JPH06501924A - シトケラチン20又はシトケラチン20の蛋白質分解による切断によりえられたそのα―ラセン状中央部片の免疫学的同定法 - Google Patents

シトケラチン20又はシトケラチン20の蛋白質分解による切断によりえられたそのα―ラセン状中央部片の免疫学的同定法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 明 細 書 シトケラチン20の精製法及 び抗体形成のためのその使用 本発明はシトケラチン2oの精製法、標準蛋白質材料並びにその製法、並びにシ トケラチン2oに対する抗体の製法及び組織切片上の、組織均質物及び抗体中の シトケラチン20を検出するためのこの蛋白質に特異的である抗体の使用、並び に血液又は血清中のCK2Oに対する自家抗体の検出用標準蛋白質材料の使用に 関する。
シトケラチン類の中間フィラメント(IF)蛋白質が上皮細胞の種類及び分化の 状態の分析に関して有効なマーカであることが確認された。少なくとも19の異 なるポリペプチドの類を包含する上皮シトケラチンは細胞分化の経過に依存して 種々の異なる組合わせで発現される。シトケラチンの合成は悪性形質転換の間一 般に保持され、かっこの事実は膀胱管の腫瘍も含む上皮細胞派生腫瘍の検出基準 の1つとして使用することを可能にするであろう。特に、原発腫瘍に効果的に処 置することができるように、転移組織の原発腫瘍の位置を確認するための容易に 実施可能で、かつ確実な検出法に対する要求がある。従って、本願発明の課題は 種々異なる腫瘍の種類を区別し、同様に種々異なる転移組織に関する由来の場所 の検出を容易にかつできるだけ正確に行なうことへの可能性を提供することであ る。
一定の細胞中にのみ存在し、従って一定の細胞及び組織の識別のためのマーカー として使用することのできる新規シトケラチンを確認した。これをシトケラチン 20と名付けた。
従って、本発明の課題は/トケラチン(CK)20の精製法であり、この精製法 において細胞骨格(Cyt。
5kelett)フラクションをCK2Oを含有する組織又は細胞から製造し、 この中に含有される蛋白質をゲル電気泳動法及び/又はクロマトグラフィーによ り分離し、ゲル又はCK2O含有クロマトグラフィーフラクションからCK2O を獲得する。
蛋白質CK20は分子量約・46.000.945田01尿素中の等電点〜61 を有し、かつこれはCK8の非ホスホリル化変種としてわずかに酸性である。第 1図はCK2Oの部分アミノ酸配列を示す(図においてITで示す A−DはC K2OのフラグメントをスタフィロコッカスV8プロテアーゼで消化することに より得られた)。
本発明により、シトケラチン20は例えば特異的抗体を製造することが可能であ るように純粋な形で得ることが可能である。本発明の実施形の1つにおいては細 胞骨格フラクションを特に人の組織の、十二指腸粘膜絨毛から製造する。本発明 の他の実施例においては培養細胞から細胞骨格フラクションが得られ、この際大 腸癌、膀胱癌又は胃癌から誘導された培養細胞が有利である。ゲル電気泳動の実 施の際に、本発明の有利な実施形においては第1の5DS−ポリアクリルアミド ゲル電気泳動を高めた塩濃度を有する緩衝液系中で実施し、その後CK2Oを含 有する帯域を切断し、そこから蛋白質を溶離し、第2のポリアクリルアミドゲル 電気泳動を低い塩濃度の緩衝液系中で実施し、かつゲル中の相応する帯域から今 や精製したCK2Oを単離する。
本発明の更なる実施形において、すなわちクロマトグラフィー法での分離はまず アニオン変換クロマトグラフィー、次いで転相HPLC−クロマトグラフィーで 実施する。このDEAE−セルロース上のアニオン変換クロマトグラフィーを尿 素の存在下に、かつ塩酸グアニジン0〜100 m+sol/ lの線状傾斜溶 液での溶離の使用下に実施すること、そして次でCK2Oを含有するフラクショ ンをHPLCにかけることが、ここでも有利である。この際、塩酸グアニジン3 8〜50*moL/lを含有するフラクションをHPLCにかけるのが有利であ る。
本発明の更なる課題は標準蛋白質材料であり、この標準蛋白質材料はCK2O及 びシトケラチン1〜8の群から選択された塩基性シトケラチンを含有する再構成 ノドケラチン複合体から、もしくは蛋白質加水分解により製造された相応する該 蛋白質のα−ラセン状中央部片からなる。この際標準蛋白質材料がCK2O及び CK8を含有する複合体もしくはそのα−ラセン状中央部片からなるのが有利で ある。
この種の標準蛋白質材料は、例えば追い出し原理又はその他の競合免疫アッセイ の適用下に実施すべき免疫テストに使用するために好適な材料である。
本発明の更なる課題はCK 2.0及び塩基性シトケラチンを含有する標準蛋白 質材料の製法でもあり、この方法においては精製したCK2O及びシトケラチン 1〜8の群からの精製した塩基性シトケラチンを等量比で一緒に尿素含有緩衝液 に溶かし、かつこの混合物をはじめに尿素及びDDTを含有する緩衝液に対して 、次いで尿素を含有しない緩衝液に対して透析する。この方法により再構成フィ ラメント材料が得られ、これは尿素の除去の際に緩衝液から形成される。本発明 の有利な実施形においては標準蛋白質材料の製造に続いて生じたシトケラチン複 合体を蛋白質分解する。これにより再構成標準蛋白質材料のα−ラセン状中央部 片が得られる。この蛋白質分解は有利にキモトリプシンを用いて、かつ酵素対基 質比6 : 1000〜10.1000及び消化時間30〜60分間で実施する 。
本発明により、標準蛋白質材料の製造の際に塩基性シトケラチンとしてCK8を 使用することは特に有利である。本発明方法により精製した精製CK2Oを使用 することは特に有利である。本発明の有利な実施形においては標準蛋白質材料の 製造のために、蛋白質を8.5−10mol/ l 尿素及び1.5−3m1* ol/j’ PTTを含有する緩衝液中に溶かし、第1の透析を3゜5〜4.5 mo1/l尿素及び1.5−3m1ol/l DTTを含有する緩衝液に対して 実施する。
本発明の更なる課題はCK2Oに特異的な抗体の製法であり、この方法において は好適な動物の免疫のために精製したCK20を使用し、次いで、自体公知法に よりポリクロナール又はモノクロナール抗体を形成する。ポリクロナール抗体の 原則的な形成はモノクロナール抗体と同様専門家には公知であり、モノクロナー ル抗体の製造は例えば文献に記載されている( Koehler及び菖11st ein、 Nature256 (1975) 495〜497)。ポリクロナ ール抗体を獲得するためには精製CKでモルモットを免疫にするのが有利である 。
本発明の有利な実施形においては本発明により精製したCK2Oを使用する。
ポリクロナール抗体の製造の際にCK2Oに対するモノ特異的抗体を得るために 、この特異的抗体の単離のために免疫グロブリンフラクションに他のシトケラチ ンに対する抗体の免疫沈降及び分離及び/又はCK2Oに特異的な抗体の免疫沈 降及び分離を行なうことが本発明により有利である。この際、専門家に公知のす べての免疫沈降法が好適であり、かつ最終的にはCK2Oとだけ免疫学的に反応 する抗体が得られるっ本発明の有利な実施形においては、CK2Oに特異的な抗 体の免疫沈降及び分離を実験動物から得られた免疫グロブリンフラクションとC K2Oが結合した固相とを恒温保持することにより実施する。他のシトケラチン に対する抗体の免疫沈降及び分離の際には、有利に得られた免疫グロブリンフラ クションと電気泳動で精製したシトケラチン8.18及び19又はこれらを含有 する細胞からの全蛋白質が結合した固相との恒温保持を実施する。本発明により 、免疫沈降工程を有利に複数回実施し、こうしてCK2Oに反応しないすべての 抗体を完全にモノ特異的抗体から分離する。本発明において、固相としてニトロ セルローステープを使用するのが有利である。
本発明の更なる課題は組織切片上、組織均質物及び抗体中のCK2O又は蛋白質 分解により得られたα−ラセン状中央部片の免疫学的同定のための、CK2Oに 対して反応する抗体の使用である。この際、組織試料から均質物を形成し、均質 物中に含有される中間フィラメント蛋白質を蛋白質分解し、かつこれから遊離す るα−ラセン状中央部片を可溶性相中で分離し、かつ抗体を用いて同定し、かつ 定量的に測定することが有利である。
更に、本発明の有利な実施形によれば、体液、例えば血液、血清及び尿中て、そ の中に含有される可溶性中間−フィラメント蛋白質フラグメントを抗体を用いて 免疫学的に同定し、定量的に測定することが可能である。
CK2Oに対する抗体の本発明による使用によりこの蛋白質が組織、組織均質物 又は体液中に存在するかどうか確認可能である。この蛋白質の存在は一定の組織 中のCK2Oの由来に相応する細胞もしくは組織の区別を可能にする。こうして 、例えば胃腸管の腺癌、膀胱の腺癌そして皮膚のメルケル細胞の腺癌を他の腺癌 から区別することを可能にし、同様に転移の細胞に関する決定の証明を可能とす るが、その際多分全く身体の位置と独立して見い出される転移をCK2O蛋白質 の検出により前記範囲の原発腫瘍に関係づけることができる。この際、原発腫瘍 の確定により、しばしば従来公知の方法により見つけだすことが著しく困難であ ったか又は全く見つけだすことができなかった本当の腫瘍の発生源を治療するこ とが可能となり、このことにより患者の生存率を著しく改善することが可能とな る。従って、胃腸管の腺癌、膀胱の腺癌及びメルケル細胞の腺癌を他の腺癌から 区別するためのこのような方法又はCK2Oに特異的な本発明による抗体により 検査すべき組織中でのCK2Oの存在に関する検査による転移の細胞的決定の証 明も本発明の更なる課題である。
本発明の更なる課題は本発明による標準蛋白質材料を血液又は血清中のCK2O に対する自家抗体の検出のために使用することである。CK2Oに対する自家抗 体は例えば腫瘍の化学療法の際に生じ、治療の経過に関する判断基準として評価 される。更に、そのような自家抗体は池の笑壷の際に、例えばクローン(Cro hn)病においても生じ、これにより標準蛋白質材料を用いて疾患に関する示唆 を得ること、又は誤っていることを証明することが可能である。
更に、例えばイムノアッセイを希釈原理により実施する場合、すでに前記のよう に標準蛋白質材料を免疫学的テストにおいて本発明により抗体の使用下にCK2 Oの検出のために使用することができる。
本発明による抗体又は標準蛋白質材料で実施可能なイムノアッセイは専門家に公 知であり、ここでは更に詳説する必要はない。もちろん、この検出は、抗体又は 標準蛋白質のすべての種類の標識付けにより実施され、この際すべての公知の実 際のテスト法がここでは可能と思われる。
例えばヨーロッパ特許公開第0057043号公報に記載されているような細胞 障害の検出も本発明による抗体を用いて相応する形で実施することができる。
同様にしてヨーロッパ特許公開第0057076号公報に記載されているような 方法を実施するために、本発明による抗体をントケラチン20に関すると同様に して使用することもできる。この際、本発明による抗体を明らかに免疫学的に反 応する抗体として使用する次に実施例を本発明の図面と関連させて更に説明する 。
ここで第1図はCK2O−フラグメントの部分アミノ酸配列を示し、これはスタ フィロコッカス■8プロテアーゼでの消化及び転相−HPLCによる分離により 得られた。この配列を種々の人のタイプニーシトケラチンの相応する配列と比較 する。同一のアミノ酸を大字にする。点は相関性をより良く示すためになされた 省略を意味する。
例 1 細胞骨格調製物の製造 十二指腸粘膜絨毛から細胞骨格フラクションを大規模に調製した。凍結絨毛材料 を氷解し、ポリトロン(Polytron)−ホモジナイザー([[inema tica、 Luzern。
スイス)により均質化し、緩衝液A (1,5■o1/lKCl、0.5%トラ イトン−X−100,5gaol/ IEDTA、0.4謹mol/l フエニ ルメチルスルホニル−フフ化物(PMSF)、10 +*mol/ l )リス −HCl、pH7,2)5倍容量と20分間水中で撹拌下に抽出する。遠心分離 (130009,4℃で10分間)及び緩衝液B (51ol/1EDTA、0 .4++mol/A’PMS F、10mmol/j’ トリス−HCl、pH 7,2)中での沈殿物の2回の洗浄(Dounce−ホモジナイザーによる再墾 濁及びあらたな遠心分離)により細胞骨格−ペレットが得られ、これは−80℃ で保持された。同様にして、他の組織及び腫瘍からの細胞骨格も調製された:こ れらの場合組織をポリトロン均質化の前にはさみまたはスカルペルで小さな切片 に刻んだ。
培養細胞の細胞骨格フラクションは類似の方法で得られた。プラスチック培養瓶 の床に付着して成長した細胞を培養液を注ぎ出し、かつゴムスパーチルでかき取 りながら、燐酸塩緩衝塩溶液(P B S)で2回洗浄し、緩衝液A中に抽出し 、更に緩衝液Bで洗浄する(^chtstaetter等著、Methods  Enzy+no1. 134 (1986)355〜371)。
培養細胞 次の確立した人癌から由来する細胞培養系列を実験において使用した 1 膀胱癌細胞列RT−112、RT−4、T−24及びEJ(Mail等、A Il、 J、 Pathol、132 (1988)123〜144参照)。
2 多くの米国寄託機関(ATCC)に関連させ、かつ報告された培養結腸癌細 胞系列:HT−29(ATCCHTB38:LoVo(ATCCCCL229; 5W1116 (ATCCCCL233);LDL−1(ATCCCCL221 ):COLO320DM (ATCCCCL220)。
3 人乳癌−細胞列MCF−7の細胞をモル(Mall)及び共同研究者、Ce 1l 31 (198201〜24)に記載されているように培養した。いくつ かの実験において、培養細胞を115s−メチオニンで代謝的に標識付けした( Franke及び共同研究者、I!:napp及びFranke、Ce1l 5 9 (1989) 、67〜79 “5pontaneouslosses o f control of cytokeratin gene expres sionin transforsedSnon−epithelial hu man cellsoccurring at different 1eve ls of regulation”)。
例 2 純粋なCK2Oの調製 CK−20蛋白質の獲得のためには2つの異なる蛋白質単離法が適用された。第 1に分取ゲル電気泳動法を使用した( Achtstaetter及び共同研究 者、1986、例1参照)、この際十二指腸粘膜絨毛から得られた細胞骨格蛋白 質を一次元電気泳動(SDS−PAGE)中で分離し、かつ酢酸ナトリウム染色 により可視とした。切断した帯状物からの蛋白質溶離は電気泳動によるか、また は0.05%5DS−水溶液中での微細に均質にしたゲル材料の恒温保持により 行なわれた。
この溶離した蛋白質を真空透析により濃縮し、かつアセトンで沈殿させた。5D S−PAGE−システムとしてはラエムリーシステム(Laeasli、 U、  K、 、Nature227 (1970)680−685)又は高めた塩濃 度を有する緩衝液7ステム(Achtstaetter及び共同研究者、198 6 (前記))を適用し、多(の場合両方を順次適用した。
第2の方法としては同じ出発材料からDEAE−セルロース−アニオン交換体ク ロマトグラフィー及び“転相”−HPLC−クロマトグラフィーの組合わせを使 用した( Achtstaetter及び共同研究者、1986年前記)。蛋白 質フラクションの純度は5DS−PAGEにより検査した。クロマトグラフ法は 5DS−変性を回避し、従って試験管内複合体形成試験及び再構成試験に関して 選ばれる方法であった。
例 3 CK20に対する特異的ポリクロナール抗体の製造分取ゲル電気泳動により精製 したCK2O−蛋白質はマウス及びモルモットの免疫のために使用された、この 際フランテ及びその共同研究者(Franke、 Denk。
Kalt及び3c11@id (l 981 ) Biochemical a nd iIlmunological 1dentification of  cytokeratin proteinsin hepatocytes o f mammalian 1iver−tissues。
Exp、 Ce1l Res、l 31.299〜318)の免疫工程法を適用 した。CK2O−蛋白質に対する抗体の高い滴定量を有し、しかしながらCK1 8に対する抗体も有する抗血清を単離することができた。この血清からCK2O −蛋白質に対するモノ特異的抗体(CKI8との反応性なし)を単離することが できた、この際1%牛血清アルブミン及び0.1%ナトリウムアジドを有するP BS中に希釈した血清(又はそれから硫酸アンモニウム−沈殿により製造した免 疫グロブリンフラクション)を複数回ニトロセルローステープに吸収した、この ニトロセルローステープにはMCF−7−細胞又はMCF−7−細胞総蛋白質か らの、5DS−PAGEにより分離し、かつ電子移動したシトケラチン8.18 及び19が結合していた。この吸収はそのつど連続的に回転する袋状シート中で 30分間恒温保持することにより行なわれた。吸収工程と吸収工程との間、ニト ロセルローステープをPBS中の3mol/1KSCN中で恒温保持し、かつ引 き続きPBS中で洗浄することにより再生した。順次約4〜8回の吸収工程を実 施した。多(の実験においてはこの逆吸収の前にニトロセルローステープへのプ ラスの親和性精製工程を5DS−PAGE−分離CK2O−蛋白質で実施した: この際このテープに結合した抗体をPBS中の3 mol/ l KSCNによ り溶離し、PBSに対して真空透析した( Krone及び共同研究者(J、  Ce1l Biol、94 (1982)749〜754)。精製した抗体調製 品の特異性は免疫プロット分析により二次元電気泳動分離により確実なものとし た。
例 4 ヘテロ型シトケラチン複合体及び中間フィラメントの試験管内再構成 十二指腸粘膜−絨毛の細胞骨格材料から得られた。
クロマトグラフィーにより精製した蛋白質(CR2,18及び20)を2.5+ +II+ol/1DTT及び9.5mol/l尿素を含有するl Q mmol / I トリス−HCl−緩衝液(pH8,0)中に溶かし、かつ(不溶性の残 分を130009で遠心分離した後)単独又は一定のほぼ化学量論量の混合物( CK8+CK18 :CK8+CK20)をDTTは含有するが、411O1/ l 尿素のみを含有する同じ緩衝液に対して透析した。これにより、I型及び■ 型−シトケラチン間のへテロ型複合体形成が可能となるべきであった。4I10 1/l 尿素にした溶液の部分量を(遠心分離の後)直接電気泳動の試料として 非解離条件下に4mol/l 尿素中で使用し、第2の次元で5DS−PAGE と組み合わせた。
中間−(シトケラチン)−フィラメントの試験管内再構成のためにはクロマトグ ラフィーにより精製したCR2及びCK2O蛋白質をそれぞれ1 mq/ ml  の濃変に(Bradfordによる蛋白質測定(Bradford M、 M 、^nal、 Biochem、72 (1976) 、248〜254))溶 かしく緩衝液前記)、かつ等モル比で混合する。この混合物(及びコントロール として個々の蛋白質の溶液)を浮かんでいる膜フイルタ−(l1illipor eVS O,025)上で2.5wmol/1DTTを含有するI Q woo l/ l )リス−HCl中の4mol、/l 尿素に対して1時間透析し、引 き続き2時間2 、5 mmol、/ 1DTTを含有するが尿素は含有しない 10 ++mol/ (! トリス−HCl (pH7,6) に対して透析す る。引き続き、マイナス染色及び電子顕微鏡検査を実施した(Quinlan等 、J、 Mo1. Biol、178 (1984) 、365〜388)。
例 5 蛋白質分解による切断実験 十二指腸粘膜絨毛からの天然細胞骨格材料に部分蛋白質分解(キモトリプシンに よる)切断を行なう(tlatzfeld及び共同研究者、J、 Mo1. B iol、197 (1987)237〜255)。この際、6.6:1000又 は9 : 1000の酵素基質比及び30分〜60分の消化時間を適用した。切 断生成物は5DS−PAGE、引き続き銀染色又は免疫プロット−分析により又 は二次元ゲル電気泳動により、トリプシンペプチド地図に関連づけて分析した。
例 6 免疫細胞化学、免疫蛍光のために使用した方法、低温槽組織切片及び培養細胞の 免疫ベルオキシダーゼ及び免疫電子顕微鏡検査を記載されたように適用した(  Bader等著、Eur、 J、 Ce1l Biol、47 (1988)  300−319 ; Franke等著、Proc、 Natl。^cadSc i、USA 75、(1978)5034〜5038; Franke等著、E xp、 Ce1l Res、 116 (1978)429−445 : Fr anke等著、Eur、 J、 Ce1l Biol19 (1979)255 −268 ;Franke等著、ExpCell Res、131 (1981 ) 299〜318 :Franke等著、J、 Ce1l Biol、90  (1981)116−127 ; Franke等著、Ce1l 30 (19 82) 103〜113 ; Franke等著、Virchows’s Ar chiv AlPathol、Anat、41 1 (1987) 137〜1 47 :Jahn等著、Differentiation 36 (1987)  234〜254 : Knapp及びFranke、 Ce1l 59、(1 989)67〜79、Mo11等著、Am、J、Pathol、132(198 8) 123〜144)。
例 7 標準品の獲得法 適用した方法はシトケラチンの例で記載されている:しかしながら処理の種類は すべてのIF=蛋白質に転用することができる。
7.1 完全ポリペプチドの精製 人ノドケラチン(例えば8)を主にアハトンユテッター等によって記載されたよ うに(^chtstaetter等:Methods Enz4o1.134  : 355−371 (1986))、人培養細抱列MCF7から得た。削り取 った細胞層を均實にする(主にAchtstaetter等によって記載されて いる、前記)。個々の/トケラチンーポリペプチドをDEAE−セルロース上の アニオン−交換体クロ’7トグラフイー (D E 52 ; fhal+an  ChemicalSeparation Inc、、 C11fton、 N  J 、 U S A) 8mol//(シトケラチン8用)もしくは9.5m ol/A! (シトケラチン20用)により尿素−緩衝液(8もしくは9.5m ol/l尿素、2 、5 ■ol/ lジチオエリトリット、3C1++mol // トリス−HC1(pH8,0))中でクロマトグラフィーにより精製した が、これは主に文献([Iatzfeld及びFranke、J、Ce11.  Biol、101 (1985) 1826〜1841 ; Achtstae tter等、1986(前記) ; Bader等、EMBOJ、5 (198 6)1865〜1875) ; Quinlan等、J、 Mat、 Ria1 192 (1986)337〜349)に記載されている。短かく記載すると、 細胞骨格材料を2時間9,5mol//尿素(5mmol/ l ジチオエリト リトール、10m5ol/l’ トリス−HCI (pH8,0) )中で抽出 し、100.000xg (g=重力定数)で遠心分離することにより得られた 上澄抽出液を8もしくは9,5mol/l 尿素−緩衝液に対して透析し、かっ この緩衝液で平衡にしたDEAE−セルロースカラム上に担持した。結合した蛋 白質を0〜100 gaol/ lグアニジン−HCl傾斜液で溶離した。ポリ ペプチド−組成物をSDS/ポリアクリルアミド−ゲル電気泳動(PAGE)に より検査した。合したフラクションを転相を有する高圧−液体クロマトグラフィ ーにかけ、この際0.01%(V/V)l−リフルオル酢酸(TFA)(Flu ka、 Buchs、 スイス)を水性溶剤Aとして、アセトニトリル(クロマ トグラフィー用品質、メルク・グルムンユタット、西独)中の0.07%(v/ v)TFAを有機相(溶剤B)として、かつ転相を有するBioRad−RP− 304−カラム(BioRad Laboratories。
Richmond、CA 、U S A )を使用した。ピークフラクションを 集め、アセトニトリルを真空蒸発により除去し、かつフラクションを凍結乾燥し た。
72 精製したポリペプチドのプロトフィラメント及びIF−蛋白質への再構成 精製したシトケラチンを9 、5 mol/ l尿素を含有する緩衝液中に溶か した。等モル量のI型及び■型シトケラチンを約0 、5 my/ mlの最終 濃度で混合し、プロトフィラメント及びシトケラチンフィラメントが得られた、 この際ポリペプチド溶液を低いイオン強度の緩衝液に対して透析した。(tla tzfeld、 M 及びFranke、 J、 Ce1l Biol、101  : 1826〜1841 (1985)において記載されている緩衝液を使用 した。)プロトフィラメント及びシトケラチンフィラメントの形成を試料のネガ ティブ・コントラストによる電子顕微鏡検査により検査した( Hatzfel d及びFrankeに比較、前記)。
73 制限蛋白質分解によるα−ラセン状シトケラチン中央部片の製造 蛋白質分解を種々のプロテアーゼで実施した。典型的な調製法においてはキモト リプシン(牛膵臓からのEC3,4,21,1、例えばシグマ社、ミュンヘンの もの)をシトケラチン8:18対の場合6.6 : 1000、シトケラチン8 :20対の場合9・1000の酵素対基質比(重量/重量)で使用した。各キモ トリプシンチャージに関して消化時間を最適化しなければならなかった。蛋白質 分解を分解生成物をゲル電気泳動分析によりコントロールし、棒状中央片(M  r = 38000〜40000)の最大部分量に関して最適化した。最適値は 30℃で約20分にあった。相応する消化時間後、酵素活性を5mMフェニルメ チルスルホニルフルオリドを添加することにより中断した。
7.4 α−ラセン状中央部片の精製 蛋白質分解による中央部片及びその単フラグメントをセファロースCL 6 B  (Pharmacia L K B 、フライブルグ)カラム上でクロマトグ ラフィーにより、又は直接転相−高性能液体クロマトグラフィーを介して分離し た、すなわち前記の項7.1に記載した溶剤系の使用下に転相を有するBioR ad RP 304−カラム上で分離した。更なる精製のために、メインフラク ションをアセトニトリル濃縮物の約20%(V / V )への低下のために溶 剤Aで希釈し、次いで直接転相を有するマイ−ポンダパック(My−Bonda pak) C18−カラム(llaters As5ociates、 1li lford、 MA)上に担持した。すべてのメインフラクションを凍結乾燥し 、かつ試料をラセン構造がそこで中断される短かい中央の切片に切断位があるの で、単にそれぞれ2つの中央部片フラグメントに分離されているα−ラセン状中 央部片の存在に関して1−及び2次元ゲル電気泳動により試料を参照材料もしく は標準材料として検出システムの較正のために、かつ免疫のために使用した。
例 8 好適な抗体の選択及び製造 独自の増殖によって得られるか、又は市販の中間フィラメント蛋白質に対する特 異的抗体を例7により標準材料として得られたようなα−ラセン状中央部片フラ グメントとの免疫活性に関して次の方法で調べた:8.1 免疫プロット法(ウ ェスタン−プロット:変性抗原との反応) 精製したフラグメント蛋白質(例えばシトケラチン8:18−、シトケラチン8 :2〇−又はビメンチン(Vimentin)−フラグメント)及びキモトリプ シンで蛋白質分解的消化反応(例9参照)の前及び後の組織試料(例えばリンパ 節又は肝臓)からの細胞骨格−調製物をゲル電気泳動(ナトリウム−ドデシル硫 酸−ポリアクリルアミド−ゲル電気泳動)により分離し、蛋白質をニトロセルロ ース上で電気泳動により移動し、問題になっている特異的抗体と恒温保持した。
免疫反応を標識蛋白質A又は標識抗−マウスー抗体により検出した。α−ラセン 状中央部片(塩基性ケラチンの場合Mr38.000〜40,000 ;Mr2 0.000〜22.000)と免疫反応を示す抗体を選択した。
82 ドツト−プロット法(天然もしくは再天然化抗原) 精製したCK20=蛋白質約2X10−69(50mma1/ l N a2H P O4−緩衝液、[)H7,450xlQ−61中に溶かす)もしくはキモト リプシン消化により均質化した組織試料の上澄フラクションを直接ニトロセルロ ースに結合しく例えばSRC96Minifold I Dot−Blot−装 置中、5chleicher及び5chu11. Kassel、B RD)  、かつ問題になっている特異的な抗体と恒温保持する。更なる作業行程は1に記 載していると同様である。
8.3 エリザ法(天然もしくは再天然化抗原)精製したフラグメント蛋白質5 00nw(10−’g)(50+mol/l NaHCOs−緩衝液、p H9 ,6100μm1O−6z)中に溶かす)もしくはキモトリプシン消化により均 質化した組織試料の上澄フラクションの蛋白質2μ9(10−’ 9)(100 μl[10−’l]中)を96穴マイクロ滴定プレートの窪み毎に恒温保持し、 かつ結合した蛋白質を問題になっている特異的な抗体と共に恒温保持する。更な る作業行程は]−に記載したように行なう。
8.4 免疫蛍光−鏡検標準法、例えばC1occa D、R。
及びBjercke R,J によりMethods Enzymol、 l  21 。
562〜579 (1986)に詳しく記載されている前記方法によりプラスで あった抗体及び抗血清はKs 19.2 :Ks 18−981 ;Ks 18 −27rV;Ks 8−17.2:Kspan 1−8:VIM 3B4:IT −モルモット抗血清(シトケラチン20に対するモルモット抗血清の製造(例3 参照、IT−マウス抗血清(製造例3参照)。
85 α−ラセン状中央部片に対するモノクロナール抗体の製造 特異的抗体の製造のためには、その都度精製したポリペプチドから構成された試 験管中で再構成されたフィラメントだけを免疫化のために注射した。モノクロナ ール抗体を製造するためにはメスの生後6〜8週のBALB/Cマウスを免疫化 するが、この際このマウスに蛋白’!30〜300X10−69を含有する細胞 骨格調製品又は再構成フィラメントを1回の注射あたり投与した。この抗原を燐 酸塩緩衝食塩溶液(PBS)中で墾濁し、かつ最初の注射のためにフロイントの アジュバンス(完全)で乳化した。すべての後続の注射においてはフロイントの アジュバンス(不完全)を使用した。動物に約3週間の間隔で3回皮下注射し、 かつこの動物は細胞融合の前3日間、抗原30〜80×10−6gの腹腔内反復 −注射を受けた。免疫マウスの膵臓細胞を系列S p 3 / 0 、A g  14、X 63− 、A g 8.653及びN S O/ U (5chul iann等著、Nature 276 : 269−270 (1978):K earney等著、J、Immunol、123 :1548〜1550 (1 979); C1ark及び1lilstein、Somatic Ce1l  Genetics 7657〜666 (1981) )のマウス骨髄腫細胞と 10:1の比で主にKoehler及びMilsteinにより Nature 256・495〜497 (1975)に記載されたように、融合した。ハイブ リッド上澄を人及び生組織の凍結切片上で(主に^chtstaetter等に より、Differentiation 31 : 206〜227 (198 6)に記載)又は特別に被覆したスライドグラス又はカバーグラス上で培養され た培養細胞上で試験したか、又は酵素と組み合わせた免疫吸着法(ELISA) で試験したが、この際マイクロ滴定プレートの積層のためには精製した抗原を使 用した。プラスのクローンを2回コントロールした希釈によりサブクローン化し た。
Ig−サブクラスを0uchterlony及びNi1sson、 L A。
(1978、[1andbook of Experimental f++u nology; fei著、第1巻、第19節、Blackwell 5cie ntificPublications社、オノクスフォード、第1〜19頁中 )により決められた。
8.6 ディテクター抗体のベルオキシダーゼへの結合 ディテクター抗体と呼ばれるモノクロナール抗体及び特異的なモルモット抗血清 をB、 Tijssen(Laboratory techniques in  biochemistry andmolecular biology、第 15巻 Practice and theoryof enzyme imm unoassays、 R,H,Burdon及び P、11van Knip penberg著、Elsevier^msterdam、New York、  0xford ;第238頁)により記載された方法によりペルオキシダーゼ に結合した: ペルオキシダーゼ5■qを炭酸ナトリウム(100msol/CpH9,2)0 .5ml中に溶かし、かっこの酵素を2時間室温で遮光下に10mmol/1N al 04−溶液Q 、 5 mlで酸化することにより、結合の前準備をした 。その後、所望の抗体(10−vを100 m1lal/ 1炭酸ナトリウム、 I)H9,22ml中に溶かす)を溶かし、乾燥セファデックスG −25(P harmacia社、Freiburg) 0 、5 qを加え、更に3時間遮 光下1: 恒! 保持する。この際生じた複合体をセファデックス材料から炭酸 ナトリウム緩衝液で溶離し、0 、1 ■al/ lNaOH中の5%N a  B Ha−溶液1/20容量部と混合する。30分後に、同じ溶液1/10容量 部を加え、4℃で1時間恒温保持する。複合体をPBSに対して真空透析し、か つ約Q 、 5 mlに濃縮し、かつ引き続きセファデックス−G −200C Pharmacia社)カラム(1,OX 50Cm)で分別する。このフラク ション(約Q 、 5 yrl容量)を酵素活性及び抗体に関してその量を試験 し、高いIg−濃度と高い酵素活性を同時に示すフラクションをまとめる。
例 9 リンパ組織中の転移の検出及び測定 9.1 CK2O−蛋白質、有利にそのα−ラセン状中央部片の溶解化 まずリンパ節組織の湿潤時重量を調べる。この組織を(湿潤時重量に対して)3 倍容量の燐酸塩緩衝含塩溶液(PBS)(10mmol//燐酸ナトリウムpH 7,4,1501■ol/l 塩化ナトリウム)中にナイフホモジナイザーを用 いてかゆ状の粘調物になるまで微細に切断する( Kinematica社、L uzern/ スイス17)Polytron−ホモジナイザーの使用が勧めら れる)。この均質物をキモトリプシンと共に恒温保持する。
この目的のためにあらかじめマトリックス(CN B r−活性化セフ70−ス 4 B 1Pharmacia社、Freiburg)に結合されているキモト リプシンを使用する:CNB r−活性化セフ70−ス4B 1gをl wa+ ol/ lHCl中で15分間膨潤させ(ゲル容量的3.5111/9)、かつ 全部テ1mmol/lHCI 200m1で洗浄する。塩酸溶液を吸引濾過し、 かつマトリックス材料を結合緩衝液(0,5mol/1NaC1,0、1mol / INaHCOa 、pH8,0)5ml で洗浄する。キモトリプシン10 11gを結合緩衝液5ml中に溶かし、がっマトリックス材料と共に常に動揺下 に室温で2時間恒温保持する。その後残った、飽和していない結合位を。
、2mol/lグリシン溶液(pH8,0)を添加して遮断する。引き続き、ゲ ル材料を過剰の結合緩衝液(約50m1)及び酢酸塩緩衝液(0,5mol/l  NaC1,0、1mol/ l酢酸ナトリウム、pH4,0)Log/で洗浄 する。この条件下に使用したキモトリプシン約60%を結合する、すなわちセフ ァロース4B−ゲルは結合したキモトリプシン1 、7 *q/ mlを含有す る。より良好な取り扱かいやすさのためにこのゲルをPBS中で2倍に希釈する (キモトリプシン−濃縮物 O85ysq/ ll1) 、このかゆ状組織にキ モトリプシン(EC3,4,21,1、牛膵臓から例えばSigma社、ミュン ヒエン)を1・1000 (組織の湿潤時重量に対して計算)の割合で添加する 。次いで30℃での恒温保持工程を行なう(有利に熱ブロック、場合により水浴 中)。この均質物を5分間水中に入れることにより、消化反応は30分後に止ま る。この均質物を2X1049で30分間遠心分離し、かつすぐに遠心分離上澄 を取り出す:結合したキモトリプシンは沈殿物中に存在する。
この条件下になお、同定可能な状態でα−ラセン状中央部片の材料の80〜95 重量%がCK2O−蛋白質から上澄フラクション中に遊離し、いくらかの完全C K20=蛋白賃が蛋白性の段階で同様に存在する。
9.2 ビメンチン含量の検査及び測定遠心分離を行なった上澄中でビメンチン をサンドイッチ−エリザ法により免疫学的に測定する。このためには第1の抗血 清、GP−8をα−ラセン状中央部片に対する捕獲−抗体として使用し、かつ第 2のモノクロナール抗体VTM−384を第1のエピトープから独立しかつ異な る他のα−ラセン状中央部片のエピトープに対するディテクター抗体として使用 する。捕獲−抗体(GP8)を50mmol/1NaHCOs (pH9,6) 中に溶かし濃度10 X 10−69/菖lで、マイクロ滴定プレート上に積層 する(窪みあたり150X10−’l)、標準曲線のためには精製したビメンチ ンーフラグメントを10 ng/ ml 〜500 r+g/ mlの濃度で( 緩衝液: 150mmol/1NaC1,10s+mol/ lNa2HPO4 、pH7,4,005%ツウィーン20中に溶かす)使用する。遠心分離した上 澄液中のビメンチン濃度の測定のためには、これを最後にあげた緩衝液で1:1 00〜1 + 500に希釈する。ペルオキシダーゼで標識したディテクター抗 体VIM3B4を−緩衝液(150imol/1NaC1,10+*mol/  IN a2 HP O4、p H7,4,1%牛血清アルブミン、0.05%ツ ウィーン20)で希釈して濃度 0.5×10−69/思lとし、かつ窪みあた り150X10−’9/mlの濃度にする。基質としては○−フェニレンジアミ ン又はABTS (2,2’−アジノージ−[3−エチルベンズチアゾリンスル ホネート(6)] ’)を使用する。次いで、このようにして得られたビメンチ ン値を他の測定結果の定量評価のための基準値として使用する。
93 シトケラチンの測定及びシトケラチン含量の調査 遠心分離上澄液中で存在するシトケラチンを免疫学的にサンドウィッチ−エリザ 法により測定する。このためにはシトケラチン1〜8に典型的な第1のエピトー プに反応する第1のモノクロナール抗体Kspanl−8、いわゆる捕獲−抗体 を使用する。捕獲−抗体Kspanl−8を50mmol/l NaHCO3( pH9,6)中に溶かし、濃度2X 10−’ g/mlでマイクロ滴定プレー ト上に積層する(窪みあたり150 X 10−61)。標準曲線に関しては例 えば精製したシトケラチン−フラグメントをシトケラチン8.18及び820の 組合わせで濃度5 na/ ml−500n 9/ mA!(緩衝液、150m 5ol/j! NaC1,10imol// Na2HPO4、pH7,4,0 ,05%ツウィーン20中に溶かす)で使用する。ペルオキシダーゼ結合ディテ クター抗体としては、例えばKs 18−271V及びKs18−981(/ト ケラチン18フラグメントに関して)及びlT−モルモット抗血清(シトケラチ ン20フラグメントに関して)を使用する。遠心分離上澄液中のシトケラチン濃 度の測定のためにはこれを緩衝液(150amol/l NaC1,10mmo l// Na2HPO4、pH7゜4.0.05%ツウィーン20)で1 +  100希釈する。
標準化のためには例7により得られた既知量のシトケラチン標準品をサンドウィ ッチ−エリザ法に使用する。それぞれの標準化シトケラチンの濃度に相応する酵 素活性を濃度に対して記載し、標準曲線を得、この標準曲線から各シトケラチン の未知量の濃度が補間法によってめられる。
癌転移の規模は組織試料中の一定のシトケラチンと測定したビメンチンの比によ りはっきりと表示することができる。
例10 マイクロ滴定プレート上でのサンドウィッチ−エリザ法におけるシトケラチン8 :20の定量測定101 マイクロ滴定プレートの積層 各課みに捕獲抗体Kspanl−80,2X10−’g (5Q mmol/  l炭酸ナトリウム緩衝液p H9、6100〜150X10−”l中に溶かす) をピペットで挿入する。このプレートをおおって、1夜4℃で恒温保持する。
10.2 洗浄及び遮蔽 各窪みから過剰の抗体溶液を吸引により除去する。
各窪みに3同順次洗浄緩衝f&(PBS−ツウィーン:150 mwal/ /  NaC1,10gIIol/ l燐酸ナトリウム緩衝液pH7,4,005% ツウィーン20)200xlO−”zをピペットで入れ、プレートを回転するこ とにより除去する。残った湿り気を多層のティッシュペーパー上でプレートを軽 くたた(ことにより除く。
各々の窪みを遮蔽緩衝液(150IImol/1NaC1,10ms+ol/  l燐酸ナトリウム緩衝液pH7,4,0゜05%ツウィーン20.1%牛血清ア ルブミン、5%蔗糖、長い保存時間の場合、更に001% チメロサールを添加 する)200xlO−’ lで満たし、少なくとも1時間室温で恒温保持する。
10.3 抗原もしくは血清試料との恒温保持例7により濃度5ng/mlと5 00 ng/ mlの間(その都度のディテクター抗体に依存する)で得られた ントケラチン8・20の標準蛋白質を対照血清(fIerz&Dadeからの1 lonitrol又はBehringからのKontrollogenL及びL U)中に取り込む。この対照血清を1・10及び1 : 100希釈する。それ ぞれの窪みに標準蛋白質溶液又は血清試料(1:10及び1・100希釈)10 0XIO−6/をピペットで挿入し、90分間室温で恒温保持する。その後、洗 浄緩衝液(PBS−ツウィーン、前記)200X10°61で4回洗浄する。
104 ディテクター抗体との恒温保持ペルオキシダーゼと結合したディテクタ ー抗体(CK20−モルモット血清)を緩衝液(150m+mol/ lNaC 1、l Q amol/ l燐酸ナトリウム緩衝液pH74,1%牛血清アルブ ミン)中で希釈しく最適濃度は02〜0.5U/ml)、そこからミクロ滴定プ レートの各窪みに100XIO−61をピペットで入れ、90分間室温で恒温保 持する。その後洗浄緩衝液(PBS −ツ’) イー ン、前記)200xlO −’Iで2回、及び蒸留水200μlで4回洗浄する。
10.5 基質反応 マイクロ滴定プレートのために基質錠剤10寓g)。
−フエニレンジアミン(Sigma社)1つ及び30%H2O210X10−6 /を0.1M燐酸カリウム緩衝液(pH6,0)10Ml中又はクエン酸塩−燐 酸塩−緩衝液(0,0347mol/ l クエン酸、0.0667mol/A ’燐酸水素二ナトリウム;pH5,0)中に溶かす(クエン酸塩−燐酸塩緩衝液 の使用の際により高い吸着が得られる)。各々の窪み中に基質溶液100×10 −’Z(室温に温度調節済)をピペットで入れる。
マイクロ滴定プレートをカバーして先住用による反応を保護しくアルミニウムシ ート等で)、かつ相応する色強度が生じるまで恒温保持する(15〜30分)。
10.6 酵素反応の中断 12.5%H2SO4−溶液50xlO−61!の添加により、ペルオキシダー ゼの反応を中断する。定量測定の場合には、標準蛋白質とテスト血清に関して同 じ時間の経過後に中断するように注意するべきである。
10.7 評価 マイクロ滴定プレートをエリザ−光度計中で492nsで測定する。
例11 96穴マイクロ滴定プレート(例えば、M129A、DynatechSPlo chingen)の各々の窪み中で標準蛋白質(4mol/ l 尿素、10  mmol/ l トリス−HClpH7,6,2mmol/ l ジチオエリト リ ソト、5 mmo17i EDTA中の原液0 、5 mg/ meからフ ィラメントに再構成されたシトケラチン20及びシトケラチン8)10μaを燐 酸塩緩衝食塩溶液(PBS ; 150mmol//NaC1,10mmol/  l燐酸ナトリウムpH7,4)100μ!中に溶かしてピペットで入れ、室温 (RT)で16時間恒温保持する。その後窪みを空にし、それぞれPB3200 μlで1回洗浄し、かつ飽和していない結合位を1%BSA−溶液(牛血清アル ブミン、PBS中に溶解)100μlで室温で1時間恒温保持することにより遮 蔽する。引き続き窪みを3回それぞれ洗浄液(0,05% ツウィーン20、P BS中に溶解)200μlで洗浄し、患者血清(PBS中で1:500に希釈) 100μlと共にRTで1時間恒温保持し、洗浄溶液それぞれ200μlで3回 洗浄し、特異的なIgM−抗体の検出のためにベルオキシダーゼ結合抗−人−I gM抗血清(兎抗−人1g、μ−鎖特異的; Dako P 322 )と共に 並びに特異的なIgG−抗体の検出のためにベルオキシダーゼ結合抗−人IgG 抗血清(兎抗−人1g、cy−鎖特異的、Dak。
P214)と共に1 : 1000で01%BSA−溶液(PBS中)中室温で 1時間恒温保持する。それぞれ洗浄溶液200μlで3回及び蒸留水200μl で2回洗浄した後、各々の窪みに基質溶液(0−フェニレンジアミン10菖9. 30%H2O210μ!、 クエン酸塩−燐酸塩緩衝液10i/中+ 0.03 47mol/A’クエン酸、0.0667■ol/l燐酸水素二ナトリウム;p H5,0)100μlをピペットで入れる。遮光下に10〜30分(それぞれ色 強度により)展開させ、酵素反応を12.5%H2S04−溶液50μlの添加 により中断し、反応した基質を波長492nmでエリザ−光度計により測定する 。標準化のためにはシトケラチン20自家抗体に関して低い、中程度の及び高い 力価を有する比較血清を同時に平行測定する。
例12 人の正常組織及び腫瘍組織中のCK2O(蛋白質IT)の免疫組織化学的局在限 定 試験法は例えば例6に記載されているような公知方法に相応して実施した。
1、正常組織 上皮: 胃粘膜(小高上皮)+++ 薄層腸粘膜 +++ 厚層腸粘膜 +++ 泌尿器系上皮 +++ メルケル細胞 +++ 胆嚢粘膜 十 胸腺細網 十 前立腺 十 肝臓 − 皮脂腺 − 乳腺 − 口内唾液腺 − 口内粘膜 − 食道−粘膜 − 甲状腺 − 精巣上体 − 非上皮組織 すべてマイナス 2 F4瘍 癌 結嚇の腺癌 +++ 冑の腺癌 ++ 膵臓の腺癌 ++ 胆嚢のva癌 ++ 泌尿器系上皮癌 +++ メルケル細抱瘍 よ十士 肺の腺癌 −* 乳癌 − 子宮内膜の腺癌 −* 卵巣の腺癌 −零本 腎臓の腺癌 − 甲状腺の癌 − 口腔の扁平上皮癌 −* 肺の扁平上皮癌 −* 頚の扁平上皮癌 − 肺の小細胞癌 −木 すべての非上皮腫瘍はマイナスである −+++=非常に強(プラス −=マイナス 一京 =マイナスだが、個々の細胞は場合により免疫組繊化学をCK2Oに対す る特異的抗体(モルモット又はマウスから)及びペルオキシダーゼ結合第2吹拭 体(羊からの抗−マウス−もしくは抗−モルモット−1g)又はベルオキシダー ゼ結合蛋白質Aを用いて低温槽−組織切片で実施した。
原則的にはこの方法はマウス−抗体を使用する際にパラフィン切片上でも適用可 能である。
明細書中で例として挙げた細胞列ATCCHTB38、ATCCCCC229、 ATCCCCC233、ATCCCCC221及びATCCCCC220は米国 寄託機関(^merican Type Cu1tureCollection ) 、Rockville、 1laryland 1U S A (7)細胞 列収集中にすべての人に使用可能に提供されており、かつATCC−カタログに 記載されている。
手続補正書 平成5年1月26日

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.シトケラチン20(CK20)からなる細胞骨格フラクションを含有する細 胞を製造し、この中に含有される蛋白質をゲル電気泳動法により又は/及びクロ マトグラフィー法により分離し、かつこのCK20をゲルから、もしくはCK2 0を含有するクロマトグラフィーフラクションから獲得することを特徴とするシ トケラチン20の精製法。
  2. 2.細胞骨格フラクションを十二指腸粘膜絨毛から製造する請求項1記載の方法 。
  3. 3.細胞骨格フラクションを特に結腸癌、膀胱癌又は胃癌から由来する培養細胞 から製造する請求項1記載の方法。
  4. 4.第1のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を高めた塩濃度を有する緩 衝液系中で実施し、CK20を含有する帯域を切断して取出し、蛋白質を溶離し 、第2のSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動を低い塩濃度を有する緩衝液 系中で実施し、ゲル中の相応する帯域から精製したCK20を単離する請求項1 から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 5.クロマトグラフィー分離のためにまずアニオン交換クロマトグラフィー、次 いで転相HPLCを実施する請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  6. 6.DEAE−セルロースでのアニオン交換クロマトグラフィーを尿素の存在に おいて、かつ塩酸グアニジン0〜100mmol/lの線状傾斜溶離液を用いて 実施し、次いでCK20含有フラクションにHPLCを実施する請求項5記載の 方法。
  7. 7.塩酸グアニジン38〜50mmol/lを含有するフラクションにHPLC を実施する請求項6記載の方法。
  8. 8.CK20とシトケラチン1〜8の群から選択された塩基性シトケラチンとを 含有する再構成シトケラチン複合体から、又は該蛋白質の蛋白質分解により製造 した相応するα−ラセン状中央部片からなることを特徴とする標準蛋白質材料。
  9. 9.CK20及びCK8を含有する複合体、もしくはそのα−ラセン状中央部片 からなる請求項8記載の標準蛋白質材料。
  10. 10.CK20及び塩基性シトケラチンを含有する標準蛋白質材料を製造する方 法において、精製したCK20とシトケラチン1〜8の群から選択された精製し た1種の塩基性シトケラチンとを等モル比で一緒に尿素含有緩衝液中に溶かし、 かつこの混合物をまず尿素及びDTTを含有する緩衝液に対して、次いで尿素不 含の緩衝液に対して透析することを特徴とするCK20及び塩基性シトケラチン を含有する標準蛋白質材料の製法。
  11. 11.形成されたシトケラチン複合体を蛋白質分解により切断する請求項10記 載の方法。
  12. 12.蛋白質分解による切断をキモトリプシンを用いて、酵素対基質の比6:1 000〜10:1000で、かつ消化時間30〜60分で実施する請求項11記 載の方法。
  13. 13.塩基性シトケラチンとしてCK8を使用する請求項10から12までのい ずれか1項記載の方法。
  14. 14.請求項1から7項のいずれか1項により精製したCK20を使用する請求 項10から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 15.該蛋白質を8.5〜10mol/l尿素及び1.5〜3mmol/lDT Tを含有する緩衝液中に溶かし、かつ3.5〜4.5mol/l尿素及び1.5 〜3mmol/lDTTを含有する緩衝液に対して第1の透析を実施する請求項 10から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 16.CK20に特異的な抗体を製造する方法において、免疫化のために精製し たCK20を使用し、次いで自体公知法によりポリクロナール又はモノクロナー ル抗体を形成することを特徴とするCK20に特異的な抗体の製法。
  17. 17.請求項1から7までのいずれか1項により精製したCK20を使用する請 求項16記載の方法。
  18. 18.ポリクロナール抗体を製造する際にモノ特異的抗体の単離のために、免疫 グロブリンフラクションに他のシトケラチンに反応する抗体の免疫沈降及び分離 、又は/及びCK20に特異的な抗体の免疫沈降及び分離を実施する請求項16 又は17記載の方法。
  19. 19.CK20に特異的な抗体の免疫沈降及び分離を得られた免疫グロブリンフ ラクションと、CK20が結合した固相との恒温保持により行なう請求項18記 載の方法。
  20. 20.他のシトケラチンに反応する抗体の免疫沈降及び分離を得られた免疫グロ ブリンフラクションと電気泳動により精製したシトケラチン8.18及び19又 はこれらを含有する細胞からの全蛋白質が結合した固相との恒温保持により行な う請求項18記載の方法。
  21. 21.複数回免疫沈降行程を実施する請求項18から20までのいずれか1項記 載の方法。
  22. 22.固相としてニトロセルローステープを使用する請求項19又は20記載の 方法。
  23. 23.組織切片上、組織均質物中及び体液中のCK20又は蛋白質分解による切 断により得られたそのα−ラセン状中央部片の免疫学的同定のために請求項16 から20までのいずれか1項により製造された抗体の使用。
  24. 24.組織試料から均質物を製造し、この均質物中に含有される中間フィラメン ト蛋白質を蛋白質分解的に切断し、かつこれから遊離するα−ラセン状中央部片 を可溶性の相中で分離し、抗体を用いて同定し、かつ定量的に測定する請求項2 3記載の使用。
  25. 25.血液、血液血清及び尿のような体液中で、この中に含有される可溶性中間 フィラメント蛋白質フラグメントを抗体を用いて免疫学的に同定し、かつ定量的 に測定する請求項23記載の使用。
  26. 26.血液又は血清中のCK20に対する自家抗体を検出するための、請求項8 又は9によるか、又は請求項10から15までのいずれか1項により製造した標 準蛋白質材料の使用。
  27. 27.胃腸管、膀胱及びメルケル細胞の癌を他の腫瘍、特に他の癌から区別する ための方法又はCK20に特異的な抗体を用いて検査すべき組織中のCK20の 存在を調べることにより転移の細胞に関する由来の証明。
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