JPH0650234U - 赤外線反射膜付ハロゲン電球及び該電球を光源とする前照灯 - Google Patents
赤外線反射膜付ハロゲン電球及び該電球を光源とする前照灯Info
- Publication number
- JPH0650234U JPH0650234U JP9025492U JP9025492U JPH0650234U JP H0650234 U JPH0650234 U JP H0650234U JP 9025492 U JP9025492 U JP 9025492U JP 9025492 U JP9025492 U JP 9025492U JP H0650234 U JPH0650234 U JP H0650234U
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- JP
- Japan
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- halogen
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- bulb
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来はすれ違いビーム用の前照灯に赤外線反
射膜付ハロゲン電球を光源として採用して光量の増加を
図るときには、アウターリードからの反射光などにより
配光規格に合致させられず実施不可能となる問題を生じ
ていた。 【構成】 本考案により、前記アウターリード12には
黒色の艶消し皮膜12aにより黒色無反射処理が行われ
ている赤外線反射膜付ハロゲン電球10としたことで、
上向き光を生じるもっとも大きい要因であるアウターリ
ード12からの反射光を排除し、この種の赤外線反射膜
付ハロゲン電球10を光源とする前照灯1の実現を可能
として課題を解説するものである。
射膜付ハロゲン電球を光源として採用して光量の増加を
図るときには、アウターリードからの反射光などにより
配光規格に合致させられず実施不可能となる問題を生じ
ていた。 【構成】 本考案により、前記アウターリード12には
黒色の艶消し皮膜12aにより黒色無反射処理が行われ
ている赤外線反射膜付ハロゲン電球10としたことで、
上向き光を生じるもっとも大きい要因であるアウターリ
ード12からの反射光を排除し、この種の赤外線反射膜
付ハロゲン電球10を光源とする前照灯1の実現を可能
として課題を解説するものである。
Description
【0001】
本考案は車両用の前照灯に関するものであり、詳細には赤外線反射膜付ハロゲ ン電球など比較的に迷光を生じ易いものとされている光源及び、この光源を採用 する前照灯の構成に係るものである。
【0002】
ここで、この種の光源として赤外線反射膜付ハロゲン電球80の例で説明を行 えば、この赤外線反射膜付ハロゲン電球80は図3に示すようにガラス管81の 外形を楕円形とし、その外面に多層膜コーティングを施すことで赤外線反射膜8 2を形成し、フィラメント83から放射されたエネルギーの内の赤外線を再度フ ィラメント83に帰還させ効率を向上させる構成としたものであり、これにより 従来比1.3倍の明るさを得るものとされている。
【0003】
しかしながら、上記の構成としたことで光量の増加が得られた反面で、ガラス 管81は図示のように大型のダブルエンド型とせざるを得ないものと成ると共に アウターリード84も必要とされ、これにより、図4に示すように回転放物面の 反射鏡91と組合せて灯具90を形成したときには、前記ガラス管81からの反 射光によりスポット形状が大きくなる、いわゆるキレの悪い配光となると共に前 記アウターリード84からの反射光により大量の上向きの迷光を生じるものとな り、上向の光の量が厳密に規定されているすれ違いビーム用の前照灯、或いはフ ォグランプなどは従来の灯具90の構成では到底に不可能となる問題点を生じ、 この点の解決が課題とされるものと成っていた。
【0004】
本考案は前記した従来の課題を解決するための具体的な手段として、赤外線反 射膜を設けるためにガラス管がダブルエンド型とされてアウターリードが設けら れて成る赤外線反射膜付ハロゲン電球において、前記アウターリードには黒色無 反射処理が行われていることを特徴とする赤外線反射膜付ハロゲン電球を提供す ることで前記した従来の課題を解決するものである。
【0005】
つぎに、本考案を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で 示すものは赤外線反射膜付ハロゲン電球10を光源として採用したすれ違いビー ム用の前照灯1であり、この前照灯1は上向きの迷光(以下にグレヤ光と称する )に対して厳密に規定されているものであり、この前照灯1の反射鏡2には回転 放物面或いは放物柱面が採用されている点は従来例のものと同様である。
【0006】 ここで、本考案を成すための考案者による検討の結果を記せば、図1に示すよ うに回転放物面の反射鏡2に取付けて赤外線反射膜付ハロゲン電球10の各部分 から生じる放射光の軌跡を追跡した結果では、図2中に配光11Dで示すフィラ メント11からの光による水平線Hと垂直線Vとの交点近傍、即ち、反射鏡2の 真正面に投射されるスポット光と、同じく配光12Dで示すアウターリード12 の反射光による水平線Hの上方7°付近に投射されるスポット光とが分離されて 照射方向に投射されていることが判明した。
【0007】 このときに、前記フィラメント11からの配光11Dは従来使用されているハ ロゲン電球のフィラメントからのスポット光に比較してやや肥大気味(広い範囲 に拡散される形状となる)ではあるが照射方向、位置など基本的な配光特性を形 成するときに基本的には問題がないものであるのに対して、アウターリード12 から生じる配光12Dは明らかに上向き光であり、すれ違いビーム用配光を形成 するときには到底に許容できないものとなることが確認された。
【0008】 このことは即ち、前記アウターリード12の反射光により生じる配光12Dを 排除すれば、前記赤外線反射膜付ハロゲン電球10を光源とする前照灯1の実現 の可能性が高まるものであり、よって、本考案においては前記アウターリード1 2の表面に、例えば耐熱性に優れるシリコン塗料などにより黒色の艶消し皮膜1 2aを形成し、黒色無反射処理を行うことで前記配光12Dを排除するものとし ている。
【0009】 尚、前記赤外線反射膜付ハロゲン電球10のガラス管13による反射光により 前記フィラメント11からの配光11Dがやや肥大する件に対応しては、例えば 反射鏡2を形成する回転放物面の焦点距離を延長し、投射される配光11Dの拡 大率を縮小するなど公知の手段で充分に対応可能であることも併せて確認されて いる。また、上記の実施例は反射鏡2が回転放物面で形成されているものとして 説明したが、これは放物柱面でも全く同様であり、従って、本考案は放物柱面の 反射鏡にも同様に実施可能である。
【0010】
以上に説明したように本考案により、前記アウターリードには黒色無反射処理 が行われている赤外線反射膜付ハロゲン電球としたことで、上向き光を生じるも っとも大きい要因であるアウターリードからの反射光を排除し、この赤外線反射 膜付ハロゲン電球を光源とする前照灯を配光規格に満足させる状態で実現可能と するものであり、もって、この種の前照灯の視認性を向上させるなど性能向上に 極めて優れた効果を奏するものである。
【図1】 本考案に係る赤外線反射膜付ハロゲン電球及
び該電球を光源とする前照灯の一実施例を示す斜視図で
ある。
び該電球を光源とする前照灯の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 赤外線反射膜付ハロゲン電球を反射鏡に取付
けたときに生じる放射光の状態を説明する説明図であ
る。
けたときに生じる放射光の状態を説明する説明図であ
る。
【図3】 赤外線反射膜付ハロゲン電球の構成を示す側
面図である。
面図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
1……前照灯 2……反射鏡 10……赤外線反射膜付ハロゲン電球 11……フィラメント 12……アウターリード 12a……黒色の艶消し皮膜 11D、12D……配光
Claims (2)
- 【請求項1】 赤外線反射膜を設けるためにガラス管が
ダブルエンド型とされてアウターリードが設けられて成
る赤外線反射膜付ハロゲン電球において、前記アウター
リードには黒色無反射処理が行われていることを特徴と
する赤外線反射膜付ハロゲン電球。 - 【請求項2】 前記赤外線反射膜付ハロゲン電球を光源
として採用したことを特徴とする前照灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025492U JPH0650234U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 赤外線反射膜付ハロゲン電球及び該電球を光源とする前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9025492U JPH0650234U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 赤外線反射膜付ハロゲン電球及び該電球を光源とする前照灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650234U true JPH0650234U (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=13993364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9025492U Pending JPH0650234U (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 赤外線反射膜付ハロゲン電球及び該電球を光源とする前照灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650234U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4880140A (ja) * | 1972-01-21 | 1973-10-26 | ||
JPH03208252A (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-11 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 白熱電球 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP9025492U patent/JPH0650234U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4880140A (ja) * | 1972-01-21 | 1973-10-26 | ||
JPH03208252A (ja) * | 1990-01-11 | 1991-09-11 | Toshiba Lighting & Technol Corp | 白熱電球 |
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