JPH06502735A - ステレオリソグラフィにおける層比較法 - Google Patents

ステレオリソグラフィにおける層比較法

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JPH06502735A JP4500898A JP50089892A JPH06502735A JP H06502735 A JPH06502735 A JP H06502735A JP 4500898 A JP4500898 A JP 4500898A JP 50089892 A JP50089892 A JP 50089892A JP H06502735 A JPH06502735 A JP H06502735A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ステレオリソグラフィにおける層比校注発明の技術分野 この発明は、一般に、ステレオリソグラフィの応用により3次元物体の段階的な 1層づつの層形成において連続的に使用するために、3次元物体の表現をスライ スすることに関し、より詳細には、3次元物体の表現を、連続する複数の層の境 界の間のプール関数の比較を利用した層表環に、スライスすることに関する。
さらに、この発明は、より信頼性の高い、より正確な(より少ない曲がりおよび より少ないキュア後の歪)、より表面分解能の高い改良された部品(物体)の製 造法および製造システムに関する。
背景技術 最近、複数の層からなる3次元物体を建造するための建造技術が利用できるよう になった。1つのそのような技術が、ステレオリソグラフィであり、米国特許第 4.575.330号(以下゛ 330特許という)に記載されている。この特 許の開示は、十分開示されたものとして、この文献の参照により開示に組み入れ られる。ステレオリソグラフィの原理によれば、3次元物体は、相乗的スティミ ュレーションにさらすことにより物理的転移(transformation) が可能な材料から1層づつ段階的に形成される。ステレオリソグラフィの1例で は、転移されない感光性ポリマなどの材料の複数の層が、容器に収容された多量 の液体感光性ポリマの作用表面で連続的に形成される。
次に、これらの層は、相乗的スティミュレーション(stimulation) に選択的にさらされて、連続的な物体断面を形成する。さらに、物体断面への転 移のときに、転移された材料は、典型的には、凝固のときの感光性ポリマの自然 の接着性により、前に形成した断面に接着する。ステレオリソグラフィについて の他の詳細は、以下の出版物に記載されていて、すべて、十分開示されたものと して、これらの文献の参照により開示に組み入れられる。
出版物 PCT出版物 第WO89/10256号PCT出版物 第WO89/1024 9号PCT出版物 第WO89/10254号PCT出版物 第WO89/10 259号PCT出版物 第WO89/11085号PCT出版物 第WO89/ 11085号PCT出版物 第WO89/10801号EPO出版物 第86/ 171069号日本特許公開 昭62−3596号 PCT出版物 第WO90103255号PCT出版物 第WO90/1567 4号PCT出版物 第WO91106378号日本特許出願 平2−29164 7号 PCT出版物第W0 89/10256号に記載されたように、ステレオリソグ ラフイノステムは、典型的に、対応する物体表現にしたがって3次元物体を形成 する。この表現は、CADシステムなどにおいて形成できる。しかし、そのよう な物体表現が使用できる前に、物体表現は、複数の層表現にスライスされねばな らない。次に、ステレオリソグラフィシステムは、段階的な1層づつの建造の過 程で、層表現に対応して、転移されていない層を選択的にさらして、複数の物体 層を形成し、そうして、物体それ自体を形成する。
し7かし、層表現を形成する以前の方法には、多数の欠点があった。
これらの方法での1つの問題は、表面分解能の増大を達成する技術を利用するこ とが困難であることである。これは、表面分解能の増大のためのいくつかの効果 的方法が、2層以上の間の断面情報の比較を本質的に含むためである。一般化さ れた層比較能力がなければ、(上記の参照された応用のために)要求される比較 は、各々の個々の場合に対して、そして、実行される各々の個々の演算に対して 、別々になされねばならない。
感光性ポリマを基にしたシステムにとって、他の1つの問題は、多くの感光性ポ リマが「最小凝固可能厚さ」を有することである。この「最小凝固可能厚さ」と は、その厚さ以下では、転移されない凝集性材料の支持されない領域を形成する ほど十分キュアできない最小厚さである。たとえば、現在好ましい液体感光性ポ リマでは、最小凝固深さくMSD)より小さい厚みを有する物体の形状を形成し ようとする試みがなされるなら、その形状は、単に物体の一部となるほど十分固 化しないか、または、衰える(すなわち、その形を保持しない)。建造用媒体( すなわち、感光性ポリマ)の最小凝固可能厚さは、建造用媒体すなわち建造用材 料それ自体の1つの特徴であるだけでなく、選択された相乗的スティミュレーノ ヨンと物体の回りの環境条件とにも依存する。たとえば、感光性ポリマに吸収さ れた酸素は、反応抑止材として作用し得る。したがって、ここで使用されるよう に、rMsDJは、与えられた材料と凝固環境の組み合わせで得られる最小凝固 深さをいう。
MSDは、層の支持されない領域(すなわち、物体の下に面する特徴)を形成す る最小凝固深さであるので、これらの領域は、物体を形成している個々の層すな わち断面の間の厚さに無関係に、少なくともMSDのキュア深さを与えられねば ならない。したがって、1層づつの形成過程により、これらの層がMSDより薄 くても、ステレオリソグラフィで再生される物体の精度は、使用される物体のM SDにより制限される。
PCT出版物 第W0 89/10801号に記載されるように、使用される材 料の密度が転移しない状態(すなわち液相)と転移した状態(固相)の間で変化 するとき、ステレオリソグラフィを用いて製造される物体は、歪む傾向がある。
この密度変化は、材料の縮小または膨張を起こし、形成される部分に応力を発生 させ、より低い層すなわち隣の構造が「曲が」ろうとして、その部分の全体とし ての歪みを生じる。
創造的ステレオリソグラフィ建造技術を利用する曲がりを減少するために、方法 と装置が、発展されてきた。これらの建造技術は、レンカモルタル技術(時には タイル技術とよばれる)、マルチパス技術、および、リベット技術として知られ ている3つの概念または技術を含むが、これらに限定されない。
これらの技術は応力と曲がりを減少するのに成功し効果的であるけれども、ここ で認識されるべきことは、一般に、各々の与えられた用途は、構造力と曲がりの 間のトレードオフを含むことである。すなわち、ある用途に要求される構造力が 高いほど、これらの層で曲がりはより大きくなるだろう。
図55は、ステレオリソグラフィの段階的な1層づつの建造によって形成される 球状物体1の側面図を示す。物体の層は、それぞれ参照番号1a、1b、1cに よって同定される。物体の表現2は、描かれた物体の表面の表現であり、形成さ れる物体1のまわりの円状の包絡線として現れる。形成される物体1は、ハツチ された範囲として描かれる。また、階段的な表面の不連続3a〜3xが、物体1 と物体表現2との間の差である。これらの表面不連続は、ステレオリソグラフィ により生産される物体において本質的に形成され、そのような物体を形成するた めに形成される有限の厚さの層から生じる。もし無限に薄い層が利用できるなら ば、表面不連続は、全く除去できるであろう。しかし、一般に、薄い層は、表面 不連続を減少するための実行可能な解決ではなく、他の方法が用いられねばなら ない。
いくつかの方法が、そのような表面不連続を除去するために提案されている。
各々の方法が、1以上の付随する問題を伴い、広い範囲での部品形状にわたって の一般的な応用を妨げている。
本発明の第1の目的は、改善されたスライス装置および方法を提供することであ る。
本発明の第2の目的は、選択された相乗的スティミュレーションにより凝固され るときに所望の精度の薄い凝固材料の支持されない厚さを本質的に作ることがで きない液状建造材料を用いたときに、高分解能のステレオリソグラフィを実行す る方法と装置を提供することにより、MSDの制限を克服することである。
本発明の第3の目的は、ステレオリソグラフィにより形成される3次元物体にお ける表面不連続を減少する装置と方法を提供すること、および、他の設備を用い ることなく、物体を建造するために使用された上記の装置と同じ装置で使用でき また自動化できるような装置を方法を提供することである。
本発明の他の方法と効果は、以下の説明に開示され、または、本発明を実施する 当業者に明らかである。
発明の開示 上述の目的を達成するために、実施されここに広く説明される本発明の第1の観 点により、3次元物体を複数の層表現にスライスする装置と方法が提供される。
この方法は次の工程からなる。(1)スライスする寸法の方向に複数の間隔を空 けたスライスする面を有する物体表現を重ねる。ここで、上記の複数のスライス する面の中の任意の2つ連続するスライスする面は物体表現の1つの層を区切り 、この複数の区切られた層は、また、スライス寸法の方向に連続的に間隔を空け である。物体表現の各々の区切られた層を、その層を区切る連続的なスライスす る面で関連づける。この2つの連続的なスライスする面は、第1と第2のスライ スする面からなり、第1のスライスする面は、スライス寸法の方向に第2のスラ イスする面より低(位置される。(2)投影からなる物体表現と、層を区切る第 1と第2のスライスする面の中の第1の選択されたスライスする面との交差から なる物体表現の各々の区切られた層のための投影セグメントを形成する。この投 影は、層を区切る第1と第2のスライスする面の中の第2の選択されたスライス する面への投影であり、物体表現と、層を区切る第1と第2のスライスする面の 中の第3の選択されたスライスする面との交差からなる。(3)その区切られた 境界の交差セグメントと投影セグメントとのプール和からなる物体表現の各々の 区切られた層の層境界表現を形成する。次に、(4)各々の区切られた層のため の層境界表現を、その層のための層表現に導入する。
本発明は、ステレオリソグラフィ法により高分解能の物体を生産することが不可 能であると思われていた材料が、改良されたステレオリソグラフィ技法により多 くの高分解能物体を創造するために使用されることを可能にする。感光性ポリマ については、従来の非高分解能の感光性ポリマは典型的には吸収性と凝固性を有 するので、ある量(たとえば1mm)より薄い証集性固体プラスチックに転移で きなかった。本発明の実施には、典型的なアプローチとの違いがある。たとえば 、1断面の少なくとも1部分に、転移されない物体が、少なくともその1断面が その物体の次の追加の層の生成の準備において転移されない材料で被覆されるま で残り、その部分が被覆の形成の後で材料の転移により固化される。
本方法は、典型的なステレオリソグラフィ技法の使用により可能であるよりも正 確な物体生成をもたらす。1断面の与えられた面積において凝固されるすべての 物質が、その断面で必ずしもすべて凝固される必要はない。より高い断面すなわ ち層と同時に、すなわち、より高い層を下方向に通って適当な領域にまで侵入す る凝固詔射を用いて、凝固されてもよい。
本発明は、また、(物体の全体に対し)特定の層厚で建造された物体の表面を、 あたかもより薄い層から建造されているように見えさせる方法も扱う。さらに、 本方法は、表面をより連続的に(すなわち、より薄い層に)見えさせるだけでな く、より薄い層に伴う全体の精度を維持しつつ、厚い層で物体の全体を建造する ことに関する。
典型的には、ステレオリソグラフィにおいて、物体は、網または支持構造の上に 建造される。本方法では、支持構造の選択と配置は注意深く考慮されねばならな い。異なった層の初期断面の種々な領域の形成がずれる可能性のために、支持の 配置は重大である。支持は、最低の層ともに局所的にキュアされる領域をつかむ ように設計され配置されるべきである。
したがって、本発明の目的は、3次元物体の少なくとも2層、バランスする1層 とバランスされる他の1層、をキュアする方法と装置を提供することである。
これは、バランスされる層をキュアし、次に、バランスする層によって起こされ るバランスされる層の逆の曲がりが、バランスする層によって起こされるバラン スされる層の通常の曲がりを実質的に打ち消しすなわち無効にするようにバラン スされる層に対してバランスする層をキュアすることにより達成される。したが って、この方法と装置は、前に形成された層の下からまたはそばに連続的に層を 形成して物体が建造されるときのように、バランスする曲がりに曲がりの全方向 において適用可能である。
開示の容易さのために、本出願は、4つのセクションに分けられる。
セクション1は、「プール演算による層比較のスライス」と題される。
この節は、各層のどの部分が前の層から現在の層を通って次の層へ続くかを決定 するために、そして、どの部分が上に面するか、下に面するか、または双方であ るかを決定するために、プール演算の使用を説明する。したがって、この節は、 各層と関連する初期データを比較し、層の間でそのようなデータを比較して物体 を物理的に再生する工程において使用できるデータを生じる方法と装置を説明す る。さらに、この節は、適当な寸法の(すなわち、小型化または大型化された) 物体を生み出すそのような演算の使用を説明する。他の節の教えを使用し増大す ることについて、この節の概念の有用性は明らかである。
セクション2は、「ステレオリソグラフィにおける同時複合層キユアリング」と 題される。この節は、建造材料と相乗的スティミュレーンヨンとの伝統的に低い 分解能の組み合わせから高分解能の物体を建造する方法と装置を説明する。この 組み合わせは、最小の効果的なキュア深さを生じる。キュア深さは典型的には非 常に深いので、高分解能物体に要求される薄い層を形成できない。この目的は、 ある断面の上の複数の範囲の露光を遅らすことにより達成される。これらの範囲 が断面形成時に直ちにキュアされるならば分解能に否定的に影響していたであろ う。たとえば、もし、関連するキュア深さのために、この断面の下の材料がこれ らの範囲の露光の際に不注意にキュアされるならば、分解能に否定的に影響され るかもしれない。したがって、分解能を維持するために、これらの範囲の露光は 遅らされ、これらの範囲の上に、より高い断面にある対応範囲が、より低い断面 上の材料を不注意にキュアすることなく、希望の範囲をキュアするのに十分深い ようなキュア深さを生じるように露光される。
セクション3は、「曲がりバランス」と題される。この節は、通常の曲がりを逆 の曲がりでバランスすることにより曲がり歪みを減少する方法と装置を説明する 。この節は、非伝統的なキュア深さと、キュア歪みを最小にする層(またはその 部分)の形成順序とを用いることを開示する。
セクション4は、「薄い補充層を含むことによって3次元物体の改良された表面 の分解能」と題される。この節は、1層ごとの層形成工種の間でのキュアされる 材料の薄い複数の補充層を用いてステレオリソグラフィにおいて形成される3次 元物体に固有の表面不連続を補充することにより高分解能の物体を形成する方法 と装置を説明する。
当業者にとって明らかなように、この出願の開示を見た後で、これらの4節の教 えは、好ましい結果を得るために複数の方法で組合わすことができる。これらの 好ましい方法のいくつかはここで説明されるが、さらに多(の組合わせが可能で ある。したがって、どの節の教えも他の節に適用できるだけとは意図されていず 、開示全体として見られるべきである。
図面の簡単な説明 図1と図2は、はとんど平らな表面(skin)の製造におけるMSAの使用を 示す図である。
図3aと図3bは、本発明の第1実施例のフローチャートである。
図4は、スライスする面と断面との対応を示す図である。
図5は、3角の分類を示す図である。
図6は、投影領域の発生を示す図である。
図7は、Sl [1コ+、S [iコ*およびS [i+1]の間の関係を示す 図である。
図9は、上に面する領域と下に面する領域との間の重なりを示す図である。
図10と図11は、過剰露光を防止するための上に面する境界と下に面する境界 への調節を示す図である。
図12aと図12bは、表面(s k i n)ベクトルの発生から利益を受け るには小さすぎる範囲の検出を示す図である。
図13は、第1実施例を実行するフローチャートである。
図14は、図13の方法の詳細なサブステップのフローチャートである。
図15aと図15bは、交差点でのセグメントを分離する過程を説明する図であ る。
図16は、セグメントに方位を割り当てる過程を説明する図である。
図17aと図17bは、水平セグメントに方位を割り当てる過程を説明する図で ある。
図18aと図18bは、2個の重なるセグメントを表すものとしてのバイボン( b i gon)の概念を説明する図である。
図19aと図19bは、3個の重なるセグメントの場合を説明する図である。
図20aと図20bは、プール和演算の実行を説明する図である。
図21aと図21bは、和演算におけるバイボンの取扱いを説明する図である。
図22aと図22bは、線幅補償の実行を説明する図である。
図23a〜図23Cは、プール差演算の実行を説明する図である。
図24aと図24bは、表面ベクトル発生を説明する図である。
図25a〜図25cは、表面(Skin)退避のための層境界の発生を説明する 図である。
図26a〜図26dと図27a〜図27dは、角での影の境界のクリッピングを 説明する図である。
図28a〜図28dは、本発明の第2実施例のフローチャートである。
図29a〜図29dは、本発明での小型化された建造スタイルの使用を説明する 図である。
図30a〜図3Ofは、本発明とともに利用されるように補償されるキュア深さ の実施例を説明する図である。
図31は、ステレオリソグラフィを用いて建造できる物体または部分の図式的な 側面図である図である。
図32は、10ミルの断面を用いてスライスされ、10ミルの厚さを形成できる 材料を用いて作られた図31の物体の側面図である図である。
図33は、40ミル(1mm)の断面を用いてスライスされるが、40ミルまて キュアされる材料を用いて作られた図31の物体の側面図である。
図34は、10ミルの断面を用いてスライスされるが、典型的なステレオリソグ ラフィアプローチを用いて40ミルより小さい支持されない層を形成できない材 料(すなわち、40ミルMSD材枳)を用いて作られた図31の物体の側面図で ある。
図35は、10ミルの断面を用いてスライスされ、本発明の第1実施例を用いて 40ミルより小さい支持されない層を形成できない材料(MSD)を用いて作ら れた図31の物体の側面図である。
図36は、10ミルの断面を用いてスライスされ、本発明の第2実施例を用いて 40ミルより小さい支持されない層を形成できない材料を用いて作られた図31 の物体の側面図である。
図37−1から図37−=28は、図32の物体を建造するために使用される層 1〜28の水平面図である。
図38−1から図38−28は、図35の物体を建造するために使用される層1 〜28の水平面図である。これらの図の影線は、層の上にキュアが生じない領域 を示す、If線は、キュアを示す。
図39−1から図39−28は、図36の物体を建造するために使用される層1 〜28の水平面図である。
図40は、ステレオリソグラフィを用いて建造できる第2物体の側面図である。
図41は、高分解能材料(MSD層厚さ)を用いてを用いたステレオリソグラフ ィによる物体のスライスと複製を示す、図40の物体の側面図である。
図42は、図40の物体であるが、高分解能で、層厚さより4倍大きいMSDを 有する材料を用いて建造できる部分(およびスライスする面)の側面図である。
また、特別な処理を要する角の頂点部分が示される。
図43a〜図43eは、不正確さを最小にしまたは美的訴求力を最大にできるよ うにMSDより薄い区分(角部分)が処理できる種々の方法を強調して図40の 物体を示す図である。
図44−1〜図44−21は、図41の物体を作るために、図40に描かれた物 体に「スライススタイル1」を適用して得られる(Y軸方向に圧縮された)断面 情報の図式的な図である。
図45と図46は、ステレオリソグラフィにより3次元物体を生産するための本 発明の基本的システムを示すフローチャートである。
図47は、標準的ステレオリソグラフィ技法を用いて形成された2個の隣接する 層の側面図である。
図47aは、曲がりバランス技法を用いてステレオリソグラフィで形成されるバ ランスされる層とバランスする層の側面図である。
図48は、曲がりバランス技法を用いて形成される3次元物体を示す図である。
図49は、図48に示される3次元物体の正面図である。
図49a〜図49dは、図48と図49に示される物体のバランスする層とバラ ンスされる層とを転移するまたはキュアするときに使用される種々のキュア深さ を示す図である。
図50は、バランスされる層部分、バランスする層部分および標準的形成部分を 脩えた層を有する物体を示す図である。
図51は、多数の建造ブロックを有し、かつ、曲がりバランスの3層実施例を用 いた図49に示される物体の正面図である。
図51a〜図51cは、図51に示されたような3層実施例においてバランスす る喘に対してバラレスされる層を転移するための種々の組み合わせを示す図であ る。
図52は、多数の建造ブロックを有し、かつ、曲がりバランスの4層実施例を用 いた図49に示される物体の正面図である。
図53と図54は、曲がりバランス技法を利用した単一層の上の材料の3本の線 の上面図である。
図55は、小型化されたスタイルを用いて建造された3次元物体の図である。
図56a〜図56dは、表面不連続を下向きの形状で補充層で補充する種々の方 法を示す図である。
図57aと図57dは、表面不連続を上向きの形状で補充層て補充する種々の方 法を示す図である。
図58aと図58bは、2つの異なった補充層厚さにより得ることができる表面 分解能を比較する図である。
図59a、図59bおよび図59cは、表面不連続を補充するために使用できる 種々の非一様な技法を描(図である。
図608、図60bおよび図60cは、本発明の補充層の3次元的図である。
図61a〜図61jは、斜めの下に面する領域のためのい(つかの可能な転移領 域の図である。
図62a〜図626は、3次元物体において作られるときの図618の転移領域 の図である。
図63a〜図63dは、3次元物体において作られるときの図61bの転移領域 の図である。
図64a〜図64dは、3次元物体において作られるときの図61Cの転移領域 の図である。
図65a〜図65dは、3次元物体において作られるときの図61dの転移領域 の図である。
図66〜図69は、図62〜図65に対応するが、下に面した斜めの表面の代わ りに、上に面する斜めの表面のための図である。
図70a〜図70dは、3次元物体において作られるときの図61iの転移領域 の図である。
図71a〜図71dは、3次元物体において作られるときの図61jの転移領域 の図である。
図72〜図75は、本発明の実行の例を示す図である。
図76a〜図76cと図77a〜図77fは、表面不連続の上でを滑らかにする ためにメニスカスを使用する本発明の実施例を示す図である。
図78は、メニスカスの平滑効果を示す図である。
(以下余白) 本発明を実行するための最良のモード 本発明の第1の実施例の全体についていま提供される。この実施例は一般により 大きなサイズの部品を構築してゆくが、より小さなサイズの部品又は平均的なサ イズの部品を迅速にかつ柔軟性を有して組み立てて行く能力を提供する。さらに 、この実施例はまだ、目的の表現がモザイク形状の複数の三角形の中間の形式に 変換することを必要とする。しかしながら、以下の議論の中で理解できるように 、この実施例はいまだ、前のスライス法に対する依存性よりも三角形の表現法に 対する依存性がより小さく、それに対して簡単な変形例を有する他のデータフォ ーマットとともに用いることを可能にしている。これらの簡単な変形例はまた、 次の記述において指摘されている。また、もしモザイク形状にされた三角形の表 現が本発明のこの実施例に入力されたならば、この実施例はすべての三角形の頂 点を複数のスライス層に丸めるであろう。三角形の頂点を丸めることは、PCT 出版物WO39/10256号公報において記述されている。丸めることは、も しそうしないならばスライス処理によって消失するであろう物体の形状を実際に 保持する。それ故、保持している物体の形状から結果として得られる物体の解像 度を高めることは、丸めることが解像度に対して有する可能性がある有害なイン パクトよりも価値があるものと信じられ、複数の頂点を丸めることはこの実施例 において実行される。
形状が層と層との間において終わるような場合を取り扱うために適当なケアがな されるならば、取って代わる実施例は丸められていない頂点を用いることができ る。
第1の実施例の方法のための全体のフローチャートが図3a及び図3Bに図示さ れている。最初のステップはステップ10てあり、ここで、三角形の表現法が2 軸に沿って所定の間隔が置かれた複数のスライス層z [ilを用いて適用され る。このことは図4において概念的に図示され、図4は、Z軸に沿って所定の間 隔が置かれた複数のスライス層z [11−z [6]を用いてインターレース された物体の表現25を示している。
図3aに戻り、次いで、ステップ11において1つのスライス層をインターレー スする物体の表現の中のモザイク形状にされた三角形の各々は“十”の三角形と 、“−”の三角形と、又は“その他”の三角形とに分類される。スライス平面z  [ilに対して、“+”の三角形は、上方向に延在するスライス平面を通過し 、又はスライス平面で始まり上方向に演算する三角形として定義され; “−” の三角形は下方向に延在するスライス平面を通過し、又はスライス平面で始まり 下方向に演算する三角形として定義され:もし三角形が“十”又は“−”の三角 形でないならば、それは“その他”のカテゴリーに入る。多くの三角形は“十” 及び“−”の三角形の両方である。
図5に戻り、例えば、三角形26a−26hが図示され、それらのすべては1つ 又はそれ以上のポイントにおいてスライス平面z [ilと交差する。
三角形26aはその全体がスライス平面内に位置しかつその上又はその下に延在 していないので、三角形26aは十又は−の三角形として分類されないであろう 。それ故、それは“その他”の三角形である。三角形26b及び26cの両方は それぞれ、そのスライス平面、1つのラインセグメント及び1つのポイントで始 まり、上方向に延在しているので、その両方は十の三角形である。三角形26f は次に示すように両方のカテゴリーの定義に当てはまるので、“十”及び“−′ の三角形の両方である。すなわち、それはそのスライス平面を上方向に通過する (1つのラインセグメントでそれを交差する)ので“+”の三角形であり、かつ それはまたそのスライス平面を下方向に通過するので“−”の三角形である。
三角形26g及び26hの両方はそれぞれ、そのスライス平面、1つのラインセ グメント及び1つのポイントで終わるので、“−”の三角形である。
図3aに戻り、ステップ12において、各スライス平面z [ilに対して、当 該方法は“+”の三角形とそのスライス平面との間での交線からS[1]+とじ て知られている境界を形成するであろう。例えば複数のスライス平面(ときどき スライス層として知られる。)及びそれに類するもののような三角形と平面との 間の交線からの境界を形成する処理は、PCT出版物WO39/10256公報 においてその詳細が記述されている。
ステップ13において、各スライス平面z [ilに対して、そのアルゴリズム はまた、“−”の三角形とスライス平面との間の交線からS[1]−として知ら れる境界を形成するであろう。
ステップ14において、各スライス平面z [ilに対して、そのアルゴリズム はz [ilとz [i+1]との間のすべての三角形の領域をz [il上へ の投影を決定する。その投影物はS [il *として定義される。図6に戻り 、この図は三角形27を示し、それはスライス平面z [ilとz [i+1] との間に位置する複数の三角形の1つである。図示されるように、スライス平面 z [ilへの三角形27の投影は参照番号28として識別される。一旦投影物 が決定されたならば、その投影物の境界線がPCT出版物W○89/10256 号公報において詳細に記述されている近傍−平坦な境界線の発生に類似している 方法で決定されるであろうし、それはまた三角形の投影物から決定される。これ らの境界線はS[i]*とじて知られる。
形成されることが計画された各物体の断面CR[ilは、連続する2つのスライ ス平面z [il とz [i+1] との間のデータに対応することに注意し なさい。
これは、スライス平面の数から1だけ減算した値に等しい必要がある正確な数の 断面が形成されることを保証するであろう。
図3aに戻り、ステップ15において、各断面CR[ilに対して、層境界デー タL[1]は、S[iコ+とS [il *とS [i+1コーとのプール和集 合を演算することによって形成される。図4からの平面9の平面図である図7を 参照すれば、L[4]の発生が図示されている。まず第1に、S[4]十とS[ 5]−とS [4] *とが図示されるように発生され、次いで、これら3つの 領域の和集合が、図示されるようにL [4]を決定するために演算される。も し上記の下方向のシフトが回避されるべきならば、次いで、上記データは、z  [i+1]とz [ilとの間の物体の部分を形成するために用いられるので、 CR[i+1]と関連させる必要がある。
ステップ15は元の物体の表現法と比較して大きなサイズを常時有する層境界を 生成する。図7においては、例えば、スライス平面z [4]における物体の最 も正確な表現は実際には、L[4]より小さいS[4]+である。それ故、一旦 構築された最後の物体は、物体の表現に比較して大きなサイズを有することにな ろう。この第1の実施例においてより小さいサイズを有しかつ平均的なサイズを 有する複数の物体の発生について後に記述されるであろう。
図3aに戻り、ステップ16において、ライン幅補償(以下、“LWC”という 。)が実行され、それに従って、ステップ15で発生された層境界L [ilは それが変換された後にその材料の有限のキュア幅に対してその1つが補償される 。
本質的には、このステップにおいて、複数の層境界は適当なキュア深さと関連付 けられたキュア幅の約1/2だけ内側方向に(進行する固体部の領域に向かって )変位され、その結果、相乗的なスティミュレーンヨン(刺激)が物体の境界に 対して方向付けられ当該境界における材料が変換されるときに、その物体は正確 な大きさとなるであろう。もしLWCが実行されないならば、物体のxyの大き さは約1つのキュア幅だけより大きなサイズとなるであろう。LWCはさらにま たより詳細に説明される。無条件に絶対的に処理するこのステージにおいてLW Cを実行することは、当該処理の後のステージにおいて形成されるであろう種々 のタイプの境界がすべてこの1つの調整によって正確に補償されることができる ことを仮定している。とって代わって、後のステージにおいて1つ又はそれ以上 の数の境界のタイプに対する付加的な補償を実行することは可能である。この付 加的な補償は正の形状(特徴)又は負の形状(特徴)のいずれかである。
上記層境界に対するオフセット量は層境界オフセット(以下、LBOという。) として知られている。オフセット量はビーム幅の1/2に簡単化されないが、そ れに代わって、ビームの露光の後に変換された材料の幅であるキュア幅の1/2 である。一般に、キュア幅はビーム幅とは異なっているであろう。なぜならば、 キュア幅はPCT出版物WO39/10256号公報において詳細に説明される ようにキュア深さに依存している。すなわち、キュア深さが増大するにつれて、 キュア幅が増大する。
従って、層厚さ、すなわちキュア深さは、層から層へと変化する可能性があるの で、LBOは層から層へと異なるかもしれない。層iに対するLBOはLBOf i]として示される。
特定の層に対するL B Oを決定するために、所望された層厚さはまず最初に 決定され(連続するスライス平面z [ilからz [i+1]までの間などの 差から決定され)、次いで、典型的には6ミル(mils)であるオーバーキュ ア量(Overcure amount)が加算される。その結果はその層に対 する期待されたキュア深さである。PCT出版物WO39/10256号公報に おいて記述されたように、オーバーキュア量は1つの層が貫通するだけの指定さ れた量であり、それ故、層間で良好な接着を確実にするためにそれよりも下の層 の上にオーバーラツプする。一旦その層に対するキュア深さが決定されたならば 、次いで、プログラムは当該キュア深さに基づいて評価されたキュア深さを決定 し、LBOをその量のL/2に対してセットするであろう。オプショナルに、層 lに対して決定された後に説明する下に面する領域は、いくらか小さいキュア深 さのためにキュア深さにおける減少を補償するために(それらの領域が成長する であろう)lj21.の負の補償を与えることが可能である。
キュア幅を評価するために、複数の子め決定されたデータのペアが利用すること がてき、各ベアは実験的に測定されたキュア深さとそれに対応するキュア幅とを 備える。期待されたキュア深さはそのデータベアにおけるキュア深さの1つに正 確には対応しないと仮定すれば、キュア幅は単に補間することによって評化され るであろう。とって代わって、キュア深さとキュア幅はビームのプロフィールデ ータと構築する材料の知られた性質から決定されることが可能である。
一旦LBOが決定されたならば、層の境界はこの値によって調整される。補償さ れた層境界はL[i]’ として示される。
ステップ17において各層に対する上側に面する境界を発生する処理が実行され る。各層に対して処理を始めるために、ある層とそれに続くより高い層との間で プール減算が実行され、そのプール減算の結果は本質的に、当該連続するより高 い層によってオーバーラツプされない層上の領域を決定する。オーバーラツプし ない領域はU [ilによって示される。
プール減算を実行するために、利用は計算を効率化する結果をもたらす数学的な 一致から形成される。公知の通り、2つの領域AとBとの間におけるプール減算 は領域Aと領域Bの補集合との間の交差集合に等しい:A−B=An (−B) 従って、前に参照されたプール減算を実行するために、次の計算がステップ17 において実行される: U (i)=L [il ’ −L [i+1コ ゛ =L[il ′ n ( −L [i+1] ’ )この計算の一例として、図8は、図4の例から得られ た、L(4)’ とL(5)゛ とからのU(4)の導出を示している。U(4 )は図8における陰影領域である。L’ [5]の補集合はL’ [5]によっ て囲まれた領域を除くすべてである。
従って、この補集合とL” [4]との間の交差集合は、L’ [5]によって また囲まれた部分を除<L’ [4]によって囲まれた領域である。
U [4]は、単に上に面する領域を決定する際の第1のステップを表している 。
このことは、U[1]によって定義された領域が実際には上に面する領域と同様 に、下に面する領域を含む可能性があるからである。従って、1回の調整は下に 面する領域を含まないために、U[1]として形成される必要がある。(前述し たように、それらが一般に過剰に硬化されないであろうから、すべての他の領域 から下に面する領域を識別することは重要である。)図9は、数字29によって 示された領域はU[1]内に含まれるが、下に面する領域であるので、含まれる 必要がない一例を示している。この領域は、L゛[1]がこの領域における次の より下の層L [i−1] ’ とオーバーラツプしないために、下に面する領 域である。前に示したように、下に面する領域は含まれる必要がない。なぜなら ば、それらは次のより下の層をオーバーラツプしないからであり、過剰に硬化す る必要がないからである。次の2つのステップがこれを実行する。とって代わっ て、上と下の両方に面する領域はこの実施例におけるように丁に面する領域とし てラベル付けされ、もしくは、それらは、ただ下に面する領域が、下と上の両方 に面する領域とは異なった硬化を行うことができるように異なった指示が与えら れてもよい。
図3aに戻り、ステップ18において下に面する境界D [ilは、当該層に対 する補償された層境界L [i]’ と、前の層境界に対する補償された層境界 L[i−1]゛ との間のプール差を演算することによって各層に対して決定さ れる。前に示した方法を用いて、このことは次式に従ってL [il ’ とL [i−1]’ の補集合との間の交差集合を演算することによって実行される。
D [il =L [il ’ −L [i−1] ’ =L [il ’ n  (−L [i−1コ ゛ )次に、ステップ19において、ステップ17て演 算された上に面する境界U[ilは、上に面する領域においてまた存在するかも しれない任意の下に面する領域の間のプール差を演算することによって実行され る。前に記述された方法を用いて、この差は、上記調整された上に面する境界U  [il ’ を演算するために、次式で示されるU[ilとD [ilの補集 合との間の交差集合を演算することによって決定される。
U [il ’ =U [i:l −D [il =U [il n (−D  [il )このポイントにおいて、上記調整された層境界L[i]’ はいまだ 上に面する領域と下に面する領域を包含していることに注意にしなさい。従って 、これら2つの領域は層境界から減算する必要がある。このことは、図3aにお ける次の2つのステップにおいて実行される。
ステップ20において、下に面する領域を減算するために、層境界が再び調整さ れる。2回調整された層境界L [il ” は、上記補償された層境界L[i ]° と上記下に面する領域D [il との間のプール差を演算することによ って計算される。ステップ21において、層境界は上に面する領域を減算するた めに第3回目の調整が実行される。3回調整された層境界L [il ” ’  は上記2回調整された層境界L [il ” と上記調整された上に面する境界 U [il ’ との間のプール差を演算することによって計算される。このポ イントにおいて、次の相互的に排他的な記述情報は各断面に対して計算される+ L” ’ [il 、D [il及びU’ [il。
上記層境界から上に面する境界を分離することと、上に面する領域が典型的に層 境界内の池の領域として同一の過剰な硬化を用いて硬化される場合であっても、 相互に排他的なデータを得ることがいまだ所望されることに注意しなさい。もし 上に面する領域がその層境界内にとどまることが許可されたならば、次いで、層 境界内の領域は冗長に定義されるであろう。結果として、これらの領域は相乗的 なスティミュレーションによって1回以上トレースされる可能性があり、それ故 、過剰に硬化され、その結果、これらの領域におけるキュア深さ又はキュサ幅の いずれかにおける所望されない増大のために歪が生じる可能性がある。
いま図11、図12a及び図12bに戻り、これらの領域において結果としてオ ーバー露光の可能性があるある領域の付加的な冗長の定義を回避するために、上 に面する境界と下に面する境界に対して幾つかの付加的な調整がなされる必要が ある。図11は上に面する領域30を有する物体の1つの層の平面図を示してい る。3回調整された層境界L [il ” ’ は数字31として参照され、上 記調整された上に面する境界U[i]’ は数字34によって参照される。層境 界と上に面する境界によって包囲される領域はセグメント32に沿って一致して 出会うが、オーバーラツプしない。しかしながら、もし領域30によって包囲さ れる全体の領域が、セグメント32に対して右上部に隣接する変換された領域を 形成するために露光され、さらに、もし境界31によって包囲される全体の領域 がセグメント32に対してまた隣接する変換された領域を形成するために変換さ れたならば、そのときこのセグメントに沿った材料は4回の分離された回数だけ 露光され、すなわち31と34によって包囲された領域の露光を実行することに よって、及び層境界31及び上に面する境界34の露光を実行することによって なされる。
前述したように、このオーバー露光は、結果として生じるキュア幅とキュア深さ における結果の増大を防止するために回避される必要がある。従って、上に面す る境界と下に面する境界に対する調整はこのオーバー露光を防止するために有用 である。このことはステップ22及び23によって実行される。
これらの調整の付加的であって非常に重要な結果は、それらが、非常に小さく過 ぎて実際にスキン(表皮)ベクトルを要求することができない領域に対してスキ ンベクトルの発生を除去するという有益な効果を有するであろうことである。
図12aに戻り、例えば、数字35によって識別された領域は、小さすぎてスキ ンベクトルの発生から利益を得ることができない上に面する領域又は下に面する 領域のいずれかを表すことが仮定される。このことはそうであり、なぜならば、 相乗的なスティミュレーンヨンは当該領域の境界線の回りにセグメント35aと 35bとを追跡するときに、この領域は、(含まれるキュア幅のために)自動的 に変換されるであろう。
そのような領域の決定は、例えば、図示されるように、セグメント35aを右側 にキュア幅の]/2だけ移動させる一方、またセグメント35bをキュア幅の1 /2だけ左側に移動させることによって実行することができる。ひき続き議論す るように、これらのステップは、ステップ16から大きな測定においてLWCア ルゴリズムを利用することによって実行することができる。もしこれらのセグメ ントの移動の結果は当該領域の崩壊又は部分的な崩壊であるならば、このときこ れはスキンベクトルの発生はこの領域において又はこの領域の一部分において実 行する必要がないことを示している。図12bに図示するように、上記セグメン トの移動は当該領域を、スキンベクトルが発生される必要がないラインセグメン ト36に崩壊させる。これらの領域の検出は図3a及び図3bの次の2つのステ ップにおいて実行される。
ステップ22において、上方向の境界オフセット(以下、UBOという。)は、 LBOの演算と同様の方法で各層に対して演算され、すなわち、層の厚さの値プ ラス期待されたオーバーキュア値(過剰な硬化キュア値)とに基づいて補間する ことによって演算される。この値は、上述の方法と非常に類似した方法で上に面 する境界をオフセットするために用いられる。UBOとLBOの使用の間におけ る第1の差は、UBOが描写された物理的な境界を形成するために用いられず、 一方、LBOはそのような境界を形成するために用いられるということである。
UBOはスキンをはぎとる及び又はハツチングするための適当な領域が決定され るであろう境界を形成するために用いられる。そのように、もしこれらの領域が ゼロ又は負の値に減少させるならば、それらは単にスキンをはぎとること、及び /又はハンチングされることはない。
一方、LBOは、一部分の1つの層を生成するときに物理的に形成される境界を オフセントするために用いることがてきる。そのように、これらの境界内の領域 がLBOと関連した補償の後にゼロに又は負の値に減少されるときに、硬化され た材料の1つのラインとして崩壊された形状を形成することが適当であるか否か 、もしくは単にさらなる考察からそのような形状の特徴を単に除去することがよ り適当であるか否かについての決定がなされる必要がある。最も好ましい選択は 、一部分から一部分に、又は層から層に、もしくは1つの層の1つの領域から1 つの層の1つの領域に変化するかもしれない。従って、その決定を行う最も適当 な方法はユーザによって指定されるオプションにされるかもしれない。この決定 は、一部分毎に基礎をおいて、層毎に基礎をおいて、又は1つの層の1つの領域 毎に基礎をおいて、実行されるかもしれない。LBOとUBOの使用の間のこの 差は後に説明されるようにいくらか異なった処理ルーチンを導く。
次に、上記調整された上に面する境界U[i]’ は上記2回だけ調整された上 に面する境界を得るために、その層に対してUBOの約1/2、すなわちUBO [1]だけ内側に調整される。U [+] ” の発生にともなって、1回調整 された上に面する境界U[i]“はいまだ保持されていることに注意しなさい。
このことは、なぜならば2回調整された境界はスキンベクトル及び/又はハツチ ングベクトルを発生する目的のために一時的にただ保持され、かつ境界ベクトル を発生する目的のために保持されないからである。とって代わって、1回調整さ れた境界U [4] ’ はこの目的のために保持される。
次いで、ステップ23において、調整された下に面する境界D [i] ’ は その層に対する下の境界オフセントに対して調整することによって計算される。
各層に対する下方向の境界オフセットは、硬化のより小さい深さと、硬化のより 小さい対応する幅を発生することを除いて、ステップ21において上に面する境 界に対するオフセットに類似する方法で計算される。再び1回調整された境界D  [i]°の発生にともなって、未調整の境界D [i]がまだ保持されている 。このことは、調整された境界はただ、スキンベクトル及び/又はハツチングベ クトルを発生する一時的な目的のために用いられ、未調整の下に面する境界D  [i]は境界ベクトルの発生のために保持されるからである。
2次の境界を生成するためのL”’[i]又はL”[i]の境界を補償するため に1つの付加的なオフセット値を決定しかつ使用することがまた可能であること に注意しなさい。次いで、2次の境界は、クロスハツチング()1ツチング)又 は(もし用いられるならば)スキンの発生のために用いることができ、ここで、 元の境界L”’[i]又はL”[i]はいまだ、2次の境界から生成されるハン チング又はスキンを取り囲む物理的な境界を形成するためにいまだ用いられるで あろう。
最後にステップ24において、次のように複数のベクトルが境界データから発生 される。まず第1に、各層に対して、層境界ベクトル(以下、LBという。)は 3回調整された層境界L”’[i]から発生される。(これは、簡単な処理であ り、単に複数の境界を追跡する1つ又はそれ以上の数のループのベクトルの発生 である。)第2に、平担な上側境界(以下、FUBという。)が調整された境界 U[i]’から発生される。第3に、層ハツチング(以下、LHという。)ベク トルは、続いて記述すべきハツチング発生のアルゴリズムの1つを用いて、2回 調整された(3回調整されていない)層境界から発生される。上に面する領域を 取り囲むが、3回調整された境界L[i]”’ よりむしろ下に面する領域(図 3bにおけるステップ21を参照。)である、2回調整された境界L [i]が 用いられることに注意しなさい。このことは、ハツチングベクトルは本来、層境 界及び上境界領域の両方に対して発生され、もしL[i]’“°がここで用いら れるならば要求される2つのステップにおける場合よりはむしろ、1つのステッ プにおけるそれらを発生することがより効率的であるからである。一般に不必要 であると判断されるが、分離されたハツチングベクトルは、結合されたLパ。
[1]とU’ [i]領領域対する1組にとって代わるL′”[i]領領域びU ′ [l]領領域ために発生することが可能である。このことは、付加的なベク トルを生成するコストで実行することができるが、構成材料を実際に変換する処 理において付加的な多方面性を与える利益を得ることができる。下に面する領域 に対するハツチングベクトルの発生は、層境界に対するハツチングベクトルの発 生にともなって結合することが不可能であるに注意しなさい。なぜならば、下に 面する領域に対するこれらのベクトルはおそらく、LHに対して与えられたキュ ア深さとは異なったキュア深さが与えられ、かつ完全に異なった処理が与えられ る可能性があるであろう。次いで、第4に、平坦な下側境界(以下、FDBとい う。
)ベクトルは一般に指定された過剰な硬化を実行することなしに、未調整の下に 面する境界D[i]から得られる。第5に、下方向のハツチングの境界ベクトル (以下、NFDHという。)は、続いて記述すべきハツチング発生のアルゴリズ ムの1つを用いて、下に面する境界D[i]から形成される。第6に、上の補充 ベクトル(以下、FUFという。)は2回調整された上に面する境界U[i]’ °から形成され、次いで、下方向補充ベクトル(以下、FDPという。)は、続 いて記述されるスキンベクトルの発生アルゴリズムの1つを用いて、調整された 下方向境界D[i]’ から形成される。
当該アルゴリズムは、プロセス(PROCESS)コンピュータ上で実行するス ライス(SLICE)とは別の残存しているコンピュータプログラムとの互換性 を保持するために、PCT出版物WO39/10256号公報において記述され た前のスライスプログラムと関連するベクトル記憶法の幾つかを保持することに 注意しなさい。ベクトル記憶と、ベクトル記述と、複数のベクトルを発生するた めに用いられる境界と、各ベクトルのタイプが発生された後に描写される順序と の間の対応関係が以下に要約される。
順序 記 憶 記 述 から得られる I LB 層境界 L”’[i] 2 FUB 上方向境界 U’ [i]a LH層ハツチング L”[i] 4 FDB 下方向境界 D[iコ 5 NFDH下方向ハツチング D [i]6 FUF 上方向補充 U“′  [l]7 FDF 下方向補充 D’ [i]上紀のリストにおいて描写した順 序は好ましいは、他の満足できる描写の順序を利用してもよい。描写の順序を選 択する重要な態様は、物体の予め形成された複数の部分によって適当にサポート されていない描写ベクトルを回避することにある。もしこれらの添付されていな い又はルーズに添付された複数のベクトルが他のベクトルの描写の前に描写され るならば、上記複数のベクトルを形成する変換された材料は、それが他のベクト ルに対して接着されることができる前の位置からドリフl−して抜は出し又はそ の位置から歪ませられて抜は出すことが可能である。、従って、(サポートされ た領域は下の断面上に接着されるであろうから)Mボートされた領域から開始し 、次いで、これらの領域からサポートされない領域に向かって外側方向に放射状 に延在する材料を固体化するという方法である与えられた層上の材料を固体化す ることが通常賢明であってお勧めできる。形成のこの所望される方法は、各ベク トルに対する隣接する断面と、既知のキュア深さとキュア幅と、用いられる描写 と用いられる曲がり(カール)減少法の既知の属性との比較によって実行するこ とができる。上述された順序はこれらの考察を反映している。さらに、もし最初 においてハツチングと補充が付加されない場合であっでも、ハツチングと補充と が複数の境界によって構築されるであろうことを確実にするために、それらの関 連するハツチングもしくは補充の前に、それはいつも境界を描写する。
もう1つの可能な描写の順序は、LH,FUF、LB、FUBSFDB、NFD H,最後にFDPである。この描写の順序は、これらのベクトルのタイプの両方 が前の断面と関連する場合において変換された材料によって下からサポートされ た材料を変換するために用いられるということを仮定することが可能であるので 、これらの対応する境界の前にLHとFUFを生成する。さらに、この描写の順 序は、複数の境界が、ハツチングや補充が形成されるにつれてハツチングや補充 の収縮によって歪ませられることは無いという利点を有する。従って、複数の境 界は結局より正確な位置において位置するであろうことが仮定されることが可能 である。
ベクトルのタイプの上記リストは上に面するハツチングのカテゴリーを含まない 。上述のように、このことは、上に面するハツチングは上記リストのLHにおい て含まれるからである。この含有は、一般に、満足できるものであることがわか るが、上に面するハツチングは、もし必要性又は要望が生じるならば、それ自身 のカテゴリーに分離されることが可能である。LHをそれ自身のカテゴリーに分 離することは、このソフトウェアにおける指定可能なオプションである。
衷−行 上記実施例の実行について以下に説明する。図13は実行の全体の図であって、 それは、ステップ37において和集合演算を実行して複数の境界を形成するステ ップと、ステップ38においてライン幅補償を実行するステップと、ステップ3 9において差演算を実行してオーバーラツプしない複数の境界を形成するステッ プと、ステップ40においてスキンとハンチングの伸縮を実行するとともに補充 ベクトル又はハツチングベクトルの発生を実行するステップとを脩える。、これ らのすべてのステップは、入力としてモザイク形状にされた三角形のフォーマッ トの物体表現法を用い、かつ出力として複数のベクトルを生成する(プロセスコ ンピュータと同一であるかもしれない)スライスコンピュータ上において現在指 示されている。プロセスコンピュータはこれらの複数のベクトルを受信するため のスライスコンピュータを備え、又は接続され、次いて、これらのベクトルに応 答して当該材料のワーク表面上の複数のベクトルを追跡するために相乗的なステ ィミュレーノヨンのビームの方向づけを行う。
これらのステップの各々は所定の順序でアドレス指定されるであろう。ステップ 37において実行される詳細なサブステップは図14に図示されている。
まず第1に、ステップ50において、すべての三角形は、三角形の頂点の幾つか の最小のZ成分によって区分される。Z軸は、第1の実施例において垂直方向の 大きさであるスライス軸であると仮定される。従って、このステップは当該ステ ップ軸に沿って複数の三角形について順序付けされるであろう。なお、Z軸の選 択は任意であって、デカルト座標系を仮定するならば、y軸又はX軸は等しく用 いることができるということに注意すべきである。
次いて、ステップ51において、複数の三角形は、Z軸に沿って所定の間隔で置 かれた複数のスライス平面を備えてそれの上に覆いかぶせられる。次いで、任! の連続するスライス平面間のすべての三角形の考察の後に、より小さいZ成分を 有する2つの連続するスライス平面の1つを備えたそのようなすべての三角形の 交線から発生された複数のセグメントからなるセグメントのリストが発生される 。さらに、考察から除かれた平坦であって垂直な複数の三角形を用いて、2つの 層の間の複数の三角形をより小さい2成分のスライス平面上に投影することから 発生された複数のセグメントを備えた投影リストが発生される。もしZ軸に沿っ て再生された物体をソフトしないことが所望されるならば、両方のこれらのリス トはそれらの形成の後に2つの層のより高い層と関連する。セグメントのリスト と投影セグメントのリストとは1つの断面に対して形成された後に、すべての断 面に対するセグメントリストのリストとが形成される。各側においては、1つの 断面に対するセグメントと投影のリストが当該断面に対して投影された元の2つ のスライス層から形成される。とって代わって、すべてのセグメントのリストを 発生してもよい。最初に、前に連続する層と、現在の層と、それに続(層のため のそのようなセグメントリストを発生することが可能である。現在の層に対して 適当な計算がなされた後、現在の層に対する複数のベクトルが格納され又は実行 される。それに続く層のための情報は取り除かれ、それに続いて、次に連続する 層が現在の層となるように上方向に転送される層の指示が実行される。次いで、 上記処理が繰り返され、これによって、メモリと記憶スペースの使用を最小限に している。
形成時の投影リストにおける複数のセグメントは、固体部の領域は左側であって 中空部の領域は境界の右側であるというように、ある投影を実行する複数のセグ メントの方向を用いて反時計回りの方向で順序付けされる。この表現するもう1 つの方法は複数のセグメントは右手のルールに従うということであり、これによ って、上記複数のセグメントは反時計回りの方向で固体部を取り囲みかつ固体部 回りの方向で中空部の領域を取り囲むということが仮定される。しかしながら、 当該投影リストにおける複数のセグメントとは異なり、当該セグメントのリスト における複数のセグメントは形成時に方向付けされない。これらの複数のセグメ ントは、続いて議論されるようにステップ57において方向付けられる。
ある与えられた断面に対して、ステップ52において開始し、セグメントのリス トがまず最初に、それを浄化しかつ任意の原型がそこなわれた入力データに対し て補正するために処理がなされる。上記入力された複数の三角形は、当該物体の 表面を完全に延在しており他の三角形の頂点においてのみ他の複数の三角形と隣 接することが仮定される。もしこれらの仮定のいずれか又は両方がまちがってい るならば、上記複数の三角形を表す入力データは破壊されるかもしれない。この ことは、複数のギャップの形式でそれ自身を明らかにし、上記セグメントのリス トにおいてオーバーラツプしているかもしれない。以下に議論するように、ステ ップ52と並びにそれに続くステップにおいて、これらのギャップが補充される 。
ステップ52において、X軸方向の大きさは等しく用いることが可能であるが、 当該リストにおける複数のセグメントの最小のy軸方向の大きさに従って、当該 リストにおける複数のセグメントが順序付けされる。次いで、ステップ53にお いて、複数のセグメントの終点はそれらを連続するセグメントの終点と比較する ことによって次々に考察され、もし任意の2つの終点が一致するならば、対応す るセグメントが結合されて、“多重線“を形成する。ステップ54において、そ れら自身で閉じられておらず複数の多重線を形成する任意の多重線の複数の終点 は次々と考察され、次いで、連続する閉じられていない多重線の終点と比較され る。もしギヤツブが存在しているならば、複数のセグメントが当該複数のギャッ プを補充するために生成され、まず最初に最短のギャップを考える。その結果は 閉じられていない多重線の外側に多重線を形成することである。多重線を多角形 に対して近接させるときに、他の複数のベクトルの上にベクトルが交差すること を防止するために注!する必要がある。必要なかつオーバーラツプしない複数の 多角形が形成され又は1つの多角形と1つのオーバーラツプしない多重線が形成 されているような交差点においては、両方のベクトルは分割される。
ステップ55において、任意のギャップが補充された後に、最長の可能な複数の セグメントは、存在することが可能な連続する1直線上に位置する又は近似的に 1直線上に位置する多重線又は複数のセグメントを結合することによって複数の 多角形から再形成される。前に多角形を形成するために用いられたセグメントと は異なって、これらのより長いセグメントの特性は、すべてのギャップがいま取 り除かれてあろうし、並びに複数のセグメントは完全に多角形を形成するであろ う。さらに、これらのより長いセグメントのもう1つの特性は、それらが任意の 他のセグメントにわたって通過することが許可されないであろうということであ る、このことは、任意の2つのセグメントを交差することを回避させ、もしくは 1つのセグメントがもう1つのセグメントとの交差点を通過させるために、1つ のセグメントを、1つの交差点における複数のセグメントに分割するための次の ルールをによって実行される。
分割処理が図15a及び図15bにおいて図示されている。図15aはポイント 63で交差しているセグメント61.62を示している。前述したルールからは ずれることを回避するために、複数のセグメントは4つのサブセグメントA。
B、C,Dに分割される。
図15bは、ここで分割が4つのサブセグメントに分割されず、3つのサブセグ メントに分割されることを除いて、ポイント66で交差するセグメント64゜6 5を分割するもう1つの一例を示している。
図14に戻り参照して、ステップ56において、再構成したセグメントはそれら の最小のy軸方向の大きさによって順序付けられる。
ステップ57において、前述したように上記投影リストの中のセグメントととは 異なり、これらのセグメントは方向が割り当てられていないので、方向が当該セ グメントに割り当てられる。そのようにするために、当該セグメントはまず第1 に、χ軸に対して平行な(y軸又はZ軸に対しても等しく可能であるが)いわゆ る“無限”線(それらは無限に生じるのでそのように呼ばれる。)と交差される 。次いで、1つのセグメントとの各交差点において定量的な量解析(以下、“Q V解析”という。)が実行され、この解析の結果として、当該セグメントは対応 する方向として割り当てられる。 。
QV解析を始めるために、1つの無限線が中空部領域において開始し、かつ常時 それは1つのセグメントと交差し、1つの固体部領域にはいるか又は存在するか のいずれかであるということが仮定される。上記複数のセグメントは、それらの 左側に固体部が存在しかつそれらの右側に中空部が存在するように方向付けられ ると仮定され、さらに、それらは、反時計回りの方向で1つの固体部領域の回り てループを形成し当該固体部領域を取り囲むものと仮定される。このことは、右 手のルールに従ってこれらのセグメントに方向付けを行うことに等価である。
再び、左手のルールがまた適用可能である。
1本の無限線と関連する定量的な量(以下、“QV”という。)は、無限線のそ の部分が中空部内に存在するか又は固体部部分に存在するかに依存して当該無限 線上の1つのポイントからもう1つに変化するであろう。無限線が1つの中空部 領域にあるときは、0のQVを有することが仮定され、それが1つの物体の1つ の固体部類域内にあるときは、1のQVを有するものと仮定される(もし無限線 が2つの物体のオーバーラツプしている固体部領域を内に位置しているならば、 それは2のQVを有し、それ以降は同様である。)。このステージにおいて中空 部領域と固体部領域は連続する境界ベクトルが決定された指示方向を変更するこ とによって決定されるので、オーバーラツプしている固体部領域のこの状態は当 該処理のこのステー7から除外される。このフェーズでオーバーラツプしている 固体部領域を実質的に処理することができることが異なったアルゴリズムが可能 である。
各セグメントはそれに関連する1つの方向を有することのみが可能であり、なぜ ならば、その全体の長さにわたって前述した分割技術の定義及び力によってそれ は1つの側面上の中空部の部分だけ進められかつもう1つの側面上の固体部の部 分だけ進められる。
順序付けられた複数のセグメントは各セグメントが1つの方向が割り当てられる まで無限線とともに連続してオーバーラツプされる。各セグメントが1つの方向 が割り当てられるように用いられることが十分である1つの条件のもとで、任意 の数の無限線を用いることができる。第1の無限線は出来る限り多くのセグメン トと交差するように選択してもよい。これらのセグメントに対する方向が割り当 てられた後に、もう1つの無限線が出来る限り多く残っているセグメントと交差 され、方向が割り当てられ、かつ上記処理がそれ自身、すべてのセグメントに対 して方向が割り当てられるまで繰り返される。
上記処理は、セグメント67a−67fと68a−68gを示す図16の助けを 得て図示することができる。これらすべてのセグメントは少な(ともy軸に平行 な成分を有し、かつこれらは最小のyによって順序付けられると仮定され、それ 故、図示される。y軸は数字71を用いて示される。まず第1に、数字69によ って指示された無限線は出来る限り多くのセグメントと交差するように選択され る。この場合において、このラインはセグメント67a−67c、67e上に位 置している。このラインとのセグメントの実際の交点はA、B、C,Dによって 示されている。
前述したように、無限線の原点は無限であると仮定され、これは中空部であると 仮定される。従って、無限点における無限線は0の関連した定量的な値を有する ものと仮定される。これは、ポイントAでセグメント67aとの交点よりちょう ど前に無限点上で示される。次いで、無限線に沿った各交差点は次々と考察され 、QV値が1つのセグメントとの交差の後に無限線の各部分に対して連続的に割 り当てられる。もしQV値がOから1への遷移を与え、このことは固体部の部分 にはいることを示す。もしそれが1から0への遷移を与えるならば、このことは 固体部の中で存在していることを示す。連続的なQV値は、図において示されて いる。
次いで、左側への固体部と右側への中空部とを示す方向を仮定すると、方向とセ グメントは無限線上のQV値から得られる。もしQV値が1つのセグメントを交 差し0から1への遷移を与えるならば、このことは固体部内に入ったことを示し 、右手のルールに従って、当該セグメントは下方向を示していると仮定される。
もちろん、もしQVが1からOへの遷移を与えるならば、このことは1つの固体 部内に存在していることを示し、右手のルールに従って、当該セグメントは上方 向を示していると仮定される。もし当該セグメントが下方向を指示するように決 定されるならば、1の方向が与えられるであろうし、一方、もし当該セグメント が上方向を指示するように決定されるならば、−1の方向が与えられる。上記得 られた方向は対応するセグメントの下に番号で図において図示されている。1つ の矢印はまた、その得られた方向を絵画的に示すために各セグメントに対して加 えられる。
次いて、図において数字68a−68fによって識別されたもう1つのセグメン トを交差するために、図において数字70によって識別されてもう1つの無限線 が図示されている。上記対応する交差点は当該図において、E、 F、 G、  H。
■及びJとして識別される。このとき、上記解析は、図において示された交差さ れたセグメントに対して方向が割り当てるために繰り返される。
次いで、2つの異なった無限線が同一の方向が割り当てられたか否かを決定する ために、同一性のチェックが実行される。図16において、例えば、もしセグメ ント68aと67aが同一の全体のセグメント(その位置はこれらの2つのセグ メントを連結する破線によって示されている。)の一部分であるならば、そのと きこのセグメントに対して異なった無限線によって割り当てられた方向が同一で あるということを検証するために1つのチェックが実行されるであろう。このこ とは、事実、図16の場合である。各多角形における複数のセグメントが両立す る方向が割り当てられていることを検証するために付加的なチェックを実行する ことができる。
(以下余白) 幾つかの特別な場合について以下に考察される。第1の場合が図17a−図17 bにおいて図示され、ここで、1つの方向が割り当てられるべきセグメント72 は無限線73に対して水平な方向である。この場合において、実際に無限線が図 における固体線によって示されているパスに追随しているである場合であっても 、図において破線によって示されているように、無限線は上部から下部に向かっ て通過するであろうということが仮定されるであろう。図17aに示すように、 もしQVが0から1に向かって変化するならば、そのセグメントは1の方向が割 り当てられる一方、図17bに示すように、もしQVが1から0に向かって変化 するならば、そのセグメントは−1の方向が割り当てられる。
2つ又はそれ以上のセグメントがオーバーラツプしているもう1つの特別な場合 が存在する。複数のセグメントをオーバーラツプすることは、オーバーラツプし ている複数の三角形によって生じるかもしれない。この状態は、三角形の頂点が スライス層に丸められたときに生じるかもしれない。
この状態を取り扱うために、1つの方向値が、全体として当該オーバーラツプし ているセグメントに対して割り当てられるであろう。この値は個々のセグメント の方向値の和に等しい。さらに、新しい値である“2方向値“が個々のセグメン トと上記オーバーラツプしているセグメントのグループの両方に対して割り当て られる。個々のセグメントに対して、上記2方向値は1にセットされる。セグメ ントのグループに対して、2方向値は、上記側々のセグメントに対する2方向値 の和となるであろう。
図18において、例えば、無限線74は(図示の目的のみのために互いに離れて 設けられた)交差するオーバーラツプベクトル75a、75bとして図示されて いる。図示されるように、当該グループに対する得られた方向値はOであり、な ぜならば、そのグループにおいてただ2つのベクトルが存在するからである。
前に示したように、この値は、それぞれ1及び−1である2個の個々の方向値の 和から得られる。図18aの一例に対する2方同値は2となるであろう、これは 個々のセグメントに対する2方同値の和である。そのグループに対する2方向値 は単に、そのグループにおけるセグメントの数の計数値であるということがわか る。
2つのセグメントの1つのグループは、2つの側面から形成された多角形である “バイボン(b i gon)”として知られた構成要素であると考えられる。
従って、2つのオーバーラツプしているセグメントは2の側面の多角形を実質的 に形成するので、図188におけるグループはまさにバイボンとして用語が付け られる。現在、1つのバイボンに対する2方向値は、当該バイボンが崩壊された 中空部又は固体部を表わすか否かというもう1つの情報を伝送する。いま、正の 2方向値を有するバイボンはある崩壊された固体部を表わすものと仮定される。
図18bにおいて図示されたバイボンは、ある崩壊された中空部を表わす。実際 には、処理のこのレベルにおいて、図18aと図1.8 bにおける両方の状態 が同一の物理的な方向として与えられるであろう。従って、当該処理を理解する ために有用であるが、図18bにおいて図示された方向は、本実施例においては 実際に生成されないであろう。すべてのバイボンは、トラップされた正の領域を 囲むときに取り扱われる。従って、それらは、反時計方向の方法でそれらの領域 を囲むものと考えられる。しかしながら、簡単に説明すべき和集合の結合動作を 含む後の処理のステージにおいて、複数の層上にある他のベクトルが、バイボン の1つが1つの固体部領域内にあり、もう1つのバイボンが中空部の領域内にあ るこということを固有に示しているという事実のために、これら2つの状態が異 なるように取り扱われる。
図18aの複数のベクトルが当該物体の一部分として図示されている一方、図1 8bの複数のベクトルは単に、ある特定の領域の2倍の露光を表わすのでそれら が図示されていない。
(補集合演算の後の)後述されるべき差分演算と交差演算においては、これらの バイボンは、それらの2方向値に対して割り当てられた反対の符号を有すること によって互いに区別されるであろう。このことは重要である。なぜならば、それ がもしそうでないならば消失するかもしれない崩壊の形状の特徴を保持するため の能力を提供するからである。
前述の無限線は、X軸に対して平行に存在する複数のセグメントの方向を決定す るときに用いるための複数のラインに置かれた虚数の曲げ成分を有する、X軸に 対して平行に存在する直線である。しかしながら、複数のラインの物理的に重要 な形状の特徴は、それらが既知の定量的な量のあるポイントで開始することと、 並びにそれらが連続的であるということを理解すべきである。そのように、当該 セグメントリストにおける複数のベクトルの各々の方向は、複数のベクトルの各 々と交差する1つの曲がった無限線によって決定することが可能であり、ここで 、当該無限線は既知の定量的な量のある位置から開始し、また、複数のベクトル の方向はOと1との間の定量的な量の上方向又は下方向への遷移によって決定さ れる。さらに加えて、複数のベクトルが、遷移が中空部から固体部に向かうとき の無限線の(接触点における)右側に向く方向と、固体部から中空部に向かうと きの左側に向く方向とを示す1つの方向が与えられるように、各ベクトルの方向 はラベル付けされるべきである。
(以下余白) 重なったセグメント76a、76b、76cの場合が図19a及び図19bに示 されている。上記ベクトルを横切る無限線が符号77にて指定されている。図1 9aは、上記無限線が中空部(hollow)から3つのセグメント配置へ進入 した箇所の状態を示し、図19bは、上記無限直線が固体部(solid)から 3つのセグメント配置へ進入した箇所の状態を示している。
上記配置を形成する上記セグメントは説明的な目的のみのために分離して示して おり、QV値のそれぞれの変化が示されている。図19aにおいて、方位値はす べて個々の方位の合計に一致して1であり、一方、図19bにおける方位値は− 1である。
しかしながら両者の場合において、上記配置は崩壊された中空部と崩壊された固 体部の両方を備えている。それゆえ両方の場合の双方位値は3であると思われる 。
このことは、第1の実施例においてセグメントに方位を割り当てるのに一般に使 用される個々のアプローチの論議を終了させる。図14において、ステップ58 において、投影セグメントは最小yにて区分され、ステップ59においてセグメ ントリストにてセグメントに併合される。投影リストにおけるセグメントは既に それらに割り当てられた方位を有しており、セグメントリストにて各セグメント について方位を引き出す必要はない。投影リストにおけるベクトルのための方位 は、先に参照され編入されたPCT出願WO39/10256内に記述される、 過平坦境界ベクトルに関する方位を決定するために使用される方法にて決定され る。上述した2つのリストのセグメントを消すことは、両セットのセグメントに より取り囲まれた領域の和集合の作成を容易にする。ここで上記和集合とは先に 論述したように、結果として層境界の構造をなす。
ステップ60において、上記和演算がなされる。上記和演算を行うため、一連の 無限線が消滅(merged)リストにおけるセグメントを通過するであろう。
そしてQV値は各交点(ここでは、ステップ57とは異なり、QV値はセグメン ト方位から引き出される)にて計算され、QV値が1以下から1もしくはそれを 越える遷移、又は約1もしくは正確に1から1以上に遷移するところのセグメン トは保持される。他のすべてのセグメントは捨てられる。以下の説明にて示され る捨てられたセグメントは、セグメントリスト及び投影リストにおけるセグメン トにより取り囲まれる領域の和集合を構成する。
この演算は、セグメントリストにおけるセグメントから形成されると仮定する− のループと、投影リストにおけるセグメントから形成されると仮定する他のルー プの2つのループから形成されるセグメントを示す図20aに示されている。
一般的に、セグメントリスト内のセグメントと投影リスト内のセグメント間では 少な(とも幾つかの重なり(ベクトルの一致する)がある。
複数の無限線78aないし78fは、セグメントを交差することを示しており、 その交点が決定され位置付けされた後、QV値が決定される。このQV値は図に 示されている。上述した保持規則を使用し、保持されるベクトルはAないしIの ように符号付けされる。これらのセグメントは、図20bにおいて点線で示され るJないしMの除外されたセグメントとともに、図20bにはっきりと再度記載 されている。ベクトルを保持又は取り除くための決定は量的容量を含むベクトル を横切る遷移が最低0と1を含む間で変化するか否かに基づかれることを思い出 してほしい。
保持されるセグメントに関し、■を越える方位値が1に変化し、−i未満の方位 値が−1に変化する。この過程により、重なり合うセグメントは有効に捨てられ る。さらに、これらのセグメントの双方位値は1にリセットされる。しかしなが ら、幾つかのセグメント配置は保持されたままである点に留意してほしい。これ らは崩壊した固体部を表すバイボンを含んでいる。崩壊した穴を表すバイボンは 捨てられる。そして、保持されるセグメントは多角形を形成するように再接続さ れる。
捨てられる崩壊された穴は、固体部の形状が物体を正確に表すために中空部の形 状よりも重要であると考えている本実施例の方針を反映している。この方針を履 行するため、ハイボンが遭遇したとき、和演算において、新たな変数、QV’が 定義される。QV’ を決定するため、方位変数よりもむしろ双方位変数値がバ イボンより前の上記QV値に加えられ、結果値が分析される。もしQVがらQV ゛までの遷移が1未満から1もしくはlを越えるまでならば、上記バイボンは保 持され、そうでなければ、バイボンは排除される。それが0であり、QVにおい て遷移を引き起こすことはないので、方位変数が使用されることはない。
図21a及び図21bによれば、和演算におけるバイボンの取り扱いはより詳し く記述される。これらの図は無限線79にて交差されるハイボンを示している。
方位変数はOであるのでバイボンの片側では、示されるようにQV値は変化しな いであろうが、しかし加えられた双方位変数を有するQV値であるQV’値は、 図21aにおいてバイボンに記入するように(0から)2までQV値に比較して 変化される。結果として領域は保持される。図21bに示される状態は、図18 bに示されるものに似ている。本図の双方位は+2である。それゆえ、セグメン トを横切る上記Q■’ は1から3に進む。それがレンジ0を通過し1へ進むこ とはないので、それゆえこのバイボンは取り除かれるてあろう。結果として、和 演算において、独立構造を形成するバイボンは維持され、−カニ重構造を形成す るバイボンは取り除かれることがわかる。
このことは図14に示されるステップを終了する。
図13のステップ38における線幅補償(LWC)は以下の演算である。最初に 、各1の層境界が多角形を限定することが分かり、LWCの最初のステップは、 相乗的スティミュレーンヨンのビームにさらされ形成される、材料のキュア幅が 多角形内に完全に取り囲まれるように、各多角形の頂点を移動することである。
各頂点に関し、頂点二等分線として知られる線分が頂点から移動方向への線分を 限定するために形成される。各二等分線は各頂点にて形成される角度を三等分す るように位置する。このステップは、頂点81a、81b、81c、81dを有 する多角形80を示している図22aに示される。各頂点の二等分線は各頂点か ら発する点線によって示される。頂点の二等分線は、へりに沿ったキュア幅がへ り内に完全に取り囲まれるまで各頂点が移動する線分を形成する。相乗的スティ ミュレーンヨンのビームに材料をさらすことによる材料のキュア幅は符号84に て示される。以下の説明では、このことはビームトレースとして参照する。
頂点81cのフォーカシングにおいて、頂点は二等分線に沿って、上記ビームト レースが多角形80の境界内に完全に適合する点として限定される頂点81c゛ へ移動するであろう。
上記ビームトレースは図示するように一般的に円形形状である。この例では、園 内で符号82が付された頂点の移動は、移動される頂点から多角形の側方までの 距離てあり、園内で符号83a、83bにて示され一般的に上記多角形の側方に 垂直に延在する線に沿った線における最短距離が上記ビームトレースの半径に等 しくなるまで続けられるであろう。この状態は、図示するように一般的に頂点が 二等分線に沿って半径よりも大きく移動した後のみに発生する。
各頂点が整然と調整される。
上述したように頂点の調整の後、LWCアルゴリズムは、頂点が遠くに移動する 場合における一連の調整を次の演算として行う。この状況の一例が図22bに示 され、ここで、上述したアプローチはとがった頂点にて二等分線に沿った許容で きない移動を起こす。この移動の範囲は、最終物体において許容できないゆがみ の原因となるので、許容できない。例えば、図22bにおける斜線範囲は、層境 界86にて囲まれているけれどもさらされないので、最終物体におけるゆがみを 表している。図示するように、このゆがみは実在するものである。
それゆえに、そのような特別の場合において結果として現れる上記ゆがみを減じ るために、LWCアルゴリズムはいずれの頂点における移動距離をビームトレー スの半径のf2倍の値までに制限している。・ルート2×r図22cにおいて、 例えば、ここで図22bと比較して同様の構成部分には同様の符号を付しており 、頂点における移動は88a゛に制限され、図22bに示すように88aに進む ことは許されない。ビームトレースが88a゛ に制限されるとき、移動距離8 5°は上述したように特定される値に等しい。結果として生じるビームトレース は、図22bに示すように、87aの代わりに87a′ とな二のアプローチは 、図22cにて網目状にて示すように、結果的にまだいくらかのゆがみを生じ、 実際にいくらかのゆがみをもたらすことに留意する。しかしながら、移動制限の 意図された結果は、それが明らかなことから結果として生じるゆがみを減じ、そ して移動を制限することは、たとえゆがみが完全に制限されなくとも、広範囲の 状況においてこの結果を達成することがわかる。
LWCアルゴリズムは、過度の移動を防ぐように他の調整を実行する。この調整 を行うため、LWCアルゴリズムは、まず、原点から移動された頂点まてを示す ベクトルとして定義される変位ベクトルを生成する。LWCアルゴリズムは、次 に、三等分線に沿った変位ベクトルの長さを2倍にし、もしこの2倍にされた変 位ベクトルが多角形のセグメントを横切る場合、移動された頂点は、上記2倍さ れた変位ベクトルが関与したセグメントにちょうど達するまで原頂点の方向へ戻 るように調整される。
この過程は、頂点81b及びセグメント92とともに多角形80が示される、図 226及び図22eに示されている。図22dに示すように、頂点が90まで移 動した後、変位ベクトル89は、疑似(phantom)線にて示される2倍さ れた変位ベクトル91を得るために2倍される。図示すうように2倍された変位 ベクトルはセグメント92を横切り、図22eに示すように、(疑似線にて示す )ベクトル91゛ を得るために2倍されたとき、結果として生じる変位ベクト ル89°が交差せず、しかし実際にはベクトル92に到達するように、頂点は元 の位置方向である90°へ戻るように移動される。
LWCアルゴリズムによって行われる3番目の調整は、頂点81a及び81bに 関して変位ベクトル94a、94bを示す図22fに示すように、2つの変位ベ ウトルがそれぞれ交差点93にて交差するときに開始される。この場合、移動さ れた頂点は、結果として生じる変位ベクトルが互いに交差しないように交差点9 3へ戻る。
変位ベクトルが補償されたセグメント(補償されたセグメントは移動された頂点 を結果として接続することから生じるセグメントである。)を横切るとき、4番 目の調整が開始される。この状況は、多角形95と補償されたセグメント97° を示す図22gに示される。セグメント97°は、変位ベクトル96a及び96 bに沿って頂点を移動し、そして移動された点を接続することで得られる。又、 示されるものは変位ベクトル96cである。この変位ベクトルは、対抗するセグ メント97゛ の頂点の移動を結果として生じ、そして補償されたセグメント9 7°を横切る。この場合、LWCアルゴリズムは、重なりが除去されるまで、原 セグメントと平行を維持しながら、補償されたセグメントを元のセグメントの方 へ戻す移動を行う(頂点ではなく上述した調整毎として)。図22gにおいて、 原セグメントは97にて示され、符号97“′にて示される移動され補償された セグメントは疑似内に示される。示されるように、移動され補償されたセグメン トは原セグメント97と平行である。あるいはまた、補償されたセグメント97 ′は、同時に変位ベクトル96cを短くする間、補償されていないセグメントの 位置方向へ戻すことができ、したがって最終のセグメントが非補償領域の中央近 くに合い、それにより最終的に補償されたセグメントの最も好ましい位置へより 接近することになる。
すべての頂点が移動した後、それらは補償されたセグメントを形成するように接 続される。このことで線幅補償工程が完了する。
図13に戻り、ステップ39において、一連のプール式交差が重なり合わない領 域U [4] ’ 、D [i] 、L [i] ” ’ を形成するように次 の演算を行う。
演算に必要な特別のプール式演算が図3のステップ17なしい21に示されてい る。それらのステップの各々は、別の領域から一つの領域のプール式引き算、あ るいは別の一組の領域から一組の領域のプール式引き算を備えており、このプー ル式引き算は、先に示したように、一方の領域と他方の補足するものとの間のプ ール式交差を行うことに等しい。このセクションは交差演算実行の第1の具体例 を説明する。以下の説明では、異なる2つの多角形はAとBとで示すようにする 。
この実行における第1のステップは、Bの補足を行うことである。このことは、 先に述べたように、B多角形をそれの構成セグメントにばらばらにすること、セ グメントの最小Z成分によりセグメントを並べること、そして各セグメントの方 位値と双方位値とを反転する、例えば無効にすることにより簡単に達成できる。
崩壊された固体部を示すハイボンに関し、このステップはそれら固体部を崩壊さ れた中空部を示すハイゴ〉に変える効果を有する。
この実行における第2のステップは、AとBの補足との間の交差を取ることであ る。このことを達成するために、Bに関して既に述べたように、多角形Aはその 構成セグメントに分割され、最小Z成分により再整理される。そして、AとBの 補足との両方に関するセグメントのリストが消滅される。上記組を消滅するとき 、交差ベクトルの交差点が決定され上記交差ベクトルがそれらの点にて同様のベ クトルに分割される。さらにステップは消滅セグメントにて起こり、それにより 重なっているセグメントはハイボンのようにセグメント配置を形成するために使 用され、このことは先に述べられている。もし第1のセグメントが第2のより長 いセグメントに重なる場合には、特別のケースが起こる。この場合、第2のセグ メントは第1セグメントに同じ長さの第3のセグメントとリマイダ(remai nder)である第、4のセグメントに分割される。第1のセグメントと第3の セグメントはバイボンに統合される。
上述したステップが実行された後、消滅セグメントが一定間隔をあけた複数の彊 限線にて交差され、セグメントの方位が、上記無限線の種々の部分に関連づけら れたQV値を引き出すために使用される。セグメントが、2未満から2を通過し であるいは2まで、又はその逆の(1の範囲を通り2まで)QV値における変化 を引き起こす場合のみ、セグメントが保持される。他のすべてのセグメントが捨 てられる。その結果は、2つの多角形あるいは複数の多角形の複数の組の間のプ ール差である。
上述した、ステップを区別することは、図23aないし23Cに示されている。
図23aは、交差する2つの多角形を示し、符号100が多角形Aを示し、符号 101が多角形Bの補足を示している。これらの多角形は図示の便宜上分離して 示している。図示するように、参照符号100a、100b、100c及び10 0dにて示され多角形Aをなすセグメントは、反時計回り方向に方向付けられ、 一方、参照符号101a、101b、101c及び101dにて示され多角形B の補足をなすセグメントは、演算を補償するために多角形Aから反対向きにされ た時計回り方向に方向付けられる。
図23bは、重ねたセグメントがバイボンを形成するために分離された後、それ らのセグメントがそれらの最小Z成分により配列された後、数では十分な複数の 無限線にて交差され、よって各セグメントが少なくとも一度交差する、同一のセ グメントを示している。例えば、セグメント100Cは、セグメント1000′  と10Ofに分離され、セグメント100fと1010はバイボンを形成する ために消滅する。加えて、セグメント100dはセグメント100d’ と10 0eに分離され、セグメント100eと101dはバイボンを形成するために消 滅する。無限線の異なる部分を組合わしたQV値は、無限線の該当する部分に隣 接することを直接示している。各無限線は無限大にて生じると仮定するが、上述 した和演算ではない場合、無限線は0である初期QV値を与えられるが(無限線 が中空部領域において始まるという仮定による)、ここでは各無限線は1である QVfiが与えられる。これは、ここではそれらのセグメントが固体部類域にて 始まると仮定し、Bの補足を取ることによるからである。
まず無限線102aについて考えると、この線に関連するQV値は、セグメント 100bを通過する線として1から2まで変化し、セグメント100aが交差さ れるように2から1まで変化する。それゆえにこれら2つのセグメントは保持さ れる。
次に、無限線102bを考えると、この線に関連するQV値は、セグメント10 0bを横切る線として1から2まで変化し、セグメント101bが交差されるよ うに2から1に戻るまで変化し、セグメント100d’ が交差されるように2 から1に戻るまで変化する。それゆえにセグメント100b、101b、101 a、及び100d’ はこの無限線により保持されるであろう。次に無限線10 2Cについて、この線に関するQV値は、セグメント101bが交差するように 2から1へ戻るまで変化し、セグメント101d及び100eが交差するように 変化しない。(注:これらのセグメントは互いに正確に重なり合い、説明的な目 的のためにのみ図示では互いに段がある(offsej)ように示される。それ ゆえに、互いに重なり合っており、バイボンとして正確に形成されるこれらのセ グメントは順次論述していき、QV値は変化しない。)それゆえに、この無限線 により、セグメント101d及び100eは捨てられるであろう。
バイボンを横切る変化は、上述したものよりも実際にはより複雑であり、先に説 明したように、バイボンの双方位値を考慮するであろう。ここで、バイボンの双 方位は0である。これが101dに関する双方位値は1であり、一方、100e に関しては双方位値は−1である理由である。これら2つの値の合計はバイボン の双方位値を決定する。それゆえに、バイボン双方位値に加えられたバイボンを 除いた後のQV’値(前のバイボンのQV値に等しい)は1である。値は2を通 過し、あるいは2まで変化しないので、バイボンは保持されない。
次に無限線102dを考えると、この線のQV値は、セグメント100c’ を 通過するように2への変化を起こさせ、セグメント101bを通過するように1 へ戻る変化を起こさせ、セグメント101dと100eを通過するように変化し ない。さらに、このバイボンに関するQ■′値は1のままである。それゆえに、 この無限線により、セグメント100 C’ は保持され、一方他の交差したセ グメントに関する決定は現在の結果に反しないように前のようになされ、保持さ れる(例えば、101bは残り101d及び100eは取り除かれる)。
次に、無限線102eを考えると、この線に関するQV値はセグメント100f と101cを通過するように変化せず、又、セグメント100eと101dを通 過するように変化しない。加えて、これら両方のバイボンに関する双方位値は0 である。それゆえに、これらのバイボンに関するQV’ 値は1である。それゆ えに、この無限線によりセグメント100f及び101Cは捨てられる。
最後の結果が図23cに示されている。図23aとの比較として、実際このバイ ボンは多角形AとBとの間のプール差を示している。
交差演算の後、もしいくらかのバイボンが残っていたならば、それらは個々のセ グメントに戻るまで変化することに注意を要する。各セグメントに関する方位値 そしてバイボンの部分は保持されるが、1の双方位値は各セグメントに割り当て られる。
図13に戻り、次に論述される実行ステップは表面収縮ステップ40である。
表面収縮は図3bにてベクトル生成ステップ24の間行われる。基本的に、一般 的事項において、表面収縮の真の結果は、それらのベクトルを発生するために使 用される境界をベクトルが交差あるいは積み重ねる所における表面ベクトルのわ ずかな収縮である。表面収縮を行う利点は、ある領域の過露光を減じ、又、非常 に小さいので表面ベクトルから利益を得ることができない領域を補充させず、結 果として効果の少ない演算を蓄え及び/又は処理する超過表面ベクトルの発生を 防ぐ。これらのすべては前に述べている。
表面収縮は、層境界をまだ保持している間に疑似の境界を生成するために内側に すべての境界(上に面するあるいは下に面する)を調整することにより行われる 。表面ベクトル及び/又は多分ハツチベクトルは、順次説明する表面生成アルゴ リズムを使用し疑似境界から発生される。疑似境界ではないそれらは境界ベクト ルを生成するために使用されるので、層境界は保持される。表面収縮あるいはよ りふされしいハツチ収縮は、層境界L” 内で、あるいは層境界L°°°の分離 組上、及び収縮されたハツチを発生する目的のための境界U′の上方にて行うこ とができる。
疑似境界は図3aにおけるステップ16.22及び23にて層境界から発生する 。
疑似境界に到達するために層境界になされる調整は、線幅補償よりも精巧ではな い。
基本的に、実行される唯一のステップは、UBO値あるいはLBO値による各境 界ベクトルを、ベクトルを切り取るサブステップに沿って各境界ベクトルを層境 界ベクトルに平行にした状態を維持しながら固体部範囲方向へ変位することであ る。一度疑似境界が生成されたならば、それらは疑似セグメントへ変換される。
交差するあるいは重なるセグメントがアルゴリズムにより正確に処理されるので セグメントを分離する必要はない。
一度疑似セグメントが生成されたならば、次のステップは層境界セグメントとと もにそれらを没入するものであり、そして没入されたセグメントを最小7寸法に より区分する。次に、もし必要であれば、間隔のあいた、平行の、水平の複数の 無限線とともにこれらのセグメントを交差する準備においてそれらのセグメント が回転される。次に、量的容量分析が表面ベクトルを発生するため各表面線に関 して連続的に実行される。前のように、各無限線は無限大にて始まると仮定し、 無限大にてOの量的容量値を有する。次に、順番に各無限線を考えると、各無限 線に関する量的容量値は各セグメントが交差する各セグメントの方位値によりイ ンクリメントされる。変化が2未満から2まであるいは2を通過してなされると き、交差点における表面ベクトルの発生が始まり、変化が2もしくは2を越える ところから2未満までなされるとき、前に始まった表面ベクトルの発生が停止す る。二の演算は、境界が正確に十分に決定されなかったことを除き、前に述べた 交差演算に大変似ている。
表面ベクトルの発生は、図24aないし24cに示される。図24aは、層ある いは上に、下に面した境界のいずれかであり、無限線104a、104b、10 4c、104dが上に載せられた境界103及び疑似境界103′を示している 。
現在、ハツチベクトル及び補充ベクトルを発生する好ましいアルゴリズムは、X 軸に平行にベクトルを発生することによりそのようにのみ演算を行う。それゆえ に、もしハツチベクトルもしくは表面ベクトルがX軸の方向よりも他の方向に平 行に発生したならば、考えられる範囲の境界は適切な角度により回転され、適切 なハツチもしくは補充ベクトルが発生され、境界とハツチベクトルもしくは補充 ベクトルとの両方が元へ回転される。この結果は、図24bに示される。回転さ れた層境界は、符号103°゛で示され、回転された疑似境界は符号103゜° ° にて示される。
そして、量的容量分析は各無限線に沿って行われる。一本の線と一つのセグメン トの間の各交差にて、セグメントに関する量的容量数がそのセグメントに関する 方位値によってインクリメントされる。例として無限線104bを採ると、交差 点105にて、セグメントに関する量的容量数はセグメント103a” に関す る方位値(それは1である)により、1の量的容量に到達するまでインクリメン トされる。次に、交差点105′にて、QV値は2まで変化される。それゆえに 、点105°にて、ハツチベクトル107の発生が始まる。次に、点106にて 、セグメント103b” ’ に関する方位数(それは−1である)は、1の量 的容量に到達するまで量的容量数に加えられる。(QV値は、それらが適用され る無限線の相当する点に示される。)量的容量値は、2あるいは2を越える値か ら2未満まで変化するので、表面ベクトル107の発生は点106にて終わる。
次に、点106゛にて、QV値はOまで変化し、このことは表面ベクトル発生プ ロセスにて効果が無い。このことは表面ベクトル107の構成を完結する。この 分析は、セグメントを横切る各無限線に関して連続的に行われる。
ハツチ収縮ではない表面収縮のみがこの実施例にて行われることに注意すべきで ある。しかしながら、/\ラッチ縮は、表面ベクトル収縮に関して上述しtこよ うな同様の手法にて同様に行われ、本発明の範囲内に含まれると思われる。
図13に戻り、ステップ40にて、境界及びノ\・ソチベクトルを含み、ベクト ルタイプの残りが発生する。境界ベクトルは境界セグメントから容易に決定され 、ハツチベクトルは、ハツチベクトルの間をあけることが表面ベクトルに関して 間をあけることよりも一般的に広いことを除き、表面ベクトルの発生に関して上 述したのと同様の方法にて境界ベクトルから決定される。
表面収縮は、上あるいは下に面した境界(線幅補償とL境界の部分に関して既に 調整されたもの)の頂点を内側へ移動し、疑似境界を生成するために、移動され た頂点を接続し、そして層境界及び疑似境界の没入された組からの表面ベクトル を発生することにより達成される。
それは、移動された頂点から描かれる疑似境界が原境界から適当な量(キュア幅 の約1/2)内側に移動されるまで頂点の二等分線(LWCとともに)に沿って 頂点を移動することにより達成される。もし反対側がらの疑似境界が接触、ある いは互いに交差したならば、2までのあるいは約2までの変化がないので、それ らの範囲において表面ベクトルの発生が自動的に抑制されるであろう。2つの図 示した例が図25aないし28cに示されている。
図25aは、横断面116を形成するためにスライスした2つの層121a及び 121bにより組み上げられる4つの側面を有する中空部の角すい120(この 側面図においては一つの側面のみが見得るものである)を示している。
この横断面に関する層境界は、符号117a及び117bにて示される。図25 bはそれらの層境界の平面図を示している。
境界117a及び117bに関する疑似境界は疑似線にて示され(点線にて)、 符号117a’ 及び1]7b’ にて示される。図示するように、疑似線は交 差する1、それゆえに表面ベクトルは発生しない。移動は、組合わされた本当の 及び疑似の境界を交差する無限線に沿ってなされ、QV値における変化は一側面 においてOから1.0.1.0まてであり、反対側の側面では0から1.0.1 .0である。
このことは図の下部にて一連のOと1にて示している。1から2までの範囲を通 過して変化が起こらないので、表面ペクト・ルあるいはハツチベクトルが発生し ない。
他の例が図25cに示され、ここては境界118に関する疑似境界が符号119 にて示される。疑似境界119は疑似境界1】9aと119bを備えている。
示されるように、境界118の頂上部分118aに関する疑似境界は疑似境界1 19aへつぶれ、それにより捨てられ、一方、境界118の下部部分118bに 関する疑似境界119bはつぶれず、それゆえに保持される。結果として、表面 ベクトルは疑似119bにより取り囲まれた範囲に関して唯一発生するであろう 。
次に、疑似境界の生成において、いくつかの加えられたステップがさらに解析を 増し、考えられる問題を避けるように実行される。最初に、すみの角度は中空部 を通過して横切るように、180度未満であるところのすみにおける疑似境界は 、さらに分析を増し、それらのすみの想像上の固体部分において考えられるトレ ナー7(drainage)を妨げるために十分な表面を作成しないという問題 を避けるように削り取られあるいは丸みがつけられる。
削り取る例が図26aないし図26dに示されている。図26aは、削り取る方 法の利用なしに作成される種々の本当の境界及び疑似境界に沿った物体の横断面 を示している。外側境界121と内側境界122との間の範囲123は層の上に 面する範囲であり、内側境界122によって囲まれた範囲124は続いている範 囲である。範囲123は上に面した範囲であるので、表面補充ベクトルは発生す る。しかしながら、表面ベクトルは範囲123のサブエリアである変形(red uced )範囲127内に形成される。このサブエリアは、前に述べたように 表面収縮(skin retraetion)のために、外側疑似境界125と 内側疑似境界126(疑似線にて描かれる)間に位置する。疑似境界125.1 26は、もし削り取る方法が使用されないとき、表面配置を決定するために使用 される境界である。本当の境界121から疑似境界125、そして本当の境界1 22から疑似境界126を作成するために使用される取り消しの合計は、境界1 22.121が硬化される深さに等しい深さまで硬化したベクトルが組み合わさ れたキュア幅よりも典型的に幾分少ない。
図26bは、本当の横断面境界122.121を含んでいる図26aと同じ横断 面を示している。取り囲み境界122は外囲線128である。外囲線128は、 境界122が寸法131のキュア幅を生じる相乗的スティミュレイノヨンのビー ムにてトレースされたときキュアの水平方向の広がりを示す。境界122が硬化 されたときキュアの内側の広がりを示す外囲は、範囲の大きさ及びビームを組み 合わせたキュア幅のため122内の完全な範囲が硬化されるので、示されていな 0゜頂点132a、132b、及び132C付近のキュアの広がりは、硬化され た材料のとがった頂点を形成しないが、しかしその代わりにキュア幅のそれに類 似した輻射物の硬化された材料の硬化された領域を生成する。境界122がさら されたとき硬化された範囲は、符号133にて示され、小さい点にて陰をつけて いる。同様の手法にて、境界121がさらされたとき、内側の囲み134と外側 の囲み135との間の範囲136(小さいダッシュにより示される)は硬化され る。同一直線上にない2つの境界ベクトルが合う所の頂点137を考えると、上 記ベクトル間の角度が180度よりも大きい所の頂点におけるベクトルの側方で は、硬化された材料の広がりは滑らかに曲がった表面を形成し、それに反し上記 角度が180度よりも小さい所の頂点におけるベクトルの側方ではとがった頂点 が形成される。
図26cは、図26a及び図26bと同様の横断面を示している。本当の境界1 21及び122が疑似境界125.126と同様に示される。一般的に、表面補 充が境界までさらされるとき、表面補充と組合わされる硬化された材料は境界線 を多少越えて広がる。削り取り方法が使用されないとき、表面補充は疑似境界1 25と126との間にさらされる。外囲138.139は、疑似境界125゜1 26まて表面補充ベクトルを硬化することと組合わされるキュアの範囲をそれぞ れ示している。それゆえに、表面補充に組合わされるものは、外囲139と13 8の間に広がる硬化された材料140である。これはこの図では小さい点を使用 し示される。
図26dは再び同じ横断面を示すが、しかし今回は、図26b及び図26cに付 加され組合わされて示される硬化された範囲とともに示されている。特別に上に 置かれたものは、完全に硬化された領域内に領域141a、141b及び141 Cであり、これらは硬化されることを受け入れないことを示している。この図に ついて考えると、上述した3つの図と同様に、同一直線上にない2つのベクトル が合ったとき、接合点に組合わされる硬化された材料の内側端及び外側端が存在 することが示され、上記外側端は角度が180度よりも大きい所のベクトルの側 方てあり、上記内側端は角度が180度よりも小さい所のベクトルの側方である 。ベクトルに沿って材料を硬化するとき、内側端は常にとがった先端を形成し、 外側端は常に一つのベクトルから他のベクトルへの変化の曲げられた領域を形成 する。この曲げられた変化領域は、常にその角度の二等分線に沿って非常に少し だけ広がり、この広がりの欠如は、内側角度が小さくなるに応じてよりきびしく なる。それゆえに、内側及び外側の側方を含む原境界の部分に組合わされる材料 を硬化するとき、そのとき原境界のその部分は境界の外側端の方向に段が形成さ れ、それによって、硬化される領域の内側側方のように作用する第2(疑似)の 境界が形成され、これは結果として上記部分のさらされない領域となるキュアの 広がりの差異を生じる。
そのような硬化されない領域は不必要なものであるので、硬化されない領域の問 題を、それらの領域における過露光をできるだけ少ないコストにて適宜除去する “削り取ヂの手法が開発されている。この削り取りの方法は、結果として原境界 をさらすことになるキュアによりぴったりと類似する疑似境界の生成を含んでい る。この疑似への修正は、生成された疑似境界が原境界から(2つのベクトルの )接合の外側端方向へ段をつけられるときのみ行われる。この好ましい具体例に おいてこのようにして削り取りが実行される。上記接合がその外側端の方向へ段 をつけられるとき、それは180度よりも大きい角度を有する接合の側方へ接合 が段をつけられるとき、削り取りが実行される。
すべてのベクトルを段つけ(offset)するのに概念上より便利であり、又 、生成されるであろう反転範囲を取り去ることにより引き続き起こるすべての接 合において削り取りが発生するためにも便利である。あるいは又、すべてのベク トルを段つけし、交差点を再計算し、そして段っけの後、互いにもはや交差しな い連続的なベクトルのために交差点が存在しないとき、削り取られたベクトルを 形成するのにより便利である。
図268ないし図26dの例に適用されるように削り取りを実行する方法は、図 27a及び図27bあるいはスス27c及び図27dに示されている。
図27aは、図26aないし図26dと同様に同じ横断面を示している。境界1 21.122は頂点105aないし150gとともに示され、そして頂点オフセ ットベクトル151aないし151gを組み合わせる。それらのオフセ・ットベ クトルはその頂点が図268の疑似境界125.126を形成するよう(こ膜力 くつけられる方向を示している。頂点150aないし150dはそれぞれの接合 の内側端の方向(180度未満の角度により形成される側面方向)へ、一方、頂 点150eないし150gはそれぞれの接合の外側端の方向(180度を越える 角度により形成される側面方向)へ段がつけられることがわかる。この実行(こ おL)で、内側端の方向へ段がつけられるそれらのベクトルは、キュア幅補償( こ関して述べたアナログ的な方法にて段がつけられる。換言すると、頂点はそれ ぞれのオフセットベクトルの先端に移動される。しかしながら、外側端方向へ段 がつけられるベクトルは、単一の変位ベクトルに沿ってソフトされない。この実 施例の代わり1こ、変位ベクトル151eないし151gを三等分するそれぞれ の角度は、組み合わされそして接合を形成する各セグメントに垂直である2つの 変位ベクトル1こより取って代わられる。それらの2つの新たなオフセットベク トル1ま、原オフセットベクトルのように接合の同じ側方まで段をつけることを 示すことを維持する。それらの新たなオフセントベクトルは図27bに示され、 ここで原オフセットベクトル151eオフセットベクトル152aと152bl こよって置き換えられ、原オフセットベクトル151fはオフセットベクトル1 52c、152dlこて置き ・換えられ、原オフセントベクトル151gはオ フセットベクトル152e、152fにて置き換えられる。そのようなオフセッ トベクトルI′i、各接合ベクトルの個々に垂直な線に沿って一つの頂点を2つ の頂点に分離すること1こより形成される。接合(境界)ベクトルの両終端がこ の方法にて段がつけられるとき、この段をつけることはベクトルの長さにおいて 結果として変化を生じなL)こと力く国力Aられかる。層境界ベクトル159. 160及び161は、それぞれ疑似ベクトル155.153及び157になる。
しかしながら、この方法(こおL)て頂点力く段つljされたとき、原接合ベク トルはもはや隣接しない。代わり(こ、一つの頂点の2つの頂点への分離は、結 果として、2つのベクトルを互Li二接続する中間セグメントを生成することに なる。そのような中間疑似セグメントは、原頂点150f。
150g、150eに関してベクトル154.156.及び158として図27 bに示される。それらの中間ベクトルは、もし頂点が上述した方法にて段がつけ られることが許されるならば接合の内側に組み入れられるであろう範囲部分を削 り取ることから、削り取りベクトルと呼ばれる。図26a、26b、27aを比 較することにより、疑似ベクトル(あるいはセグメント)153ないし158を 備える疑似境界が、上述したアプローチにより得られる疑似境界126によるよ りも、境界122をさらしたときに硬化された領域の外側の広がり部128へよ り近接して近づくことがわかる。このより正確な接近は、表面補充に組み合わさ れたキュアの広がりを決定するために使用される疑似境界を形成する。それゆえ に、このより正確な接近は、前に述べた削り取りを行わないアプローチにより典 型的に形成される、図26dに示す、好ましくない変形しない領域141a、1 41b、及び141Cを取り除く。
図27c及び図27dは、表面収縮の削り取り方法を概念的に理解しそして実行 するための別の方法を示している。頂点を段つけする代わりに、すべてのベクト ルが自分自身に垂直の方向へ要求された量によりシフトすることができる。この ことは、図27cに示され、ここでベクトル159,160,161,162゜ 163.164及び165は、段がつけられるとき、好ましい方向へ好ましい量 により段がつけられる疑似ベクトル155.153.1.57.166.167 ゜168及び169を生成する原ベクトルである。すべてのベクトルはそれらの 原長さを保持することがわかる。図における各境界及び疑似ベクトルは、又、そ れぞれの方位を示す矢印を有している。次に、もはや頭部を端部に接合しない連 続ベクトルの各層は、該層の方位に一致する方法にて方向づけされる付加的なベ クトルの生成により架橋されるギャップを有する。いくつかのそのような架橋ベ クトルは図27dに示される。ベクトル171はベクトル166から167へ架 橋し、ベクトル172はベクトル167から168へ架橋し、ベクトル173は ベクトル168から169へ架橋し、ベクトル170はベクトル169から16 6へ架橋し、ベクトル158はベクトル157から153へ架橋し、ベクトル1 54はベクトル153から155へ架橋し、ベクトル156はベクトル155か ら157へ架橋する。次に、ベクトルが重なる所の点にて、それらはより小さい ベクトルに分離され、よって、独立した多角形が形成可能である。これらの多角 形は、表面補充生成のための疑似境界として使用するためそれらが保持されるか 否かを見るために評価される。もし多角形が反転範囲を含むように決定されたな らば、即ち、もしそれに組合わされた量的容量が負に決定されたならば、可能な 疑似境界としてのさらなる考慮から取り除かれる。これとは逆に、もし多角形が 正もしくは0の真値の量的容量を含むことを決定されたならば、疑似境界として 保持される。
さらに付は加える方法は、(上述したように)もはや互いに接触も交差もしない 連続するベクトルのそれらの対のため適宜方向つけされた架橋ベクトルの生成に よって伴われ、全部のベクトルをオフセントするためのいま述べたアプローチを 使用することである。このことは、互いに交差しない連続するベクトルのそれら の対に関する交差点(新たなベクトルの頭部と終端部)を決定することにより伴 われ、それらが互いに交差する所のベクトルを分離することにより伴われ(この ことは非連続的ベクトルに固有である)、堅実に方向つけされた多角形の決定に より伴われる(多角形におけるすべてのベクトルが一致した方位を有する)。
それらの多角形は、負の範囲を含む多角形の取り除きにより伴われる、矛盾して 方位つけされた多角形のさらに進んだ処理及び取り除きを保持する(ここでは、 多角形内の一つもしくは複数のベクトルが不一致の方位っけを有する)。多角形 を保持することは、表面補充の範囲を決定するのに使用される疑似境界を形成す るために使用される。
第1の実施例を実行するために使用されるコンピュータ ソフトウェアは、C言 語により都合よく記述され、NEC,5ilicon Graphics、ある いは18Mコンパチブルコンピュータあるいはそのようなものにて実行される。
このコンピュータは、5LICEコンピユータとして知られ、PCT出願WO3 9/10256に記述された総合的なステレオリソグラフィ装置における構成部 分である。
5LICEコンピユータは、一般的に境界、ノ1ツチ、表面ベクトルを発生する 。
しかしながら、他の実施例は、“スライス オン ザ フライ” (”5lic e on the fly”)の実行を含むことも可能てあり、それによって5 LICEコンピユータは境界ベクトルのみを発生し、/%ラッチび表面ベクトル 発生をPROCESSコンピュータへ分配する。さらに、PROCESSあるい は5LICEコンピユータは、平行処理が使用される一つのコンピュータを必要 としないが、マルチプロセッサ形管とすることが可能である。又、光コンピュー タにおける具体例も可能である。現在、光コンピュータは商業的に利用すること はできないが、現在の研究によれば光学的にプール演算を行うことが約束されて いる。1983年の第10回、国際光コンピユータ会議の会報には、J、タニダ 、Y、イチオカによる、“光論理アレイプロセッサ”のタイトルが付けられた論 文が載せられており、この論文はこの話題をさらに詳しく提供するものである。
この論文は、そのすべてを述べているかのように、本明細書に参考として十分に 編入している。
一般的に、5LICEコンピユータは、ユーザの入力から、あるいは外部ソース から得られるデータからの各層に関して要求された層の厚さを仕分け、その物体 を適宜スライスし、このデータを、仕分けられた層の厚さを有するステレオリソ グラフィ材料の層を供給するための再コーテイング(recoating)手段 を順次制御するPROCESSコンピュータへ送る。
層の再コーテイング工程の制限された公差のため、要求される層の正確な厚さの 材料の層を得るのは可能ではないであろう。代わりに、要求される厚さの数ミル (例えば、2ないし3ミル)内の厚さを得ることのみが可能であろう。
それゆえに、上述したものにさらに加えるように、“リコーテイング オンザ  フライ” (“recoating on the fly” )アルゴリズム (これ1ま先(こ述べt′スライス オン ザ フライ”アルゴリズムから区別 されるものである)は可能であり、それによって、まず再コーテイングが起こり 、正確な層厚さが決定され、そしてスライスするアルゴリズムが、先に決定され た層厚さを使用し、対象物の表示を用いて次の層のスライスを実行する。そのよ うに演算する利点は、実際の層厚さにて仮定された層厚さの間の正確な一致を確 実にする(このことは層をトレースするために使用される相乗的スティミュレー ションの露出を決定する)ことである。もし、厚さの仮定された値が実際の値よ りも大きいならば、先の層への要求量を越えることにより現在の層は過剰に硬化 されるであろし、このことは組合わされたゆがみの問題となる。もし厚さの仮定 値が実際の値よりも小さいならば、現在の層は次の層への要求量よりも少ないこ とにより過剰に硬化されるであろうし、このことは組合わされた関連のある問題 となる。それら2つの値開の正確な一致は、それら2つの問題を取り除く。さら に、先に述べた実施例のように、自己補償されない再コーテイング方法がもし使 用されたならば、わずかな厚さのエラーが層から層へ蓄積され、その結果として 最後の部分の垂直寸法は誤差から外れてしまう。
(以下余白) 本発明の第2のそして最も好ましい実施態様について説明する。この実施例は、 第1実施例と非常に良く似ている。従って、第2実施例については、第1実施例 から外れた側面のみが強調されよう。
これらの逸脱の概観として、この実施例の顕著な側面は、前述の実施態様に示さ れたように基盤目状の三角形のフォーマットの物体表現のみとは対照的に、三次 元の境界表現を入力として受け付けることができることである。その結果、この 実施例は、三次元物体の複数の間隔をもった断面スキャンの形で入力を与えるS ATスキャンシステムあるいは同種のものからの直接的な入力を受容し得る。
これら断面スキャンの各々は、各スキャンの境界を説明する情報を含んでいるで あろう。そして、これが本実施例の必要とする情報である。もちろん、本実施例 は、先の実施例通り、最も市販性のあるCADシステムによって与えられる基盤 目状の三角形のフォーマットの物体表現への適合性を維持している。本実施例の 今一つの逸脱は、セグメントに割り付ける方位値である。先の実施例では、全て のセグメントは右手の法則に従って方向付けされており、下方を示すセグメント は1の方位値が割り付けられる一方、上方を示すセグメントは−1の方位値が割 り付けられていた。本実施例では、これが逆であり、上方指示のセグメントは1 の方位値が割り付けられ、下方指示のセグメントは−1の方位値が割り付けられ ている。それから、無限線に沿って、セグメントとの交差点でQV値を計算する ために、和演算の遂行、交差動作、ハツチの生成あるいは表面の生成の間に、方 位値が、前述の実施態様どおりにQV値に加える代わりに、セグメントと交差す る直前のQV値から引き算される。従って、これら全ての演算に対する目標移行 値は、同じ値に維持され得る。
本実施例の今一つの重要な側面は、より少ない実質的なメモリであるいは仮想メ モリを全く使用することなく、より大きいstlファイルをスライスする能力で ある。本実施例では、stlファイルが読み込まれ、三角形がその最小Z値によ って区分され、そして、その区分された三角形のデータが一時的なファイルに対 して出力される。そのとき、スライスプログラムは、全stlファイルが処理中 メモリに保持するのとは対照的に、所望の層の範囲に関連した三角形データをメ モリに持ち込むたけである。処理後、個々の三角形が付属する様々な層、三角形 はメモリから除去される。この必要な三角形のみを読み込むことは、二つの顕著 な利益をもたらす。(1)より多くのメモリがスライス処理のために有用なまま 残され、それにより、ハードディスクへのメモリ交換の必要性が減じられ、そし て、また、メモリ交換が必要とされるであろうファイルのスライス時間がより速 くなる。そし、て、(2)大容量のメモリを保持する必要性が減じられ、それに より、コンピュータシステムのコストを低減できる。
様々の追加的な利益をもたらす様々の代案を用いることができる。これら代案の 最初のものは、区分されたstlファイルは作らず、その代わりに、stlファ イルをスキャニングすることにより、各層にいくつの三角形が結合されているか についての情報を含んだテーブルを作るものである。従って、追加的な三角形デ ータが必要とされる変毎に、ファイルをスキャニングでき、三角形は適切な数が 詰め込まれるまでメモリ内に詰め込まれる。これは、処理時間が前のアプローチ 以上にかかる屯において幾分か不利であるが、特別な(区分された)stlファ イルを格納するためのハードディスクのスペースが必要とされることがないとい う利点を有している。
代案の第2のものは、stlファイルにてきるだけたくさん詰め込むが、時間が かかる仮セファイルの利用の必要性を回避することに関する。与えられた層を処 理するのに要するメモリの量は、かなりの程度、当該層についてのベクトル形成 に寄与する三角形の数に基づいている。従って、各層に対する必要な処理と関連 した三角形の数が決定され得る一つの実施例が用いられる。そのとき、この情報 は、三角形状のデータをベクトルに処理するのに要する追加的なメモリの見積量 につり合ったものとなり得る。従って、ディスクアクセスの回数を最少化し、そ して使用メモリを最大にするために、最適量の人力データが最適の回数で読み込 まれ得る。それにより、大きいファイルに関連したスライス時間を最少化する。
幾つかのファイルにとっては、これらの手法は、スライス処理を最適化するだけ でなく、極端に大きいファイルを相応な値段およびサイズのコンピュータでスラ イスする能力を確かめるのに必要であるあるかもしれない。
これて主要な逸脱についての概観を完結する。次に、図28a−dで与えられる 第2実施例のフローチャートについて議論する。
図28a〜28dに目を向けると、長円状に形作られた多角形がシュレイス(S CHLEISS)のスタート点とストップ点を現し、長方形状の多角形は全て処 理ステップを現し、菱形状の多角形は全て判断ポイントを現し、そして、台形状 の多角形は全て入力あるいは出力ファイルを現している。前に示したように、各 処理ステップに対して、フローチャートは個別のシュレイスモジュールと、その 個別の処理ステップが実行されるモジュール内にライン番号を表示している。
シュレイスプログラムはステップ200においてスタートする。ステップ201 では、メモリ管理装置が初期化される。簡単に言えば、メモリ管理装置は、種々 のンユレイスファンクション(SCHLEISS functions)の要求 に答えて、メモリを割り当てそして割り当てを解除する。ステップ202では、 タイムカウンタが初期化される。簡単に言えば、このカウンタは、プログラムの 進行の実行につれてインクリメントされ、そして、種々のンユレイスファンクシ ョンの道筋を維持するために、そして、おそら(、その実行時間を記録するため に用いられる。
ステップ203では、シュレイスは、ユーザからスライスの仕様を手に入れる。
示されているように、ユーザの情報は、コマンドライン204とargファイル 205の両方から得られる。ステップ206では、シュレイス(SCHLEI  SS)は、ユーザが指定したパラメータをmsgファイル207とスクリーン2 17の両方に書き込む。スクリーンは、ユーザが見るための出力スクリーンであ り、一方、ff15gファイルは、この情報が格納される単なるファイルである 。
ステップ208では、入力のタイプについて質問が設定されている。前に示した ように、入力は、三角形の形式でも良いし、あるいは、その代わりに、多重線と して知られる境界の表現の形式でも良い。
三角形が入力された場合を最初に考える。ステップ209において、stlファ イル216から三角形が得られる。ステップ210では、三角形は、ユーザが指 定したパラメータに従って、回転、拡大・縮小あるいは平行移動させられる。次 に、ステップ211において、全ての三角形の頂点のx、y及び2座標が、スラ イス単位にまるめられ、そして、それに加えて、全ての頂点の2座標が、最も近 いスライス平面にまるめられる。Z軸がスライス軸であると仮定されているので 、2座標のみがそのようにまるめられる。それから、ステップ212で、どの三 角形が平らな三角形であるかという判断するための質問が設定される。それから 、ステップ213で、全ての平らな三角形が消去される。平らな三角形は、層境 界を作り出す見地からは、他の三角形にとって余分であるので、消去される。ス テップ214では、stlファイルにまだ三角形が残っているかどうかについて 質問が設定される。もし、そうであれば、ステップ209に戻るループが形成さ れ、そして、もはや三角形が手に入らなくなるまで、ステップ209−214が 繰り返される。
ステップ215において、三角形は、それらの頂点の最小2座標によって区分さ れる。ステップ218では、区分された三角形がtIllpファイル219に書 き込まれる。ステップ220においては、”現在の層”インジケータがスライス する最初の層に初期設定される。現在の実行においては、これは、物体の最初の 層であり、この最初の層は、最初のスライス平面と第2番目のスライス平面の間 から得られるデータて構成される。生成された横断面データは、それから、上方 のスライス平面のZ値と関連付けられる。ステップ221では、前の層、すなわ ち、最初の(データをもたらす)スライス平面の下方領域が、無に等しいベクト ルをもたらしながらスライスされる。
スライスは、t+npファイル219内の三角形と当該層に境界を接する二つの スライス平面との間の交差線を含んだ網状の層境界を得るために、第1実施例に 関して前述の方法で行なわれる。ステップ223では、この境界は、第1実施例 に関して前述の方法でビーム補償される。
それから、ステップ224そしてステップ226において、現在の層は、三角形 と当該層に境界を接するスライス平面との間の交差線を利用して、現在の層に対 する境界を形成するために、スライスされ、そして、tffipffミルファイ ル21角形を用いて補正される。次に、ステップ227そして229において、 次の層が、第1実施例に関して前述の方法で次の層に対してビーム補償された境 界を与えるために、スライスされ、そしてビーム補償される。これらの補償され た境界は、前に議論した、単に調整された層境界、L[i丁、である。次に、ス テップ230において、現在の層に関連したいかなる下方に面した領域について も、現在の層と前の層とに対する層境界の間のプール差をとることによって演算 が行なわれる。これらの境界は、第1実施例に関して前述のFDBベクトルを生 成するために用いられる。
ステップ231では、現在の層に対するいかなる上方に面した領域についても、 現在の層境界と次の層境界の間のプール差をとることによって演算が行なわれる 。
ステップ232では、現在の層に対するハツチ領域が、現在の層境界と下方に面 した領域に対する境界とのプール差として演算される。
ステップ233においては、ハツチ境界で囲まれた領域から上方に面した領域を 除去することにより、層境界が補正される。これは、)1ツチ領域と上方に面し た領域とのプール差をとることによって行なわれる。これらの層境界は、3回調 整された層境界、 [Li丁”、であり、前述のようにLBベクトルを生成する ために用いられる。ステップ234では、現在の層に対するLBベクトルがsl ilミツアイル23書き込まれる。
ステップ236においては、いかなる上方に面した境界についても、これら境界 によって囲まれた下方に面した領域を除去するために調整が行なわれる。このス テップは、下方に面した領域がオーバキュアになることを防止するために行なわ れる。これらの境界は、前に議論した、調整された上面境界、[Ui丁であり、 FUBベクトルを生成するために用いられる。ステップ237では、FUBベク トルがs1iファイル235に書き込まれる。ステップ239では、)\・ソチ 領域が前に前述の方法でハツチされる。このハツチングは、前述のLHベクトル をもたらす。ステップ240では、このLHベクトルがslilミツアイルき込 まれる。
ステップ241においては、下方に面した領域力いツチングされる。これらの領 域は、層境界の残りの部分から分離して/Xラッチングれ、従って、オー/くキ ュアになることはないであろう。このステップは、前述のNFDHベクトルをも たらす。ステップ243では、FDBおよびNFDHベクトルがslilミツア イル23書き込まれる。ステップ245においては、現在層の上方に面した領域 に対する上方に面した境界が、前述の方法で引き込まれる。ステップ246では 、引き込まれた上方に面した境界に対する補充ベクトルが、前述の方法で生成さ れる。
これは、FUFベクトルになる。ステップ237では、このFUFベクトルがS 11フアイル235に書き込まれる。ステップ249では、下方に面した境界が 、前述の方法で引き込まれる。このステップは、調整された下に面する境界、  D [i]゛をもたらす。ステップ250では、下に面する領域に対する補充ベ クトル(FDPベクトル)が、前述の方法で生成される。そして、ステップ25 1では、これらのベクトルがslilミツアイル23書き込まれる。
ステップ253では、現在の層がstlファイルにおける最後の層であるかどう かを決める質問が設定される。もし、そうでないならば、ステ・ツブ267でご 現在の層”インジケータが次の層に設定され、そして、この層に対して、前述の ステップ227.229−234.236−237.239−241,243. 245−247.248−251及び253が繰り返される。全ての層が処理さ れてしまうと、ステップ268において、欠けているかあるいは間違って方位付 けされたセグメントに関するメツセージが出力スクリーン217及びmsgファ イル207に書き込まれる。ステップ271では、メモリ使用メツセージがスク リーン及びmsgファイルに書き込まれる。ステップ272で、処理は完了した ものと考えられる。
ステップ208に戻って、入力データが既に層境界の形式である場合について述 べる。示されているように、入力データは多重線の形式でなければならない。
これらは、slcファイルから得られる。
ステップ254において、与えられた層に対する多重線が得られる。そして、ス テップ255において、これら多重線は、三角形に対して前述したのと同様の方 法で、ユーザが指定したパラメータに従って、回転、拡大・縮小あるいは平行移 動させられる。
ステップ257で、多重線の頂点がsliユニットにまるめられ、そして、各頂 点のZ成分が最も近いスライス層にまるめられる。
ステップ2.58−259においては、入力された層の厚さが0である全ての多 重線が消去される。というのは、これらの層は、まるめたときに消失してしまい 、従ってよけいな層を現しているからである。
ステップ260においては、多重線の輪郭におけるあらゆるギャップが、ギヤ・ ツブに充填される追加的なセグメントを生成することによって補充され、そして 、ステップ261では、ユーザが指定したフラグが、間違った方向のセグメント が再度方位付けされるかどうかを見るためにチェックされる。もし、そうであれ ば、ステップ262で、多重線の輪郭におけるあらゆる間違った方向のセグメン トを再度方位付けする試みがなされる。これは、多重線の輪郭内の全てのセグメ ントが右手の法則に従い、そして、それによって、固体を取り囲んでいる輪郭に おけるセグメントは反時計回り方向においてそれを行い、一方、中空部を取り囲 んでいる輪郭におけるセグメントは時計回り方向においてそれを行う。例えば、 もし、一つの除いて輪郭における全てのセグメントが反時計回り方向のループに 従うならば、これらのセグメントは固体を取り囲むものと仮定され、一つのセグ メントの方向は、他のセグメントと一致するように変えられるであろう。
もし、ユーザが指定したフラグがセットされていなければ、ステ・ツブ264に ジャンプする。このステップでは、調整されたセグメントができるだけ組み合わ される。
ステップ263では、多重線がtmpファイルに書き込まれる。
ステップ266では、slilミツアイル加的な層が存在しているかどうかにつ いて質問が設定される。もし、そうであれば、slilミツアイル層に対“して 、前述のステップ254.255.257−264及び266が繰り返される。
それから、ステップ220にンヤンブし、前述したのと同じステップ220で始 まる処理が、tapミルファイル21用いて実行される。
以上で第2実施例の実行フローチャートの説明が完了する。
いま一つのファイル、スメイク(SMAKE)は、実行されるとき、SO,Cを S6.CとS、Hとに順に適切に組み合わせるシリスマ・ツク(SCHIRIS 、MAK)を呼び出す。
く以下余白) 前述の実施例では、結果として生じる物体は、その物体の原型の表現に比べてサ イズが大きかった。このオーバサイズは、本質的に、形成された物体の垂直方向 寸法においてではなく、基本的には形成された物体の水平方向寸法においてであ った。しかしながら、水平方向寸法が過剰に硬化されるときにはいつでも、一つ の層厚さの対応するキュア(cure)は、一つの層厚さよりも幾分か薄いキュ ア厚さてなければならない領域が結果として生じるであろう。前述のように、オ ーバサイズの物体を複製すると、そのデザインが(原型デザインにおける勾配が 付けられた領域に対応して)層間の不連続性を指定していなかった物体の領域に おける眉間の不連続部分を紙やすりをかけて除去することにより、大体は精度が 高くなる。このオーバサイズスタイルで形成された物体は、基本的に、その表面 が物体の表現の包絡面にぴったり合う少なくとも一つの部分を各層に有しており 、一方、形成された物体の表面の他の部分は、包絡面を越えて物体の固体部を延 長する。
建造性の点において、あるいは物体精度の点において利点を有する池のサイズの 物体に導く他のスタイルがある。かかる実施例の一つは、前述のオーバサイズの 物体と本質的に反対のアンダサイズの物体を形成する。このようなアンダサイズ のスタイルは、以前に参照したPCT出版物第WO89/10256号に開示さ れている。このアンダサイズスタイルで形成される物体は、基本的に、その表面 が物体の表現の包絡面にぴったり合う少なくとも一つの部分を各層に有しており 、一方、形成された物体の表面の他の部分は、物体の固体部を包絡面まで延長す ることはない。このスタイルの基本的な形式は、本発明の先に述べた実施例をわ ずかに修正することにより、容易に実行され得る。その修正は、与えられた横断 面に対する初期の層境界を形成するのに用いられる情報およびプール演算におけ る変更を伴う。これらの層境界L[i]は、S[i−1]+境界の領域とS[i ]−境界の領域との交差線を見付けることによって導かれる。この実施例では、 投影図の情報は用いられない。L[1]境界を全て形成した後、各層に対する層 境界を決定するために前述の演算が用いられる。このアンダサイズの実施例は、 不連続部分が補充されるべき場合には特に有用である。この補充は、不連続部分 に材料を補充し、この材料を最終的な物体の部分となるように変化させる後処理 技術を適用することによって行なわれる。この代わりに、そして、より好ましく は、不連続部分の補充は、物体が形成されるときに一層毎に行うことができる。
かかるコーティング達成するための手法および利点は、この詳細な説明のセクシ ョン3において”薄い補充層を含むことによって改良された表面の分解能”とい うタイトルで記載されている。
いま一つのスタイルは、前の実施例の物体よりも更にアンダサイズの物体を作り 出す。このスタイルは、その最大凝固発明範囲が、適切に揃った複製された物体 を生じさせず、そして物体の表現の包絡面が互いに接触しているような物体の建 造に用いられる。このタイプのサイズの物体は、形成された後、物体の全ての表 面、たとえ不連続部分を含まない領域でさえも材料(例えば、塗料、パウダコー ティング、メタリックコーティング)で被覆される場合に有用である。物体の被 覆された表面が物体の表現の包絡面により密接にマツチするように、物体の全表 面が固体領域へ引っ込まなければならない。この建造スタイルは、本発明の手法 によって実行され得る。下方に面した特徴部分及び上方に面した特徴部分を、こ の下方に面した部分及び上方に面した部分が物体の包絡面に接触しないように、 その本来の位置から適切な量(この量は、層厚さの整数によって近似すべきであ る)だけオフセットするには、層比較(特に差分比較)が必要である。層の水平 方向の固形部分が物体の包絡面から引っ込められるには、LWCあるいは境界引 き込みの形式が必要である。
有益なサイズの物体をめるスタイルは、また、本発明の手法に基づいて実行され 得る。この実行は、物体の表現の三角形の頂点の位置を定めるのに用いられたス ライス平面間の途中にそれぞれ位置する追加的なスライス平面の使用を伴う。
初期の層境界L [i]は、中間(中点)のスライス平面と、物体の表現を形成 する三角形との交差線から決定される。これら初期の層境界は、物体の各横断面 に対して、下に面した領域、上に面した領域および網目状の層領域を決定するの に先に開示された手法に従って処理される。これら初期の層境界は、概念的には 、層の垂直方向の範囲を境界付ける二つの元々のスライス平面のうちの高い方と 関連付けられる。各横断面(あるいは層)と関連付けられる種々の網目状領域を 決定した後、前述のアンダサイズおよびオーバサイズスタイルによって建造され た物体と比較して平均サイズになるであろう物体が形成され得る。換言すれば、 その形状が、その厚さが定まっている層を一層毎に積み重ねるベースで物体が再 製作されたためである不連続性は、半分は物体の包絡面を越えて延長して、そし て、他の半分はその包絡面に届かなくて形成される。
図29aは、二次元の図を現しており、二つのディメンションは、ステレオリソ グラフィによって形成されるべき物体の物体包絡面の垂直ディメンションと一つ の水平ディメンションである。平面500.502.504,506.508. 510、512.514そして516は、形成されるべき各層の垂直範囲を境界 付けるとともに、三角形の丸められ得る頂点のとり得る垂直方向位置の範囲を限 定するスライス平面の垂直方向の位置を現し、一方、スライス平面520,52 2,524.526.528.530.532及び534は、三角形との交差セ グメントが得られるであろう垂直ディメンションの範囲を限定する。スライス平 面520から得られたデータはスライス平面502と組み合わされるであろう。
なぜなら、それは、スライス平面500と502の間の横断面情報の平均位置を 現しているからである。他の中間スライス平面から得られるデータの同様の上方 へのシフトが生じるであろう。図29bは、オーバサイズ建造スタイルを用いて 形成された物体の層に重ね合わされた同じ物体包絡面540を現している。図2 9Cは、アンダサイズ建造スタイルを用いて形成された物体の層に重ね合わされ た同じ物体包絡面540を現している。図29dは、平均サイズ建造スタイルを 用いて形成゛された物体の−に重ね合わされた同じ物体包絡面540を現してい る。これらの図を検討すれば、なぜ各スタイルがそう名付けられたかが示される 。オーバサイズスタイルは、後処理が材料を除去する技術を伴う場合に有用であ り、アンダサイズスタイルは、後処理または一層毎の処理が充填技術を伴う場合 に有用であり、そして、平均サイズスタイルは、いかなる処理をも追加すること なく相応な高精度を有することが要求される場合に有用である。
キュア幅補償 前述のように、もし、キュア幅補償が必要であれば、層の三つの独立した領域を 決定するに先立って実行することができる。その代わりに、三つの独立領域が決 定された後に実行することができ、それにより、各領域に対して異なる補償値を 許容している。しかしながら、この代わりの方法に従うときには、全てのLB[ i]ベクトルは内側に向けて補正される(通常の補償)。本発明により、現在の 層に対する補償されていない層境界を、前の層および次の層の補償されていない 境界とそれぞれ比較することにより、前または次の層の境界から得られるD B  [il及びU B [i]ベクトルは、外側に向けて補償されるべきである( 逆の補償)。現在の層(三つの領域に分けられる前)の境界を含むD B [i l及びU B [i]ベクトルは、内側に向けて補償され、そして、現在の層( 補償前)のD B [i]ベクトルから得られるU B [i]ベクトルも内側 に向けて補償される。これらのベクトルの補償量は、それらが得られた源によっ て異なるかもしれない。L B [i]ベクトルは量A[ilだけ補償される。
次または前の層の補償されていない境界から得られたU B [il及びD B  [i]ベクトルは、量A [ilだけ補償される。現在の層の補償されていな い境界から得られたU B [il及びD B [i]ベクトルは、それぞれ量 B [il及びC[ilだけ補償される。現在の層のDB[i]ベクトルから得 られたU B [i]ベクトルは、量C[ilだけ補償される。この補償は、ベ クトルをソフトさせて終点を再計算することにより、あるいは初期に終点をソフ トさせることにより、行うことができる。
A [ilの値は、L B [i]ベクトルのキユアリング(curing)と 関連したキュアの幅の1/2を現し、B [ilの値は、U B [i]ベクト ルのキユアリングと関連したキュアの幅の1/2を現し、そして、C[1]の値 は、D B [i]ベクトルと関連したキュアの幅の1/2を現している。層比 較の技術(特に、同時的な補充が適用されるもの)用いる多くの手法は、キュア 深さくそして関連したキュア幅)において極端な変動を生じかねないので、この それに代わる方法は、個々の領域がより精度良く補償され得るために、最も好ま しいものである。
これらの原理は、図30a−3Ofを参照して説明され得る。図30a−30f では、同じ要素が同じ参照数字で参照されている。
図308−3Qcは、それぞれ、層i−1,i、i+]に対するもので、参照数 字600.602及び604で特定される補償されていない層境界、および、そ れぞれ、上記層に対するもので、参照数字601.603及び605で特定され る補償された層境界を説明している。
図306は、層iに対する下方に面した境界を作るベクトルの補償を説明してい る。補償されていない下方に面した境界は数字606で識別され、所望の補償が 行なわれた下方に面した境界は数字607で説明されている。示されているよう に、数字606a、606bで特定され、補償されていない前層からの層境界に 接触していない、補償されていない下方に面した境界におけるベクトルは、補償 されたベクトル607a、607bを得るために内側に向けて補償される。対照 的に、図において数字606c、606dで特定され、補償されていない前層か らの層境界に接触している、補償されていない下方に面した境界におけるベクト ルは、補償されたベクトル607c、607dを得るために外側に向けて補償さ れる。
図306を参照すれば、網状の上方に面したベクトルの補償が説明されている。
層1に対する網状の上方に面した境界が数字608で特定され、一方、所望の補 償が行なわれた境界は数字609で説明されている。示されているように、図に おいて数字608a、608bで特定され、補償されていない前層からの層境界 に接触していない、補償されていない網状の上方に面したベクトルは、それぞれ 、補償されたベクトル609a、609bを得るために内側に向けて補償される 。対照的に、図において数字608c、608dで特定され、補償されていない 前層からの層境界に接触している、補償されていない網状の上方に面したベクト ルは、補償されたベクトル609c、609dを得るために外側に向けて補償さ れる。
図3Ofを参照すれば、層iに対する補償されていない、数字610で特定され る網状の層境界は、補償された網状の層境界611を得るために内側に向かって 補償される。
この発明の実施態様および適用を図示し説明したが、この発明の概念から離れる ことなく更に多くの修正が可能であることが、当業者にとって明らかである。
従って、本発明は、添付クレームの精神における以外は制限されるべきものでは ない。
建造すべき物体に対応するデータが、所望の垂直方向の分解能より薄いあるいは これに対応した層の厚さでスライスされる。必ずしも必要ではないが、好ましく は、MSDはこの層厚さの整数倍である。
ステレオリソグラフィの通常の実施においては、次のステップは、各層で創成さ れたスライスあるいは層厚さに対応する深さまで硬化させられたスライスに基づ いて、物体を建造することであろう。しかしながら、本発明の実行においては、 次のステップは、スライス(少なくとも支持されない厚さで)と同様に薄い厚さ の材料を硬化することができないという事実に基づいている。これらスライスの グループが、どの層の上に各横断面の種々の部分が建造されるかを決定するため に比較される。この比較のために、スライスは連続してグループ分けされ、各グ ループはMSDに等しい厚さを形成するのに十分な数のスライスを含んでいる。
もし、MSDが40ミルで層の厚さが10ミルであれば、各グループは4つの横 断面を含んでいるであろう。本発明の第1の好ましい実施態様においては、グル ープ1は横断面1.2.3及び4を含み、第2グループは横断面2.3.4及び 5を含み、そしてごN”番目のグループは横断面N、N+1.N+2.N+3を 含んでいる。
図面を参照すれば、図31は、ステレオリソグラフィを用いて建造され得る砂時 計状の物体の側面を示している。単純化のために、図31は、垂直方向のデイメ ンノヨズZ″に加えて、ただ一つの水平方向ディメンション”X”を示している 。
その他の水平方向ディメンションは紙面方向に1インチ伸長している。全体とし て、この図面は長方形状の砂時計を現している。
図32は図31の砂時計あるいは物体の側面図であるが、この図は、10ミルの 厚さの層あるいは横断面およびそのMSDが10ミル以下である材料を用いてス テレオリソグラフィによって複製されたものとして物体を表示している。層は、 4つの符号”・”、”X”、”ぜあるいは”0”のうちの一つで明示されてし) る。これらの符号を用いるのは、層どうしの区別を強調するために過ぎなLl。
図32の右側の番号は種々の層を明示している。29のスライス平面から得られ る28の横断面の情報で得られる28の層がある。この横断面情報を得る方法は WO39/10256に記載されている。
図33は、10ミルの断面間隔(すなわち、10ミルの層厚さ)の代わりに、間 隔が40ミルである点を除いて、図32に類似している。MSDが40ミルであ る材料を用いる場合、先行技術では、40ミルまたはそれ以上の断面を用し1な ければならなかった。従って、この図は、従来技術を用いるような材料につ(1 て可能な最も良好な分解能を現している。
図34は、分解能が低い材料で高い分解能精度を達成することを意図した代わり の典型的なステレオリソグラフィ技術の一例を現してし)る。図341よ、再び 描かれたものではあるが、10ミルの横断面とともに40ミルのMSDを有する 材料て建造された図34の物体を示している。40ミルMSDの材料を用0てよ り良好な分解能を得ることを希望して、より微細な横断面ではある力(、まだ4 0ミルのキュア深さまで凝固させたものを用いて物体をスライスしようと試みる 蓄力(いるかもしれない。これを行った結果が図34に示されており、眉間のス テ・ツブはより小さくなっているが、その特徴部分の垂直方向の位置:まひどく 不正確である。
図35は、再び図32の物体を示しているが、今度は、10ミルの層あるLid !横断面と40ミルのMSDとともに、本発明に係る技術を用L1て建造されて しする。
図35を図32と比較すれば、ステレオリソグラフィ上の分解能力(低L)材料 を用いているが、分解能が高い材料を用いた場合と同程度の精度を持つtこ物体 力(製作されたことがわかる。
この、同程度の精度を得るという結果は、先行技術においては可能ではなかった 。必ずしも、全ての物体について、分解能が低い(LR)材料を用いてはいるが 同程度の精度で建造できるという訳ではないことに気付がなければならない。典 型的なステレオリソグラフィを用いて、分解能が高い(HR)材料について得ら れるのと同程度あるいはそれ以上の分解能を得ることができるための鍵は、物体 は、分解能が低い方の材料のMSDよりも薄い垂直方向の特徴部分を有してはな らないということである。これら特徴部分は余りに”薄過ぎる”のである。もし 、物体が、このような垂直方向の特徴部分を有していれば、それに対応した複製 精度上の損失があろう。しかしながら、この複製精度上の損失は、上記”薄過ぎ る”特徴部分の領域においてのみ生じるものである。加うるに、注意深く計画す れば、これらの逸脱による不利な影響を減少させることができる。このようなケ ースを取り扱う技術は、以下に記載されている。これら技術には、スライス軸を 注意深く選ぶこと、米国特許第4.575.330に開示されているように1よ り多い軸に沿って建造すること、及び、標準的なステレオリソグラフィを用いる に、いずれにしても、一般的に必要とされるかもしれないような、紙やすりかけ や充填による後処理が含まれている。
図35で示された複製の遂行の概念的な詳細を説明するには、図32及び図35 で示された物体の製作における各層に関連した硬化させられた材料を比較するこ とが有用である。図37は及び図38は、28の層のそれぞれに対するこれらの 横断面および硬化に対応する領域を示している。具体的に言うと、図37は図3 2の物体の各層に対する硬化領域を示し、図38は図35の物体の各層に対する 硬化領域を示している。以下において、材料の層厚さ方向のキュア深さに言及す る。実際に、結合力のある三次元物体の形成を可能にするために層間の良好な密 着性を得るに適切なこの厚さよりも幾分か厚いものを硬化させるがもじれない。
標準的なステレオリソグラフィについては、硬化時の上方に面した特徴部分およ び下方に面した特徴部分は、もし、物体がクロスハツチて建造されている場合に は(Wo 89/10256.米国特許出願S/N 331.644に記載され ているように)、漏れを防ぐために覆われなければならない。
図32に対しては10ミルMSD以下1図35のMSDが40ミルであることを 覚えていれば、図37から、10ミルの層の材料が硬化された横断面1が分かる 。この横断面1は、図32に示された物体の最初の層を形成している。しかしな がら、図38から、図35の物体の最初の横断面に関連しては、どの材料も硬化 されていないことが分かる。というのは、最小キュアは、30ミルも過剰に硬化 された層の形成を引き起こすからである。図37及び38に示された第2および 第3の横断面が、同様の状況を現している。
(以下余白) 第4の横断面は、本発明の重要な側面を現し始めている。図37においては、第 4の横断面は、前の3つの層と同じ硬化を示している。図38の第4の横断面は 、図35に示された物体の最初の層を形成する材料の硬化を示している。この横 断面に関連して硬化した材料は、前の3つの層を通って浸透し740ミルの厚さ の材料を形成する。これは、図32の物体に対するこのポイントまで形成したも のと同じである。本質的に、図38の最初の4つの横断面は比較され、最初の横 断面に関連して40ミルの厚さの材料を硬化させることの不適切性についての決 定がなされた。これに対応して、第4の横断面に関連した材料を硬化させること の適切性についての決定がなされた。我々は、領域が初めて硬化する(従って、 先に硬化した材料によって支持されていない)ときはいつでも、もし、物体が開 いたクロスハツチで建造されている場合には覆われなければならないことに、特 にL−及する。さもなければ、下方に面した特徴部分は漏るであろう。それに加 えて、本発明を利用しである部分を建造するときには、硬化が関連する層と関連 して再度覆うことのみが必要であることに特に言及する。
図37の第5の横断面は、10ミルを追加的に硬化して、図32の物体のNo。
5の層を完全なものとしている。図38の第5の横断面もまた硬化しているが、 硬化深さについては疑問が生じる。最も新しい硬化した横断面(層)と材料表面 との間の未転移の材料の大きさは10ミルである。この10ミルのギャップ(本 実施例によれば)は全て、第5の横断面に関連した間に介在する材料を凝固させ ることによって補充されなければならない。建造材料に対するMSDは40ミル であり、支持しないで凝固できる最小深さを現している。しかしながら、領域が 完全に支持されているとき、”支持された状態での最小凝固深さ”(SMSD) は、個々の材料に対して、一般にMSDよりも小さい。この最小値は、おそらく 、40ミルから10ミル以下に低下し得るであろう。従って、この第5の横断面 に対するキュア深さは、5M5Dあるいは10ミルの横断面厚さく+オーバキュ ア量)の大きい方よりも幾らかでも大きくなり得る。この第5の横断面に関連し た最大キュア深さは、凝固した材料と未凝固の材料との結合部分の底面の下方へ の成長、そして、それによって、物体の下方表面あるいは下方に面した特徴部分 の精度に著しい変化を生じさせることのない深さである。
一般に、ビームキュア幅の変化とキュア深さの変化との間には関連がある。ビー ムキュア幅におけるこの変化を取り扱う一つの方法は、セクション1で議論され たように、異なる深さに硬化された境界タイプに対して、異なるビーム幅補償を 許容することである。
第6から第13の横断面については、次に続く各横断面は、先の横断面よりも・ j・さく、そして、その上に完全に座っている。これら横断面の上方に面した領 域は、もし、所望であれば、上方に面していない領域から異なるやり方で硬化さ れ得る(例えば、上方に面した領域は覆われる一方、上方に面していない領域は )1ツチされているだけである)。第5の横断面に適用された説明は、従って、 これらの横断面についてもあてはまる。
第14から第16の横断面は、先行する横断面にほとんど完全に重なり合ってお り、従って、これら断面についてはこれ以上の説明は不要である。
横断面17は、16と部分的に重なり合っているが、下方に面した特徴部分を形 成する領域がある。図37は、全ての横断面が適正に10ミルの深さまで硬化さ せられていることを示している。図37の下方に面した領域は、下方に面してい ない領域とは異なるキュアパラメータが与えられ得る。例えば、下方に面した領 域は覆われ、そして、10ミルの深さまで硬化させられ、下方に面していない領 域はクロスハツチされているだけであり、10ミルに加えて接着のためのオーバ キュア量まで硬化させられている。
図38は、層の一部分だけが硬化させられ、残りの部分は、キュア深さが40ミ ルよりも薄くて硬化できないことにより、硬化させられていないことを示してい る。図38のハツチ領域は、硬化させられている部分を現している。仮想線は層 の硬化させられていない部分を特定している。
横断面18は、先行する横断面によって支持されていない端末を有している。
図37は、全部の横断面が10ミルの深さまで硬化させられていることを示して いる。図38を参照するに、横断面18は、横断面17のどの部分とも重なり合 わない第3の領域だけでなく、横断面17に連繋して先に硬化したものによって 支持された第1の領域と、硬化させられていない17の部分と重なり合う第2の 領域とを有している。図38に示すように、支持された領域のみが、この層ある いは横断面と関連している。
先に硬化させられていなかった17の部分と重なり合っている領域は、20ミル の厚さとなる。もし、これらの領域を、この層に関連してこの時点で硬化させれ ば、20ミルだけオーバキュアさせることになる。従って、この層に関連してこ れらの領域は硬化させない。17のどの部分とも重なり合わない領域は、それに 関連して10ミルのキュア深さを有しているに過ぎない。従って、この横断面と 共にそれらを硬化させることはない。
横断面19は、再び、先行する横断面によって支持されない端末を有している。
図37は、10ミルの深さまで硬化させられている全横断面を示している。図3 8を参照するに、横断面19は、横断面18に関連して硬化した材料によって支 持された領域と、硬化させられていない18の部分と重なり合う今一つの領域( 実際には、この領域は二つの部分で構成されている一つは17及び18の両方の 硬化していない領域と重なり合い、他の一つは、横断面18に関連して硬化され ていない領域と重なり合うだけである)と、同様に、18と全く重なり合わない 第3の領域とを有している。
図38に示すように、支持された領域のみが、横断面19に関連して硬化させら れる。先に硬化させられていない18の一部と重なり合う領域は、横断面17に 関連した未硬化の材料とも重なり合っているかどうかによって、20または30 ミルの厚さになる。もし、これらの領域をこの時点て硬化させれば、20ミルだ けオーバキュアさせることになる。従って、この横断面に関連してこれらの領域 は硬化させない。もし、18と全(重なり合わない領域を硬化させれば、これら の領域は30ミルだけオーバキュアとなろう。従って、これらの領域は、やはり 、この横断面と共に硬化させることはない。
横断面20は、先行する横断面によって支持されていない端末を有している。
再び予期されるように、図37は、10ミルの深さまで硬化させられている全横 断面を示している。しかしながら、図38は、先行する二つの横断面の硬化とは 対照的に、横断面20の硬化について、何か異なっていることを示している。横 断面20は、5つの別個の部分に分割され得る。
1)先行する横断面と重なり合わない横断面の部分(10ミルの硬化厚さを必要 とする)。
2)先行する横断面と重なり合うだけの横断面の部分(20ミルの硬化厚さを必 要とする)。
3)先行する二つの横断面と重なり合う横断面の部分(30ミルの硬化厚さを必 要とする)。
4)先行する三つの横断面と重なり合う横断面の部分(40ミルの硬化厚さを必 要とする)、そして、 5)先行する層上の硬化した材料と重なり合う横断面の部分、すなわち、先行す る四つあるいはそれ以上の横断面と重なり合う部分。
横断面のこの切り分けから、第四番目の領域を40ミルの深さまで硬化できるこ とが分かる。このことは、凝固材料の下方の表面を、横断面17の底部に向かっ て適切に延ばさせるであろう。先行する横断面上についても、それが支持されて いるので、第五の領域をどんな適当な量であれ硬化させることができる。実際の 硬化処理においては、一般に、領域4以前に領域5を硬化させ、もし、物体が開 いたクロスハツチで建造されているならば、領域4は覆われなければならないこ とに気付くべきである。これは、先行する硬化した材料で支持されていない領域 を硬化させる前に、先行する硬化した材料で支持された領域を都合良く硬化させ るために、液状の媒体を用いる場合には一般的に行なわれている。これは、水平 方向へでも垂直方向へでも、各硬化した各領域が先行する硬化した材料に接着す ることを許容するものであるので、有利な方法である。
横断面21から24は、より深い重なり合う領域がどんな適当な量であれ硬化深 さを必要とするとともに、これら横断面のそれぞれが10.20.30及び4゜ ミルの硬化を必要とする点において、横断面2oと非常に似ている。40ミルの 硬化を要する領域と支持された領域のみが、これの層の一つと関連して硬化させ られる。予期されるように、図37と関連した横断面の各々は、1oミルの厚さ に加えて必要なオーバキュアとなるまで、順に硬化させられる。再び、図38に 関して、40ミルの硬化が必要な領域も、もし、クロスハツチで建造されていれ ば被覆が必要である。
横断面25から27は、それらが、適切な深さく40ミル)まで硬化され得る領 域と、支持された領域と、(許容できない誤差が入り込むことなしには)MSD のために硬化され得ない領域とを有する点において、再び、横断面21がら24 に類似している。再び、図37の横断面は、10ミルの深さまで硬化させられる 。
いつもと同じように、図38に対しては、40ミル深さの領域は、もし、クロス ハツチで建造されていれば被覆されなければならない。支持されている領域は、 何等かの適切な方法で硬化され得る。40ミル未満の硬化を要する領域は、この 横断面と関連しては硬化されないが、その代わりに、必要なMSD硬化硬化炉誤 差が入り込むことなく使用できるときに、より高い層または横断面と関連して硬 化させられる。
最後に、横断面28は、横断面27.26及び25と完全に重なり合っており、 従って、適切な硬化が与えられて凝固材料の結合力のある横断面を形成する。
前述の比較は、このように、本発明を用い、硬化材料に対する詳細な実施態様に 対比させて、ステレオリソグラフィへの典型的なアプローチを実例を挙げて示し ている。この比較、すなわち、図32と図35との比較は、この方法が、たとえ 、分解能が低い材料を用いても、以前であれば分解能が高い材料を用いることに よってしか得られなかった高い複製精度に、一般に厳密に適合するようにできる 。
図36及び39は、池の実施態様を示している。図35と36との比較は、異な る硬化パターンが各横断面に関連した硬化材料に用いられることを説明している 。図39は、図36の物体の種々の横断面と何が各層に関連して硬化させられる かを示している。図39は、これら二つの実施態様の違いを明らかにするために 、図38(図35の物体の横断面を示している)と比較され得る。
(以下余白) 複雑なケース 本発明の実施例は2つの規準の組み合わせを包含する。これらのうちの第1のも のは、アプローチに関連する最大の強さ又はその他の”内部的な硬化オーダー° を強調するために用いられるであろう硬化方法をベースとしている。”内部的な 硬化オーダー”によって、我々は物体の外部的な寸法に影響を与えない物体硬化 に利用される種々のオプションに言及する。この第1の規準の2つの例が図35 及び36に描かれている。
第2の規準は、その物体がMSDよりも比較的小さい形状(すなわち、鉛直方向 の寸法が比較的薄い)を有するときに、所望の最終的な物体形状を得た後に続( であろうアプローチをベースとしている。この第2の規準の例が図43aないし 43eに示されている。この第2の規準は、その材料のMSDのために所望の精 度でそれらを創造することが不可能であるときに、外部的な形状の最も適切な複 製を得るための種々の代案の1つを選択することを含む。
上で検討された単純なケースは、高分解能の材料及び層厚さを用いて得ることが できるものと等価な複製を得るための、高分解能の層厚さを伴った低分解能の材 料を用いることを可能にするといった特有の性質を有していた。この性質は、物 体がMSDよりも薄い鉛直方向の固体形状をもたないということである。これは 、建造における不正確さが選択された層厚さよりも大きくはならないといった形 状のスラインング及び硬化を許容し5た。大半の物体の大半の領域はこのカテゴ リに当てはまるということが注目されるべきである。それゆえ、MSDよりも薄 い鉛直方向の形状をもっていない物体をベースとする実施可能な実施態様が開発 されることができる。
複製されるべきある特定の物体が、MSDより薄い鉛直方向の固体形状をもって いるときには、その物体は該物体の鉛直方向の軸を決め直すことによって建造の ために位置決めしなおすことができ、これによってMSD形状よりも薄いものを 除去することが有望となる。もし、物体を位置決めしなおすことができないとき には、これらの薄い形状を創造する際の精度が失われるであろう。
この精度の低下は、2つの方法で証明されることができる。
1)Nい形状(すなわち、MSDよりも薄い形状であって、ここでは”<MSD ”形状ということにする)はあまりにも厚くされるであろう。
2)薄い形状は硬化されず、それゆえ完全に除去されるであろう。以下の記述に おいては明瞭かつ簡潔にするために、薄い形状はいつも硬化されるものと仮定さ れる。しかしながら、他の実施例ではユーザーオプションが有効とされることが でき、個々の<MSD形状がMSDまで硬化されることができるか、又は全く硬 化されないように容量の選択がなされることが可能となる。これは、全体として の精度に関連する問題を解決しないであろうが、しかしより重要な形状、すなわ ち固体容量又は中空部容量もちだすことによってそれらを弱めるために用いられ ることが確実に可能となる。さらに、もしある部分又は物体の少しの領域が、M SDの規制により過剰に硬化され又は過小に硬化されたときには、必要なだけサ ンドオフ又は領域補充するために小さな後処理が一般的に行われることができる 。
図40は、ステレオリソグラフィを用いて複製されることができるもう1つの物 体の側面視をあられしている。この物体は、薄い鉛直方向の形状を形成する形状 a、bSc及びdを有している。典型的な普通のステレオリソグラフィテクニッ クを用いた物体の建造においては、層基盤のそばの1つの層の上に、層厚さが、 その部分が複製されている最小の鉛直方向の分解能(層厚さ)よりも大きいか又 は等しくなるまでこれらの形状が自然に除去され又は形成される。
図41は、図40の物体の複製方法の従来技術をあられしており、高分解能層厚 さく例えば、10ミル)と、高分解能材料(MSDが10ミル)とを用いている 。
図42は、高分解能層厚さと低分解能材料(MSD一層厚さの4倍、例えば40 ミル)との組み合わせで本発明を用いて複製された同じ物体をあられしている。
この形は上で論じられた第2の規準が、すべての物体形状がMSDよりも薄(形 成されることがないように選択された実施例をあられしている。
図43a及び43bは、規準2の他の選択がなされた他のいくつかの実施態様の 例をあられしている。図43aは、上に面する形状に優先権が与えられている物 体の複製をあられしている。換言すれば、もしある領域がMSDよりも薄いとき には(すなわち、あまりにも薄い)、その領域内の材料は、もしも高分解能材料 が用いられているとした場合にそれらが起こるであろう位置に、上に面する形状 をもつといったふうに硬化されるであろう。同様に、下に面する形状が、高分解 能材料で建造するときにそれらが形成されるであろうレベルの下にある深さまで 必然的に硬化されるであろう。この実施例を”上に面するものが優先する”とい うことにする。
図43bは、平坦な形状に優先権が与えられ、これによっていくつかの環境下で の物体の美的な魅力が増加する実施例をあられしている。下に面する平坦な形状 及び上に面する平坦な形状は硬化され、それらはもし高分解能材料が使用されて いるとすれば形成されるのと同一の位置に形成される。もし上及び下の両方に面 する領域が存在するときには、上及び下の両方に面する平坦な形状が所望のレベ ルまで同時に硬化されることがな(、下に面する平坦な形状の配置が優先するで あろう。平坦でない傾斜した形状は、上または下に押し出される。それゆえ、そ れらは、もし物体が高分解能材料を用いて建造されたとすれば形成されるであろ うレベルよりも上又は下に形成される。もし2つの平坦でない形状がMSDより も薄い領域内で互いに対抗すれば、それらの形状はそれらの上側及び下側の表面 の傾斜に比例してシフトされることができる。このほか、上側又は下側の表面が 、もし高分解能材料が用いられているとすればそれが形成されるであろう位置に 配置されてもよい。図43bは、したがって、”平坦な優先権/下に面するもの が優先する“実施例を示している。
図43cは、MSDの1/2より薄い形状が、上に面する形状に対して与えられ ている優先権を伴っては形成されていない実施例をあられしている。
図43dは、MSDの1/2よりも薄い形状が平坦な形状に対して与えられてい る優先権を伴っては形成されていない実施例をあられしている。
もちろん、図43c及び43dの実施例におけるパラメータ”1/2”は、MS Dの分率又はパーセンテージが異なれば、これに応じて変化させられることがで きる。
図43eは、下に面する形状が優先権を与えられている実施例をあられしている 。下に面する形状は硬化させられて、もし高分解能材料が用いられているとすれ ば形成されるのと同じ位置に形成される。図43aの実施例とは違って、図43 eの上に面する形状は、もし高分解能の材料が用いられているとすれば実際に形 成されるであろう位置の上側に押し出されている。
上に面して優先権をもつ実施例 以下の記述は、各層に関連する必要な情報を得るための第1の好ましい実施例を 説明している。この実施例は、wo 89/10256中に記載されているスラ イスプログラムの用語法及び処理テクニックをベースとしている。
この第1の好ましい実施例は、上に面する形状(すなわち、上で論じられた第2 の規準)に対して優先権を与えるようにして、形状の硬化が起こるであろう規準 をベースとしている。それゆえ、この実施例は、図43a(上に面して優先権を もつ)に関して説明されたアプローチと同様である。この規準は、上に面する形 状の適切な配置及び硬化のためにそれが必要とされるので、境界(及び補充)情 報が各横断面にアウトプットされることを要求する。もし、ある横断面の領域が 上に面する形状を含んでいなければ、その領域は当該層に関連して固体化されて もよいし、またされなくてもよい。上に面していない形状の硬化が起こる層は、 MSDと、固体がその領域の下に広がる深さと、上で論じられた強さ及び建造性 の規準(第1の基準)とに依存する。上に面する形状は、これが下に面する形状 をあまりにも深(硬化させることになる場合は、それらの適当な位置で硬化させ られるであろう。その物体は、鉛直方向の形状がMSDより薄くなるところ、及 び下に面する形状が過剰なな硬化によって精度を落とすことになるところとを除 き、適切な寸法できあがるであろう。
本実施例(図43Hに示されている)の建造方法の実施において、我々は各層上 である領域を硬化させることを必要とする。
1)適当な領域において下に面する表皮の位置を含むFUB (すなわち、平坦 な上に面する境界)の全域: 2)適当な領域において下に面する表皮の位置を含むNFUB (すなわち、は ぼ平坦な上に面する境界)の全域: 3)これらの層の上において下に面する表皮の配置を含むN個の層の厚さである 全域で、Nが層厚さによって除算された最小固体化深さに等しいもの(N=MS D/ZS)。例えば、もしMSDが40ミルであり、ZSが10ミルであれば、 Nは4に等しくなる;そして 4)厚さがN個の層よりも大きい全域。
この発明を実施するためのいくつかの方法が可能である。我々は画素の正味領域 を創造している画素基盤のそばの1つの画素の上の領域を比較するといった操作 を用いることができた。ここで、画素は、横断面の固体領域の内部を示しており 、かつ正味の中空領域を示しており、これによって画素が他のものに対して1つ の状態となっている領域の縁に境界を創造している。
もう1つのアプローチは、セクション1に記載されたテクニックを用いることで ある。セクション1においては、正味の境界を決定するための方法が、異なる層 からの境界の比較をベースとしている。セクション1に記載されたテクニックは 本発明に対して直接適用されるかもしれない。
本発明の1つの目的は、スタイル1の複製方法を用いて可能な限り正確にある部 分を複製することである。スタイル1は、前に参照したWO39/10256刊 行物及びセクション1に記載され、その物体のX及び)′方向の寸法のオーバー サイズの結果として生じる横断面間の不連続性をベースとする物体の複製に対し て与えられた名称である。この方法は、形成後において、それらが消える点まで 適当な不連続性をふるい落とすことによって後処理されることがてきる多種の物 体の複製を許容する。不連続性が消える点ては、その部分は完全であって、その 物体の高精度な複製をあられしている。
我々は、各層を伴った複数の層の中で概念的にスライスされる物体が、その物体 の構造部分をあられしていると考える。WO89/10256中に記載されたス ライスプログラムにおいては、各層の構造部分はLB及びNFDBの境界内に囲 い込まれた領域を含んでいる。これらの組み合わされた境界のタイプは”初期横 断面境界”と呼ばれている(ISCBS)。他方の境界は、それらが上に面する 又は下に面する物体表面を形成する一方構造は形成しないので、補充され又はは ぎ取られる必要がある領域を定める。すなわち、各初期スライス横断面(初期横 断面境界内に含まれる領域)は、適当にオーバーサイズ化されたX方向及びY方 向の寸法に帰するであろう構造(もし、硬化されていれば1つの層厚さ)の層を 形成するために必要な境界情報を含んでいる。このオーバーサイズにより、もし 前の及び連続する層を伴った当該層の交り部間で、その部分の縁に沿って材料の 適切な除去が行われれば、生成された構造の層が、その物体のオリジナルなコン ピュータ表示と正確にマツチするであろう。これは、中空部容積が補充されるよ うに固体化された材料の適切な除去に加えて、層間での不連続性の適切な除去を も含んでいる。
もう1つの望ましい建造方法、スライススタイル3は、X方向及びY方向の寸法 が小さすぎる物体の建造に関する。スタイル3の場合は、眉間の不連続性が、厚 さがOまで減少した領域とともに後処理の期間中に補充される。
建造のもう1つのスタイルはセクション1と同様に、WO89/10256に開 示されている。
我々は、ここで、第1の好ましい実施例(上に面する実施例)に含まれる主なス テップについて一般的に説明する。この説明では、選択された材料のMSDが選 択された層厚さのN倍の大きさであると仮定する。本発明を利用するための好ま しい材料及び相乗的スティミュレーションの情報源は、用いられるであろう層厚 さと、許容されることができるMSDのレベルと、所望の複製の精度とに依存す る。1つの好ましい材料は、スイスのバーゼルのチバガイギによって製造されて いるXB 5081であり、これは325nmの放射光を発するHeCdレーザ が用いられたときにおよそ5ないし8ミルのMSDをもつ。それゆえ、ステレオ リソグラフィの従来技術にかかるテクニックを用いると、この材料は鉛直方向の 厚さにおいて、5ないし8ミルの精度をもつ高分解能の部分をつくるために用い られることができる(本発明でとりあげられたエラー源のみを考慮するとき)。
この同じ材料は、本発明のテクニックと組み合わせ、かつMSDを8ミルと仮定 すれば、例えば、もしN=2の場合は4ミルの精度でもって、あるいはもしNが 4の場合は2ミルの精度でもって、さらにはもしNが8の場合は1ミルの精度で もって多(の部分を建造するために用いられることができる。もう1つの好まし い材料はロクタイトコーポレーションによって製造されているポッチングコンパ ウンド 363であり、これは高圧水銀灯による相乗的スティミュレーンヨンが 用いられたときにはMSDがおよそ30ミルとなる。また、他には、日本の神奈 用県の東京オーカコウギョウ株式会社によって製造されているテビスタタイブI 材料があり、これは高圧水銀灯による相乗的スティミュレーションが用いられた ときにはMSDがおよそ45−60ミルとなる。例えば、テビスタのような材料 を用いたときには、MSDを80ミル、又は広い範囲にわたる構築条件の下で適 当な強さを保証できるようにこれよりも大きく仮定するのが有利であるかもしね ない。このように仮定された80ミルのMSDは、本発明によればなお、多数の 物体にも用いられることができ、N=2のときには40ミルの精度で、さらには N=4のときには20ミルの精度で生成物をつくることができる。
他の好ましい材料は、他の流体状の媒体に加えて、粉体及び相乗的スティミュレ ーノヨンの適当な形態を含む。これらの粉体材料は、特定のタイプの相乗的ステ ィミュレーンヨンと組み合わされたときには前に説明したようなMSDをもつか もしれないし、あるいはもたないかもしれない。もしこのタイプのMSDがこれ らの材料に対して存在しないとしても、それらは他のタイプのMSD (感光性 ポリマのような)をもつかもしれない。この第2のタイプMSDは、ストレスに 耐えるだけの十分なかたさと強さとを備えている材料の厚みを形成する上での最 小固体化深さということであり、上記ストレスは物体の個々の層を“曲げ”ある いは歪めようとする、したがって物体自身の歪みを生じさせる層同士の付着から 生じるものである。硬化させられた材料の層の曲げに抵抗する能力は、キュア深 さの増加に伴って増加する(多くの材料に対しては、キュア深さの3乗に比例す る)。曲げ現象及びこのタイプの歪みをアドレスするいくつかの手段は、前に参 照された刊行物の何箇所かに記載されている。とくに興味深い刊行物はWo 8 9/10259、Wo 89/10254、Wo 89/10801、JP(x −y)及びWo 91106378である。
それゆえ、このような材料を用いた生成プロセスは、配置の精度のロスをほとん どあるいは全くなくすようにしている本発明にしたがって利用されることができ るより深いキュア深さ及び薄い層から利益を得ることができる。このように、本 発明は、低分解能材料を用いたときに形状の高分解能配置を達成するための極め て有効な方法であるだけではなく、さらに複製における所望の精度が、過度な曲 げ歪みにより一般的に調節されることができる場合よりも薄い層を要求するとき には、物体の曲げ歪みを低減する極めて有効な方法でもある。
上に面して優先権をもつ実施例においては、上に面する形状がそれらの配置にお ける優先権を与えられ、そして下に面する形状を適切なレベルまで硬化させるた めにあらゆる試みがなされる。横断面Iに関連して硬化させられるべきものの決 定に含まれるステップの考察において、我々は前のI−1横断面が適切な手法で 形成されてきているということを仮定する。
まず第1に、遭遇する可能性があり、かつ与えられた横断面上でどの領域が硬化 させられるべきかの決定を行うために区別される必要があるかもしれないキュア 深さ領域に対する可能な硬化が決定されなければならない。この記述においては 、図35に示されたのと同様であり、かつ図36に示されたのとは異なる建造方 法が仮定される。それゆえ、固体化深さがMSDよりも大きいときにはいつでも 、常に当該レベルより下に固体化された材料の1つの層厚さが存在する。我々は 、この解析でのさらに進んだ考察からは、図36のタイプの建造テクニック及び これと同様のものは除外する。なぜなら、それらの開発は、ここに開示されてい る理論を理解した後は、通常の当業者の能力の範囲内にあるからである。表1は 、種々のキュア深さ領域のまとめを示している。
表1 同時に多重層硬化する、上に面して優先権をもつ実施例を用いた場合の、与えら れた層で生じることができる種々の領域の集約表領域の名称 前の横断面の番号  厚さ 高い方の横断面の番号(層) (層) 1 >=N >=N+l )=1 N+1 0 1 0 領域1 この領域は少なくとも次の横断面と、当該横断面と、少なくともN個す べての前の横断面とに含まれる。この領域は、少なくともN+1の層(MSD+ 1層)のうちの1番目の層の上側表面の下に固体化深さをもつ。我々は図35の タイプの建造方法を仮定しているので、我々は当該レベルの下にこの領域の1つ の層厚さの中に配置された固体化された材料が存在することを知っている。我々 は、この領域の固体化レベルの下で固体化された材料を介してプリントが起こら ない適当なキュア深さを伴ったこの領域内の材料を硬化させる。我々はまた、こ の領域で硬化させられた材料が、下に面する物体表面又は上に面する物体表面を 形成するためには用いられないということも知っている。それゆえ、もし望むな ら、開かれた硬化構造(開かれたクロスハツチ)がこの領域に対して適用される ことができる。さらに、この領域中の固体化された材料の形成は、眉間での付着 を達成するために用いられる。もしN=4であれば、この領域は少な(とも前の 4つの横断面に含まれる。
領域2 この領域は少なくとも次の横断面と、当該横断面と、N−1個すべての 前の横断面とに含まれる。この領域は、N層中の1番目の層の上側表面の下に固 体化深さをもっている。我々は図35のタイプの建造方法を仮定しているので、 この領域は前の横断面に関連しては何ら硬化を受けておらず、それゆえ前の層へ の付着を目的としては硬化されない。それゆえ、過剰な硬化は何ら必要とされず 、MSDと等しいキュア深さが与えられることができる。これは、固体化された 材料の低い方の表面が、創造されている物体の特定の形状を正確に複製するため の適切な位置に形成されるという結果を生じさせる。この領域は、物体の下に面 する表面を形成するので、滑らかな低い方の表面を形成するような硬化が生じる 。
もしNが4であれば、この領域は前の3つの横断面に含まれる。
領域3 この領域は、少なくとも次の横断面と、当該横断面と、N−2個のすべ ての前の横断面とに含まれる。物体を正確に複製するために、もしこの領域が当 該横断面に関連して硬化させられたとすれば、この領域はMSDより1層厚さだ け小さいキュア深さを要求する(MSD−1層厚さ)。MSDのために、もしこ の領域が当該横断面に関連して硬化させられれば、1層の厚さがあまりにも深く なる硬化が起こるであろう。しかしながら、この領域は少なくともその上にもう 1つの構造層をもっているので、我々は当該横断面に関連してそれを硬化させる 必要はないっ我々は、少なくとも次の横断面が形成されるまでこの領域の硬化を ガらせることができる。この形成の遅れは、物体のより正確な複製を許容するで あろう。もしこの領域が次の横断面に関連して硬化させられたときには、そして もしこの領域が次の横断面を越えては続かないならば、それは下に面する形状及 び多分上に面する形状として扱われるであろう。もしN=4であれば、この領域 は前の2つの横断面に含まれる。
領域N−1この領域は少なくとも次の横断面に続き、当該横断面と、2つの前の 横断面とに含まれる(N>=2と同じ長さ)。この領域は、この領域の底部に関 連しFに面する形状の配置において、N−3層厚さのエラーを起こすことなしに は、当該横断面に関連して硬化させられることができない。Nが増加するのに伴 って(固定された層厚さ及びそれゆえMSDの増加を仮定する)、当該横断面に 関連してこの領域を硬化させることに関連するエラーが生じる。我々は、少なく ともこの領域の上に1つの横断面が存在するということを知っているので、我々 は少なくともそこまではこの領域の硬化を遅らせることができるということを知 っている。この遅延は、下に面する形状のより正確な配置、それゆえ物体のより 正確な複製を許容するであろう。もし、N=2であればこの領域は領域1となり 、それゆえ上記の領域1と同様の特性をもつ。もしN=3であればこの領域は領 域2に対応し、それゆえ上記の領域2と同様の特性をもつ。もしN=4であれば この領域は領域3となり、それゆえ上記の領域3と同様の特性をもつ。もしN〉 =4であれば、この領域は2つの前の横断面(層)に含まれる。
領域N この領域は少なくとも次の横断面と、当該横断面と、前の横断面とに含 まれる。もしN=2であればこの領域は領域2であり、それゆえ上記の領域2と 同様である。もしN=3であればこの領域は領域3であり、それゆえ上記の領域 3と同様である。もしN=4であればこの領域は領域4てあり、そしてそれは前 の横断面を含む。Nが2であるすべてのケースについては、少な(とも次の層ま でこの領域の硬化を遅らせることによって、複製により高い精度が得られる。
我々はこの領域が少なくとも次の横断面まで続くということを知っているので、 この遅延は可能である。
領域N+1.この領域は少なくとも次の横断面と、当該横断面とに含まれる。
それはどのような前の横断面も含まない。N〉=2であるすべてのケースについ ては、この領域の硬化が少なくとも次の横断面まで遅らされ、複製により高い精 度が得られる。もしN=4であればこの領域は領域5である。もしこの領域が当 該横断面に関連して硬化されるとすれば(N=4を仮定している)、この領域の 底表面はその所望の位置の下で3層の厚さに配置されるであろう。
我々は、次にプライム”°”がつけられた領域について考察する。これらのプラ イムがつけられた領域は、それらがそれらの上にこれ以上の横断面を含まないこ とを除けば、プライムがつけられていない領域と同様である。それゆえ、プライ ムがつけられた領域は上に面する領域を形成する。上に面する形状の適切な配置 をもたらす建造テクニックについては、これらの領域がすべてそれらが起こる横 断面上で硬化させられなければならない。
領域1゛ 。この領域は当該横断面と、少な(ともN個のすべての前の横断面と に含まれる。この領域は次の横断面には含まれない。この領域は、少な(ともN +1個の層(MSD+1層)の1番目の層の上側表面の下に固体化深さをもって いる。我々は図35のタイプの建造方法を仮定しているので、我々は当該レベル の下てこの領域内に1層の厚さ分だけ配置され固体化された材料が存在するとい うことを知っている。我々はそれゆえ、その材料を、この領域の固体化レベルの 下で固体化された材料を介してプリントが生じないような適切なキュア深さを伴 ったこの領域内で硬化させる。我々は、MSDがサポートされていない領域に対 する最小の固体化深さであって、そしてこれはサポートされている領域であるの でMSDよりも小さいキュア深さを用いることが可能であるかもしれないという ことに注目している。我々はまた、この領域内で硬化された材料が下に面する物 体表面を形成するためには用いられないが、上に面する物体表面を形成するため には用いられるということも知っている。それゆえ、この領域は均一な上に面す る表面を形成するために硬化されなければならない。さらに、この領域内での固 体化された材料の形成は、層間での付着を達成するために用いられる。もしN= 4であればこの領域は少なくとも前の4つの層に含まれる。
領域2° この領域は当該横断面と、N−1個のすべての前の横断面とに含まれ る。この領域は、次の横断面には含まれない。この領域は、N個の層の上側表面 の下に固体化された深さをもっている。我々は図35のタイプの建造方法を仮定 しているので、この領域は前の横断面に関連するいかなる硬化も受けず、それゆ えそれは前のレイヤへの付着を目的としては硬化されない。それゆえ、いかなる 過剰な硬化も必要ではなく、それはMSDと等しいキュア深さが与えられること ができる。これは、固体化された材料の低い方の表面が、創造されている物体の 特定の形状を正確に複製する適切な位置に形成されるといった結果を生じさせる 。この領域は、下に面する表面と上に面する表面の両方を形成し、それゆえ滑ら かな低い方及び高い方の表面を形成するように硬化される。もしN=4であれば この領域は前の3つの横断面に含まれる。
領域3° この領域は、当該横断面と、N−2個のすべての前の横断面とに含ま れる。この領域は次の横断面には含まれない。物体を正確に再生するために、も しこの領域が当該横断面に関連して硬化されることになっていれば、それはMS Dよりも1層厚さだけ小さいキュア深さを要求する(MSD−1層厚さ)。残念 ながら、このキュア深さは、構造の付着層を形成しないであろう。さらに、この 領域は当該横断面に関連して硬化させられなければならない。それゆえ、1つの 層厚さの、この領域の下での、下に面する形状の配置にエラーが生じるであろう 。この領域は、3つの特性をもっている: 1)それは上に面する領域であり、 2)それは下に面する領域であり、そして3)それが硬化させられたときには、 それは1層の厚さ分だけ過剰に深く固体化されるであろう。もしN=4であれば この領域は前の2つの横断面に含まれる。
領域N−1° :この領域は、当該横断面と、2つの前の横断面(N>=2の長 さ)とに含まれる。この領域は次の横断面には含まれない。この領域は、当該横 断面に関連して硬化させられなければならないが、これはN−3個の層のキュア 深さにエラーを生じさせる。この領域は物体の上に面する及び下に面する形状の 両方を形成し、そしてそれはそれゆえ適切に硬化させられなければならない。も しN=2であればこの領域は領域1′であり、それゆえ上記の領域1′ と同様 の特性をもつ。もしN=3であればこの領域は領域2゛に対応し、それゆえ上記 の領域2゛ と同様の特性をもつ。もしN=4であればこの領域は領域3゛であ り、それゆえ上記の領域3゛ と同様の特性をもつ。
領域N° この領域は、当該横断面と、前の横断面とに含まれる。この領域は次 の横断面には含まれない。この領域の硬化は当該横断面に関連して起こらなけれ ばならないので、N−2個の層の、この横断面の下で、下に面する形状の配置に エラーが生じるであろう。この領域は、物体の上に面する及び下に面する形状の 両方を形成するために用いられ、それゆえ適切に硬化させられなければならない 。もしN=2であればこの領域は領域2°であり、それゆえ上記の領域2゛ と 同様である。もしN=3であればこの領域は領域3゛であり、それゆえ上記の領 域3“ と同様である。もしN=4であればこの領域は領域4゛であり、そして 2層の厚さの下に面する形状の配置にエラーが生じる。
領域N+1° ・この領域は当該横断面だけに含まれる。それはどのような前の 横断面も、またどのような高い横断面をも含まない。N=1であるすべてのケー スについては、この領域は当該横断面に関連して硬化させられなければならない 。
それは、物体の上に面する及び下に面する形状の両方を形成し、そしてそれはN −1個のレイヤをあまりにも深(硬化させるであろう。もしN=4てあればこれ は領域5である。N=4の場合は、この領域が当該横断面に関連して硬化させら れたときにはこの領域の底表面がその所望の位置の下で、3層の厚さに配置され るであろう。
与えられた横断面上で起こることができる種々の可能な領域を説明してきたが、 我々は、複数の初期の横断面から物体を建造するプロセスにおける各層を形成す るために用いられるであろう正味の横断面を決定するために要求されるステップ を続けることにする。
我々は、ある物体の“初期横断面”は、標準的なステレオリソグラフィを用いて 得られるものと考える。各初期横断面は、いくつかの領域に細分されることがで きる。これらの領域は、上記のとおり、当該横断面と、次の連続する横断面との 関係てNだけ進んでいる横断面との間の関係によって区別されている。与えられ た横断面に関連して、すべてのプライム””がつけられた領域は領域1及び2と ともに硬化させられる。領域1及び1゛は、当該横断面と前の横断面との間の付 着を確実にするために用いられる。これらの領域はそれらの下に1層厚さの固体 化された材料をもっている。領域1′はまた、上に面する表面として機能し、そ れゆえ硬化させられなければならない。領域2は下に面する表面を形成し、それ ゆえ硬化させられなければならない。領域2゛から領域N+1゛ までは、上に 面する及び下に面する領域の両方を形成し、それゆえ硬化させられなければなら ない。領域3°から領域N+1′ は物体の幾何学的形状により早まって硬化さ せられる領域であり、それゆえ複製の下に面する形状中に導入されるエラーの変 化の度合をあられす領域である。
横断面”I”のための初期横断面境界の範囲を決定した後、我々はそれを上で開 示された種々の領域に分割する。我々は次の初期横断面” I+1”をその適当 な領域に分割し続ける。横断面” ■”のプライムがつけられた領域は、横断面 ”1+1”のどのような領域にも寄与しない。プライムがつけられていないすべ ての領域は、次の横断面に寄与する。もし横断面” !+2”がまだ領域を含ん でいるならば、横断面” ■”の”1”領域は、横断面” I+1”のための” 1”領域に帰する。もし” I+2”が領域を含まなければ、その領域は1°領 域となる。
もし” I+2”が部分的にその領域を含んでいれば、それは部分的に1領域に なるとともに部分的に1°領域となる。横断面” ドの他方のプライムがつけら れていない領域は、それらが横断面” I+2”に続(か否かに対応して、プラ イムがつけられたもしくはプライムがつけられていない領域として、または部分 的には両者として横断面” I+l”に持ち越される。しかしながら、これらの 他の領域は、もしそれらがこれに対して先行するより高いプライムがつけられた 領域の1つに含まれることによって失われなければ、それらが領域1又は1′に 含まれるようになるまで連続する各層を伴った1つの領域番号を落とす。
例えば、横断面■の領域3は、横断面” I+1”の領域2又は2°等になる。
それゆえ、我々は各横断面の異なる硬化領域がどのようにして、前の層をベース とする連続する層の上に、及び後に続く層の初期横断面境界上で決定されるかを 示すことができる。例えば、横断面1(物体の第1の横断面)はN+lタイプ及 びN+1′ タイプの領域だけを含むことができる。他方、横断面2は、横断面 1及び横断面3の領域がどのように横断面2等に関係するかに応じてN+1、N +1′、N及びN゛ タイプの領域を含むことができる。
セクション1は、物体の表現をどのようにして建造可能な横断面に変換するかを 決定する層比較方法を開示している。この出願のこのセクションの第1の実施例 は、オーバーサイズの部分の建造に向けられているが、本発明のテクニックは生 成されたアンダーサイズの部分用に容易に修正されることができる。セクション 1は、上に面していない及び下に面している領域に加えて、各横断面の上に面し ている及び下に面している形状を決定するために連続する横断面を比較する方法 を開示している。
各初期横断面に関連する上記の区別可能な領域は、当該横断面と、隣接する横断 面との間の関係によって記載された。それゆえ、非オーバーラツプ領域(1つの 横断面又は他の横断面には含まれるが、両方には含まれない)に加えて、オーバ ーラツプ領域(2つの横断面の重複する領域)を決定するために隣合う横断面を 一般的に比較する方法が、本発明を実施するために用いられることができる。
各層に関連する領域及びそれらのキュア深さを得るためのかかる情報の処理を最 適化するための種々の方法が存在する。例えば、我々は表2に記載されたステッ プに従って、与えられた横断面の各領域に関連する境界(又は領域)データを得 てもよい。表2は、任意の横断面lのための表1に関連して記載された領域を得 るために利用されることができるプール操作をあられしている。これらの領域は 、示されているように、交差及び差分操作によって得られるものである。これら の操作は、*と、層(1−1−N)から層(1+1)までの初期横断面境界とに よって示された中間の境界で実行される。
表2 上に面する形状が優先する実施例を用いたときに、与えられた横断面のための局 所的な情報を得るために用いられることができる可能な領域比較の集約表。
ステ、プ ステップ 領域 番号 1 fll (ISCB)n lI+ll (ISCB)= ill (*)2  fil (IscB)−N→II (IscB)= (+1 (*′)3+1 1(本)−++−11(ISCB)= Ill (N+1)4 ill (*′ )−++−11(ISCB)−01(N+1’)5 III (*) n i+ −11(ISCB) = fll (N+11)6 Ill (J’)n f+ −11(ISCB)= (+1 (N−11)7 fil(N→−1*)−ll −21(ISCB)= III (N)8 tll (N+1′*) −++− 21(ISCB) = Ill (N′)9 fll (N+1*)n i+− 21(ISCB)= fil (8本)H) +1l(N↓1′*) n f+  −21(ISCB) = lit (N′s)1]、 Ill (N*)−l l−31(IsCB)= Ill (N−1)12 Ill (N’*) −l l−31(IscB) = (It (N−1′)13 ill (8本)n  If −31(ISCB)= III (N−2*)14 fll (N′s)  n If−31(IscB) = ill (N−2′m)15 ・・ 17 (目 (51) n (1↓2−Nl (IscB) = ill (4 *)18 III (5*′)n Ill2−Nl (ISCB)= Ill  (4*’)19 fil (4*)−ill1−Nl (ISCB) Ill  (3)20 Ill (41’)−+1+1−Nl (ISCB) Ill ( 3′)21 ill (4*)n Ill1−Nl (ISCB) = tll  (3,)22 ill (41′) n Ill1−Nl (IscB) =  Ill (3’*)23 m (3m)−+l−N1 (ISCB)= +I + (2)24 (目 (3′*)−+夏−Nl (ISCB)−fil (2 ’)25 tri (3k)n (1−Nl (ISCB)= ill (2本 )26 ill (3′*) n ll−N1 (ISCB) = ill ( 2’*)27 +I+ (2車)−+1−1−Nl (ISCB)= +I+  (1)28 +11 (2′*) −++−1−Nl (IscB) = +I + (1′)29 (If (21) n If−1−Nl (ISCB) =  ill (N−2,)30 Ill (2′*) n 1+−1−Nl (I SCB) = ill (N−2’*)ここで、()は横断面番号を示している 例えば、(I)=当該横断面 ()は前の横断面の特定の領域を示している例えば、(ISCB)=初期横断面 境界領域例えば、(N)=N番目の領域の境界領域”n”=交差操作 ”−”=差分操作 ”=”=特定の操作の結果 この一般化された上に面する実施例は、与えられた層厚さに対して第1のタイプ のMSD (MSDよりも薄い証集構造を形成することができない)によっては 規制されていないが、第2のタイプのMSD (より高いレイヤがそれらに付着 したときにはMSDよりも薄い、曲がっていない又は曲がりの少ないレイヤを形 成することができない)によって規制されている材料を利用するために修正され ることができる。この場合、前の開示においてプライムのつけられた領域が、適 切な深さまですべて硬化させられることができる。これは、次のより高い層がこ れらの領域の上には存在しないので、当該横断面のプライムがつけられた領域に 関連して変換された材料に曲げを生じさせる、次のより高い層について留意する 必要がないからである。それゆえ、これらのプライムがつけられた領域の各々は 適切なキュア深さを与えられることができる。他方、プライムがつけられていな い領域は、前の教えに従って硬化させられなければならない。我々は、第1のタ イプのMSDによっては規制されないが第2のタイプのMSDによって規制され る材料/層の厚さの組み合わせは、形状の与え違いによる精度の低下を生じさせ ることなく、かつ曲がりによる精度の低下をほとんど又は全く生じさせることな く、すべてのタイプの高分解能物体(鉛直方向の分解能が層の厚さに等しい)を 形成するために用いられることができると結論づけることができる。
これは、曲げ歪みの発生をもたらさないステレオリソグラフィへのノンプルなア プローチにかかる重要な改良であることをあられしている。もしこの方法が曲が りの低減を所望のレベルまで完全には至らせなければ、これを前に参照された出 願に記載された他の曲がりの低減方法と組み合わせることが可能である。
両タイプのMSDによって規制される組み合わせのために、形成される物体の総 括的な精度を最大にするような中間的な方法が開発されること可能である。
上記の上に面して優先権をもつ実施例アプローチについて、領域がMSDよりも 薄くなるときには、形状の配置を考慮しつつ他のアプローチが開発されることが 可能である。同様に、MSDよりも厚い領域の硬化を考慮しつつ他のアプローチ が開発されることが可能である。
(以下余白) 他の優先の実施例と同様に、下向き優先の実施例も、下向き優先の実施例を実施 するための多くの方法がある。これらの種々の方法は、所望のデータを得るため に使用される異なったアルゴリズムにそれらの起源を有するか、もしくは異なっ たタイプのデータを得るという願望から生じるそれらの違いを有している。たと えば、一つの実施例はその領域が上向きである知識を要求するかもしれず、他の 実施例はかかる情報を要求しないかもしれない。他の例として、実施例は物体の 曲がった内部領域に関する所望の方法によって異なるかも知れない。かかる違い は、図5および6のキュアの形態に描写されている。
単純な下向き優先の実施例は、単純な上向き優先の実施例と異なる一つの主要な 外観を有している。下向きの形状が与えられた層“I“に出会うと、形状領域は 次のN−1層を通して概念的に押し上げられる(MSD=Nの層厚を仮定する) 。
この下向きの形状は、それが導かれる層“I”の代わるキュアのための層“■十 N−1”に関連するであろう。この下向きの形状は、MSDに等しい深さまで硬 化しており、それにより、その部分の適当な垂直レベルにおける下向きの形状の 下面を配置する。下向きの領域が次のN−1層を通して押し上げられるにつれて 、その領域はこれらのより高い層の第1のN−2に関するキュアの考慮が除去さ れる。
この上記議論はスライスした面ではない層に関連する。層の下方領域を示すスラ イス面において見られる下向きの形状を考えることができるが、その領域では上 記層に関連する垂直のレベルもしくは値は次により高いスライス面の値に等しい 。この次に高いスライス面は下向きの形状を含む層の上方領域を含む層の上方領 域を示している。(上で引用した出願において教示されているように)現在の好 ましい方法は、下向きの形状をそれらの関連する層の頂部から下方にそれらの層 の底部までそれらを硬化することにより形成する。
次のステップは、本発明の単純な下向き優先の実施例を実施することにおいて理 解することができる。これらのステップは、セクション1で開示したように、プ ール層の比較を実行する能力に基づいている。これらのステップは、一度に一つ の層を、その層に対する材料の転移にしたがうデータを処理しくこれは、以前に 形成された層のいくつかのメモリを要求するとともに、上向きの領域についての 知識は不要であることが仮定される)、それから次の続く層のためのデータを処 理することにより実行することができる。この第1の可能性はスライスおよび必 要とするデータを得ることに関連している。これはときどき「スライシングオン  ザ フライ(Slicing on the Fly)Jと呼ばれる。あるい はまた、これらめステップは材料転移に先立って多重層で、もしくは材料を転移 する前に物体の層の全てで実行するようにしてもよい。
上記手続は、セクション1の教示により物体の各層を処理することにより始めら れる。第1に、各層に対して、下向き、上向き、および連続する(ボリューム) 領域を得る。単に境界のみがこれらの個々の領域に対して決定される必要がある 。
クロスハツチを決定してこの点を補充することは不要である。
標準的なステレオリトグラフィでは、LB、(1)t、すなわち層の境界ベクト ルは、前の横断面に対する接着を得るために、1層の厚みプラスいくらかの必要 な超過の硬化(overcure)の深さに硬化される。LB、(1)内の領域 は完全な凝固を含むいくつかの適切な態様(第WO91106378号およびさ らに以下に述べるようなスキンテイニアス(skintinuous)法もしく は部分凝固法(たとえば、)1ツチング法)で硬化される。加えて、これらの領 域は種々の曲がり削減技術(たとえば、マルチパス、リベ・ソト、タイルもしく は相当のもの)を含む方法により硬化することができる。
標準的なステレオリトグラフィと同様に、上記UB、(1)は領域の全上面が滑 らかな上向きの形状を形成するように転移されなければならないということを除 いて、同様に硬化される。上記DB、は1層の厚みの深さに硬化されるとともに 、実質的に均一なキュア深さが与えられて滑らかな下向きの形状が形成されるよ うに形成される。
本実施例では、上記DB、(1)はN−1層によりンフトアップされて、層“1 +N−1”、DB、(1+N−1)の最終の下向きの境界となる。これは層Iに 関連した上記UB、(I)およびLB、(I)を残す。
次に、上記DB、(I−N+1)が層Iにシフトアツプして層“I”の最終の下 向きの境界となる。
次に、UB、(1)およびLB、(1)内の領域、それはまたDB、(1)の領 域である、は上記UB、(1)およびLB、(1)から除去されて、第1の変形 された上向きの境界および層“I”、UB、+ (1)およびLB、I (1) の連続する境界を形成する。
次に、上記UB、1(T)およびLB、+(1)は、UB、2(1)およびLB 、2(1)を生じるDB、(I−N+2)(N>8)との横断面領域の除去によ り第2の変形を受ける。
はじめから前層に関連している下向きの形状がUB、、2(1)およびLB、、 −2(1)から除去されて、UB、、、−+ (1)=UB、(1)およびLB 、、、−、(1)=LB、(1) 、ここでm=変形およびm=Nおよびf=最 終である、を形成するまで、同様の変形が発生し続ける。
上記LB、(1)、UB、(1)、およびDB、(I)は層Iに関連して硬化さ れる領域を表わす。適当なりロスハツチ、補充もしくほぼかの領域の転移パラメ ータがこれらの領域に対して決定される。かかる決定をなすための方法が前に0 昭した特許出願に詳細に説明されている。
上記DF、(1)は滑らかな下面をつくるための適当なパラメータによってMS Dに硬化される。以下のこれらの教示によりつ(られる下向きの形状は、適当に 配置される。
上記LB、(1)は、一般に一層の厚みよりも大きいかまたは等しい適当な深さ に硬化される(正確な深さは支持された領域に対するMSDに依存する)。規定 により、この領域の下で1層の厚みを形成している材料がある。さらに、規定に より、この領域は物体の上向きの形状を形成しない。したがって、この領域は適 当な深さに硬化して、完全な領域転移の必要性を顧慮せずに材料の前に硬化され た層への適した接着を保証するとともに、適当に密着する層を形成する。種々の 曲がりの削減法が、もし望むならば、開きクロスハツチ構造を含んて、この領域 を転移することに利用することができる。
上記UB、(D領域は、上記LB、(I)領域と同様の深さに硬化されるが、し かし上記領域は連続して転移された上側表面を形成するように硬化されて、その 結果滑らかな上向きの形状となる。
この手続は、全ての層に対して行われる。この実施例から得られるデータは実質 的に高い分解度の物体を形成するために使用することができ、それでは上記MS Dよりも薄い形状によるいかなる偏差も、上向きの形状の上面を不正な位置に配 置する結果となるてあろう。下向きの形状が正確に配置されるであろう。これは 図432に示されている。
図43の他の形態もしくは同様のものを実施する実施例と同様に、他の下向き優 先の実施例が可能である。
たとえ、この開示の実施例がデータ処理を通してキュアパラメータを得ることを 口重しているとしても、これは単に各層に関して材料の適当な転移を引き起こさ せることに対する一つの手法を開示するにすぎない。したがって、データ処理と いう言葉は、この発明の教示による材料の転移を生じるもとの物体の記述ノくラ メータを変形するためのいかなる手段をも含むと解釈されるべきである。この発 明の教示は、より高い精度の複製を達成することを必要とするので、物体の記述 パラメータを解釈するとともに、厳密な1層1層の形成から分離する態様で物体 を複製することに関連している。本発明の方法および装置はここに開示された同 時多重層キユアリング技術の利用によりより高い精度の複製に導匂セクション3  曲がりバランス 図面の図45をいまより特別に参照すると、ステレオリトグラフ法が概略示され ている。ステップ5708は、システムにより形成されるべき3次元物体を表わ している、CADもしくは他のデータを、典型的にデジタルの形態で、発生する ことを要求する。このCADデータは通常、多角形の形態て面を規定しており、 たとえば傾斜表示のために、それらの面に垂直な法線を有する三角形がいまのと ころ好ましい。本発明が教示するところによれば、曲がりバランスを達成すると ともに所望の物体を作るべく建造過程の間にデータを処理する目的のために所望 の物体の設計の物理的もしくは精神的な実施例のいずれかから変形されてもよい 。
ステップ5709において、PHIGSデータもしくはその等価なものが、本発 明にしたがって、ユニークな転移システムにより、3次元物体を形成することに おいてステレオリトグラフィの出力システムを駆動するための変形されたデータ ベースに転移される。このことについては、物体を規定している情報がストレス 、曲がりおよび歪みを減少させるために特に処理されるとともに、分解度、強度 および複製精度を増加させる。このステップおいて、材料が転移されると、曲が りバランスを要求する領域が好ましくは決定されるとともに、正しい取扱いのた めに適当に示される。
図45のステップ5710は、形成されるべき3次元物体の横断面を表している 個々の固体の薄層の発生を要求する。これらの発生された固体の薄層は、本教示 によれば、3次元物体の所望の薄層と異なっていて、最適な曲がりバランスを達 成する。ステップ711は、引き続いて形成された隣接する薄層を結合し、選択 的なキュアのための/ステム内にプログラムされている所望の3次元物体を形成 する。典型的に、ステップ710および711は層形成の間に実行される。
したがって、本発明のステレオリトグラフシステムは、衝突する放射、電子ビー ムもしくは他の粒子の爆撃のような適当な相乗的ステイミュレーンヨンに応答し て、もしくは流体面に隣接するマスクの上にインクジェットもしくはスプレィす ることによって化学薬品を塗布する等により、その物理的な状態を変えることが できる建造材料(たとえば、紫外線(UV)、可視光、もしくは赤外(IR)の キュア可能な流動状もしくは相当のもの)の選択された面における形成されるべ き物体の横断パターンをつくることにより3次元物体を発生する。引き続(隣接 する薄層、即時の教示により変形されたものを除く物体の実質的に表示し対応す る引き続く隣接する横断面が自動的に形成されるとともにともに集積されて実質 的に階段状の薄層もしくは物体の薄層建造を提供し、それにより、3次元物体が 成形の過程の間で媒体の実質的に平面もしくはスチール状の表面から形成される とともに描かれる。
ステップ712は、規定された反応刺激に応答して凝固することができる流動状 の媒体を含むことを要求する。ステップ5713は、その面における薄い、固体 の、個々の層を形成すべく指定された面において、コンピュータからのデータ出 力に対応して、グラフィックパターンとしてその刺激の印加を要求し、各々の引 き続く層はつくられるべき3次元物体の隣接する横断面を表している。本発明の 実際的な適用において、各薄層は薄い薄層であろうが、しかし横断面を形成する とともに、形成されている物体の他の横断面を規定している隣接する薄層に接着 することにおいて都合よく密着する程度に充分厚い。即時の教示により、材料の 層の部分の転移は、必要により、実質的に均一な1層1層の建造から離れて、適 当な曲がりバランスおよびつくられる物体の正しい精度を保証するようにしても よい。
図46のステップ714は、それらが形成されるにつれて互いの上に引き続く隣 接する層もしくは薄層を重ね合せて、種々の層を総合するとともに所望の3次元 物体を規定することを要求する。本発明の通常の実施において、媒体が硬化する とともに固体材料が一枚の薄層を規定するように形成するので、その薄層は上記 媒体の加工面から相対的にMtlて動かされるとともに、次の薄層は前に形成さ れた薄層を置き換える媒体の新しい層内に形成され、その結果、各々の引き続く 薄1は重ね合わされて他の横断面の薄層の全てと(硬化された媒体の接着性によ り)総合される。
かかる横断面薄層をつくるプロセスは、3次元物体全体が形成されるまで、繰l ]遇される。上記物体はそれから除去されるとともに、上記システムは他の物体 をつくる準備を行うが、上紀他の物体は前の物体と同じであるか、またはプログ うムまたはステレオリトグラフシステムを制御するオブジェクトデータを変える ことにより形成される全く新しい物体であってもよい。
本発明は、隣接する層が信頼性よ(互いに接着するようにつくることができると ともに、形成された部分における層と最終の歪みとの間の曲がりを削減もしくは 減少させる方法を提供する。キュア後の歪み「クリープ」はまた、曲がりバラン スを伴う曲がりのより高いレベルによって本発明により削減される。
稼働しているステレオリトグラフィシステムの現在の好ましい実施例において使 用されるUV硬化可能な材料は、スイス国、バーゼルのチバ・ガイギーにより製 造されている、XB5081ステレオリトグラフイレジンである。
ステレオリトグラフィシステムの現在の好ましい実施例のための光源は、カリフ ォルニア、サニーヴ工−ルのライコニクスにより製造されている、モデル424 0−NHeCd マルチモードレーザのような、典型的にヘリウム−カドミウム 紫外レーザ発射325nM放射である。
曲がりは、互いの頂部で引き続く層を転移させるときに、上向きの方向(上向き の曲がり)におけるステレオリトグラフの応用において一般に問題があった。
上向きの曲がりは、形成されている物体の下向きの領域(物体から突き出すかま たは伸びる物体の形状もしくは領域、図49および50参照)において特に気付 きやすいが、それはもしも支持部が形成の過程において含まれないならば、引き 続(層がその上に接着されるときに、下向きの形状を形成している層が上向きの 力に対抗する手段を有していないからである。しかしながら、2つの水平ベクト ルが材料の重なり領域を硬化するようなときには、曲がりはまた層の転移面にお ける方向において可能である。通常の曲がりは、第1の硬化された要素と接触し て硬化された材料の第2の硬化された要素に向かう方向において材料の第1の硬 化された第1の要素の曲がりを参照する。同様に、逆の曲がりは、通常の曲がり に相対して反対の方向における曲がりであり、したがって、第2の硬化された要 素から離れた方向にある。たとえば、第2の層を上にして第1の下の層に接着す るときに、通常の曲がりは上向きであるが、一方逆の曲がりは下向きであろう。
本発明は、通常の曲がりが垂直上方にあり、逆の曲がりが垂直下方にあることの 用語において第1に述べられているが、上記用語「通常の曲がり」および「逆の 曲がり」は、たとえば右もしくは左方向の水平の曲がりにおいても同様に適用で きる。
曲がりバランスの概念を理解するためには、第1に、多重層における下方の曲が り、単一の層における逆曲がりおよび重要な逆曲がりが単一層において発生する キュア深さの概念を考慮することが有効である。下向きの曲がりの概念は、曲が りが下向きの方向における建造材料(たとえば、感光性ポリマ)の層に誘起され るということを除いて、上向きの曲がりの概念と同様である。したがって、下向 きの曲がりは、感光性ポリマレジンもしくは他の同様の建造材料の下側の層が材 料の以前に凝固した上側の層と接触して凝固したときに起こる歪みである。材料 の下側の層が流動状態から凝集もしくは固体状態に転移するにつれて、密度の変 化が起こる。密度のこの変化は通常、上記材料の収縮に起因する密度の増加であ る。材料の下側の層が上側の層の材料よりも大きな割合で収縮するとともに、前 に形成された上側の層に同時に接着するので、それは上側の層に充分なストレス を誘起してそれを下方に歪ませることができる。加えて、発熱材料に対し、この 歪みは温度の上昇および層の形成の間の関連する拡大により増大し、冷却および 接着の後に収縮することになる。
多重の下向きの曲がりを誘起する概念は、単一の層において逆の曲がりを誘起す ることと同じである。重要な逆の曲がりは、層の頂部の近くの収縮の割合が底部 の近くのそれよりも小さいようなキュアの充分な深さに対して、(頂部から底部 へ)層を硬化することにより材料の単一の層において達成することができる。
はじめに、材料の収縮が硬化する材料の頂部近くでよりはやく発生するかまたは キュア材料の頂部および底部において同じ割合で発生する。層のキュア深さが増 加するにつれて、層の収縮の割合は層の底部に相対して層の頂部の近くで減少し はじめる。ついに、上記層の底部の近くの収縮の割合および程度が実質的に上記 −の頂部における収縮の割合よりも太き(それにより下向きの曲がりが生じる厚 さに上記層が達する。たとえば、重要な逆の曲がりがほぼ35ミル(mils) のキュア深さにおいて、スイス国、バーゼルのチバ・ガイギーにより製造された XB−5081材料の単一の層において達成されるであろう。
重要な逆の曲がりが単一の層において起こるキュア深さは、利用されている材料 の性質に大きく依存して変化するであろう。層の上部のそれに比較して、層の下 部の材料の収縮する量が充分な係数を有して、層の下向きの歪み(ストレイン) を引き起こす収縮による充分なトルク(ストレス)を印加するような、層のより 高い部分におけるよりも転移材料の層のより低い部分においてより急速に発生す るときに、逆の曲がりが発生する。
いくつかの重要な材料の性質が重要な逆の曲がりが発生するキュア深さに影響を 与えることができる。たとえば、ベール(Beer)の法則により相乗的スティ ミュレーンヨンを大略吸収する感光性ポリマを使用すると、考慮すべき重要な性 質が、とりわけ、相乗的刺激の与えられたタイプに対する材料の透過深さ、その 単位ボリュームの露光に対する単位ボリュームの重合の程度、重合の与えられた 程度に対する単位ボリュームの係数、その単位ボリュームの重合の程度に対する 単位ボリュームの密度、およびその他同様のものを含む。逆の曲がりが発生する キュア深さは、これらの変数の適切に導かれるとともに重み付けされた関数から 理論的に決定することができる。
重要な逆の曲がりが単一の層において発生するキュア深さを決定することにおい て使用される、臨界的な性質、もしくは変数は、材料の透過深さである。材料の 透過深さは、材料の表面の下の異なったレベルにおいて異なったボリュームの要 素で起る差の露光量を書き取る。一つの透過深さがベール(B e e r)の 法則に従う材料の中へ通過される度に、そのレベルにおける露光は1/e1ここ でeは2.7183に等しい定数である、だけ減少する。透過深さが小さければ 小さいほど、材料の与えられた深さにおける差の露光の程度が高(なり、したが ってその上に、差のキュアを有する可能性が高くなる。
逆の曲がりは層の上側の部分と下側の部分との間の転移材料の差収縮に基づくも のであるのて、キュアの割合はこれらの部分の間で異なっていなければならず、 でなければキュアの異なったレベルにおけるキュアの同じ割合に対する収縮が異 なっていなければならない。現在のところ好ましい感光性ポリマについて、測定 は収縮が転移の割合とともに実質的にリニアに起こることを示した。しかしなが ら、ある材料に関して特に最大転移の点に近いときに、転移(たとえば、重合も しくはキュア)において与えられた変化に対する収縮が減少することがまた観測 されている。加えてしかも最も重要なことであるが、転移のより高いレベルが達 成されるほど露光のユニット当たりの転移の割合が減少することが観測されてい る。したがって、与えられた露光に対する転移の異なるレベル、それにより、転 移の異なった割合が生じる、材料の異なったレベルでの収縮の対応するレベルと の間の差に逆の曲がりが支配されることを仮定することができる。
転移の割合は、硬化されている特定の材料の吸収特性および化学的性質を含むい くつかの基準に基づいている。しかしながら、この考察に対する2つの最も重要 な性質は、与えられたボリューム要素上の露光の入射および与えられたボリュー ム要素上に既に起こっている転移のレベルである。上記ボリューム要素が露光さ れるにしたがって、それは転移しはじめる。上記材料が完全な転移の点に近付く につれて、転移の割合が遅(なりはじめる。ついに、完全な転移点に到達すると 、転移の割合が停止する。したがって、より多い露光を受けて完全な転移により 近い単位ボリュームにおけるよりもより少ない露光を受けている単位ボリューム における転移のよりはやい割合を有することが可能である。ベールの法則に従う 材料から層を形成するときに、同じ状況が発生し得る。上記層の上部が完全な転 移の1点に近付(につれて、相対的に未転移のままてしたがって高い転移の割合 を有することができる層の低い下部よりもより低い割合でその転移が進行する。
したがって、一般的に、層の透過深さが小さくなればなるほど、逆曲がりの影響 を見はじめるのに必要なキュア深さが浅くなる。逆曲がりが起こりはじめるキュ ア深さを知ることは、層の厚み、もしくはより特別に、曲がりバランス技術を使 用して物体を建造することにおいて使用する建造の層の厚みの選択を許容する。
一般に、標準的な応用において、建造層の厚みは形成されている物体のすべての 層に対し一定のままである。
以下の議論において、層(たとえば、バランスした層、コアの層もしくはバラン スしている層)もしくは多重の層および同様のものに対する参照は、全ての層も しくは層の単なる部分のいずれかを参照する。曲がりバランスは一般に下向きの 形状の上に層を適用するとともに、下向きの形状は単に層の部分を包囲している にすぎないので、層の一部だけが曲がりバランス技術に関係する。
曲がりバランスの概念は、第1の層(もしくは層のグループ)の間の関係を含ん でおり、第1の層は第2の層(もしくは層のグループ)を有するバランスしたも しくはコア層(たとえば、他の層により曲がりバランスされている層)として作 用し、第2の層はバランシング層(たとえば、他の層においてバランスしている 曲がりである層)として作用する。上記バランシング層は、それが2つの層の間 で最終もしくは正味の曲がりを消去もしくは実質的に減少させるように、上向き および下向きの曲がりをコア層において発生する。バランスした層およびバラン シング層はかならずしも建造層の厚みを使用して形成されないかもしれないが、 それらのキュア深さの結合は、所望の正味のキュア深さ、もしくは多数の建造層 の厚み(たとえば、2枚の建造層の厚み、3枚の建造層の厚み等)である正味の 厚みを生じる。バランスしたおよびバランシング層に加えて、関連する曲がりバ ランスパラメータがある。したがって、キュア深さ、層厚および与えられたバラ ンスした層とともに利用される露光を含む曲がりバランシングパラメータがバラ ンスしたキュア深さ、バランスした層厚およびバランスした露光としてそれぞれ 知られ、そして与えられたバランシング層とともに利用されるそれらはバランシ ングキュア深さ、バランシング層の厚みおよびバランシング露光としてしられて いる。
2つの層がともに曲がりバランスしているときは、実施例は2つの層の実施例と して参照されるとともに、バランシングおよびバランスした層を露光することの 組合せから生じる所望の正味のキュア厚みは2層の厚みである。3層がバランス しているときは、実施例は3層の実施例として参照されるとともに、ノくランシ ングおよびバランシング層を露光することの組合せから生じる所望の正味のキュ ア厚みは3層の厚みである。同様に、我々が任意のより高いオーダの多層の実施 例を考えるときにも、考え方は同じである。しかしながら、多層の実施例の曲が りバランスのときには、いくつかの組合せが所望の正味の厚みを選択するために 典型的に利用可能である。たとえば、6層の実施例では、6層の処理が完了した ときに転移した材料の下側の表面が転移されるべき材料の所望の下側のレベルの 上にあるように、2つの層の実施例がほぼ2つの層の所望の正味の厚みを有して いるので、第1のバランスの2つの層(たとえば、第2および第3層)が望まし い。その後、バランスした層としてほぼ2つの層厚およびバランソング層として 残る層を使用すると、6枚の層が硬化されて6層の最終の所望の正味の厚みおよ び最低および最高の転移した面の所望の配置を得る。与えられた実施例のために 利用可能な組合せの数はここで議論した例の観点により明確になるであろう。
現在のところ好ましい材料、XB 5081は、はぼ7ミル(mils)(0層 0フインチ)の透過深さを有するとともに、はぼ35ミルに逆曲がりの立上りを 示す。逆曲がりの立上りに達するためのこのキュア深さは、曲がリバランシング の2層の実施例に対してこの材料を有用にしており、それでは建造層の厚みがほ ぼ20ミルである。たとえば、この建造層の厚みは、第1の層がバランスした層 (たとえば、それは20ミルの建造層の厚みの代わりに15ミルのバランスした キュア深さを有していてもよく、転移が層の上側のレベルから起る)として形成 されるのを許容するとともに、引き続く層がバランシング層(たとえば、それは 20ミルの建造層の厚みの代わりに40ミルのバランシングキュア深さを有して いてもよく、それては転移は前の層の上側のレベルの上の20ミルである上側の レベルからはじまる)が40ミルの2つの層の厚みに等しい正味のキュア厚みを 形成するのを許容する。括弧で表示されたバランスしたおよびバランソング層が 変化すると仮定すると、2つの層が曲がりの量を消去もしくは実質的に削減する ためにバランスするべきであり、もしも2つの層が単に2枚の引き続(20ミル の層(接着を確保するために第2の層に関連して最小のオー〕くキュアを含む) として形成されていれば、そのようになる。
逆に、現在のところ好ましい材料(7ミルの透過深さを有する)は、5ミルの建 造層の厚みを使用するときに、2つの層の実施例について曲がりバランスのため の満足な材料ではない。もしも、曲がりバランシングの2層の実施例が5ミルの 層に望まれるならば、1−3ミルの透過深さを有する材料を使用することが有利 であろう。
曲がりバランソングの概念は多重の実施例に同じであるけれども、本発明は2層 の曲がりバランソングの実施例に関して始めにアドレス指定される。曲がりバラ ンシングの実施例を考えると、キュア深さもしくは各層の露光は、1)2層の結 合における曲がりをバランスさせること、および2)上側の層の上面から測定さ れたように所望の正味のキュア厚みを転移させること、を含む2つの目的を達成 するために正しく選択されなければならない。曲がりバランスは、バランシング 層を充分深くバランスした層中もしくはバランスした層のキュアの下側のレベル 越えてキュアし、その結果、上向きおよび下向きのキュアがバランスするととも に正味の曲がりが消去されるかまたは実質的に削減されることにより達成される 。
また、バランシングキュア深さが増加するにつれて、バランシング層の幅が広く なるとともに最終物体の形状を歪ませる傾向がある。したがって、バランシング および他の層のキュア深さは、キュア深さ補償手段を等して調整されなければな らないが、そのいくつかは従来技術において周知でセクション1に開示されてい る。
正味のキュア深さの厚みは、3つの方法:1)もしもバランシング層のバランシ ングキュア深さがバランスした層のバランスしたキュア深さの下限を越えて伸び ているならば、上記バランシングキュア深さしたがってその露光は正味のキュア 深さを達成するために使用される、2)もしも正味のキュア厚みがバランシング とバランスした層との組み合された露光により実質的に達成されるならば、その ときには露光の組合せは曲がりバランシングを達成するのと同様に所望のキュア 深さを達成することに考慮されなければならない、および3)もし正味のキュア 厚みがバランスした層のバランスしたキュア深さにより実質的に決定されるなら ば、そのときにはバランスした層の露光は実質的に1層の厚みのキュア深さを与 えるように選択されなければならない、の一つを使用して達成される。ケース1 の例として、もしも一つがベールの法則に従う材料で建造していて重要な単一の 層の逆曲がりが2層の厚みよりもいくらか少ないキュア深さで始まるならば、2 層の厚みの深さにバランシング層を硬化するとともに、1層の厚みよりもい(ら か少ない値でバランスした層に対するキュア深さを選択して下向きの曲がりが上 向きの曲がりとバランスするようにすることが望ましいかもしれない。3つのケ ースのいずれにおいても、所望の露光、プロセスが結局のところ曲がりバランシ ングを達成する露光を生じるように収束するかどうかを決定べ(最初の露光の選 択に基づく反復のプロセスを予セする理論、もしくは所望の目的を達成する必要 な露光を決定するための実験的な技術を利用することが必要である。
与えられた材料および層厚の組合せおよび2層よりも大きい厚みを有する物体寸 法に対して、2層の実施例を使用している曲がリバランソングは不適当であって N11i(ここでNは2よりも大きい)を有する多層の実施例がより適切である ことを示すかもしれない10曲がりバランシングの2層の実施例が効果的である ことに対しで、上記2層に接着される付加の層は上記2層に重要な曲がりを生じ てはいけない。もしも相対的に弱い材料が使用されるなりば、曲がリバランシン グが2層で達成されるかもしれないが、しかし第3もしくは他のより高いレベル の層が組み合わされた層において士向きの曲がりを再び導入するかもしれない。
多層の実施例において、2層の正味のキュア厚さの要求がN層の正味のキュア厚 みにより置換されるが、物体の2つの異なるレベルから材料を露光することによ り達成されるかもじれない、あるいは多層の実施例では、曲がリバランシングお よび所望の正味のキュアrvみが物体の2つのレベル以上て材料を露光すること により工室成することができる。
中に21の厚みである物体の寸法に対し、およびどのような適当な露光の組合せ も曲がりバランシングを達成するために見つけることができない場合には、2層 の厚み領域のいくつかの特別な処理を行なうことが望ましい。2層の実施例を使 用している曲がりバランシングが単に2層の厚みである物体の寸法を達成するこ とができないときには、材料が重要な逆曲がりの徴候なしに2層の厚みに等しい 材料の単一層を形成することができることを仮定することが合理的である。すな わち、上記2層は、単一の層として取り扱われるとともに、結果として生じるキ ュア深さが2層の厚みに等価であるような上記2層のより高いものの上面から領 域の両層を露光するために相乗的スティミュレーンヨンが印加される。換言すれ ば、バランスした層は省略され(たとえば、ゼロバランスしたキュア深さ)ると ともに、バランソング層は硬化されて2層の厚みの所望の正味の厚みを形成する 。
上記のケース1をさらに考えると、バランシング層の上側の部分はコア層の上に 形成して上記コア層の上向きの曲がりを生じ、そして、バランソング層の下側の 部分はコア層の下に形成してコア層の下向きの曲がりを生じる。曲がりが実質的 に削減されるかまたは消去される点にコア層の上向きおよび下向きの曲がりがバ ランスすると、曲がりバランスが発生する。この概念は、図47および47aに 図示されたモデルを参照して最もよく説明される。
図47は物体の2つのステレオリトグラフ状に形成された層のモデルを図示して いる。第1の層は(図示しない)適当な手段により支持されている。上記2層は 、引き続いて互いに硬化され、建造層厚1を有する第1の層LAは、建造層厚1 をまた有している第2の層L8に接着する。すなわち、第1の層LAが硬化され ると、上記SLAがエレベータプラットホームを層厚1に等しい距離低くすると ともに、第2の層L!1が硬化されてオーバキュアd。を含むキュア深さに硬化 されて第1の層LAへの接着を確保する。点線により示されているように、第1 の層LAは、第2の層L8GA収縮するにつれて上向きに曲がるであろう。曲が リバランンングの概念を使用して、図47の2層は、キュアにより生じる歪みが 実質的に図47aに示すように削減されるかまたは消去されるように、互いに関 して硬化される。
詳細は図47aに戻って、図47aの物体が曲がりバランシングを使用して形成 さ第1でいることを除いて、図47ど同じ物体の2つのステレオリトグラフ的に 形成された層の第2のモデルが図示されている。図47aの建造厚みはまた1に 等しい、第1の層LAはバランスした層Lsoとして選択されるとともに、第2 の層はバランシング層L□、として選択されている。第1の層LAの硬化された 部分はキュア深さdAに硬化され、それはまたバランスしたキュア深さd @1 1である。
第1の層LAがキュア深さd8+、(たとえば、ここてdsn<1)に硬化され た後、2*1に等しい層厚を形成するバランソングキュア深さd8.(たとえは 、ここで、d、、m’>1)であるキュア深さdllに、第2の層L!1が硬化 される。換言すれば、上記第2のIL、(バランシング層L ea)が、第2の 層り、による第1の層LAの上向きの曲がりがLeによるT−Aの下向きの曲が りにより実質的に打ち消されるように、全ての第1の層LA(バランスした層り 、D)を超過に硬化する。したがって、第2の層LBは、第1の層LAの前に硬 化された部分の上に上側の領域I8uを含むとともに、第1の層LAの前に硬化 された部分の下に下側の領域LllLを含む。上側領域L suが第1の1LA に関して収縮するとともに接着すると、それはその上に上向きの曲がりを誘起し 、ている第1の層LAに上向きのトルクを発生する傾向を生じる。同様に、下側 の領域LRLは第1の層L^の硬化された部分に関して収縮するとともに接着す ると、それはその上に下向きの曲がりを誘起している第1のIiL、の硬化され た部分に下向きのトルクを発生する傾向を生じる。互いに対して第1の層LAの この硬化された部分て上向きのトルクおよび下向きのトルクをバランスさせるか または作用させることにより、層の正味の曲がりが実質的に削減するかまたは消 去することができる。
この記述はケース1の場合に適用する。したがって、バランスした層のバランス した露光およびバランスしたキュア深さは、2層の厚みに等しい正味のキュア深 さとなる適当なバランシング露光を与えられるバランシング層によりバランスさ れるように指定される。この場合、ベールの法則に従うかまたはほぼ従う材料が 使用される。適当なバランシング露光は実質的に、前に硬化された領域LAがあ ったかどうかにかかわらず2層の厚みのバランソングキュア深さを達成するため に要求されるそれである。バランソング層Lllの適当なバランシング露光は、 前の露光による材料の吸収特性の変化による以前に露光された領域LAを考慮に 入れなければならない。
前に述べたように、バランソング層LBGに関してバランスした層LBDを硬化 するために必要とされる曲がりバランシングパラメータの値もしくは大きさは、 使用されている感光性ポリマの材料の特性、相乗的スティミュレーション、およ び層厚により第1に決定される。感光性ポリマの材料および相乗的ステイミュレ ーションの組合せに対して、いくつかの受入れ可能な建造層の厚みが利用できる 。
これらの層厚の領域は曲がリバランンングの過程で利用することができるととも に、各材料の各建造層の厚み1に対して、キュアを実質的に削減もしくは消去す るために利用することができる曲がりバランシングパラメータの値の範囲がある 。
この値の範囲および適当な露光パラメータは最適曲がりバランシングパラメータ として表されるとともに、SLAにより利用される各感光性ポリマに対してSL Aの制御コンピュータにストアされる。
最適曲がりバランソングパラメータは、重要な逆曲がりが起こり始めるキュア深 さもしくは感光性ポリマの単一の層の単一の厚みに関する知識を含む経験と理論 の両方により決定することができる。
最適な曲がリバランシングパラメータを経験的に決定するために、一連のテスト 部品が、バランスした層厚18D、バランシング層厚18a、およびバランスし たキュア深さd、。を含む予め決められるかもしくは与えられたパラメータを使 用することにより形成される。試験部品はそれから各試験部品に適用される変化 するバランシングキュア深さd=c(たとえば、1,6・・・1.51sc・・ ・21 、、)で建造される。たとえば、建造層の厚み1に対して、第1のバラ ンスした層L eo+は、バランスしたキュア深さd 101を有する特定され または予め決定されたバランスした層厚18o1を有する支持部に対して硬化さ れる。バランシング層厚1 acを有する特定されるかまたは予め定められたバ ランシング層L scはそれから、第1のバランノングキュア深さd BG i Xlの領域であるバランシングキュア深さd、。1を使用して第1のバランスし て層LIIDに硬化されるとともに接着される。同様に、バランソングキュア深 さdic(X・・・X、)を次第にもしくは増加して変化させて、付加の一連の 試験部品が異なる予め定められた値]、 BIl+ d BD、および]、BG を使用して引き続いて形成される。結局、種々の値1 nor d BDおよび 1 scに対するバランシングキュア深さdic(x+・・・xjの領域から、 種々の値I Rrh d IDおよびI BGに対する最適の曲がりバランシン グの結果を達成するためのバランソングキュア深さの最適範囲を抽出することが できる。もしも、所望のバランシング層厚16およびバランスした層厚IIl+ 、が周知である(たとえば、両方が5ミルまたは両方が20ミルまたは一方が1 0ミルで他方が5ミル)ならば、そのときは、バランシング露光およびバランス した露光をそれぞれ変化させることにより、単にバランシングキュア深さおよび バランスしたキュア深さを変化させて、そして正しい正味のキュア享みを生じる とともに曲がりの適当な削減を示す適当な値を決定すればよい。これらの適当な キュアパラメータ(すなわち、深さ関係もしくは露光関係)はそれから、ステレ オリトグラフィ技術により建造されている部分の層の適当に決定された層もしく は部分に建造過程の間に適用することができる。これらの領域は、5LICEタ イプのプログラムもしくは米国特許出願第331,644号もしくは同時出願さ れた「ブーレアン レイヤ コンバリスン スライス」と題する米国特許番号第 07/606.191号に開示されているような同様のものにより決定すること ができる。もしも既になされていないならば、同様のアプローチがほかの曲がり バランシングパラメータを決定するために使用することがてきる。その手続は他 の曲がりバランシングパラメータがデータから抽出されることを除いて同様であ る。
曲がりバランシングのためのキュア深さはまた、臨界露光、浸透深さ、露光に対 する重合の程度、重合の程度に対する収縮、収縮もしくは重合に対する係数、お よびバランスした層の重合のような周知の材料の特性に基づいて理論的に決定す ることができる。
詳細は図48に戻って、曲がりバランソングの方法および装置を使用してステレ オリトグラフによる建造を受ける物体が示されている。簡単のためおよび図49 a−49dに示されているように、上記物体は固定の建造層厚1を有する4層L 1.L2.L3およびL4を含んでいる。
各層は上に向いている面と下に向いている面を含んでいる。もしも下側の面もし くは層の下側の面の一部がほかの隣接する層により下から境界を接していないな らば、そのときはそれは下向きの領域DFとして規定される。たとえば、図49 a−49dにおいて、第1層り、は下向きの領域DF、を有しているが、それは (図示しない支持構造を除いて)その下のいかなる層にもそれが接着しないから である。同様に、第2の層L2が下向きの領域DF2を含んでおり、それは第1 層L1を通過し、したがって下側の層により境界がつけられない。
一旦、各下向きの面もしくは領域が同定されると、それらの各々の層のこれらの 下向きの領域がポテンシャル曲がりバランス層PCBとして選択される。図49 a−496に図示されているように、図べての第1の層り、を含む下向きの領域 DF、および第1の層L1の上に伸長する第2の層L2の部分を含む下向きの領 域DF2を含む物体の2つの下向きの領域がある。
一旦、下向きの層もしくは領域がポテンシャル曲がりバランス層PCB (たと えば、DF、: PCB、、およびDF2:PCBS)として同定および分類さ れると、それらはどの下向きの領域がそれらの上の第2の領域を持つかを決定す るためにさらに分類される。これらの下向きの領域はそのとき曲がりバランスし た層もしくは領域L 8oとして表示される。したがって、下向きの領域DF2 は曲がりバランス領域しい、として選択される。曲がりバランスした領域L e o2の上の第3の層L3の部分は曲がりバランシング層もしくは領域Lac3と して表示される。
下向きの領域DF、が物体の第1の層L1であるので、それは支持部に硬化され て曲がりバランスした領域としてそれを表わすことは不要である。上記支持部が (図示しない)エレベータのプラットホームに取り付けられているので、この層 は適切にキュアに抵抗することができ、それにより曲がりバランシングは一般的 に不要であろう。しかしながら、もしも曲がりバランソングがこの層に望まれる ならば、その層は(図示しない)曲がりバランスした層L eolとして取り扱 われ、(図示しない)上記しIDlの上の層2の部分は(図示しなLつ曲がリハ ランンング領域L Bc2として取り扱われる。
いくつかの理由のためにステレオリトグラフィを使用して物体を建造するときに は支持物が要求される。第1に、第1の層L1に関して、エレベータのプラット ホームに建造されている物体のベースを取着もしくは固定するために支持物が必 要である。第2に、下向きの領域DF2が一部の建造の過程て起こるかも知れな い損傷から物体のその領域を保護するべく建造されるように、物体の支持されて いないもしくは下向きの領域を取着もしくは固定するために支持物が建造されて もよい。たとえば、上記物体がコーティングの過程で建造材料に関してかなりの 大きさの上向きおよび下向きの運動を受けてもよい。したがって、上記物体およ び、最も顕著に下向きの領域D F 2は、制動、ベンディング、歪み、もしく はそれらが正しく固定されないならば物体の支持されない領域を単に不整列にす ることができる力を受ける。第3に、支持物は曲がりにより歪むような物体の領 域を拘束するか強固に支持することが要求される。上記した3つの場合の各々は かなりの支持物を要求する。しかしながら、第3の場合は特に重要で、しばしば 池の支持物よりも多くの設計上の考慮を要求する。最初の2つの場合は、大まか に配置された一般的な支持物により一般的かつ適切に取り扱われる。しかしなが ら、たとえば、物体のコーナ部分は曲がりに対する第1の目標であり、したがっ て、それらが歪まないように特別に配置された支持物を典型的に要求する。しか しながら、上記コーナ部の位置および向きは物体に依存して支持物の設計を困難 にする。その結果、曲がるコーナ部のように拘束領域を支持する設計は時間を多 く必要とする。本発明の方法および装置によれば、曲がりは支持物のための要求 を削減していることにより削減される。したがって、要求されるファイルのサイ ズは、CADの設計時間および建造時間の一部がまた削減される。
(以下余白) 一旦、種々の層と領域が識別されるか又は分類分けされたならば、図49a〜4 9dの3次元物体は、カールの釣り合いがとれた層領域(curl、 bala nced 1ayer region) LBD2とカールの釣り合いをとる層 領域(curl balancing 1ayer region) Lsc3 として指定された領域にあるのを除いて、標準ステレオリソグラフィの露光を使 用して一層ずつ建造する。カールの釣り合いがとれた層領域L BD2とカール の釣り合いをとる層領域LBG3に関連した新しい露光は、所定の建造層の厚さ llICと1゜と結びつけて使用される材料に関連する他の情報に加えて、最適 なカールの釣り合いがとれるパラメータの予め記憶された情報に基づいて、予め 決定されている。
図49a〜49dの物体を建造するとき、物体の支持体は、エレベータブラ・ソ トフォーム(elevator platform)に取り付けられて形成され ている。その後、上記層Ll−L2.L3.L4は互いに支持体に接着して連続 的に形成される。次いて、各層は、建造層の厚さlまで硬化されるか、又は、硬 化される領域がカールの釣り合いをとるために指定されてしまわないかぎり、標 準ステレオリソグラフィの手順によって、超過して硬化させる(over cu re)所望分だけ加えた建造層の厚さまで硬化させる。一般に、各層に適用され る波長は、基準層か又はカールの釣り合いをとるために指定された層かにかかわ らず上記層を硬化させる工程において一定に保持されているとともに、上記露光 は種々の硬化深さを得るために変化させられる。
しかしながら、放射線の波長は、カールの釣り合いをとるのに適用されるとき、 有利に利用することもできる。例えば、多重波長が、異なった建造層の厚さを変 えるために、単一の材料において多種又は多様な透過厚さを得るのに適用するこ とができる。同様に、放射線の多様な波長は、上記カールの釣り合いをとる層又 は釣り合いがとれた層を変形させるために利用することもできる。すなわち、上 記釣り合いがとれた層を変形させるために短い透過度を有するものと、上記釣り 合いをとる層を変形させるために長い透過度を有するものとの2つの異なった波 長を使用することも有利である。
図49a〜49dにおいて上記波長が一定に保持されていると仮定すると、第1 層り、は層の厚さlに等しい深さdまで硬化させられる。好ましくはないが、通 常なされるものであるけれども、上記第1層り、を上記エレベータプラットフォ ームの支持体に接着させるのに十分な過剰硬化深さくovercure dep th)もまた与えられる。好ましいアプローチは、上記第1層り、に層の厚さの 硬化深さを付与し少なくとも第1層と関連した支持体の少な(とも1つの付加層 (過剰硬化を含む)を建造することによって上記支持体に確実に接着させること である。次いで、上記エレベータプラットフォームが、上記層の厚さ1に等しい 正味の増加分の距離だけ相対的に低下して、上記第2層L2が塗布され硬化され るのを許容する。
上記第2層L2は、第1領域L2Aと上記カールの釣り合いがとれた層領域Lm n2を指定した第2領域とを含む異なった露光を必要とする2つの領域に分類さ れる。
従って、上記第2層L2は、標準ステレオリソグラフィのカール深さと第1領域 L□のための露光と、L2釣り合いがとれた層領域L sa2のための釣り合い がとれた層の露光と釣り合いがとれたカール深さdlloとを使用しつつ硬化さ れる。従って、上記第2層L2の上記第1領域l−2Aは、第2層L2を第1層 L1に接着するのに十分な過剰硬化深さd。を加えた上記層の厚さIB+、(こ こでは] ID= 1 )に等しい深さdまで硬化される。しかしながら、相乗 的スティミュレーションにより上記カールの釣り合いがとれた層領域Lno2を 硬化するとき、上記露光が、材料を硬化深さdまて変形させるように計算された 露光から、上記層の厚さ1以下となることがある釣り合いがとれた硬化深さd  IIDまで材料を変形させるように計算された&’Jり合いがとれた露光まで変 わる。釣り合いがとれた硬化深さdsDと釣り合いをとる硬化深さd BGの種 々の組み合わせのいくつかの例が、図49a〜49dに示されている。上記カー ルの釣り合いがとれた層領域L sa2がウェブまたは同様なものて支持される ことができる。上記カールの釣り合いがとれた層領域L14.2は硬化されにく いものであるが、可能な限り小さな硬化深さのために相対的に弱くなることがあ る。従って、一般的な支持構造が役に立つことがある。
また、第3層L3は、第1基準領域L3Aと上記カールの釣り合いをとる層領域 L sc3を指定した第2領域とを含む2つの領域に分類されている。上記第1 領域LaAは基準層として硬化される。この基準層は、層の厚さIB、(ここで はl BO=1)と、上記第1領域L3Aを上記第2層L2に接着させるように (もし可能ならば)適当な過剰硬化深さdoを加えた層の厚さ1+10に等しい 硬化深さdとを有している。レーザ又はそれと同様なものにより上記カールの釣 り合いをとる層領域L BG3を硬化するとき、釣り合いをとる硬化深さd @ cまで上記硬化深さdを増加させるのに、適当な露光まで露光を変える。この釣 り合いをとる硬化深さd scは、図49a〜49dの例に示されたように、上 記第2層L2(d、G≦21)に加えた第3層L3の厚さ以下であることがある 。しかしながら、それは、L3Aにおいて単に接着目的のために使用された露光 を超えるものである。
図49a〜49dを詳しくみると、種々の異なった釣り合いをとる硬化深さと釣 り合いがとれた硬化深さの1つが必要とされており、それは、材料の特性と利用 される建造層の厚さによって決まる。図49aにおいて、カールの釣り合いをと ることは、上記建造層の厚さ1未満の釣り合いがとれた硬化深さdllDと、上 記釣り合いがとれた層の厚さ18.と上記釣り合いをとる層の厚さ] saとを 加えたものに等しいものであって上記固定された建造層の厚さの2倍である釣り 合いをとる硬化深さdec (d@a=lic+LIll=21)とを使用して 達成している。
図49bにおいては、カールの釣り合いをとることは、上記層の厚さ1に等しい 釣り合いがとれた硬化深さdll[+と、上記建造層の厚さの2倍21に等しい 釣り合いをとる硬化深さdecとを使用して達成している。
図49cにおいては、カールの釣り合いをとることは、上記層の厚さ1に等しい 釣り合いがとれた硬化深さdIIDと、所定の材料に対する基準接着過剰硬化厚 さdoに加えた1つの建造層の厚さlを加えたもの(1+d、)より大きいが上 記建造層の厚さの2倍21未満である釣り合いをとる硬化深さd、loとを使用 して達成している。
図49dにおいては、カールの釣り合いをとることは、1つの建造層の厚さ1未 満の釣り合いがとれた硬化深さd BDと、1つの層の厚さ1より大きいが上記 建造層の厚さの2倍21未満であって組み合わされた露光により21に等しい正 味の硬化摩さとなる釣り合いをとる硬化深さdecとを使用して達成している。
最後に、上記第・1層L4は、第4層L4を第3層L3に接着させるのに十分な 過剰硬化d。と層の厚さlに等しい硬化深さdとを加えたものまで、基準層とし て、硬化させられる。3次元物体の複雑さにより、釣り合いをとる層と釣り合い がとれた層のそれぞれを持つ多数のカールの釣り合いをとる領域がありえる。さ らに、物体の同一の層又は横断面の異なった部分は、釣り合いをとる層と釣り合 いがとれた層と(7て機能することができる。単純な例は、10個の横断面すな わち層L1〜Llに分類された3次元図形又は物体を示す図50に描かれている 。そこには、2つのカールの釣り合いをとる領域CB、とCB2とがある。第1 のカールの釣り合いをとる領域CB、は、層り、のある部分において釣り合いが とれた層L8゜4と、lL5のある部分5Aにおいて釣り合いをとる層L sc 5とを有している。第2のカールの釣り合いをとる領域CB2は、層L5のある 部分5.において釣り合いがとれた層L IDsと、層り、のある部分において 釣り合いをとる層LllG6とを有している。よって、第5層り、は、釣り合い をとる層として機能する部分5Aと、基準層として機能する部分5@と、釣り合 いがとれた層として機能する部分5cとを有している。
本発明の第2実施例は、一度に3以上の層のカールの釣り合いをとることができ るものである。第2実施例は、任意の層の厚さに適用できるけれども、この実施 例は、特に、利用される上記建造層の厚さlが相対的に薄いときに役に立つもの である。この利点は、薄い層は通常は相対的に弱いという事実から生じ、さらに 、2つの層の実施例と関連したカールの釣り合いを達成するように上記材料と相 乗的スティミュレーションとが不適当に組み合わされた状況から生じている。
上記2つの層の実施例がたとえ実施されたとしても、3層又はそれ以上の高い層 が標準的な技術を使ってそれらの上で変形させるとき、ある釣り合いがとれた層 では、なおも、相対的に弱い組み合わされた強度を有し、それによりカールが生 じている。従って、2層の厚さより大きいものであって付加層の次の標準的な適 用から生ずる任意のひずみ応力に耐える網状の構造に結果としていたるカールの 釣り合いをとる技術を適用することがより適当である。
図51を詳しくみると、物体は、大略CBで指定されたカールの釣り合いをとる 領域を含む7層L1〜L7を有するように図示されている。カールの釣り合いを とる領域CBは、多層構造か、すなわち、より詳しくは、3層のカールの釣り合 いをとる実施例に従って変形される3層構造である。この実施例は図51Aと図 3〜9Bに示されており、カールの釣り合いをとるように3層の実施例を変形さ せるサンプルとしての方法を示している。基準層と領域を建造する方法が上記3 層の実施例に向けられているので、解説はカールの釣り合いをとる領域CBに限 定される。単純化するため、カールの釣り合いをとる領域CBに図示された3〜 5層L3〜L5の部分が完全な層として取り扱われる。
3層の実施例においてカールの釣り合いをとるいくつかの方法がある。それらの 総ては、それぞれ釣り合いをとる層及び釣り合いがとれた層並びにそれらの関連 した硬化深さと露光を同一化することを要求している。図51aに示されたよう に、もし2層の実施例がカールに耐えるのに十分な強さがあるのであれば、3層 領域CBのカールの釣り合いをとるための単一の解決策は、第1実施例において 記載された任意の方法を使用して(例えば2層の実施例を使用して)第3層L3 と第4層L4とのカールの釣り合いをとり、そして、第4層L4(又は釣り合い をとる層LIlc4)の上面の第5層L5を、第5層L5に接着するように十分 な過剰硬化d。て基準硬化深さd、まで硬化させる。
他のアプローチとしては、図51bに示されるように、第3層り、の任意の初期 変形を回避し、カールの釣り合いがとれた層として第4層L4を取り扱い、ds D4(ここでは、d BD4≦21)の硬化深さを付与し、カールの釣り合いを とる領域として第5層L5を取り扱い、dllc、5(ここでは、D@c、=3 1)の硬化深さを付与することを含んでいる。代わりに、第3層L3と第4層L 4のカールの釣り合いがとれた部分又は釣り合いをとる部分を変形させるのに対 比して、これら両方の層は回避されて、第5層L5は、3層厚さく図示せず)に 等しい硬化深さまで単−の層として硬化させることができる。
図51cを参照する払所定のカールの釣り合いをとるパラメータに依存する別の 実施例が、3層全部にカールの釣り合いをとる技術を適用するカールの釣り合い 領域CBに対するものである。よって、第3層L3は、釣り合いがとれた硬化深 さd RI13を有する釣り合いがとれた層L sagを最初指定しており、釣 り合いをとる硬化深さd864を有する釣り合いをとる層り、64を最初指定し ている第4層L4に関係して硬化される。状況により、上記2層はほぼカールの 釣り合いがとられるが、所望の硬化深さに合わない正味の(net)硬化深さを 有することがある。この組み合わされた層は第5層L5の露光によってカールの 釣り合いがとられ、よって、釣り合いがとれた層L (L=64 LII、3)  Iloとして指定される。従って、第5層L5は、釣り合いをとる層L BG 5として指定され、上記3層においてカールの釣り合いがとられるようにカール の釣り合いがとれた層L (L BG4 L 、D3)、に関係して(例えば、 3層の厚さに等しい)釣り合いをとる深さd、65まで硬化される。
図52に第3実施例が示される。この図52は、16層に分けられていることを 除いて図49.51に示された物体と同様な物体を図示している。種々の領域を 同一化するため、図49.51において説明されたのと同一の検討が最初になさ れる。よって、第7層L7は下向きに向けられた(downfacing)面D F、を有している。下向きに向けられた面DF、の上の第7〜12層L7〜LI 2を含む6層があるので、多様なカールの釣り合いをとる実施例が可能である。
この例ては、カールの釣り合いをとる4層の実施例が使用されている。
カールの釣り合いをとる4層においては、カールの釣り合いがとれた層L BD とカールの釣り合いをとる層Lgcとを定義することが要求される。もちろん、 先の複数の実施例に図示されたように、多層のカールの釣り合いをとる実施例に 含まれた層の数が大きくなればなるほど、利用てきるカールの釣り合いをとる選 択の数が大きくなる。カールの釣り合いを取る手順は、(釣り合いがとれた層と 釣り合いをとる層を決定することを除いて)すべての実施例において同一である ので、多くのこれらの変形例は4層の実施例に単に特定しているにすぎないもの であり、種々の組み合わせを図示する。
カールの釣り合いがとれた層が、他の層が連続して形成されるときカールに耐え るのに十分に強いものであるならば、最初の自明のカールの釣り合いをとる変形 例は4層未満の層を有する実施例を利用するものである。例えば、もし3層の実 施例が、材料の前もって変形した3層の厚さ以上まで(標準的な技術を使用して )第4層が変形させられるとき、カールに耐えるのに十分な強度の構造を生み出 すものであるならば、図51に関して解説された任意の技術は、図52の物体に 対してカールの釣り合いをとる方法を実行できるようになる。すなわち、層L7 〜L9は3層の実施例のカールの釣り合いをとる変形例の1つを使用してカール の釣り合いをとることができる。そして、第10層LIOは第9層り、まで変形 させることができる。同様に、もし適切ならば、第7層L7と第8層L8との釣 り合いをとり、それから第9層L9と第10層LIOとを変形させるように標準 的な技術を使用するのに、2層の実施例のカールの釣り合いをとる技術が適用で きる。
他のアプローチとしては、カールの釣り合いをとる技術と他のカールを減少させ る技術との組み合わせを利用することもまたできる。
特に、4層の実施例については、第9層を釣り合いがとれた層L soeとして 指定することができ、■より小さい釣り合いがとれた硬化深さd 8層gから3 1まで(例えば、Q<dsoe≦31)の任意の値まで硬化させることができる 。次いで、層LIOは、もちろん、上記解説されたようにカールの釣り合いをと るパラメータにより、21より大きい値から41までの範囲(例えば、21<d sa+o≦41)にあることがある釣り合いをとる硬化深さd ect oを有 する釣り合いをとる層L BG、。である。これらのガイドラインを使うことに よって、種々の層が同じものとして取り扱われる(identify)とともに 上記SLAに入力されて、変形が開始される。
第7層から第9層L7〜L、の最初の部分(カールの釣り合いをとることの無い 部分)が、標準ステレオリソグラフィの手順とパラメータを使用して連続的に硬 化される。走査レーザに関して、第7層のオーバーハングした又は下向きに向け られた領域と第8層のオーバーハング領域とが、レーザが第9層り、に達するま で、向けられることはない。言い換えれば、このアプローチでは、第7層L7の 下向きに向けられた部分の上の第8層L8の部分と同様に第7層L7の下向きに 向けられた部分も、標準的な露光を使用して硬化される第7層又は第8層のカー ルの釣り合いをとることの無い部分の変形に関連して変形はしない。最初に、第 9層り、の第1部分が標準的な露光を使用して硬化される。次いて、露光を、釣 り合いがとれた層L BD9を釣り合いがとれた硬化深さd sagまで硬化さ せるための釣り合いがとねた露光に変える。次いて、レーザは、標準ステレオリ ソグラフィの露光を使用してそれが釣り合いをとる層1+lll:IQの始めの 部分に達するまて第10層の第1部分(カールの釣り合いをとることの無い部分 )を硬化する。次いて、レーザをカールの釣り合いをとる露光まで変えて、釣り 合いをとる層L llCl Oを釣り合いをとる硬化深さd echoまて硬化 させて、この例では、図49から伝わってくるように、第7層から第10層まで の組み合わされた層の厚さくすなわち、1、−4− ] 8+ l g+ 1  +。=41)に等しいものである、釣り合いをとる硬化深さd scl。を得る 。次いて、残りの層は、物体が完全に建造されるまて、榎準ステレオリソグラフ ィの手順又は必要に応じてカールの釣り合いをとる手順を使用して硬化される。
もちろん、こねは、上記4層の実施例が、第11層LIIと第12層L1□とに よって引き起こされたカールに耐えるのに十分な強さをもっていると仮定したも のである。他のカールの釣り合いをとる実施例は、もちろん、利用でき、この分 野の軌練者にとって明白である。
さらに、カールの釣り合いをとる技術の記載が垂直方向上向きのカールに関して なされるけれども、部分が上下逆さまに建造されるときの下向きのカールと、部 分が横に建造されるときの横のカールと、種々の形の水平方向のカールすなわち 変形した材料のラインが単一の層において互いに接触して形成されるとき建造軸 に垂直な平面でのカールとを含む他の形のカールに適用することもてきる。例え ば、垂直方向の層の平面図を示す図53に示されたように、コアすなわち釣り合 いがとれたラインAIDが、相乗的スティミュレーションのきっちりと焦点を合 わせたビームを使用して変形させられる。
その次に、釣り合いをとるラインB pcが、焦、点が合っていないビームを使 用して変形させられることによって、第1部分B BCilと、一点鎖線によっ て示されたように水平方向のカールの釣り合いをとることができる第2部分B  nczとを有する、変形された釣り合いをとるラインを形成する。代わりに、図 54に示されたように、上記釣り合いがとれたラインABnのいずれか1つの側 面が、変形した領域1. 2. 3.4によって示されたように連続的に変形さ せて、釣り合いをとるラインBecを形成することができる。よって、上記釣り 合いをとる層Bncの端部に到達して最後の領域Nが変形されるまで、上記釣り 合いがとれたラインA0のいずれか1つの側面が連続的に変形される。
この明細書において以前記載したように、単一の材料と相乗的スティミュレーン ヨン源の組み合わせが、種々の層の厚さが物体を形成するときに使用されるとき ても、カールの釣り合いをとるのを効果的に実行するのに使用することができる 。この材料と相乗的スティミュレーション源の組み合わせは、2層の実施例又は 多層の実施例において使用して、所定の層の厚さに対してカールを最も効果的に 除去することができることがある。代わりに、特別な実施例(例えば、2層の実 施例)に単一の材料を適用する範囲は、上記材料とともに相乗的ステイミュレー ションの異なった透過度を利用することによって、大略増加させることができる 。例えば、所定のUV硬化可能な材料が、1つの波長をもつ長い透過度と、他の 波長を持つ短い透過度とを有することもできる。上記長い透過度は、相対的に厚 い層を有する2層の実施例に適用することができる一方、上記短い透過度は、相 対的により薄い層を有する2層の実施例に適用することができる。よって、もし 所定の材料が、第1の波長を持つ7ミル(miles)の透過度と、第2の波長 を持つ1〜3ミル(miles)の透過度とを有するならば、この材料と第1の 波長は、20ミルの層の厚さに効果的に適用することができる一方、上記材料と 第2の波長は5又は10ミルの層の厚さに効果的に適用することができる。
さらに、上記釣り合いがとれた層及び釣り合いをとる層が異なった透過度を使用 して硬化させることができる他の実施例を考え出すこともできる。例えば、上記 釣り合いがとれた層が短い透過度の放射線で硬化させることができて、より固く することができる一方、長い透過度の放射線を使用して上記釣り合いをとる層が 硬化させられて、(カールの釣り合いをとる効果が残っている限り)より早く所 望のカールの深さを得ることができる。適当な波長と硬化パラメータの決定は、 先に解説された経験的な又は理論的な方法によって簡単に得ることができる。こ こでは、上記透過度は変数の1つでもある。
これらの釣り合いをとる技術は、ステレオリソグラフィで部品を建造するときカ ールを除去するか又は減少させるように効果的に適用されつる。ここまでは、上 記カールの釣り合いをとる技術が、3次元物体を複数の層にスライスしつつ、ス テレオリソグラフィの工程において実行されうるように記載されてきた。しかし 5ながら、カールの釣り合いをとる上記の方法が上記工程において種々の点で実 行することができるということを理解することが重要である。
特別な形状と大きさを有する物体の設計は、CADシステムのデータのような物 理的設計、物理的モデル、又は精神的なイメージによって表すことができる。
この初期設計は、物理的に物体を製造するか又は再生するのに使用されるであろ う方法にほぼに基づいたものではなく、従って、製作のために変更されることが ある。例えば、物体を形成するときに使用すべき上記建造層の厚さよりすべての 垂直方向の形状が大きくなるように上記設計を変更することがある。本発明に関 しては、カールの釣り合いをとる方法を実行するため元の設計を変更することが ある。例えば、カールの釣り合いがとられるべき下向きに向けられた形状として は、所望の位置の」二の1以上の層を上方に移動させることができる。そして、 同等の形状としては、変更された下向きに向けられた形状の位置の上の1つの層 を作り出すこともできる。次いで、上記変更された下向きに向けられた形状によ り釣り合いがとれた層の露光と硬化深さとを与えることができる一方、上記同等 の形状により釣り合いをとる層の露光と硬化深さを与えることができる。ここに おいて、元の物体の設計の適当な垂直方向の位置に位置している上記下向きに向 けられた形状をなす硬化深さを上記組み合わされた露光によりもたらす。そのよ うな変更は、本発明の方法及び装置内に含まれるべきものである。
ステレオリソグラフィの方法では、建造設計において物体の設計を変更すること ができ、従って物体を形成するために使用される個々の横断面にスライスできる 。横断面にスライスする間又はスライスした後における変更はカールの釣り合い をとるためになすことができる。そのような変更の例は先に記載されている。
これらの変更は、カールの釣り合いをとる領域の所望の変化又は分離を案内する ようにプログラムされたコンピュータ又は同等のものによって達成することがで き、従って、それらは本発明の方法と装置の範囲内に入るものである。
(元のデータセットからカールの釣り合いをとるための偏りをもって又は偏り無 しに)形成されるべき物体に対応する横断面データ又は物体パラメータ情報を形 成した後、建造するプログラムによってステレオリソグラフィにより物体を作る ことができる。さらに、上記データ又は物体パラメータを変更又は操作すること により、物体の形成におけるカールの釣り合いをとる方法をもたらすこともでき る。そのような操作は、露光パラメータの仕様と制御、又はカールの釣り合いが とれた領域又はカールの釣り合いをとる領域として取り扱う領域を決定すること も、含むことができる。
要するに、本発明のカールの釣り合いをとる方法の範囲は、元の物体の設計に対 する変更(すなわち、所望の物体の形状からの変更)から物体の建造工程中の変 更までを含んでいる。本発明のカールの釣り合いをとる装置の範囲は、元の物理 的(CAD設計又はそれと同等のもの)物体の設計を変更する装置からカールの 釣り合いをとるパラメータを使用して物体を建造する装置までを含んでいる。
本発明の好ましい実施例は、上向きに向けられた形状の表面欠陥を補充すること と下向きに向けられた形状の表面欠陥を補充することを識別するものである。
上向きに向けられた形状と下向きに向けられた形状はWO39/10256によ り詳しく記載されている。簡単に言えば、複数の構造層で建造された物体におい ては、[上向きに向けられたJ (up−facing)という用語は、第2の 構造層の上面の延長領域と、第2構造層の上に位置した隣接する第1構造層の端 部とによって境界をなす物体表面のある領域であって、上記第2構造層の端部が 上記延長領域によって上記第1構造層の端部を越えて延びている領域に関するも のである。
「下向きに向けられたJ (down−facing)という用語は、第2の構 造層の下面の延長領域と、第2構造層の下に位置した隣接する第1構造層の端部 とによって境界をなす物体表面のある領域であって、上記第2構造層の端部が上 記延長領域によって上記第1構造層の端部を越えて延びている領域に関するもの である。下向きに向けられた領域と上向きに向けられた領域の上記定義は、この 出願の必要のためのものであるが、しかしながら、一般には、下方から境界が定 められない1つの層の任意の領域が、下向きに向けられた領域であり、同様に、 上方から境界が定められない1つの層の任意の領域が、上向きに向けられた領域 である。
下向きに向けられた形状の表面欠陥の取り扱いについて、まず、扱う。図56a 〜56eのすべてが、下向きに向けられた形状での表面欠陥を補充する補充層を 形成する種々の方法を図示している。これらの図のそれぞれにおいて、同じよう な要素は同じような番号がつけられている。特に、短い第1構造層は806、第 2構造層は805、第1構造層の端部と第2構造層の端部はそれぞれ806′と 805’ 、第2構造層の下面の上記延長領域は識別する8051の参照番号が つけられている。上記表面欠陥は、物体の表面の下向きに向けられた領域と物体 を表示する包絡面(envelop)との間の偏りを含んでいる。物体の表面の 下向きに向けられた領域は、第2層の延長領域805”と第1層の縁806°  とによって境界をなしている。上記偏りは、順に、物体の表面のこの下向きに向 けられた領域と物体を表示する包絡面810とによって境界をなしている。
本発明のひとつの特徴は、表面欠陥を少なくするように薄い補充層を使用するこ とである。上記表面欠陥を少なくするように付は加えられた薄い補充層は、80 7a、807b、807cの参照番号がつけられている。図に示された各層は、 構造層と補充層の両方は特別な順番で形成されており、各層が建造される順番は 、その層に対応する循環番号(circled number)によって示され ている。 −図56aにおいて、第1の例が図示されている。この例では、材料 の加工表面がレベルL1に位置しているとき、加工表面において材料に相乗的ス ティミュレーンヨンに選択的にさらされることによって、構造層806がまず形 成される。
ステレオリソグラフィの原理によれば、材料は流動可能なタイプのものであり、 相乗的スティミュレーションに選択的にさらされるときに選択的に物理的変形を 生ずることができるものである。層806はある厚さがあり、感光性ポリマのよ うな周知の材料を使用して所定の厚さを得るのに必要な露光は、WO39/10 256により詳細に記載されている。
次に、補充層807aは上記加工表面に位置した材料の露光によって、上記加工 表面に関して長手方向に形成されている。また、層807aは加工表面がレベル L1にある間、形成される。しかしながら、層807aは上記加工表面における 材料の上記相乗的スティミュレーションに対して大略低減させられたさらされる こと(露光) (exposuer)によって、層806の厚さより小さい厚さ で形成される。この例では、層807aは、変形における材料の自然な接着性に より端部806° に接着する第1端部807a’ を有している。
また、層807aは、図示されるように、物体の表示の包絡面810に対して当 接する第2端部807 a”を有している。
次いで、上記加工表面がなおもレベルL1である間、層807aの下面807a ゛°°の下の材料を露光し変形させるのに充分な露光で層807aの上面807 a°°°の少な(とも一部を露光させることによって、層807aの下面807 a’°°の下方に、加工表面に関して長手方向に層807bが形成される。図示 されるように、形成において、先に記載されたように、変形における材料の自然 な接着性により、層807bは、層807aの下面に少なくとも一部が接着され る上面と、上記第1構造層の端部806′に少なくとも一部が接着される第1端 部とを有する。また、上記層は包絡面810に対して少なくとも一部が当接する 第2端部を有している。
層807bの形成により図56aの方法の重要な特徴を描き出している。それは 、加工表面に関して部分的に形成された部分を移動することなしに他の補充層の 下方において、層807bのような補充層を形成することである。
WO39/10811においてより詳細に説明されているように、層807bを 形成するのに必要とされる露光の増加分は、層807aを形成するために既に適 用された露光と、層807bの必要された厚さによって、決定することができる 。
次いで、その上、加工表面がレベルL1にある間、層807bの下面の下方に位 置した材料を変形させることによって、層807bに対するのと同様な方法にお いて、層807Cが長手方向に形成される。層807Cを形成するのに必要とさ れた露光に関して、これは、層807aと807bとを形成するように既に適用 された露光によって決まる。その上、層807Cの厚さは層806の厚さより小 さいものである。また、形成において、層807aと807bのために先に記載 された方法と同様に、層807Cの上面は層807bの下面に接着されるととも に、層807cの第1端部は第1構造層の端部806゛に接着させられる。層8 07aと807bに関して先に記載されたのと同一の方法で、層807bの第2 端部が包絡面810に当接する。
その層806.807a、807b、807cは、加工表面がレベルL1にある 間、全て形成される。その結果、もし、部分的に形成された部分の間における相 対的な移動を引き起こす手段がZステージのエレベータに連結されたプラットフ ォームであるならば、そのプラントフオームとエレベータはこれらの層を形成の 始めから終わりまで移動させられる必要はない。
次いで、層806の上面と層807aの上面を含む部分的に形成された部分は、 加工表面に関して低くなり、これらの上面の上に新たな材料が塗布されることに なる。この材料が定着したのち、建造材料の新たな層が上記上面の上に形成され 、この新たな層の上面であるレベルL2において材料の新たな加工表面を再形成 (redefined)する。通常は、加工表面の下方の部分的に形成された部 分を下方に下げてすぐに上げることによって、この低くする動作が行われる。他 の相対的な移動手段は、材料に加えたり又はコンテナーから材料を抜き出したり するための手段、又は部分的に形成された部分に関してコンテナーそれ自体を移 動させるための手段を含むことが可能である。この次の解説においては、先に変 形させられた層の上の材料の新たな層を形成するための時間は、[再塗布時間( recoating tine)Jとして述べられるとともに、先に変形させら れた層の上の第1層を形成するための方法は、「再塗布方法」又は「再塗布工種 」として述べられる。この点では、変形していない材料の層は、形成層805を 見越して適当な厚さで形成されている。それで、この層は、再形成された加工表 面での材料の相乗的ステイミュレーンヨンに対して選択的にさらされることによ って変形させられる。図示されたように、この層は、先に記載された方法で、補 充層807aの上面と構造層806の上面に接着される下面と、包絡面810に 対して当接する端部805゛ とを有している。
この例での重要な利点は、加工表面がレベルL1に位置している間にその層80 6.807a、807b、807cの全てを形成することができて、構造層を形 成するのに必要とされる以上に必要とされる追加の再塗布時間は無い。
一方、上記方法には、第1層(図示における層807a)の後に各補充層を形成 するために必要とされる露光は先の層を形成するのに既に使用した露光によって 決まるので、補充層の厚さは制御するのがより困難なものとなるという僅かな不 利な点があることである。他の不利な点は、走査の速度と制御の限界を越えるこ とがあるビームの走査速度が要求されるくらいに、第1補充層を形成するのに使 用された露光が非常に低くなる。従って、この速い走査を達成するため、より速 くカリより適当なセットの走査ミラーを使用しなければならないか、又は相乗的 スティミュレー/ヨンの強度をある方法で小さくしなければならない。これは、 順に、上記方法をより困難でかつより高価なものとする。他の不利な点は、層8 07a、807b、807cの構造強度が小さくなることがあるということであ る。これらの層は、上の方から、形成される次の構造層805まで、これらの層 が接着された後に、より大きな強度を得る。しかしながら、これが生じる前に、 これらの層は、形成層805を見越して新たな材料て層806の上面を塗布する ことになるような力を受け易いものであることがある。これらの補充層は、層8 05に対して接着する前に、これらの力に抵抗するのに充分な凝集性又は剛性が 足りないことがある。接着のため又は下向きに向けられた形状を形成するために 領域が使用されるか否かによって層を形成するために付与される露光は領域ごと に変化することもできる。例えば、層805“の近くの層805の端部が下向き に向けられた領域を形成するとともに、正しい位置に下向きに向けられた形状を 形成するのに適当な露光が与えられている。一方、層805の残りの部分は接着 を確実にするようにより大きな露光を与えることもできる。
図56bに戻って、第2の例は、長手方向の代わりに縁に沿って補充層807a 、807b、807cが形成されていることを除いて、図568に図示されたも のと同様なものが示されている。図示における層807aは、構造層806の端 部806′に接着させられる面を有している。池の補充層は、隣接する補充層と 接着するための面を有している。
補充層の各々は異なった深さをもっている。補充層の均一でない深さは、各層を 形成するのに使用する露光を変化させることによって得ることができる。その上 、ベールの法則に従いかつ米国特許出願07/339.246において記載され た原理を適用する材料を考慮すると、もし、層807Cを形成するために必要な 露光がElであり、補充層が層805を越えて4ミル透過するのならば、先に解 説した例における感光性ポリマにおいては、層807bを形成するのに必要とさ れる露光はE、の2倍である。もちろん、もし、硬化深さの増加分(incre mental 1ncrease)が8ミルであったならば、必要とされる露光 はE、の4倍になる。
補充層を形成する順番は、図示されており、807a、807b次いで807C の順である。これは、各々次に続く層は、形成されるときに取り付けるための固 体の固着点を有していることを保証するものであり、それによって、補充層はそ れらが形成されるときにそれらの適当な位置から確実にずれることがない。
補充層を形成した後、補充層の第1端部と層806の上面とが新たな材料の層で 塗布される。次いで、この新たな材料が露光されて層805を形成する。
この例の利点は、図56aに関して先に記載されたものと同様であって、繰り返 して記載しない。しかしながら、この例の付加された利点は、図568に示され るように層807a、807b、807cが長手方向の代わりに縁に沿って形成 されて、先に形成された層807aにより露光を必要とせずに層807b、80 7cを形成することができる。
第3の例でかつ、下向きに向けられた領域での欠陥の補充のための本発明の最も 好ましい実施例は図56dに示されており、最初の3つの例と比較してより大き な構造強度を有している。これは、図示されるように、補充層の形成前に層80 5が形成されて、追加の再塗布を行わねばならない前に最も上の補充層が層80 5に接着されつるからである。まず、レベルL1にある加工表面に層806が直 接形成され、次いで、この層の上面が加工表面に関して低くなり、その点で層8 05が形成されるレベルL2に位置した新たな加工表面を形成する。次に、加工 表面のレベルがレベルL2にある間、加工表面は層805の上面と接触しており 、補充層807a、807b、807cは層805を透過する露光によって形成 される。これらの補充層は、(延長領域805”での)層805を透過して層8 05の下面より下方の材料まで透過して補充層を形成するように十分に相乗的ス ティミュレーションの露光を変えることによって、層805の下面(それは加工 表面より下方にある)より下方の材料から、図示されるように、縁に沿って形成 される。各層に要求される露光量は、考慮中の特別な補充層に対して要求される 硬化深さと露光と、層805を形成するように既に適用された露光量とに基づい て、決定することができる。
先に述べたように、この例の重要な特徴は、補充層807a、807b、807 cの前に構造層805が形成されることである。これは、補充層が形成されると き補充層が層805に接着されることになる。その結果、これらの層は、先の例 と比べて、上記部分の残りが建造されるときにより大きな構造強度とより大きな 支持体(support)とを有する。これは、再塗布工程の始めから終わりま で上記補充層がかなりの力を受け易いことがあるので、特に重要である。
この例においては、補充層の形成の順番は807a、807b、807cとすべ きである。これは、他の補充層が層806に接着される前に層807aの表面が 層806の縁806”にまず接着されうるという点で、補充層に対する付加的な 構造強度を提供するものである。形成の順番がもし逆さまならば、層807aが 形成される前に層805の延長領域805”にのみ層807c、807bの端部 が接着されるだけである。しかしながら、層807b、807cの構造強度はや はり曲げ力に抵抗するのに十分なものとすることもできるので、本発明は、任意 の順に補充層を形成することも含むように意図されている。
この実施例の変形例が図56dに示されている。縁に沿う代わりに長手方向沿い に補充層が形成されることを除き、層805を透過する露光により、層805を 形成した後に補充層が形成されるという点で図56cのものと同様な建造技術を 図56dが描き出している。その結果、既に形成された層805を透過する露光 によって補充層807aが硬化され、層805.807aを透過する露光によっ て層807bが硬化され、層805.807a、807bを透過する露光によっ てIW807cが硬化される。
さて、上向きに向けられた形状の表面欠陥を補充することを記載する。
上向きに向けられた形状の表面欠陥を補充することが図57a〜57eに図示さ れており、そこでは、図56a〜56eと比較して、同様な要素に同様な番号が 付けられている。下向きに向けられた実施例をもつものとして、図57d〜57 eが最良の実施例として描き出されている。しかしながら、1つ異なっているの は、上向きに向けられた形状の定義と矛盾することなく、隣接した短い構造層8 06の上てはなくその下に大きな構造層805が位置している。
図57a〜57eにおける各層は、対応する循環番号をもって5す、それらは層 が建造される順を示している。
上向きに向けられた形状での欠陥の補充のための第1の例は図57aに示されて いる。図示されるように、補充層が形成される前に、加工表面がレベルL1にあ る間、構造層805がまず形成される。次いで、層805の上面に接着された下 面を有する構造層806が形成される。加工表面がレベルL2にあるように再形 成された後、層806が形成される。さらに、上記部分の精度を犠牲にすること なく層805内に層806の硬化深さを延ばすことができるので、層806を形 成するのに使用する露光は正確に決定する必要はない。また、層805の縁80 5′ は延長領域805°°によって層806の縁806°を越えて延びている 補充層を建造する順序は次のとおりである。まず、変形していない材料の薄い層 が延長領域を覆うように再塗布するように、加工表面に関して部分的に形成され た部分を上昇させる。この点で、変形していない層の上面がレベルL3に新しい 加工表面を形成している。
次に、層807aが形成され、そして、延長セグメント805”に接着される。
形成層807aを見越して延長領域を変形していない材料で覆うように塗布して 形成するとき、入り込んだ材料の粘性のためにかなりの量の時間がかかることが ある。
そして、レベルL4での層807a’ の上面の上の1つの補充層の厚さである 新たな加工表面を形成するように層807a’ の上面を覆って、変形していな い材料の層が形成されるように、レベルL3での加工表面に関して上記部分的に 形成された部分が低下させられている。
再塗布工程によって層に作用した任意の曲げ力は層807aを適当に変形させる ことはない。それは、その下面は、この方法の始めから終わりまでの構造層80 5の延長領域に接着されるからである。そして、任意の曲げ力はそれらの力に抵 抗することを可能とすべきである。さらに、層807aは露光オーバーにするこ とによって確かにより強くすることができる。それは、既に形成された層805 内に主に透過するこの露光の結果としての硬化深さの増加は部分分解能(par tresolution>を低下させるものではない。従って、この付加的な露 光は、層807a° と805の間の接着を強め、また、層807aの通常の層 の厚さ内の材料をさらに硬化させる。
図57aにおける補充層の形成に戻って、層807aを形成した後、既に述べた ように、部分的に形成された部分を新しい加工表面に関して低下させてレベルL  4でより新しい加工表面を形成する。次いで、この点において、層807bが 形成される。
最後に、層807bを形成したのち、加工表面に関して部分的に形成された部分 が再び低下させられ、変形していない材料の層が層807bを覆って再塗布され て、変形していない材料の新しい層を形成する。この新しい層は、レベルL5で より新しい加工表面を形成する上面を有している。この点において、層807C が形成される。
図806bから分かるように、807a’ 、807b’ 、807c’ で識 別された層807a、807b、807cの端部に形成する多数のメニスカスは 、他の点てはカバー(case)である以上に表面欠陥を円滑にする有利な効果 を持つことができて、メニスカスによって形成された表面が、図57aに示され たように補充層の端部によって形成された表面に適合させることより、対応する 物体を表示する包絡面810に、より密接に適合する。従って、対応する加工表 面が変化している間、W807a、807b、807c又はメニスカス領域80 7a’ 、807b’ 、807c’ 又は該層と該メニスカス領域とを形成す ることが有利であることがある。
(以下余白) 図57bは図57aのものと同様の実施例を示しているが、建造材料の粘性およ び/または表面張力が、補充層のみを用いて得られるものより滑らかな表面仕上 りを与えるために補充層および構造層の端部における傾斜した端部被いを形成す るのに有利に利用される。この実施例は幾つかの方法で実施される。 −第1の 実施方法は、レベルL1の材料表面を有する層805を形成し、次いでレベルL 2の材料表面を有する層806を形成する。次に、補充層807aが形成される が、その材料表面はレベルL3である。次いで材料表面はレベルL3’まで相対 的に移動させる。層807a上の材料がレベルL3’ まで完全に後退する前に 、この材料はメニスカス領域807a’ を形成するように固化させられる。
このメニスカス領域は層807aの外端にテーバの外観を与えるとともに、これ により不連続性をより一層減少させる。次に、レベルはレベルL4まで調整され 、補充層807bが形成され、続いてレベルL4’へのさらなる調整とメニスカ ス領域807b’の形成が行われる。同様に補充層807cとメニスカス領域8 07c′が、材料レベルをレベルL5およびL5’ に夫々調整することによっ て形成される。最後に、レベルは807c上の領域が材料でコートされる少なく ともレベルL2まて上向きに調整される。その後、レベルはレベルL6’ まで 再調整されメニスカス領域807 d’ が固化される。
第2の実施方法はメニスカス領域807a’ と同時に補充層807aを形成す ることである。同様に、補充層807bとメニスカス領域807b’ が同時に 形成される。また、補充層807cとメニスカス領域807c’ とが同時に形 成され、続いてメニスカス領域807d’が形成される。これらの補充層とメニ スカス領域は、材料の表面レベルを夫々L3’ 、L4’ 、L5’およびL6 ’ とすることによって形成される。最初に、層805がLlの材料表面で形成 され、材料レベルをL2とした層806の形成が続く。次に、材料レベルは相対 的にレベルL3′ に減少され、上記の状態からの材料の完全な後退に先立って 延長領域805″、補充層807aおよびメニスカス領域807a′は後退しつ つある材料表面を相乗的スティミュレーンヨンにさらすことにより固化される。
この露光と転移(固化)は、補充層とメニスカス領域が一緒になってより大きな 結合メニスカス領域を形成することを除いて、図57bに示したものに近似した 凝固した補充層と端部被いを形成する。次に、材料レベルは少なくともレベルL 5’ まで上昇され、材料は領域807aと807a’上にコートされる。この コート工程の後、レベルはレベル1,4′ まで減少され、補充層807bと領 域807 b’ は露光され転移されて第2の結合メニスカス領域を形成する。
807aと807bおよび807aと807 b’の間の接着を確かなものとす るために十分な露光が施される。同様の方法で、材料レベルは少なくともレベル L6’ まで上昇され、レベルが■、5′ まで減少されたのち、材料が807 bおよび807b’上にコートされる。この際、807cと807c’が固化さ れる。最後に、807cと807C′はレベルを少なくともL2’ まで上げる ことによって再コートを可能としたうえで新しい材料で再びコートされる。次に 、レベルはレベルL6’ まで減少され、領域8076′が固化される。
図57aと図57bの例は、幾つかの部分についてはきわめて有用であるものの 、他の部分形状について完全に受容てきるものではない。なぜならば、これらの 幾何形状は各補充層の形成前にレベルL3、L4およびL5の加工表面を得るた めに相当に長い再コート時間を要するからである。さらに、トラップされた容積 を有する部分幾何形状は、トラップされた容積が層806形成後において過剰な 材料の表面からの流れ落ちを阻むので問題がある。
図57cについて、上向きπ〉状の補充についての他の例を述べる。この例では 、材料層は最初レベルL】の加工表面を画成するために形成され、次いで層80 5が形成される。材料層が層805の上表面に再コートされ、レベルL2の新し い加工表面を画成する上表面を有する。ここで、層806がまだ形成されていな いので、ドクターブレードを再コート速度を向上させるために有効に用いること ができる。次に、延長領域805″にはレベルL3の新しい加工表面を画成する 上表面を有する材料層がコートされる。この層の厚さは、図57bの例で定義し た補充層厚さより実質的に大きいので、再コートの時間は先行例で要求される時 間に比較してより短い。エツジ状の層807aが次いで形成される。図57bに 記載された例と同様に、層807aは表面レベルのレベルL3への完全な後退に 先立って固化されうる。次に、材料層が延長領域の残部上に形成され、レベルL 4の最新の加工表面を形成する。その後、層807bが807b上のメニスカス 領域とともに形成される。最後に、最新の加工表面がレベルL5で形成される。
その後、層807cが形成される。先に議論したように、この実施例がメニスカ ス固化と組み合わされたならば、表面レベルがLlまで減少され、その後、完全 なレベリングに先立って、807cに隣り合うメニスカスが固化される。
この実施例は807a、807bおよび807Cの順で補充層を形成することを 示していることに注目すべきである。この順序は、より早い再コートを得ること ができる利点とともに、他の順序に比して構造的な強度を得るために選ばれたも のである。しかしながら、807c、807b、807aといった他の順序も必 要な構造的強度を与えることができ、再コート時間に関してさほど遅くな(、そ れ故に実施例に包含される。
この実施例は、図57aおよび図57bの実施例の問題を完全に解決するもので はないが、層のエツジ形成によって再コート時間の割合を大巾に減少させること ができるので、これら実施例の改良となる。
上向き形状形成における不連続部を補充するための最も好ましい次の実施例が図 57dに示されている。この実施例は、先行する実施例と違って、必要とされる 塗装が部分幾何形状に無関係に行えるとともに、先に固化された層の上表面がド クターブレードの移動を阻止することがないので、ドクターブレード等によって 補充層の再コートをスピードアップすることができ、最も好ましい。図576の 実施例では、層805が先に述べたように、加工表面がレベルL1となるように 形成され、その後、エツジ状の層807a、807bおよび807Cが指示され た順序で順に形成され、部分的に形成された部分は段階的に低められ、加工表面 は夫々段階的にレベルL2、L3及びL4に再設定される。最後に、部分的に形 成された部分はレベルL5の加工表面を画成するため再び低下された後、層80 6が形成される。
図57eに、最も好ましいいま一つの上向き不連続部の補充方法が示されている 。この実施例では、層805が形成され、加工表面は位置し]となる。層805 の最上表面は加工表面に相対して、新しい加工表面がレベルL2に形成されるよ うに低められる。補充層807aが図示の如く長手方向に位置するように形成さ れる。部分的に形成された部分は、その後、加工表面がレベルL3の部分に相対 して位置するように加工表面に相対して低下される。次いで、補充層807bが 形成される。部分的に形成された部分は、新しい加工表面のレベルがL4に再び 位置するように、再び低められる。この時点て層807Cが形成される。最後に 、部分的に形成された部分は、加工表面をレベルL5に再設定するため、加工表 面に相対して再び低められる。この時点で、層806が形成される。
図57dの実施例において、補充層のエツジ状形成は、補充層の再コートを幾分 か早めることができる。一方、図57eの実施例は、補充層が水平方向に長くな っているのでより強固な補充層を与えることができる。
これら先の図面には、各実施例とも各構造層につき3つの補充層が図示されてい たことに注目すべきである。ある与えられた状況では、しかしながら、各構造層 当たりの補充層の数は、]以上い(らであってもよい。したがって、これら実施 例は補充層の数を限定するために企図されたものではない。
図56aから図568に示した実施例は、構造層の厚さの約1/4、即ち構造層 厚が20ミルであれば5ミルの厚さを有する補充層を示している。これら補充層 を加えることの全体の結果は、20ミルの構造層からなる物体が、5ミルの構造 層で構築される物体について特徴となる表面の不連続性でもって構築されること である。もしも補充層が構造層厚の半分である場合、各構造層につき、一つの補 充層が設けられる。20ミルの構造層厚について、上記のような補充層を用いた 場合、10ミルの層で部分を形成したのと実質的に同等の表面分解能が得られる 。一方、構造層厚が5ミルであれば、2.5ミルの層を用いて構築した部分と同 じ表面分解能が得られる。これらの考え方は、図58aと図58bに示されてい る。図58aは2つの構造層805.806および構造層の間の不連続性を減少 させるために用いられる3つの補充層807a、807bおよび807cの側面 図を示す。図58aは補充層厚の構造層厚に対する比率が1/4の場合を示して いる。図58bは2つの構造層805と806および7つの補充層807a、8 07b、807c、807d、807e、807fおよび807gの側面図を示 している。図58bは、補充層厚の構造層厚に対する比率が1/8である場合を 示している。図58aと図58bとを比較すると、小さい比率はより高い表面分 解、即ち対応する物体の表現からより僅かしかずれていない表面を与える。
物体表現の水平面と垂直面との間の角度は、ある与えられた断面内で場所により 、また物体が形成される過程で断面により変化するので要求される補充層の長さ と幅も同様に変化する。また、諸実施例において図示した長手方向の補充層は均 一の厚さを有するものとして図示され、エツジ状層は均一の幅を有するものとし て図示されている。さらに、補充層が相隣り合う下側の補充層を越えて伸びる量 (”オーバーハング長さ”)も、同じく一定となるように図示されている。ある 場合には、これら均一の寸法諸元からずらすことが有利である場合がある。これ らの場合として、外形線が問題となる表面不連続性を飛び越している2つの構造 層を線形に接続しない場合、或は不均一な間隔取りが部分精度の僅かな犠牲を払 っても構築性を向上させつる場合があげられる。これらの状況は図59a1図5 9bおよび図59cに図示されており、不均一な層厚とオーバーハング長の利屯 を示している。図598は、補充層のオーバーハング長は一定に維持されている が、外形線810の非線形性を補償するために、補充層807a、807bおよ び807Cの厚さが変えられた場合を示している。図59bは補充層807a。
807b、807cの厚さが一定に維持され、外形線810の非線形性が補充層 について不均一なオーバーハング長を用いることによって補償された場合を示し ている。図59cは物体を表現している外形線810によって2つの構造層80 5と806が線形に接続されているが、補充層807a、807b、807cが 不均一な厚さもしくはオーバーハング長のいずれかで構築された場合を示してい ろ。
この後者の例に関連して、図59cに見られるように、構造層805と806に よって、かつ物体表現外形線810によって飛び越えられる不連続性の量は、補 充層が均一かつ完全に不連続部を満たしていない場合にも補充層を含むことによ って大幅に減少される。使用される構造材料が不連続部を完全に補充するのに必 要とされる種度に薄く、或は長く適度に粘着性を有する支持されない補充層を形 成することができないときには、層805の形成上に作用する曲げ力に抗するこ とができるのに十分な構造的強度を有する補充層を形成するために、補充層の厚 さを増加し、或は長手方向の補充層の長さを減少させるべきである。
図60d1図60b1図60cをみると、これらの図には、先行する図と比較し て、複数の個所で物体表現の外形線と交差することを特徴とする2つの構造層8 20と822を示し7ている。例えば、図60aは、層と交差する物体表現の外 形線(面)の2つの領域824と826を示している。そのため、これらの構造 層は、一般的にいって、一つ以上の表面不連続部を画成する。図608において 、外形の部分824は、物体の上向きの形状部にある不連続部828を飛び越し ており、一方、物体の下向きの形状部にある不連続部830を外形の部分826 が飛び越している。本発明の教示するところによれば、これら両方の不連続部は 補充層によって補充されうるということを認識すべきである。図60bは長手方 向の補充層807a、807bおよび807cによって補充された不連続部82 8を図示している。図60bはさらに長手方向の補充層807a、807b、8 07cによって補充された不連続部830を図示している。図60aおよび図6 01)は3次元の斜視図であるが、図60cは図60bの物体を2次元で表して いる。
諸実施例は、垂直方向に物体を構築するように、一つの層の上面にいま一つの層 を形成することによって構築することを開示しているが、層と層の積上げの他の 方向をとることが可能で、後続の層が先行の層の下側となるような部分の形成や 後続の層が先行の層の側部に配置される部分の形成が可能である。さらに、美的 外観を向上させるため、形成された部分の精度を必然的に増大させることなしに 表面の不連続性を減少させることが考慮されている。例えば、本発明の技術をオ ーバーサイズの構築様式に適用することによって、物体表現の外形に比して当該 部分の全体的な精度を低下させるにも拘わらず、表面の不連続性は物体表現の外 形より大きい所望の物体外形に比較して減少されるということが考えられる。
それ故、ここで示した諸例は限定的であることを意味せず、本発明は、物体表現 の外形とは違うかも知れない所望の物体外形に相対して物体を円滑化することを 包含することを意図している。
これまでの議論は、移行領域(transition region)に関係し ない、傾斜した上向き又は下向きの領域における諸種の補充層形成方法を強調し たものであった。
不連続性の減少の実際的な方法は色々の移行領域に関連する問題とその処理方法 をも考慮すべきである。移行領域とは上向き又は下向きの傾斜した領域が垂直な 、平坦な、或は反対向きに傾斜した領域と会合する領域をいう。そのようないく つかの移行領域が図61a〜図61jに図示されている。図61aは下向きに傾 斜した形状から垂直な形状への移行を示している。図61bは逆の移行、即ち垂 直な形状から下向きの傾斜形状への移行を示している。図61cと図61dは移 行のいま一つの対、即ち傾斜した下向き形状と水平形状との間の移行を示してい る。
図61eから図61hは傾斜した上向き傾斜に関連する移行の対応するセットを 示しており、図61iと図61jは上向きおよび下向きの傾斜形状の相補的な移 行の対を示している。
図62aは伝統的なアンダーサイズ構築手法を用いて再生された図61aの移行 領域を示している。この図は、4つの構造層902.904.906および90 8による移行領域の形成を示している。また、コンピュータで作成された物体の 外形を表すライン910が図示されている。
図62bは、図62bが連続した下向きの傾斜領域内に形成された下向きの補充 層912.914および916を付加的に示す点を除いて図62aと同じ移行領 域および構造層を表している。この図はさらに移行領域直下の補充層918.9 20および922をも示している。図62bにおいて、これら補充層が露光され る領域上の構造層が存在することが保証されているので、これらの補充層は図5 6c又は図56dの方法で形成されることが理解されるであろう。
図62cには図62aおよび図62bと同じ移行領域が図示されているが、この 場合、物体およびしたがって移行領域はオーバーサイズ構築様式を用いて形成さ れたものであることが示されている。図62cと図62aの同様の要素は同様の 参照番号が付されている。図626は僅かにオーバーサイズの物体を創成するた めの補充層のパターンの一つの選択を示している。これら補充層は924.92 6.928.930.932.934.936および938として番号が付され ている。ライン940と942は補充層なしで形成されるようなオーバーサイズ の物体の4形を表している。図62bと同様、下側の移行層904に関連する補 充!1f932.934.936および938は、上側移行層906の構造部分 が最も浅い補充層938の端部より外側まて伸びているのて、好ましい方法の一 つによって形成される。そのため、この移行領域については、補充層の好ましい 形成方法はオーバーサイズとアンダーサイズの物体形成のいずれかに有効に用い ることができるということが結論される。
図63a、図63b、図63cおよび図63dは、図61bの移行領域に基づい ていることを除けば、図62d1図62b、図62cおよび図626と同じ構造 を表している。先行する図面との比較において、同様の要素は同様の参照番号が 付されている。これらから理解されるように、この移行領域の補充層は図56C 又は図、56dの方法を用いることにより構築される。図63cは上側の移行構 造@906に相隣る補充層950.952および954を示している。同時に補 充1956.958および960を示している。図63dは上側移行構造層90 6に相隣る補充層962.964.966および968を示している。同時に補 充@970,972.97.4および976を示している。ライン978と98 0は補充層なして形成されるオーバーサイズの物体の外形(輪郭)を表している 。
図648.図64b、図64cおよび図64dは図62および図63において夫 々対応する部分と同一の要素を表しており、かつ同様に参照番号が付されている 。図64bおよび図64dを吟味すると、下側の移行層904に関係する補充層 は適当な上側補充層906が存在しないので先に議論した好ましい方法によって は処理できないことが明らかになる。それ故、図64bの補充層918.920 および922又は図64dの補充層932.934.936および938は、図 56a又は図56b等に記述した他の方法の一つによって形成されなければなら ない。或は、これら補充層を全く形成しないことを選択することができる。いず れかのケースにおいて、汎用の実施方法との関連で、ある与えられた構造層に関 係する補充層の形成方法を決定するために多重層情報を利用することが必要にな る(少なくとも好ましい形成方法をできるだけ多く使用することを望むならば) 。部分構築の経験によれば、図61Cの型式の移行領域に行き当たることは余り なく、それ故地の方法によって取り扱うことができる。いま一つの方法はそのよ うな領域が存在するか否かをもとの3次元物体データについて照会することを含 む。もしなければ、物体は好ましい方法の一つにしたがって構築することができ る。存在する場合、当該領域を含む空間部には、その部分に補充層を形成しない ことをコンピュータに指示する属性が与えられる。
図65a、図65b、図65cおよび図65dは、これらが図61dの移行領域 に基づいたものである点を除いて、図62、図63および図64の対応する該当 部分と同様である。上側移行層上の層は少なくとも最も薄い補充層まで伸びてお り、それ故補充層は好ましい形成方法の一つによって形成される。
図66から図69は図62から図65に対応しているが、下向きの傾斜面の代わ りに上向きの傾斜面について示している。図66は図61eの移行領域を表して いる。図67は図61fの移行領域を表している。図68は図61gの移行領域 を表しており、図69は図61hの移行領域を表している。上向きの傾斜形状に ついては、好ましい形成方法を利用するためには、上側の移行構造層に関連する 補充層のうち最も薄い層の下方まで完全に下側の移行層が伸びていることが必要 となる。図66から図69の各要素には、図62から図65までの対応部分と同 様の参照番号が付されている。これらの図面を吟味すると、図66、図67およ び図69の移行領域は、好ましい形成方法(図57d又は図57eのもの)によ って創成される。しかしながら、図68を吟味すると、補充層を支持すべき下側 の移行層が存在しないので好ましい方法の利用はある種の困難をもたらす。それ 故、このケースでの好まし、い方法の利用には支持構造の使用(米国特許第4゜ 999.143号公報に記載されたウェブ支持体等)が必要となる。その代わり に、図57a、図57b、又は図57cの他の形成方法の一つを使用するか、或 は、この特殊な移行領域の−F側の構造層に関連する補充層を形成しないという 決定をしてもよい。
図70a、図70b、図70cおよび図70dは図61iの移行領域を表してい る。この図に見られるように、下側の移行層904は下向きの補充層を備え、上 側の移行!1906は上向きの補充層を備えており上向きの補充層は下向きの補 充層の上にある。そのため、上向きの補充層はその下にあって指示を与える完全 な構造層を持たない。この問題は図68について上で述べた如くに扱うことがで きる。しかしながら、下向きの補充層はこれに指示を与える完全な構造層を通し て露光されないことに注目すべきである。この問題は図64の場合について述べ たと同じ方法で扱うことができる。
図71a、図71b、図71cおよび図71dは図61jの移行領域を表してい る。これらの図から理解されるように、この移行領域の補充層は我々の好ましい 方法によって適当にWJ、成できる。
合計すると、10のうち7つの移行領域が好ましい形成方法によって適当に処理 することができ、残りの3つの移行領域は他の固有の形成方法を必要とする。
これらの3つの特殊な領域は上で概観した工程を実行することで形成できる、或 は、その代わりに、セフ7・ヨン2で述べた構築方法を適当に利用することによ って取り扱うことができる。
以」この考察に留意したうえて、上て述べた好まし2い方法を実行する方法を上 で述べた3つの移行領域が存在しないか、或はそれらをaむ空間部分には補充層 が形成されない、又はもし形成されるとしても適当な構造層に関連しているよう な仕方て属性が与えられているとの仮定に基づいて以下に説明する。
実行 第1の実行方法は図62から図71の”d”図に示されているような僅かにオー バーサイズの物体を形成することに依拠している。補充層の形成は、図566と 図56d或はその代わりに図56eと図56eに記載した方法に基づいている。
この実行は、WO39/10256号公報に詳細に記載されたスライス(SLI CE)プログラムに依拠している。
この応用例において記述されている物体形成の好ましい方法はオーバーサイズの 物体を形成することに向けられている。このWO39/10256号公報は、平 坦に近い上向きの領域と平坦に近い下向き領域のような補充層の利用から利益を 受ける主領域を特定する。平坦に近いと考えられる領域(三角形)について、領 域(三角形)の法線ベクトルと垂直軸との間の角度がMSAとして知られるオプ ションについてユーザが指定した値以下でなければならない。もしもMSAの値 が90度に近く設定されているとすると、平坦でもなく垂直でもない全ての三角 形が平坦に近いと考えられる。
下向きの平坦に近い三角形は、ある与えられた層について生成される他の領域と 実質的にオーバーラツプし7ない領域を形成する。上向きの領域と平坦に近い上 向きの領域とでは若干のオーバーラツプが存在する可能性がある。ある与えられ た物体についてオーバーラツプが存在すれば、物体の正確な再生のためにオーバ ーラツプは除去されなければならない。下向きの平坦に近い三角形は補充層のた めの領域であることを実質的に指示し、かつそれらが実質的に独立した領域を形 成し、その後現在のプログラムが補充層を創生ずるために成功裡に修正されるの で、これら特殊な三角形に対して実行されるべき処理が修正されなければならな い。この修正は補充層の厚さに対して適当なスライス間隔で平坦に近い下向きの 三角形をスライスすることからなる。
図72から図75は、本発明の実行の例を示している。これらの例において、補 充層の厚さは構造層厚さの1/4である。
図72は、スライス面1200と1202及び三角形1204の唯−視える工・ ソノの2次元側面図を示す。三角形1204の左側の領域は物体の一部からなり 、右側の領域は空の空間である。上向きの方向は矢印1206で示される。この ように、1204は下向きの平坦に近い三角形を表している。三角形1204の 通常の処理において、面1200と1202の間でかつライン1208とライン 1210て飛び越された領域は平坦に近い下向き領域として生成されラベル付け される。
この領域は、固化されるべき物質を特定するスライス面1200に対応し、面1 200と1202との間の領域に対応する断面積に対応する。硬化されるべき単 一の4角形状の箱体を作る代わりに、付加的なスライス面と付加的な処理を用い て、より小さい4角形状領域1212.1214.1216、および1218を 個別に作成し、かつラベル付けして、異なる厚さの補充層を形成するよう1こす ることができる。補充層821の領域】226は、スライス面1200と122 0とて3角形1204をスライスするとともに、その領域(この2次元の図では 線となる)を適当な断面に投映する。先に議論した補充層の好ましい形成方法と の関連において、この領域1226は断面1201.(SLICEの出力は12 02としてラベル付けされている)に関連している。この領域は1202.12 00.1208および1210 (1200に関連している)の間の箱体より高 LX一つの構造層である。この領域1226は、補充層1212を形成するため 構造層の厚さ全体に等しい硬化深さを必要とするとしてラベル付けされるが、そ れは既に存在している層を通して露光されるので、その実際の厚さは層厚の2倍 となる。
適当な露光レベルがユーザによって指定されるか、システムによって決定される 。
補充層1214の領域1228は3角形をスライス面1220と1222でスラ イスし、その全体領域を1226が関連したと同じ断面に投映する。しかしなが ら、この場合において、この領域に関連する硬化深さは、層厚の3/4である。
実際には、厚さは先に硬化された層を通しての露光方法のため、層厚の1〜3/ 4である。補充層1216の領域1230は面1222と1224でスライスし 、かつこれら面間の3角形の部分を、層厚の1/2(又は3/2)の硬化深さと するラベル付けと指定をともなって、1226と1228が関連したと同じ面に 投映する。補充層1218の領域1232は、スライス面12 ’24と120 2を用いて上記と同様の方法で形成される。対応する硬化深さは層厚の1/4( 又は5/4)である。
以上の記載はエツジ状の仕方で補充層を形成するために必要とされたものであり 、したがって、これは図56Cの方法に対応する。図56dの方法に基づいた同 様の実行が、同様のスライス面に基づいて行えるが、面間の比較が修正されると ともに硬化深さも修正される。これは図73に概観されている。補充層1240 は面1200と1202でスライスし、面間の3角形1204の介在領域を適当 な断面に投映し、かつ硬化深さを層の1/4(又は5/4)に特定することによ って得られる。補充層1238は3角形]204を面1224と1200でスラ イスし、1224と1200の間の1204の介在領域を適当な層(1240と 同じ)に投映し、さらに補充層1204の下の層の厚さく3/2層)の1/4の 硬化深さにラベル付けしかつ特定することによって形成される。同様に、補充層 1236は面1222と1200をスライスし補充層1238の下の層の厚さく 7/4層)の硬化深さとすることによって得られる。最後に、補充層1234は スライス面1220と1200およびその硬化深さを補充層1236の下の層の 厚さく2層分)の1/4とすることによって得られる。
この同じ5LICEプログラムによれば、平担に近い上向きの3角形領域は他の 領域とオーバーラツプする領域を形成する。これら他の領域のうち最も重要なの は層の境界領域である。下向きの平担に近い領域も同様にオーバーラツプしうる 。しかし、この条件は除外されたケースに属する(図61gと図61jの移行領 域)。いずれにろ、平担な下向き領域は、適当な支持体の使用によって補償され る。層境界領域と平担な下向き領域は少なくとも構造層の全厚さに等しい硬化深 さを必要とすると考えられるので、これらの領域は平担に近い上向きの領域から 除去されなければならない。なぜならば、有効硬化厚さが1層厚に等しいかそれ 以下であるような段階的な方法で平担に近い上向き領域を硬化させることが好ま しいからである。それ故、上向きの補充領域を形成するプロセスにおける第1の ステップは、上向きの平担に近い領域を層の境界(および下向き境界および平担 に近い下向き境界)領域から、分離した個別の領域が形成されるように引き去る ことである。5LICEのより直接的な層比較バージョンに基づいた方法は、セ クション1に記述されている。領域の分離が行われた後、上向きの平担に近い3 角形は補充層のための領域を実質的に示すとともに、それら領域は実質的に独立 の領域を形成する。この点から、修正されるべき現在の5LICEプログラムが 補充層を創生ずるために、これら特定の3角形に対しなされる処理が修正されな ければならない。この修正は、平担に近い上向きの3角形を補充層の厚さにとっ て適当なスライスレベルでスライスすることからなる。
図74は図72等に類似の上向き3角形を示しており、同様の要素には同様の番 号が付されている。図74はスライス面1200と1202および唯−見える3 角形1204のエツジの2次元側面図を示している。3角形1204の右側の領 域は物体の一部であり、左側の領域は空の領域である。上向きの方向は矢印12 06で示されている。このように、1204は上向きの平担に近い3角形を表し ている。3角形1204の通常の処理においては、面1200と1202の間で 示され、ライン1208とライン1210て区切られた領域は1、平担に近い上 向きの領域として生成されかつラベル付けされる。それは、転移されるべき材料 を特定するスライス面1200に対応し、面1200と1202の間の領域に対 応する断面に関連付けられている硬化されるべき単一の4角形状箱体を生成する 代わりに、付加的なスライス面と付加的な処理によって、より小さい4角形領域 1212.1214.1216および1218を個別に形成しかつラベル付けし て異なる厚さの補充層を形成することができる。補充層1212の領域1226 は3角形1204をスライス面1202と1224てスライスするとともにその 領域(この2次元の図では線)を適当な断面に投映することによって形成される 。好ましい方法および示された図との関係では、この領域1226は断面120 2(SLICEプログラムは本質的に全てを一層の厚さ分だけ下向きにずらすの で実際には1200)と関連する。この領域1226は補充層1212を形成す るために一つの構造層の全厚み(プラス幾らかの必要な過剰硬化)の硬化深さを 必要とするものとしてラベル付けされる。補充層1214の領域1228は、ス ライス面1224と1222で3角形をスライスするとともにスライス面122 4(または1層下向きにシフトさせる関係でそれより1層下側の構造層)に関連 する断面に介在領域を関連させることによって得られる。この場合、この領域に 関する硬化深さは層厚の3/4に幾分かの必要な過剰硬化分を加えたものとなる 。補充層1216の領域1230は面1222と1220でスライスするととも に層厚の1/2(プラス過剰硬化分)の硬化深さにラベル付けおよび特定して、 スライス面1222に関連する断面に介在領域を関連させることによって得られ る。補充層1218の領域1232はスライス面1220と1200を用いて上 と同様の方法で形成される。対応する硬化深さは層厚の1/4(プラス過剰硬化 分)である。以上の記述は、エツジ状の方法での補充層の形成についてものであ り、図57dの方法に対応する。図57eの方法の類似の実行は同様のスライス 面に基づいて可能であるが、面間の比較は修正されなければならず、また硬化深 さも修正される。これは図75に概略示されている。補充層1240は、面12 00と1202でスライスし、全体領域をスライス面1220に対応する断面に 関連させ、さらに1/4の層厚(プラス幾分かの過剰硬化分)の硬化深さをラベ ル付けし、かつ特定することによって得られる。補充層1238は3角形120 4を面1220と1202でスライスし、1220と1202の間の1204の 領域を1222と関連する断面に投映し、さらに1/4層(プラス幾分かの過剰 硬化分)の硬化深さをラベル付けしかつ特定することによって得られる。同様に 、補充層1236はスライス面1222と1202から得られる。それはスライ ス面1224と関連し、その硬化深さは層厚の1/4(プラス幾分かの過剰硬化 分)である。同様に、補充層1234はスライス面1224と1202から得ら れる。
それは面1202に関連し、その硬化深さは層厚の1/4(プラス幾分かの過剰 硬化分)である。
第2の実行方法は、僅かにアンダーサイズの物体を形成することに基づいている 。この実行は上で議論した5LICEプログラムもしくはセクション1で記述し た5LICEプログラムに依拠することがてきる。この実行方式は、図72の各 補充層の硬化深さが層厚の1/4だけ減少されている点を除けば、上に述べたオ ーバーサイズの実行方式と実質的に同一である。図74の補充層は層厚の1/4 だけ厚さが減少されているが、そのうえそれらが関連する面は下方向にシフトさ れている。補充層1226は面1224と関連し、補充層1228.1230と 1232は面1222.1220.1200と各々関連する。このことは、補充 層1232がなくなることを意味する。図73の補充層を得るために用いられる スライス面は以下の通りである。
補充層 面 1240 1200と1224 1238 1200と1222 123’6 1200と1220 1234 1200と1200 (即ち、生成されない) 同様に、図75の補充層を得るために用いられるスライス面と関連する断面は以 下の通りである。
補充層 面 断面 1、240 1202と1220 12201238 1202と1222 1 2221236 1202と1224 12241234 1202と1202 (即ち、生成されない) 異なる数の補充層への実行方式の一般化は、当業者にとって明らかであろう。
種々の池の実行方式が可能であり、かつこの開示の教示するところに従うことに よってそのことは当業者にとって明らかであろう。例えば、同時に高いレベルの 再生精度を達成することなしに単に不連続性を減少させる実行方式が考えられる し、正確な表現というよりはまずは外観を重視するような市場における用途があ るであろう。
領域を区分けしそれらを分離することについて層比較5LICE(セクション1 )のコンピュータ上の簡単さのために、上記のオーバーサイズおよびアンダーサ イズ実行方式は適当な修正によって容易にこの5iCEのバージョンに適用でき る。
第1および第2の実行の実施例での問題となる点は、WO39/10256号公 報においても言及した如く、物体表現の3角形の頂点が構造層に対応するスライ ス面に対して、境界領域の形成前に丸められることである。その結果、ある頂点 が補充層に対応したスライス面に近い場合でも、それは最も近い構造層のスライ ス面に対して丸められる。このステップはコンピュータ上の効率化のために実施 されるが、これは正確さの損失を招来する。それ故、3角形の頂点が補充層に対 応する場合であってもそれらが最も近いスライス層に対して丸められるという5 LICEのさらなる修正を、コンピュータ上の簡単化について若干の犠牲を払っ ても比較的高い精度を得るために採用できる。
第3の実行方式は、この方式の5LICEの修正を含んでいる。特に、全て3角 形の頂点が、構造層のスライス面か補充層のスライス面のいずれかである最も近 いスライス面に対して丸められる。この第3の実行方式に必要な諸要素はセクシ ョン2に記載されている。より正確な部分再生の利点に加えて、この第3の実行 方式は、可能な限り所望の補充層厚より大きく、許容できる厚さと剛性を有する 層を形成するために必要な厚さに層を形成するために5LICEを修正すること を含む。
WO39/10256号公報に述べられているように、異なる硬化深さは通常具 なる硬化幅をもたらす。それ故、本発明を実施するに際して、先の実施例で述べ た如く、得られた特定の硬化幅に依存して領域の境界を調整するため各領域につ いて適当な硬化幅保証アルゴリズムを利用することが望ましい。
付加的実施例 本発明の付加的実施例は、図57bに示した実施例と同様、図76a1図76b に図示されている。これから分かるように、この実施例は、材料の表面張力は不 連続部内でメニスカスを形成させ、それ散歩なくとも部分的に、不連続部に橋を 架けさせるものであり、薄い補充層の使用を必要とすることなしに高い部分分解 能を達成することができる。
しかしながら、メニスカスの効果は、補充層との接続において用いることができ る。図57bは補充層との接続において使用されたときのメニスカスの効果的な 有利さを示している。
ここでの実施例は、一方、薄い補充層の使用を明確に要求することなしに、単に メニスカスの効果に依存している。構造層の層厚が大きくて薄い補充層の生成を 伴うことなしにメニスカスを有効に形成することができない場合には、図36b の例が好ましい。併し乍ら、構造層の厚さが十分に薄く、しつかりしたメニスカ スが薄い補充層を必要とすることなしに形成される場合には、より少ないステ・ ツブでそれ故より容易に実行できるので、この実施例が好ましい。
図563−図566、および図36a−図366との比較において、図76a− 図76cでは、同様の要素は同様の参照番号を用いて参照される。
図76aは層805と806によって形成された上向きの不連続部に形成された メニスカス937を示している。図76aには、層とメニスカスの特定の形成順 が丸付きの数字によって示されている。図示の如く、第1のステップは加工表面 がレベルL1である層806を形成することがである。次に、層806は加工表 面をレベルL2に移した後に形成される。このレベルで、工・ソジ806′と延 長領域805′で飛び越された物体表面は転移(固化)されていない材料によっ て囲われる。次に、加工表面がレベルL3に移動される。図示の如く、材料の表 面張力のために、材料が上記延長上領域805′から退く際にもメニスカス93 7は図示の不連続部内に留まっている。次のステップはメニスカスを露光して相 乗的な刺激を与え、それによって転移させることである。その結果は、物体表現 の外形面810により近く適合した円滑化された物体表現である。
図76bは下向き領域におけるメニスカスの形成を示す。図示の如く、第1ステ ツプは層806を加工表面をレベルL1として形成することである。次に、加工 表面がレベルL2に移動され、層805が形成される。次に、加工表面が下向き にレベルL3まで移動され、メニスカス937は、図示の如く、不連続部内に残 る。最後に、メニスカス部分は露光され、図56d1図56eの例に関して先に 述べたのと同様の方法で、既に形成された層805を通して直接相乗刺激により 転移される。しかしながら、メニスカスの正確な形状、寸法は既知ではないので 、未露光のまま残るべき材料に相当量の輻射が貫通してしまうリスクを生じない 範囲で、メニスカスにできるだけ多量の露光を与えるように露光が施される。
再び、その結果、物体表現の外形面810をより近い形で画成する物体表面が得 られる。
図76cは、不連続部のより一層の減少をはかるため互いのうえに多重のメニス カスを形成することを示している。これは、図76aと図76bに関して上に述 べた過程の多重繰返しによって達成される。図76cは、上向きの不連続部にお ける多重繰返しの使用を示しているが、多重繰返しは下向きの不連続部の使用に も等しく使用できる。
図示の如く、プロセスの開始に当たって、層805が加工表面をレベルL1に保 って形成される。次に、加工表面がレベルL2に移動され、層806が形成され る。次いで、加工表面はL3(これは先のレベルL1と一致している。)に移さ れ、メニスカス937aが形成され、そのうえで、メニスカスは露光され硬化さ れる。次に、加工表面は少なくともレベルL4に移され次いでL5に移され、メ ニスカス937bが硬化したメニスカス937a上に形成される。メニスカス9 37bは次いで露光され硬化される。その後、加工表面は少な(ともレベルL6 へ、次いでL7へ移される。この時点で、メニスカス937cが既に硬化された メニスカス937b上に形成される。これは次いで露光され、硬化される。図7 6aと比較すれば分かるように、上記処理の多重繰り返しは、物体表現の外形8 10に対してより高い表面分解能をもたらす。また、図76cは図76aに示す 処理の3回の繰り返しを示しているが、この例は限定的なものではなく、いかな る回数の繰り返しも可能である。
上記の全ての実施例において、加工表面を走査ミラーから一定の距離に維持する ことが好ましい。そうでなければ、走査ミラーの径方向の動きと加工表面に沿っ たヒームの線形の動きとの間の変換のコンピュータ処理上の複雑さがより一層増 加することになる。
図77a−図77fはメニスカス効果を用いた表面不連続部の平滑化方法の他の 例を示している。これらの図において、同様の要素は同様の参照番号を用いて参 照される。
図77aにおいて、処理が始まると、示されているように、加工表面300で構 造11301が形成される。
図77bにおいて、構造層は加工表面以下好ましくは約300ミルだけ下方に浸 漬される。
図77cにおいて、構造層は浸漬状態のまま上に揚げられ、層1302の形成の 準備のため先に述べた方法で再塗装される。
図77dにおいて、部分的に形成された部分は大幅に、好ましくはメニスカス1 303の早期の形成を保証するため4〜5層厚分だけ上昇される。
次に、図77eにおいて、メニスカス1303内の材料は、好ましくは、出願番 号331.644で議論した硬化幅補償アルゴリズムを用いて決定される適当な 硬化幅補償量を利用してレーザビームを位置決めすることによって固化される。
次に、図77fにおいて、部分的に形成された部分は処理を続行するため下向き に浸漬される。
図78は部分表面について、この実施例の有利な効果を示している。この実施例 において、部分は10ミルの層で形成され、表面は45°に傾いている。図の最 も左の部分はメニスカス効果で平滑化されない不連続部を示しているが、最も右 側の部分は、平滑化された不連続部を示している。
最初に述べたように、以上の諸例はあくまで図示のためであり、限定的に解され るべきではない。
本発明の実施例と応用例が示され、カリ記述されたが、本発明の発明思想から逸 脱することなしに、種々の多くの修正が可能であることは、当業者にとって明ら かであろう。本発明は、したがって、添付の請求の範囲の精神における制限を除 いて、限定されるものではない。
(以下余白) FIG、15a FIG、15b FIG、16 図17a 図17b ヌ又方イ立= Z 又く方イ立= 2 図18a 図18b 図i9a 図19b 以方位=2 双方イ立=2 88a FIG、22d 1o3゛ FIG、24b 図29d 初sA境界上1こ#r76 孝男炉境凋’−k l二とかナラじ゛−ム卆山゛イ 賞 b・−ムネ南4賃図30b 図 30C 口30「 X 市す解能ネ林子?用【吻几竹臆の方伝FIG 33 FIG、34 FIG、36 021こ示しrこ物イ本の#1イ午に冶信置石層口37 7のI 図 37 7の2 図377の3 図3772牛 図377の4 図377の5 図377の1 図377の7 I¥lテ1こ示しrZ杓イ本の#jイ乍(こ含哩剋5層図387の2 図 38 7の3 圓387の+ 図387の5 図387・5 図387の7 0Iにネしに物イ本の#jイ乍LZ6−コれろ層目39 7の2 図 397のづ 図 39 7のゆ 図 397の1 図 397の7 X 図40 FIG、42 FIG、43a FIG、43b FIG、43c FIG、43d FIG、43e 図44 図44 9 通学1つ千の層へ膚7動 /θ 図44 図44 図44 FIG、47 FIG、47a FIG、49b FIG、49d FIG、50 FIG、52 FIG、54 F!G、55 FIG、56c 807c FIG、56d FIG、57c FIG、57d FIG、57e FIG、58a FIG、59c FIG、60a FIG、60b FIG、60c FIG、6ie FIG、6if FIG、 61i FIG、 61j FIG、62a FIG、62c FIG、62bFIG、62d FIG、 63a FIG、 63c FIG、 63b FIG、 63d FIG、 64a FIG、 64c FIG、 64b FIG、 64d FIG、65a FIG、 65c FIG、65b FIG、 65d FIG、66a FiG、66b FIG、66c FIG、66d FIG、67a FIG、67c FIG、67b FIG、67d FIG 、69a FIG 、69c FIG、70a FIG、70c FIG、70b FIG、70d FIG、 71a FIG、 7ic FIG、71b FIG、71d 特表千6−502735 (72) 図72 図73 図74 ステ、プO 図77e 図 77f フロントページの続き (31)優先権主張番号 606,802(32)優先日 1990年10月3 0日(33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 607,042(32)優先日 1990年10月3 1日(33)優先権主張国 米国(US) (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、 ES、 FR,GB、 GR,IT、 LU、 NL、 SE)、 C A、JP、 KR (72)発明者 コーエン、アダム・エルアメリカ合衆国、カリフォルニア90 024、ロサンジェルス、アパートメント802、ウィルシャイア・ブルーバー ド10717番(72)発明者 アリソン、ジョセフ・ダブリュアメリカ合衆国 、カリフォルニア91355、バレンシア、セナ・コート27156番(72) 発明者 ボルギッチ、トマス・ジェイアメリカ合衆国、カリフォルニア9306 3、シミ・バレイ、サミット・アベニュー4846番 (72)発明者 チェノ、トマス・ピーアメリカ合衆国、カリフォルニア910 11、う・カナダ、フェアビュー・ドライブ1152番 (72)発明者 ニューエン、ホップ・ピーアメリカ合衆国、カリフォルニア9 3543、リトルロック、イースト・アベニュー・アール−14,10735番 (72)発明者 シュミット、グリス・エイアメリカ合衆国、カリフォルニア9 1344、グラナダ・ヒルズ、ダニューブ10354番(72)発明者 エバン ズ、バーバート・イーアメリカ合衆国、カリフォルニア91380、サンタ・ク ラリタ、ポストオフィス・ボックス・800141番 (72)発明者 フリート、レイモンド・ニスアメリカ合衆国、カリフォルニア 91324、ノースリッヂ、ロマール・ストリート 19601番 (72)発明者 ジェイコブ、ボール・エフアメリカ合衆国、カリフォルニア9 1214、う・フレセンタ、パインリッチ・ドライブ5347番

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相乗的スティミュレーションにさらすときの選択的な物理的転移が可能な 材料から3次元物体を形成する方法であって、この方法は、物体の表現を復数の 層表現にスライスすることを含む方法であり、この方法は、スライスする寸法の 方向に複数の間隔を空けたスライスする面を有する物体表現を重ねる工程(ここ で、上記の複数のスライスする面の中の任意の2つの連続するスライスする面は 物体表現の1つの層を区切り、この複数の区切られた層は、また、スライス寸法 の方向に連続的に間隔を空けてある)、上記の物体表現の各々の区切られた層を 、その層を区切る2つの連続的なスライスする面と対応する工程(ここで、この 2つの連続的なスライスする面は、第1と第2のスライスする面からなり、第1 のスライスする面は、スライス寸法の方向に第2のスライスする面より低く位置 される)、物体表現と、層を区切る上記の第1と第2のスライスする面の中の第 1の選択されたスライス面との交差からなる物体表現の各々の区切られた上記の 層のための交差セグメントを形成する工程、 投影からなる上記の物体表現と、層を区切る第1と第2のスライスする面の中の 第1の選択されたスライスする面との交差からなる物体表現の各々の区切られた 上記の層のための投影セグメントを形成する工程(ここで、この投影は、層を区 切る第1と第2のスライスする面の中の第2の選択されたスライスする面への投 影であり、物体表現と、層を区切る第1と第2のスライスする面の中の、上記の 第2の選択されたスライスする面と異なる第3の選択されたスライスする面との 交差からなる)、 区切られた境界の交差セグメントと投影セグメントとのブール和からなる上記の 物体表現の各々の区切られた層の層境界表現を形成する工程、各々の区切られた 層のための層境界表現を、その層のための層表現に導入する工程、 上記の材料の層を連続的に形成する工程、および上記の層表現に対応して上記の 相乗的スティミュレーションに上記の材料の上記の層を選択的にさらして、上記 の3次元物体を生成する工程からなる3次元物体形成法。
  2. (2)請求の範囲(1)に記載された方法において、さらに、スライスする寸法 の方向に第2の区切られた層の下で間を空けた少なくとも第1の区切られた層の ために、第1の区切られた層のための層境界と第2の区切られた層のための層境 界との間のブール差からなる上に面する境界の表現を形成する工程と、 上記の第1と第2の区切られた層のなかの第4の選択された層のための層表現の 中に上に面する層の表現を含む工程 を含む3次元物体形成法。
  3. (3)請求の範囲(1)に記載された方法において、さらに、スライスする寸法 の方向に第2の区切られた層の上で間を空けた少なくとも第1の区切られた層の ために、第1の区切られた層のための層境界と第2の区切られた層のための層境 界との間のブール差からなる下に面する境界の表現を形成する工程と、 上記の第1と第2の区切られた層のなかの第4の選択された層のための層表現の 中に下に面する層表現を含む工程 を含む3次元物体形成法。
  4. (4)請求の範囲(1)に記載された方法において、さらに、層境界表現と、少 なくとも1つの区切られた層の任意の下に面する層の表現との間のブール差を作 成することにより上記の区切られた層のための層境界表現を調整して、調整され た層境界表現を得る工程と、上記の区切られた層の層表現の中に上記の調整され た層境界表現を含む工程を含む3次元物体形成法。
  5. (5)相乗的スティミュレーションにさらすときの選択的な物理的転移が可能な 材料から3次元物体を形成する装置であって、この装置は、物体の表現を複数の 層表現にスライスすることを含む装置であり、この装置は、スライスする寸法の 方向に複数の間隔を空けたスライスする面を有する物体表現を重ねるようにプロ グラムされた少なくとも1つのコンピュータ(ここで、上記の複数のスライスす る面の中の任意の2つの連続するスライスする面は物体表現の1つの層を区切り 、この複数の区切られた層は、また、スライス寸法の方向に連続的に間隔を空け てある) 上記の材料の層を連続的に形成する手段、および上記の層表現に対応して上記の 相乗的スティミュレーションに上記の材料の上記の層を選択的にさらして、上記 の3次元物体を生成する手段からなり、 上記のコンピュータは、さらに、物体表現の各々の区切られた層を、その層を区 切る2つの連続的なスライスする面と対応するようにプログラムされていて、こ の2つの連続的なスライスする面は、第1と第2のスライスする面からなり、第 1のスライスする面は、スライス寸法の方向に第2のスライスする面より低く位 置され、 上記のコンピュータは、さらに、物体表現と、層を区切る上記の第1と第2のス ライスする面の中の第1の選択されたスライス面との交差からなる物体表現の各 々の区切られた上記の層のための交差セグメントを形成するようにプログラムさ れ、 上記のコンピュータは、さらに、投影からなる上記の物体表現と、層を区切る第 1と第2のスライスする面の中の第1の選択されたスライスする面との交差から なる物体表現の各々の区切られた上記の層のための投影セグメントを形成するよ うにプログラムされ、この投影は、層を区切る第1と第2のスライスする面の中 の第2の選択されたスライスする面への投影であり、物体表現と、層を区切る第 1と第2のスライスする面の中の、上記の第2の選択されたスライスする面と異 なる第3の選択されたスライスする面との交差からなり、上記のコンピュータは 、さらに、区切られた境界の交差セグメントと投影セグメントとのブール和から なる上記の物体表現の各々の区切られた層の層境界表現を形成するようにプログ ラムされ、 上記のコンピュータは、さらに、各々の区切られた層のための層境界表現を、そ の層のための層表現に含むようにプログラムされる3次元物体形成装置。
  6. (6)請求の範囲(5)に記載された装置において、上記のコンピュータは、さ らに、 スライスする寸法の方向に第2の区切られた層の下で間を空けた少なくとも第1 の区切られた層のために、第1の区切られた層のための層境界と第2の区切られ た層のための層境界との間のブール差からなる上に面する境界の表現を形成し、 上記の第1と第2の区切られた層のなかの選択された第4の層のための層表現の 中に上に面する層の表現を含むように、プログラムされる3次元物体形成装置。
  7. (7)請求の範囲(5)に記載された装置において、上記のコンピュータは、さ らに、 スライスする寸法の方向に第2の区切られた層の上で間を空けた少なくとも第1 の区切られた層のために、第1の区切られた層のための層境界と第2の区切られ た層のための層境界との間のブール差からなる下に面する境界の表現を形成し、 上記の第1と第2の区切られた層のなかの第4の選択された層のための層表現の 中に下に面する層表現を食むようにプログラムされる3次元物体形成装置。
  8. (8)請求の範囲(5)に記載された装置において、上記のコンピュータは、さ らに、 層境界表現と、少なくとも1つの区切られた層の任意の下に面する層の表現との 間のブール差を作成することにより上記の区切られた層のための層境界表現を調 整して、調整された層境界表現を得、上記の区切られた層の層表現の中に上記の 調整された層境界表現を含むようにプログラムされる3次元物体形成装置。
  9. (9)相乗的スティミュレーションに選択的にさらすことが可能な材料から3次 元物体を形成する方法であって、この方法は、物体の複数の層の層境界表現から これらの層の層表現を形成することを含む方法であり、層境界表現を有する第2 の層の下に間を隔てた少なくとも第1の層境界表現を有する層のために、上記の 第1と第2の層の中の第1の選択された層の層境界表現と、上記の第1と第2の 層の中の第2の選択された層の層境界表現とのブール差を形成し、上記の第1と 第2の層の中の上記の第1の選択された層のための外方向に向いた境界表現を形 成する工程、上記の第1と第2の層の中の上記の第1の選択された層の層表現の 中に、外方向に面する境界表現を導入する工程、 上記の材料の層を連続的に形成する工程、上記の層表現に対応して上記の相乗的 スティミュレーションに上記の材料の上記の層を選択的にさらして、上記の3次 元物体を生成する工程からなる3次元物体形成法。
  10. (10)相乗的スティミュレーションに選択的にさらすことが可能な材料から3 次元物体を形成する装置であって、この装置は、物体の複数の層の層境界表現か らこれらの層の層表現を形成することを含む装置であり、この装置は、層境界表 現を有する第2の層の下に間を隔てた少なくとも第1の層境界表現を有する層の ために、上記の第1と第2の層の中の第1の選択された層の層境界表現と、上記 の第1と第2の層の中の第2の選択された層の層境界表現とのブール差を形成し 、上記の第1と第2の層の中の上記の第1の選択された層のための外方向に向い た境界表現を形成するようにプログラムされた少なくとも1つのコンピュータと 、 上記の材料の層を連続的に形成する手段と、上記の層表現に対応して上記の相乗 的スティミュレーションに上記の材料の上記の層を選択的にさらして、上記の3 次元物体を生成する手段とからなり、上記のコンピュータは、さらに、上記の第 1と第2の層の中の上記の第1の選択されたされた層の層表現の中に、外方向に 面する境界表現を導入するようにプログラムされる3次元物体形成装置。
  11. (11)媒体の複数の層からステレオリソグラフィにより物体を生成する方法で あって、この物体は、物体の包絡を定義し、上記の媒体は、最小の凝固深さを有 し、相乗的スティミュレーションにさらされたときに凝固可能であり、この方法 は、 物体の第1断面に対応する面する要素を有する媒体の第1層の上面で、面要素を 選択する工程、 媒体の第1層の上面での上記の面要素と、この面要素の下にある物体の包絡との 間の厚さを決定する工程、 この厚さを、最小凝固深さと比較する工程、この厚さが最小凝固深さ以上になる まで、第1断面の上記の面要素を相乗的スティミュレーションにさらすことなし に、第1層の上に媒体の1以上の層を生成することにより、厚さを増加する工程 、および上記の面要素を相乗的スティミュレーションにさらして、物体の少なく とも1部を形成する工程 からなる3次元物体形成法。
  12. (12)媒体の複数の層からステレオリソグラフィにより物体を生成する方法で あって、上記の媒体は、最小の凝固深さを有し、相乗的スティミニレーションに さらされたときに凝固可能であり、この方法は、上に面する面要素と下に面する 面要素の中の少なくとも一方を有する媒体の第1の層の1領域を選択する工程、 任意の上に面する面要素を相乗的スティミュレーションにさらす工程と、任意の 上に面しない面要素での、媒体の第1層の上面から、この面要素の下にある下側 の物体面までの、妨げられない物体の厚さを決定する工程、任意のそのような上 に面しない面要素の下の厚さが最小凝固深さ以上になるまで、任意のそのような 上に面しない面を凝固用の相乗的スティミュレーションにさらすことなしに、第 1層の上に次の層を生成する工程、および上記のそのような任意の上に面しない 面要素を凝固用の相乗的スティミュレーションにさらして、物体の少なくとも1 部を形成する工程からなる3次元物体形成法。
  13. (13)相乗的スティミュレーションにさらすときに物理的転移が可能な媒体の 複数の層から3次元物体をステレオリソグラフィで形成する改良された方法であ って、この方法は、上記の材料の複数の層の連続的生成と、3次元物体を1層づ つ建造するために3次元物体の連続する断面に対応して上記の材料の複数の層を 相乗的シミュレーションに選択的にさらす工程を含み、この方法の改良点は、物 体の少なくとも1つの次の層の形成の準備のために、1断面が、転移されない追 加の材料の少なくとも1層で覆われるまで、断面のすくなくとも1部に材料を転 移しないままに残すことであり、断面の上記の少なくとも1部は、加えられた追 加の材料の少なくとも1層での材料を通して相乗的スティミュレーションにさら すことにより転移される3次元物体形成法。
  14. (14)相乗的スティミュレーションに応じてキュア可能な材料から実質的に1 層づつ3次元物体をステレオリソグラフィで生産する改良された方法であって、 この方法は、上記の材料の複数の層の連続的生成と、上記の材料の連続的層に相 乗的スティミュレーションを選択的に加えて、上記の3次元物体を材料の複数の キュアされた層から形成する工程を含み、この方法の改良点は、バランスされる 層をキュアする工程と、次にこのバランスされる層に対してバランスする層をキ ュアして、このバランスする層によって生じたバランスされる層の逆の曲がりが 、バランスする層によって生じたバランスされる層の曲がりを実質的に打ち消す 工程とからなる3次元物体形成法。
  15. (15)相乗的スティミュレーションに応じてキュア可能な材料から実質的に1 層づつ3次元物体を生産する改良されたステレオリソグラフィ装置であって、こ の装置は、上記の材料の複数の層の連続的生成手段と、上記の材料の連続的層に 相乗的スティミュレーションを選択的に加えて、上記の3次元物体を材料の複数 のキュアされた層から形成する手段を含み、この装置の改良点は、バランスされ る層をキュアし、次にこのバランスされる層に対してバランスする層をキュアし て、このバランスする層によって生じたバランスされる層の逆の曲がりが、バラ ンスする層によって生じたバランスされる層の曲がりを実質的に打ち消す手段と からなるステレオリソグラフィ装置。
  16. (16)3次元物体の表面の1領域(この領域はまだ形成されていない第1構造 層の端からなる)と希望の物体包絡との差からなる表面不連続の減少法であって 、まだ形成されていない第2構造層の表面の少なくとも1部からなる延長部が、 上記の第1構造層の端を延長部だけ越えて存在する端を備え、この2つの端は、 包絡に対して少なくとも1部で接触し、第2構造層の表面が、少なくとも1部で 、第1構造層の表面と接触する方法であり、この方法は、相乗的スティミュレー ションに選択的にさらすことにより選択的な物理的転移が可能であり作用表面が 形成される流動可能材料を収容する工程、上記の相乗的シミュレーションの第1 量に上記の作用表面で材料を選択的にさらして、上記の第1と第2の構造層の中 の第1の選択された層を形成する工程、この第1の選択された層を形成する上表 面(上記の第1と第2の構造層の上記の表面の中の1つの表面)の上に転移され ない材料の1層を形成する工程(この転移しない層の上表面は、新しい加工表面 を定義する)、上記の層を上記の相乗的スティミュレーションの第2量に選択的 にさらして、上記の第1と第2の構造層の中の、上記の第1の選択された層と異 なる第2のの選択された層を形成する工程(上記の第2の選択された層の下側表 面は、上記の第1と第2の構造層の上記の表面の1つであり、この下側表面は、 上記の新加工表面の下に位置する)、 上記の領域が、上記の新加工表面の上に位置されるまで上記の第1と第2の選択 された層を上昇し、上記の材料のメニスカスが上記の領域において生じて上記の 領域における新しい物体表面を定義する工程(この新物体表面は、少なくとも部 分的に上記の不連続を減少する)、および上記のメニスカスを相乗的スティミュ レーション第3量に選択的にさらして上記のメニスカスを実質的に転移する工程 からなる方法。
  17. (17)3次元物体の表面の1領域(この領域はまだ形成されていない第1構造 層の端からなる)と希望の物体包絡との差からなる表面不連続の減少する装置で あって、まだ形成されていない第2構造層の表面の少なくとも1部からなる延長 部が、上記の第1構造層の端を延長部だけ越えて存在する端を備え、この2つの 端は、包絡に対して少なくとも1部で接触し、第2構造層の表面が、少なくとも 1部で、第1構造層の表面と接触する装置であり、この装置は、相乗的スティミ ュレーションに選択的にさらすことにより選択的な物理的転移が可能であり作用 表面が形成される流動可能材料を収容する容器と、建造表現を修正するようにプ ログラムされた少なくとも1つのコンピュータからなる形成手段であって、上記 の建造表現は、建造表現に対応して上記の第1と第2の構造層の中の第1の選択 された層を形成する相乗的スティミュレーションの第1量を特定し、上記の建造 表現は、さらに、上記の第1と第2の構造層の中の、上記の第1の選択された層 と異なる第2のの選択された層を形成する相乗的スティミュレーションの選択的 な第2量を特定し、ここに上記の第2の選択された層の下側表面は、上記の第1 と第2の構造層の上記の表面の1つであり、この下側表面は上記の新加工表面の 下に位置し、上記のメニスカスが実質的に転移するときに上記のメニスカスを選 択的にさらす上記の相乗的スティミュレーションの第3量を特定する形成手段と 、 上記の第1の選択された層の上表面の上に転移されない材料の1層を形成する再 被覆手段(この転移しない層の上表面は、新しい加工表面を定義する)であって 、上記の再被覆手段は、上記の領域が上記の新加工表面の上に位置されるまで上 記の第1と第2の選択された層を上昇し、上記の材料のメニスカスが上記の領域 において生じて上記の領域における新しい物体表面(この新物体表面は、少なく とも部分的に上記の不連続を減少する)を定義する再被覆手段とからなり、上記 の形成手段は、上記の修正された建造表現に対応して、上記の材料を上記の加工 表現で相乗的スティミュレーションに選択的にさらす装置。
  18. (18)相乗的スティミュレーションにさらすときの選択的な物理的転移が可能 な材料から3次元物体を形成する方法であって、この方法は、物体の第2層に隣 接した物体の第1層を少なくとも部分的に特定し(この特定される第1層と第2 層は厚さを有し)、希望の物体の包絡からの差だけずれる表面を形成するように 特定される物体表現を修正して、上記の第1層と第2層の厚さより小さい厚さを 有するように特定される第3層を特定するようにさらに修正された物体表現を得 て、この第3層を上記の表面に付着して上記の差を減少する工程、 上記の材料の複数の層を連続的に形成する工程、および上記の修正された物体表 現に対応して上記の相乗的スティミュレーションに上記の材料の複数の層を選択 的にさらし、上記の3次元物体を得る工程からなる方法。
  19. (19)相乗的スティミニレーションにさらすときの選択的な物理的転移が可能 な材料から3次元物体を形成する装置であって、この装置は、物体の第2層に隣 接した物体の第1層を少なくとも部分的に特定し(この特定される第1層と第2 層は厚さを有し)、希望の物体の包絡からの差だけずれる表面を形成するように 特定される物体表現を修正して、上記の第1層と第2層の厚さより小さい厚さを 有するように特定される第3層を特定するようにさらに修正された物体表現を得 て、この第3層を上記の表面に付着して上記の差を減少する手段、 上記の材料の複数の層を連続的に形成する手段、および上記の修正された物体表 現に対応して上記の相乗的スティミュレーションに上記の材料の複数の層を選択 的にさらし、上記の3次元物体を得る手段からなる3次元物体形成装置。
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