JPH0649627B2 - SiO▲下2▼含浸熱風炉セラミックバーナれんが - Google Patents
SiO▲下2▼含浸熱風炉セラミックバーナれんがInfo
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- JPH0649627B2 JPH0649627B2 JP1313532A JP31353289A JPH0649627B2 JP H0649627 B2 JPH0649627 B2 JP H0649627B2 JP 1313532 A JP1313532 A JP 1313532A JP 31353289 A JP31353289 A JP 31353289A JP H0649627 B2 JPH0649627 B2 JP H0649627B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brick
- ceramic burner
- sio
- hot
- air stove
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱風炉セラミックバーナれんがの改良、特に該
セラミックバーナれんがの耐酸性(耐SO3ガス反応性)
を向上させるため、表面層の含浸による改質に関する。
セラミックバーナれんがの耐酸性(耐SO3ガス反応性)
を向上させるため、表面層の含浸による改質に関する。
熱風炉セラミックバーナれんがとしては、耐熱性及び耐
スポーリング性に優れた粘土質れんが、例えばAl2O
3含有量40−60重量%の高アルミナ質れんが(出願人会
社製MLM50F)、更にはAl2O3含有量80重量%以上の高温
焼成高アルミナ質れんが(出願人会社製DRL-90S)等が
用いられている。
スポーリング性に優れた粘土質れんが、例えばAl2O
3含有量40−60重量%の高アルミナ質れんが(出願人会
社製MLM50F)、更にはAl2O3含有量80重量%以上の高温
焼成高アルミナ質れんが(出願人会社製DRL-90S)等が
用いられている。
耐熱性、耐スポーリング性の向上には、れんがの高アル
ミナ質化が良い方向であり著しく改良されている。しか
し、実炉での使用結果ではれんがが徐々に粉化、摩耗損
傷する現象が発生した。この現象を詳細に研究、究明の
結果、前述の如き高アルミナ質れんがは熱風炉に供給さ
れるガス中に含有されるSO3がれんが成分であるAl2O3と
反応し、Al2(SO4)3を生成する、また気孔中に容易に侵
入反応してAl2(SO4)3等を生成して、該れんがを構成す
る組織が破壊され組織脆化が生起する、特に組織脆化の
反応は400℃以下の低温であることが判明した。
ミナ質化が良い方向であり著しく改良されている。しか
し、実炉での使用結果ではれんがが徐々に粉化、摩耗損
傷する現象が発生した。この現象を詳細に研究、究明の
結果、前述の如き高アルミナ質れんがは熱風炉に供給さ
れるガス中に含有されるSO3がれんが成分であるAl2O3と
反応し、Al2(SO4)3を生成する、また気孔中に容易に侵
入反応してAl2(SO4)3等を生成して、該れんがを構成す
る組織が破壊され組織脆化が生起する、特に組織脆化の
反応は400℃以下の低温であることが判明した。
本発明者等は前述の如き従来の熱風炉セラミックスバー
ナれんがの改質について種々検討、実験の結果、本発明
の開発に成功したものであり、本発明の技術的構成は前
記特許請求の範囲各項に記載したとおり、従来使用して
いる熱風炉セラミックバーナれんがに珪酸ナトリウム水
溶液を含浸、乾燥し、表層及びマトリックス部にSO3と
の反応性の少ないSiO2被膜を形成し、また、被膜の形成
により該れんがの通気性を減じ、れんが内へのSO3成分
の侵入を抑制し、SO3とAl2O3成分との反応を抑え脆化、
損傷を防止するものである。
ナれんがの改質について種々検討、実験の結果、本発明
の開発に成功したものであり、本発明の技術的構成は前
記特許請求の範囲各項に記載したとおり、従来使用して
いる熱風炉セラミックバーナれんがに珪酸ナトリウム水
溶液を含浸、乾燥し、表層及びマトリックス部にSO3と
の反応性の少ないSiO2被膜を形成し、また、被膜の形成
により該れんがの通気性を減じ、れんが内へのSO3成分
の侵入を抑制し、SO3とAl2O3成分との反応を抑え脆化、
損傷を防止するものである。
SiO2成分源としての珪酸ナトリウムとして、例えば珪酸
ソーダ1号、2号及び3号等を1種または2種以上用い
る。また珪酸ソーダの粘性調整に珪酸ソーダ:水が1:
1〜2の水溶液を用いることが好ましい。
ソーダ1号、2号及び3号等を1種または2種以上用い
る。また珪酸ソーダの粘性調整に珪酸ソーダ:水が1:
1〜2の水溶液を用いることが好ましい。
これら珪酸ナトリウム水溶液の含浸法としては、ドブ浸
け法、減圧浸液法でよい。
け法、減圧浸液法でよい。
含浸後のセラミックバーナれんがは50℃−300℃間で乾
燥処理を行なう。
燥処理を行なう。
実施例 前述した如き高アルミナ質熱風炉セラミックバーナれん
がの焼成品を、3号珪酸ソーダ:水が1:1の水溶液を
用い、ドブ漬け法により30分間含浸処理を行なった。含
浸処理したれんがを110℃で32時間乾燥したのち、該れ
んがの重量増加(含浸量)は1.3〜1,9重量%であった。
がの焼成品を、3号珪酸ソーダ:水が1:1の水溶液を
用い、ドブ漬け法により30分間含浸処理を行なった。含
浸処理したれんがを110℃で32時間乾燥したのち、該れ
んがの重量増加(含浸量)は1.3〜1,9重量%であった。
上記含浸処理した熱風炉セラミックバーナれんがについ
て試験の結果、珪酸ソーダ含浸れんがは未含浸れんがに
比し、耐酸性が極めて優れている。また、このれんがを
某社の熱風炉セラミックバーナ部にセットし、実炉テス
トしたところ、SO3との反応による脆化損傷は従来品に
対して1/3以下に軽減され、可使寿命の延長がほヾ3倍
であることが認められた。
て試験の結果、珪酸ソーダ含浸れんがは未含浸れんがに
比し、耐酸性が極めて優れている。また、このれんがを
某社の熱風炉セラミックバーナ部にセットし、実炉テス
トしたところ、SO3との反応による脆化損傷は従来品に
対して1/3以下に軽減され、可使寿命の延長がほヾ3倍
であることが認められた。
表1に珪酸ナトリウム含浸前後の諸性値を示す。
〔発明の効果〕 (1)珪酸ナトリウムの含浸処理により得られるSiO2被膜
は熱風による亀裂や剥離はなく、熱風炉セラミックバー
ナれんがのS03ガスによる反応を抑制し脆化、損傷を防
止でき、該れんがの可使寿命を約3倍に延長することが
できる。
は熱風による亀裂や剥離はなく、熱風炉セラミックバー
ナれんがのS03ガスによる反応を抑制し脆化、損傷を防
止でき、該れんがの可使寿命を約3倍に延長することが
できる。
(2)耐火れんがへの珪酸ナトリウム含浸は他の目的では
公知であるが、従来行われていない熱風炉セラミックバ
ーナれんがへの適用により、経済的効果は極めて大であ
る。
公知であるが、従来行われていない熱風炉セラミックバ
ーナれんがへの適用により、経済的効果は極めて大であ
る。
(3)含浸処理は通常の簡便な手法で実施が可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】熱風炉セラミツクバーナ用耐火れんがに珪
酸ナトリウム水溶液を含浸、乾燥し、耐火れんが表層マ
トリツクス部にSiO2被膜を形成したことを特徴とする、
SiO2含浸熱風炉セラミツクバーナれんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313532A JPH0649627B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | SiO▲下2▼含浸熱風炉セラミックバーナれんが |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1313532A JPH0649627B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | SiO▲下2▼含浸熱風炉セラミックバーナれんが |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03177377A JPH03177377A (ja) | 1991-08-01 |
JPH0649627B2 true JPH0649627B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=18042451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1313532A Expired - Fee Related JPH0649627B2 (ja) | 1989-12-04 | 1989-12-04 | SiO▲下2▼含浸熱風炉セラミックバーナれんが |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649627B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106032101A (zh) * | 2015-03-13 | 2016-10-19 | 李松万 | 一种具镂空图案陶瓷部品的制造方法及其结构 |
WO2022100560A1 (zh) * | 2020-11-10 | 2022-05-19 | 山东鲁阳节能材料股份有限公司 | 一种全纤维烧嘴砖及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106986648A (zh) * | 2017-03-17 | 2017-07-28 | 周九喜 | 一种高强度火口砖及其制备工艺 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5918351B2 (ja) * | 1980-01-11 | 1984-04-26 | 新日本製鐵株式会社 | 高炉の炉壁構造 |
JPS60221373A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-06 | 日揮株式会社 | 加熱炉の耐火断熱ライニング材の腐蝕防止処理法 |
-
1989
- 1989-12-04 JP JP1313532A patent/JPH0649627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106032101A (zh) * | 2015-03-13 | 2016-10-19 | 李松万 | 一种具镂空图案陶瓷部品的制造方法及其结构 |
WO2022100560A1 (zh) * | 2020-11-10 | 2022-05-19 | 山东鲁阳节能材料股份有限公司 | 一种全纤维烧嘴砖及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03177377A (ja) | 1991-08-01 |
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Legal Events
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