JPH0649922Y2 - シリンダ装置 - Google Patents

シリンダ装置

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JPH0649922Y2
JPH0649922Y2 JP9421688U JP9421688U JPH0649922Y2 JP H0649922 Y2 JPH0649922 Y2 JP H0649922Y2 JP 9421688 U JP9421688 U JP 9421688U JP 9421688 U JP9421688 U JP 9421688U JP H0649922 Y2 JPH0649922 Y2 JP H0649922Y2
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JP
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fluid
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port
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cylinder
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Inventor
修一 五島
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はシリンダ装置に関し、特に、本体に形成され
たシリンダにピストンが収容され、このピストンから本
体の外方へ延びたピストンロッドの両端に連結プレート
が設けられ、シリンダ内をピストンが移動することによ
り、本体と連結プレートとが相対的に往復動するように
なったシリンダ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種のシリンダ装置は、第5図に示すように、
本体31には2つのシリンダ32、33が互いに平行に形成さ
れ、各シリンダ32、33に収容されたピストン34、35から
本体31の外方へ延びた2本のピストンロッド36、37の両
端が、連結プレート38、39によってそれぞれ連結されて
いる。
前記シリンダ32はピストン34によって2つの流体室40
a、40bに仕切られ、また、シリンダ33はピストン35によ
って2つの流体室41a、41bに仕切られている。
そして、前記ピストンロッド36には両端間を貫通した流
体通路42が形成され、流体通路42の両端は、連結プレー
ト38、39に形成されたポート43a、43bにそれぞれ開口し
ている。
また、流体通路42の中間部はシリンダ32の流体室40aに
開口し、この流体室40aの端部とシリンダ33の流体室41a
の端部とは、流体通路44によって互いに連通したうえ、
本体31に形成されたポート43cに開口している。
一方、前記ピストンロッド37には両端間を貫通した流体
通路45が形成され、流体通路45の両端は、連結プレート
38、39に形成されたポート46a、46bにそれぞれ開口して
いる。
また、流体通路45の中間部はシリンダ33の流体室41bに
開口し、この流体室41bの端部とシリンダ32の流体室40b
の端部とは、流体通路47によって互いに連通したうえ、
本体31に形成されたポート46cに開口している。
そのため、ポート43a、46a、ポート43b、46b、またはポ
ート43c、46cのいずれか1組を使用して他の2組を塞
ぎ、使用する1組のポート(たとえば43a、46a)のいず
れか一方に流体を供給し、かつ他方から流体を排出する
ことによって、本体31と連結プレート38、39とが相対的
に往復動するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のものにあっては、たと
えば第6図に示すように、連結プレート38X、39Xが固定
されたX軸往復動用シリンダ装置の本体31Xに、Y軸往
復動用シリンダ装置の本体31Yを装着して、3次元動作
を行わせる場合、Y軸往復動用シリンダ装置への流体供
給排出管はコイルチューブ状の可動配管57でなければな
らず、そのため、この可動配管57の引き回しによって外
観が繁雑になるうえ、他の物体との干渉によって可動配
管57が破れたり外れたりすると、Y軸往復動用シリンダ
装置を作動させることができなくなってしまうという問
題点を有していた。
また、従来のものは、たとえば第7図に示すように、本
体31Xが固定されたX軸往復動用シリンダ装置の連結プ
レート38Xに、Y軸往復動用シリンダ装置の本体31Yを装
着し、同一の流体源からX軸往復動用切換弁55またはY
軸往復動用切換弁56を選択して、X軸往復動シリンダ装
置またはY軸往復動用シリンダ装置を作動させる場合、
Y軸往復動用シリンダ装置とY軸往復動用切換弁56とを
結ぶ流体供給排出管が可動配管57でなければならないう
え、全体がきわめて大型の装置となって、配管構造も複
雑になってしまうという問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
して、組合せて3次元動作を行わせる場合に、可動配管
が不要で、全体を小型化することのできるシリンダ装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記のような目的を達成するため、本体に少
なくとも1つのシリンダが形成され、前記シリンダに収
容されたピストンから前記本体の外方へ延びたピストン
ロッドの両端が連結プレートにそれぞれ連結され、前記
ピストンにより前記シリンダ内に仕切られた2つの流体
室に交互に流体を供給することにより、前記本体と前記
連結プレートとが相対的に往復動するようになったシリ
ンダ装置において、 前記本体に前記シリンダと平行な凹所を設け、この凹所
に前記本体を貫通するロッドを挿通してその両端を前記
連結プレートにそれぞれ連結するとともに、前記ロッド
の中間部にシール部材を設けて前記凹所内を2つの流体
通路に仕切り、さらに、前記ロッドに、前記本体と前記
連結プレートとのストローク全域に渡って、一端が前記
二つの流体通路のうち一方の流体通路に連通し、他端が
前記連結プレートに形成した第1ポートに開口し、か
つ、前記本体の側面に形成した第1ポートに前記一方の
流体通路を介して開口する流体通路と、一端が前記二つ
の流体通路のうち他方の流体通路に連通し、他端が前記
連結プレートに形成した第2ポートに開口し、かつ、前
記本体の側面に形成した第2ポートに前記他方の流体通
路を介して開口する流体通路とを設けた構成としたもの
である。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことにより、連
結プレートに連結したロッドの端部に形成された第1、
2ポートから、凹所内に仕切られた各流体通路を介し
て、本体の往復動方向と直交する側面に形成された第
1、2ポートに、往復動のストローク全体にわたって、
流体を供給、排出できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図にはこの考案によるシリンダ装置の一実施例が示
されており、このシリンダ装置は、本体1に2つのシリ
ンダ2、3が互いに平行に形成され、各シリンダ2、3
に収容されたピストン4、5から本体1の外方へ延びた
2本のピストンロッド6、7の両端が、連結プレート
8、9によってそれぞれ連結されている。
前記シリンダ2はピストン4によって2つの流体室10
a、10bに仕切られ、また、シリンダ3は前記ピストン5
によって2つの流体室11a、11bに仕切られている。
そして、前記ピストンロッド6には両端間を貫通した流
体通路12が形成されるとともに、流体通路12の両端は、
連結プレート8、9に形成されたポート13a、13bにそれ
ぞれ開口している。
また、前記流体通路12の中間部はシリンダ2の流体室10
aに開口し、この流体室10aの端部とシリンダ3の流体室
11aの端部とは、流体通路14によって互いに連通したう
え、前記本体1に形成されたポート13cに開口してい
る。
一方、ピストンロッド7には両端間を貫通した流体通路
15が形成され、流体通路15の両端は、連結プレート8、
9に形成されたポート16a、16bにそれぞれ開口してい
る。
また、前記流体通路15の中間部はシリンダ3の流体室11
bに開口しており、この流体室11bの端部とシリンダ2の
流体室10bの端部とは、流体通路17によって互いに連通
したうえ、本体1に形成されたポート16cに開口してい
る。
そのため、ポート13a、16a、ポート13b、16b、またはポ
ート13c、16cのいずれか1組を使用して他の2組を塞
ぎ、使用する1組のポート(たとえば13a、16a)のいず
れか一方に流体を供給し、かつ他方から流体を排出する
ことによって、本体1と連結プレート8、9とが相対的
に往復動するようになっている。
また、本体1にはシリンダ2、3間にそれらと平行な凹
所18が形成され、この凹所18にロッド19が挿通され、ロ
ッド19は本体1を貫通して延びて、その両端が連結プレ
ート8、9にそれぞれ連結されている。
前記ロッド19の中間部にはシール部材20が装着され、こ
のシール部材20によって、凹所18は2つの液体流路21
a、21bに仕切られている。
そして、前記ロッド19には、流体通路21aと連通した流
体通路22aが形成され、この流体通路22aは、連結プレー
ト8に形成された第1ポート23aに開口する一方、凹所1
8の流体通路21aは、本体1の往復動方向と直交する側面
(第1図の紙面と平行の側面)に形成された第1ポート
24aに開口している。
また、ロッド19には、流体通路21bと連通した流体通路2
2bが形成され、この流体通路22bは、連結プレート9に
形成された第2ポート23bに開口する一方、凹所18の液
体通路21bは、本体1の第1ポート24aと同一側面に形成
された第2ポート24bに開口している。
そして、第1ポート23a、24aは、流体通路21a、22aを介
して、本体1と連結プレート8、9との相対的往復動の
ストローク全域にわたって互いに連通し、また第2ポー
ト23b、24bは、流体通路21b、22bを介して、本体1と連
結プレート8、9との相対的往復動のストローク全域に
わたって互いに連通するようになっている。
第2図にはこの考案によるシリンダ装置の他の実施例が
示されており、このシリンダ装置は、ロッド19のシール
部材20より一側方が二重管状に形成され、凹所18の流体
通路21bと連通した流体通路22bが内側を通り、また凹所
18の流体通路21aと連通した流体通路22aがその外側を通
り、両流体通路22a、22bが連結プレート8に形成された
第1ポート23aおよび第2ポート23bにそれぞれ開口した
ものである。
その他は第1図に示すシリンダ装置と同様のものである
ので、第1図のものと同様の部分に同一の符号を付けて
示し、詳細な説明は省略することとする。
第3図にはこの考案によるシリンダ装置の一使用例が示
されており、連結プレート8X、9Xが固定されたX線往復
動用シリンダ装置の本体1Xに、Y軸往復動用シリンダ装
置の本体1Yを装着して、3次元動作を行わせるようにし
たものである。
この使用例において、X軸往復動用シリンダ装置は、連
結プレート8Xに形成されたポート13a、16aのいずれか一
方に流体を供給し、かつ他方から流体を排出させること
によって、本体1Xが連結プレート8X、9Xに対して往復動
することとなる。
また、Y軸往復動用シリンダ装置は、連結プレート8Xに
形成された第1ポート23aおよび第2ポート23bのいずれ
か一方に流体を供給し、かつ他方から流体を排出させる
ことによって、本体1XとともにX軸方向に往復動する本
体1Yに対して、連結プレート8Y、9YがY軸方向に往復動
することとなる。
そのため、第6図に示す従来のものに必要であった可動
配管が、第3図に示すものでは不要となる。
第4図にはこの考案によるシリンダ装置の他の使用例が
示されており、本体1Xが固定されたX軸往復動用シリン
ダ装置の連結プレート8Xに、Y軸往復動用シリンダ装置
の本体1Yを装着する一方、本体1Xにマニホールドを形成
して、X軸往復動用切換弁25およびY軸往復動用切換弁
26を本体1Xに一体に組付けたものである。
この使用例において、X軸往復動用切換弁25を選択すれ
ば、X軸往復動シリンダ装置の本体1Xに対して、連結プ
レート8X、9Xが往復動することとなり、また、Y軸往復
動用切換弁26を選択すれば、連結プレート8XとともにX
軸方向に往復動するY軸往復動用シリンダ装置の本体1Y
に対して、連結プレート8Y、9Y(図示省略)がY軸方向
に往復動することとなる。
そのため、第7図に示す従来のものに比べて全体が小型
化され、配管構造がきわめて簡略化されることとなる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、連結プレ
ートに開口する第1ポートと本体の側面に形成された第
1ポートとの間が、凹所内に仕切られた一方の流体通路
とロッド内に設けられた流体通路とを介して互いに連通
するとともに、連結プレートに開口する第2ポートと本
体の側面に形成された第2ポートとの間が、凹所内に仕
切られた他方の流体通路とロッド内に設けられた流体通
路とを介して互いに連通することになり、この連通状態
は、本体と連結プレートとのストローク全域に渡って維
持される。したがって、本体と連結プレートとのストロ
ーク全域に渡って、これら第1、第2ポートを使って流
体を供給、排出することができ、そのため、組み合わせ
て3次元動作を行わせる場合に、可動配管が不要で、外
観を整然とさせることができ、また、可動配管の破れや
外れによる動作不良の発生を未然に防止し、信頼性を向
上させることができる。また、切換弁を使用する場合に
は、全体を小型化することができるとともに、配管構造
を簡略化することができ、これにより、配管容量の低減
に基づく応答時間の向上を図ることができることになる
等のすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるシリンダ装置の一実施例を示す
断面図、第2図はこの考案によるシリンダ装置の他の実
施例を示す断面図、第3図はこの考案によるシリンダ装
置の一使用例を示す斜視図、第4図はこの考案によるシ
リンダ装置の他の使用例を示す斜視図、第5図は従来の
シリンダ装置の一例を示す断面図、第6図は従来のもの
の一使用例を示す斜視図、第7図は従来のものの他の使
用例を示す斜視図である。 1、31……本体 2、3、32、33……シリンダ 4、5、34、35……ピストン 6、7、36、37……ピストンロッド 8、9、38、39……連結プレート 10a、10b、11a、11b、40a、40b、41a、41b……流体室 12、14、15、17、42、44、45、47、21a,21b、22a、22b
……流体通路 13a,13b、13c、16a、16b、16c、43a、43b、43c、46a、4
6b、46c……ポート 18……凹所 19……ロッド 20……シール部材 23a、24a……第1ポート 23b、24b……第2ポート 25、55……X軸往復動用切換弁 26、56……Y軸往復動用切換弁 57……可動配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(1)に少なくとも1つのシリンダ
    (2)(3)が形成され、前記シリンダ(2)(3)に
    収容されたピストン(4)(5)から前記本体(1)の
    外方へ延びたピストンロッド(6)(7)の両端が連結
    プレート(8)(9)にそれぞれ連結され、前記ピスト
    ン(4)(5)により前記シリンダ(2)(3)内に仕
    切られた2つの流体室(10a、10b)(11a、11b)に交互
    に流体を供給することにより、前記本体(1)と前記連
    結プレート(8)(9)とが相対的に往復動するように
    なったシリンダ装置において、 前記本体(1)に前記シリンダ(2)(3)と平行な凹
    所(18)を設け、この凹所(18)に前記本体(1)を貫
    通するロッド(19)を挿通してその両端を前記連結プレ
    ート(8)(9)にそれぞれ連結するとともに、前記ロ
    ッド(19)の中間部にシール部材(20)を設けて前記凹
    所(18)内を2つの流体通路(21a)(21b)に仕切り、
    さらに、前記ロッド(19)に、前記本体(1)と前記連
    結プレート(8)(9)とのストローク全域に渡って、
    一端が前記二つの流体通路(21a)(21b)のうち一方の
    流体通路(21a)に連通し、他端が前記連結プレート
    (8)(9)に形成した第1ポート(23a)に開口し、
    かつ、前記本体(1)の側面に形成した第1ポート(24
    a)に前記一方の流体通路(21a)を介して開口する流体
    通路(22a)と、一端が前記二つの流体通路(21a)(21
    b)のうち他方の流体通路(21b)に連通し、他端が前記
    連結プレート(8)(9)に形成した第2ポート(23
    b)に開口し、かつ、前記本体(1)の側面に形成した
    第2ポート(24b)に前記他方の流体通路(21b)を介し
    て開口する流体通路(22b)とを設けたことを特徴とす
    るシリンダ装置。
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JPH0219908U JPH0219908U (ja) 1990-02-09
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JPH083374Y2 (ja) * 1990-05-31 1996-01-31 太陽鉄工株式会社 スライドユニット
JP2549705Y2 (ja) * 1992-04-27 1997-09-30 シーケーディ株式会社 角形偏平シリンダ及び空気圧シリンダ装置

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