JPH0649381Y2 - トランスファプレスのトランスファ装置 - Google Patents

トランスファプレスのトランスファ装置

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JPH0649381Y2
JPH0649381Y2 JP1988085574U JP8557488U JPH0649381Y2 JP H0649381 Y2 JPH0649381 Y2 JP H0649381Y2 JP 1988085574 U JP1988085574 U JP 1988085574U JP 8557488 U JP8557488 U JP 8557488U JP H0649381 Y2 JPH0649381 Y2 JP H0649381Y2
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JP
Japan
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pinion
rack
movable rack
small
movable
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JP1988085574U
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JPH0211628U (ja
Inventor
祐明 古市
Original Assignee
福井機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、トランスファプレスのトランスファ装置、
とくにフィードバーのフィード量を変更えることができ
るトランスファ装置に関する。
従来の技術 この種の装置としては、例えば、実公昭56-37873号公報
に開示されているように、前後方向にのびたフィードバ
ーの一端に連結された上部キャリヤおよび駆動源に連結
された下部キャリヤが、それぞれ装置フレームに前後方
向に移動自在に支持され、上部キャリヤに、前後方向に
のびた下向き固定ラックが設けられ、下部キャリヤに、
固定ラックと噛み合わされた大ピニオンが、下部キャリ
ヤとともに前後方向に移動しうるように取付けられ、大
ピニオンと同心状に小ピニオンが設けられ、大ピニオン
に上向き低位可動ラックを、小ピニオンに上向き高位可
動ラックをそれぞれ別々に噛み合わせうるように大ピニ
オンおよび小ピニオンの高さ方向位置および前後方向位
置が定められ、低位可動ラックおよび高位可動ラック
が、大ピニオンおよび小ピニオンの左右方向間隔とは異
なる間隔を保って一緒に左右方向に移動しうるように装
置フレームに支持されており、低位可動ラックおよび高
位可動ラックの左右方向の移動により、大ピニオンおよ
び低位可動ラックの噛み合いと、小ピニオンおよび高位
可動ラックの噛み合いとが適宜切換えうるようになされ
ているものが知られている。
考案が解決しようとする課題 ピニオンに、これの軸方向に移動させられるラックが噛
合わされるためには、ピニオンとラックの間に、比較的
大きな遊びが必要である。噛み合わせをスムースにしよ
うとすればするほど、遊びを大きく設定する必要があ
る。この遊びによってフィードバーのフィード位置にば
らつきが生じる。フィードバーの動作に高精度が要求さ
れるような精密加工の場合、精度確保の困難な事態が発
生する。
この考案の目的は、フィードバーのフィード量を変更す
ることができ、しかも、フィードバーの高精度の動作を
確保することができるトランスファプレスのトランスフ
ァ装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案によるトランスファプレスのトランスファ装置
は、前後方向にのびたフィードバーの一端に連結された
上部キャリヤおよび駆動源に連結された下部キャリヤ
が、それぞれ装置フレームに前後方向に移動自在に支持
され、上部キャリヤに、前後方向にのびた下向き固定ラ
ックが設けられ、下部キャリヤに、固定ラックと噛み合
わされた大ピニオンが、下部キャリヤとともに前後方向
に移動しうるように取付けられ、大ピニオンと同心状に
小ピニオンが設けられ、大ピニオンと対応する上向き低
位可動ラックおよび小ピニオンと対応する上向き高位可
動ラックが備えられている。トランスファプレスのトラ
ンスファ装置において、大ピニオンに低位可動ラック
を、小ピニオンに高位可動ラックをそれぞれ別々に噛み
合わせうるように大ピニオンおよび小ピニオンの高さ方
向位置および左右方向位置が定められ、低位可動ラック
および高位可動ラックが、大ピニオンおよび小ピニオン
の左右方向間隔と等しい間隔を保って別々に前後方向に
移動しうるように装置フレームに支持されており、低位
可動ラックおよび高位可動ラックのいずれか一方に選択
的に係止してその移動を拘束する係止手段29が備えられ
ていることを特徴とするものである。
作用 この考案によるトランスファプレスのトランスファ装置
では、大ピニオンに低位可動ラックを、小ピニオンに高
位可動ラックをそれぞれ別々に噛み合わせうるように大
ピニオンおよび小ピニオンの高さ方向位置および左右方
向位置が定められ、低位可動ラックおよび高位可動ラッ
クが、大ピニオンおよび小ピニオンの左右方向間隔と等
しい間隔を保って別々に前後方向に移動しうるように装
置フレームに支持されているから、大ピニオンに低位可
動ラックが、小ピニオンに高位可動ラックがそれぞれ常
時噛み合わされている。
また、トランスファ装置には、低位可動ラックおよび高
位可動ラックのいずれか一方の移動を拘束すると、拘束
したラックと噛合わされたピニオンが下部キャリヤの移
動にともなって移動しながら回転し、その回転によって
上部キャリヤがフィードバーとともに移動させられる。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明する。
以下の説明において、前後とは、プレスの操作側を前
(第1図の紙面に直交してその手前側)、これと反対側
を後といい、左右とは、後に向かってその左方を左、こ
れと反対側を右というものとする。
第1図は、プレスの右端部付近に設置された上方開口カ
ムボックス11の内部を前側より見たものを示している。
カムボックス11の上方には前後一対のフィードバー12の
右端部がのびてきている。カムボックス11の内部は水平
隔壁13で仕切られている。
カムボックス11の左右側壁には、隔壁13より上方の位置
において上部平行ガイド棒14および下部平行ガイド棒15
がそれぞれ水平に渡し止められ、上部平行ガイド棒14に
は上部キャリヤ16が、下部平行ガイド棒15には下部キャ
リヤ17がそれぞれ支持されている。隔壁13の中央部を貫
通して垂直回転軸18が配されている。垂直回転軸18の上
端は下部平行ガイド棒15の間に入り込んでおり、そこに
はフィードカム19が固定されている。
上部キャリヤ16には、詳しく説明しないが、フィードバ
ー12の右端部が上下および前後動は自由とするが、左右
動は拘束するように取付けられている。上部キャリヤ16
の下面前後両縁部には左右方向にのびた前後の下向きラ
ック21がそれぞれ固定されている。
下部キャリヤ17の下面には2つのカムフォロワ22が取付
けられており、これらのカムフォロワ22でフィードカム
19を前後から挾み付けている。下部キャリヤ17の左右方
向中央部を前後方向に貫通して下部キャリヤ17に平行支
持軸23が回転自在に支持されている。水平支持軸23の前
後両端にはピニオン体24がそれぞれ固定されている。前
後のピニオン体24は、いずれも大ピニオン25および小ピ
ニオン26よりなるが、前後のもの同士互いの向きを逆に
し、前ピニオン体24はその大ピニオン25を前に向け、後
ピニオン体24はその大ピニオン25を後に向けている。前
後のピニオン体24の大ピニオン25は、前後の下向きラッ
ク21のそれぞれ下方に位置しかつ同じ側にあるもの同士
噛み合わされている。
前後のピニオン体24には、大ピニオン25および小ピニオ
ン26に別々に噛み合わされた上下2つの上向きラック2
7,28と、両上向きラック27,28のいずれか一方に選択的
に係止してその摺動を拘束する係止手段29とがそれぞれ
備えられている。
これら前後の両上向きラック27,28および係止手段29
は、前後の向きは異にするが同一の構造のものであるか
ら、以下前側の両上向きラック27,28および係止手段29
についてのみ説明する。上下の上向きラック27,28は、
上下および前後方向に間隔をおいて斜めに配されていて
隔壁13上に左右方向に間隔をおいて設けられた左右の支
持部材31にそれぞれ左右方向に摺動自在に支持されてい
る。
第4図から第6図には、係止手段29および左側の支持部
材31が詳しく示されている。
支持部材31には、両上向きラック27,28をそれぞれ通す
2つの水平貫通孔32,33が左右方向にあけられるととも
に、両貫通孔32,33とそれぞれ直交して両貫通孔32,33よ
り前向きに2つのピン孔34,35が上下に間隔をおいてあ
けられ、これら2つのピン孔34,35には上下ラック係止
ピン36,37の後部がそれぞれ挿入されている。上下ラッ
ク係止ピン34,35の後端には係止凸部38,39がそれぞれ設
けられている。一方、両上向きラック27,28の左端寄り
の部分には係止凸部38,39を入り込ませる有底孔状係止
凹部41,42が形成されている。上下ラック係止ピン36,37
の前部はカムボックス11の前側壁を移動自在貫通してそ
の前方に突出している。また、同前側壁を挾んで支持部
材31と向き合うように同前側壁外面にヨーク43が取付け
られている。ヨーク43は、垂直前板および左右板を有し
ており、その前板に流体圧シリンダ44が後向きに取付け
られている。流体圧シリンダ44のピストンロッド45はヨ
ーク43の前板を貫通して上ラック係止ピン36の前端に連
結されている。さらに、両ラック係止ピン36,37の高さ
の中程のところを左右方向にのびるように水平軸46がヨ
ーク43の左右板に渡し止められ、水平軸46には連結部材
47が揺動自在に取り付けられている。連結部材47は、水
平軸46に回転自在はめ被せられた筒部47aと、筒部47aよ
り互いに反対方向にのびた2つのアーム部47bとよりな
る。アーム部47bは、ラック係止ピン36,37を左右両側か
ら挾み付けうる間隔をおいて相対する対向壁を有し、対
向壁両端には対向状ローラ48がそれぞれ取付けられてい
る。そして、両ラック係止ピン36,37の前端部には対向
状ローラ48は入り込ませた垂直溝51,52がそれぞれ形成
されている。
流体圧シリンダ44を作動させてそのピストンロッド45を
突出させると、上ラック係止ピン36は後動し、これと反
対に下ラック係止ピン37は前動し、後動する上ラック係
止ピン36の係止凸部38が上側の上向きラック27の係止凹
部41にはめ入れられることによって同上向きラック27が
固定される。これとは逆に、流体圧シリンダ44のピスト
ンロッド45を退入させると、今度は下側の上向きラック
28が固定されることは詳しく説明するまでもない。
いま、第4図で示す状態のように、上側の上向きラック
27が固定されているものとする。この状態で回転軸18の
回転でフィードカム19によって下部キャリヤ17が一定ス
トロークで左右動させられると、上側の上向きラック27
によって小ピニオン26に回転力が付与されて小ピニオン
26が下部キャリヤ17とともに移動しながら回転し、これ
が大ピニオン25によって小ピニオン26の回転が増速され
て上部キャリヤ16に伝達されて上部キャリヤ16がフィー
ドバー12とともに左右動する。その移動量が勿論フィー
ドバー12のフィード量である。
つぎに、下側の上向きラック28が固定されているものと
する。同じく下部キャリヤ17の左右動により、下側の上
向きラック28によって大ピニオン25に回転力が付与され
るが、今度は、先の場合とは違って大ピニオン25に回転
は増速されることなくそのまま上部キャリヤ16に伝達さ
れる。この場合のフィード量は先の場合のフィード量よ
り小である。
大小のフィード量は大ピニオン25および小ピニオン26の
歯数比によって設定されるが、例えば大フィード量が小
フィード量の2倍となるように設定される。
考案の効果 この考案によれば、大ピニオンに低位可動ラックが、小
ピニオンに高位可動ラックがそれぞれ常時噛み合わされ
ているから、ピニオンとラックの間の遊びを比較的小さ
くすることができ、フィードバーの高精度の動作を確保
することができる。
また、拘束したラックと噛合わされたピニオンが下部キ
ャリヤの移動にともなって移動しながら回転し、その回
転によって上部キャリヤがフィードバーとともに移動さ
せられるから、フィードバーのフィード量を大小の2段
階に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は破砕断面を含
む正面図、第2図は同平面図、第3図は第1図のIII-II
I線にそう断面図、第4図は第2図のIV-IV線にそう拡大
断面図、第5図および第6図はそれぞれ第4図のV-V線
およびVI-VI線にそう断面図である。 11……装置フレーム(カムボックス)、12……フィード
バー、16……上部キャリヤ、17……下部キャリヤ、21…
…下向きラック、25……大ピニオン、26……小ピニオ
ン、27,28……上向きラック、29……係止手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向にのびたフィードバー12の一端に
    連結された上部キャリヤ16および駆動源に連結された下
    部キャリヤ17が、それぞれ装置フレーム11に前後方向に
    移動自在に支持され、上部キャリヤ16に、前後方向にの
    びた下向き固定ラック21が設けられ、下部キャリヤ17
    に、固定ラック21と噛み合わされた大ピニオン25が、下
    部キャリヤ17とともに前後方向に移動しうるように取付
    けられ、大ピニオン25と同心状に小ピニオン26が設けら
    れ、大ピニオン25と対応する上向き低位可動ラック28お
    よび小ピニオン26と対応する上向き高位可動ラック27が
    備えられている、トランスファプレスのトランスファ装
    置において、 大ピニオン25に低位可動ラック28を、小ピニオン26に高
    位可動ラック27をそれぞれ別々に噛み合わせうるように
    大ピニオン25および小ピニオン26の高さ方向位置および
    左右方向位置が定められ、低位可動ラック28および高位
    可動ラック27が、大ピニオン25および小ピニオン26の左
    右方向間隔と等しい間隔を保って別々に前後方向に移動
    しうるように装置フレーム11に支持されており、低位可
    動ラック28および高位可動ラック27のいずれか一方に選
    択的に係止してその移動を拘束する係止手段29が備えら
    れていることを特徴とする、トランスファプレスのトラ
    ンスファ装置。
JP1988085574U 1988-06-28 1988-06-28 トランスファプレスのトランスファ装置 Expired - Lifetime JPH0649381Y2 (ja)

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JPH0211628U JPH0211628U (ja) 1990-01-24
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