JPH0649415Y2 - 鋳造金型台車装置 - Google Patents
鋳造金型台車装置Info
- Publication number
- JPH0649415Y2 JPH0649415Y2 JP7229489U JP7229489U JPH0649415Y2 JP H0649415 Y2 JPH0649415 Y2 JP H0649415Y2 JP 7229489 U JP7229489 U JP 7229489U JP 7229489 U JP7229489 U JP 7229489U JP H0649415 Y2 JPH0649415 Y2 JP H0649415Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- casting
- casting die
- carriage
- casting mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鋳鉄管などを遠心鋳造するに用いられる鋳造金
型台車装置に関する。
型台車装置に関する。
従来の技術 従来、鋳鉄管などの遠心鋳造に用いられる鋳造金型台車
装置は、台車部上に円筒状の鋳造金型を軸心まわりに回
転自在に設け、レール上を転動する車輪を台車部の前後
にそれぞれ一対ずつ設けていた。
装置は、台車部上に円筒状の鋳造金型を軸心まわりに回
転自在に設け、レール上を転動する車輪を台車部の前後
にそれぞれ一対ずつ設けていた。
考案が解決しようとする課題 しかし、上記した従来の構成によれば、鋳造金型と台座
部とが一体的に構成されていたので、鋳造金型のメンテ
ナンス時には鋳造金型台車装置全体をベッドフレームか
ら取り外す必要があり、その作業に要する多くの日数の
間生産作業を行うことができない問題があった。また、
台座部上には鋳造金型が二連に設けられていたので、各
鋳造金型に対する冷却水管の配管構造が複雑なものにな
り、メンテナンス作業がより困難なものとなる問題があ
った。
部とが一体的に構成されていたので、鋳造金型のメンテ
ナンス時には鋳造金型台車装置全体をベッドフレームか
ら取り外す必要があり、その作業に要する多くの日数の
間生産作業を行うことができない問題があった。また、
台座部上には鋳造金型が二連に設けられていたので、各
鋳造金型に対する冷却水管の配管構造が複雑なものにな
り、メンテナンス作業がより困難なものとなる問題があ
った。
本考案は上記課題を解決するもので、メンテナンス作業
を容易に行うことができる鋳造金型台車装置を提供する
ことを目的とする。
を容易に行うことができる鋳造金型台車装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案は、遠心鋳造用の鋳造
金型が台車部上に軸心まわりに回転自在に設けられて所
定方向に敷設された一対のレール上を走行する鋳造金型
台車装置において、台車部が鋳造金型を載置する上部台
車フレームとレール上を転動する車輪を回転自在に軸支
する下部台車フレームとに分割形成されるとともに、両
台車フレームが着脱自在に連結固定され、鋳造金型に対
する冷却水管が上部台車フレームの内部に配管されて上
部台車フレームの上面が平坦に形成された構成としたも
のである。
金型が台車部上に軸心まわりに回転自在に設けられて所
定方向に敷設された一対のレール上を走行する鋳造金型
台車装置において、台車部が鋳造金型を載置する上部台
車フレームとレール上を転動する車輪を回転自在に軸支
する下部台車フレームとに分割形成されるとともに、両
台車フレームが着脱自在に連結固定され、鋳造金型に対
する冷却水管が上部台車フレームの内部に配管されて上
部台車フレームの上面が平坦に形成された構成としたも
のである。
作用 上記した構成により、鋳造金型のメンテナンス時には、
鋳造金型台車装置を上部台車フレームと下部台車フレー
ムとに分離し、鋳造金型を上部台車フレームとともに搬
出する。このことにより、鋳造金型のメンテナンス時に
おける鋳造金型の取出作業が簡素化されるとともに、別
途に用意された鋳造金型および上部台車フレームを下部
台車フレームに装着することにより短期間のうちに生産
作業を再開することができる。また、取り出された鋳造
金型と上部台車フレームの結合構造が、上部台車フレー
ムの内部に冷却水管を内蔵して上部台車フレームの上面
を平坦に形成することによって簡略化されるので、鋳造
金型自身のメンテナンス作業が容易なものとなる。
鋳造金型台車装置を上部台車フレームと下部台車フレー
ムとに分離し、鋳造金型を上部台車フレームとともに搬
出する。このことにより、鋳造金型のメンテナンス時に
おける鋳造金型の取出作業が簡素化されるとともに、別
途に用意された鋳造金型および上部台車フレームを下部
台車フレームに装着することにより短期間のうちに生産
作業を再開することができる。また、取り出された鋳造
金型と上部台車フレームの結合構造が、上部台車フレー
ムの内部に冷却水管を内蔵して上部台車フレームの上面
を平坦に形成することによって簡略化されるので、鋳造
金型自身のメンテナンス作業が容易なものとなる。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図〜第４図において、ベッドフレーム１の上には所定方
向に一対のレール２が敷設されており、レール２の上に
は台車装置３が配置されている。この台車装置３は上部
台車フレーム４と下部台車フレーム５に分割形成されて
おり、上部台車フレーム４は下部台車フレーム５に設け
たピン部６に係合して着脱自在に連結固定されている。
そして、下部台車フレーム５の前後にはそれぞれ一対の
車輪７が下部台車フレーム５の左右両側に位置して配置
されており、左右の車輪７は一本の車軸８の両端に回転
自在に装着されている。また、下部台車フレーム５とベ
ッドフレーム１の間には台車装置３をレール２に沿って
出退駆動する駆動シリンダ装置９が介装されている。そ
して、上部台車フレーム４には遠心鋳造用の鋳造金型10
が二連式に配置されており、鋳造金型10は軸心まわりに
回転自在なように回転支持装置11で支持して設けられて
いる。さらに、鋳造金型10は浮き上がりを防止するバン
ド（図示せず）を介して上部台車フレーム４に係止され
ている。また、上部台車フレーム４には鋳造金型10を回
転駆動する駆動装置12が設けられており、駆動装置12は
動力伝達用の索体13を介して鋳造金型10に連動連結され
ている。そして、回転支持装置11と上部台車フレーム４
の間、および駆動装置12と上部台車フレーム４の間には
耐候性の防振ゴム14が介装されている。この防振ゴム14
はクロロプレンゴムで形成され、耐油，耐薬品，耐老化
性に優れている。そして、上部台車フレーム４の内部に
は、鋳造金型10に冷却水を供給するための冷却水管15が
内蔵されており、上部台車フレーム４の中央部に冷却水
管15のためのメンテナンス口16が形成されている。ま
た、冷却水管15は往路管と復路管が交差することなく平
行に配管されている。また、上部台車フレーム４は冷却
水管15を内部に配管することにより、鋳造金型10を載置
するための上面が平坦に形成されて外部形状が簡略化さ
れている。
図〜第４図において、ベッドフレーム１の上には所定方
向に一対のレール２が敷設されており、レール２の上に
は台車装置３が配置されている。この台車装置３は上部
台車フレーム４と下部台車フレーム５に分割形成されて
おり、上部台車フレーム４は下部台車フレーム５に設け
たピン部６に係合して着脱自在に連結固定されている。
そして、下部台車フレーム５の前後にはそれぞれ一対の
車輪７が下部台車フレーム５の左右両側に位置して配置
されており、左右の車輪７は一本の車軸８の両端に回転
自在に装着されている。また、下部台車フレーム５とベ
ッドフレーム１の間には台車装置３をレール２に沿って
出退駆動する駆動シリンダ装置９が介装されている。そ
して、上部台車フレーム４には遠心鋳造用の鋳造金型10
が二連式に配置されており、鋳造金型10は軸心まわりに
回転自在なように回転支持装置11で支持して設けられて
いる。さらに、鋳造金型10は浮き上がりを防止するバン
ド（図示せず）を介して上部台車フレーム４に係止され
ている。また、上部台車フレーム４には鋳造金型10を回
転駆動する駆動装置12が設けられており、駆動装置12は
動力伝達用の索体13を介して鋳造金型10に連動連結され
ている。そして、回転支持装置11と上部台車フレーム４
の間、および駆動装置12と上部台車フレーム４の間には
耐候性の防振ゴム14が介装されている。この防振ゴム14
はクロロプレンゴムで形成され、耐油，耐薬品，耐老化
性に優れている。そして、上部台車フレーム４の内部に
は、鋳造金型10に冷却水を供給するための冷却水管15が
内蔵されており、上部台車フレーム４の中央部に冷却水
管15のためのメンテナンス口16が形成されている。ま
た、冷却水管15は往路管と復路管が交差することなく平
行に配管されている。また、上部台車フレーム４は冷却
水管15を内部に配管することにより、鋳造金型10を載置
するための上面が平坦に形成されて外部形状が簡略化さ
れている。
以下、上記構成における作用について説明する。鋳造時
には、駆動装置12の回転力を索体13を介して鋳造金型10
に伝達し、鋳造金型10を軸心まわりに回転させるととも
に、駆動シリンダ装置９を出退させて台車装置３をレー
ル２に沿って往復移動させる。そして、台車装置３の往
路方向への移動によって鋳造金型10の内部に鋳湯用トラ
フ（図示せず）を挿入し、また台車装置３の復路方向へ
の移動によて鋳湯用トラフから鋳造金型10の内部に溶湯
を鋳湯しながら鋳湯用トラフを鋳造金型10から抜出させ
る。
には、駆動装置12の回転力を索体13を介して鋳造金型10
に伝達し、鋳造金型10を軸心まわりに回転させるととも
に、駆動シリンダ装置９を出退させて台車装置３をレー
ル２に沿って往復移動させる。そして、台車装置３の往
路方向への移動によって鋳造金型10の内部に鋳湯用トラ
フ（図示せず）を挿入し、また台車装置３の復路方向へ
の移動によて鋳湯用トラフから鋳造金型10の内部に溶湯
を鋳湯しながら鋳湯用トラフを鋳造金型10から抜出させ
る。
そして、鋳造金型10のメンテナンス時には、上部台車フ
レーム４と下部台車フレーム５とをピン部６による係合
を解除して分離し、鋳造金型10を上部台車フレーム４と
ともに搬出する。このことにより、鋳造金型10のメンテ
ナンス時における鋳造金型10の取出作業が簡素化される
とともに、別途に用意された鋳造金型10および上部台車
フレーム４を下部台車フレーム５に装着することにより
短期間のうちに生産作業を再開することができる。ま
た、上部台車フレーム４の内部に冷却水管15を内蔵して
上部台車フレーム４の上面を平坦に形成し、この上部台
車フレーム４の平坦な上面に鋳造金型10を設けているの
で、防振ゴム14および回転支持装置11の設置を容易に行
うことができ、上部台車フレーム４と鋳造金型10の結合
構造が簡略化される。
レーム４と下部台車フレーム５とをピン部６による係合
を解除して分離し、鋳造金型10を上部台車フレーム４と
ともに搬出する。このことにより、鋳造金型10のメンテ
ナンス時における鋳造金型10の取出作業が簡素化される
とともに、別途に用意された鋳造金型10および上部台車
フレーム４を下部台車フレーム５に装着することにより
短期間のうちに生産作業を再開することができる。ま
た、上部台車フレーム４の内部に冷却水管15を内蔵して
上部台車フレーム４の上面を平坦に形成し、この上部台
車フレーム４の平坦な上面に鋳造金型10を設けているの
で、防振ゴム14および回転支持装置11の設置を容易に行
うことができ、上部台車フレーム４と鋳造金型10の結合
構造が簡略化される。
考案の効果 以上述べたように本考案によれば、鋳造金型のメンテナ
ンス時に、鋳造金型を上部台車フレームとともに下部台
車フレームから分離して搬出することができるので鋳造
金型の取出作業を簡素化することができる。また、別途
に用意された鋳造金型および上部台車フレームを下部台
車フレームに装着することにより短期間のうちに生産作
業を再開することができる。また、冷却水管を上部台車
フレームに内蔵することにより上部台車フレームの上面
を平坦に形成して、鋳造金型と上部台車フレームの結合
構造を簡略化することができ、鋳造金型自身のメンテナ
ンス作業を容易なものとすることができる。
ンス時に、鋳造金型を上部台車フレームとともに下部台
車フレームから分離して搬出することができるので鋳造
金型の取出作業を簡素化することができる。また、別途
に用意された鋳造金型および上部台車フレームを下部台
車フレームに装着することにより短期間のうちに生産作
業を再開することができる。また、冷却水管を上部台車
フレームに内蔵することにより上部台車フレームの上面
を平坦に形成して、鋳造金型と上部台車フレームの結合
構造を簡略化することができ、鋳造金型自身のメンテナ
ンス作業を容易なものとすることができる。
第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２図は同実
施例の側面図、第３図は同実施例の上部台車フレームの
平面図、第４図は同上部台車フレームの正面図である。 ２……レール、３……台車装置、４……上部台車フレー
ム、５……下部台車フレーム、６……ピン部、15……冷
却水管、16……メンテナンス口。
施例の側面図、第３図は同実施例の上部台車フレームの
平面図、第４図は同上部台車フレームの正面図である。 ２……レール、３……台車装置、４……上部台車フレー
ム、５……下部台車フレーム、６……ピン部、15……冷
却水管、16……メンテナンス口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉良 博之 兵庫県尼崎市大浜町２丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内 (72)考案者 山下 司 兵庫県尼崎市大浜町２丁目26番地 久保田 鉄工株式会社武庫川製造所内
Claims (1)
- 【請求項１】遠心鋳造用の鋳造金型が台車部上に軸心ま
わりに回転自在に設けられて所定方向に敷設された一対
のレール上を走行する鋳造金型台車装置において、台車
部が鋳造金型を載置する上部台車フレームとレール上を
転動する車輪を回転自在に軸支する下部台車フレームと
に分割形成されるとともに、両台車フレームが着脱自在
に連結固定され、鋳造金型に対する冷却水管が上部台車
フレームの内部に配管されて上部台車フレームの上面が
平坦に形成されたことを特徴とする鋳造金型台車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7229489U JPH0649415Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 鋳造金型台車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7229489U JPH0649415Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 鋳造金型台車装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0314047U JPH0314047U (ja) | 1991-02-13 |
| JPH0649415Y2 true JPH0649415Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31610108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7229489U Expired - Lifetime JPH0649415Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 鋳造金型台車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649415Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS488538U (ja) * | 1971-06-11 | 1973-01-30 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP7229489U patent/JPH0649415Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0314047U (ja) | 1991-02-13 |
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