JPH0649846A - 水中捨石投入装置 - Google Patents

水中捨石投入装置

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JPH0649846A
JPH0649846A JP16865392A JP16865392A JPH0649846A JP H0649846 A JPH0649846 A JP H0649846A JP 16865392 A JP16865392 A JP 16865392A JP 16865392 A JP16865392 A JP 16865392A JP H0649846 A JPH0649846 A JP H0649846A
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JP
Japan
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mound
chute
rubble
primary
throwing
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JP16865392A
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JPH0730558B2 (ja
Inventor
Kaoru Sarazawa
薫 皿澤
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Toa Corp
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toa Corp
Toyo Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波の影響を受けることなく高精度に捨石を均
し投入できるようにする。 【構成】 格子状に複数のシュート2を区画形成したシ
ュート架台1を備え、シュート架台1の下部に伸縮自在
な脚10を設けて一次マウンド10a上に水平に着地で
きるようにし、シュート架台1の上部から延ばしたチェ
ーン13の上端に浮体14を連結すると共に、浮体14
に取付けた標識15を海上に突出させ、この標識15を
案内に捨石20を投入し、複数のシュート2に対して捨
石20の投入量を調整して、一次マウンド10a上に平
坦な2次マウンド10bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水底に捨石を投入する
ための装置に係り、特に捨石の仕上げ投入に用いて好適
な水中捨石投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】防波堤や護岸の基礎となる捨石マウンド
の造成は、一般には海上から捨石を大量投棄して一次マ
ウンドを造成した後、この上にさらに捨石を投入して、
その上面を平坦に仕上げるようにしている。ところで、
捨石マウンドを平坦に仕上げる工法としては、一次マウ
ンドの起伏を埋めるように捨石を均し投入する方式があ
り、例えば特開昭60−52257号公報には、船体か
ら延ばしたらラダーの先端にホッパを取付け、このホッ
パに前記ラダーに添わせたシュートを介して捨石を供給
し、ホッパを一定高さで揺動させながらその出口の縁部
で捨石を均すようにした装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された装置によれば、波の影響を受けてラダー
が揺動(上下動)するため、ホッパを一定の高さに維持
することが困難となり、特に波高の大きい海域では均し
精度が悪化して、実質その適用は断念せざるを得ない状
況にあった。
【0004】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、波の影響を受けることなく高精度に捨石を均
し投入できる水中捨石投入装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、格子状に複数のシュートを区画形成したシ
ュート架台を備え、該シュート架台の下部に伸縮可能な
脚を突設し、該シュート架台の上部からは前記各シュー
トの輪郭に沿う配置で複数の線状体を延ばし、該線状体
のそれぞれを標識を有する浮体に連結するように構成し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記のように構成した水中捨石投入装置におい
ては、脚を伸縮させてシュート架台を水底に水平に着地
させることにより、このシュート架台を通じて波の影響
を受けることなく捨石を投入することができる。また、
浮体の標識を案内に各シュートに選択的に捨石を投入す
ることにより水底の起伏を埋めるように捨石を均し投入
することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0008】図1乃至図4において、1はシュート架台
であり、格子状に区画形成された複数のシュート2を備
えている。各シュート2は、後述の、海底に投入する捨
石20の案内路となるもので、シュート架台1の上・下部
に配置された一対の受け部3,4とこの一対の受け部3
および4の間を連絡する案内部5とから概略構成されて
いる。受け部3,4は、鋼板から截頭四角錐形に形成さ
れ、その内面を上向きにしてかつ各シュート2間で相互
に接して配置されている。一方、案内部5は上側の受け
皿3の下端と下側の受け皿4の上端との間に橋架した複
数のチェーン6から成っている。各チェーン6は上・下
受け皿3,4の口縁に沿って所定のピッチで配列され、
これにより案内部5は多くの隙を有する構造となってい
る。なお、シュート架台1は、一例として高さH=6.
5M、幅W=9m、長さL=12mの大きさに形成さ
れ、また各シュート2は、最大開口面積Ma=3m平
方、最小開口面積Mb=1.5m平方の大きさに形成さ
れている。
【0009】こゝで、各チェーン6は、案内部5の長さ
方向の中間に配した補強チェーン6aにより相互に連結
されて、相互間隔を維持するようになっている。また、
シュート架台1の周りは、前記案内部5に対応した複数
の窓7aを有する側板7により覆われ、これにより前記
窓7aおよび案内部5を通じてシュート架台1内に水が
自由に出入りすることが可能になり、シュート架台1は
潮流の影響をあまり受けないようになっている。さら
に、シュート架台1の上部には係止具8を介してワイヤ
ロープ9の一端が係着され、シュート架台1はこのワイ
ヤロープ9を後述するクレーン船21(図5)から吊下げ
たフック22に掛けることにより、該クレーン船に吊り上
げられるものとなる。
【0010】10は、シュート架台1の下部の四隅にブラ
ケット11を介して取付けられた脚である。この脚10は、
油圧シリンダから構成され、そのロッド10aを伸縮動さ
せることにより、後述する一次マウンド20aにシュート
架台1を水平に着地せしめる役割をなす。また、シュー
ト架台1の上部からは複数のガイドチェーン(線状体)
が延ばされている。各ガイドチェーン13は、シュート2
を構成する受け部3の四隅に一端が係着され、その他端
は標識15を有する浮体14に連結されている。各ガイドチ
ェーン13はシュート本体1を一次マウンド20a上に着地
させた状態において浮体14により上方へ引き延ばされ、
この時、前記標識15が水面上に突出して、これら標識15
によりシュート2の輪郭が特定されるようになる。な
お、複数のガイドチェーン13は、補強チェーン13aによ
り相互に連結されて、相互間隔を維持するようになって
いる。
【0011】16は、シュート本体1の下部に配置された
音響測深機であり、シュート本体1の下面両側に突設し
た一対のレール17に沿って走行する走行体18に所定のピ
ッチで複数取付けられている。この音響測深機16は、一
次マウンド20a上に投入した捨石20の凹凸を検出するた
めのもので、その信号は後述する投石バケット船25(図
5)上の表示装置(図示略)に送出され、該表示装置に
測深結果が表示されるようになっている。19は、シュー
ト本体1の相対する2つの側面に各一対に設けられた浮
力タンクで、各浮力タンク19には必要に応じて前記投石
バケット船25からエアが供給されるようになっている。
【0012】以下、上記のように構成した水中捨石投入
装置の作用を図5も参照して説明する。
【0013】本水中捨石投入装置は、予め造成した一次
マウンド20a上に捨石20を平坦となるように均し投入す
るためのもので、クレーン船21に装備したクレーン23の
フック22にワイヤロープ9(図1)を掛けて吊下保持さ
れ、一次マウンド20a上の所定位置に搬入される。この
位置の近傍には、捨石を搭載した投石バケット船25が係
留されており、この投石バケット船25から延ばしたケー
ブル26がシュート架台1に接続される。なお、このケー
ブル26には、脚10を伸縮動させる圧油を給排する油圧配
管、音響測深機16を保持する走行体18の駆動用電力を供
給する配線、浮力タンク19に供給するエアを給送するエ
ア配管等が集約されている。
【0014】次に、クレーン船21のクレーン23を操作し
てシュート架台1を沈降させ、その脚10を一次マウンド
20a上に着地させる。この時、脚(油圧シリンダ)10の
ロッド10aを伸縮動させてシュート架台1を水平に据付
ける。このシュート架台1の据付けにより、各ガイドチ
ェーン13が浮体14により上方へ引き延ばされ、標識15が
水面上に突出する。そこで、投石バケット船25の揺動ア
ーム27およびこれに支持されたバケット28を操作して、
これら標識15を案内に捨石20を投入する。この捨石20
は、シュート架台1内の所定のシュート2の上側の受け
部3に落下し、そこからチェーン6で囲まれた案内部5
を通過して下側の受け部3に落下し、さらに一次マウン
ド20a上に落下してシュート2に対応する所定範囲に堆
積する。
【0015】上記捨石20の投入を各シュート2に対して
一様に行うことにより、一次マウンド20a上には仕上げ
マウンドとしての2次マウンド20bが積層造成される。
この段階で、一旦捨石の投入を停止し、走行体18をシュ
ート架台1の片側から他側へ走行させて、音響測深機16
により2次マウンド20bの高さを測定する。この音響測
深機16の信号は、投石バケット船25上の図示を略す表示
装置に送られ、表示装置にはシュート架台1の底面積に
対応する範囲の2次マウンド20bの高さ分布が図面表示
または数値表示される。作業者はこの表示内容にもとづ
いて補正量を算出し、投石量の不足するシュート2を選
択して、このシュートに対応する標識15を案内に再び捨
石20を投入する。これによって平坦な上面をなす2次マ
ウンド20bが造成される。その後、浮力タンク19にエア
が供給され、クレーン船21のクレーン23の操作によりシ
ュート架台1が吊り上げられて次の投入位置に移され、
以降、上記操作が繰返されて2次マウンド20bが拡張さ
れる。
【0016】なお、上記実施例において、シュート2の
案内部5をチェーン6により構成したが、該案内部は、
チェーンに代えてワイヤ、バー等により構成して良いこ
とはもちろん、板体により構成しても良いものである。
また、上記ガイドチェーン(線状体)13は、チェーンに
代えてワイヤ、バー等を用いることができる。さらに、
上記標識15として、シュート2を特定する旗または色棒
を用いても良く、この場合は捨石の投入をより円滑に行
うことができる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる水中捨石投入装置によれば、波の影響を受けるこ
となく捨石を均し投入することができ、均し精度が著し
く向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる水中捨石投入装置の構造を示す
正面図である。
【図2】本装置の構造を示す平面図である。
【図3】本装置の構造を示す側面図である。
【図4】図2のA−A矢視線に沿う断面図である。
【図5】本装置の使用態様を示す模式図である。
【符号の説明】
1 シュート架台 2 シュート 10 脚 13 ガイドチェーン(線状体) 14 浮体 15 標識 20 捨石 20a 一次マウンド 20b 二次マウンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に複数のシュートを区画形成した
    シュート架台を備え、該シュート架台の下部に伸縮可能
    な脚を突設し、該シュート架台の上部からは前記各シュ
    ートの輪郭に沿う配置で複数の線状体を延ばし、該線状
    体のそれぞれを標識を有する浮体に連結したことを特徴
    とする水中捨石投入装置。
JP16865392A 1992-06-03 1992-06-03 水中捨石投入装置 Expired - Lifetime JPH0730558B2 (ja)

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JP16865392A JPH0730558B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 水中捨石投入装置

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JPH0649846A true JPH0649846A (ja) 1994-02-22
JPH0730558B2 JPH0730558B2 (ja) 1995-04-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012014335A1 (ja) 2010-07-28 2012-02-02 株式会社パウレック 円板状部材の反転機構
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CN117302890A (zh) * 2023-11-29 2023-12-29 中铁四局集团第二工程有限公司 自动抛石控制方法、装置和计算机存储介质

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