JPH0650120B2 - ろ過システム用ポンプ - Google Patents

ろ過システム用ポンプ

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JPH0650120B2
JPH0650120B2 JP1501387A JP50138789A JPH0650120B2 JP H0650120 B2 JPH0650120 B2 JP H0650120B2 JP 1501387 A JP1501387 A JP 1501387A JP 50138789 A JP50138789 A JP 50138789A JP H0650120 B2 JPH0650120 B2 JP H0650120B2
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tank
housing
liquid
head
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JP1501387A
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マックイーウェン,ステファン,エヌ.
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HENRII FUIRUTAAZU Inc
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HENRII FUIRUTAAZU Inc
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/26Filters with built-in pumps filters provided with a pump mounted in or on the casing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/0012Settling tanks making use of filters, e.g. by floating layers of particulate material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/0018Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation provided with a pump mounted in or on a settling tank
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/02Settling tanks with single outlets for the separated liquid
    • B01D21/04Settling tanks with single outlets for the separated liquid with moving scrapers

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景及び発明の要約 本発明は一般に、汚染物や機械加工の切屑を含む工作機
械用冷却液を清浄しこの清浄冷却液を再使用の為に工作
機械に戻すような、工業用のろ過システムに関するが、
しかしながら、例えば塗料や化学薬品等の種々の流体を
ポンプ圧送する他の用途にも適用可能である。特に、本
発明はポンプに関すると共に、タンクからの清浄冷却液
を工作機械に戻すろ過システムに使用されるポンプを一
般的メンテナンスの為及びポンプ修理の為に容易にろ過
タンクから取り出しかつ再据え付けできるポンプ取付装
置及び方法に関する。
工作機械の作業では、フィルタを内蔵する清澄化タンク
が広く使用され、このタンクは切削屑と称される工作機
械切屑や他の汚染物を冷却液から分離して清浄冷却液を
再使用の為に工作機械に戻すのに用いられる。このよう
なタンクは一般に、地中に埋設されているので、同様に
地中埋設された通路を介して汚染液体と機械加工切屑と
が清澄化タンクに移送される。この切屑はタンクの底に
沈澱し、沈澱した切屑・切削屑は排出コンベアシステム
を使用してタンクからタンク端部の傾斜路の上部まで搬
送され排出される。タンク内にはフィルタが使用され、
冷却液から微細切屑や他の汚染物を分離する。この目的
に使用するフィルタ及びその装置としては種々のタイプ
のものが存在するが、本願の譲渡人が製造販売する周知
かつ商業的に成功したシステムでは一本以上のフィルタ
ドラムがタンクの底近傍に水平に配置される。フィルタ
ドラムの内部に吸引力が印加され冷却液をフィルタエレ
メントを介して吸引する。こうして、ドラムの外表面に
は小さな切屑や他の汚染物から成るろ塊が形成される。
このドラムは定期的に割り出し(位置合せ)して、ドク
ターブレードによって蓄積ろ塊の一部を削ぎ落とし、こ
の削ぎ落とされたろ塊はタンク底に落下し排出コンベア
によって取り出される。
上述したろ過システムの例では、清浄冷却液ろ液を収容
する清浄冷却液タンクを上記タンク内に設置する。使用
するポンプは、水平分割ケース型や吸上型や自吸型など
の種々の遠心ポンプを使用できるが、しかしこのような
ろ過システムの一例では一個以上の立軸タービン形ポン
プを使用している。これらのポンプは清浄冷却液タンク
内に配置され、フィルタドラムの内部を吸引して清浄冷
却液をヘッダーに供給し工作機械に戻す。更に詳述する
と、これらの立軸タービンポンプの各々は典形的には細
長いケーシングを具備し、このケーシングの下端には一
以上の羽根車段が接続され清浄冷却液ろ液を細長ケーシ
ングを介して上方に圧送する。各ポンプの羽根車段は、
タンクの液位より上方においてケーシング上面に取り付
けられた電気モータによって駆動される。このモータは
中央駆動軸によって羽根車を駆動し、この駆動軸はケー
シングによって支持された多数の軸受アッセンブリを通
ってケーシングの全長にわたって延在している。ポンプ
の下端は受け体リング内に収容され、この受け体リング
はポンプ吸込部が吸込室を介してフィルタドラムの内部
に接続できるように配置されている。各立軸タービンポ
ンプの出口は、ろ液タンクの冷却液レベルの上方かつタ
ンク自体の上方に位置すると共に、ヘッダーに接続さ
れ、清浄冷却液をこのヘッダーに吐出し工作機械に戻
す。このような装置は1985年3月26日に発行され
た譲受人の米国特許第4,507,061号に一般的に
図示し説明されている。
これらの細長の立軸タービンポンプは、洗浄作業や軸受
及びシールの取替作業などから成るメンテナンスの為
に、時々タンクから取り出され、その後再据え付けされ
る必要がある。この為には、ポンプとヘッダーとの間の
機械的パイプ接続を例えばボルトを外すなどによって解
くと共に電気ポンプモーターの電気接続を解く必要があ
った。この作業は当然かなりの労力と費用を要すると共
にこのシステムの使用者にとって据え付け費用の大幅な
増大となる。例えば、或る据え付け作業では各立軸ター
ビンポンプの高さは20フィート以上の場合がある。こ
のようなポンプを作業レベルより下のポンプ内の作動位
置から取り出す為には、ポンプの全長が入り得る充分な
な頭上空間をろ過タンクの上方に設けなければならな
い。例えば、20フィート以上の長さの立軸タービンポ
ンプをろ過タンクからほぼ鉛直方向に持ち上がる為に
は、タンクの上方にほぼ同程度の頭上空間が必要とな
る。これらのポンプは高重量であるので、ポンプ取り出
しの際には天井クレーン又はその他のリフト機構を必要
とする。据え付け作業の多くの場合、タンク上部の頭上
空間、即ちアクセス空間は不充分であるので、ポンプの
取り出しや再据え付けは楽な作業ではない。
更に、このような立軸タービンポンプを据え付け位置か
ら取り出し再据え付ける為には、少なくとも熟練工が三
人、即ち機械据え付け工と電気工と配管工の三人が必要
である。詳述すると、取り出しの為には電気モータの接
続を解き、ポンプの吐出し部とヘッダーとの間のボルト
接続を解き、弁を閉弁してポンプの吸込側と吐出し側と
を分離しなければならない。その後に、長い高重量の立
軸タービンポンプをそれ自身や近傍の付属機器を損傷し
ないように持ち上げなければならない。更に、これらの
立軸タービンポンプは製造コストが高く、かつ通常個々
の用途に適合するように特別注文となる。また立軸ター
ビンポンプは潤滑を必要とし、この潤滑には多くの場合
高価な自動潤滑装置を使用しなければならない。また、
立軸タービンポンプには通常、長い駆動軸の支持の為に
多数の軸受やその他の付属機器が付設される。更に、モ
ータは冷却及び潤滑を必要とし、かつかなりの騒音を発
する。この騒音は当然除去又はできるだけ小さくするこ
とが望ましく、また定期的なグリース補給はかなりの労
働でありかつメンテナンススケジュールを必ず守らなけ
ればならないので、このような潤滑を不要とすることが
望ましい。据え付けによっては必要となる自動グリース
補給機は、この据え付けコストをかなりアップさせる。
更に、タンクの上方の領域は一般に全体に湿った空気や
冷却液の霧が立ちこめ、冷却用のモータファンが駆動さ
れており、このような湿った空気により電気モータが汚
染され、故障の原因となる。従って、このような分野で
は上述の諸々の問題やその他の付随する問題を招来する
ことなく、ろ過タンクから容易に取り出しかつ再据え付
けが行なえるポンプが望まれていた。
本願の譲受人は、この種のポンプの据え付け問題やこれ
に付随する問題を解決する為に、公知の吸上遠心液中ポ
ンプを改造したものを、商業化レベルで据え付けた。こ
のポンプの改造点はその吸込入口において受け体リング
を介してろ過ドラムの吸込側との間で吸込接続を確実に
行ったことである。この吐出し部は液中ポンプに固定さ
れた鉛直パイプ類によって冷却液タンクの上方のヘッダ
ーに接続された。このような据え付けでは、ポンプの取
り出し時にポンプ吐出し部から冷却液タンク上部のヘッ
ダー付近まで延在した鉛直吐出しパイプの全体を同時に
取り出す必要があり、この為、前述した立軸タービンポ
ンプの場合と同様にパイプ類の接続解除を行わなければ
ならない。このポンプは良好な結果が得られいくつかの
問題を解決するものであったが、しかしながらいくつか
の問題、例えば吐出しパイプ類とヘッダーとの接続を解
除しなければならないという問題や吐出しパイプ類を含
めて液中使用のパイプを冷却液タンクから持ち上げるの
に必要な頭上空間を大きくしなければならないという問
題が残った。
本発明は、例えば工作機械冷却液ろ過システムの清澄化
タンク内で使用される新規な改良ポンプ及びこれに関連
する取付装置及びポンプの据え付け・取り出し方法を提
供する。このような清澄化タンクは、一本以上のフィル
タと排出コンベアとが配置された汚染冷却液タンク区画
を具備することが望ましい。また、タンクには更に清浄
冷却液タンク区画を設置することが好ましく、この清浄
冷却液タンク区画により、後述するフィルタ又はその一
部の洗浄中でも清浄冷却液を連続的に工作機械にポンプ
圧送することができる。しかし場合によっては汚染冷却
液タンク区画だけで済ますこともできる。詳述すると、
本発明は、好ましくは清浄冷却液タンク区画内で使用さ
れるポンプを提供する(ただし、このポンプは汚染冷却
液区画内でも同様に使用することができる。)。このポ
ンプは、タンクを空にしたリパイプ継手やジョイントや
電気的接続部の接続を解いたり再接続したり弁を手動閉
止することなく、かつまた大きな頭上空間、即ち頭上ア
クセス空間を必要とすることなく、冷却液タンクからの
取り出し及びそこへの再据え付けを容易に行うことがで
きる。更に、本発明のポンプは区画の最下点に配置され
るので、タンクからポンプまでの冷却液の鉛直方向上昇
距離を減少でき、また本発明の或る実施例では特別な立
軸タービンモータではなく標準の脚部(フート)取付形
電気モータを使用することができ、メンテナンスが簡単
になり、潤滑も不要又はできるだけ少なくでき、摩耗箇
所や運転騒音を抑えることができ、軸受数や故障箇所を
できるだけ少なくでき、ポンプの取り出し・据え付けの
際の熟練工の人数を少なくできる。
本発明の好適実施例では、ポンプは下端に軸方向入口、
即ち吸込ポートを、上端付近にポンプ吐出しヘッドを夫
々具備し、この吸込ポートは一以上のポンプ羽根車段に
隣接し、ポンプ吐出しヘッドは一体構成の導管を有し、
この導管は一本以上のポンプ出口ポートを形成する。ポ
ンプ吐出しヘッドは軸方向に離間した一対の端壁を有
し、これらの端壁は、羽根車から出口ポートを通って上
昇する冷却液が流入する室を形成する。清浄冷却液タン
ク区画は二重底を有し、この二重底はフィルタの吸込側
に連通する下室を形成する。二重底上には吸込受け体、
即ち入口受け体が取り付けられ、この吸込受け体にはポ
ンプの下部吸込ポートが収容されて、フィルタドラムの
吸込側のろ過済冷却液に連通される。吸込、即ち入口受
け体の上方にはハウジング、即ち吐出し受け体が設置さ
れ、ここにはポンプの吐出しヘッドが収容される。この
受け体はタンクによって構造的に支持される。
更に詳述すると、ポンプがタンク内の作動(運転)位置
にある時にポンプの吸込ポートは吸込受け体内に収容さ
れフィルタドラムの吸込側と連通する。吐出し受け体は
環状リングを具備することが好ましく、この環状リング
はポンプ吐出しヘッドの両端板及び内部導管と共に環状
室を構成し、この環状室には羽根車によって上方にポン
プ圧送された加圧冷却液が流入する。出口導管は逆止め
弁を有し、タンク内の冷却液レベルより下の位置でタン
ク内にかつそのタンクに固定され、上記環状室とヘッダ
ーとの間で加圧冷却液を連通する。
本発明のこのような構成では、ポンプの駆動装置は電気
モータであり、この電気モータは、作動位置と軌道外位
置との間を移動可能にタンクの上方に取り付けられる。
モータ駆動軸は、ポンプを支持する長い軸に連結され
る。冷却液が供給される、例えばキングスバリィ(Kings
bury)軸受などの軸方向スラスト軸受を設置することが
好ましく、このスラスト軸受は、ポンプ動作によって生
じた軸方向下向きスラストを吐出し受け体によって支え
るように、ポンプ吐出しヘッドの上端付近に配置され
る。従ってポンプの駆動軸は引張応力よりむしろトルク
荷重を支えるだけでよい。これにより、トルクと張力と
の両方を伝達する継手ではなく、スプライン接続のよう
なトルク継手のみを使用するだけでよい。従って電気モ
ータ駆動軸はポンプの駆動軸から簡単に取り外すことが
できる。
一般には、タンク内には同様の構造のポンプが複数個設
置される。これらのポンプは運転されるとろ液、即ち清
浄冷却液をフィルタからポンプの下部軸方向吸込ポート
を介して吸引する。このろ液はポンプ吐出しヘッドの両
端板と吐出し受け体との間に形成された室にポンプ圧送
され、出口導管と逆止め弁とを通ってヘッダーに送出さ
れる。
ポンプのタンクからの取り出し及びそこへの据え付けを
容易にする為に、ポンプはタンクに支持された案内面に
係合する横方向案内体を有する。これらの案内面はポン
プを中心にもたらし、吐出し受け体及び吸込受け体に正
しく整合させる。
本発明のこの実施例に係わるポンプをタンクから取り出
す場合には、タンクの上方に位置する電気モータの駆動
軸とポンプ軸との接続が解かれる。この後、電気モータ
は軌道外位置に旋回される。それからポンプは、それ以
上のパイプ類の接続を解除することなく、天井クレーン
又は他のリフト機構によってタンクから鉛直方向に持ち
上げられる。ポンプが持ち上げられると、吸込ポートが
その吸込受け体から鉛直方向に引き上げられ、またポン
プ吐出しヘッドと羽根車段との両方が吐出し受け体を通
って鉛直方向に引き上げられて、タンクから取り出され
る。出口導管の逆止め弁は自動的に閉止して、ヘッダー
内の加圧冷却液とタンク内の冷却液との間の連通を阻止
する。ポンプが多数据え付けられている場合には、吸込
受け体にも逆止め弁が設置され、この逆止め弁は一つの
ポンプの取り出し中、他のポンプによるフィルタの吸込
圧力の損失を防止する。この逆止め弁もポンプの取り出
しの際に自動的に閉止する。案内体と案内面は、ポンプ
の鉛直方向移動中、ポンプの中心位置決め状態を保ち、
ポンプの取り出しを容易にする。
ポンプを冷却液タンク内に据え付ける、又は再据え付け
を行う場合には、ポンプは降下されポンプ案内体をタン
ク案内面に係合させる。こうしてポンプは両受け体に対
して中心出しされる。ポンプが更に降下されると、羽根
車段を含むポンプ下端部が吐出し受け体を挿通し、その
後に吸込入口がタンク底付近の吸込受け体内に摺動可能
に収容される。これと同様に、ポンプ吐出しヘッドの下
部端壁が同様に吐出し受け体内に入り、吐出し受け体の
内部下端に沿って形成された半径方向内方延在の接合部
又はフランジと係合してシールする。吐出しヘッドの上
部端壁も、吐出し受け体の上部端にシール係合し、これ
によってポンプの出口室をシールする。吐出しヘッドが
吐出し受け体に着座すると、電気モータがその作動位置
に回転され、電気モータ駆動軸がポンプ駆動軸に連結さ
れ、これによりポンプ運転の再開が可能となる。
本発明の別の構成例では、タンク内のポンプ及び付属取
付具は、前述した第1実施例のものと同様であるが、し
かし電気モータとそれの駆動継手はポンプの吐出しヘッ
ドの上面に直接に固着された液中使用の電気ポンプモー
タに取り替えられる。
本実施例の液中ポンプを取り出す時には、天井クレーン
又は他のリフト機構を液中ポンプに取り付けてこのポン
プをタンクから鉛直方向に持ち上げる。この持ち上げに
より、下部吸込ポートはフィルタドラムの吸込側との接
続が解除され、吐出しヘッドは吐出し受け体から離れ
る。このとき出口導管の逆止め弁は自動的に閉止する。
本実施例ではポンプの取り出しを行うのに、電気的接続
の解除やパイプ類の接続解除やその他の機械的接続の解
除は不要である。例えば、電源コードが充分長ければ、
ポンプを取り出しその場で修理することができる。更
に、組み合せ形の液中電気モータ及びポンプは電気モー
タが吐出しヘッドに直接取り付けられているために全長
がかなり短くなっている。従って本実施例の液中ポンプ
をタンクから取り出すのに必要なタンク上方の頭上空
間、即ちアクセス空間が非常に小さくなる。
本発明の別の実施例では、清浄冷却液区画の二重底上に
組み合せの形の吸込/吐出し受け体リングが取り付けら
れる。このリングは出口導管に連通する開口を有する。
本発明のこのような構成では、ポンプのヘッドは、離間
した端板を有し、これらの端板の間には羽根車が取り付
けられている。下方の端板は開口を有し、両端板の縁に
はシールが設けられる。これらのシールは、端板の上記
開口が二重底の下の冷却液区画に連通するようにポンプ
が吸込/吐出し受け体リング内に取り付けられた時に、
上記リングに対してシールする。こうして、羽根車はフ
ィルタを吸引し、これにより清浄冷却液がフィルタの吸
込側から清浄冷却液区画に流入し、更にポンプヘッドに
入り、上記開口を介して出口導管に流入してヘッダーに
送出される。
このモータ/ポンプ・ユニットを据え付ける為には、ユ
ニットを降下させるが、このとき適宜の案内体が使用さ
れて両端板の中心を出して、受け体リング内への移動を
案内する。この結果、モータ/モータ・ユニットの降下
移動に応じて吸込及び吐出し接続の両方が確実に行われ
る。このユニットを取り出すには、ユニットを単に受け
体リングから持ち上げるだけでよく、これにより、パイ
プや継手や電気的接続を取り外す必要なしに、吸込側と
吐出し側の両方について接続を解除できる。また、逆止
め弁は自動的に閉止し、清浄区画内の冷却液をヘッダー
内の加圧流体から分離する。本発明の全実施例と同様に
本実施例のモータ/ポンプ・ユニットの高さは前述の立
軸タービン型ポンプの高さに比べてかなり低くなるの
で、ポンプの取り出し及び再据え付けに必要なタンク上
方の頭上空間、即ちアクセス空間は著しく小さくなる。
本発明の更に別の実施例では、液中ポンプは、吸込受け
体に収容されるように延在した下部軸方向端吸込入口
と、羽根車と、側部の吐出し出口を持つ渦形通路と、羽
根車の上に取り付けられた羽根車駆動用の液中使用電気
モータと、を具備し、冷却液はフィルタの吸込側からポ
ンプの端部吸込入口を介して側部吐出し出口にポンプ圧
送される。上述した最初の二つの実施例と同様に、タン
ク底の付近には吸込受け体が設置されるが、しかしなが
ら、本構成例ではポンプの側部吐出し出口とヘッダーに
連通した吐出し導管との間に可動継手が設けられてい
る。このような構成によって、ポンプの鉛直方向移動の
際にポンプの側部吐出し出口は、ヘッダーに連通の吐出
し導管に接続され、かつその接続が解除され得る。これ
を達成する為に、継手が設けられこの継手は横方向に軸
方向移動可能であり、ポンプがタンク内の作動位置にあ
る時に、ポンプ吐出し出口にシール係合しかつそのシー
ル係合が解除される。例えば、可撓性の継手を使用し、
これを空気圧又は液圧シリンダの制御によって軸方向に
変位させるようにしてもよい。この継手を軸方向に変位
させるのに、上述のシリンダの代わりに、例えば機械的
カムによる機械的制御を行うこともできる。こうして液
中ポンプをタンク内に案内・降下させると、ポンプの軸
方向吸込入口が吸込受け体内に配置される。側部吐出し
導管は案内体によって可動継手に対向する位置に達す
る。その後この可動継手が作動され軸方向に移動してポ
ンプの側部吐出し出口をシールする。こうしてポンプの
側部吐出し出口がタンクの吐出し導管に連通する。
本実施例の液中ポンプをタンクから取り出すには、リフ
ト機構をポンプに取り付け、空気圧式又は液圧式又は機
械式の駆動手段を作動して可動継手を側部吐出し導管と
のシール係合状態から引っ込める。これにより、液中ポ
ンプは吐出し接続が断たれ、前述の実施例と同様に出口
導管の逆止め弁が自動的に閉止する。その後にポンプは
タンクから鉛直方向に持ち上げられて、吸込接続が自動
的に解除される。
重要な点として、本発明の前述の全実施例と同様に、ポ
ンプはタンクから持ち上げられ、それからタンク内に降
下され、吐出し接続と吸込接続とがほぼ同時に確実に行
われる。このときボルト締め接続又はその接続解除を行
う必要はない。タンクからポンプを取り出す為に従来は
必要であったタンクの上方のかなり大きな頭上空間、即
ちアクセス空間を不要とし、又はできるだけ小さくでき
る点も重要である。このシステムの場合、ポンプを取り
出すのに必要な熟練工はたった一人だけであるので、労
力と費用が大幅に削減される。その他のポンプ用機器、
例えば従来使用されていた立軸タービンポンプの長い軸
用の多数の軸受は完全に省略される。液中ポンプを使用
する上述の装置には、圧送された冷却液によって潤滑を
行う点を除き、潤滑が不要であるという別の利点があ
る。また、ポンプが液中にあるので、騒音はほとんどな
い。
本発明の好適実施例によると、液体圧送装置は、液体を
収容し出口導管を有するタンクと、タンク内の液体レベ
ルよりも下の位置でタンク内に配置されるポンプとを具
備し、このポンプは入口ポートと吐出しヘッドと軸のま
わりに回転可能に取り付けられタンクからの液体を入口
ポートを介して吐出しヘッドに供給する羽根車とを有す
る。ポンプヘッドによって保持された手段は、ヘッドに
供給された液体が流入する室の少なくとも一部を形成す
る。タンク内にポンプを取り外し可能に取り付けるため
にタンクとポンプとの間で協働可能な手段も設けられ、
この手段はタンク出口導管に連通するようにタンクに保
持されたハウジングを有する。このハウジングは、ポン
プがタンク内に配置された時に上記室の一部を形成し、
これによって、この室からの液体はタンク出口導管に吐
出される。好ましくは、ハウジングは、ポンプがタンク
内に取り付けられた時にポンプヘッドの少なくとも一部
を取り囲む囲い体を含み、ポンプヘッドは上記室を形成
するように互いに軸方向に離間した一対の端壁を含む。
両方の端壁に保持された手段は、室が囲い体と両端壁と
の間に部分的に形成されかつ出口導管と入口ポートとに
連通するように、囲い体に係合する。
本発明の別の態様では、流体を圧送する装置は;入口ポ
ートと、ヘッドと、軸のまわりに回転可能に取り付けら
れ流体を上記入口ポートを介して上記ヘッドに圧送する
羽根車とを有するポンプと;上記ポンプヘッドに保持さ
れ、上記ヘッドに供給される流体が流入する室の少なく
とも一部を形成する手段と;出口導管を有するハウジン
グを含み、ポンプを取り外し可能に支持する手段と;ポ
ンプヘッドがハウジング内に取り付けられた時にハウジ
ングが室を形成してポンプヘッドからの流体を室を介し
てハウジング出口導管に導くようにポンプヘッドをハウ
ジング内に取り外し可能に取り付ける為にハウジングと
ポンプとの間で協働可能な手段と;を具備する。
本発明の別の実施例によると、汚染物を含む液体を収容
する液体タンクが設けられ、上記タンク内の液中に配置
され上記液体から上記汚染物を分離してろ液を作るフィ
ルタが設けられ、上記分離された汚染物を上記タンクか
ら取り出す手段が設けられ、上記タンクから上記ろ液を
取り出す手段が設けられ、この手段は、上記タンクによ
って保持されたろ液出口導管と、上記タンク内において
液体レベルよりも下に配置されたポンプとを具備し、こ
のポンプは入口ポートと側部吐出し導管と軸のまわりに
回転可能に取り付けられフィルタを吸引して上記ろ液を
上記フィルタから上記入口ポートを介して上記吐出し導
管に供給する羽根車とを有し、上記タンク内の液中の作
動位置と上記タンクから取り出された非作動位置との間
を鉛直方向に移動可能に上記ポンプを取り付けるように
上記タンクと上記ポンプとの間で協働可能な手段が設け
られ、この手段は上記タンクによって保持された受け体
を有し、この受け体は上記フィルタによって分離された
上記ろ液を連通する開口を形成し、上記ポンプによって
保持された鉛直方向移動に応じて上記受け体と滑合接続
する接続要素が設けられ、上記側部吐出し導管と上記ろ
液出口導管との間で協働可能な可動接続部材が設けら
れ、上記接続部材を移動する手段が設けられ、この手段
は上記ポンプが上記作動位置に取り付けられた時に上記
両導管の間を連通し、上記ポンプが上記作動位置から移
動された時に上記両導管の間の連通を断つものである。
本発明の別の態様では、液体を収容するタンクが設けら
れ、吸込側を有するフィルタが設けられ、このフィルタ
の上記吸込側に連通する連通手段が設けられ、上記タン
ク内において液体レベルよりも下に位置するろ液出口導
管が設けられ、上記タンク内において液体レベルよりも
下に配置されるポンプが設けられ、このポンプは、入口
ポートと、吐出しヘッドと、液体を上記タンクから上記
フィルタと上記連通手段と上記ポンプ入口ポートとを介
して吸引して上記吐出しヘッドを介して上記出口導管に
吐出する羽根車と、を有し、上記タンク内においてその
液体レベルより下に上記ポンプを据え付ける方法は、上
記ポンプを上記タンク内に降下しこのタンク内の液体レ
ベルより下の位置にもたらす工程と、上記タンク内の液
体レベルよりも下において上記フィルタの上記吸込側の
上記連通手段と上記ポンプ入口ポートとの間の吸込接続
を確実に達成する工程と、上記タンク内の液体レベルよ
りも下において上記吐出しヘッドと上記出口導管との間
の吐出し接続を確実に達成する工程とを具備するもので
ある。
従って、本発明の主たる目的は改良された新規なポンプ
と工業ろ過システムにおけるポンプ据え付け及び取り出
し用の装置とを提供するものであり、またポンプを容易
にろ過タンクから取り出しかつそこに再据え付けできる
改良された新規なポンプ据え付け・取り出し方法を提供
するものである。
本発明の上述の目的やその他の目的及び利点は、以下の
明細書及び添付の請求の範囲と図面を参照して更に明ら
かになるであろう。
図面の説明 第1図は本発明に従って構成されたポンプを示したろ過
タンクの縦断面図であって、ポンプがタンクの作動位置
に据え付けられた状態を示している。
第2図と第3図はタンクの清浄冷却液区画内の第1図の
ポンプを示した拡大断面図であって、夫々ポンプが作動
位置と取り出し位置にある状態を示している。
第4図はタンクハウジング即ち吐出し受け体リング内に
据え付けられた第1図のポンプを示した拡大断面図であ
る。
第5図は第1図のタンクを示した平面図である。
第6図は第2図のほぼ線6−6における据え付け状態の
ポンプの断面図である。
第7図はろ過タンクの清浄区画に位置するポンプの別の
実施例を示した拡大断面図である。
第8図は本発明に従って構成されたポンプの更に別の実
施例を示した拡大断面図である。
第9図は本発明に従って構成されたポンプの更に別の実
施例を示した拡大断面図である。
好適実施例の説明 本発明の現時点での好適実施例の一つが添付の図面に示
されており、これを参照して詳述する。
図面、特に第1図において、全体が10で示された清澄
化(沈澱)タンクは工場の床レベル、即ち床の高さFよ
り低い窪み内に設置されている。タンク10はほぼ直線
からなる形状であるが、傾斜端壁12を有し、この壁1
2は概略的に図示された排出コンベア14と協働する。
次の説明から分るように、タンク10は2個の分離した
区画、即ち汚染冷却液区画16と清浄冷却液区画18と
から構成されることが好ましい。この汚染冷却液区画1
6には不図示の工作機械に連通した不図示の通路から汚
染冷却液が流入し、清浄冷却液区画18にはタンク16
からろ過された清浄冷却液が流入する。
更に詳述すると、汚染冷却液区画16内には好ましくは
水平配置の一以上のドラムフィルタ20が設置され、こ
のドラムフィルタ20は汚染冷却液をろ過し、このろ過
された清浄ろ過冷却液は後述のように工作機械に送られ
る。ドラムフィルタ20は例えば、本発明の譲受人であ
れヘンリィ フィルタス社(Henry Filters,Inc.)製
造のくさびワイヤ形吸込式位置合せドラム フィルタ
(wedgewire suction indexing drum filter)から構成
することができる。尚、このフィルタ自体は本発明の一
部を構成するものではない。従ってこのフィルタ20の
説明については、細長の円筒ドラムから構成されその周
囲に微細ワイヤが配置されていることを述べるに留め
る。このワイヤドラムの外表面には、工作機械作業で生
じた微細物、即ち切屑や汚染物から成るろ塊(ろ過ケー
ク)が収集される。例却液はこのろ塊とワイヤとを通っ
てドラム内部に流入する。詳述すると、本発明に係る一
以上のポンプによってドラム20の内部が吸引され、汚
染フィルタタンク区画16内の冷却液はろ塊とワイヤド
ラムを通過し、清浄、即ちろ過された冷却液がポンプに
よって工作機械に供給される。本発明の図示例ではフィ
ルタ20は2本設置されているが(第5図)、使用する
フィルタドラムの本数は据え付け条件に従って定めるこ
とができる。排出コンベア14は公知の構成のものであ
り、冷却液から沈澱した固形物と不図示のドクタブレー
ドによってフィルタドラム20から取り除かれたろ塊と
の両方を取り出す。尚、これらの固形物とろ塊とは共に
タンク区画16の底に沈降している。コンベア14によ
ってタンク底から取ら出された上述の固形物は、コンベ
アの端において不図示の適宜の貯蔵容器に堆積される。
他方、清浄冷却液はポンプの作用によって一本以上のフ
ィルタドラム20の内部から工作機械に供給される。
清浄冷却液区画18は下方のタンク壁底の上方に位置す
る上げ床即ち二重床30を具備し、この二重床30によ
って下室34が形成され、この下室34には清浄冷却液
がフィルタドラムの吸込側から導管32を介して流入す
る。第2図において、清浄区画18内にはヘッダー36
と主出口導管38とが配置され、この主出口導管38は
ヘッダーと不図示の適宜のパイプ類又は導管に連通し工
作機械に接続される。こうして、清浄冷却液はフィルタ
20の吸込側から室34と後述のポンプとヘッダー36
と出口導管38とを介して工作機械に供給される。清浄
冷却液区画18を設けた目的は、フィルタドラムを清浄
の為に位置合せ(割出し)を行っている時に工作機械に
清浄冷却液を供給できるように清浄冷却液を貯えるため
である。こうして、不図示の弁が開弁されると室34内
の清浄冷却液と床30の上の清浄冷却液区画18の残部
内の清浄冷却液とが連通される。このようにして区画1
8内の清浄冷却液は、ポンプ吸引によって工作機械に供
給される。また、上記開弁により吸込又は真空がフイル
タドラムの内側に印加されなくなるので、ドラム外表面
からろ塊を容易に洗浄することができる。上記弁を開弁
すると、以下の説明から分るようにフィルタドラムへの
ポンプ吸引が再開される。
図示の実施例では第5図に示されたように、全体がPで
示された4個のポンプが設置され、これらは清浄冷却液
をフィルタ20から吸引して支流出口導管40を介して
ヘッダー36に供給する。各支流出口導管40は内側端
が個々のハウジング、即ち吐出し受け体(リセプター)
リング42内に開口し、このハウジング42には後に詳
述するように関連するポンプPの一部が収容されてい
る。各支流出口導管はヘッダー36に接続された他端と
吐出しハウジング42との間に逆止め弁41を有する。
二重床30には、各ポンプに対して吸込受け体、好まし
くはリング44が取付けらている。各受け体44には好
ましくははめ込め式の滑合(スリップ・フィット)状態
で関連のポンプPの下端部が収容されている。尚、受け
体44は室34に開口している。この吸込受け体リング
は本願と同一の譲受人の米国特許第4,507,061
号に図示され説明されたタイプのものを使用することが
できる。この米国特許はこの引用によって本明細書の一
部を構成するものである。後述の説明から分るように、
各ポンプに対して吐出しハウジング42と吸込受け体4
4とが設けられ、これらの吐出しハウジング42と吸込
受け体44とはタンク12の構造の一部を構成してい
る。こうして、ポンプ自体を除いて、パイプ類や導管や
弁のすべてがタンクと固定部品を構成している。更に、
ポンプを多数使用する本願の各ポンプ実施例では、吸込
受け体44に協働する逆止め弁を設けることが好まし
い。このような逆止め弁は、第2図に概略的に45で示
されており、状述の米国特許第4,507,061号に
開示されたタイプのものを使用することができ、関連の
ポンプの取り出しの際に室34と清浄冷却区画18の残
部との間の連通を自動的に阻止する。
第4図を更に詳細に参照する。吐出しハウジング、即ち
受け体42は、上述の外方張出し縁、即ちテーパ縁48
と下端付近の内方フランジ50とを具備し、このフラン
ジ50は内方下方にテーパの付いた張出し部52を有す
る。同様に、吸込受け体44の上端も第2図及び第3図
に示したように後述の説明から明らかになる理由の為に
下方かつ内方への張出し部54を具備している。各ハウ
ジング42は不図示の手段によってタンク16に構造的
に支持され、関連のポンプを支持する。
第4図において、ポンプPはタンク内の据え付け位置に
ある。ポンプPは軸方向に離間した複数個の外ケーシン
グ60を具備し、各ケーシング60は軸62によって駆
動されるタービン段の不図示の羽根車を収容する。軸6
2はポンプ吐出しヘッドHを貫通して延在し、下端がポ
ンプケーシング60に固定された軸受66に達してい
る。タービン段よりも下方のポンプ下端は軸方向入口吸
込ポートに達している。従って、ポンプンPの下端に連
通する流体、即ち室34内の冷却液は羽根車によって上
方のポンプ吐出しヘッドHにポンプ圧送される。
ポンプヘッドHは上部端壁70を具備し、この上部端壁
70は大径の端壁即ち板72を有する。端板72はシー
ル、好ましくはOリング74を収容する環状溝を有す
る。第4図に示したようにポンプPが据え付けられる
と、シール74は吐出しハウジング42の内表面に当接
する。ポンプヘッドHは小径の内部ポンプヘッド吐出し
パイプ76を更に有し、このパイプ76には円周方向に
離間した複数個の開口78が形成されている。吐出しパ
イプ76の下端は、大径の端壁即ち板80に固定され、
この端板80は下部に、下方かつ内方向に張り出した又
はテーパーの付いた表面82を有する。この表面82は
シール、好ましくはOリング84収容用の環状の溝を有
する。
本発明の重要な特長は、ポンプの種々の部品の寸法をタ
ンクによって保持された吐出し受け体42と吸込受け体
44とに関連させて定めることであり、これによって種
々のパイプや弁を接続したり及び分離したりすることな
く、ポンプの据え付け及び取り外しを容易に行うことが
できる。例えば、羽根車ケーシング60の外径はハウジ
ング42の下端50の内径及び吸込受体44の内径の両
方よりもわずかに小さい。従って羽根車及び付属部品
は、ポンプPの下端部が座44内に収容されるようにハ
ウジング42内を軸方向に貫通して配置される。端壁8
0の直径と形状は、端50の張出形状、即ちテーパー付
表面52に着座できるように定められている。端板72
の寸法はハウジング42内に収容されたときにシール7
4がハウジング42の内表面に当接係合するように定め
られている。従って、第4図から分るように、ポンプは
羽根車段がハウジング42を貫通することによって図示
の作動位置内に降下され、これにより吸込入口ポートが
吸込側受け体44内に滑合すると共に吐出しヘッドがハ
ウジング42に係合する。ポンプを取り出すには、ポン
プを単にヘッドHと共にタンクから引き上げてその下の
羽根車段をハウジング42を貫通させればよい。
また、ポンプがタンク内の作動位置に配置されている時
には、環状室86がポンプ吐出しパイプ76と端板7
2,80とハウジング42の内表面との間に形成され
る。こうして、吐出し室86は、パイプ76を介してポ
ンプ吸込入口ポートに68で連通すると共に、タンクと
一体構造の一部を構成する支流出口導管40に連通す
る。
また第4図において、ポンプ軸62は、端壁70に離間
して向い合ったほぼカップ形状の上部軸受部材81に取
付けられている。孔83は端壁70に形成され、圧送さ
れた液体を端板70と部材81との間の空間に導いて軸
方向のスラスト軸受を形成する。この軸方向のスラスト
軸受としては、流体静力学形スラスト軸受や流体力学形
スラスト軸受や流体静力学・流体力学のハイブリッド形
スラスト軸受を使用することができる。従ってポンプの
運転中では羽根車の軸方向スラストは軸方向スラスト軸
受によって受けられハウジング42に伝えられる。
第2図及び第3図において、ポンプ軸62はタンク16
の上方の位置まで延在し、その位置で径脱可能な継手9
2によって電気モータ駆動軸90に連結されている。こ
うして、各ポンプPは、モータ軸90駆動用の電気モー
タ94を具備し、この電気モータ94は継手92によっ
てポンプ軸62に連結されると、関連のポンプの羽根車
を駆動し、清浄冷却液を清浄冷却液タンク18からヘッ
ダー36に圧送して工作機械に送出する。
本発明の重要な特長は、液中ポンプPをタンク16から
容易に取り出しかつそこに再据え付けできることであ
る。この特長を部分的に達成する為に、各電気モータ9
4は支持構造体96に取付けられ、この支持構造体96
は不図示の補助支持体に98でヒンジされている。こう
して、各電気モータ94は、対応のポンプ駆動軸62と
の連結が断たれたときに、鉛直軸のまわりに回転して、
ポンプ駆動軸62の軌道から外れた例えば第3図図示の
軌道外位置に移動することができる。これにより、ポン
プは、電気モータを持ち上げることなく鉛直方向に引き
上げることができる。
第2図及び第6図において、各ポンプが関連する吐出し
受け体リング42及び吸込受け体リング44との作動位
置に入りまたそこから出る際にこのポンプを案内する手
段が設けられている。このような手段は、例えばポンプ
Pによって保持された一対の半径方向外方突出案内体1
00を含み、これらの案内体100は横方向に離間した
一対の鉛直方向延在案内面102に受容される。これら
の案内面102はタンクに固定してもよく、互いに対向
した溝を具備し、これらの溝にはポンプの案内体100
の端部が入り込んでいる。このような一組の案内面は各
ポンプについて設けられている。
使用の際には、各ポンプが第2図に示したようにタンク
内に据え付けられると、導管32と室34とを介したフ
ィルタ20の吸込側からの清浄冷却液は、ポンプヘッド
Hを通って、吐出しパイプ76と端板72と80とハウ
ジング42とによって形成された環状室86内に圧送さ
れる。こうして、清浄冷却液はポンプによって支流導管
40に吐出され逆止め弁41を通ってヘッダー36から
工作機械に送出される。ポンプの一つを例えばメンテナ
ンスの為にタンクから取り出そうとする場合には、駆動
軸62とモータ軸90との連結を解く。その後にモータ
94は鉛直軸98を中心として横方向に第3図に示した
軌道外位置に移動される。不図示の適宜のリフト機構、
例えば天井クレーンを使用してポンプPをハウジング4
2内の支持位置から持ち上げる。詳述すると、ポンプが
持ち上げられるとヘッドHはハウジング42から上方へ
移動させ、ポンプ下端が吸込受け体リング44との滑合
はめ込み状態から引き上げられる。ポンプを更に持ち上
げると、羽根車ケーシング60がハウジング42内を通
過する。案内体100は案内面102との作用により、
ポンプをハウジング42に整合した状態に保ち、これに
よって羽根車ケーシング60をハウジング42内を通っ
て引き上げることができる。ポンプは、ハウジング42
から引き上げられた後は、傾けて案内面102から外す
こともできるし、又案内面102よりも上にそのまま持
ち上げることもできる。ポンプを複数使用している場合
にはポンプPの取り外しの際に逆止め弁41と45とを
閉止する。
ポンプの据え付け、又はメンテナンス終了後の再据え付
けの為には、関連の電気モータ94は第3図に示した軌
道外位置に揺動される。ポンプは、案内体100が案内
面102内に入るように持ち上げられた後に、清浄冷却
液区画18内に降下される。案内体100と案内面10
2との協働作用によって、ポンプは羽根車ケーシング6
0がハウジング42を貫通するように案内される。ポン
プを更に降下させると、羽根車ポンプの下端が吸込受け
体リング44に滑合する、即ちリング44にはめ込まれ
るように係合する。このとき、リング44の上部の面取
り縁はポンプ下端をリング44内に案内する。ポンプの
降下はポンプヘッドHの下端壁80がハウジング42の
下端50に着座しそれによって支持されるまで続けられ
る。この着座が行われると、上部端壁72もハウジング
42内に位置するので、室86がシールされる。その後
に、電気モータ94が揺動されて駆動軸62と鉛直方向
上方で一致した位置に移動され、継手92がモータ駆動
軸90とポンプ軸62とを連結する。
このように、ポンプの取り出し及び再据え付けは、駆動
軸継手92以外の取付具やパイプ類や電気的接続手段な
どを連結したりその連結を断ったりすることなく、又は
何ら弁を操作することなく、達成される。ポンプはハウ
ジング42内に物理的な固着なしに設置され、このとき
ポンプの下端が室34に連通しフィルタを吸引して清浄
冷却液を工作機械に送出することができる。また、一本
以上の任意のポンプを、工作機械への清浄冷却液の供給
中断なしに任意の時点で取り出すことができる利点もあ
る。即ち、ポンプ全体の容量は、一個のポンプを任意の
時点で取り出してもそれが工作機械への冷却液供給に実
質的に悪影響を及ぼさないように、定められる。
第7図に示された本発明の実施例では前述の実施例と同
様の部品には添字「a」を付けた同一参照数字が使用さ
れている。ポンプPaは前述の実施例の清浄区画と似た
形状のタンク清浄区画18a内に配置されている。即
ち、清浄区画18aは下部室34aを形成する二重底3
0aを具備し、この下部室34aはパイプ32aを介し
て不図示のフィルタ吸込側に連通している。二重底30
a上には、その開口のまわりに受け体リング44aが配
置されている。更に吐出し受け体リング42aが区画1
8aに適宜に構造的に支持され、このリング42aはヘ
ッダー36aに連通した交流出口導管40aを具備し、
このヘッダー36aは主出口導管38aに連通してい
る。支流導管40aには逆止め弁41aが配置され、吸
込受け体44aの下方にも逆止め弁45aが配置されて
いる。
ポンプPaは前述の実施例のように上述の吐出し受け体
リング42a及び吸込受け体リング44a内に取り出し
可能に取り付けられる。このようにポンプPaはポンプ
吐出しヘッドHaを具備し、このヘッドHaは互いに離
間した端板72aと80aとを有し、これらの端板72
a,80aはパイプ76aと吐出し受け体リング42a
と共に環状室86aを形成する。ケーシング60a内の
羽根車は冷却液を室34aから室86aにポンプ圧送
し、支流出口導管40a及び逆止め弁41aを介してヘ
ッダー36aに送出する。
本発明の上述の構成例では、ポンプPaはヘッドHaの
上面に直接取り付けられた液中電気モータ100によっ
て駆動される。この液中電気モータ100は駆動軸10
2を有し、この駆動軸102はモータ100内の半径方
向及び軸方向スラスト軸受104によって適宜保持さ
れ、ポンプPaの軸62aを駆動する。ポンプ軸62a
と駆動軸102とは適宜の連結手段、例えばスプライン
と106で示されたピンとから成る連結手段によって連
結される。
本実施例では、液中モータ100はポンプPaと共にタ
ンクの冷却液の液位よりも下に配置され、パイプ接続手
段が不要である。ポンプPaに給電する不図示の電気ラ
インはモータ100に対するもののみである。従って、
モータ100は一体に取り付けられたポンプPaと共に
単一ユニットを構成し、このユニットがタンク内に据え
付け及びそこから取り外される。これを達成する為に、
電気モータ100は、その上面に不図示の孔を有し、こ
の孔によってクレーン又はその他のリフト機構のフック
に連結される。モータ100とこれに関連したポンプP
aは、前述の実施例で述べた第6図の案内装置を使用し
てタンク内に降下される。従って、案内体と案内面とは
羽根車ケーシング60aを案内して吐出し受け体リング
42a内に挿通し、区画18aの下端の吸込受け体44
aに滑合係合させる。ポンプ吐出しヘッドHaは、吐出
し受け体リング42a内に収容され、その着座時にヘッ
ド両端においてOリングシール74aと84aによって
シールされる。従って、室34a内の液体は、吸込受け
体リング44aとケーシング60a内の羽根車と導管7
6a内のパイプ通路と開口78aと環状室86aと出口
導管40aと逆止め弁41aとによって構成される連通
系によってヘッダー36aに連通される。従って、電気
モータ100の起動によって清浄冷却液が本実施例の図
面では不図示のフィルタの吸込側から主出口導管38a
に供給される。
本実施例のモータ/ポンプ・ユニットを取り出す為に
は、クレーン又はリフト機構のフックをモータ100の
孔に連結する。それからモータ/ポンプ・ユニットが持
ち上げられるが、この際にパイプ類や電気接続手段の連
結解除又は区画18a内の逆止め弁の手動操作を必要と
しない。従って、ヘッドHaは吐出し受け体リング42
aへの着座が解かれそこから引き上げられ、ポンプケー
シング60aは吸込受け体リング44aから引き上げら
れ吐出し受け体リング42aを貫通通過する。逆止め弁
41aは自動的に閉弁しヘッダーと区画18aとの連通
を遮断する。その後に、モータ/ポンプ・ユニットは、
冷却液の液位よりも上方に引き上げられ、修理等を受け
ることになる。モータ/ポンプ・ユニットは全体が冷却
液中に沈められているので、必要な潤滑はポンプ圧送さ
れる冷却液によって行われる。また、このような全体を
液中に沈めることによって騒音のレベルが周囲の液体に
より充分に押えられる。更に、モータ/ポンプ・ユニッ
トの全体の高さは、前述したようにこれまで使用されて
いた立軸タービンポンプの全高について非常に小さくな
り、従って本実施例のポンプの据え付けや取り出しに必
要なタンク上方の頭上空間即ちアクセス空間が非常に小
さくて済む。
第8図に示した本発明の実施例では、最初の実施例と同
様の部品には添字「b」を付けた同様の参照数字が付さ
れている。液中使用の組合わせモータ/ポンプ/ユニッ
トは軸流用のタービン段ではなく、半径方向吐出し羽根
車構造である。前の実施例のように、モータ/ポンプ・
ユニットは清浄冷却液区画18b内の二重底30bの上
面に取り付けられ、この二重底30bは不図示のフィル
タ吸込側に連通した下部室34bの上に位置している。
出口支流導管40bは逆止め弁41bを介してヘッダー
36bに連通し、このヘッダー36bは主出口導管38
bに連通している。
この構成では、二重底30bの上面には、組合わせ形の
吸込/吐出し受け体リング110が固定配置され、この
リング110は支流出口導管40bに連通した出口開口
113を有する。ポンプPbは羽根車を具備し、この羽
根車は端板112と114の間に形成されたハウジング
内に配置されている。両端板はその縁のまわりに円形の
Oリングシール116と118とを有し、これによりモ
ータ/ポンプ・ユニットが図示のようにタンク内の作動
位置にある時に受け体リング110との間がシールされ
る。ポンプPbは内側の環状壁120を具備し、この壁
120はその外周に複数個の開口122を有する。こう
して、液体は羽根車111によって二重底30bの開口
と端板114の中央開口とを通ってポンプの内部に吸込
まれる。この吸込まれた液体は、壁120と受け体リン
グ110と端壁112と114とによって形成された環
状室124内に開口122を介して吐出され、更に開口
133を介して出口導管40bに送出される。ポンプヘ
ッドHbの上面には液中使用の電気モータ126が取り
付けられ、この電気モータ126は駆動軸128を有
し、この駆動軸128は羽根車111に連結されてこの
羽根車を駆動する。
本実施例のモータ/ポンプ・ユニットは上述の実施例の
ように、タンクへの据え付け及びタンクからの取り出し
が容易である。これを達成する為に、モータ/ポンプ・
ユニットはクレーン又はリフト機構によって降下され、
例えば、第6図に図示したタイプの不図示の適宜の案内
体によって案内されて、端板112と114とが受け体
リング110内に収容される。モータ/ポンプ・ユニッ
トの降下は、下端板114が二重底30bに当接するま
で続行され、これによりシール116と118が加圧吐
出し室124を周囲の液体から確実にシールする。図示
の作動位置では、羽根車111はフィルタの吸込側を吸
引して、清浄冷却液をポンプ内に吸込み、開口122を
介して環状室124に吐出し、開口113を介して支流
出口導管42bに送出する。こうして、パイプ類や電気
的接続手段を付加したり弁操作を行ったりすることな
く、吸込側と吐出し側との間で接続が確実に達成され
る。
第8図に示したモータ/ポンプ・ユニットをタンクから
取り出す為には、クレーン又はリフト機構のフックをモ
ータ126に取り付けてモータ/ポンプ・ユニットを持
ち上げる。このユニットの持ち上げによって、ヘッドH
bが受け体リング110から取り外され、物理的な接続
解除動作を必要とすることなく、吸込側と吐出し側との
接続が断たれる。逆止め弁41bは、ヘッダと主出口導
管38b内の加圧吐出し液体と清浄区画内の液体との間
の連通を自動的に阻止する。ポンプを多数使用している
場合には、受け体リング110に対する吸込側入口にも
不図示の逆止め弁を設置して、ポンプの取り外し時に室
34bと区画18bの残部との間の連通を自動的に阻止
することもできる。前述の実施例の場合のように、本ユ
ニットの全体の高さは、前述した立軸タービングユニッ
ト高さに比べて大幅に小さくなるので、頭上空隙、即ち
タンク上方のアクセス空間をできるだけ小さくできる。
第9図に示した本発明の実施例では、第1実施例と同様
の部品には添字「c」を付けた同様の参照数字が使用さ
れている。この図でも清浄冷却液タンク18c内で使用
されるモータ/ポンプ・ユニットが図示されており、こ
のモータ/ポンプ・ユニットは清浄冷却液を室34cか
ら二重底30cの開口を介して支流出口導管42cとヘ
ッダー36cとにポンプ圧送する。この構成例では、液
中使用のモータ130が設けられ、このモータ130
は、端部吸込入口ポート131と側部吐出し出口136
とを具備するポンプに連結されている。ポンプヘッドH
cと二重底30cに取り付けられた吸込受け体リング4
4cとが滑合はめ込み連結されるようにヘッドHcを変
形した点を除き、ポンプPcとモータ130はこれまで
のものである。ポンプヘッドHc羽根車132と渦形室
134とを具備し、これにより液体は端部吸込入口ポー
トを介して吸引され、渦形室134を通り、横向きの吐
出しポート136を介して吐出される。端部吸込入口が
支持床から離間され周囲の流体を吸引するようなタイプ
の液中使用のモータ/ポンプ組合せ体では従来脚部が設
けられていたが、この実施例では、脚部を取り除き、細
長いスリーブ138が設けられ、これによって吸込受け
体リング44cとの間で滑合はめ込み接続を行うことが
できる。
本発明の主たる特長は、パイプ類の物理的接続やその接
続解除を行うことなしにモータ/ポンプ・ユニットを単
純な鉛直動によって昇降でき、かつタンクの上方に必要
な頭上空隙をできるだけ小さくすることができる点にあ
る。本実施例ではこの点を達成する為に、支流出口導管
42cには可撓性継手140が設けられている。この継
手140は空気圧手段や水圧手段や機械的手段によるポ
ジティブな制御で移動可能な伸縮継手を必要とする。換
言すると、継手140はその両端に連結フランジ142
と144とを有し、このフランジ142は支流出口導管
42cの対応フランジに固着される。しかしながら、フ
ランジ144は導管42cに対し接近及び離隔するよう
に、従ってポンプPcの吐出し出口136に保持された
フランジ48に対しても接近及び離隔するように軸方向
に可動である。フランジ144からは、好ましくは一体
構成の環状リブ149を軸方向に突出させてもよく、こ
のリブ149によってフランジ144とフランジ148
との係合時にフランジ148との間のシールを形成す
る。前述のように、ポジティブな変位及び収縮手段は、
150で概略的に示した適宜の空気圧機構や水圧機構や
機械的機構を具備するであろう。このような空気圧又は
水圧機構は図示のように軸方向にカラー144を進退可
能なシリンダを具備するであろう。このような構成の代
わりに、タンクの上方からレバーを操作しこのレバー操
作によって作動される機械的カム機構を使用してフラン
ジ144を進退させてもよい。また継手140を吐出し
導管136によって保持してポンプの一部とすることも
できる。この場合には、空気圧又は水圧又は機械的作動
手段もポンプによって保持され、フランジ142を進退
させて、例えば出口導管42cに対して系脱させること
になろう。
第9図に示したモータ/ポンプ・ユニットを据え付ける
為には、クレーン又はリフト機構をモータ130に付け
られた孔152に連結し、モータ/ポンプ・ユニットを
タンク内に降下すると共に、例えば第6図に示したよう
な適宜の案内体によって案内する。この案内によりスリ
ーブ138は吸込受け体リング44cと滑合はめ込み接
続し、かつ二重底30cに着座する。このとき案内体と
案内面とは、支流出口導管42cに対して所定位置にポ
ンプヘッドHcの横向き吐出しポート136を配置す
る。従って、空気圧式又は液圧式又は機械的カム式機構
150の作動によって、継手140は軸方向に延びて、
フランジ144とこれに保持されたシール用リブとが吐
出しポート136のフランジ148に係合しそれをシー
ルする。こうして、骨の折れるパイプ接続又は弁の操作
を必要とせずに吸込及び吐出し接続が確実に達成され
る。
モータ/ポンプ・ユニットを取り出す為には、クレーン
がユニットに連結される。空気圧式や液圧式や機械式機
構が作動され、継手140のフランジ144をポンプヘ
ッドHcの横向き吐出しポート136から引込める。逆
止め弁41cは自動的に閉弁し、吸込受け体の入口に配
置された不図示の逆止め弁も同様に開弁する。それか
ら、クレーン又はリフト機構が作動されモータ/ポンプ
・ユニットを区画から持ち上げ、これによって吸込接続
が自動的に解かれ、このモータ/ポンプ・ユニットには
すべてのパイプ接続が存在しなくなる。
こうして、本発明の諸々の目的が完全に達成されて、ポ
ンプをろ過タンクの清浄冷却液区画から容易に取り出し
かつそこに据え付けることができ、このときにタンク自
身内ではいかなる機械的接続やその解除も不要であり、
かつタンクからの清浄冷却液流を中断する必要もない。
本発明は、最も実際的かつ好適の実施例と現時点では思
われるものに関連して説明してきたが、本発明は上記開
示の実施例に限定されるものではなく、逆に添付の請求
の範囲の精神や範囲内に含まれる種々の変形例や均等な
装置を含むものである。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体をポンプ圧送する装置であって: 出口導管を有し、液体を収容するタンクと; 上記タンク内にそこの上記液体の液位よりも下に配置さ
    れ、入口ポートと、吐出しヘッドと、軸のまわりに回転
    可能に取り付けられ液体を上記タンクから上記入口ポー
    トを介して上記吐出しヘッドに供給する羽根車とを有す
    るポンプと; 上記ポンプヘッドによって保持され、上記ヘッドから吐
    出された液体が流入する室の少なくとも一部を形成する
    手段と; 上記タンク内に上記ポンプを取外可能に取り付ける為に
    上記タンクと上記ポンプとの間で協働可能であり、上記
    ポンプヘッド用の設置手段を備え上記タンク出口導管と
    連通するように上記タンクに構造的に保持されたハウジ
    ングを有する手段と; を具備し、上記ハウジングは上記ポンプが上記タンク内
    に配置された時に上記室の一部を形成し、これによって
    上記室内の液体が上記タンク出口導管に吐出される装
    置。
  2. 【請求項2】上記ハウジングは、上記ポンプが上記タン
    ク内に取り付けられた時に、上記ポンプ吐出しヘッドの
    少なくとも一部を取り囲む囲い体を含み、上記ポンプヘ
    ッドは、上記室の一部を形成するように互いに軸方向に
    離間した一対の端壁と、上記室が上記囲い体と上記両端
    壁とによって部分的に形成されかつ上記出口導管と上記
    入口ポートとに連通するように上記設置手段において上
    記囲い体に係合し上記両端壁に保持された手段と、を含
    む請求の範囲第1項記載の装置。
  3. 【請求項3】上記ポンプは上記ハウジングを通過移動す
    ることによって上記タンクから取り出しかつそこへ戻す
    ことが可能であり、上記装置は、上記タンクと上記ポン
    プとの間で協動可能で上記ポンプの上記ハウジング内へ
    の移動を案内する案内手段を具備する請求項の範囲第2
    項記載の装置。
  4. 【請求項4】上記ポンプは上記タンクから取り出しかつ
    そこへ戻すことが可能であり、受け体が上記タンクによ
    って保持されかつ上記タンク内の上記囲い体よりも下方
    位置に配置され、上記ポンプは上記入口ポートを形成す
    る部材を含み、この部材は上記受け体に対しはめ込み式
    であり、上記ポンプは上記ポンプヘッドよりも下方に位
    置する部分を有し、この下方ポンプ部分は上記部材を含
    み、この部材の寸法は、上記タンクからの上記ポンプの
    取り出し時及び、上記タンク内への戻し時に上記下方ポ
    ンプ部分が上記囲い体を貫通通過可能な大きさに定めら
    れている請求の範囲第2項記載の装置。
  5. 【請求項5】上記タンクと上記ポンプとの間で協働可能
    であり、上記ポンプ部分が上記囲い体を貫通通過するの
    を助成するように上記ポンプを案内する案内手段を具備
    する請求の範囲第4項記載の装置。
  6. 【請求項6】上記タンク内において液体のレベルよりも
    上方位置に上記タンクによって保持され上記ポンプを駆
    動する手段と、上記ポンプと上記駆動手段とを互いに離
    脱可能に連結する手段と、上記タンクによって保持され
    上記ポンプに連結された第1の駆動位置と上記ポンプか
    ら離脱された第2の非駆動位置との間で上記駆動手段を
    移動可能に取り付け上記タンクからの上記ポンプの取り
    出しを容易にする手段とを具備する請求の範囲第1項記
    載の装置。
  7. 【請求項7】上記ポンプの軸はほぼ鉛直であり、上記駆
    動手段は上記駆動位置にあるとき上記ポンプ軸に鉛直方
    向に整合する駆動軸を有し、上記駆動手段は上記ポンプ
    軸からずれた鉛直軸のまわりに旋回可能に上記タンクに
    取り付けられ、これにより上記駆動手段がその鉛直旋回
    軸のまわりを上記第1駆動位置から上記第2非駆動位置
    の方へ移動すると上記ポンプの軸と上記駆動手段の軸と
    は互いにずれる請求の範囲第6項記載の装置。
  8. 【請求項8】上記装置は、上記駆動手段を上記ポンプ軸
    にほぼ平行な軸のまわりに旋回移動可能に取り付ける手
    段を具備し、これにより上記駆動手段は上記駆動取付手
    段の上記軸のまわりを旋回して上記第1及び第2位置の
    間を移動する請求の範囲第6項記載の装置。
  9. 【請求項9】上記ハウジングは、上記ポンプが上記タン
    ク内に配置された時に上記ポンプヘッドの少なくとも一
    部を取り囲みかつ上記ポンプを支持するための上記設置
    手段を含むほぼ円筒状の吐出し受け体リングを有し、上
    記ポンプヘッドは形状がほぼ円筒状であり、上記ポンプ
    ヘッドは、上記室の一部を形成するように互いに軸方向
    に離間したほぼ円筒状の一対の端壁と、上記室がほぼ環
    形状となりかつ上記受け体リングと上記端壁とによって
    部分的に形成されかつ上記出口導管と連通するように上
    記囲い体に上記設置手段において係合し上記両端壁に保
    持された手段と、を含む請求の範囲第1項記載の装置。
  10. 【請求項10】上記受け体リングは上記出口導管に連通
    する開口を有する請求の範囲第9項記載の装置。
  11. 【請求項11】上記ポンプは上記ハウジングを一部通過
    することによって上記タンクから取り出しかつそこへ戻
    すことが可能であり、案内手段が上記タンクと上記ポン
    プとの間で協働可能で上記タンクに対する上記ポンプの
    移動の際に上記ポンプを案内し、これによって上記ポン
    プはその作動位置への移動及び作動位置からの移動が案
    内された状態で上記ハウジングに対して変位される請求
    の範囲第9項記載の装置。
  12. 【請求項12】上記ポンプは上記タンクから取り出しか
    つそこへ戻すことが可能であり、上記タンクには吸込受
    け体リングが上記ハウジング受け体リングより下方位置
    に配置され、上記ポンプは、上記タンク内の上記液体を
    上記吸込受け体リングを介して吸込む為に上記吸込受け
    体リングぐと協働可能な部材を含み、上記ポンプは上記
    ポンプヘッドより下方に位置する部分を有し、この下方
    ポンプ部分は上記部材を含み、この部材の寸法は、上記
    ポンプの取り出し及び戻し時に上記下方ポンプ部分が上
    記ハウジング受け体リングを通過できる大きさに定めら
    れ、上記ポンプの下の方の上記端壁は、自身が上記ハウ
    ジング受け体リング内を通過できる直径を有する請求の
    範囲第9項記載の装置。
  13. 【請求項13】上記ハウジングは上記ポンプ吐出しヘッ
    ドに係合する半径方向内方に向いた接合部を有し、上記
    両端壁に保持され上記ハウジング受け体リングの両端付
    近で上記室をシールする手段が設けられている請求の範
    囲第12項記載の装置。
  14. 【請求項14】上記装置は液中使用の電気モータを具備
    し、この電気モータは上記ポンプを駆動するように上記
    ポンプに接続され、かつ上記タンク内の上記液体のレベ
    ルに又はその下方位置に上記ポンプと共に配置されるよ
    うに取り付けられた請求の範囲第1項記載の装置。
  15. 【請求項15】上記タンク内の液中に配置され上記液体
    から汚染物を分離してろ液を作るフィルタと; 上記分離した汚染物を上記タンクから取り出す手段と; ろ液出口導管を有し、上記タンクから上記ろ液を取り出
    す手段と; を具備し、上記ポンプは上記フィルタを吸引しこれによ
    ってろ液を上記タンクから上記入口ポートを介して上記
    吐出しヘッドへ供給する請求の範囲第1項記載の装置。
  16. 【請求項16】上記タンクは、汚染液体区画とろ液区画
    と上記フィルタに連通しろ液を上記ろ液区画に送る手段
    とを含み、上記ポンプの上記入口ポートは上記ろ液区間
    内のろ液に連通するように配置されている請求の範囲第
    15項記載の装置。
  17. 【請求項17】上記ハウジングは上記ポンプが上記タン
    ク内に配置された時に上記ポンプヘッドを少なくとも一
    部取り囲む囲い体を含み、上記ポンプヘッドは上記室を
    形成する為に互いに軸方向に離間された一対の端壁を含
    み、上記端壁によって保持された手段が上記囲い体に係
    合して、これによって上記室は上記囲い体と上記両端壁
    との間に少なくとも一部形成されかつ上記出口導管と上
    記入口ポートとに連通するように配置される請求の範囲
    第15項記載の装置。
  18. 【請求項18】上記ポンプは上記ハウジングを通過する
    ことによって上記タンクから取り出しかつそこへ戻すこ
    とが可能であり、案内手段が上記タンクと上記ポンプと
    の間で協働可能で上記タンクに対する上記ポンプの移動
    の際に上記ポンプを案内する請求の範囲第17項記載の
    装置。
  19. 【請求項19】上記ポンプは上記タンクからの取り出し
    及びそこへの戻しが可能であり、上記タンクは上記タン
    ク内の上記囲い体よりも下方位置に配置された受け体を
    含み、上記ポンプは上記ポンプ入口と上記タンクとの間
    を連通する為に上記受け体と協働可能な部材を含み、上
    記ポンプは上記ポンプヘッドより下方に位置する部分を
    有し、このポンプ下方部分は上記部材を含み、この部材
    の寸法は上記ポンプの取り出し及び戻し時に上記下方部
    分が上記囲い体を通過できる大きさに定められている請
    求の範囲第17項記載の装置。
  20. 【請求項20】上記装置は、上記タンクと上記ポンプと
    の間で協働可能であり、上記タンクに対する上記ポンプ
    の移動の際に上記ポンプを案内して上記下方ポンプ部分
    が上記囲い体を貫通するのを案内する案内手段を具備す
    る請求の範囲第19項記載の装置。
  21. 【請求項21】上記装置は上記タンク内の液体のレベル
    より上方位置に上記タンクによって保持され上記ポンプ
    を駆動する手段を具備し、この駆動手段は駆動軸と、上
    記ポンプと上記駆動手段とを離脱可能に連結する手段と
    を含み、上記装置は、上記ポンプに対する第1の駆動位
    置と上記ポンプから離脱された第2の非駆動位置との間
    を移動可能に上記駆動手段を取り付けて上記タンクから
    の上記ポンプの取り出しを容易にする為に上記タンクに
    保持された手段を具備する請求の範囲第1項又は第15
    項記載の装置。
  22. 【請求項22】上記ポンプの軸は鉛直であり、上記駆動
    軸は、上記駆動手段が上記駆動位置にある時に上記ポン
    プ軸と鉛直方向に整合しているが、上記駆動手段が上記
    第2の非駆動位置に移動した時には上記ポンプ軸とずれ
    る請求の範囲第21項記載の装置。
  23. 【請求項23】上記装置は、上記駆動手段を上記ポンプ
    軸にほぼ平行な軸のまわりに旋回移動可能に取り付ける
    手段を具備し、これにより上記駆動手段は上記駆動手段
    取付軸のまわりを旋回して上記第1及び第2位置の間を
    移動する請求の範囲第22項記載の装置。
  24. 【請求項24】上記ハウジングは上記ポンプが上記タン
    ク内に着座された時に上記ポンプヘッドの少なくとも一
    部を取り囲みかつ上記ポンプを支持するための上記設置
    手段を含むほぼ円筒形状の吐出し受け体リングを有し、
    上記ポンプヘッドは形状がほぼ円筒状であり、上記ポン
    プヘッドは上記室を形成するように互いに軸方向に離間
    されたほぼ円筒形状の一対の端壁と、上記室がほぼ環形
    状となり上記受け体リングと上記両端壁とによって部分
    的に形成されかつ上記出口導管と上記入口ポートとに連
    通するように上記ハウジングに係合し上記両端壁によっ
    て保持された手段とを含む請求の範囲第15項記載の装
    置。
  25. 【請求項25】上記装置は液中使用の電気モータを具備
    し、この電気モータは上記ポンプを駆動するように上記
    ポンプに接続され、かつ上記タンク内の上記液体のレベ
    ルより下方位置に上記ポンプと共に配置されるように取
    り付けられた請求の範囲第15項記載の装置。
  26. 【請求項26】流体をポンプ圧送する装置であって: 入口ポートと、ヘッドと、軸のまわりに回転可能に取り
    付けられ液体を上記入口ポートを介して上記ヘッドにポ
    ンプ圧送する羽根車とを有するポンプと; 上記ポンプヘッドによって保持され、上記ヘッドに供給
    された流体が流入する室の少なくとも一部を形成する手
    段と; 上記ポンプヘッド用の設置手段と出口導管とを持つハウ
    ジングを含み、上記ポンプを取り外し可能に支持する手
    段と; 上記ポンプヘッドを上記ハウジング内に取り外し可能に
    取り付ける為に上記ハウジングと上記ポンプとの間で協
    働可能な手段と; を具備し、上記ハウジングは上記ポンプヘッドが上記ハ
    ウジングに取り付けられた時に上記室を形成して上記ポ
    ンプヘッドからの流体を上記室を介して上記ハウジング
    出口導管に導く装置。
  27. 【請求項27】上記ハウジングは、上記ポンプが上記タ
    ンク内に取り付けられた時に、上記ポンプヘッドの少な
    くとも一部を取り囲む囲い体を含み、上記ポンプヘッド
    は、上記室を形成するように互いに軸方向に離間した一
    対の端壁と、上記室が上記囲い体と上記両端壁との間に
    部分的に形成されかつ上記出口導管に連通するように上
    記囲い体に係合し上記両端壁に保持された手段と、を含
    む請求の範囲第26項記載の装置。
  28. 【請求項28】上記ポンプは上記ハウジングを通過移動
    することによって上記ハウジングからの取り出し及びそ
    こへの戻しが可能であり、上記支持手段は、上記ポンプ
    を上記ハウジングに対して一方向には移動可能とし反対
    方向には移動を妨げるように取り付ける請求の範囲第2
    7項記載の装置。
  29. 【請求項29】液体をポンプ圧送する装置であって: 汚染物を含む液体を収容する液体タンクと; 上記タンク内の液体中に配置され、上記液体から汚染物
    を分離しろ液を作るフィルタと; 上記タンクから上記分離した汚染物を取出す手段と; 上記タンクによって保持されたろ液出口導管と;入口ポ
    ートと側部の吐出し導管と軸のまわりに回転可能に取り
    付けられ上記フィルタを吸引し上記フィルタからのろ液
    を上記入口ポートを介して上記吐出し導管に供給する羽
    根車とを有し、上記タンク内の上記液体レベルより下に
    配置されたポンプと;を含み、上記タンクから上記ろ液
    を取り出す手段と; 上記タンク内の液中の作動位置と上記タンクから取り出
    された非作動位置との間を鉛直方向に移動可能に上記ポ
    ンプを取り付ける為に上記タンクと上記ポンプとの間で
    協働可能な取付手段と; を具備し、上記取付手段は、上記タンクに保持され上記
    フィルタによって分離されたろ液に連通する開口を持ち
    上記ポンプを支持するための設置手段を含む受け体と、
    上記ポンプによって保持され上記鉛直方向移動に応じて
    上記受け体に滑合接続する接続部材と、上記側部吐出し
    導管と上記ろ液出口導管との間で協働可能な可動接続部
    材と、上記接続部材を移動させて、上記ポンプが上記作
    動位置に取り付けられた時に上記両導管の間を連通しか
    つ上記ポンプが上記作動位置から移動された時に上記両
    導管の間の連通を断つ手段と、を含む装置。
  30. 【請求項30】上記可動接続部材は、上記出口導管によ
    って保持され上記側部吐出し導管に係脱するように移動
    可能である請求の範囲第29項記載の装置。
  31. 【請求項31】液体をポンプ圧送する装置であって: 出口導管を有し、上記液体を収容するタンクと; 上記タンク内のフィルタと、このフィルタに連通しこれ
    を吸引する吸込導管と; ろ液をポンプ圧送する為の、上記タンク内の液位よりも
    下の第1の作動位置と、上記タンクから取り出された第
    2の非作動位置との間で移動可能に取り付けられたポン
    プと; を具備し、上記ポンプは、入口ポートと、吐出しヘッド
    と、軸のまわりに回転可能に取り付けられ上記フィルタ
    からのろ液を上記入口ポートを介して上記吐出しヘッド
    に供給する羽根車とを有する装置。
  32. 【請求項32】上記ポンプは上記第1及び第2位置の間
    を所定の直進方向に移動可能であり、上記吸込接続手段
    は、上記ポンプが上記所定直進方向に沿って上記作動位
    置へ移動することに応じて、設けられる請求の範囲第3
    1項記載の装置。
  33. 【請求項33】上記ポンプはほぼ鉛直な軌道に沿って上
    記第1及び第2位置の間を移動可能であり、上記吸込接
    続手段は上記鉛直軌道に沿った上記作動位置への上記ポ
    ンプの移動に応じて設けられる請求の範囲第31項記載
    の装置。
  34. 【請求項34】上記吸込接続手段は、上記第1位置から
    上記第2位置への上記ポンプの移動に応じて上記入口ポ
    ートと上記吸込導管との接続を断つことができ、上記吐
    出し接続手段は上記第1位置から上記第2位置への上記
    ポンプの移動に応じて上記ポンプ吐出しヘッドと上記出
    口導管との接続を断つことができる請求の範囲第31項
    記載の装置。
  35. 【請求項35】上記ろ液吐出し接続手段は、上記ポンプ
    を支持するための設置手段を有する受け体リングを含
    み、上記ポンプ吐出しヘッドは環状室を形成するように
    互いに離間した一対の端壁を含み、上記両端壁は上記ポ
    ンプが上記第1位置にある時に上記受け体リング内に配
    置され、上記リングは上記出口導管と上記室とに連通す
    る開口を有する請求の範囲第31項記載の装置。
  36. 【請求項36】上記ろ液吸込接続手段は上記タンクによ
    って保持され上記ポンプを支持するための設置手段を有
    する吸込受け体リングを含み、上記ポンプ入口ポートと
    上記吸込受け体リングは互いにはめ込み式の接続が行わ
    れる請求の範囲第31項記載の装置。
  37. 【請求項37】上記ポンプ入口ポートと上記吸込導管と
    の間の上記接続手段は、上記タンク内の上記第1作動位
    置への上記ポンプの移動のみに応じて、上記ポンプ入口
    ポートと上記吸込導管との間の上記ろ液吸込接続を行う
    請求の範囲第31項記載の装置。
  38. 【請求項38】上記ポンプ吐出しヘッドと上記出口導管
    との間の上記接続手段は上記タンク内の上記第1作動位
    置への上記ポンプの移動のみに応じて上記ポンプ吐出し
    ヘッドと上記出口導管との間の上記ろ液吐出し接続を行
    う請求の範囲第37項記載の装置。
  39. 【請求項39】液体を収容するタンクとこの液位より下
    に配置され、上記タンクから液体を取り出すポンプとの
    組合せであって、上記タンクは、上記ポンプに一体的に
    構成された入口手段に係合する為に上記タンクに固着さ
    れた第1手段と、上記ポンプに一体的に構成された出口
    手段に係合しシールする為に上記タンクに固着された第
    2手段とを含み、上記ポンプは上記タンクに取り付けら
    れると、これにより上記第1及び第2手段が上記入口及
    び出口手段に夫々係合される組合せ。
  40. 【請求項40】上記組合せは上記タンクと上記ポンプと
    の間で協働可能な案内手段を具備し、この案内手段は上
    記タンク内への上記ポンプの移動を案内して上記第1及
    び第2手段を入口及び出口手段に夫々係合させる請求の
    範囲第39項記載の組合せ。
  41. 【請求項41】上記入口手段と上記出口手段は互いにほ
    ぼ垂直な流路を形成する請求の範囲第39項記載の組合
    せ。
  42. 【請求項42】液体を収容するタンク内に、吐出しヘッ
    ドを有するポンプを取り付ける装置であって: 上記タンク内の液位より下方位置において、上記タンク
    に固着された第2手段と協働可能でかつ上記ポンプ吐出
    しヘッドに関連し、吐出し導管を含む第1手段と; タンク入口の付近において上記タンクに固着された第4
    手段と協働可能でかつ上記ポンプ入口に関連した第3手
    段と; を具備し、上記ポンプは、上記第1及び第2手段と上記
    第3及び第4手段との夫々の係合によってのみ、上記タ
    ンクに係合するように取り付け可能である装置。
  43. 【請求項43】濾過器のパイプ類の接続および接続解除
    を行なうことなくポンプの据え付けおよび取り出しを容
    易にする装置であって、上記ポンプと、汚染された液体
    を収容するためのタンクと、該液体から汚染物を除去し
    て前記パイプ類に瀘液を供給するフィルタと、一方の側
    で前記瀘液と連通するようになされ他方の側で前記パイ
    プ類と連通するようになされたハウジングとを含む装置
    において、前記ポンプを密閉するように囲む前記ハウジ
    ング内にある壁手段と、前記ポンプを軸方向に支持する
    前記ハウジング内にある設置手段とを有し、前記ポンプ
    は軸方向に離間した2枚の端板の間に吐出ヘッドを有
    し、前記端板の一方は前記設置手段と係合し、前記端板
    の両方は前記壁手段と協働して前記ハウジングと前記瀘
    液および前記パイプ類との前記連通をもたらし、ポンプ
    が前記ハウジング内に据え付けられたとき前記端板が前
    記密閉と支持をもたらしかつポンプが前記ハウジングか
    ら取り出されたとき前記端板が前記ハウジングと前記瀘
    液との連通を妨げるように前記吐出ヘッドが前記ハウジ
    ング内で軸方向に移動可能であることを特徴とする装
    置。
JP1501387A 1988-01-15 1989-01-05 ろ過システム用ポンプ Expired - Lifetime JPH0650120B2 (ja)

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