JPH0649756U - スロットルボディ - Google Patents

スロットルボディ

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JPH0649756U
JPH0649756U JP9200092U JP9200092U JPH0649756U JP H0649756 U JPH0649756 U JP H0649756U JP 9200092 U JP9200092 U JP 9200092U JP 9200092 U JP9200092 U JP 9200092U JP H0649756 U JPH0649756 U JP H0649756U
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JP
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heat transfer
heat
throttle body
throttle
cooling water
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養之助 初見
修 増山
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Mikuni Corp
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Mikuni Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト低減および軽量化を図るとともに、ア
イシングの発生を確実に防止する。 【構成】 スロットルボディ10に嵌合された金属イン
サート15と水路13の間に、伝熱体17を設ける。水
路13に導入されたエンジン冷却水の熱は、エンジン冷
却水に曝されている吸熱面17aから伝熱体17に吸収
され、この伝熱体17を介して金属インサート15に伝
導される。金属インサート15は、エンジン運転時には
常時所定の温度に保たれ、スロットルバルブ12近傍の
吸気を温める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂で形成されたスロットルボディに関し、詳しくは樹脂の熱伝導 率の低さに起因するアイシング等を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シリンダ毎にインジェクタを備えるマルチポイントインジェクション が採用されたエンジンにおいては、エアクリーナを介して吸入された空気が、ス ロットルボディの吸気通路において、スロットルバルブによって流量を制御され 、インテークマニホールドからエンジンに吸入される。燃料は、シリンダ毎に設 けられたインジェクタから、インテークマニホールド内のインテークバルブ近傍 に噴射される。従来、スロットルボディの材質としては、熱伝導率の高いアルミ ニウムが用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年、コスト低減および軽量化等の要求を満たすことのできるスロットルボデ ィの材質として、樹脂が注目されている。しかし樹脂は、アルミニウム等の金属 に比較して、熱伝導率が約1/200と極端に低いため、スロットルボディを樹 脂で形成すると、スロットルシャフトおよびスロットルボア周りに熱が伝わりに くくなって、アイシングが発生するおそれがある。
【0004】 すなわちマルチポイントインジェクションが採用されたエンジンにおいては、 インテークマニホールド内に噴射される燃料によって、アイシングが発生するお それはないものの、新気とともにエンジンに吸入されるブローバイガス・EGR ガス等に含まれる水蒸気が、流速の速まるスロットルバルブ近傍に付着すること によって、アイシングが発生するおそれがある。アイシングが発生すると、スロ ットルバルブの開閉動作が制限されて全閉不能となるおそれがある。
【0005】 本考案は、コスト低減および軽量化を図ることができ、しかもアイシングの発 生を確実に防止することができるスロットルボディを提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るスロットルボディは、樹脂で形成されたスロットルボディであっ て、吸気通路に開閉自在に設けられたスロットルバルブと、吸気通路の内面にお けるスロットルバルブ近傍に設けられた放熱部材と、エンジン冷却水が導入され る水路と、一方の端部が放熱部材に係合されるとともに、他方の端部が水路内の エンジン冷却水に曝され、エンジン冷却水の熱を放熱部材に伝導させる伝熱体と を備えたことを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 図1および図2は、本考案の第1実施例であるスロットルボディを示す図であ る。これらの図において、図示しないエアクリーナを介して吸入された空気は、 スロットルボディ10の吸気通路11内において、スロットルバルブ12によっ て流量を制御され、図示しないインテークマニホールドからエンジンの各シリン ダ(図示しない)に吸入される。燃料は、シリンダ毎に設けられたインジェクタ (図示しない)によって、インテークマニホールド内のインテークバルブ近傍に 噴射される。
【0008】 スロットルボディ10は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等のエンジニアリング プラスチックで形成される。スロットルボディ10には、カバー19が組付けら れており、このカバー19とスロットルボディ10の間に、水路13が形成され る。水路13には、エンジン冷却水が導入される。吸気通路11の内面における スロットルバルブ12近傍には、周方向に沿って溝14が設けられ、溝14には 、ほぼ円筒状の金属インサート15が嵌合される。
【0009】 スロットルボディ10における溝14と水路13の間には、貫通孔16が設け られており、貫通孔16には伝熱体17が嵌挿される。伝熱体17は、金属等の 熱伝導率の高い材質で形成される。伝熱体17の先端部17bは、金属インサー ト15に圧入され、伝熱体17の頭部に形成された吸熱面17aは、水路13内 に露出してエンジン冷却水に曝されている。スロットルボディ10の貫通孔16 内面と、伝熱体17の外周面の間には、Oリング18がシール材として介在され る。Oリング18は、ゴム等の弾性体で形成されており、スロットルボディ10 と伝熱体17の境界部分からのエンジン冷却水の漏出を防止する。
【0010】 本実施例は以上の構成を有するので、水路13に導入されたエンジン冷却水の 熱は、エンジン冷却水に曝されている吸熱面17aから伝熱体17に吸収され、 この伝熱体17の先端部17bから金属インサート15に伝導される。金属イン サート15は、エンジン運転時には常時所定の温度に保たれ、スロットルバルブ 12近傍の吸気を温める。これにより、吸気通路11内のスロットルバルブ12 近傍におけるアイシングが確実に防止される。
【0011】 図3は、本考案の第2実施例であるスロットルボディ20を示す断面図である 。 この図において、伝熱体21は、金属インサート15に一体に形成される。伝 熱体21の水路22側角部(図の右側上下端)と、スロットルボディ20の貫通 孔23の水路22側角部(図の右側上下端)との間には、断面三角形状の溝24 が形成される。Oリング18は、この溝24に嵌合されており、スロットルボデ ィ20と伝熱体21の境界部分からのエンジン冷却水の漏出を防止する。
【0012】 以上のように上記各実施例によれば、吸気通路11の内面におけるスロットル バルブ12近傍に設けられた金属インサート15が、エンジン冷却水の熱によっ て温められ、スロットルバルブ12近傍の吸気を温めるので、吸気中のブローバ イガス・EGRガス等に含まれる水蒸気が、スロットルバルブ12およびスロッ トルボア周りに付着し、アイシングが発生することはない。
【0013】 また、スロットルボディ10の貫通孔16内面と、伝熱体17の外周面の間に 、Oリング18が介在されるので、スロットルボディ10と伝熱体17の熱膨張 率の違い、すなわち樹脂と金属の熱膨張率の違いに起因して、スロットルボディ 10と伝導体17の境界部分に隙間等が生じた場合でも、水路13の水密性は保 たれる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、コスト低減および軽量化を図ることができ、し かもアイシングの発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るスロットルボディを
示す断面図である。
【図2】図1のスロットルボディのA−A断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例に係るスロットルボディを
示す断面図である。
【符号の説明】
10、20 スロットルボディ 11 吸気通路 12 スロットルバルブ 13 水路 17、21 伝熱体 17a 吸熱面(他方の端部) 17b 先端部(一方の端部) 18 Oリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂で形成されたスロットルボディであ
    って、吸気通路に開閉自在に設けられたスロットルバル
    ブと、吸気通路の内面におけるスロットルバルブ近傍に
    設けられた放熱部材と、エンジン冷却水が導入される水
    路と、一方の端部が放熱部材に係合されるとともに、他
    方の端部が水路内のエンジン冷却水に曝され、エンジン
    冷却水の熱を放熱部材に伝導させる伝熱体とを備えたこ
    とを特徴とするスロットルボディ。
  2. 【請求項2】 伝熱体との間に、シール材が設けられ、
    このシール材によって水路と吸気通路の間の水密性が保
    たれることを特徴とする請求項1記載のスロットルボデ
    ィ。
  3. 【請求項3】 放熱部材および伝熱体が、一体的に形成
    されることを特徴とする請求項1または2記載のスロッ
    トルボディ。
JP1992092000U 1992-12-18 1992-12-18 スロットルボディ Expired - Lifetime JP2595913Y2 (ja)

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JPH0649756U true JPH0649756U (ja) 1994-07-08
JP2595913Y2 JP2595913Y2 (ja) 1999-06-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190094837A (ko) * 2018-02-06 2019-08-14 한국조선해양 주식회사 다기능 흡기 릴리프 밸브 하우징 및 그것을 구비하는 엔진

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190094837A (ko) * 2018-02-06 2019-08-14 한국조선해양 주식회사 다기능 흡기 릴리프 밸브 하우징 및 그것을 구비하는 엔진

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JP2595913Y2 (ja) 1999-06-02

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