【発明の詳細な説明】
本発明は、1991年9月26日出願の出願番号765.755の継続出願であ
る1992年1月17日出願の出願番号826.273の一部継続出願である。
発明の分野
本発明は、一般的に、静脈内チューブへの医療的液体の流れを制御するために使
用されるクランプに関し、特に、螺動静脈内注入ポンプにおいて利用される安全
装置に関する。
発明の背景
患者への静脈内液体の投与は技術的に周知である。典型的には、ガラス又は可撓
性の容器中の食塩水、ブドウ糖又は電解質のような溶液が、ポリ塩化ビニル(P
VC)チューブのようなある長さの可撓性の静脈内チューブを介して、患者の静
脈アクセス部位へ供給される。該液体の流速は、所望の流速が得られるまで該静
脈内チューブの流れ管腔を制限するよう調節されたローラークランプによって制
御される。
容器から患者への流れはまた、ローラークランプ以外の手段によっても制御する
ことができる。電子的に制御されるポンプを使用することが益々一般化しつつあ
る。静脈内液体投与のために使用されるポンプのタイプの一つは、輸動梨ポンプ
である。
螺動ポンプ作用の使用は、医療分野に特によく適している。これは、螺動ポンプ
作用が、静脈内液体を搬送している静脈内チューブの外部から適用できるからで
ある。このことは、該液体に対して液体推力を与えつつ、該静脈内チューブ内の
静脈内液体の無菌状態を維持する。螺動ポンプ作用はまた、静脈内チューブのい
かなる点にも適用できる。
医療分野において使用されている普通のタイプの螺動ポンプにおいては、駆動モ
ーターが、相互に角度を空けた一列のカムに連結されている。これらのカムは、
今度は、対応する圧力フィンガーに連結しているカムフォロアーを駆動する。こ
れらの要素は協力して圧力フィンガーに線形波動を与える。これらの圧力フィン
ガーに並びそれらに対して間隔を空けて、圧力板が固定されている。該圧力板は
、液体を推進させるために静脈内チューブに対して波動を与えるため、住復運動
する圧力フィンガーに対抗して静脈内チューブを保持する。
医療分野において使用されている他の普通のタイプの螺動ポンプにおいては、駆
動モーターが回転円板を介して少なくとも1のローラー部材に連結している。駆
動モーターは、該回転円板に回転を与え、それがローラー部材を作動させる。該
回転円板と同一の中心点を存する半円形の圧力板が、該ローラー部材と圧力板と
の間に配置された静脈内チューブと共に備えられている。圧力板は、液体を推進
させるために静脈内チューブに円運動を与えるローラー部材に対抗して静脈内チ
ューブを保持する。
螺動ポンプの使用の欠点は、ポンプ内へ取り付ける時、螺動運動が液体の推進を
起こさせるため、ポンプ内へ取り付ける前に静脈内チューブがしばしば開放した
状態のままにおかれることである。この問題に対する一つの単純な解決は単に、
取り付は前及び除去後に静脈内チューブを閉塞させるために静脈内チューブにロ
ーラー又は他の流れクランプを備えることであるが、これは、螺動ポンプ内に静
脈内チューブを取り付ける健康管理専門家が、取付けか完了した後に静脈内チュ
ーブを開くことを忘れるという可能性を生み出す。
螺動ポンプ内に取り付けられる専用の流れクランプ及びハウジングを含む一つの
解決が提供されているが、この解決は、選ばれた螺動ポンプのためのそのような
流れクランプアセンブリーの専用的使用、及び該係止機構が健康管理専門家によ
って手動で迂回されることができる容易さを含む、いくつかの欠点を有する。更
に、この解決は専用のスライドクランプを使用することから、健康管理専門家は
、静脈内チューブの廃棄の前に該スライドクランプを取り外すよう注意しなけれ
ばならない。
先行技術のスライドクランプは、一般に、閉塞スロット及び無閉塞通路を備えた
制御開口を含む。該制御開口を通して操作位置に挿入された静脈内チューブは、
該静脈内チューブの管腔を通る液体の流れを制御するために、無閉塞通路と閉塞
スロットとの間でチューブの長手方向に対して横断方向にスライド可能である。
無閉塞通路内において操作位置にある静脈内チューブに関し、先行技術のスライ
ドクランプは、重力の影響下において該静脈内チューブの長手方向にスライドす
る傾向がある。しばしば、このスライドは、医療要員が静脈内チューブの長手方
向に沿って所望の位置にて流れを閉塞させるためにスライドクランプを素早(配
置するのを、困難にし及び扱いにくくする。加えて、流れ制御開口のチューブ接
触表面は典型的には、スライドクランプの全深さを覆って延びている。その結果
、先行技術のスライドクランプは、操作位置において静脈内チューブと接触する
比較的広い表面を残し、無閉塞通路と閉塞スロットの間でのスライドクランプに
対する静脈内チューブのスライドに対抗するかなりの摩擦力を与える。これらの
特徴の双方が、先行技術のスライドクランプを螺動ポンプにおいて使用するため
の安全機構と共に使用することを比較的困難にしている。第1に、それは健康管
理専門家が螺動ポンプ内のスライドクランプ受は入れスロット内へ挿入するため
にスライドクランプを配置することを困難にし得、第2に、一旦挿入されると、
先行技術のスライドクランプは、過大な摩擦抵抗を与えて、安全装置が閉塞スロ
ットと無閉塞通路との間においてスライドクランプを駆動することを不可能にし
得る。
従って、有利であろうものは、チューブの長手方向に配置でき、重力のみによっ
て動かされることがなく、且つ無閉塞通路と閉塞スロットの間で最小限の力でス
ライドさせることができる、静脈内チューブに担持されるディスポーザブルの静
脈内スライドクランプを利用する、螺動ポンプにおいて使用するための安全機構
であろう。
該安全機構は、好ましくは螺動ポンプ内への静脈内チューブの取り付は前又は除
去後の意図しない自由な流れ状態を防止し、且つ、取り付けられた静脈内チュー
ブの意図しない閉塞を防止するであろう本発明は、螺動ポンプ内へ静脈内チュー
ブを取り付ける前及び除去後における意図しない自由な流れ状態を防止し、且つ
、螺動ポンプ内の取り付けられた静脈内チューブの意図しない閉塞をも防止する
、螺動ポンプ内において使用するための装置を提供する。本発明は、スライドク
ランプがその上に備られている標準の静脈内チューブを含む。該装置は、その中
へ静脈内チューブが配置されるものである静脈内チューブ溝、その中へスライド
クランプが挿入されるものであるスライドクランプ受は入れ領域、及び、該スラ
イドクランプか静脈内チューブを閉塞することなしに静脈内チューブを該装置内
へ取り付けることができないように、該挿入されたスライドクランプが係合する
ものである付勢されたスライド部材を含む。
スライド部材は、一対の保持腕上の1のカムフォロアーと相互作用する、当該保
持腕を開いた位置へと回動させるカム部を含む。スライドクランプ及び静脈内チ
ューブの取付けが完了したとき、螺動ポンプドアは閉鎖され、それは、l)静脈
内チューブを静脈内チューブ溝内に固定し、2)取り付けられたスライド部材を
解除しそれはスライドクランプを静脈内チューブに関して自由な流れ又は無閉塞
状態へ押しやり、3)保持腕と係合しそれは今や開いたスライドクランプを装置
内に固定し、そして4)安全クランプを用意できたしかし開いた状態に配置する
。
装置から静脈内チューブを取り外すためには、該ドアを開き、それは安全クラン
プに静脈内チューブを閉塞させる。静脈内チューブを除去する前に、スライドク
ランプは静脈内チューブに関して再度閉塞状態に係合されなければならない、そ
れによって、1)スライド部材を再取付けし、2)カム及びカムフォロアーを介
して保持腕を開いた位置へと回動させ、そして3)ラッチが掛かった開いた状態
に配置されることができるよう安全クランプを開放する。静脈内チューブ及びス
ライドクランプが除去できるのは、静脈内チューブを閉塞しているスライドクラ
ンプに関してこれら3つの段階が完了した後のみである。
本発明はまた、ポンプに取り付けられた静脈内チューブの流れ管腔を通る液体の
自由な流れを防止するための安全装置であって、該安全装置が静脈内チューブを
操作位置に受け入れるクランプを含み、該クランプが、操作位置における静脈内
チューブの壁をクランプが圧潰する流れ管腔閉塞位置と、操作位置における静脈
内チューブの壁をクランプが圧潰しない無閉塞位置との間で、選択的に移動しう
るちのである安全装置をも提供する。クランプ受は入れ領域が、クランプを受け
入れるために備えられている。該クランプ受は入れチャンバー内にある構造が、
流れ管腔閉塞位置と無閉塞位置との間でクランプを選択的に移動させる。スライ
ドクランプ受は入れ領域内の無障害センサーは、スライドクランプ受は入れ領域
内の選択された位置におけるクランプの存在に応答して第1の状態を、そして該
選択された位置にスライドクランプが存しないことに応答して第2の状態をとる
。無障害センサーと作動的に関連する装置が、第2の状態にある無障害センサー
に応答してポンプを無能化する。
クランプは、該クランプを選択的に移動させるための構造に応答 。
して閉塞位置と無閉塞位置との間でスライド可能なスライドクランプよりなるこ
とができる。無障害センサーは、該クランプ上の反射パッド及び該パッド上に光
線を導くクランプ受は入れ領域内の光源を含むことができる。光学センサーはパ
ッドから反射された光を受け、該光学センサーは光線の選択された部分を受ける
ことに対応して第1の状態を、そして光線の該選択された部分を受けないことに
対応して第2の状態をとる。無障害センサーは更に、センサーとスライドクラン
プとの適合性を判断するための装置を含んでよく、該無障害センサーは、クラン
プが安全装置と適合性であるときは第1の状態を、そしてクランプが安全装置と
適合性でないときは第2の状態をとる。
本発明は更に、静脈内チューブの流れ管腔を通る液体の流れを制御するためのク
ランプをも意図している。該クランプは、本体と、該本体上の、操作位置におけ
る静脈内チューブの外表面を捕捉的に受け入れるだめの手段を含む。操作位置内
の静脈内チューブの外表面を圧潰しそれによって静脈内チューブの流れ管腔を選
択的に閉塞し又は閉塞しないために、本体上にクランプが備えられている。自動
化クランプ同定を容易にするために、本体上に構造が備えられている。
該自動化同定構造は、当該パッド上に照射された光線の選ばれた一部を反射する
表面パッドであってよい。光学センサーは、光線の反射部分に基づいてスライド
クランプを同定することができる。クランプは、表面パッド上に導かれる選ばれ
た光線を放射するランプを含む光学的同定構造と組み合わさっていることができ
る。該表面パッドは、光線の一部を吸収し、そして光線の一部を反射する。反射
された光線部分を光学センサーが受け、該光学センサーは、光線の選ばれた部分
を受けることに応答して第1の状態を、そして光線の該選ばれた部分を受けない
ことに応答して第2の状態をとる。光学センサーと作動的に関連したインジケー
ターが、該光学センサーが第1の又は第2のいずれの状態にあるかを示す。
本発明はまた、静脈内チューブの流れ管腔を選択的に閉塞し及び閉塞しないため
のスライドクランプをも提供する。該スライドクランプは、反対を向いた上面及
び底面を有する本体を有する。本体中の内周壁によって画された制御開口は、上
面及び底面の間を横断して延びる。該制御開口は、閉塞スロット及び無閉塞通路
を有する。
制御開口を通って延びる操作位置における静脈内チューブは、該静脈内チューブ
を閉塞スロットと無閉塞通路との間でスライドさせることによって操作位置にお
ける静脈内チューブの管腔が選択的に閉塞され又は閉塞されないよう、閉塞スロ
ットと無閉塞通路との間で長手方向に対し横断方向にスライド可能である。該開
口の周壁は、断面において見たとき、閉塞スロットと無閉塞通路との間で静脈内
チューブがスライドするとき、操作位置における静脈内チューブ接触表面と静脈
内チューブとの間の摩擦を最小限にするために、上面及び底面の間の距離よりも
短い長さの実質的に平らな静脈内チューブ接触表面を有する。
スライドクランプは更に、無閉塞通路を通って延びる操作位置における静脈内チ
ューブの長手方向に沿ってスライドクランプが重力のみによってスライドするこ
とを防止するための構造をも含むことができる。該スライド防止構造は、重力よ
りも大きい予め定められた力の作用の下においては、静脈内チューブの長手方向
に沿ったスライドクランプの移動を許容する。該保合構造は少なくとも2つの接
触点を存し、無閉塞通路を通って延びる静脈内チューブは該接触点間距離を差し
渡す外径を有する。
スライドクランプは更に、クランプの自動化された同定を容易にするための指標
を含んでよい。クランプの自動化された同定を容易にするための該指標は、クラ
ンプの表面部分であってよく、該表面部分はその上に照射された光線の選ばれた
部分を反射し、それによって、光線の反射された部分を受ける光学センサーがス
ライドクランプを同定することができる。スライドクランプはまた、各々選ばれ
た幅を有する反対を向いた前縁及び後縁をも含む。スライドクランプをスライド
クランプ受は入れ領域内へ挿入するに先立ってスライドクランプの選択された配
向を容易にするために、前縁の幅は、後縁の幅より狭い。該クランプは更に、第
1及び第2の、反対を向いた長手方向の側面を有し、該側面の各々は、スライド
クランプの長手方向の移動を防止するための構造を受けるための切込みを有する
。
スライドクランプは、ポンプのための安全装置であって、クランプ受は入れ領域
及び、スライドクランプを閉塞スロットと無閉塞通路との間で操作位置における
静脈内チューブに対して選択的にスライドさせるための、該クランプ受は入れ領
域内の手段を含んでなるものである安全装置との組合せにおいて使用してよい。
本発明の安全装置は、静脈内チューブを流れポンプ内に挿入する前に静脈内チュ
ーブの流れ内腔が閉塞されることを保証するための装置を提供する。更に、該安
全装置は、ポンプの作動の間はスライドクランプが無閉塞位置に保持されること
を保証する。最後に、該安全装置は、ポンプから静脈内チューブを除去する前に
静脈内チューブが閉塞された状態にあることを保証する。この仕方により、ポン
プ内への静脈内チューブの取り付けの前、中及び後において静脈内チューブを通
る液体の自由な流れが防止され、従って、医療的液体の有害なポーラス投与量が
不本意に患者内へ投与される危険を最小限にする。更に、該安全装置は、ポンプ
が作動している間スライドクランプが静脈内チューブに対して無閉塞位置にある
ことを保証する。
本発明の安全装置は更に、最低限の摩擦抵抗の下で静脈内チューブに対してスラ
イド可能であるスライドクランプをも意図している。この仕方により、該安全装
置の円滑な操作が保証される。更に、本発明の安全装置は、スライドクランプが
正しい位置にない場合又は該安全装置と適合性でないスライドクランプが安全装
置と共に使用されている場合にポンプの作動を防止するための、無障害センサー
を与える。こうして、患者に破滅的結果をもたらす可能性のある適合性のないス
ライドクランプの意図しない使用が防止される。更に、該無障害センサーは機械
的連結を何ら有さず、スライドクランプの正しい配置を示す位置にそれが意図せ
ずに挟まってしまうことのないことを保証する。更に、本発明は、静脈内チュー
ブ受は入れ領域よりも僅かに大きい外径を有する静脈内チューブを受け入れるた
めの、静脈内チューブ受は入れ領域を備えた無閉塞通路を有するスライドクラン
プを提供する。この仕方で、静脈内チューブ上の無閉塞位置にあるスライドクラ
ンプは、重力より僅かに大きい力の下で静脈内チューブの長手方向にスライドさ
せることができるが、重力の下では所定位置に保持される。最後に、本発明は、
当該スライドクランプがポンプ安全装置と適合性であることを確認するために、
当該スライドクランプの自動的同定を容易にする表面パッドを備えたスライドク
ランプを提供する。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の安全装置を利用した静脈内ポンプセットの透視図であり、
図2は、ドアを開放位置にした状態の図1の螺動ポンプの透視図であり、
図3は、本発明の原理による安全装置の詳細な側面立面図であり図4a−4fは
、図3の線4−4に沿って図3の装置を破断した図であり、
図5a−5fは、図3の線5−5に沿って図3の装置を破断した図であり、
図6a−6fは、図4の線6−6に沿って図4の装置を破断した図であり、
図7は、本発明の安全装置と共に使用するためのスライドクランプの好ましい具
体例の平面図であり、
図8は、図7の線8−8に沿って図7のスライドクランプを破断した図であり、
図9は、スライドクランプの閉塞スロット内に配置された静脈内チューブを示す
、図7の線8−8に沿って図7のスライドクランプを破断した図であり、
図10は、中に配置された静脈内チューブを示す、その閉塞スロットに対して横
断方向に沿った先行技術のスライドクランプの断面図であり、
図11は、中に配置された静脈内チューブを示す、その閉塞スロットに対して横
断方向に沿った先行技術のスライドクランプの別の具体例の断面図であり、
図12は、本発明の光学センサーのブロック図であり、図13は、短過ぎる閉塞
スロットを備えた図7によるスライドクランプであり、そして
図14は、長過ぎる閉塞スロットを備えた図7によスライドクランプである。
図1は、ポンプ及び可撓性容器のような静脈内液体源を使用する静脈内投与装置
の説明である。ポンプは、ポンプ作動機構及び作動電子装置(図示せず)を含む
ポンプ/)ウジング20を含む。ポンプは、静脈内液体容器24にも支持を与え
る静脈内スタンド22に取り付けられている。容器24は、患者に投与される食
塩水のような液体26を典型的には収容しているが、やはり静脈内スタンド22
から懸架されている。
投与セット10は、ポンプを介して容器24から患者への流路を提供する。セッ
ト10は、ポリ塩化ビニル(PVC)チューブのような可撓性のプラスチック静
脈内チューブ26の一部を含む。
静脈内チューブ26は根元側末端において点滴チャンバー28に取り付けられて
おり、該チャンバーは、今度は、スパイク(示さず)を介して容器24の出口ボ
ート30に取り付けられている。静脈内チューブ26には、先端側末端に、カテ
ーテル又は針(示さず)のような静脈アクセス装置にセットlOを連結するため
の手段が連結されている。
ポンプは、螺動ポンプ装置ハードウェアを覆うヒンジ式ドア36を含む。ポンプ
を整備するには、ドア36が開かれ、静脈内チューブ26が、以下に詳細に記述
するように螺動ポンプ装置内へ挿入され、ドアが閉じられ、モしてポンプが作動
される。ポンプはまた、ポンプハウジング20の上方38及び下方42の外周に
各開口を備え、ドア36を閉じたとき、それらを通して静脈内チューブ26が延
びる。加えて、ドア36は、ドア36か係止されない解放位置からドア36が閉
鎖位置に係止される施錠位置へと回動することができるラッチ32を含む。
図1に示した具体例は二重駆動螺動ポンプを含むが、本発明は単一の螺動ポンプ
におけるいかなる数のポンプ駆動の使用も想定している。
今や図2を参照して、螺動ポンプハードウェアが見られる。アクセス開口38か
ら複数のソケットフィンガー31の形態の螺動ポンプ部材へど至る、入口溝29
が備えられている。出口溝33が、フィンガー31から下方開口42まて備えら
れている。
上流閉塞センサー35が、入口溝29上に備えられており、一方下流閉塞センサ
ー37は出口溝33上に備えられている。気泡検出器39もまた、出口溝33上
に備えられている。ポンプのドア36は、慣用の構造のバネを装填した背板43
、並びに、上流閉塞検出器35、下流閉塞検出器37及び気泡検出器39のため
の各協力部材を含む。ドア36を閉鎖位置に施錠し又は係止するための、ラッチ
部材32との協力関係において機能する、固定されたラッチ部材55が備えられ
ている。
静脈内チューブ26は、溝29内へ装填され、複数の静脈内チューブ案内41に
よって案内されるに従って、往復運動するフィンガー31を横切って真っ直ぐに
延び、そして出口溝33内へ装填されることができる。ドア36が閉じられると
、ラッチ32は固定ラッチ部材55と嵌まり合い、ドアを閉じた位置に施錠し又
は係止する今や図3を参照して、本発明の安全装置は、出口溝33の下辺に固定
されているのが詳細に見られる。該安全装置は、上方安全クランプハウジング5
0及び下方スライドクランプハウジング、チャンバー52を含む。該安全装置は
、出口溝33の延長として、その中に静脈内チューブが密着するものである静脈
内チューブ溝54を備える。静脈内チューブ溝54から直角に延びるでいるのは
、下方スライドクランプハウジング52内に備えられている保持腕開口56であ
る。保持腕開口56内に収容されているのは、右協力保持腕58及び左協力保持
腕61であり、それらは、開放又は装填位置から、2つの保持腕58.61が該
開放又は装填位置における2つの保持腕58.61の位置に比して短いものであ
る、保持又は脱装填位置へと回動する。協力する保持腕58.61の間の保持腕
開口56の中心部は、スライドクランプのための受け入れ領域62を備える上方
安全クランプハウジング50上に収容されているのは、上方クランプハウジング
50から外方に延び、上方安全クランジハウジング50内へ及び外へと往復する
ことが可能な、解放ピン63である。解放ピン63は、スライドクランプを閉塞
された位置から開かれた位置へと配向させるスライド機構を作動させる。
安全装置内にやはり含まれているのは、安全クランプ65である。安全クランプ
65は、静脈内チューブを閉塞させるために静脈内チューブ溝54内へと延びる
ことができる。安全クランプ65と解放ピン63の更なる機能は、図4.5及び
6とあわせて以下に詳細に記述されよう。
今や図4を参照して、安全装置の下方スライドクランジハウジング52の上から
見た断面図が見られる。図4aにおいては、スライドクランプハウジング52は
、初期の又は作動前の状態において見られる。
下方スライドクランプハウジング52は、右保持腕58及び左保持腕61を収容
している。各保持腕58.61上に含まれているのは回動点67であり、それは
各保持腕58.61の回転的回動を許容する。回動点67の反対側の各保持腕5
8.61の末端上に含まれているのは、内方に延びている保持フィンガー69で
あり、それは、協力する保持腕の保持フィンガー69と協力して、以下に記述す
るようにスライドクランプを保持するよう働く。各保持腕58.61は、好まし
い具体例においては各保持腕58.61を保持位置において協力する保持腕の方
へと回動的に付勢するバネ74であることができる、付勢手段を含む。しかしな
がら、作動前又は装填位置においては、保持腕58.61は付勢に対抗して開放
位置に保持されている。
左保持腕61は更に、上方安全クランプハウジング50内へと上方に延びる、上
方に突出した段部分76を含む。この段部分76は、図5を参照して詳細に記述
されるてあろうように、保持部材として働く。
下方ハウジングにやはり収容されているのは、静脈内チューブ溝54を備えた静
脈内チューブ溝ハウジング78である。静脈内チューブ溝54は、ポンプ20の
出口溝33の延長である。静脈内チューブ溝54は、ポンプ及び安全装置の双方
において正しい位置に静脈内チューブが保持されることを可能にする。静脈内チ
ューブ溝54は、協力する保持腕58.61の間の中心に位置している。これは
、保持腕58.61の間において静脈内チューブ上に収容されているスライドク
ランプを心決めする働きをする。
静脈内チューブ溝54から離れて収容されているのはスライド部材81てあり、
該スライド部材81の内方及び外方の往復運動を許容する一対の協力するスライ
ドレール83上に収容されている。スライド部材81は、スライド部材81を静
脈内チューブ溝54の方へと付勢する外方に延びる付勢手段を含む。好ましい具
体例においては、外方へ延びる付勢手段はバネ87である。スライド部材81は
、各側面に、外方に延びるカム表面89を含む。カム表面89は、保持腕58.
61のカムフォロアー72と協力して保持腕58.61を回動させるように働く
。
スライドレール83の間に収容されているいるのは、スライドクランプの存在を
感知するために使用することのできる電子の目のような無障害センサー85であ
る。電子の目85は、スライドクランプがスライドクランプ受は入れ領域内へ挿
入されたとき感知するように配置される。電子の目85は、ポンプ操作電子装置
と電子的に連絡されている。目下好ましい具体例においては、電子の目85は、
完全に挿入されたスライドクランプを感知する。もし、完全に挿入されたスライ
ドクランプが感知されないときは、操作電子装置はポンプが作動するのを防止す
る。無障害センサー85は、図12と組み合わせて以下に詳細に記述されよう。
警告又は情報メツセージのような代わりの具体例の使用もまた、本発明の範囲内
と認められる。
スライド部材81から内方へ延びて含まれるのはスライド軸92である。スライ
ド軸92は、下方スライドクランプハウジング52内に備えられ静脈内チューブ
溝54から内方へと延びるスライド軸開口94内に収容されている。スライド軸
92は、それに備えられた切込み部96を含む。スライド式ラッチ98もまた、
下方スライドクランプハウジング52内に備えられたスライド式ラッチ開口10
1内に収容されて備えられており、スライド軸開口94に対して直角に延びてい
る。スライド式ラッチ98は、カムフォロアー103を含む。スライド式ラッチ
98は、バネ105のような付勢手段によってスライド軸92の方へと付勢され
ている。
スライド式ラッチ98はこうしてスライド軸92の切り込み部96と連携して、
スライド軸92をそして従ってスライド部材81を、バネ87の外方付勢に対抗
して保持するように働く。保持された位置においては、スライド部材81は装填
された位置にあり、−力保持されていない又は外方の位置においては、スライド
部材81は脱装填位置にある。スライド式ラッチ98とスライド軸92の切込み
部96とが、その目的が以下に論じられるであろうある量の遊びをスライド軸9
2が与えることを許容するものである、協力する角度のある表面107を用いて
いるということに注意しなければならない。
今や図4bを参照して、スライドクランプ109が、スライドクランプハウジン
グ52内へ挿入される前の位置において示されている。スライドクランプ109
は、狭い閉塞スロット114及び一層広い無閉塞通路112を含んだ制御開口1
10を含む。スライドクランプ109は、静脈内チューブ26を末端からスライ
ドクランプ109に通すことを必要とすることなく静脈内チューブ26が制御開
口110内へ配置されることを許容する、アクセススリット118を含む。
スライドクランプ109は好ましくは、制御開口110の無閉塞通路116内へ
と内方へ延びる突起120を含む。突起120は、静脈内チューブ26か操作位
置において無閉塞通路内にあるとき、静脈内チューブ26に閉塞を起こすことな
く静脈内チューブに対抗する摩擦的接触を維持する働きをする。この仕方で、ス
ライドクランプ109は、重力に対抗して静脈内チューブ26の長手方向に選択
的に位置的に保持されることかでき、しかも重力より過剰な力の下では長手方向
に動かされることができる。
スライドクランプ109は更に、制御開口llOの無閉塞部116に近い各反対
向きの側面上に切込み123を備える。これらの切り込み123は、保持腕58
.6Iの保持フィンガー69と協力して、スライドクランプ109が挿入され保
持腕58.61が脱装填されているときにスライドクランプ109をスライドク
ランプハウジング52内に固定する働きをする。
スライドクランプ109の先端部は更に、幅の増大する外方突起125を備える
。これらの外方突起125は、スライドクランプハウジング52内へのスライド
クランプ109の意図しない逆向きの挿入を防止する。
本発明のスライドクランプの好ましい具体例の一つは、図7において、スライド
クランプ109の要素に対応する「′」の付いた同じ参照番号を有する要素と共
に、109′ として示されている。スライドクランプ109′は、前縁118
、後縁119並びに第1及び第2の反対向きの側面120.121を有する本体
117を含む。スライドクランプ109′は、スライドクランプ109のものと
全て実質的に同一である、閉塞スロット111’ 及び無閉塞通路112’ を
有する制御開口110’ を含む。切込み115゛は、第1及び第2の反対向き
の側面120,121に位置している。後縁119上の外側幅突起116’ は
、スライドクランプハウジング52内への意図し7ないスライドクランプ109
′の逆向きの挿入を防止するために、スライドクランプ上の109の外方突起1
25と同じ仕方で機能する。
制御開口110’の無閉塞通路112’ を通って延びる、操作位置における静
脈内チューブ26か破線にて示されている。図7に見られるように、無閉塞通路
112°は、第11第2及び第3の静脈内チューブ接触点122を提供する形状
を有する。接触点122は一緒になって、静脈内チューブ受は入れスペースを画
する。静脈内チューブ26は、接触点122によって画される静脈内チューブ受
は入れスペースに等しいかこれより僅かに大きい外径123を有する。この仕方
で、接触点122は、静脈内チューブ26の流れ管腔124のいかなる閉塞も引
き起こすことなしに、静脈内チューブ26の外径に対する摩擦的接触を維持する
働きをする。接触点122は、スライドクランプ109’ が重力の下では静脈
内チューブの長手方向に移動することができず、静脈内チューブ26の長手方向
にスライドクランプ109′を移動させるためには重力より過剰の選択された力
を必要とする、静脈内チューブ26と十分な摩擦的接触を維持する。
スライドクランプ109’ はまた、表面パッド125をも含む。
表面パッド125は、図12を参照して以下に一層詳細に記述するように、無障
害センサー85からの光線を反射する。パッド125は、無障害センサー85と
の正しい協力を保証するためにスライドクランプ109′の正確な選ばれた位置
に配置されている。加えて、表面パッド125には、無障害センサー85によっ
て送られた光線を反射するのを助けるために反射性仕上げ(No、2仕上げのよ
うな)が施されている。
スライドクランプ109゛が上部又は底部のいずれを上にしてもスライドクラン
プハウジング52に挿入できるように、スライドクランプ109′の上部及び底
部(示さず)は鏡像関係にある。スライドクランプ109.109′は、好まし
くはポリプロピレンより射出成形されている。クランプはまた、PETG、コポ
リマー又はDELRINにより作られていてもよい。スライドクランプ材料の必
要な特性は、狭い公差内で成形でき且つ静脈内チューブ内の45pSi までの
圧力に耐えるに十分硬いことである。更に、スライドクランプ材料は、該クラン
プの機能性を損なうことなくEtO及びγ線滅菌に耐えなければならない。
図8は、断面において閉塞スロット111′の好ましい輪郭を示す。該閉塞スロ
ットは、スライドクランプ109′の上面及び底面127.128の間の距離W
よりも短い長さLを有する、静脈内チューブ接触表面126を有する。上面及び
底面127.128と静脈内接触表面126との間には、案内表面129がある
。案内表面129は、静脈内接触表面126と上面及び底面127.128との
間に斜めの縁を構成する。上面及び底面間の距離Wより短い長さしを有する静脈
内接触表面126は、斜めの静脈内案内表面129と共に、無閉塞通路112°
と閉塞スロット111′ との間での静脈内チューブのスライドに対抗する摩
擦力を、従前のスライドクランプに比して減少させる働きをする。図9に示した
ように、この形状により、実質的に静脈内チューブ接触表面126のみが静脈内
チューブ26の外径123と接触する。この構造の利点は、先行技術のスライド
クランプの断面を示す図10及び11を参照して説明される。図10は、静脈内
チューブ接触表面がスライドクランプの上面及び底面間の距離Wに等しい長さし
てあり、静脈内チューブ接触表面間で静脈内チューブのスライドに対抗する大き
な摩擦表面を提供するスライドクランプを示す。図26は、円弧形の静脈内チュ
ーブ接触表面を有するスライドクランプを示す。図11に見られるように、円弧
形の表面全体が静脈内チューブと接触し、やはり、閉塞スロットを通る静脈内チ
ューブ26の動きに対抗する比較的広い摩擦表面を創り出す。こうして、図8に
示した輪郭は、最小限の摩擦抵抗でスライドクランプが静脈内チューブに対して
横断方向に滑ることを許容しつつ、高い内部液体圧の下にある静脈内チューブに
ついてもさえも静脈内チューブを閉塞した状態に維持するための耐久性と十分な
硬さのための比較的厚い本体117を許容する。
静脈内接触表面126は、0.006乃至0.02インチの長さしを有する。好
ましくは、長さしは、0.01乃至0.014インチである。静脈内チューブ接
触表面126と上面及び底面127、!28との間の角度Aは、案内表面129
が静脈内チューブ26に接触しないよう十分でなければならない。好ましくは、
角度Aは、25乃至45°の範囲であり、35°の角度が理想的である。
スライドクランプが安全装置に関して正しく機能するためには、適切な寸法が与
えられていなければならない。図13に示したように、もしも閉塞スロット11
1′が余りに短いと、チューブ26は、安全装置内へのスライドクランプ1o9
゛の挿入に際して完全には閉塞されないであろう。他方、もしも閉塞スロットが
余りに長いと、図14に示したように、チューブは無閉塞通路112’ 内へと
完全にはスライドできず、薬物が患者へ適切に流れることを許容しない部分的に
閉塞したチューブを残すであろう。加えて、閉塞スロットI11′の幅もまた決
定的である。もしも該幅が余りに狭いと、スライドクランプを静脈内チューブに
対して移動させるために過大な摩擦力を必要とし、安全装置の適正な機能を阻害
することとなる。こうして、これらの実施例によって明白であるように、もしも
スライドクランプが正しく寸法を与えられていないならば、安全装置は適正に働
かず、薬物を投与されつつある患者への破滅的な傷害の可能性を創り出す。例と
して、0.102インチの内径及び0゜019インチの壁厚を存するPVCチュ
ーブと共に使用する許容できるスロット寸法は、次の通りである。
閉塞スロット幅 −0,02〜0.03インチ閉塞スロット長さ−0,3〜0.
75インチ無論、必要な閉塞スロット長は、無閉塞通路寸法、静脈内チューブ寸
法及びスライド部材81が移動できる距離の関数である。
図12は、無障害センサー85の好ましい具体例を示す。無障害センサー85は
、光学的光源200及び光学的光センサ−202を含む。図12に示したように
、光学的光源200は、静脈内クランプ109′の表面パッド125上へ導かれ
る光線204を放射する。光線204の一部206は、表面パッド125で反射
されて光学的光センサ−202によって受け取られる。光学的光センサ−202
は、選択されたバンド幅内の且つ選択された強度の反射光線を受けることに応答
して第1の状態をとり、選択された強度及びバンド幅内の反射光線を受けないこ
とに応答して第2の状態をとる。光学的光センサー202と電気的に連結したス
イッチ208は、第2の状態にある光学的光センサ−202に応答してポンプを
無能化する。こうして、もしもスライドクランプ受は入れ領域に挿入されたスラ
イドクランプが表面バッド125を欠いているか又は異なる寸法、反射性若しく
は光吸収性の表面パッドを有するならば、光学的センサー202は、第2の状態
にありそしてポンプは機能しないであろう。こうして、ここに記述の無障害セン
サー85の好ましい具体例は、クランプ受は入れ領域に挿入されたスライドクラ
ンプが安全装置と適合性であることを確認する。その結果、機能的に適合性のな
いスライドクランプの使用からくる患者への破滅的傷害が防止できる。
今や図40を参照して、スライドクランプ109がスライドクランプハウジング
52に挿入されているところが示されている。外方突起125の反対側の末端が
スライドクランプハウジング52内へ挿入される。これは、制御開口110の無
閉塞通路116が最初に挿入されることをもたらす。従って、静脈内チューブ溝
54と連絡したスライドクランプハウジング52内ヘスライドクランプ109を
手で挿入する健康管理専門家の動作は、完全な挿入の後は、静脈内チューブ26
がスライドクランプ109の閉塞スロット114内に配置されることを保証する
。
今や図5を参照して、上側クランプハウジング50の破断図が見られる。図5a
−5fにおける上側安全クランプハウジング50の各要素の位置は、図4a−4
fにおける下側スライドクランプハウジング50のそれらの要素の位置に対応し
ている。
安全クランプハウジング50は、おおよそL字形の安全クランプ65を含む。安
全クランプ65は、静脈内チューブ溝54内へ延びて静脈内チューブ26を閉塞
させるために閉塞基部132と協力して働くことのできる閉塞部材130を含む
。おおよそL字形の安全クランプ65は、安全クランプ65が図5eに見られる
閉塞状態から図5aに見られる無閉塞状態へと択一的に回動することを許容する
回動点134を含む。おおよそL字形の安全クランプ65の閉塞部材130の反
対側の末端には、以下に詳述する安全う・ソチ140と協力する、ラッチ切込み
138を有するラッチ部136が形成されている。
図4を参照して先に述べたように、左保持腕61は、上方へ延びて上側安全クラ
ンプハウジング50内へと入る上方に突出した股部分76を含む。左保持腕の上
方に突出した股部分76は、上側安全クランプハウジング50内において安全ク
ランプ65に隣接して配置されている。こうして、左保持腕61が保持された位
置にあるとき、安全クランプ65の下方に突出した股部分200との干渉により
、股部分76は安全クランプ65が完全に回動するのを防止しする一方、左保持
腕61が開放位置にあるときには、安全クランプ65は完全に回動することが許
容される。
上側安全クランプハウジング50は更に、おおよそL字形をした安全ラッチ14
0を含む。安全ラッチ140は、該安全う・ソチ140が係合した位置から係合
していない位置へと回動することを許容する、回動点142を含む。安全ラッチ
140及び安全クランプ65は、双方とも、安全クランプ65を閉塞位置へそし
て安全う・ノチ140を安全クランプ65の方へと付勢する付勢手段によって付
勢されている。好ましい具体例においては、付勢手段は、おおよそL字形をした
安全クランプ65の上側部分上のバネ取り付は点146と、おおよそL字形をし
た安全ラッチ140の下側部分上のバネ取り付は点148との間で連結されたバ
ネ144である。回動点134.142及びバネ取り付は点146.148の組
合せにおける単一のバネ144の使用は、単一のバネによって達成される2つの
異なるモーメントをもたらす。
安全ラッチ140は、バネ取り付は点148の反対側末端に、協力的ラッチ配向
において安全クランプラッチ切込み138と共に働く、ラッチ機11151を含
む。加えて、安全クランプ65が無閉塞状態にあるとき、安全クランプ65を図
50に描いたような無閉塞状態に維持するために、安全クランプ中のラッチ切込
み138を捕捉するため安全ラッチ140が回動して係合位置へ入ることができ
るように、安全クランプ65及び安全ラッチ140はバネ144によって付勢さ
れている。代わりに、安全クランプ65が閉塞状態にあるときには、安全ラッチ
140は回動して外れて無保合位置へ入っており、従って無作動的であり、この
ためバネ144の付勢が安全クランプ65を閉塞状態に維持することができる。
今や図5を参照して、上側安全クランプハウジング50は更に、解放ピン63を
含む。解放ピン63は、バネ153のような付勢手段によって外方へ付勢されて
いる。解放ピン63は、解放ピン63の後方及び前方への移動が安全ラッチ14
0の回動運動を引き起こすように回動点155によって安全ラッチと係合してい
る。解放ピン63は更に、下方に延びたカム表面159を含んだ解放腕157を
含む。下方に延びたカム表面159は、解放ピン63の前方及び後方への移動が
スライド式ラッチ98をスライドさせるように、スライド式ラッチ98のカムフ
ォロアー103と協力して働く。
スライドクランプ109(述べるように、以下スライドクランプ109及び10
9′は相互に交換可能に使用できる)を下([1クランプハウジング52内へ取
り付ける前に、安全クランプ65(ま閉塞又は無閉塞のいずれの状態にあっても
よい。もしも閉塞状態(こあるならば、左保持腕61は、安全クランプ65が無
閉塞状態へと完全(二回動することを許容する開放状態にある。無閉塞状態へと
回動したとき、安全ラッチ140は、安全クランプ65を捕らえて無閉塞状態に
維持し、そして静脈内チューブが取り付けられること力(できる静脈内チューブ
26及びスライドクランプ109力(装填された状態の図40及び5Cを参照し
て、保持腕58.61は装填された位置にあり、そして安全クランプ65は無閉
塞位置(こある。次し1でドア36は、図5dに見られるように、健康管理専門
家(こよって閉じられることができる。
ドア36は段付きの入口162を含む。段付きの入口162i1、安全クランプ
65に対応する第1の股部分164を含む。段付きの入口162は、解放ピン6
3に対応する第2の股部分166を含む。股部分164.166は、安全クラン
プ65及び解放ピン64との正しい機能的関係を保証するように大きさが与えら
れてし)る。ドア36が閉じられると、第2の股部分166が解放ピン63の侵
入を引起し、これは2つの効果を奏する。最初に、解放ピン63(よ、安全ラッ
チ140を回動させそれによって安全クランプ65を解放し、安全クランプ65
の閉塞状態への復帰を引き起こす。加えて、解放腕157力ム表面159が、ス
ライドラ・ソチ98のカムフ十口アー103と連携して、バネ105の付勢に対
抗してスライドラッチ98を押し、それによってスライド軸92を解放してスラ
イドクランプ109を無閉塞状態外へ移動させる。最後に、完全に閉じられたド
ア36は、安全クランプ65に対抗して段付き部分164を押すことによって、
安全クランプ65の完全に自由な回動を妨害する。安全クランプ65は、それに
よって、無閉塞の、ラッチされていない状態に入れられる。
今や図4dを参照して、ドア26が閉じられた位置にあるときの下側スライドク
ランプハウジング52の位置が見られる。最初に、スライドラッチ98がスライ
ド軸切込み部96との係合からカムにより外されることにより、スライド軸92
はバネ87によって内方へ付勢され、それはスライド部材81を脱装填し、こう
してスライドクランプ109を外方へ押す。これが起こると、静脈内チューブ2
6は、ドア36のそばの静脈内チューブ溝54内に保持され、それはスライドク
ランプ109内において制御開口110の閉塞スロット114から無閉塞通路1
16への静脈内チューブ26の再配置をもたらす。
加えて、外れたスライド部材81によって、協力する保持腕58.61が脱装填
される。フィンガー69はこうしてスライドクランプ109の切込み123上に
ラッチし、無閉塞通路116中に静脈内チューブ26を入れた状態でスライドク
ランプを保持する。こうして、この位置において、スライドクランプ109は、
静脈内チューブ26のその部分を通る液体の流れを許容する。安全クランプ65
は、ドア36によって開いたしかしラッチされていない位置に維持され、こうし
て静脈内チューブ26のその部分を通る液体の流れを許容する。螺動フィンガー
31は、静脈内チューブ26の内容物に対して自由に閉塞のみ又は推進運動を提
供する。
注入が完了し健康管理専門家が静脈内チューブ26を外そうと思うときは、図4
eおよび5eに見られるようにドア36が開かれる。ドア36の開放は、安全ク
ランプ65の拘束を除去し、安全クランプ65を閉塞状態へと付勢する。これは
、ドアが開放されるや否や、無閉塞状態を直ちに防止する。しかしながら、たと
えば空気排除のため等のように、ドア36を開放したときにもしも無拘束を許容
することが望まれるならば、安全クランプ65は、手動で、開放されたしかしラ
ッチされていない位置へと押し込まれることができる。
加えて、保持腕58.61は協力してスライドクランプ上の保持位置へと閉じら
れていることから、スライドクランプ109及び静脈内チューブ26は、ドア3
6の開放に際して除去され得ない。むしろ、スライドクランプ109及び静脈内
チューブ26を除去する前に、健康管理専門家は再びスライドクランプ109を
スライドクランプハウジング52内へ挿入する必要がある。
図40及び5fに見られるようにスライドクランプ109を再挿入する時、スラ
イドクランプ109の前方縁はスライド部材81に接触し、後者は次いで、バネ
87の前方への付勢に対抗して後方へと押しやられる。スライドクランプ109
が図40に見られる位置へと挿入されたとき、スライド部材81は、バネ87の
付勢力に対抗してスライドレール83上に乗る。スライドクランプ109が完全
にスライドクランプハウジング52内へ挿入されたとき、スライド軸92はスラ
イド軸切込み部96がスライドラッチ98に対して並んで位置するように後方へ
延び、後者はスライドラッチバネ105の付勢のためにスライド軸切込み部96
と係合し、スライド部材81を、スライド部材8I及び従ってスライドクランプ
109の前方への移動を阻止することによって、装填する。
加えて、スライドクランプ109がバネ87の付勢力に対抗して後方へ押しやら
れつつある間、スライド部材81のカム表面89が保持腕58.6Iのカムフォ
ロアー72に対して係合し協力する保持腕58.61を開放又は脱装填位置へと
押しやる。こうして、この位置において、静脈内チューブ26は、スライドクラ
ンプハウジング52内におかれたスライドクランプと共に制御開口110の閉塞
スロット111内に保持される。
スライドクランプハウジング52内にスライドクランプ109が挿入されている
ことにより、静脈内チューブ26は、スライドクランプ109によって再び閉塞
され、そして左保持腕61の上方に延びる部分76が回動して安全クランプ65
の通り道から外れていることから、安全クランプ65は、自由に回動して、開放
したそしてラッチされた位置に入ることができ、それは次いて、且つそのときの
み、閉塞された静脈内チューブ26を健康管理専門家が取り外すことを許容する
。
今や図6を参照して、スライド軸92についての詳細の立面断面図が見られる。
再度、図6a−6fにおけるスライド軸92の位置は、図4及び5に見られるそ
れらの要素の位置と対応している。スライド軸開口94は、好ましい具体例にお
いてはスライド軸開口94の先端部分に収容されたバネ部材165である、上方
付勢手段を含む。該開口は、スライド軸92を自由にスライドさせるがしかしス
ライド軸92の前方への付勢を生じさせるためにバネ87に対しては止めを提供
する、保持壁167を備える。スライド部材81は、スライドクランプ109を
受けるため寸法をあわせて作られたものである、寸法を合わせた部分169をそ
の下側先端に含む。加えて、該寸法を合わせた部分から上方へのびているのは、
スライドクランプ109を該寸法を合わせた部分169内へと案内する傾斜部1
71である。
スライドレール83は、図6fにおいて最も良好に見られる股部分173を含む
。スライドレール段部分173は、スライド部材81と連携してスライド部材8
1を後方へ付勢した又は装填された位置に保持するよう働く。スライド部材81
が完全に外方へ延びる又は脱装填されるためには、スライドクランプ109が装
置内へ挿入され、それがスライド部材8Iを上方へ移動させ、それがスライド部
材81が股部分173を通過して延びて脱装填されることを許容することが必要
である。
スライド部材81の完全に挿入された位置とスライドレール83段部分173上
に捕らえられたときのスライド部材の位置との間の遊びの量は、テーバ付きスラ
イドラッチ98によって許容される遊びにほぼ等価であるということに注意しな
ければならない。図6aに見られるように、スライドクランプ109の存在なし
にドア36が閉じられて、それにより解放ビン63を作動させるときは、スライ
ド部材81は最初に前方へ付勢を試みるが、しかしスライドレール段部分173
によって保持される。このことは、スライドクランプ109が挿入されそして解
放ピン63が作動されていないときにスライド部材81がスライドラッチ98に
よって保持されているものである図6fと対照される。
該好ましい具体例に対する種々の変更及び修正が当業者に明らかであろうことが
理解されねばならない。例えば、本発明は圧力フィンガーを有する螺動ポンプと
の関連において記述されたが、本発明の原理はまた、回転型の螺動ポンプにも適
用できる。そのような変更及び修正は、意図されている利点を損なうことなく、
本発明の精神及び範囲から外れることなしに行うことができる。従って、そのよ
うな変更及び修正は、添付の請求の範囲に包含されることが意図されている。
FIG、 1
FIG、2
FIG、3
FIG、7
FIG、8b
FIG、12
F IG、 13 F IG、 14
フロントページの続き
(81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 SE)、
AU、 CA、JP(72)発明者 グラジョ、テレサ
アメリカ合衆国60073イリノイ、ラウンドレイクビーチ、ウェストビューレ
ーン
(72)発明者 リン、ケネス
アメリカ合衆国60050イリノイ、マクヘンリー、スプリングプルツクコート
118リツク、ローレインドライブ 127
(72)発明者 ヴエホヴスキー、ガブリエルアメリカ合衆国60050イリノ
イ、マクヘンリー、ダートムーアドライブ 5004