JPH0649610Y2 - スライドゲートのキャビテーション防止装置 - Google Patents
スライドゲートのキャビテーション防止装置Info
- Publication number
- JPH0649610Y2 JPH0649610Y2 JP4444389U JP4444389U JPH0649610Y2 JP H0649610 Y2 JPH0649610 Y2 JP H0649610Y2 JP 4444389 U JP4444389 U JP 4444389U JP 4444389 U JP4444389 U JP 4444389U JP H0649610 Y2 JPH0649610 Y2 JP H0649610Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door body
- water
- slide gate
- cavitation
- cavitation device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Barrages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (考案が属する技術分野) 本考案はダムの放水路に設けられるスライドゲートのキ
ャビテーション防止装置に関する。
ャビテーション防止装置に関する。
(考案の課題とその特徴点) スライドゲートでは、放流時に扉体の下方を高速で放流
水が流れて、縮代分だけ下方に突出している扉体下端水
密部の前方に負圧域が生じ、扉体の下端面にゲート損傷
の要因であるキャビテーションが発生して、問題となる
ことがある。
水が流れて、縮代分だけ下方に突出している扉体下端水
密部の前方に負圧域が生じ、扉体の下端面にゲート損傷
の要因であるキャビテーションが発生して、問題となる
ことがある。
本考案は、前記キャビテーションの発生を防止する新規
装置を提供することを目的としているものであって、そ
の構成上の特徴は実用新案登録請求の範囲に記載したと
おりである。
装置を提供することを目的としているものであって、そ
の構成上の特徴は実用新案登録請求の範囲に記載したと
おりである。
なお、本考案でいう「前」は「上流側」を、「後」は
「下流側」をそれぞれ意味する。
「下流側」をそれぞれ意味する。
(実施例) 本考案の一実施例を示す図面において、1はスライドゲ
ートの扉体であり、その下端の巾方向の形状は、中央部
が円弧状で、両側部が斜め上向きに傾斜している。ま
た、扉体1の下端の前方部は2次曲線の湾曲面2に形成
され、後方部は平坦面3になっており、扉体1の後部下
端には弾性材水密方式の扉体下端水密部4が設けられて
いる。
ートの扉体であり、その下端の巾方向の形状は、中央部
が円弧状で、両側部が斜め上向きに傾斜している。ま
た、扉体1の下端の前方部は2次曲線の湾曲面2に形成
され、後方部は平坦面3になっており、扉体1の後部下
端には弾性材水密方式の扉体下端水密部4が設けられて
いる。
5は扉体1の前面に設けた高圧水取入れ口、6は扉体1
の上部に設けた高圧水取入れ口であり、これら高圧水取
入れ口は、土砂の流入を防ぐために多数の小径孔から成
り、通水路8,9により扉体1の下端部に設けた水室7に
それぞれ連絡している。
の上部に設けた高圧水取入れ口であり、これら高圧水取
入れ口は、土砂の流入を防ぐために多数の小径孔から成
り、通水路8,9により扉体1の下端部に設けた水室7に
それぞれ連絡している。
水室7は扉体1の全巾に亙って延び、これから複数の吐
水路10が分岐して扉体1の下端面に開口しているが、吐
水路10の開口位置は、扉体下部水密部4の前方で、放流
時の高速水流により負圧が発生し易い場所である平坦面
3の前端部になっている。
水路10が分岐して扉体1の下端面に開口しているが、吐
水路10の開口位置は、扉体下部水密部4の前方で、放流
時の高速水流により負圧が発生し易い場所である平坦面
3の前端部になっている。
通水路8,9、水室7、および吐水路10は常に高圧水で満
たされており、扉体1が引き上げられて扉体1の下端面
に沿って高速で放流水が流れ、平坦面3の前端部の領域
で負圧が発生すると、直ちに吐水路10から高圧水が吐出
するので、扉体1の下端にキャビテーションが発生しな
い。
たされており、扉体1が引き上げられて扉体1の下端面
に沿って高速で放流水が流れ、平坦面3の前端部の領域
で負圧が発生すると、直ちに吐水路10から高圧水が吐出
するので、扉体1の下端にキャビテーションが発生しな
い。
(考案の効果) 本考案の装置は以上のようなものであって、貯水池の圧
力水が扉体下端の低圧、負圧部に自然に供給されるよう
になっているので、前述のようにキャビテーションの発
生を防止できるとともに、扉体の振動、騒音の発生の要
因を軽減できる効果がある。
力水が扉体下端の低圧、負圧部に自然に供給されるよう
になっているので、前述のようにキャビテーションの発
生を防止できるとともに、扉体の振動、騒音の発生の要
因を軽減できる効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す扉体の正面図、第2図
は同じく扉体下部の断面図である。 1:扉体、5,6:高圧水取入れ口、7:水室、8,9:通水路、1
0:吐水路。
は同じく扉体下部の断面図である。 1:扉体、5,6:高圧水取入れ口、7:水室、8,9:通水路、1
0:吐水路。
Claims (1)
- 【請求項1】扉体の適所に設けた高圧水取入れ口を、扉
体の下端部に設けた水室に連通させ、該水室から分岐す
る複数の吐水路を、扉体下端水密部の前方に開口させた
ことを特徴とするスライドゲートのキャビテーション防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4444389U JPH0649610Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | スライドゲートのキャビテーション防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4444389U JPH0649610Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | スライドゲートのキャビテーション防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02136125U JPH02136125U (ja) | 1990-11-13 |
JPH0649610Y2 true JPH0649610Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31557751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4444389U Expired - Lifetime JPH0649610Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | スライドゲートのキャビテーション防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649610Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-15 JP JP4444389U patent/JPH0649610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02136125U (ja) | 1990-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |