオン酸ビニル)、ポ リスチレン、ポリアクリロニトリル、ポ1バビニル力ルバゾール)、ポリアクリ レートおよび/またはポリメタクリレート(以下、ポリ(メタ)アクリレートと 呼ぶ)等のビニルポリマー、並びにここに述べた物質の種類の任意のコポリマー を例として述べる。適当な高分子化合物の他の例には、ポリウレタン、ポリエス テルおよびポリアミドがある。
本発明による教示の範囲内の好ましい合成樹脂は、加工条件に適するよう適応さ せた軟化範囲により区別され、その結果的100℃〜220℃の温度範囲、好ま しくは約100℃〜190℃の範囲での融点また少なくとも明瞭な軟化を示す合 成高分子化合物が好ましい。しかしこれに関して本発明にる教示は多官能性アル コールおよび/またはその部分エーテルのような低分子量の有機補助成分の同時 使用の可能性をも含むことに注意すべきである。これらの補助成分は第1にデン プンの熱可塑的に加工可能な材料への変換に影響することを意図するが、これら の補助成分はそれにも拘わらず合成高分子化合物が軟化または溶融し、それによ ってポリマー混合物に入り、できるだけ均一な混合物を形成するのを促進するこ とができる。
本発明の一つの好ましい態様は正反対の構造的な要素を少なくとも同時におよび 比例して選択して組み合わせることにより区別される合成高分子成分の使用に関 する。これは非常に親水的な構造部分と非常に親油的な性質を示す分子部分の組 み合わせに関連する。ポリマー混合物および/または溶融物の調製および製造・  の過程で、分子中の親水的な部分は親水的なデンプン分子に対する合成高分子 の特に強い、通常は物理的であるが恐らく真の化学的な付着を引き起こす。次に 非常に親油的な分子部分の性質および濃度に依存して、最終のポリマー中におけ るポリマー混合物の性質は所望の方向に導かれる。かくして例えばポリマー混合 物の使用期間に十分な水抵抗性が採用され、一方自然腐敗によるその分解性は疑 いないように、使用条件下の加水分解的な攻撃の強さ/または程度をコントロー ルすることは可能であろう。
合成高分子の分子中の明らかに親水的な部分の例は、アルコール、エステルおよ びエーテル基またはフリーな酸基、例えばカルボキシル基を含む。全体の分子の 親油的性質は、例えばポリマー中の炭化水素部分の長さおよび割合によりコント ロール可能である。これは、例として高分子のビニルエステルのおよび/または 高分子の(メタ)アクリル酸エステルを引用することにより明らかである。ビニ ルエステル誘導体中のエステル形成カルボン酸の長さまたは(メタ)アクリル酸 エステル誘導体中のアルコールの長さは最終ポリマーブレンドの親油性の程度に 影響する。長鎖カルボン酸および長鎖アルコール、例えばCIl〜C22の範囲 は、比較的短鎖を有する成分の使用より比較的大きい親油的な性質の形成をもた らす。
更に共重合体および/または合成高分子混合物の定性的および定量的な組成を、 特別の要求を満足するよう選択してポリマーブレンドおよび/またはそれから製 造される成形物品の性質に更に影響を及ぼす更なる可能性を提供してもよい。こ こに、合成高分子の化学における一般的な技術知識を参考にする。
本発明による材料および/または成形物品においてデンプンは通常少なくとも約 40〜50重量%の量の割合を含む。デンプンは水および低分子量可塑剤を含ま ない固体混合物の約50重量%以上を含むのが好都合である。合成高分子化合物 の量は約10〜45%の範囲、好ましくは約25〜40重量%の範囲であるのが 好都合だが(ここでも、水および/または低分子量可塑剤を含まない固体混合物 を基準にする)、合成高分子化合物含量は好ましくは少なくとも1〜2重量%の 範囲であり、しばしば約5重量%までも含む。
合成高分子化合物の水性分散系の水含量は、自由に選び、混合およびデンプン熟 成工程の条件に適するように適合させ得る。連続的な水相を含んでなり、水性の 乳化(共)重合体を基準にして40〜65重量%の範囲の該水相の水含量を有す る水性の乳化重合体を用いるのが普通である。
本方法で用いるデンプンはいかなる起源でもよい。バレイショ、トウモロコシ、 米、一般的な種類の穀物等のデンプン源を第1にここに述べる。デンプンは一般 に粉の形で用いる。デンプンを所望により、前処理、例えば部分乾燥、酸による 洗浄および/または更なる前処理の工程に付してデンプンの特別に物理的な改変 を行ってもよい。特別に天然のデンプン原料の水含量は広範囲内で変わり、例え ばデンプン原料を基準にして約5〜40重量%を含む。通常、デンプン原料の水 含量はデンプン原料を基準にして少なくとも約10重量%であり、約10〜25 重量%の範囲にある。
混合物中で用い水の外に、または水の一部の代わりに低級の有機可塑剤または最 初に述べたタイプの可塑化剤を用いてもよい。これらは特に、エチレングリコー ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、グリセロール等の低級多官能性ア ルコールおよび/またはそれらのエーテル、特に部分エーテルを含む。特にデ〉 ブンと相溶性であるそのような低分子量の補助的な成分を用いるなら、その量は 全組成物を基準にして少なくとも約5重量%、より好ましくは少なくとも約10 重量%、特には約10〜20重量%の範囲である。
混合およびデンプン熟成の工程は、水および/または記載した種類の低級の有機 補助成分と共に、デンプンの熱機械的熟成のための公知の装置で行う。従って混 合およびデンプン熟成のニ捏は密閉したニーダ−または好ましくはエクストルー ダー中で行う。この工程において滞留時間および処理条件は、デンプンが熱機械 的に熟成され、可塑性合成高分子成分が混合されてできるだけ均一な混合物を形 成することを確実にするようコントロールする。
用いる装W1すすわち、例えばエクストルーダーにおいて、混合すべき個々の成 分は、供給部に別々に、そして好ましくは必要な速度で連続的に供給する。多成 分混合物のエクストルーダーにおける輸送において、必要な均一化および混合の 工程は前部の室で特に起こる。望ましい熱機械的なデンプン熟成を行わせる生産 物温度および圧力が維持される処理部はその下流に位!する。少なくともこの部 門では生産物温度は100℃以上、好ましくは120℃以上であり、混合および デンプン熟成工程の少なくとも最後の段階においては140℃〜170℃の範囲 の作動条件が好ましい。生じる作動圧は与えられた作動温度における水を含んだ 材料混合物の内部で生じた圧力に通常一致する。作動条件下の多成分混合物の滞 留時間は一般に約30分の最高値、好ましくは約20分の最高値を越えない。
約05〜10分、好ましくは約2〜10分の節回内の、デンプン熟成の温度おけ る圧力下の多成分混合物の滞留時間を用いるのが好ましい。
均一化されたポリマーブレンドは押出物として回収され、いくらか後に成形工程 に付さねる。それにも拘わらず最初に引用した文献キミア(ChioiaX19 87)において混ぜもののない熱可塑化デンプンについて述べられているように 、ポリマーを混合した生成物をその回収の後に直接に成形工程に渡すことも可能 である。
所望により、混合および熟成工程のための加えた水の一部を引き出すことにより ポリマーブレンドを少なくとも部分的に脱水してもよい。これは、所望の反応の 十分な実現の後に、混合および熟成工程の過程において適当な量の水を蒸発させ ることにより行ってもよい。しかし、同様の方法で最初に得られた押出物をその 水含量を減少させるための後乾燥の工程に付してもよい。
本発明による教示は今日までに知られた適切な先行技術に優る著しい利益を提供 する。熱可塑的なデンプンおよび/またはそれから製造される成形物品について の古典的な製品の欠点は、そのような熱可塑性デンプンを親水性の少ないポリマ ーとブレンドすることにより克服できることが原理的に知られているが、今日ま でに知られた方法は比較的複雑な多段階の操作を未だ用いる。特には、先行技術 では、熱可塑的な形のデンプンを別に生産することを必要とし、そのことはデン プンはアプリオリに、すなわちデンプンを親水性の小さい合成高分子化合物と混 合する前に、水またはグリセロールなどの溶媒を含む混合物としてすでに存在す ることを意味する。この必要は本発明により除外された。以前のユニ程の方法、 すなわち、(1)デンプンの熟成と熱可塑性デンプンの製造、および(2)デン プンとのポリマーブレンドの製造は記述した種類の一工程の方法により置き換え られる。合成高分子は、エマルション(コ)ポリマーにより供給されることが知 られている、その最も安価な商業的に入手できる形態で使用してよい。更に、μ mの範囲であることが知られているそのようなエマルジョンポリマーの超微細な 粒径は混合工程中にデンプン原料に、特に容易に導入されることを確実にする。
バレイシミデンプン/ポリ(酢酸ビニル)ディスパージョン/グリセロールを含 んでなる系 3 kg/時間のハレイショデンブン(水20%)および3 kg/時間のグリ セロールと混合したポリ(酢酸ビニル)デイスパージヨン(ウォルマリット(W ormalit) P M4239;固体含量:55%;保護コロイド・ポリ( ビニルアルコール))(組成:ポリ(酢酸ビニル):32.4%、グリセロール :412%;水:26.5%)を次の特性のエクストルーダーで共押出しするこ とにより熱可塑性デンプンとポリ(酢酸ビニル)を含んでなるブレンドを製造す る。
エクストルーダー ・ウニルナ−・アンド・フライドラ−(Werner &P  fleiderer) ;コンティヌア(Continua) 37オペレー シヨン :ツインスクリュー、同方向に回転スクリュー直径 :37mm 長さ 、26D シャフト当りのトルク ・ 9ONm 駆動力 +9.5KW 混合していない固体および液体化合物を、異なった場所での計量した添加により 加熱していない供給ゾーンへ供給する。最初に固体の粉末のバレイショデンブン をフィードスクリューにより供給する。すこし下流(ID)にグリセロールと混 合した液体のポリ(酢酸ビニル)ディスパージョンをギアポンプにより上からエ クストルーダーに供給する。
次の混合段階が固体および液体層を均一な混合物を生成するよう混合することが できるように提供された。エクストルーダーは混合物が同時に加熱されるように 5D〜12Dのセクションで外的に加熱される(熱媒の温度、130℃)。エク ストルーダーの第2の半分においてデンプンはグリセロールおよびデイスバーン ヨンからの水の作用により熱機械的に熟成され、可塑化された材料を生じる。同 時に溶融された状態で存在する熱可塑性のデンプンはディスパージョンに含まれ るポリマーと混合される。エネルギーのインプットは外的な加熱により、および ニーディング部材による強い機械仕事による。13D〜25Dのセクションにお いて熱媒の温度は95℃である。熱可塑性の材料は直径各2.5mmの二つの穴 を含んでなる穴のあいた板を通し、それによって材料はフレキンプルなストラン ドの形で得られる。
エクストルーダーで調節すべきプロセスパラメーター、その結果として生じる測 定値および原料の組成を次の一覧表で説明する。
押出物の製造 原料の組成 :40.O%バレイショデンプン:16.2%ポリ(酢酸ビニル) (ウォルマリット(Wormalit) P M 4239 )20.6%グリ セロール 23.6%水 エクストルーダー 、ダブリューアンドピー(W&P)、C37(26D) 処理量 6 kg/時間 熱媒の温度 最初の半分 130℃ 第二の半分 95℃ エクストルーダー中の温度 : 110℃出口温度 = 145℃〜155℃ 回転数 :160rpm トルク ・ 45〜48% 滞留時間 50秒〜4分 外観 、白色、不透明、ブリスター 滑らかで光沢のある表面 力学的性質 :フレキシブル、引裂き困難破断点引張強度 : 2N/mm2 破断点伸び 300% 粘着性 、無 備考 :脱気せず 生じた一次的な押出物はボトル吹込成形機により次の工程で更に加工される。
用いた操作条件およびそれにより製造されたビンの性質を次の一覧表に示す。
ボトル吹込成形機での加工 エクストルーダー :ビーカム(Bekum)BM201(50mm/ 20  D) 加熱温度 、120℃(供給部〜ノズル)マス温度 =130℃ 回転数 :55rpm 吹込空気 ・2バー ボトルの性質 ・泡なし、白色、不透明、滑らかで光沢のある表面、幾分縮む、 自重で変形、5日間水不透 次の実施例2〜4における押出しについての詳細な記述は、それが実施例1にお けるのと同じ方法で行われるので行わない。更なる実施例(5〜22)を表に要 約する。ここでも操作は実施例1と基本的には同じである。その表は組成および エクストルーダーに別々に加えた固体および液体層の計量した量を含む。更に押 出し条件および押出物の性質を報告する。
実験は長さが僅かに異なるウニルナ−・アンド・フライドラ−(Werner  &P fleiderer)社の2つのエクストルーダー(コンティヌア(Co ntinua) 37 )で行った。両方のエクストルーダーのスクリューの形 は同等であった。スクリューの最初の半分は、規則的なアドバンノングコンベア 部材の外に、各10mmの長さの2つの左方のバンクミキシング部材を有してい た。スクリューの第2の部分は規則的なアドハンンングコンベア部材の外に、各 4Qmmの長さの2つのニーディング部材を有していた。スクリューの最後の4 Dは穴のあいた板の前部に高圧を生み出すように高められたピッチを有するアド バンシングコンベア部材より成った。
この位置に脱カスの可能性を同時に講じた。
すべての実験において回転数は160 rpmであり、滞留時間は40秒〜5分 の間であった。つf)レマリント(Wormalit)タイプPM4239、P M4739、PS14770およびVN4405の分散系はコルデス・アンド・ コンパニー(C。
rdes & Co、GmbH) (ボルタ・ウエストファリカ)により提供さ れる商業的な製品であり、モウイリス(Mowlith)、DM155はヘキス ト社(Hoechst) (フランクフルト)により供給されるポリ(酢酸ビニ ル/エチレン/アクリル酸誘導体)であり、アルコナル(Acrconal)  81 Dはバスフ(BASF)社(ルートビ・ンヒスノへ−フエン)により提供 される、アクリルニトリルと同時使用したアクリル酸エステルの共重合体の水性 ディスパージョンである。FA/MARの記号は脂肪アクリレートと無水マレイ ン酸の共重合体の水性ディス(−ジョンを示す。用いたすべてのポリマー分散系 はそれらの商業的に入手できる形で45〜60%の固体含量を有する。一部分こ れらのディスパージョンは実施例によっては、水および/またはグリセロールと 混合した。
実施例2 バレイショデンブン/ポリ(酢酸ビニル)分散物ディス<−ジョン/グリセロー ルを含んでなる系 原理的には実施例1を繰り返した。行った変更は次のリストから明らかである。
a)押出物の製造 用いた分散系 ・ポリ(酢酸ビニル)デイスノく一ンヨン(ウオルマリット(W ormalit) P M 4239、固体含量、55%)保護コロイド: ポリ(ビニルアルコール、コルデス(Cordes&Co、、GmbH)社 (ボルタ・ウエストファリカ) 液相の組成 36.7%ポリ(酢酸ビニル)33.3%グリセロール 30.0%水 液相供給速度 3.5kg/時間 バレイショデンプン供給速度 ・3.5kg/時間原料の組成 :40.0%ノ くレインヨデンプン18.4%ポリ(酢酸ビニル) 167%グリセロール 25.0%水 エクストルーダー ウ幻しナー・アンド・プライドラ−(Werner& P  fleiderer)、 コンティヌア37 (Continua)(30D)処理量 ・7 kg/時間 熱媒の温度 最初の半分 : 100℃ 第2の半分 、130℃ エクストルーダー中の温度 、105℃出口温度 : 140℃〜150°C 回転数 160rpm トルク 35〜40% 滞留時間 1分〜45分 外観 白色、不透明、ブリスター、 はとんど滑らかな表面 力学的性質 フレキノプル 破断点引張強度 2.5N/mm2 破断点伸び 130% 粘着性 無 備考 脱気なし b)ボトル吹込成形機での加工 本発明によるデンプンをベースにしたポリマーブレンドを通常に装備された吹込 成形ユニットを用いることにより加工して、包装用の成形物品を形成した。エク ストルーダーは溝付ブソンユを有し、冷却したスプループ・ソンユを有するエク ストルーダーであるのが有利である。ブローへ・ノドにオフセ・ントスノくイダ ーを有するストレーナ−を設けるとそれは良好なパリソンを製造する。
しかし、可塑化の良好な結果を得るためには、次の加工条件を採用すべきである ・ 加工温度は好ましくは120℃〜150℃の間であるように選択へきである。
正確な温度値は材料の水含量に依存するであろう。
この温度の範囲内で加工のポイントは、水の蒸発が未だ始まらず、または少なく とも押出物中に泡の生成をもたらさないよう選択する。しかし、操作温度は可能 な最良の均一性を達成するためにこの臨界点に近くあらねばならない。
パリソンを吹込成形するための圧力は1〜3バーの間である。1.5バーの吹込 圧、その後の6バーまでの圧力増加が有利である。
冷たすぎる金型壁上での熱可塑性デンプンポリマーの突然の冷却(クエンチング )はもろさを生み出すことが示された。それ故、金型温度を16℃〜24℃の間 であるよう選択することは意味がある。
エクストルーダー ・ベクム(Bekum)BM201(50mm/20D)加 熱温度 : 130℃(供給部〜ノズル)マス温度 、138℃ 回転数 :56rp国 吹込空気 :2バー ボトルの性質 僅かに褐色、不透明、独立した気泡、滑らかで僅かに光沢ある表 面、 幾分縮むがその他の点では空気中で寸法安定性、1日間水不透。
ボトル吹込成形機でのポリマーブレンドのここに示した加工は例示のために選択 した。他の慣用の加工方法を用いてもよい。その中で射出成形、押出成形、押出 吹込成形、インフレート法を例として述べる。
本発明によるポリマーブレンドの利用の分野および目的は、例えば粉末用計量カ ップ、ひしゃく、粉末用スクープビーカー、手提げ、シート、シートパック、バ リア用バリア層、板紙、レイシコンパッケージ、中空体、びん、クロージヤ一部 材、計量カップ、パウアリングエイド、植物ポットまたはジエオテキスタイル布 帛を含む。
実施例3 バレイショデンブン/ポリ(酢酸ビニル/ジブチルマレエート)デイスノ(−ジ ョン/グリセロールを含んでなる系 実施例1を原理的には繰り返した。行った変更は次の表から明らかである。
(Wormalit) P M 4739、固体含量:53%)保護コロイド・ エーテルデンプン、 コルデス社(Cordes&Co、 GmbH)(ボルタ・ウエストファリカ) 液相の組成 37.9%p(VAc/DBM)28.6%グリセロール 33.6%水 液相の供給速度 3.7kg/時間 バレイノヨデンブンの供給速度 3.0kg/時間原料の組成 、360%バレ イ/ヨデンブン20.8%ポリ(酢酸ビニル) 15.7%グリセロール 27.5%水 エクストルーダー ウニルナ−・アンド・フライドラ(Werner& P f leiderer)、コンティヌア(Continua)37(26D)処理量  ・6.7kg/時間 熱媒の温度 最初の半分 150℃ 第2の半分 150℃ エクストルーダー中の温度 140°C出口温度 ・ 159°C〜161°C 回転数 16Orpm トルク 27% 滞留時間 =50秒〜4分 外観 :白色、不透明、ブリスター、 僅かに粗な表面 力学的性質 :フレキシブル 破断点引張強度 : 4. ON/a”破断点伸び 、360% 粘着性 :なし 備考 :脱気せず 実施例4 バレインヨデンブン/ポリ(酢酸ビニル/ジブチルマレエート/ブチルアクリレ ート)ディスパージョンを含んでなる系原理的には実施例1を繰り返した1行っ た変更は次のリストから明らかである。
a、押出物の製造 用いた分散系 、ポリ(酢酸ビニル/ジブチルマレエート/ブチルアクリレート )ディスパージョン、(ウォルマリット(Wormalit) P M 477 0、固体含量=60%)、保護コロイド・ポリビニルアルコール、コルデス社( Cordes& Co、 。
GmbH)(ボルタ・ウエストファリカ)液相の組成 、53%p(VAc/D BM/BA)47%水 液相の供給速度 ・2.5kg/時間 バレイショデンブン供給速度 2.5kg/時間原料の組成 ・40.0%バレ イショデンプン265%p(VAc/DBM/BA) 33.5%水 エクストルーダー ウニルナ−・アンド・フライドラ−(Wener& P f leiderer)、 コンティヌア(Continua)37(30D)処理量 二5 kg/時間 熱媒の温度 最初の半分 =80℃ 第2の半分 ;150℃ エクストルーダー中の温度 :95℃ 出口温度 : 130℃〜140℃ 回転数 :160rpm トルク : 24% 滞留時間 、1分〜4.5分 外観 :白色、不透明、多くのブリスター、滑らかで光沢のある表面 力学的性質 :フレキシブル 破断点引張強度 + <2N/mm2 破断点伸度 、く50% 粘着性 なし 備考 :脱気せず 合成高分子物質で改変したデンプンをベースにした材料および/または成形物品 を、デンプンを水性のポリマー分散系と共押出しすることにより製造する更なる 実施例を以下の表に示す。
配合物 No、 kg/時間 kg/時間 表示 重量% 重量% 重量%5 3.0  3.OPM4739 44.2 16.7 39,26 3.0 5.5 PM 4739 53 0 477 3.0 3.7 PM4739 37.9 28 ,6 33.68 3.0 3.7 PM4739 37.9 28,6 33 ,69 4.2 2.8 PM4739 31.2 41,2 27.610  3.0 3.OF’關 4239 30.6 44,4 25.011 3.0  7.OPM4239 36,7 33,3 30.012 3.0 3、OP M 4239 32.4 41.2 26.513 4.9 9.5 DM15 5 37.0 31.5 31.514 2.2 2.2 VN4405 42 .9 28.6 2g、615 2.2 2.2 PM4239 31.2 4 1,2 27.616 3.0 4.5 FA/MAR45,59,145,5 173,02,OFA/MAIII 45.5 9.1 45.518 2.1  2.1 PM4770 35.3 41,2 23.519 3.0 2.O PM4770 40.8 23.1 36.220 2.5 2.5 PM47 70 53.0 0 47.021 3.0 2.OAcr、81D 53.0  0 47.022 4.0 1.0 ^cr、81D 53.0 0 47. 0原料の組成 No、 重量% 重量% 重量% 重量%5 40.0 22.1 g、3 2 9.66 28、0 34.5 0 375 7 44.0 17.0 12.9 26.18 44、0 17.0 12. 9 26.19 4g、 0 12.5 16.5 23.010’ 40.0  15.3 22,2 22.511 24.0 25.7 23,3 27. 012 40.0 16.2 20.6 23.313 27.2 24,4  20,8 27.614 40.0 21.8 13,9 23.915 40 、0 16.2 20.6 23.316 32.0 27.3 6,0 34 .717 48.0 18.2 4,0 29.818 40、0 17.7  20.6 21.819 48、0 16.3 9.2 26.520 40、 0 26.5 0 32.221 4g、0 21.2 0 30.822 6 4、0 10.6 0 25.4押出パラメーター 第1の半分 第2の半分 の長さ エクストトタ゛−測定 別の測定No、 ’ C℃ % ℃ ℃ 5 130 130 26D 34 130 16C1613013026D  33 122 1457 130 130 26D 33 127 1628  110 110 26D 39 120 1529 130 130 26D  33 120 14710’ ]、30 130 26D 48 130 17 011 140 140 26D 24 128 14512 115 115  26D 47 129 16713 70 110 30D 14 80 n d14 90 140 30D 30 125 nd15 83 130 30 D 30 105 nd16 100 160 30D 5 80 nd17  60 140 30D 9 101 nd18 80 140 26D 16  105 13019 80 145 26D 22 105 13020 80  145 26D 24 95 12021 80 150 26D 24 1 05 13022 80 130 26D 30 106 135nd、測定せ ず 押出物の外観/性質 実施例 色 フレキシビリティ 表面 粘着性 室温の水中でNo、 a) の 溶解性 5 白色 もろい 4 なし 膨潤 6 白色 もろい 3 なし 膨潤 7 白色 もろい 3 なし 膨潤 8 白色 フレキシブル 1 なし 膨潤9 白色 フレキシブル 2 なし  膨潤10 白色 フレキシブル 1−2 なし 膨潤11 白色 フレキシブル  1 なし 膨潤12 白色 フレキシブル 3 なし 膨潤13 白色〜ベー ジュつぶれ易い 3 あり 崩壊14 グレー もろい 3 なし / 15 白色 フレキンプル 2 なし /16 黄色 軟い 2 あり 部分的 に崩壊17 白色 もろい 2 なし 崩壊 18 僅かにグレー フレキンプル 2 なし 膨潤19 僅かにグレー フレ キノプル 3 なし 膨潤20 白色 フレキシブル 2−3 なし 膨潤21  黄色 フレキノプル 2 なし 膨潤22 黄色 もろい 3 なし 膨潤 a)表面の評価 1 滑らかで光沢がある 2・滑らかだがブリスターであるかまたは不均一3、僅かに粗 4 多孔性 5 ぼろぼろ 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号C08L 67102  LNZ 8933−4J75104 NGL 8620−4J 77100 L Q R9286−4Jlolloo L S Y 7242− 4 J(72)発明者 ケンプフ、ヴオルフガングドイツ連邦共和国 ディー5 ooo ケルン71、フレーベルシュトラアセ 19番I

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.高温高圧で、水および/または低分子量可塑化剤を加えて熱機械的に熟成し たデンプンをベースにし、該デンプンは熱可塑性合成高分子化合物を少なくとも 大部分均一な混合物として含んでいる材料および/または成形物品であって、合 成の熱可塑性高分子化合物の内容物は水相中の分散ポリマー相を含んでなる水性 のポリマー分散系に由来すること、および合成熱可塑性高分子化合物は、デンプ ンの熟成がポリマー分散系の水相の同時使用により行われるような方法で、水相 と組み合わせてデンプンに導入されることを特徴とする材料および/または成形 物品。
  2. 2.熱機械的なデンプンの熟成が、水性のポリマー分散系をデンプンに混合する ことと共に起こり、該均一な混合物を形成することを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の材料および/または成形物品。
  3. 3.熱機械的に熟成したデンプンを、少なくとも大部分水不溶性の熱可塑性合成 高分子化合物、例えばポリ(ビニルエステル)、ポリ(メタ)アクリレートおよ び/または対応するコポリマー、ポリエステル、ポリアミドおよび/またはポリ ウレタン樹脂との組み合わせ等のエマルジョン(コ)ポリマーとの均一な混合物 として含み、これらの熱可塑性高分子化合物は極性の基および/または分子の成 分を含み、大きい親油性を有する分子の成分に任意的に結合することが好ましい ことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の材料および/または成 形物品。
  4. 4.合成高分子化合物を約50重量%以下の量、好ましくは約10〜45重量% の範囲で(水および低分子量可塑化剤を含まない固体の混合物を基準にして)含 むことを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の材料および/また は成形物品。
  5. 5.水および/または低分子量可塑化剤を、全混合物を基準にして少なくとも約 10重量%、好ましくは少なくとも約15重量%、そして特に約20〜40重量 %の量含むことを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の材料およ び/または成形物品。
  6. 6.低分子量可塑化剤として低分子量多官能性アルコール、特にグリセロール、 および/またはそれらのエーテルを含み、それらの量の割合は全混合物を基準に して好ましくは約10〜20重量%の範囲であることを特徴とする請求の範囲第 1〜5項のいずれかに記載の材料および/または成形物品。
  7. 7.天然のデンプンを水性のポリマー分散系および任意的にさらなる低分子量可 塑化剤と混合し、生じた多成分混合物をさらに高温および高圧で同時に強く撹拌 および/またはニーディングしながらデンプン熟成に付して熱可塑的に加工可能 なデンプンを形成し、所望により生じたポリマーの均一な混合物を成形する請求 の範囲第1〜6項のいずれかに記載のポリマーで改変した材料および/または成 形物品を製造する方法。
  8. 8.混合工程およびデンプン熟成が密閉したニーダーまたは好ましくはエクスト ルーダーで行われ、熱機械的なデンプン熟成および可塑化合成高分子成分を混合 することによる均一な混合物の生成が保証されるように滞留時間および工程条件 がコントロールされることを特徴とする請求の範囲第7項に記載の方法。
  9. 9.混合およびデンプン熟成の工程の少なくとも最終の段階で、100℃以上、 好ましくは120℃以上、特に約140℃〜170℃の範囲の生成物温度で操作 することを特徴とする請求の範囲第7項または第8項に記載の方法。
  10. 10.約30分までの範囲、好ましくは約0.5〜10分の範囲内の加工条件下 の多成分混合物の滞留時間で、より具体的には連続的な工程様式および選択した 工程温度に依存した系における内因的な圧力下で、操作することを特徴とする請 求の範囲第7〜9項のいずれかに記載の方法。
  11. 11.高分子成分の混合および熟成の操作が加熱したエクストルーダーで行われ 、そこでデンプン−好ましくはデンプン粉末として−および水性のポリマー分散 系並びに任意的に低分子量の可塑化剤が互いに別々に供給部に供給され、一方均 一化され熟成された高分子組成物を、所望により過剰の水をストリップすること による部分的に除去した後、押出物として回収することを特徴とする請求の範囲 第7〜10項のいずれかに記載の方法。
  12. 12.成形物品、シートおよび包装材料の製造のための熱可塑性材料としての請 求の範囲第1〜6項のいづれかに記載のポリマーで改変した材料の使用。
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