JPH0649756A - 編組機におけるキャリヤ装置 - Google Patents
編組機におけるキャリヤ装置Info
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- JPH0649756A JPH0649756A JP4196848A JP19684892A JPH0649756A JP H0649756 A JPH0649756 A JP H0649756A JP 4196848 A JP4196848 A JP 4196848A JP 19684892 A JP19684892 A JP 19684892A JP H0649756 A JPH0649756 A JP H0649756A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 所望の形状に曲げることにより、その形状を
保持できる編組式フレキシブルホースを製造する編組機
におけるキャリヤ装置を提供することにある。 【構成】 編組機の台板に設けられたホース素材挿通孔
23を囲繞して台板にキャリヤ案内溝を設け、このキャ
リヤ案内溝によって囲まれる中心に隣り合う同士が互い
に逆方向に回転するカム板28を設ける。このカム板2
8の回転に伴ってキャリヤ案内溝に沿って左右方向に交
錯しながら移動するキャリヤ36を設け、これらキャリ
ヤ36に繊維糸巻軸43を設ける。キャリヤ案内溝24
に沿って左右方向に交錯しながら移動する繊維糸巻軸4
3から繊維糸13aを繰出しホース素材の外周面に筒状
に編組する編組機において、複数のカム板28のうち少
なくとも1つのカム板28の軸心部に、塑性変形可能な
金属線条15を挿通し繊維糸巻軸43から繰り出されて
編組される繊維糸13aとともに金属線条15を繰出し
てホース素材の軸方向に亘って直線状に添着する案内パ
イプ33を設けた。
保持できる編組式フレキシブルホースを製造する編組機
におけるキャリヤ装置を提供することにある。 【構成】 編組機の台板に設けられたホース素材挿通孔
23を囲繞して台板にキャリヤ案内溝を設け、このキャ
リヤ案内溝によって囲まれる中心に隣り合う同士が互い
に逆方向に回転するカム板28を設ける。このカム板2
8の回転に伴ってキャリヤ案内溝に沿って左右方向に交
錯しながら移動するキャリヤ36を設け、これらキャリ
ヤ36に繊維糸巻軸43を設ける。キャリヤ案内溝24
に沿って左右方向に交錯しながら移動する繊維糸巻軸4
3から繊維糸13aを繰出しホース素材の外周面に筒状
に編組する編組機において、複数のカム板28のうち少
なくとも1つのカム板28の軸心部に、塑性変形可能な
金属線条15を挿通し繊維糸巻軸43から繰り出されて
編組される繊維糸13aとともに金属線条15を繰出し
てホース素材の軸方向に亘って直線状に添着する案内パ
イプ33を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基体または液体を輸
送するホースとして使用される編組式フレキシブルホー
スを製造する編組機におけるキャリヤ装置に関する。
送するホースとして使用される編組式フレキシブルホー
スを製造する編組機におけるキャリヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、工作機械等の油圧ホースは、
高圧で使用されるため耐圧性が要求されるとともに可撓
性が要求される。したがって、一般に編組式フレキシブ
ルホースが用いられている。
高圧で使用されるため耐圧性が要求されるとともに可撓
性が要求される。したがって、一般に編組式フレキシブ
ルホースが用いられている。
【0003】この編組式フレキシブルホースは、ゴムま
たは合成樹脂からなる内層としてのチューブ層の外周面
に編組機(BRAIDER) によって繊維糸または金属線条を筒
状に編組し、この編組層からなる補強層の外周面に外層
としてのゴムまたは合成樹脂からなるカバー層を設けた
ものである。
たは合成樹脂からなる内層としてのチューブ層の外周面
に編組機(BRAIDER) によって繊維糸または金属線条を筒
状に編組し、この編組層からなる補強層の外周面に外層
としてのゴムまたは合成樹脂からなるカバー層を設けた
ものである。
【0004】一方、布巻式ホース類においては、補強層
は幾層かの繊維布類の積層からなっている。これらのホ
ース類に使用される金属線条はホースの圧壊防止、補強
を目的としたもので、ホースの軸方向に対してスパイラ
ル状または一定の角度で配列されている。
は幾層かの繊維布類の積層からなっている。これらのホ
ース類に使用される金属線条はホースの圧壊防止、補強
を目的としたもので、ホースの軸方向に対してスパイラ
ル状または一定の角度で配列されている。
【0005】したがって、ホースに可撓性があり、任意
の方向に曲げることはできるが、ゴム、その他の使用材
料の反発弾性により復元し、曲げたままの形状を保持す
ることはできない。強いて所望のホース曲げ形状を保持
させる必要がある場合、次の方法が考えられる。
の方向に曲げることはできるが、ゴム、その他の使用材
料の反発弾性により復元し、曲げたままの形状を保持す
ることはできない。強いて所望のホース曲げ形状を保持
させる必要がある場合、次の方法が考えられる。
【0006】(a) 予め必要な形状に曲げ加工された金型
または木枠等にホースをセットするか、予め必要な形状
に曲げ加工された芯棒をホースに挿入し、これを熱処理
して曲げ形状を保持する方法。 (b) 金属螺旋管をホースの内部に組込み、ホースを所望
の形状に曲げ、金属螺旋管の形状保持力によってホース
の曲げ形状を保持する方法。
または木枠等にホースをセットするか、予め必要な形状
に曲げ加工された芯棒をホースに挿入し、これを熱処理
して曲げ形状を保持する方法。 (b) 金属螺旋管をホースの内部に組込み、ホースを所望
の形状に曲げ、金属螺旋管の形状保持力によってホース
の曲げ形状を保持する方法。
【0007】(c) ホースの編組層とカバー層との間に直
線状の金属線条を介在させ、ホースを所望の形状に曲
げ、金属線条の形状保持力によってホースの曲げ形状を
保持する方法。
線状の金属線条を介在させ、ホースを所望の形状に曲
げ、金属線条の形状保持力によってホースの曲げ形状を
保持する方法。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(a) の方法は、製品1個毎に1個の金型または芯棒が必
要となるとともに、熱処理をするための設備が必要とな
り、また熱処理による物性低下が避けられないという問
題がある。(b) の方法は、金属螺旋管をホースの内部に
組込むことから製品の重量アップ、コストアップとな
り、またホースの端部に対する口金の装着が困難とな
る。
(a) の方法は、製品1個毎に1個の金型または芯棒が必
要となるとともに、熱処理をするための設備が必要とな
り、また熱処理による物性低下が避けられないという問
題がある。(b) の方法は、金属螺旋管をホースの内部に
組込むことから製品の重量アップ、コストアップとな
り、またホースの端部に対する口金の装着が困難とな
る。
【0009】(c) の方法は、編組層とカバー層との間に
直線状の金属線条を組込む加工性の困難に加え、曲げた
場合に金属線条がずれを生じ易く、またカバー層の外周
面に金属線条の突条ができ、ホースの端部に対する口金
の装着が困難となる。
直線状の金属線条を組込む加工性の困難に加え、曲げた
場合に金属線条がずれを生じ易く、またカバー層の外周
面に金属線条の突条ができ、ホースの端部に対する口金
の装着が困難となる。
【0010】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、所望の形状に曲げる
ことにより、その形状を保持するためにホースの軸方向
に亘って塑性変形可能な金属線条を繊維糸の編組と同時
に添着することができる編組機におけるキャリヤ装置を
提供することにある。
もので、その目的とするところは、所望の形状に曲げる
ことにより、その形状を保持するためにホースの軸方向
に亘って塑性変形可能な金属線条を繊維糸の編組と同時
に添着することができる編組機におけるキャリヤ装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、前述した目
的を達成するために、編組機の台板に設けられたホース
素材挿通孔と、このホース素材挿通孔を囲繞して前記台
板に円環状に設けられた連続した8字形のキャリヤ案内
溝と、これら各キャリヤ案内溝によって囲まれる中心を
軸心として回転自在に設けられ隣り合う同士が互いに逆
方向に回転するカム板と、これらカム板の回転に伴って
前記キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しながら移
動するキャリヤと、これらキャリヤに設けられた繊維糸
巻軸とを具備し、前記キャリヤ案内溝に沿って左右方向
に交錯しながら移動する繊維糸巻軸から繊維糸を繰出し
ホース素材の外周面に筒状に編組する編組機におけるキ
ャリヤ装置において、前記複数のカム板のうち少なくと
も1つのカム板の軸心部に、塑性変形可能な金属線条を
挿通し前記繊維糸巻軸から繰り出されて編組される繊維
糸とともに金属線条を繰出してホース素材の軸方向に亘
って直線状に添着する線材挿通部を設けたことにある。
的を達成するために、編組機の台板に設けられたホース
素材挿通孔と、このホース素材挿通孔を囲繞して前記台
板に円環状に設けられた連続した8字形のキャリヤ案内
溝と、これら各キャリヤ案内溝によって囲まれる中心を
軸心として回転自在に設けられ隣り合う同士が互いに逆
方向に回転するカム板と、これらカム板の回転に伴って
前記キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しながら移
動するキャリヤと、これらキャリヤに設けられた繊維糸
巻軸とを具備し、前記キャリヤ案内溝に沿って左右方向
に交錯しながら移動する繊維糸巻軸から繊維糸を繰出し
ホース素材の外周面に筒状に編組する編組機におけるキ
ャリヤ装置において、前記複数のカム板のうち少なくと
も1つのカム板の軸心部に、塑性変形可能な金属線条を
挿通し前記繊維糸巻軸から繰り出されて編組される繊維
糸とともに金属線条を繰出してホース素材の軸方向に亘
って直線状に添着する線材挿通部を設けたことにある。
【0012】
【作用】キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しなが
ら移動するキャリヤに設けられた繊維糸巻軸から繊維糸
を繰出しホース素材の外周面に筒状に編組するととも
に、複数のカム板のうち少なくとも1つのカム板の軸心
部に設けられた線材挿通部から塑性変形可能な金属線条
を繰り出し、編組される繊維糸とともに金属線条をホー
ス素材の軸方向に亘って直線状に添着する。
ら移動するキャリヤに設けられた繊維糸巻軸から繊維糸
を繰出しホース素材の外周面に筒状に編組するととも
に、複数のカム板のうち少なくとも1つのカム板の軸心
部に設けられた線材挿通部から塑性変形可能な金属線条
を繰り出し、編組される繊維糸とともに金属線条をホー
ス素材の軸方向に亘って直線状に添着する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0014】図1〜図6は編組機を示し、図7〜図9は
編組式フレキシブルホース11を示す。まず、編組式フ
レキシブルホース11について説明すると、ホース11
は、ゴムまたは合成樹脂からなる内層としてのチューブ
層12と、このチューブ層12の外周面に編組機(BRAID
ER) によって繊維糸(または金属線条)13a…を筒状
に編組した編組層13およびこの編組層13の外周面に
被覆されたゴムまたは合成樹脂からなる外層としてのカ
バー層14とから構成されている。
編組式フレキシブルホース11を示す。まず、編組式フ
レキシブルホース11について説明すると、ホース11
は、ゴムまたは合成樹脂からなる内層としてのチューブ
層12と、このチューブ層12の外周面に編組機(BRAID
ER) によって繊維糸(または金属線条)13a…を筒状
に編組した編組層13およびこの編組層13の外周面に
被覆されたゴムまたは合成樹脂からなる外層としてのカ
バー層14とから構成されている。
【0015】そして、前記編組層13内には周方向に等
間隔に塑性変形可能な4本の金属線条15…がホース1
1の軸方向に亘って直線状に添着されている。すなわ
ち、金属線条15…は編組機(BRAIDER) によって繊維糸
13a…を筒状に編組して編組層13を形成する際に、
同時に編み込まれ、編組用の繊維糸13a…によって固
着されている。
間隔に塑性変形可能な4本の金属線条15…がホース1
1の軸方向に亘って直線状に添着されている。すなわ
ち、金属線条15…は編組機(BRAIDER) によって繊維糸
13a…を筒状に編組して編組層13を形成する際に、
同時に編み込まれ、編組用の繊維糸13a…によって固
着されている。
【0016】このように構成された真っ直ぐの長尺のホ
ース11は、所定長に切断されるとともに、使用場所に
よって所望の形状に曲げられる。この場合、ホース11
は可撓性を有するため、図9に示すように、任意の形状
に容易に曲げることができる。また、ホース11の曲げ
に伴って金属線条15…が曲げられて塑性変形するた
め、この塑性変形によってホース11の復元を抑え、曲
げられた形状で保持される。
ース11は、所定長に切断されるとともに、使用場所に
よって所望の形状に曲げられる。この場合、ホース11
は可撓性を有するため、図9に示すように、任意の形状
に容易に曲げることができる。また、ホース11の曲げ
に伴って金属線条15…が曲げられて塑性変形するた
め、この塑性変形によってホース11の復元を抑え、曲
げられた形状で保持される。
【0017】このとき、金属線条15…は、編組層13
を形成する際に、同時に編み込まれるため、編組用の繊
維糸13a…によって固着され、金属線条15…の周方
向のずれを防止でき、一定の間隔で整列される。
を形成する際に、同時に編み込まれるため、編組用の繊
維糸13a…によって固着され、金属線条15…の周方
向のずれを防止でき、一定の間隔で整列される。
【0018】なお、前記一実施例においては、編組機(B
RAIDER) によって繊維糸13a…を筒状に編組して編組
層13を形成する際に、4本の金属線条15…を同時に
編み込んだが、金属線条15の本数は限定されず、1本
であっても、塑性変形によってホース11の復元を抑
え、曲げられた形状で保持できればよい。
RAIDER) によって繊維糸13a…を筒状に編組して編組
層13を形成する際に、4本の金属線条15…を同時に
編み込んだが、金属線条15の本数は限定されず、1本
であっても、塑性変形によってホース11の復元を抑
え、曲げられた形状で保持できればよい。
【0019】次に、前述のように構成された編組式フレ
キシブルホースの製造装置について説明する。図1〜図
6に示す編組機の要部以外の基本的構成は従来(実公昭
50−32594号公報)と同一である。21はフロア
に対して垂直状態に設置された機台であり、この機台2
1の前面には台板22が配設されている。
キシブルホースの製造装置について説明する。図1〜図
6に示す編組機の要部以外の基本的構成は従来(実公昭
50−32594号公報)と同一である。21はフロア
に対して垂直状態に設置された機台であり、この機台2
1の前面には台板22が配設されている。
【0020】図1および図2に示すように、機台21お
よび台板22の中央部にはホース素材挿通孔23が穿設
されている。台板22にはホース素材挿通孔23を中心
として円環状に配列された複数の8字形のキャリヤ案内
溝24…が設けられている。
よび台板22の中央部にはホース素材挿通孔23が穿設
されている。台板22にはホース素材挿通孔23を中心
として円環状に配列された複数の8字形のキャリヤ案内
溝24…が設けられている。
【0021】これら各キャリヤ案内溝24の中央部には
図3に示すように、貫通孔25が穿設されていて、この
貫通孔25にはスプール状の回転体26が回転自在に軸
支されている。この回転体26の一端には機台21と台
板22との間に位置してギャ27が設けられ、他端には
台板22の前部に位置する円板状のカム板28が設けら
れている。
図3に示すように、貫通孔25が穿設されていて、この
貫通孔25にはスプール状の回転体26が回転自在に軸
支されている。この回転体26の一端には機台21と台
板22との間に位置してギャ27が設けられ、他端には
台板22の前部に位置する円板状のカム板28が設けら
れている。
【0022】さらに、回転体26にはこの中心部を貫通
する軸受孔29が穿設され、この軸受孔29にはボルト
30が貫通している。このボルト30の頭部はカム板2
8の前面に当接しており、基端部は機台21の裏面側ま
で貫通している。
する軸受孔29が穿設され、この軸受孔29にはボルト
30が貫通している。このボルト30の頭部はカム板2
8の前面に当接しており、基端部は機台21の裏面側ま
で貫通している。
【0023】さらに、ボルト30のねじ部31には機台
21の裏面側においてナット32が螺合され、ボルト3
0を機台21に対して固定している。したがって、ボル
ト30に対して回転体26が回転自在に支持され、隣合
う複数の回転体26のギャ27相互は噛合しており、ギ
ャ27のいずれか1つが駆動ギャ(図示しない)と噛合
して回転が伝達されると、隣合う回転体26は互いに逆
方向に回転するようになっている。
21の裏面側においてナット32が螺合され、ボルト3
0を機台21に対して固定している。したがって、ボル
ト30に対して回転体26が回転自在に支持され、隣合
う複数の回転体26のギャ27相互は噛合しており、ギ
ャ27のいずれか1つが駆動ギャ(図示しない)と噛合
して回転が伝達されると、隣合う回転体26は互いに逆
方向に回転するようになっている。
【0024】このように円環状に配設された複数の回転
体26のうち、円周上に等間隔に位置する4個の回転体
26は、図4に示すように、前記ボルト30に代って線
材挿通孔33aを有する線材挿通部としての案内パイプ
33が貫通している。この案内パイプ33の先端部はカ
ム板28の上方に突出しており、基端部は機台21の裏
面側まで貫通している。
体26のうち、円周上に等間隔に位置する4個の回転体
26は、図4に示すように、前記ボルト30に代って線
材挿通孔33aを有する線材挿通部としての案内パイプ
33が貫通している。この案内パイプ33の先端部はカ
ム板28の上方に突出しており、基端部は機台21の裏
面側まで貫通している。
【0025】さらに、案内パイプ33の基端部にはねじ
部34が形成され、このねじ部34には機台21の裏面
側においてナット32が螺合され、案内パイプ33を機
台21に対して固定している。したがって、案内パイプ
33に対して回転体26が回転自在に支持されている。
部34が形成され、このねじ部34には機台21の裏面
側においてナット32が螺合され、案内パイプ33を機
台21に対して固定している。したがって、案内パイプ
33に対して回転体26が回転自在に支持されている。
【0026】前記カム板28の周縁部にはキャリヤ案内
溝24の交又部24aに対応するように対称的に2つの
切欠部35が設けられ、この切欠部35にはキャリヤ3
6の軸部37が係合している。
溝24の交又部24aに対応するように対称的に2つの
切欠部35が設けられ、この切欠部35にはキャリヤ3
6の軸部37が係合している。
【0027】さらに、図5および図6に示すように、キ
ャリヤ36の軸部37の上部にはフランジ38が設けら
れ、下部には端板39が一体に設けられている。端板3
9の下面には左右対称的に円形凹部40が設けられ、こ
の円形凹部40には円形脚板41が回転自在に嵌合され
ている。
ャリヤ36の軸部37の上部にはフランジ38が設けら
れ、下部には端板39が一体に設けられている。端板3
9の下面には左右対称的に円形凹部40が設けられ、こ
の円形凹部40には円形脚板41が回転自在に嵌合され
ている。
【0028】円形脚板41の下面には突条の係合凸部4
2が設けられ、この係合凸部42は前記キャリヤ案内溝
24に係合し、キャリヤ案内溝24の湾曲通路に沿って
円形脚板41が回転するようになっている。
2が設けられ、この係合凸部42は前記キャリヤ案内溝
24に係合し、キャリヤ案内溝24の湾曲通路に沿って
円形脚板41が回転するようになっている。
【0029】キャリヤ36のフランジ38には軸部37
と同軸的に編組糸巻軸43が一体に設けられている。こ
の編組糸巻軸43には繊維糸13aが巻装されていて、
前方へ繰り出すことができるようになっており、前記案
内パイプ33の線材挿通孔33aにはリール44に巻装
された前記金属線条15が挿通されている。
と同軸的に編組糸巻軸43が一体に設けられている。こ
の編組糸巻軸43には繊維糸13aが巻装されていて、
前方へ繰り出すことができるようになっており、前記案
内パイプ33の線材挿通孔33aにはリール44に巻装
された前記金属線条15が挿通されている。
【0030】また、機台21および台板22のホース素
材挿通孔23にはホース素材としての前記チューブ層1
2が挿通され、このチューブ層12は編組に伴って矢印
方向に引かれるようになっている。
材挿通孔23にはホース素材としての前記チューブ層1
2が挿通され、このチューブ層12は編組に伴って矢印
方向に引かれるようになっている。
【0031】このように構成された編組機によれば、複
数の編組糸巻軸43から繊維糸13aを繰り出し、案内
パイプ33からリール44に巻装された金属線条15を
繰り出し、それぞれの先端部をチューブ層12の先端部
における外周面に固定する。
数の編組糸巻軸43から繊維糸13aを繰り出し、案内
パイプ33からリール44に巻装された金属線条15を
繰り出し、それぞれの先端部をチューブ層12の先端部
における外周面に固定する。
【0032】この状態で、編組機を駆動すると、複数の
回転体26のギャ27が隣合う相互が噛合しているた
め、ギャ27の回転によって隣合う回転体26は互いに
逆方向に回転する。回転体26が回転すると、カム板2
8の切欠部35に係合しているキャリヤ36はキャリヤ
案内溝24に沿って左右方向に交錯しながら移動する。
回転体26のギャ27が隣合う相互が噛合しているた
め、ギャ27の回転によって隣合う回転体26は互いに
逆方向に回転する。回転体26が回転すると、カム板2
8の切欠部35に係合しているキャリヤ36はキャリヤ
案内溝24に沿って左右方向に交錯しながら移動する。
【0033】したがって、キャリヤ36の編組糸巻軸4
3から繰り出される複数本の繊維糸13a…はチューブ
層12の外周面で編組されるとともに、案内パイプ33
から繰り出される金属線条15はチューブ層12の軸方
向に亘って直線状に添えられ、この金属線条15は編組
される繊維糸13a…によって添着される。
3から繰り出される複数本の繊維糸13a…はチューブ
層12の外周面で編組されるとともに、案内パイプ33
から繰り出される金属線条15はチューブ層12の軸方
向に亘って直線状に添えられ、この金属線条15は編組
される繊維糸13a…によって添着される。
【0034】チューブ層12に対する繊維糸13a…の
編組および金属線条15の添着して編組層13を設けた
後、この編組層13の外周をゴムまたは合成樹脂からな
るカバー層14によって被覆することにより、チューブ
層12、金属線条15の添着した編組層13およびカバ
ー層14の3層構造となり、これを熱処理して加硫する
ことにより、編組式フレキシブルホース11が完成す
る。
編組および金属線条15の添着して編組層13を設けた
後、この編組層13の外周をゴムまたは合成樹脂からな
るカバー層14によって被覆することにより、チューブ
層12、金属線条15の添着した編組層13およびカバ
ー層14の3層構造となり、これを熱処理して加硫する
ことにより、編組式フレキシブルホース11が完成す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しながら移
動するキャリヤに繊維糸巻軸を設け、この繊維糸巻軸か
ら繊維糸を繰出しホース素材の外周面に筒状に編組する
とともに、複数のカム板のうち少なくとも1つのカム板
の軸心部に設けられた線材挿通部から塑性変形可能な金
属線条を繰り出し、編組される繊維糸とともに金属線条
をホース素材の軸方向に亘って直線状に添着するように
したから、編組層内に塑性変形可能な金属線糸を自動的
に添着することができる。したがって、得られたホース
を曲げると編組層内の金属線条が変形し、編組層、内層
および外層の弾性復元力に抗して曲げ形状を保持し、例
えば、工作機械等の油圧ホースとして好適するホースを
製造できるという効果がある。
ば、キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しながら移
動するキャリヤに繊維糸巻軸を設け、この繊維糸巻軸か
ら繊維糸を繰出しホース素材の外周面に筒状に編組する
とともに、複数のカム板のうち少なくとも1つのカム板
の軸心部に設けられた線材挿通部から塑性変形可能な金
属線条を繰り出し、編組される繊維糸とともに金属線条
をホース素材の軸方向に亘って直線状に添着するように
したから、編組層内に塑性変形可能な金属線糸を自動的
に添着することができる。したがって、得られたホース
を曲げると編組層内の金属線条が変形し、編組層、内層
および外層の弾性復元力に抗して曲げ形状を保持し、例
えば、工作機械等の油圧ホースとして好適するホースを
製造できるという効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示す編組機の概略的な正
面図。
面図。
【図2】同実施例の編組機の概略的な側面図。
【図3】同実施例のキャリヤ機構部の縦断側面図。
【図4】同実施例のキャリヤ機構部の金属線条の導出部
の縦断側面図。
の縦断側面図。
【図5】同実施例のキャリヤの一部切欠した側面図。
【図6】同実施例のキャリヤの下面図。
【図7】同実施例を示す編組式フレキシブルホースの側
面図。
面図。
【図8】同実施例のホースの半断面図および横断面図。
【図9】同実施例のホースを曲げた状態の斜視図。
11…ホース、12…チューブ層(内層)、13…補強
層、13a…繊維糸、14…カバー層(外層)、15…
金属線条、22…台板、23…ホース素材挿通孔、24
…キャリヤ案内溝、28…カム板、33…案内パイプ
(線材挿通孔)、36…キャリヤ、43…繊維糸巻軸。
層、13a…繊維糸、14…カバー層(外層)、15…
金属線条、22…台板、23…ホース素材挿通孔、24
…キャリヤ案内溝、28…カム板、33…案内パイプ
(線材挿通孔)、36…キャリヤ、43…繊維糸巻軸。
Claims (1)
- 【請求項1】 編組機の台板に設けられたホース素材挿
通孔と、このホース素材挿通孔を囲繞して前記台板に円
環状に設けられた連続した8字形のキャリヤ案内溝と、
これら各キャリヤ案内溝によって囲まれる中心を軸心と
して回転自在に設けられ隣り合う同士が互いに逆方向に
回転するカム板と、これらカム板の回転に伴って前記キ
ャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯しながら移動する
キャリヤと、これらキャリヤに設けられた繊維糸巻軸と
を具備し、前記キャリヤ案内溝に沿って左右方向に交錯
しながら移動する繊維糸巻軸から繊維糸を繰出しホース
素材の外周面に筒状に編組する編組機におけるキャリヤ
装置において、前記複数のカム板のうち少なくとも1つ
のカム板の軸心部に、塑性変形可能な金属線条を挿通し
前記繊維糸巻軸から繰り出されて編組される繊維糸とと
もに金属線条を繰出してホース素材の軸方向に亘って直
線状に添着する線材挿通部を設けたことを特徴とする編
組機におけるキャリヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196848A JPH0649756A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組機におけるキャリヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4196848A JPH0649756A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組機におけるキャリヤ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649756A true JPH0649756A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16364668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4196848A Pending JPH0649756A (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 編組機におけるキャリヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649756A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010099897A (ja) * | 2008-10-22 | 2010-05-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | スパイラルホースの製造方法 |
CN104494163A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-08 | 崔用铉 | 一种双重结构杆的制造装置 |
CN110369644A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-10-25 | 西安科技大学 | 一种金属丝网编织机及其编织方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6153454A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-03-17 | ル−カス・インダストリ−ズ・パブリツク・リミテツド・カンパニ− | 燃料ポンプ装置 |
JPH0491263A (ja) * | 1990-08-01 | 1992-03-24 | Takata Kk | ホースの製造方法及び緯糸巻回装置 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP4196848A patent/JPH0649756A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6153454A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-03-17 | ル−カス・インダストリ−ズ・パブリツク・リミテツド・カンパニ− | 燃料ポンプ装置 |
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