JPH06502399A - 悪性腫瘍の治療又は予防のための医薬組成物 - Google Patents

悪性腫瘍の治療又は予防のための医薬組成物

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JPH06502399A JP3517395A JP51739591A JPH06502399A JP H06502399 A JPH06502399 A JP H06502399A JP 3517395 A JP3517395 A JP 3517395A JP 51739591 A JP51739591 A JP 51739591A JP H06502399 A JPH06502399 A JP H06502399A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 悪性腫瘍の治療又は予防のための医薬組成物本発明は悪性腫瘍、より好適にはカ ルチノーマ、最も好適には乳癌の治療処置又は予防を目的とする医薬組成物に関 する。
多くの腫瘍細胞は、対応する正常細胞とは質的に、或いは量的に異なった抗原を その表面に発現する。腫瘍の細胞のみ発現された場合、これらの抗原は特異的な ものである。
正常な細胞上と腫瘍の細胞上との両方にこれら抗原が存在するときには、これら 抗原は腫瘍に関連があると言われている。この場合、抗原は腫瘍細胞中に大量に 又は異なった形態で存在する。
現在までヒトにおいて特徴付けられてきた、腫瘍抗原の大多数は、腫瘍と関連付 けられたヒトの抗原である(以下においては関連抗原と呼ぶ)。これらのうち最 も主要なものを以下に示す。
一胎児の組織に存在し、対応する大人の組織には存在しないか又は痕跡状態で存 在する、ガン胎児性抗原のような胎児腫瘍性抗原;その発現は腫瘍の発達中に異 常な様子で再び誘導される。
一特定の細胞型のある種の成熟段階においてのみ通常発現される分化抗原;この 様な抗原を発現させる腫瘍細胞は、その分化の過程でブロックされた細胞にその 起源を有するものと考えられる。
一確認され始めているオンコジーンの生成物従って、腫瘍と関連する抗原の特異 性は、質的と言うよりむしろ量的である。何故ならば、この抗原は、正常な個体 において、局所的に若しくは不連続的に(胎胚期(feto−embryoni c period ) )或いは痕跡状態で存在していて、腫瘍形成期間中にの み、過剰発現(10倍から1000倍のファクターでの発現)するかも知れない からである。この抗原が正常に発現される場合には、“自分自身”の一部として の免疫システムにより認識されるのに対し、その過剰な又は異常な発現は、体液 性の若しくは細胞性の免疫応答を誘発し得る。
一般的に、免疫応答には、2つの主要な形式が存在する=1つは、Bリンパ球に よる抗体の生産により特徴付けられた体液性応答であり、他の1つは、エフェク ター細胞、即ち基本的にはマクロファージ及び細胞障害性Tリンパ球ならびに免 疫応答を制御する細胞、即ちヘルパー及びサプレッサー1928球が関与する細 胞−介在性免疫応答(cell−mediated immune respo nse )である。
細胞−介在性免疫応答は、ヘルパーTリンパ球及びエフェクター細胞の協力を必 要とする。この協力は、とりわけ活性化されたヘルパーTリンパ球により分泌さ れたインターロイキン2及び様々な他のリンフ才力インの結果として起こる。イ ンターロイキン2は、次いで細胞障害性1928球の活動を誘導し、リンフ才力 インはマクロファージの食作用応答を引き起こす。付随して、同様にサプレッサ ーT IJンパ球を使用した細胞−介在性免疫応答を抑制する機序が存在する。
癌にかかった患者が、体液性及び細胞−介在性免疫応答を示すということは現在 、良く知られている。このこと眠特に、何人かの患者の血清が抗腫瘍抗原抗体を 含有してt)たこと、及び彼等の血清がインビトロで癌細胞の成長を抑制するこ とができたことにより、明らかにされて(する。それにもかかわらず、自発的な 腫瘍の退行は極めてまれであるから、インビトロで観察された免疫応答はインビ ボでGヨ効果がないように思われる。同様に、同種移植片は常をこ拒絶されるの にもかかわらず、腫瘍移植片は免疫動物(こお(1てさえも、それほどしばしば 拒絶されることはな0゜免疫応答は腫瘍に対抗して発達するかもしれな0が、患 者にとって真の利益になるかどうかは疑わしくXoあらゆることが腫瘍が体内免 疫監視機構を潜り抜けることを示しているようである。この現象を説明するため に、種々のモデルが提案されている。全体的且つ詳細な検討につ0て【よ、19 90年発行のサイエンティフィック・アメリカン、メディシン、6章、■ 腫瘍 免疫学、1990 (ScientificAmerican、Medecin e、Chapter 6 VIII Tumor Immunology、 1 990)を参照されたい。原則として、腫瘍抗原は、個体に対してよりはむしろ 腫瘍に対して有利になるように、免疫応答を修正したり、矛先を変えたりするに 際して、無視できない役割を果たしていると考えられる。
腫瘍に対する免疫応答の複雑さや、この分野での現在の知識の不十分さを考慮し て、抗癌ワクチンの使用は全く目途がたっていない。動物を使用する研究によれ ば、生きている或いは、死んだ癌細胞を使用する免疫は、その後に行われる腫瘍 移植片(tumor graft )の拒絶を生ずることが明らかとなった。非 細胞生成物を用いる免疫の試みは、一般的に、それ以上にうまくいっていない。
従って、今日までのところ、癌と関連する抗原を使用してこの癌に対するワクチ ンを製造する可能性は種々議論されており、決着がついていない。この治療法に 対する主な理論的反論は、免疫応答は腫瘍を予防し、或いはこれを治療するため 十分有効であるとは考えられないこと、また、ワクチンが保護効果を発揮するか 否か、即ち、腫瘍を予防し或いはその進行を遅らることができるか否かは甚だ疑 問であるという事実による。
それにもかかわらず、特に乳癌と関連する腫瘍抗原【よ、ワクチンとしての若し くは治療用の形態で、免疫応答を誘起することができ、この免疫応答は、それ以 後の腫瘍による攻撃或いは腫瘍の進行に対する防御となり得ること力く見出され た。問題の抗原は、より具体的にはハイブリドーマATCCNo、HB 863 0より得たモノクローナル抗体H23により認識されたものである。このノーイ ブ1ノドーマは、特許出願 EPA 174,534のため寄託され、実験的研 究のため第三者に入手可能である。さら1こ抗体H23は、イスラエル テルア ビブ ノくゼルスト1ノート 5、ペタハ テイクバ、私書箱1424のテヴア  ファーマシューテイカル インダストリーズ 1ノミテツド(Teva Ph armaceutical Industries Ltd、5 Ba5el  5treet。
Petah Tiqva、 P、 0. Box 1424. Te1−Avi v、 l5rael)で入手できる。
抗体H23は、乳ガン細胞株T47Dのインビトロの培養上清中に存在する粒子 状物質に対して生成された。その後、抗体H23は、乳ガンバイオプシーの大多 数、ならびに乳癌患者の血清及びその他の生理的液と著しく反応することが示さ れた。これとは対照的に、健康な個体におしXでは、抗体H23は、抗原を検知 しないか、或いは痕跡としてのみ検知する。
従って、抗体H23によって認識された腫瘍抗原は、乳癌の症例の約90%の癌 性の乳組織の上皮細胞により異常な状態で発現される一方、健康な個体では発現 はゼロでないにしろ非常に低い。乳房の上皮組織以外の腫瘍性上皮組織において も、腫瘍抗原が有意量で検知されている。
成る1人の患者においては、抗体H23により認識される腫瘍抗原は、2つの状 態で存在する。即ち、経膜型(transmembrane form)と分泌 型(secreted form)であり、これらのアミノ酸配列はそれぞれ配 列同定図(SI(sequence 1dentifier) )番号1及び番 号2により示される。経膜型及び分泌型は、ともに高い多形性を示す。実際に抗 原の両形態の配列は、それぞれのSIにおいて線で囲まれ、且つ数度にわたりに 縦方向(tandem)に繰り返され得毬20個のアミノ酸のサブユニットを含 有する。このサブユニットの配列は、式(1) Pro−Gly−3er−Th r−Ala−Pro−X−Ala−Bis−Gly−Val−Thr−3er− ^1a−Pro−Asp−Y−Arg−Pro−X (式中、XはPro又はA laであり、YはThr又はAsnである)で表される。個体間において、この 縦列(tandem)の繰り返しの数は、はぼ20から80まで変化でき、特に 多形性を特徴付ける。最後に1つの繰り返しと他の繰り返しの間で、アミノ酸の 最小数(しばしば1,2又は3のアミノ酸)が変更される。
さらに、上述の20のアミノ酸からなるサブユニットは、抗体H23と反応して いる腫瘍抗原に対して特異的であることが明らかにされた。なぜならば、このサ ブユニットは、この抗体より認識されるエピトープを含んでいるからである。
従って、本発明は、治療剤として(i)抗体H23により認識されるポリペプチ ドまたは(ii)抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNA フラグメントをゲノムに挿入したウィルスと、医薬の観点から許容できる希釈剤 または賦形剤との混合物を含む悪性腫瘍の治療処置または予防を目的とする医薬 組成物を提供するものである。
より一般的な観点からは、本発明の主題は、悪性腫瘍を治療または予防するため の治療剤としての、抗体H23により認識されるポリペプチドである。
同様に、本発明の主題はまたニ ー 抗体H23により認識されるポリペプチド(i)または、悪性腫瘍を治療ま たは予防するために抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDN Aフラグメントをゲノムに挿入したウィルス(ii)の使用;−抗体H23によ り認識されるポリペプチド(i)または抗体H23により認識されるポリペプチ ドをコードするDNAフラグメントをゲノムに挿入したウィルス(ii)の治療 的に有効な量を、その様な治療が必要な被験者(subject )に投与する 行為を含む、悪性腫瘍を治療または予防する方法 である(治療的に有効な量とは、効果的な治療を実行するのに十分な量を意味す るものと理解される)。
抗体H23により認識されるポリペプチド(poypeptide)は、特に配 列(I ) : Pro−Gly−Ser−Thr−Ala−Pro−X−Al a−Hi s−G 1y−Va 1−Thr−8er−A 1 a−Pro−A sp−Y−Arg−Pro−X (式中、XはPro又はAlaであり、YはT hr又はAsnである)を含むポリペプチドであっても良い。該配列(I)は、 抗体H23により認識されるポリペプチドの完全な配列であることもあるし、抗 体H23により認識されるポリペプチドの単一のまたは繰り返しフラグメントを 示すこともある。
抗体H23により認識される好ましいポリペプチドは、その配列が、軽層型また は分泌型で抗体H23により認識される、ヒト上皮組織の抗原(以下、この抗原 をH2S−ETAと命名する)の配列を含めて、その配列が少なくとも80%、 好ましくは少なくとも90%、特に好ましくは95〜100%のホモロジーの程 度を示す、抗体H23により認識されるポリペプチドである。
SI番号1に示されるように、H2S−ETAの軽層型は、1位のスレオニン残 基から始まり、414+(20Xn)位のロイシン残基で終わるアミノ酸配列を 有する一方、SI番号2に示されるように、H2S−ETAの分泌型は、1位の スレオニン残基から始まり、246+ (20xn)位のプロリン残基で終わる アミノ酸配列を有する。極めて一般的には、nは1〜80の数であり;好ましく は1〜40の数であり;特に好ましくは、nは2.3または4の数である。
より詳しくは、H2S−ETAの軽層および分泌型は、N−末端領域の106個 のアミノ酸(以下、N−末端領域という)および繰り返されるサブユニットのセ ットに相当する中間領域は共通性を有するニ一方、そのC末端は、相当に異なっ ている。アミノ酸の107+ (20Xn)位かその配列が、SI番号1および 2に記載されるものの一方と同一でない、抗体H23により認識される好ましい ポリペプチドは、N−またはC−末端領域において、ランダムに分布された少な くとのImのアミノ酸の突然変異(点突然変異)により特徴付けられる。全突然 変異の数は、当然に、上記のホモロジーの程度の基準を満足しなければならない 。1点突然変異1とは、SI番号1または2に記載されるN−またはC−末端領 域のアミノ酸の欠失または置換、およびSI番号1または2に記載されるN−ま たはC−末端領域の範囲内のアミノ酸の付加を意味するものと理解される。
一般的に言うと、抗体H23により認識されるポリペプチドは、化学合成などの 通常の方法により製造することもでき、アミノ酸配列が多数の残基を含むときに は組換えDNA技術により製造することもできる。より詳しくは、製造法は、抗 体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメントで形質 転換された宿主微生物を培養する工程、および培養物から該ポリペプチドを収穫 する工程を有する。宿主微生物は、特に限定されるものではないが、問題となっ ているDNAフラグメントが、宿主生物のゲノムに組み込まれているか、または 好適な発現ベクターに挿入されている限り、すなわち、宿主生物中で複製可能で ある限り、例えば細菌、酵母、または哺乳動物細胞などの形質転換できる任意の 微生物であって良い。当然に、抗体H23により認識されるポリペプチドをコー ドするDNAフラグメントは、好適な転写及び翻訳シグナルを有する領域の制御 下に置かれる。発現ベクター及び制御領域は、当業者に良く知られている。
最近の10年間に、種々の病原性生物に対し免疫応答を誘導する目的の試薬とし て組換えウィルスを使用することが提案されてきた。本発明における使用に際し 、鳥のポックスウィルス、カナリアポックスウィルス(canarypox v irus )またはワクシニアウィルスが非常に好ましい。ワクシニアウィルス は、天然痘ウィルス(smallpox virus)と交差免疫反応を示し、 結果として19世紀から抗−天然痘ワクチンとして使用されてきた。1980年 代の初期において、天然痘は地球表面から絶滅すると考えられており、世界保健 機構は天然痘に対する予防接種を停止するのが好ましいと判断した。従って、ワ クシニアウィルスは、天然痘以外の病原性生物のベクターに特異的な抗原決定基 をコードする異種遺伝子を発現するようにそのゲノムが修飾されたワクシニアウ ィルスを含むワクチンとして今や利用することができる。
本発明の医薬組成物の治療剤はまた、抗体H23により認識されるポリペプチド をコードするDNAフラグメントをゲノム中に挿入したウィルスであっても良い 。
この型の医薬組成物は、安価に製造することができ、種々の環境条件下で大きな 安定性を示す利点がある。特に、貯蔵条件に制限は課されない。
異種蛋白質を発現するためのブロックを発現させ得るワクシニアウィルスを得る ための一般的な条件は、欧州特許EP83,286に記載されており、その内容 は参考資料(reference)として本明細書中に取り込まれる。これらの 条件は、ベクターが発現ブロックを挿入し得る非必須ゲノム領域を少なくとも1 種有する限り、ベクターとして許容される他のウィルスにも適用可能である。
抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメントをゲ ノム中に挿入したワクシニアウィルスは、既述のように哺乳類細胞の培養物中で 該ポリペプチドを製造するための特別な発現ベクターとして使用することもでき る。
抗体H23により認識されるポリペプチド、または該ポリペプチドをコードする DNAフラグメントをゲノム中に挿入したウィルスは、生体内で以下の試験にお いて抗腫瘍活性を示す:4〜5週齢のCaH系マウスまたはフィッシャー(Fi sher)系ラットを、2回の処置の間に10日間の間隔をおきながら、抗体H 23により認識されるポリペプチドをlO〜500μg1または該ポリペプチド をコードするDNAフラグメントをゲノム中に挿入したウィルスを107〜10 8 pfu(プラーク形成単位(plaque formingunits)  )で2度処理する。ペプチドが使用されたとき、該処理は好ましくは皮下注射に よりなされる。尾の乱刺法(scarification)が、ウィルスの場合 には好ましい。最初の処置の15日後に、約10 −107個の、インビトロで 培養され、トリプシンで処理され、PBS (リン酸緩衝生理食塩水)バッファ ー中で洗浄され再懸濁された、H23−ETAを発現する同系腫瘍細胞が、約1 00μlの容量で皮下注射される。平行して、未処理の動物が同様にして同じ腫 瘍攻撃に供される。細胞の注射の約20日後に、皮下注射した腫瘍の大きさは、 未処理の動物よりもポリペプチドまたはウィルスで処理された動物の方がより小 さい。
抗体H23により認識されるポリペプチド、または該ポリペプチドをコードする DNAフラグメントがゲノム中に挿入されたウィルスは、結果として、癌性の状 態、より詳しくは、例えば哺乳類の腫瘍のようにカルチノーマ型の腫瘍(上皮細 胞により発達した腫瘍)を治療または予防するのに有用である。
これらの適用(1ndication)のための適当な用量は、例えば使用され るポリペプチドまたはウィルス、処理される個体、投与経路、ワクチンとして使 用するのか治療に使用するのか、処理される腫瘍状態の性質及び進行度(5ev erity)などにより変化する。しかしながら、一般には、適応症(1ndi cation)は、哺乳類、例えばヒトにおける満足できるワクチンの結果は、 該ポリペプチドをコードするDNAフラグメントがゲノム中に挿入されたウィル スを、単回投与または約1〜3週間の間隔をおいてもう1度またはもう2度の繰 り返し投与で、約10pfu/kg〜約108pfu/kg (の哺乳類の体重 )の条件で使用したときに得られる。
本発明の医薬組成物は、任意の通常の経路で投与され、特に、例えば注射可能な 溶液または懸濁液の形態で皮下経路で投与される。ワクチンとしては、本発明の 組成物は、すでに知られているワクチンで実施されている通常の態様に従い投与 され、例えば単回投与または所定の間隔をおいてもう1度またはもう数度の繰り 返し投与で行われる。本発明の組成物がキャンサーの治療処置に使用されるとき 、有効な治療に十分な期間繰り返し投与され得る。そのような組成物は、腫瘍内 に注射されるのが良いかもしれない。
本発明による医薬組成物は、公知の方法により調製され得る。治療剤がワクシニ アウィルスの場合は、好ましくはこのウィルスは減弱した生きた状態で使用する 。現今では減弱したウィルス株が利用できる。例えば、チミジンキナーゼ欠損コ ペンハーゲン(Copenhagen)株がある。本発明による組成物を使用す るのに必要な組換え型のウィルスを得るためには、その様な株の使用で十分であ る。最終的に、組換え型ウィルスは、当業者に周知の適当な化学的処理により減 弱され得る。
図1を参照して、以下に本発明の詳細な説明する。
図1は、分泌型H23−ETA (→1)又は軽層型H23−ETA (→2) をコードするゲノムDNAフラグメントを図式的に示す。ブロック部と間隔部は 、それぞれエクソンとイントロンを表わす。黒い部分はシグナル配列に相当し、 斜線の部分は繰り返し配列(a、b、c、dの4か所)を示す。DNAフラグメ ント番号1と2は、分泌型H23−ETAをコードする完全フラグメントの構築 に使用されるのに対し、DNAフラグメント番号3から5は、軽層型H23−E TAをコードする完全フラグメントの構築に使用される。この図における制限酵 素切断部位は、81番号1と2にも、見出される。
実施例I H23の一部をコードする相補的なゲノムDNAフラグメントを、レシュナーら の方法(Wreschner et al、、Eur、J、Biochem、( 1990)189:463)の手順に従い単離する。次いで、これらフラグメン トを、分泌型もしくは軽層型の完全なH23−ETA抗原をコードする一本のD NAフラグメントに再構築する。
プラスミドの構築について、図1を参照して以下に記述する。
A1分泌型H23−ETAの合成を促進し得るワクシニアウィルスの調製 EcoRI−PvuX相補的DNAフラグメント(番号1)を、レイゼら(La the et all、Gen6(1987) 57:193)に記載されたベ クターpPolynの複数挿入領域(multiple 1nsertion  region)のEcoRIとPvuII部位との間に導入し、プラスミドpE TA−5−を得る。4つの繰り返しユニットを含むPvulIゲノムDNAフラ グメント(番号2)を、pETA−5−の複数挿入領域のPvuI[部位に、フ ラグメント番号工の下流に且つ適切な配向(orientation)で導入す る。繰り返しユニットa、b、c及びdにおいて、コドンXXXI及びxxx2 は、それぞれ、CCA(Pro)及びCCC(Pro)、CCA及びCCC,G CA (A1 a)及びGCCSCCA及びGCCである。同様に、繰り返しユ ニットa、b及びCでは、コド:zyyyはACC(Thr)であり、ユニット dでは、コドンyyyはAAC(Asn)である。
完全な分泌型H23−ETAをコードするBamHI−8alIフラグメントを 、最終的に得られたプラスミドから摘出する。次いで、このフラグメントを、ワ クシニアウィルスプロモーターE7.5にの下流で且つチミジンキナーゼをコー ドするワクシニアウィルス遺伝子の中の、キーニイら(Kieny et al 、、Bio/Technotogy、(1986) 4ニア90)により記載さ れたトランスファーベクターptg194−polyのBamHIと5alI部 位間に挿入される。
次いで上記パラグラフで得られたトランスファーベクターを用いて、キーニイら (Kieny et al、、Nature (1984) 312:163) に記載された方法に従い、分泌型H23−ETAの発現ブロックをワクシニアウ ィルスのコペンハーゲン株のゲノムに転移(transfer)する。こうして 、ワクシニアウィルスVv−ETA−Sが得られる。
B、軽層型H23−ETAの合成を促進し得るワクシニアウィルスの調製 4つの繰り返しユニットを含むPvun−PstIゲノムDNAフラグメント( 番号3)を、pETA−5”の複数挿入領域のPvuIIとPstI部位との間 に、フラグメント番号1の下流で且つ適切な配向で導入する。繰り返しユニット aSbSc及びdにおいて、コドンxxx1及びxxx2は、それぞれCCA( Pro)及びCCC(Pro) 、CCA及びCCC,GCA (A1 a)及 びGCC。
CCA及びGCCである。同様にコドンyyyは、繰り返しユニットa、b及び Cでは、ACC(Thr)であり、繰り返しユニットdでは、コドンyyyはA AC(Asn)である。
クローン化したフラグメントに対応するEcoRI−Pstrフラグメントを、 最終的に得られたプラスミドから摘出する。EcoRIのコヒーシブ(cohe sive)末端を、フレノウ ポリメラーゼによる処理でプラントエンド(bl unt end)に変換する。次いで、このフラグメントを、前記レイズら(L athe et al、。
)に記載のベクターpPolyI l−3f i/Not−14の複数挿入領域 の予めフレノウ ポリメラーゼで処理されたXhoI部位とPstI部位との間 に導入し、プラスミドpETA−T−5−を得る。
Pstl−BalI相補的DNAフラグメント(番号4)を、pETA−T−5 =のPstI部位とBalI部位との間に導入する。次いで、Ba1I−Bal I相補的DNAフラグメント(番号5)を、最終的に得られたプラスミドのBa lI部位に導入する。
完全な経原型H23−ETAをコードするBgln−8StIフラグメントを、 上記パラグラフで得られたプラスミドから摘出し、次いで、これを上記のキーニ イら(Kieny et at、、(1986))に記載されたトランスファー ベクターptg186 polyのBamHI部位と5stI部位との間に導入 する。そこは、ワクシニアウィルス プロモーターE7.5にの下流及びチミジ ンキナーゼをコードするワクシニアウィルス遺伝子の内部である。
上記パラグラフで得られたトランスファーベクターを用いて、前記キーニイら( Kieny et al、、(1984))の方法に従い、軽層型H23−ET Aの発現のためのブロックをワクシニアウィルスのコペンハーゲン(VV−0) 株のゲノムに転移(transfer)する。こうして、ワクシニアウィルスV V−ETA−Tが得られる。
実施例 2: ウィルスストック(virus 5tocks)の調製精製した ウィルスのストックを、BHK−21細胞を用いて調製する。BHK−21細胞 を、組換えウィルスvv−ETA−8及びVV−ETA−T (0,lp fu /細胞)で48時間感染させる。その後、培養物を一20℃で凍結し、室温で解 凍する。低張性の緩衝液中ボッター(potter)を用いて3回連続して処理 することにより細胞壁を破壊後、上清の可溶性蛋白を36%(W/V)スクロー スのクッション(cushion )上に負荷し、遠心(ベックマン(Beck man)SW 28.1時間、14K)する。ウィルスを含むペレットを、10 mM トリス−塩酸(pH8)の溶液に入れ、直線(20−40%)スクロース グラジェント上に置く。遠心(SW 28.40分間、14K)後、ウィルスの 蛋白光(opalescent)のバンドを、シリンジを用いて回収し、遠心( SW 28.20に、1時間)によって濃縮する。最後に、ウィルスを少量の1 0mM )リス−He1 1 (pH8)に入れ、約1010p f u/m  lのウィルスストックを得る。
実施例 3: H23−ETAを発現する腫瘍細胞株A、H23−ETAの発現 を促進することができる真核性プラスミドの構築 H23−ETAの分泌型をコードするBamHI−8aII DNAフラグメン トを、実施例IA 第1パラグラフで得られたプラスミドから摘出する。これを 、ゴーティア−ら(Gautier et al、)、Nucl、 Ac1d  Res、、(1989) 17(20) :83に記載されたプラスミドpHM Gの多発性の挿入域(multiple 1nsertion region  )のBamHI及び5aII部位間に再導入し、3−ヒドロキシ−3−メチルグ ルタリルコエンザイム入りダクターゼ(3−、hydroxy−3−methy Iglutarylcoenzyme A reductase) (HM G  CR)遺伝子のプロモーターの支配下であって、5v40ポリAのシグナル配 列の下流に置く。これによってプラスミドpHMG−ETA−8が得られる。
同様にして、プラスミドpHMG−ETA−Tを、同様な方法で、実施例IB、 第2パラグラフで得られたプラスミド由来のBamHI−EcoRV DNAフ ラグメントの挿入によって構築する。
B、 細胞株の調製 マトリシューら(Matriceau et al、) EMBOJ、 (19 85) 4 :1435によるフィッシャーラット繊維芽細胞から得られる腫瘍 細胞株FR3T3−ras−1の細胞及びC3Hマウス由来のマウス乳癌株MM 5tの細胞を、(i)pHMG−ETA−3及びコルベレーガラピンら(Co  1 bere−Garapin et al、) 、 J、 Mol、 Bio l、(1981) 150 : 1に記載され、ゲネチシン(Genetici n ) (G 418 )の耐性の遺伝子を含むプラスミドpAG60;又は( ti) pHMG−ETA−T及びpAG60で同時トランスフェクション(c otransfection)する。トランスフェクションを完了するために、 ウィグラーら(Wigler et al、、) Ce1l (197g)14  : 725で修飾されたグラハムら(Graham et al、、) Vi r。
1ogy (1973) 52 : 456の燐酸カルシウム沈殿法を用いる。
トランスフェクトされたクローンを、500μl/mlのG418の存在下選択 し、培養する。H23−ETAを発現するクローンの選択は、抗体H23との反 応後ペルオキシダーゼでの細胞標識によって成される。純粋な状態の細胞株を限 界希釈法により得、H23−ETAの発現をモニターする。
細胞株を以下に命名する: FR3T3−ras−1 (pAG60/pHMG−ETA−3):F−8FR3T3−ras−1 (pAG60/pHMG−ETA−T):F−TFR3T3−ras−1 (pAG60/pHMG):F−C MM5tC3H (pAG60/pHMG−ETA−S):M−8MM5tC3H (pAG60/pHMG−ETA−8):M−7MM5tC3H (pAG60/pHMG−ETA−8):M−C実施例 4: H23−ETA のワクチン効果の証明4から5週齢のフィッシャーrops系雄及び雌ラット並 びにC3H系雌マウスを、以下の方法によって免疫する:VV−ETA−3.V V−ETA−T又はvv−0の精製したウィルス調製物を、約2X107pfu に相当する10μl量を、尾への乱刺法によって動物に投与する。この処理を1 0日後に繰り返す。
F−3,F−T、F−CXM−8,M−T及びM−C腫瘍株を、10%牛脂児血 清、100単位のペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシンを添加 した修飾したダルベツコ培地(ギブコ(Gibco) )中で培養する。その後 培養物をトリプシンで処理し、PBS (リン酸緩衝生理食塩水)で洗浄、懸濁 する。
免疫第1段階の14日後に、2xlO4F−C細胞、4XIOF−3細胞、1. 5X105F−T細胞或いは2X106M−C,M−3又はM−T細胞を、10 0μmの容量で動物の皮下に注射する。
皮下の腫瘍の出現を毎日モニターする。腫瘍の直径を2方向から測定する。実験 の完全なデータ及び結果を以下の表工に示す。
裏■ 表工に示すように、動物をF−3又はF−Tで感染させると、事前にワクシニア ウィルスVV−ETA−8又はVV−ETA−Tを使用して処理した動物群での 腫瘍の出現率は、処理していない動物群又はvv−〇ワクシニアウィルスで処理 した動物群よりも低い。更に、事前にVV−ETA−8又はVV−ETA−Tで 処理した動物で出現した腫瘍小節(tumor nodules )の大きさは 、処理していない動物又はVV−Oで処理した動物で観察される腫瘍小節よりも はるかに小さい。
VV−ETA−3又はVV−ETA−Tを用イル免疫は、H23−ETAの分泌 又は軽層型を発現する細胞で誘導される腫瘍の場合にのみ効果的である。ウィル スのワクチンの効果はこの様に非常に特異的である。
最後に、VV−ETA−Tのワクチンの効果は、腫瘍を誘導する細胞によって発 現されるH23−ETAの型に関係な(、VV−ETA−8のそれよりも優れて いるようでフィッシャー系ラットを、実施例4に示すように腫瘍細胞で感染させ る。腫瘍が出現すると同時に(10〜15日後)、実施例4に示すようにウィル ス調製物を用いて治療を行う。
実験のデータ及び結果を以下の表■に示す:1互 表■に示すように、VV−ETA−3又はVV−ETA−Tを用いた感染治療は 、コントロール試験に比べ、腫瘍の外観(appearance)の出現率及び 大きさに好ましく1効果を有する。更に、V V −E T A −T Gi、 MV−ETA−8よりもより効果的であるように見える。
配列識別番号1 (SEQUENCE IDENTIFIERNo、1)主題: H23−ETA抗原の軽層型 配列の型: DNAフラグメントの配列および対応するアミノ酸配列 分子型:相補的DNA 起源:乳ガン株T47D 完全DNAフラグメントの特徴: EcoRI−Ba l Iフラグメントコーディング配列:核酸58〜核酸13 62+ (60x n)アミノ酸配列の特徴: シグナルペプチド:アミノ酸−21〜アミノ酸−1* 成熟型二アミノ酸1〜アミノ酸414 、を意味する。
繰り返し配列二以下にボックスで示されるように、Xl及びx2は独立してPr oまたはAlaであり、YはThrまたはAsnである。
CGT CAT GCA AGCTC? Ace CCA GGT IIJA  (JA AAG GAG Mゴ 1611260’ 265” ?CA GA、CGT’CAGOGTG AG? CAT GTQ CeA T ”n CCT TTCTCT 1044 + (60xnl入^CTiG ?A G GGGζACGT(ココ cccrcrα^ac テe 13り2 + ( 603CO)へsnL纏Uτ・【 配列識別番号2 主題:H23−ETA抗原の溶解型 配列の型:DNAフラグメントの配列および対応するアミノ酸配列 分子型:相補的DNA 起源:乳ガン株T47D 完全DNAフラグメントの特徴: EcoRI−PvuIrフラグメント コーディング配列;核酸58〜核酸858 + (60X旦)アミノ酸配列の特 徴: シグナルベブチド:アミノ酸−21〜アミノ酸−1* 成熟型二アミノ酸1〜アミノ酸246 、ゝは[+(20Xn)コ (nは1〜 80の数である。)繰り返し配列:以下にボックスで示されるように、Xl及び X2は独立してProまたはAlaであり、YはThrまたはAsnである。
’l’c(: CCT ACCCAG AIIJ 入G? ?CA GTG C CCAGI: ?e? A(:? W 207GLy Sat Thr AlJ k Pro x、入1a !!is Gly Val Thr Sat 入1a ATG CTCCCCu AGCAGCCA?CMJaCTGTCCAOC+: C?’T?G 891 + (60XnlHatし+u Pro ?・t゛ 245・ 国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き (72)発明者 ラテ リチャード イギリス国 リーズ エルニス8 ジ アベニュ 1ニー (72)発明者 アロイベニ マラ イスラエル国 47279 ラマトーハーシャロン ハネビーム ストリート2 730

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 治療剤として、医薬の観点から許容できる希釈剤または賦形剤と混合した抗 体H23により認識されるポリペプチドを含む悪性腫瘍の治療または予防のため の医薬組成物。 2 抗体H23により認識されるポリペプチドが、式(I)【配列があります】 (式中、X1および X2は独立してPro又はAlaであり、YはThr又はAsnである)のn回 繰り返された配列(nは、1〜80の数である)を含む請求項1に記載の組成物 。 3 抗体H23により認識されるポリペプチドが、n回繰り返される式(I)の 配列を含み、その完全な配列が、(i)1位のスレオニン残基から始まり、41 4+(20×n)位のロイシン残基で終わるSI番号1で示される配列、または (ii)1位のスレオニン残基から始まり、246+(20×n)位のプロリン 残基で終わる、SI番号2で示される配列と少なくとも80%のホモロジーの程 度を示し;一方のポリペプチドの式(I)の配列に関係する番号nと、他方のS I番号1または2で示される配列に関係するそれとが従属関係にあり、1〜80 の数である請求項2に記載の組成物。 4 抗体H23により認識されるポリペプチドが、n回繰り返される式(I)の 配列を含むポリペプチドであり、その完全な配列が、(i)1位のスレオニン残 基から始まり、414+(20×n)位のロイシン残基で終わるS1番号1で示 される配列、または(ii)1位のスレオニン残基から始まり、246+(20 ×n)位のプロリン残基で終わる、SI番号2で示される配列と少なくとも80 %のホモロジーの程度を示し;一方の該ポリペプチドの式(I)の配列に関係す る番号nと、他方のSI番号1または2で示される配列に関係するそれとが従属 関係にあり、2,3または4である請求項3に記載の組成物。 5 抗体H23により認識されるポリペプチドが、その配列として、(i)1位 のスレオニン残基から始まり、414+(20×n)位のロイシン残基で終わる SI番号1で示される配列、または(ii)1位のスレオニン残基から始まり、 246+(20×n)位のプロリン残基で終わる、SI番号2で示される配列を 有し;nが1〜80の数である請求項3に記載の組成物。 6 抗体H23により認識されるポリペプチドが、その配列として、(i)1位 のスレオニン残基から始まり、414+(20×n)位のロイシン残基で終わる SI番号1で示される配列、または(ii)1位のスレオニン残基から始まり、 246+(20×n)位のプロリン残基で終わる、SI番号2で示される配列を 有し;nが2,3または4である請求項5に記載の組成物。 7 治療薬として、抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDN Aフラグメントをゲノム中に挿入したウイルスを含み、該DNAフラグメントが 、好適な転写及び翻訳シグナルの支配下に置かれる悪性腫瘍を治療または予防す るための医薬組成物。 8 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメント をゲノム中に挿入したウイルスを含み;該ポリペプチドがn回繰り返された配列 を含み、nが1〜80の数であり;および、式(I)【配列があります】(式中 、X1およびX2は独 立してPro又はAlaであり、YはThr又はAsnである)である請求項7 に記載の組成物。 9 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメント をゲノム中に挿入したウイルスを含み、n回繰り返される式(I)の配列を含み 、その完全な配列が(i)1位のスレオニン残基から始まり、414+(20× n)位のロイシン残基で終わるSI番号1で示される配列、または(ii)1位 のスレオニン残基から始まり、246+(20×n)位のプロリン残基で終わる 、SI番号2で示される配列と少なくとも80%のホモロジーの程度を示し;一 方の該ポリペプチドの式(I)の配列に関係する番号nと、他方のSI番号1ま たは2で示される配列に関係するそれとが従属関係にあり、1〜80の数である 請求項8に記載の組成物。 10 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメン トをゲノム中に挿入したウイルスを含み、n回繰り返される式(I)の配列を含 み、その完全な配列が(i)1位のスレオニン残基から始まり、414+(20 ×n)位のロイシン残基で終わるSI番号1で示される配列、または(ii)1 位のスレオニン残基から始まり、246+(20×n)位のプロリン残基で終わ る、SI番号2で示される配列と少なくとも80%のホモロジーの程度を示し; 一方の該ポリペプチドの式(I)の配列に関係する番号nと、他方のSI番号1 または2で示される配列に関係するそれとが従属関係にあり、2,3または4で ある請求項9に記載の組成物。 11 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメン トをゲノム中に挿入したウイルスを含み、その配列として、(i)1位のスレオ ニン残基から始まり、414+(20×n)位のロイシン残基で終わるSI番号 1で示される配列、または(ii)1位のスレオニン残基から始まり、246+ (20×n)位のプロリン残基で終わる、SI番号2で示される配列を有し;n が1〜80の数である請求項9に記載の組成物。 12 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメン トをゲノム中に挿入したウイルスを含み、その配列として、(i)1位のスレオ ニン残基から始まり、414+(20×n)位のロイシン残基で終わるSI番号 1で示される配列、または(ii)1位のスレオニン残基から始まり、246+ (20×n)位のプロリン残基で終わる、SI番号2で示される配列を有し;n が2、3または4である請求項11に記載の組成物。 13 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメン トをゲノム中に挿入したウイルスがポックスウイルスである請求項7〜12のい ずれかに記載の組成物。 14 抗体H23により認識されるポリペプチドをコードするDNAフラグメン トをゲノム中に挿入したポックスウイルスがワクシニアウイルスである請求項7 〜12のいずれかに記載の組成物。 15 悪性腫瘍の治療または予防するための治療剤としての抗体H23により認 識されるポリペプチド。
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