JPH06503068A - 細胞静止及び抗ウィルス剤として有用な新規5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン及びそれらの類似体 - Google Patents

細胞静止及び抗ウィルス剤として有用な新規5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン及びそれらの類似体

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 細胞静止及び抗ウィルス剤として有用な新規5−ヨード−6−アミノ−1,2− ベンゾピロン及びそれらの類似体発明の分野 本発明は一般的に、新規5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン及びそ れらの類似体、可能性ある、選択的且つ安全な細胞技術の情況及び関連する開示 はとんどの悪性増殖及びウィルス感染の存在する化学療法処理は、ひじょうに毒 性の物質及び抗ウィルス剤にほとんど限定されている。
5−ヨード−6−アミツベンゾビロンはこれまで知られておらず、又は記載され てもいない。文献に見出されるわずかに関連する化合に記載される3−アミノ− 6−ヨード−8−メトキシ−1,2−ベンゾピロンである。これらの化合物は、 それらの鎮静及び睡眠効果されている。解熱、睡眠、血圧降下及び抗アドレナリ ン作用が報告いては報告されていない。
前駆体分子、すなわち1,2−ベンゾピロン(クマリン)は、アデノシンジホス ホリボーストランスフェラーゼ(ADPRT) 、すなわち悪性細胞に存在する DNA−結合核タンパク質の阻害リガンドであることが示されている(Proc 、 Nat、 Acad、 Sci、 (USA)、 84 : 1107(1 987乃。
最近、6−ARPは、触媒的に効果的なりNA末端をまた結合する同じ部位でA DPRTに特異的に結合することが知られている。6−ARP及びDNAの両者 が、ADPRTL−の同じ部位のために競争することは明白である。これらの結 果はFEBS Lett、、 212 : 73(1987)!:開示されてい る。
最近、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンは、著しく低い毒性物質 であり、さらに細胞培養物及びヒト血液において腫瘍発生及びウィルス複製のひ じょうに効果的なインヒビターであることが見出された。それらの治療範囲は、 癌増殖の抑制及び阻害のために及び最つども危険なウィルス感染、たとえばAI DS及び肝炎感染の処理のために特に有用であるように思われる。
要約 本発明の1つの観点は、下記式: 〔式中、RIIRtlRj%又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル 、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキ シ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択さ れる〕で表わされる新規細胞増殖抑制性、抗腫瘍形成性及び抗ウイルス性化合物 又は医薬的に許容できるそれらの塩に関する。
本発明のもう1つの観点は、下記式: C式中、R,、R2,R,、又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル 、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキ シ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択さ れる〕で表わされる新規細胞増殖抑制剤及び抗ウィルス剤及び医薬的に許容でき るそれらの塩にも関する。
本発明のさらにもう1つの観点は、下記式:〔式中、R,、R,、R,、又はR 4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハ ロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換 されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる新規化合物又は 医薬的に許容できるそれらの塩の治療的有効量を哺乳類に投与することによって 哺乳類におけるウィルス感染を処理するための方法にも関する。
本発明のさらにもう1つの観点は、下記式:〔式中、RIIRtlR3、又はR 4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハ ロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換 されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる新規化合物又は 医薬的に許容できるそれらの塩の治療的有効量を哺乳類に投与することを含んで 成るヒトにおける腫瘍形成増殖を阻害し又は抑制するための方法にも関する。
本発明のさらにもう!つの観点は、下記式:〔式中、R+ 、 Rx 、R1、 又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキ ル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロによ り置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる新規化合 物又は医薬的に許容できるそれらの塩の治療的有効量を哺乳類に投与することを 含んで成る、哺乳類におけるウィルス感染の処理方法にも関する。
本発明のさらにもう1つの観点は、下記式:〔式中、R,、R,、R,、又はR 4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハ ロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換 されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる新規化合物又は 医薬的に許容できるそれらの塩の治療的有効量を哺乳類に投与することを含んで 成る、哺乳類における腫瘍形成増殖を阻害し、又は抑制するための方法にも関す る。
さらに本発明のもう1つの観点は、下記式:〔式中、R+ 、Rt 、Rz 、 又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキ ル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロによ り置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる新規化合 物又は医薬的に許容できるそれらの塩の調製方法にも関する。
本発明の最後の観点は、下記式: 〔式中、R,、R,、R,、又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル 、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキ シ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択さ れる〕で表わされる新規化合物又は医薬的に許容できるそれらの塩の調製方法に も関する。
図面の簡単な説明 図1は、5−I−6−ABP及びその前駆体6−ABPのHNMRスペクトルを 示す。
図2は、AA−2細胞における6−ARPに比較しての5−l−6−ABP ニ よルHV[(p24)阻害を示す。
図3は、6−ARPに比較しての5−l−6−ABPのMT2細胞におけるシン シチウム形成に対する阻害効果を示す。
図4は、p24タンパク質形成により測定される6−ARPに比較しての5−I −6−ABPの抗−1(IV活性を示す。
図5は、AA−2細胞に対するHIVの細胞変性効果によりアッセイされる6− ABPに比較しての5−I−6−ARPの抗−HIV活性を示す。
図6は、MT−2細胞に対するHIVの細胞変性効果によりアッセイサt’L6 6−ABP i:比較しテ(1’)5− l−6−ARP (7)抗−HIM活 性を示す。
発明の詳細な説明 5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン又は5−l−6−ABP“は、 それぞれ、クマリン炭素3. 4. 7及び8に対応するR、、R2,R2又は R4が水素、ヒドロキシ、アミ八アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ 又は場合によってはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はノハロにより置換さ れたフェニルにより置換されているか又は置換されていない式(I)の化合物を 言及する。
“5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロン”又は“5−1−6−NO BP“ (式II)は、クマリン炭素3,4.7及び8に対応するR+ 、Rx  、Rs又はR4がそれぞれ、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキ シ、ハロ、シクロアルキル又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、710 又はヒドロキシにより置換されフェニルにより置換されているか又は置換されて いない5−ヨード−6−ABPの代謝物を言及する。
“ADPRT”は、ポリ(ADP−リポース)ポリメラーゼ(EC2,4,99 )としても知られているアデノシンジホスホリボーストランスフエラーゼ、すな わちADP−リボースの重合を触媒する真核生物の特定のDNA結合核タンパク 質を言及する。酵素工程はDNAに依存する。そのADPRT酵素は、下記態様 で6−アミノ−1,2−ベンゾピロンにより変性される。
調製方法 5−l−6−ABP及びその代謝物5− I−6−NOBP (ここでR11R 2,Rs及びR4は水素、ヒドロキシ、アミ八アルキル、アルコキシ、シクロア ルキル、ハロ又は場合によってはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロに より置換されたフェニルである)の調製のための一般的反応は、下記反応スケム lに示される。
その反応スケムlは、5−l−6−ARP及びその代謝物5−■−6−NOBP の合成に含まれる段階を図的に示す。
典型的には、出発化合物(A)6−ニトロ−1,2−ベンゾピロンは、化合物( m 5−1−6−NOBPに段階3により容易に酸化される化合物(1)5−1 −6−ABPを得るために、第5炭素上を段階2によりヨウ素化される化合物( B)6−ABPに段階1により還元される。
段階I Fe/KBH4 段階2 ニーC1 段階3H20□ 本発明の5−ヨード−6−アミツベンゾビロンは、下記一般式:〔式中、R,、 R,、R,及びR4は、水素、ヒドロキシ、アミ八アルキル、アルコキシ、シク ロアルキル、ハロ又は場合によってはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハ ロにより置換され得るフェニルから独立して選択される〕で表わされる化合物で ある。
これらの化合物は新規である。この種の化合物の文献におけるこれまでの記載の 例はない。
5−l−6−ARP前駆体6−ABP化合物(B)の合成は、酢酸中、鉄粉末に よる、Pfaltz & Bauerがら得られた6−ニトロクマリン化合物( A)の自発的還元、続く濾過、酢酸の回転蒸発、エタノール中への抽出及びエタ ノールからの結晶化(FEBS Letters、 212 + 73(198 7)に使用される方法)により、又は水性メタノールに懸濁された炭素上パラジ ウム触媒を用いての水素化硼素カリウムによる置換されていない5−ヨード−6 −アミノ−1,2−ベンゾピロンは一般的に、温アルコール、たとえばメタノー ル、エタノール、プロパツール及び他のアルコール、又は氷弱酸、たとえば氷酢 酸、好ましくはエタノール中で、好ましくは10〜15分間、1〜2当量のヨウ 素試薬、たとえばヨウ素モノクロリドとの反応により、遊離塩基又は塩酸塩のい づれかとして6−アミノ−1,2−ベンゾピロンのヨウ素化により調製される。
他方、それらの化合物は、温アルコール中、ヨウ素及びヨウ素酸の組合せとの1 0分〜6時間、好ましくは1〜2時間の、又は塩基、たとえば水酸化ナトリウム 、水酸化カリウム又は好ましくは水酸化アンモニウムに溶解されたヨウ素との1 0分〜6時間、好ましくは1〜2時間の15℃〜40℃、好ましくは室温での6 −ARPとの反応により調製される。反応が完結した後、水及び便利な還元剤、 たとえばビスルフィット、チオスルフェート又は他の適切な還元剤がいづれかの 未反応ヨウ素試薬を破壊するために添加される。次にヨウ素化された生成物は、 過剰の水の添加により沈殿せしめられ、又は適切な有機溶媒、たとえば酢酸エチ ル、酢酸ブチル、クロロホルム及び同様のもの中に抽出される。溶媒の除去の後 、粗ヨード化合物(1)がアルコールから再結晶化される。
6−ABP(B)の5−l−6−ABP化合物へのそのような直接的なヨウ素化 を用いての詳細な方法は例1に記載される。
他方、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンは、l。
2−ベンゾピロン(クマリン)の一般的Perkin合成の手段により調製され 、ここで適切に置換された2−ヒドロキシベンズアルデヒド、たとえば5−ニト ロ−6−ヨード−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒドが、J、 Ind、 Ch em、 Soc、 、 48 : 371(1971)に記載されるようにして 、無水酢酸ナトリウム及び無水酢酸の存在下でグリシンにより縮合され、5−ヨ ード−6−二トロー1.2−ベンゾピロンが付与され、続いて水性ナトリウムジ チオネートによりニトロ基が還元され、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベン ゾピロン(I)が付与される。この反応は、それらの化合物の大規模な調製方法 のために好ましい。
R,、R,、R,又はR4のいづれに対しても置換を有さない5−l−6−AR P化合物(I)は調製されており、そしてそのNMRスペクトルがその前駆体6 −ARP(B)のスペクトルと比較された。その結果は図1に示される。
図1は、5−l−6−ARP(T)及びその合成前駆体6−ABPCB)の’H NMRスペクトルの比較を示し、そして非交換性プロトンのみを示す。プロトン 割当てが示される。すべてのプロトンシグナルは、隣接するプロトンによるスプ リットのためにダブレットである。6− ABPにおいては、H−7は、接近− 範囲の隣接するH−8によりスプリットされ、そしてそれに対して広範囲(メタ )であるH−5によりさらに細かくスプリットされるので、ダブレットの中のダ ブレットであり、ところが逆に、H−5はH−7により細かくスプリットされる 。6−ARPがヨウ素化される場合、H−5のためのシグナルが溶出し、そして 同様にH−7の細かなスプリットが消出した。
さらに、下流場方向へのシグナルのいくらかのシフトが生じた。スペクトルがD MSO溶媒中で測定され、そして化学的シフト(ppm)はTMSに対して相対 的である。5−I−6−ABPについての正確な化学的シフトデータが例1に報 告されている。
置換された化合物は一般的に、市販されているか、又は例3〜lOに記載されて いるようにして得られ又は調製された適切に置換された6−ニトロ化合物(A) を用いて、置換されていない上記化合物について記載されるのと同じ又は類似す る手段で調製される。置換された前駆体が利用できない化合物は、下記のように 当業界において利用できる反応により合成される。
5−I−6−ARPのアルキル誘導体は、商業的に入手できる、又は利用できる 化学文献に記載されるようにして調製されたアルキル化された1、2−ベンゾピ ロンから典型的には調製される。たとえば、典型的には、Aldrichから入 手できる7−メチル−1,2−ベンゾピロン及び5ynthesis、 599 (1975)又は464(1977)に従って調製された合成3−メチル−1, 2−ベンゾピロン又は4−メチル−1、2−ベンゾピロンが、Indian J 、Chem、、 7:49(1969)に従って氷酢酸中、硝酸を用いて、又は Egypt、J、Chem、、 20 : 453(1977)に見出されるよ うにして、6−位置でのニトロ化を優先的に付与する類似する温和なニトロ化条 件を用いて、それぞれニトロ化される。
6−ニトロ−1,2−ベンゾピロンは、J、Heterocylic Chem 、、 23 :87(1986)に記載される方法を用いて水性メタノール中、 Pd(c)触媒と共に水素化硼素カリウム、又は適切な他の還元条件を用いて6 −アミノ−誘導体に還元される。還元に続いて、−塩化ヨウ素1〜2当量を用い てヨウ素化され(J、Org、Chea+、、 23 : 1731(1958 )) 、ここで6−アミノ基がモノ−ヨウ素化を5−位置に向ける。他のアルキ ル化された化合物は、同じ又は類似する手段で調製される。
5−l−6−ABPのシクロアルキル誘導体は、5ynthesis、 464 (1977)に従っての4−メチル−1,2−ベンゾピロンの合成においてのメ チル基に関して、アルキル基を置換するようにシクロヘキシル基を用いることに よって調製される。得られるシクロアルキル、すなわち4−シクロへキシル−1 ,2−ベンゾピロンは次に、緩酸、好ましくは氷酢酸中、硝酸を用いて6−位置 でニトロ化さね、そして水性メタノ−・ル中、Pd(e)触媒と共に水素化硼素 ナトリウムにより又はいづれか他の適切な還元方法によりその対応する6−アミ ン化合物に還元される。次に、その化合物は、温アルコール、たとえばメタノー ル、エタノール、プロパツール、ブタノール等における1当量の−1化ヨウ素を 用いて、5−位置でヨウ素化される。他のシクロアルキルは、同じ又は類似する 手段で調製される。
5−I−6−ARPのフェニル又は置換フェニル誘導体は、Kogyo−Kag aku Zasshi、 71 : 1010(1968)及びChe+++、 Abstr、、 70 : 30023(1969)に記載される方法を用いる ことによって調製される。たとえばp−トリル基が、6−アミノ−3−p−トリ ル−1,2−ベンゾピロンを付与するために6−アミノ−3−フェニル−1,2 −ベンゾピロンの合成においてフェニル基を置換するために使用される。次に、 この化合物がアルコール中、1当量の−1化ヨウ素を用いることによってヨウ素 化される。6−アミノ基が活性化し、モして5−位置でのヨウ素化を指図する。
他のアリール誘導体は、同じ又は類似する態様で調製される。フェニル基を他の 位置に結合するためには、当業界において利用できる方法が、そのような目的の ために使用される。
6−ABPのヒドロキシ誘導体は典型的には、Indian J、Chem、、  7 :49(1969)に従って温和な条件下、たとえば氷酢酸中、硝酸下で ニトロ化し、対応する6−二トロー誘導体を付与し、次に水性アルコール中、P d(c)触媒と共に水素化硼素ナトリウム又はカリウムにより又は他の還元方法 によりアミノ化合物に還元することによって、市販の合成面躯体、たとえば4− ヒドロキシ−1,2−ベンゾピロン(Aldrich)から調製される。他のヒ ドロキシル化された5−■−6−ARP化合物は、同じ又は類似する態様で調製 される。
アルコキシ誘導体は典型的には、上記ヒト占キシ誘導体から容易に調製される。
例として、上記4−ヒドロキシ−1,2−ベンゾピロンの6−ニトロ−誘導体が 、5ynthesis、 [44(1978)に従ってジメチルスルフェートに より処理され、ヒドロキシ基がメトキシ基に転換され、そして次にその得られる 化合物が水性アルコール、好ましくはメタノール中、Pd(c)触媒と共に水素 化硼素すl・リウム又はカリウムを用いて、4−メトキシ−6−アミノ−1,2 −ベンゾピロンに還元される。次にその化合物は、5−ヨード誘導体を付与する ためにアルコール中、当量の−1化ヨウ素によりヨウ素化される。他のアルコキ シ化合物は同じ又は類似する態様で調製される。
5−I−6−ABPのアミノ誘導体は、たとえばR,−R,上に追加のアミノ置 換基を有する前駆体、たとえばArch、 Pharm、 、 296 : 3 65(1963)に従って調製された合成3−アミノ−6−ニトロ−1,2−ベ ンゾピロンを用いることによって調製される。次に、そのアミノ−ニトロ化合物 は、水性アルコール、好ましくはメタノール中、Pd(c)触媒と共に水素化硼 素ナトリウム又はカリウムを用いて又は他の適切な還元方法により3.6−ジア ミツー1,2−ベンゾピロンに還元される。次に、この化合物はアルコール中、 1当量の一塩化ヨウ素によりヨウ素化され、ここで6−アミノ基が5−位置への ヨウ素化を指図する。他のジー又はトリーアミノ誘導体は、同じか又は類似する 手段で調製される。
5−l−6−ABPのハロ誘導体は、続いて連続的に、6−位置においてニトロ 化され、アミノ化合物に還元され、モして5−位置においてヨウ素化される所望 する合成ハロー置換1,2−ベンゾピロンにより開始し、又は臭素又はヨウ素を 用いての直接的なハロゲン化に5−I−6−ABPをゆだねることによって調製 される。従って、に記載される3−クロロ−及び3−ブロモ−1,2−ベンゾピ ロンが、氷酢酸中、硝酸により二1・口化され、それぞれ6−ニトロ−誘導体が 得られ、次にそれらはその対応する6−アミノ誘導体に水性ナトリウムジチオネ ート又は水素化硼素ナトリウム又はカリウム/Pd(c)により還元され、次に アルコール中、1当量の−1化ヨウ素によりヨウ素化され、それぞれ3−ハロー 5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンが得られる。直接的なハロゲン 化の例として、水酸化アンモニア中、ヨウ素から成る2当量の試薬を用いて(J 、Org、Chem、、 23: 1731(1958)) 、6−アミノ−1 ,2−ベンゾピロンが5,7−ジヨードー6−アミノー1,2−ベンゾピロンに ヨウ素化される。
本発明の最っとも好ましい化合物は、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾ ピロン(5−l−6−ARP) (化合物りである。しかしながら、l、2−ベ ンゾピロン(クマリン)位置3,4.7及び8における親水性及び疎水性置換R 3,R= 、R2及びR4と共に5−位置におけるヨード置換及び6−位置にお けるアミノ置換は、5−l−6−ARPのそれらの変種に、類似する又はより良 好な細胞増殖抑制及び抗ウイルス生物学的活性を付し、そして本発明の範囲本発 明の化合物(I)は、そのニトロソ化合物(II)に容易に転換され又は代謝さ れ、従って5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロン(5−I −6− NOBP)が形成される。化合物5−■−6−NOBPはまた、本発明の好まし い化合物である。5−l−6−ABP(I)と同様に、5−1−6−NOBP  (TI)はまた、悪性増殖及びウィルス複製の阻害及び抑制のためにも有用であ る。
典型的には、ニトロソ化合物は水溶液又は水性アルコール溶液のいづれかにおい て調製され、ここで5−ヨード−6−アミノ化合物(1)が溶解され又は懸濁液 で存在し、そして前記溶液は好ましくは1当量の鉱酸、たとえば塩酸、硫酸、リ ン酸、硼酸及び他のもの、好ましくは塩酸、及びタングステン酸又はその塩、又 はペルオキシ基を形成できるいづれか他の酸素酸、及び過剰の過酸化水素を含む 。
反応の完結後、好ましくは室温又はそれ以下の温度で、ニトロソ生成物が有機溶 媒、たとえば酢酸エチル又はクロロホルムにより抽出され、そして溶離溶媒とし て酢酸エチル、クロロホルム、ヘキサン又はそれらの混合液を用いてシリカゲル 上でのクロマトグラフィー処理により精製される。
他方、酸化は非極性溶媒、たとえばクロロホルム、ジクロロメタン又は他のもの において行なわれ、ここでアミノ化合物(1)が溶解され、そして0℃〜40℃ 、好ましくは室温又はそれ以下の温度で供給される、1〜2当量の有機ペルオキ シ酸、たとえばペルオキシ安息香酸、メタ−クロロペルオキシ安息香酸又はペル オキシ酢酸と共に組合される。反応の完結の後、その混合物は溶媒の蒸発により 濃縮され、そしてニトロソ−生成物(II)が上記のような溶離溶媒を用いて、 シリカゲル上でのクロマトグラフィー処理により単離される。
利用性 5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン(1)及びそれらのニトロソ代 謝物(II)は、腫瘍細胞及びウィルス増殖、特にウィルス、たとえばヒト免疫 欠陥ウィルス、HIV−1,HIV−2、肝炎ウィルス、H5V−】、H8V− 2、帯状庖疹ウィルス又はエブスタイン・バールウィルス(EBV) 、動物ウ ィルス、神経羊ウィルス、及びCMVの増殖を選択的に阻害する、可能性ある、 特定の且つ非毒性の抗腫瘍及び抗ウィルス剤である。従って、それらの薬物は、 腫瘍及びウィルス疾患の予防及び処置のために有用である。これらの化合物は、 AIDSを存する免疫抑制された患者における腫瘍増殖の特に効果的なインヒビ ターであり、ここでそれらは、腫瘍増殖、たとえばカボジ肉腫に影響を及ぼすの みならず、またヒト免疫欠陥ウィルス、及び単純ヘルペスウィルス及びザイトメ ガロウィルスによる感染及び@瘍増殖、たとえばカボジ肉腫、非ホジキンリンパ 腫及び−次リンパ腫の進行をも阻害する。つ、イルスの場合、それらの化合物は 、AIDS、ヘルペス性病変及びサイトロメガロウィルス感染の処置のために有 用である。さらに、それらの化合物は、存在したとしても、ひじょうに低い毒性 を有する。
5−l−6−ABP及び/又はその代謝物5−l−6−NOBPは、ADPRT の可能性あるインヒビターであることが見出された。それらの生物学的作用範囲 は、6−ABPの範囲にほぼ等しいが、但し、それらの可能性は約10〜50倍 高かった。そのような可能性は、5−I−6−ARPの場合、細胞培養における 悪性細胞増殖に対して弗特に十分に裏づけられている。5−l−6−ARPはま た、HIVに対してもひじょうに効果的である。この効率は6−ABPよりも1 0〜20倍高い。
At)PRTへの5−l−6−ABPのより強い結合は6−ABPに比較してこ の分子のより強い生物学的作用の要因となるように思われるが、化学レベルに基 づく作用の基本的な分子機構はたぶん同じである。
5−I−6−ARPの6−了ミノ基は、5−l−6−NOBPに急速に細胞内酸 化され、これは、ADPRTのZn4+−フィンガードメインに結合することに よって、Zn 3 +フィンガーポリペプチドにおけるチオール基の酸化による 強くキレート化されたZn”を不安定にし、従ってZn■を放す。この手段にお いては、5i−6−ARPはこのタンパク質のADPR−形成活性を効果的に不 活性化し、そして一定の二本鎖DNAの“内部ドメイン”と反応するDNA結合 タンパク質にそれを転換する(Biochemistry、 28 : 567 0(1989) ; Biochem、 Biophys、 Res。
Commun、 、 167 : 842(1990))。これらのDNAドメ インは、腫瘍形成性又は増殖性細胞及びウィルスDNAにおいて、たぶん組込み 部位で、DNA構造体の異常な複製を包含する。
5−l−6−ARPの抗ウイルス活性 式(1)の本発明のヨード化合物、特に5−l−6−ABPは、非ヨウ素化6− ABPよりも約10倍高い可能性(濃度に基づいて)を有する。6−ABPの■ 、。が125μMであり、モしてKiが47μMである場合、5−I−6−AB PのI6゜は19μMであり、モしてKiは2μMである。
6−ABPに比較しての5−I−6−ABPの抗HIV活性が図2に示され、こ こでウィルス性HIV増殖がAA−2細胞培養においてアッセイされる。
図2は、培養でのAA−2細胞におけるウィルス増殖の時間に対しての、未処理 の培養物に比較しての細胞外適用された5−I−6−ABP及び6−ABPの効 果を示す。3dの6−ARPの効果が、自動ELISA試験によるp24形成の 従来の分析を用いて、4日でのHIV複製に刻して、0.2mMの5−l−6− ARPの効果と比較された。図2から見出されるように、4日で、30倍低い量 (0,1mM)の5−1−6− ABPが、1:1600のHIV希釈度でp2 4生成に対して、3mMの6−ABPが有するのとほとんど同等の抑制効果を有 した。これは、5−1−6−ABPがHIV増殖のより可能性あるインヒビター であることを明確に示す。
5−l−6−ABP及び6−ABPの両者によるMT−2細胞におけるシンシチ ウム形成の阻害を示す図3においては、そのシンシチウム形成に対しての再化合 物の作動性かさらに一層明白にされる。1・1600の旧■希釈度で、阻害は両 薬物のために完全である。l・400の希釈度においては、30倍低い量の5−  I −6−ABP (0,1mM)が、3mMの6−ABPよりもわずかに低 い阻害性を示す。これはまた、1:100のHIV希釈度においても見出される 。すべての観察は4日で完了する。
図2と同様に、図4はI(fV複製の測定としてのp24タンパク質形成を示し 、そして3mMの6−ABPの効果と0.3mMの5−I−6−ABPの効果と を比較する。ここで、図2におけるのと同じような効果が見出される。ここで、 6−ARPの量は、5−l−6−ARPの量よりもたった10倍高い。従って、 5−l−6−ARPの10倍低い濃度が、6−ABPの濃度に比較して、すべて の試験においてほぼ効果的である。
図5及び6は、5−l−6−ARPと6−ARPとの同じ比較を示すか、但し、 ウィルス増殖は、AA−2細胞(図5)及びMT−2細胞(図6)に対する旧■ の細胞変性効果によりアッセイされる。従って、10倍低い濃度の5−l−6− ABPが、6−ARPの濃度に比較して、すべての試験においてほぼ効果的であ る。
従って、5−■−6−ABPは、異常に刺激されたDNA合成が生じる疾病、た とえばウィルス及び慢性炎症性疾病の処置のために有用である。これらの薬物は 、単独で又は6−ABPと組合して使用され得る。
5−I〜6−ABPの細胞増殖抑制効果作用の同じ態様に基づく場合、5i−6 −ARPはまた、ひじょうに可能性ある細胞増殖抑制抗腫瘍形成活性を育する。
そのような活性が細胞系に対して研究され、そして例11に詳細に記載される。
結果は表1に示され、ここでDNA合成は6種の異なった細胞系においてアッセ イされる。すべての場合、特に腫瘍形成細胞タイプの複製が5−l−6−ABP 処理によりひじょうに阻害される。500μMの6−ARPは50μMの5−l −6−AI3Pと同じ有効性を示し、すなわち5−l−6−ABPの抗腫瘍形成 活性は少なくとも10倍又はそれ以上高い。
細胞毒性を包含しない5−l−6−ARPの細胞増殖抑制効果は、主要腫瘍マス の手術による除去に続いて、転移性癌の処理における薬物としてこの分子を定め る。
5−l−6−ARP化合物及びそれらの代謝物は、腫瘍細胞有糸分裂及びウィル スDNA複製をひじょうに特異的且つ効果的に阻害する可能性ある非毒性プロ薬 物であることが見出された。5−I−6−ARP及び5−I−6−NOBPの両 者は、ADPRTをDNA鋳型インヒビターに転換することによってDNA複製 を阻害する。
これらの化合物の作用の態様は、次の通りであると思われる。5−I−6−AB Pは、生理学的pH= 7.2〜7.4で、はとんどの哺乳類細胞を限定された 程度、透過する“プロ薬物”である。細胞において、5−I−6−ARPは、反 応性種である5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロン(5−1−6− NOBP)への6−アミノ位置での急速な酸化を受ける。5−I−6−NOBP は酵素ADPRTの亜鉛フィンガーに高い親和性で結合し、そしてそれらの亜鉛 フィンガーのSH基の−S−3基への酸化により、ADPRTから亜鉛を排除し 、又は放す。亜鉛放出は代謝的にADPRTを不活性化し、そしてそれを選択的 DNA結合タンパク質に転換する。最大に複製する細胞においては、DNA鋳型 の数は約25.000であるが、しかしADPPT分子の数は160〜180. 000であり、従って個々の鋳型に過剰結合する。次にこのタンパク質(ADP RT)はDNA鋳型に結合し、そしてDNAvL製を阻害する。特定の5−I− 6−ABP部位を独占的に有するADPRTは、ウィルス及び+i瘍影形成複製 ひじょうに選択的なインヒビターになる。
5−l−6−ARP酸化生成物5−I −6−NOBPの高い反応性は、細胞グ ルタチオンとのその速い反応により引き起こされると思われ、結局、5−I−6 −ABPにそれを還元する。これは、この薬物の非特異的細胞毒性の不在、及び それ自体のADPRT部位へのその特異的結合によるその高い効能の存在を説明 する。5−I−6−ABP結合部位はADPRTのために独占的であるので、他 の酵素は5−l−6−ABPにより活性化又は阻害されず、そして従って5−I −6−ARP薬物は完全に非毒性である。その毒性研究は、例15に記載される 。
5−l−6−ABPの明白な低い毒性は、ヒドロキシルアミン及び結局5−I− 6−二トロBPへのグルタチオンによる還元による細胞内生成された5−I−6 −NOBP誘導体の急速な代謝還元によりさらに説明され得る。さらに、5−1 −6−二トローNBPへの5−■−6−NOBPの酸化、すなわち肝臓において 生じる反応は、生化学的活性分子を不活性ニトロ生成物に転換する。この還元− 酸化サイクルは、肝臓において高いが、しかし標的細胞、たとえばリンパ細胞に おいてはより低い。
5−l−6−ABPI−!、旧V、 HSV及びCMvノ可能性アル特異的且つ 非毒性インヒビターである。しかしながら、5−l−6−ABPは、HSV及び 他の非レトロウィルス性ウィルスにおいても効果的であるので、特異的レトロウ ィルスインヒビターではない。その抗ウイルス特異性は、1つのZn!+フィン ガ一部位でのZn”損失により変性されたADPRTによる組込み部位でDNA における特異的結合部位の薬物誘発された阻害に関する。その抗ウイルス特異性 は、1つのZn”フィンガ一部位でのZn2+損失により変性されたADPRT による組込み部位でのDNAにおける特異的結合部位の薬物誘発された阻害に関 連する。結果的に、ADPRT結合を包含するいづれかのウィルスDNAの増殖 は5−l−6−ABPにより阻害される。
実際、本発明の化合物、すなわち式(1)の置換された又は置換されていない5 −l−6−ARP又は5−1−6−NOBP (II)又はそれらの医薬的に許 容できる塩は宿主細胞にお+jる腫瘍増殖又はウィルス発現を阻害し、又は癌増 殖又はウィルス感染の進行を防止するのに十分である量及びそのような目的のた めに最つども適切な医薬形で投与されるであろう。
本明細書に記載される活性化合物及び塩の投与は、治療剤のための投与の許容さ れる態様のいづれかを通してである。これらの方法は、全身性又は局部投与、た とえば経口、非経口、経皮、皮下又は局部的投与態様を包含する。それらの薬物 の投与の好ましい方法は、静脈内投与であり、但し対象が局部腫瘍又は病変を有 する場合は、局部的投与が好ましい。他の場合、他の非経口又は経口形で組成物 を投与することが必要である。
医薬組成物は、0.1〜99%、好ましくは1〜70%の活性5−I−6−AB P成分を含む。もちろん、投与される活性化合物の量は、処理される対象、対象 の体重、病気の重症度、投与の態様及び医者の判断に依存するであろう。しかし ながら前動な用量は、0.001〜5000mg/kg/日、好ましくは0.  Ol−1000mg/ kg/日、より好ましくは0.1〜100 mg/kg /日の範囲である。一般的に、薬物用量のための上限は、その可能な毒性により 平衡を保たれたその効能である。
5−l−6−ARPは、適度に溶解性の分子である。それは、1)l(7,2〜 7.9で約0゜4mMの水溶液を形成することができ、それは室温で数カ月間、 安定し、そして暗室に保存される場合、それはひじょうに少々(0,1%以下) の分解を示す。そのような溶液は、静脈内注射配合物としての使用のために適度 に安定している。投与の非経口路は、病気のいづれかの段階での癌又はHD感染 に対しての投与の最っとも適切な効果的態様であると思われる。5−l−6−A RPは血液脳バリヤーを交差すると思われるので、それはまた、AIDS神経学 的疾患の処置のためにも有用であろう。5−l−6−ARPはまた、内部器官の AIDS関連カボジ肉腫の処置のためにも効果的である。適切に配合されるなら 、それはまた、皮膚疾患のためにも効果的′Cあろう。
さらに、その明らかな非毒性により、5−I−6−ABP治療は、単独で又は他 の抗ウィルス又は他薬物、たとえばその前駆体6−ARP(B)、 AZT、抗 −炎症剤、抗生物質、コルチコステロイド、ビタミン及び他のそのような薬物と 組合して提供され得る。
5−l−6−ABPは、HSV−1及びHSV−2ノii4者iニーヨリ引キ起 こされるヘルペス性病変の処置のために同等に有用である。その薬物は、好まし くは、i、 v、注射又は他の非経口又は全身性投与方法により投与される。潰 瘍の場合、その薬物はまた局部的に投与される。
CMVにより引き起こされる感染は、好ましくは、AIDS処置のために示唆さ れるような態様で処理される。
5−I−6−ABPの1つの主な利点は、毒性の不在である。その薬物は、腫瘍 形成性前糸分裂及びウィルス増殖を担当する酵素ADPRTに対してのみひじょ うに特異的に作用し、モしていづれの他の酵素に対しても作用しないので、それ はいづれの所望しない副作用も育さないように思われる。
より親油性分子を生成するR8−R4上での置換を包含する置換5−I−6−A BPは、医薬が細胞壁をより容易に浸透し、そして5−l−6−ABPよりもよ り一層高い効能を育するようにし、そして従って、低い濃度でより効果的である ようにする。
次の調製法及び例は本発明を例示するものである。それらは、本発明を限定する ものではない。
Vero (アフリカグリーンモンキーの腎臓)及びMRC−5(ヒト肺線維芽 細胞)の細胞(M、A、Bioproducts、 Walkersvtlle 、 Maryland)を、25mMのHepes緩衝液及びlO%ウシ胎児血 清(FBS)を含むイーグル最少必須培地において増殖した。ヒト類表皮癌No 、 2 (HEp −2)細胞を、10%FBSを含む培地199において増殖 する。M、 A、 Bioproductsから市販されているリーサスザルの 腎臓(RMK)細胞を、2%FBSを含むイーグルMEM中で増殖した。U93 7ヒト単球細胞をlO%FBS及び1%ピルビン酸ナトリウムを含むRPM I 中で増殖した。NIHから得られたMT2、T細胞白血病細胞を、10%FBS を含むRPMI 1640中で増殖した。
ヘルペス単純ウィルス(HSV)タイプ1及び2(それぞれF及びG株)をHE p−2細胞中で増殖し、そしてProc、Natl、Acad、Sci、、 8 3 :2787(1986)に記載されるようにして液体オーバーレイ下でプラ ークアッセイにより滴定した。
サイトメガロウィルス(CMV)は、病院で得られた患者からの単離物である。
CMVを10%FBSを含むMEMにおいてMRC−5細胞中で増殖し、HSV を2%FBSを含むMEMにおいてHEp−細胞中で増殖し、アデノウィルス、 インフルエンザ及び腸内ウィルスを0.8%ウシ血清アルブミン(画分V)及び 25mMのHepes緩衝液(インフルエンザ)又は2%FBS (アデノウィ ルス、腸内ウィルス)を含むMEMにおいてRMK細胞中で増殖、た。HIV− 1はNIHから得られ、そしてMo1t3細胞中で増殖した。
CMVのためのウィルス力価は、50%の細胞変性効果(TCID50)を引き 起こす最高の希釈度として表わされる。HSV−i及びHSV−2のためのウィ ルス力価を、シンシチウム形成単位(PFU) /mlとして表わす。HIV力 価をシンシヂウム形成単位(SFU/ owl)として表わし、MT2細胞上で アッセイする。
この例は、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
5−l−6−ABPの化学的合成及び特徴化使用される方法は、ヨウ素をクマリ ン(1,2−ベンゾピロン)化合物中に導入するために一塩化ヨウ素を用いての 、J、 Org、 Chem、 。
23 : 1731(1958)に記載される方法の変法である。
65°Cでの95%エタノール500ol中、6−アミノ−1,2−ベンゾピロ ン塩酸塩(4,95g、0.025モル)の撹拌溶液に、−塩化ヨウ素(8,1 2g、0.050モル)を添加し、そして60℃での10分後、TLC分析は、 すべての6−ARPが反応したことを示した。次にその混合物を冷却し、モして 41のフラスコに移し、これに酢酸エチル700m1、水500m1及び水性2 M亜硫酸水素ナトリウム(pH7,4) 25m1を添加した。その混合物を激 しく撹拌し、生成物を汚染する過剰のヨウ素試薬の亜硫酸水素塩の破壊を可能に する。追加の水(500ml)の添加の後、相の分離が生じ、上層(酢酸エチル )を低層(水性)から分離し、そして分離用漏斗において、前者を200111 1の水により3度洗浄し、そして水性層の2回の300m1酢酸エチル抽出物と 共に組合した。硫酸ナトリウム上での乾燥の後、その溶液から回転蒸発により溶 媒を除去し、乾燥したカッ色粗生成物6.40 gを得、次にそれを煮沸高温無 水エタノール200m1に溶解し、濾過し、少量の沈殿物を除去し、そして12 5m1の体積に凝縮した。冷却後、暗カッ色生成物の結晶か沈殿しく4.09g 、 m、p、 159〜165°C)、次にそれを熱エタ、ノール50m1から 再結晶化し、純粋な標記化合物(m、p、 163〜165°C)3.72g  (52%の収率)を得た。
固体状態でのその化合物の色は、粒度に依存する。大きな結晶はひじょうに深い カッ色であり、小さな結晶は中ぐらいのカッ色であり、そして微粉砕される場合 、すべての場合においてその材料はオレンジ色になる。その前駆体(6−ARP )と比較して、標記化合物は、通常の鉱酸と塩を形成しない。25°Cで、控え めに水に溶解しく37X10−’Mで均相する)、エタノールに中ぐらい溶解し く4.7X 10−’Mで飽和する)、モしてDMSOにひじょうに溶解しく1 .9Mで飽和する)、そして化合物はすべてのそれらの溶媒において安定性であ る。さらに、その化合物は煮湯に対して安定性であることが注目される。
CsHg1NOxについての元素分析:計算値: C,37,65; H,2, 11;1、44.23 、 N、 4.88゜実測値: C,38,01; H ,1,93; I、 43.96:(3,29)、 191(2,55)、 1 60(78,24)、 143(2,33)、 132(40,88)、 10 4(25,18)。M+ピークについての高解像度データ: CJ−INO−に ついての計算値、286.9443 ;実測値、286.9442 (偏差=  −0,5ppm)。
U■吸収スペクトル:無水エタノールにおいてλ、、、 386nm(ε2.8 8XIOす、λm、、 298nm(ε1. IIX 10’)、λ、、、 2 46nm(e 2.01 x 10’)及びλ、、、 212nm(ε2. I IX 10’)。
DMSO−d、における’HNMRスペクトル(TMSに対するδ(ppm)値 )二アミノ基のプロトンによる広いシングレット(5,4454) ; H−3 によりスプリットされるH−8によるダブレット(6,4522及び6.485 0) ;H−8によりスプリットされるH−7によるダブレット(7,0494 及び7.0792) ; H−7によりスプリットされるH−8によるダブレッ ト(7,1934及び7.2230) ; H−4によりスプリットされるH− 3によるダブレット(7,95222及び7.9849)。1.2−ベンゾピロ ン環システムにおける位置5へのヨウ素原子の割当ては、前駆体分子(6−アミ ノ−1,2−ベンゾピロン)の’HNMRスペクトルとヨード−誘導体との比較 に基づく。前者の分子は、ヨード−誘導体に不在であるが、しかしすべての他の 対応する非交換性プロトンシグナルは存在するH−5(H−7によりスプリット された)に寄与するダブレット(6,7513及び6.76000)を示す。
DMSO−d@における”CNMRスペクトル(TMSに対するδ(ppm)値 )二83.168 (C−5) 、 117.078(C−3) 、 117. 253(C−8)、 118.162(C−7) 、 120.733(C−1 0) 、 145.538(C−9) 、 146,495(C−4) 、 1 47.239(C−6)及び159.828(C−2)。最小のδ値を示す炭素 原子(はとんどシールドされている)は、ヨウ素原子(C−5)に結合される原 子であるが、しかし最大値を有する炭素原子(最少にシールドされている)はカ ルボニル炭素(C−2)である。そのような割当でのための方法は、Tetra hedron、 33 : 899(1977)から人手できる。C−51での 水素とのヨウ素原子の置換は、標記化合物において110.130 (前駆体に おけるC−5)から83.168への化学シフト変化を引き起こす。
この例は、5−ヨード−6−アミツーベンゾピロンへの前駆体6−アニノー1.  2−ベンゾピロン化合物(B)の調製を示す。
6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製6−ABPを調製するために使用され る方法は、J、 HeterocyclicChem、、 23 : 87(1 968)における公表された方法の変法である。
ヒユームフードにおいて、 125+++1のフラスコにおける水30m1に懸 濁された活性炭素上10%パラジウム触媒0.5gに、水35m1中、水素化硼 素カリウム(2,70g、0.050モル)の溶液をゆっくり添加した。
次に、その組合された混合物を、磁気撹拌機を備えた21フラスコに移し、そし てメタノール10100O中、市販の6−二トロー1. 2−ベンゾピロン化合 物(A)(3,82g、0.020モル)の溶液を室温で徐々に添加した。添加 が完結した後、混合物を15分以上撹拌し、ブフナー漏斗上でのCe1iteを 通して吸引濾過し、触媒を除き、そして回転蒸発によりメタノールを除去した。
残留物を、冷水にそれを懸濁し、そしてプラナ−漏斗上に注ぐことによって集め た。乾燥の後、材料6−ARP(B)をエタノールから再結晶化し、黄色の生成 物(m、 p。
166〜169°C) 2.18g (68%の収率)を得た。質量スペクトル =161(M” )、 133.104.78.52゜この例は5−ヨード−6 −ニトロソ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
50%水性エタノール60m1中、5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピ ロン0.431g (1,50mモル)の撹拌溶液に、2MのHCI 0.85 [+IL水3.Omlに溶解されたタングステン酸ナトリウム0.441 g  (1,50mモル)及び30%水性過酸化水素3.6mlを連続的に添加した。
室温での2時間の撹拌の後、TLC分析は約lO%のアミンが反応したことを示 した。この時点で、ペルオキシド試薬をさらに0.5mlをその混合物に添加し 、そして撹拌を室温で合計21時間、−晩続け、この時点で、TI、C分析は、 約90%のアミンが反応したことを示した。追加の0.5+nlのペルオキシド 試薬を添加し、そしてその混合物を3時間以上撹拌し、そして次に分離用漏斗に 移し、これにまた、水50m1及び酢酸エチル200m1に添加する。有機生成 物を酢酸エチル層中に抽出し、次にこれを分離し、そして蒸留水100m1によ り洗浄した。赤カッ色の酢酸エチル溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そし て次に回転蒸発により20m1の体積に濃縮した。2つの0.1mlアリコート (合計4.4mgの出発材料を示す)の個々を、分離用TLCブレー1・(シリ カゲル)上に置き、そしてn−ヘキサン:酢酸エチルの溶媒混合物(3: 2  ; v/v)により展開した。所望する生成物は最つども早く進行する成分(R t ” 0.70)であり、これは緑黄色を育し、そして5−ヨード−6−ニト ロソ−1,2−ベンゾピロン(黄色)として同定される第2成分(R,=0.5 6)から再溶解できる。生成物をTLCプレートから除去し、そして酢酸エチル によりシリカゲルから溶離し、次に回転蒸発により除去した。乾燥残留物を最少 量の温メタノール(0,5+nl)に取り、冷蔵庫での冷却の後、薄縁色の固体 生成物(2mg ; 44%の理論的収率) 、m、p、= 175〜177℃ (濃い色を伴う)をもたらした。質量スペクトルは、m/z=301でその主要 な高分子量ピークを示し; C=H4INOsについての計算値: 300.9 236゜この例は、アルキル基に1〜4個の炭素原子を有するアルキル−5−ヨ ード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン及びアルキル−5−ヨード−6−ニト ロソ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
0°Cに冷却された氷酢酸20m1中、市販の7−メチル−1,2−ベンゾピロ ン(7−メチルクマリン、Aldrich Chemical Co、) 3. 20g(0,020モル)の撹拌溶液に、硝酸及び氷酢酸の1 : 1 (v/ v)混合物2.0mlを添加する(Indian J、Chem、、 7 :  49(1969)) 、 0°Cで2時間後、その混合物を粉砕された氷上に注 ぎ、沈殿されたニトロ−化生成物を集め、水により洗浄し、そしてエタノールか ら結晶化する。次の、精製された生成物をメタノール500m1に溶解し、そし て室温で、水50m1中、水素化硼素カリウム(2,50g、0.046モル) の水溶液中、活性炭素上10%パラジウム触媒0.50gの撹拌懸濁液に添加す る。15分後、その混合物を濾過し、触媒を除去し、そして回転蒸発によりメタ ノール/水を除去する。アミンフリー塩基としての乾燥残留物をエタノールから 結晶化し、7−メチル−6−アミノ−1、2−ベンゾピロン(B)をもたらす。
次に精製されたアミン(1)を温エタノール(60℃で125m1)に再溶解し 、これに2Mの塩酸3ml及び−塩化ヨウ素1.95 g (0,012モル) を添加する。60°Cで15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸 エチルt75ml、水125m1及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7 ,4に中和された)を含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する 。追加の水の添加(125ml)は、相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル) 層を単離し、水により洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発 により溶媒を除去する。
残留物を最少量の煮沸熱エタノールに取り、濾過し、そして溶液の冷却の後、ヨ ウ素化された結晶性生成物7−メチル−5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベン ゾピロンを生成する。他のアルキル−5−I−6−ARPを同じ手段で調製する 。
アルキル−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンを、例3に記載さ れる方法を用いて、上記得られたアルキル−5−ヨード−6−アミノ−1,2− ベンゾピロンから調製する。
例5 この例はシクロアルキル基に3〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル−5− ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
ベンゼン溶媒100+nl中、合成3−シクロへキシル−2−ヒドロキシベンズ アルデヒド(J、Chem、Soc、Perkin Trans、 Il、 1 862(1980))10、2 g (0,050モル)及びエトキシ−カルボ ニル−メチレン−トリフェニルホスホラン(0,075−T−ル)を、5ynt hesis、 464(1977)に記載される方法を用いて、24時間還流し 、そして生成物8−シクロへキシル−1,2−ベンゾピロンを、溶離剤としてベ ンゼンを用いてシリカゲル上でのクロマトグラフィー処理により精製する。0℃ に冷却された氷酢酸20m1中、8−シクロへキシル−1,2−ベンゾピロン4 .56 g (0,020モル)の撹拌溶液に、濃硝酸及び氷酢酸の1=l(V  / V )混合物2.Omlを添加し、モして0°Cで2時間後、その混合物 を粉砕された氷上に注ぎ、沈殿した生成物をフィルター上に集め、水により洗浄 し、そしてエタノールから結晶化する。次に、ニトロ生成物をメタノール(50 0ml)に溶解し、そして室温で水50m1中、水素化硼素カリウム(2,50 g、0.046モル)の水溶液中、活性化炭素上10%パラジウム触媒0.50  gの撹拌懸濁液に添加する。15分後、その反応混合物を濾過し、回転蒸発に よりメタノール/水を除去し、そしてアミンフリー塩基としてその乾燥残留物を エタノールから結晶化し、8−シクロへキシル−6−アミノ−1,2−ベンゾピ ロン(B)をもたらす。
次に、精製されたアミン(B)をエタノール(60℃で125m1)に溶解し、 それに2Mの塩酸3ml及び−塩化ヨウ素1.95 g (0,012モル)を 添加する。60℃で15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸エチ ル175m1水125m1及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7,4)  6mlを含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する。追加の水 (125ml)の添加は相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル)層を分離し、 水により洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発により溶媒を 除去する。残留物を最少量の煮沸エタノールに取り、濾過し、そしてその溶液の 冷却に基づいて、結晶性ヨード−生成物、8−シクロへキシル−5−ヨード−6 −アミノ−1,2−ベンゾピロン(I)を得る。
他のシクロアルキル−5−1−6−ABPは、同じ態様で調製され得る。
シクロアルキル−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に 記載される方法を用いることによって、上記得られたシクロアルキル−5−ヨー ド−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンから調製できる。
この例は、フェニルが置換されているか又は置換されていない、フェニル−5− ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
60°Cでのエタノール250m1中、合成3−フェニル−6−アミノー2、3 8 g (0,010モル)の撹拌溶液に、2Mの塩酸5ml及び−塩化ヨウ素 1.62g (0,010モル)を添加する。15分後、その混合物を冷却し、 そして酢酸エチル350m1、水250m1及び2Mの水性亜硫酸水素すトリウ ム(pi(7,4) 5mlを含む大きな分離用漏斗に移す。激しく混合した後 、追加の水(250ml)の添加が相の分離を生ぜしめ、そして上部有機相を分 離し、水により洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、回転蒸発により溶 媒を除去する。次に乾燥せしめられた残留物を最少量の煮沸熱エタノールに溶解 し、濾過し、そして冷却し、結晶性ヨード−生成物、3−フェニル−5−ヨード −6−アミノ−1,2−ベンゾピロン(I)を得る。
他のフェニル−5−I−6−ABPは、同様にして調製され得る。
フェニル−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に記載さ れる方法を用いることによって、上記で得られたフェニル−5−ヨード−6−ア ミノ−1,2−ベンゾピロンから調製さこの例は、ヒドロキシ−5−ヨード−6 −アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製を例示する。
0°Cに冷却された氷酢酸20m1中、市販の4−ヒドロキシ−1,2−ベンゾ ピロン(4−ヒドロキシクマリン、Aldrich Chemical Co、 )3、25 g (0,020モル)の撹拌溶液に、濃硝酸及び氷酢酸の1:l (v/v)混合物2.0mlを添加し、そして0°Cで1時間後、その反応混合 物を粉砕された氷上に注ぎ、沈殿したニトロ化生成物をフィルター上に集め、水 により洗浄し、そしてエタノールから結晶化する。
次に、その生成物をメタノール(500ml)に溶解し、そして室温で水50m 1中、水素化硼素カリウム(2,50g50.046モル)の水溶液中、活性化 炭素上10%パラジウム触媒0.50gの撹拌懸濁液に添加する。
15分後、その混合物を濾過し、回転蒸発によりメタノール/水を除去し、そし てアミンフリー塩基としてその乾燥残留物をエタノールから結晶化し、4−ヒド ロキシ−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン(B)を得る。
次に、精製されたアミンをエタノール(60°Cで125m1)に溶解し、それ に2Mの塩酸2101及び−塩化ヨウ素0.65 g (0,004モル)を添 加する。60℃で15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸エチル 175m1水125m1及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7,4)  2mlを含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する。追加の水( 125ml)の添加は相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル)層を分離し、水 により洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発により溶媒を除 去する。乾燥残留物を最少量の煮沸エタノールに取り、濾過し、そしてその溶液 の冷却に基づいて、結晶性ヨード−生成物、4−ヒドロキシ−5−ヨード−6− アミノ−1,2−ベンゾピロン(1)を得る。
他のヒドロキシ−5−1−6−ABPは、同じ態様で調製され得る。
ヒドロキシ−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に記載 される方法を用いることによって、上記得られたヒドロキシ−5−ヨード−6− アミノ−1,2−ベンゾピロンから調製できる。
例 8 この例はアルコキシ−5−ヨード−6−アミノ−!、2−ベンゾピロンの調製を 例示する。
ヘギサメチルホスホラミド(HMPA、 Aldrich Chemical  Co、) 10m1中、例7に記載される市販の4−ヒドロキシ−1,2−ベン ゾピロンのニトロ化に由来する4−ヒドロキシ−6−二トロー1. 2−ベンゾ ピロン2.08 g (0,010モル)の撹拌溶液に、室温で水素化ナトリウ ム(0,24g、0.010モル)を添加する。水素ガスの発生が完結した後、 HMPA 5+nl中、硫酸ジメチル(1,51g、0.012モル)を添加し 、そしてその混合物を1時間撹拌し、そして次に、酢酸エチル100[111を 含む分離用漏斗中に移す。有機層をIMの水性塩酸50[111により洗浄し、 そして次に水により洗浄する。硫酸ナトリウム上での乾燥の後、溶媒を回転蒸発 により除去し、そして残留物を溶解し、そして熱エタノールから結晶化する。メ チル化されたニトロ化合物をメタノール(500ml)に溶解し、そして室温で 水50m1中、水素化硼素カリウム(2,50g、0.046モル)の水溶液中 、活性化炭素上10%パラジウム触媒の撹拌懸濁液にそれを添加することによっ て還元する。15分後、その混合物を濾過し、触媒を除去し、回転蒸発により溶 媒を除去し、tしてアミンフリー塩基としての乾燥残留物をエタノールから結晶 化し、4−メトキシ−6−アミノ−1,2−ベンゾピロン(B)を得る。
次に、前記をエタノール(60°Cで1251111)に溶解し、それに2Mの 塩酸2ml及び−塩化ヨウ素0.65 g (0,004モル)を添加する。6 0°Cで15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸エチル175m 1、水125m1及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7,4) 2ml を含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する。追加の水(125 ml)の添加は相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル)層を分離し、水により 洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発により溶媒を除去する 。乾燥残留物を最少量の熱エタノールに取り、濾過し、そしてその溶液の冷却に 基づいて、結晶性ヨード−生成物、4−メトキシ−5−ヨード−6−アミノ−1 ,2−ベンゾピロンを得る。
他のアルコキシ−5−1−6−ARPは、同じ態様で調製され得る。
アルコキシ−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に記載 される方法を用いることによって、上記得られたアルコキシ−5−ヨード−6− アミノ−1,2−ベンゾピロンから調製できる。
この例は、アミノ−5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製を例 示する。
5−ヨード−3,6−ジアミツー1,2−ベンゾピロンの調製メタノール500 m1中、合成3−アミノ−6−ニトロ−1,2−ベンゾピロン(Arch、Ph arm、、 296 : 365(1963))2.06g(0,010モル) の溶液を、水50m1中、水素化硼素カリウム(2,50g、0.046モル) の水溶液中、活性化炭素上10%パラジウム触媒0.50gの撹拌懸濁液に室温 で添加する。15分後、その混合物を濾過し、触媒を除去し、回転蒸発により溶 媒を除去し、そしてアミンフリー塩基としての乾燥残留物をエタノールから結晶 化し、3.6−ジアミツー1.2−ベンゾピロン(B)を得る。
次に、前記ジアミンをエタノール(60℃で125m l )に溶解し、それに 2Mの塩酸2ml及び−塩化ヨウ素0.65 g (0,064モル)を添加す る。60゛Cで15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸エチル1 75m1、水1251111及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7、4 ) 2 mlを含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する。追加 の水(125ml)の添加は相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル)層を分離 し、水により洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発により溶 媒を除去する。乾燥残留物を最少量の煮沸エタノールに取り、濾過し、そしてそ の溶液の冷却に基づいて、結晶性ヨード−生成物、5−ヨード−6−アミノ−1 ,2−ベンゾピロン(I)を得る。
他のアミノ−5−1−6−ARPは、同じ態様で調製され得る。
アミノ−5−ヨー・ビー6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に記載さ れる方法を用いることによって、上記得られたアミノ−5−ヨード−6−アミノ −1,2−ベンゾピロンからwRIEIできる。
例10 ハロー5−ヨード−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製この例はハロがフルオ ロ、クロロ又はブロモであり得るハロー5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベン ゾピロンの調製を例示する。
、3−フルオロ−5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンの調製 0℃に冷却された氷酢酸20m1中、合成3−フルオロ−1,2−ベンゾピロン (J、Chem、Soc、、 4033(1961)) 3.28g(0,02 0モル)の撹拌溶液に、濃硝酸及び氷酢酸の1 + l (v/v)混合物2. 0mlを添加し、モして0°Cで1時間後、その反応混合物を粉砕された氷すに 注ぎ、沈殿したニトロ化生成物をフィルター上に集め、水により洗浄し、そして エタノールから結晶化する。次に、前記生成物をメタノール(500ml)に溶 解し、そして室温で水5f)a+1中、水素化硼素カリウム(2,50g、0. 046モル)の水溶液中、活性化炭素上lO%バラノウム触媒o、 so gの 撹拌懸濁液に添加する。15分後、その混合物を濾過し触媒を除去し、回転蒸発 により溶媒を除去し、そし、てアミンフリー塩基としてその乾燥残留物をエタノ ールから結晶化し、3−フルオロ−6−了ミノー1,2−ベンゾピロン(B)を 得る。
次に、前記アミンをエタノール(60℃で125m1)に溶解し、それに2Mの 塩酸2ml及び−塩化ヨウ素0665 g (0,004モル)を添加する。
60°Cで15分間の撹拌の後、その混合物を冷却し、そして酢酸エチル175 m1、水125m1及び2Mの水性亜硫酸水素ナトリウム(pH7,4)2ml を含む分離用漏斗中に注ぎ、そして内容物を激しく混合する。
追加の水(125ml)の添加は相の分離を生ぜしめ、有機(酢酸エチル)層を 分離し、水により洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥せしめ、そして回転蒸発によ り溶媒を除去する。乾燥残留物を最少量の煮沸エタノールに取り、濾過し、そし てその溶液の冷却に基づいて、結晶性ヨード−生成物、3−フルオロ−5−ヨー ド−6−アミノ−1゜2−ベンゾピロン(1)を得る。
他のハロー5−l−6−ARPは、同じ態様で調製され得る。
フルオロ−5−ヨード−6−ニトロソ−1,2−ベンゾピロンは、例3に記載さ れる方法を用いることによって、上記得られたフルオロ−5−ヨード−6−アミ ノ−1,2−ベンゾピロンから調製できる。
ヨード又はブロモ置換基を含むニトロ誘導体の還元のための合成方法においては 、亜ジチオン酸ナトリウムが水素化硼素カリウムと置換される。なぜならば、後 者の試薬は芳香族環からそれらの多くのハロゲンを置換できるからである。
例11 この例は、培養細胞におけるDNA合成に対しての6−アミノ−1゜2−ベンゾ ピロン(6−ABP)及び5−ヨード−6−アミノ−1,2−ペンゾビロン(5 −1−6−ARP)の効果を示す。
この研究においては、次の細胞系が使用された: 5cience、 215  :252(1982)に記載されるような、細胞系CG1. HeLa細胞と正 常なヒト線維芽細胞との非腫瘍形成性ハイブリッド及びその対応する腫瘍形成性 相当物、CGI IIl、これらの細胞はUCIrvineから得られた。
14C細胞は、Proe、 Natl、 Acad、 Sci、 、 84 :  1107(1987)に記載されるような腫瘍形成性のステロイド誘発性増強 を示すEJ −ras形質転換Rat−1線維芽細胞である。HEp−2ヒト類 表皮腫細胞は、Dr、 L。
Aurelian ([Jniversity of Maryland)から 提供された。E−Ras細胞は、University of C1ncinn atiから得られ、そしてProc、 Nat l。
Aead、Sci、、 76 : 1373(1979)に記載されるようなp sV2neoプラスミドによりトランスフェクトされた内皮細胞系を示す。この 細胞系は活性化されたヒトHa −ras癌遺伝子のいくつかのコピーを含む。
細胞を、6000±650個の細胞/ウェルの密度でFalcon組織培養プレ ートの2 cm2ウェルに接種した。インヒビターを、水中、 100mM0) 6−ABP 又ハ)ifルス)I、*キ’Jド(DMSO)巾、50mMノ5− 1−6−ABPのストック溶液から前記接種懸濁液に添加した。相当する濃度で の単独でのDMSOはDNA合成に対して効果は育さなかった。増殖培地はダル ベツコMEM (細胞系#1及び2)であり、そしてダルベツコ変性イーグル培 地(細胞系3〜6)は10%ウシ胎児血清及びペニシリン(100μg/ml) 並びにストレプトマイシン(100μg/ml)を含む。5%のCo2湿潤雰囲 気下での37°Cでの72時間のインキュベ−’)aン(D後、DNAへ0)  C’H)デオキシアゾ/ シン(ICN、 18Ci/mモル)の取り込みは次 の通りにして試験された:培地の〔3H〕デオキシアデノシン(40μm中、4 5()、 000dpm)をウェル(それぞれ培地600μmを含む)当たりに 添加し、そして37°Cでのインキュベーションを1時間続け、続いて培地を除 去し、そしてリン酸緩衝溶液により3度、ウェルをすすいだ。次に、細胞を0. 06MのNaOH500μm中に溶解し、そして酸沈殿性放射能を測定した。
2、CGI III −37,5(±10.6)% −64,4(±10.7) %3、Rat−1−30,5(±7.9)% −35,6(±2.0)%4、  14C−53,3(±6.6)% −69,2(±11.7)%5、HEp−2 −47,6(±9.9)% −52,4(±6.3)%6 、E−Ras −6 9,5(±3.9)% −81,8(±3.9)%N=5;結果は、対照細胞に 対しての%阻害率として表わされる。
薬物処理を伴わなかった対照培養物は、DNA−取り込み放射能の次の値を示し た(ウェル当たりのdpm) :CGI [13,050±2.610 ;CG I III 22.560±4.560 。
Rat−17,920±1.560 。
14C11,040±2.760 ; HEp−218,750±4,560 ;E−Ras 27,255±3.96 0゜細胞増殖阻害の結果は表1に示される。すべての場合、特定の腫瘍形成細胞 タイプの復製は、5−l−6−ARP処理によりひじょうに阻害される。対照的 に、500μM)6−ABPが、50MM(7) 5− r−6−ABPと同じ 有効性を有した。
この例は、HSV又はCMVにより感染された細胞培養物におけるHSV及びC MV複製に対しての5−l−6−ARPの阻害活性を示す。
Vero、 HEp −2又はMRC−5細胞を、HSV−1又はHSV−2に よりそれらを感染する前、0.1〜10mMの種々の濃度での5−I−6−AR Pに種々の時間、暴露する(5〜to PPU/細胞)。ウィルス力価を24時 間後に測定する。
5−ヨード−6−アミノ−1,2−ベンゾピロンはHSV及びCMV増殖を阻害 する。5−I−6−ABPの阻害効果は細胞タイプにより影響されない。
上記と同じ研究がCMV感染細胞培養物を用いて行なわれる。5−I −6−A RP処理はまた、CMV増殖を効果的に阻害する。
例13 培養物における確立した細胞系における5−I−6−ABPの直接的な抗−〇I V効果 この例は、確立した細胞培養物におけるHIV複製に対しての5−1−6−AR Pの直接的な阻害効果を示す。
AA−2及びMT−2細胞の5−I−6−ARP処理の効果を、細胞計数及び生 存性試験、並びにクローニング効率及びトリバンブルー摂取により直接的に分析 した。ウェル当たり0.5X10’個の初期細胞計数を有するAA2又はMT− 2細胞培養物を、3mMの6−ARP及び/又はO,ImMの5−l−6−AB Pによる処理にゆだね、そして処理されなかった細胞培養物と比較した。細胞は 、5−l−6−ABP及び6−ABPによる処理後4日で計数された。
生存性試験は、6−ABPの毒性効果の証拠を示さなかった。結果は、図2及び 3に示されており、そして前で論ぜられた。
5−I−6−ABP及び6−ARPの両者は、細胞増殖に対して阻害効果を付与 することが明らかである。5−l−6−ARPは抗−旧V剤としてlO・〜30 倍以上の可能性ををする。そのような阻害効果は、一時的であり、可逆的であり 、モしてHIV複製の完全な廃棄を伴う。
しかしながら、AA−2又はMT−2細胞における細胞複製の遅延は、いづれの 検出できる細胞毒性を伴わず、その現象は他の薬物の細胞増殖抑制抗癌効果を予 測する。この発見は、それがいづれかの化合物のための細胞毒性を包含しない限 り、ユニークである。
この例は、ヒトリンパ芽球患者におけるHrV増殖に対する6−ARPの阻害効 果を示す。
これらの実験で使用されるHIv単離物は感染された患者の血液から単離される 。単離の後、HD感染がC2M細胞に確立され、そしてそれらの感染された細胞 が、組織培養感染用量(TCID)の濃度を測定するために滴定される)IIV ウィルスのストックを生成するために使用される。
5−l−6−ABPは、必要に応じさらに希釈される量で塩溶液に溶解され、そ して予定された濃度で細胞を含む培養培地に添加される。
感染されていない正常な個人からのヒト末梢血液単核細胞を、組織培養において 植物凝集素により2〜3日間、刺激し、洗浄し、アリコートを取り、そしてHI Vの200TCID又は50TCIDと共に一晩、培養し、そしてそのままにし 、又は0.01.0.1.1.0又は10.0mMの5−I −6−ARPによ り処理する。細胞を、IL−2を含むが、しかし追加の5−I−6−ARPを含 まない培地における培養物に置き、そして旧V−p24コア抗原の生成について 又は特定の逆転写酵素の測定のために6〜12日間モニターする。旧■のそれら のインジケーターのいづれかの量の低下か、正常なヒトリンパ芽球において複製 する旧■の能力に対する5−l−6−ARPによる阻害を示す。
HIV p24抗原を、511g/mlのカットオフを伴って、ELISAによ り測定する。特定の逆転写酵素を、組織培養物流体から遊離ウィルスを遠心分離 し、界面活性剤、マグネシウム、H3−ラベルされたdTTP及びポリrA・オ リゴdTプライマーを含む緩衝液にHIVを溶解し、1時間インキュベートし、 そして沈殿可能な放射能を測定することによって測定し、そしてHIV含有培地 の体積当たりのcpmとして表わす。
5−l−6−ARP処理に従って観察される)IIVの阻害は一時的であり且つ 可逆的である。従って、6−ARPの抗増殖効果は、現在使用され又は入手でき る細胞増殖抑制剤のしづれかに比べて、検出できる細胞損傷又は死を伴わないで 達成され得る。
この例は、5−I−6−ABPのラットへの腹腔内投与の後、毒性の欠乏を示す 。
5−l−6−ARPをマウスに投与する毒物学試験は、次の条件下で行なわれた 。
4匹のFisher 344/sim fBR雄近交系ラット(120〜130  gの体重、Simonsen Laboratories、 Inc、、 G 11roy、 (A)は、プラスチ・ソクカコ1に入れられ、そしてペレット化 された規定食及び水を補助的に受けた。4匹のラットのうち2匹が4日続けて1 日1度、5−+5−l−6−ARP(D中、 100mg/ kg)により注射 され(i、 +1. )そして他の2匹のラットは同じ処置を受けたが、但し5 −1−6−ABP(DMSO中、59mg/kg)のより少ない用量であった。
注射の4日後、明白な毒性効果は観察されなかった。数週間続けられた、 10 0〜500 mgの薬物/実験においては、0.35mMの相当する濃度100 mg/kgで、抗ウイルス効果が最大であることが示された。
FIGURE/ PPM 8.0 7.8 7.6 7.4 7.2 7.0 6.8 6.6 6.4P M FIGURE2 一一Δ−−投与量(0日) 一←・−処理されていないd4 −C)−6−ARP(3m%ル)d4 −11−5−l−6−ABP(100μモル)d4FIGURE3 −・−処理されていないd4 −IS−6−ABP<3mモル)d4 + 5−l−6−ABP(100μモル)d4FIGURE4 HIV−希釈度 を噂 対照 一転〒−16−ABP (3mM) (Σべ) 5−l−6−ABP(0,3mM)FIGURE5 goo 400 800 1600 HIV−希釈度 シ嗜 対照 tr1\ 6−ABP(3mM) 〔Σ−05−l−6−ABP(0,3mM〕FIGURE6 HIV−希釈度 会噌 対照 tri 6−AEIP(3mM) 0−0 5−l−6−ABP(0,3mM)補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年4月19日

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.哺乳類におけるウィルス感染の処理方法であって、下記式:(I)▲数式、 化学式、表等があります▼〔式中、R1,R2,R3、又はR4は、水素、ヒド ロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっ ては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルか らそれぞれ独立して選択される〕で表わされる化合物、又は医薬的に許容できる それらの塩の有効量を、そのような処理の必要な哺乳類に投与することを含んで 成る方法。
  2. 2.前記R1,R2,R3、及びR4が水素である請求の範囲第1項記載の方法 。
  3. 3.哺乳類における腫瘍増殖の処理方法であって、下記式:(I)▲数式、化学 式、表等があります▼〔式中、R1,R2,R3、又はR4は、水素、ヒドロキ シ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては 、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそ れぞれ独立して選択される〕で表わされる化合物、又は医薬的に許容できるそれ らの塩の有効量を、そのような処理の必要な哺乳類に投与することを含んで成る 方法。
  4. 4.前記R1,R2,R3、及びR4が水素である請求の範囲第3項記載の方法 。
  5. 5.抗ウィルス剤として有用な、下記式:(I)▲数式、化学式、表等がありま す▼〔式中、R1,R2,R3、又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アル キル、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アル コキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそれぞれ独立して選 択される〕で表わされる化合物、又は医薬的に許容できるそれらの塩。
  6. 6.前記R1,R2,R3、及びR4が水素である請求の範囲第5項記載の化合 物。
  7. 7.抗腫瘍剤として有用な、下記式: (II)▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R1,R2,R3、又はR 4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハ ロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換 されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる化合物又は医薬 的に許容できるそれらの塩。
  8. 8.前記R1,R2,R3、及びR4が水素である請求の範囲第7項記載の化合 物。
  9. 9.哺乳類におけるヒト免疫欠陥ウィルス、ヘルペスウィルス、サイトメガロウ イルス又は動物ウィルスにより引き起こされるウィルス疾患の処理及び予防のた めの方法であって、下記式:(I)▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、 R1,R2,R3、又はR4は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコ キシ、シクロアルキル、ハロ又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒド ロキシ又はハロにより置換されたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で 表わされる化合物、又は医薬的に許容できるそれらの塩の有効量を、そのような 処理の必要な哺乳類に投与することを含んで成る方法。
  10. 10.前記R1,R2,R3、及びR4が水素である請求の範囲第9項記載の方 法。
  11. 11.AIDSを有する哺乳類における腫瘍増殖の処理及び予防方法であって、 下記式: (I)▲数式、化学式、表等があります▼〔式中、R1,R2,R3、又はR4 は、水素、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル、ハロ 又は場合によっては、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ又はハロにより置換さ れたフェニルからそれぞれ独立して選択される〕で表わされる化合物、又は医薬 的に許容できるそれらの塩の有効量を、そのような処理の必要な哺乳類に投与す ることを含んで成る方法。
  12. 12.前記二次性癌がカポジ肉腫、非ホジキンリンパ腫又は一次リンパ腫である 請求の範囲第11項記載の方法。
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