JPH0649315B2 - 射出成形機の制御方法及び装置 - Google Patents
射出成形機の制御方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0649315B2 JPH0649315B2 JP2207191A JP20719190A JPH0649315B2 JP H0649315 B2 JPH0649315 B2 JP H0649315B2 JP 2207191 A JP2207191 A JP 2207191A JP 20719190 A JP20719190 A JP 20719190A JP H0649315 B2 JPH0649315 B2 JP H0649315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection device
- target value
- injection
- molding machine
- injection molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の射出装置により多色成形等を行う射出成
形機の制御方法及び装置に関する。
形機の制御方法及び装置に関する。
従来、単一の金型キャビティ内に複数種類の成形材料を
射出充填し、これにより多色成形等を行う射出成形機は
知られている。
射出充填し、これにより多色成形等を行う射出成形機は
知られている。
この種の射出成形機の一例を第2図に示す。図中、5は
機台であり、機台5の一側には金型4を支持する型締装
置6を備えるとともに、他側には二基の射出装置、即
ち、主射出装置2と副射出装置3を備える。各射出装置
2と3は型締装置6に対して進退方向にスライドするス
ライド台7の上に設置し、先端は共通の射出ノズル8に
結合する。なお、9はスライド台7を駆動変位させる駆
動部を示す。
機台であり、機台5の一側には金型4を支持する型締装
置6を備えるとともに、他側には二基の射出装置、即
ち、主射出装置2と副射出装置3を備える。各射出装置
2と3は型締装置6に対して進退方向にスライドするス
ライド台7の上に設置し、先端は共通の射出ノズル8に
結合する。なお、9はスライド台7を駆動変位させる駆
動部を示す。
そして、例えば第3図に示すサンドイッチ成形品(異材
質成形品)Aを成形する場合には、まず、主射出装置2
からスキン側の成形材料Msを先行して射出し、続いて
同成形材料Msを射出しつつ副射出装置3からコア側の
成形材料Mcを射出する。これにより、各成形材料M
s、Mcは射出ノズル8により合流し、一つの射出口か
ら金型4のキャビティ内に充填される。この場合、成形
材料Ms、Mcは単一のスプル部を経て、キャビティ内
を層状に流動し、最後にゲート部がスキン側の成形材料
Msでシールされて充填が完了する。なお、各成形材料
Ms、Mcは、ほぼ同時に射出されることになるが、流
動過程では成形材料Msが外側に、成形材料Mcが内側
にそれぞれ分離される。
質成形品)Aを成形する場合には、まず、主射出装置2
からスキン側の成形材料Msを先行して射出し、続いて
同成形材料Msを射出しつつ副射出装置3からコア側の
成形材料Mcを射出する。これにより、各成形材料M
s、Mcは射出ノズル8により合流し、一つの射出口か
ら金型4のキャビティ内に充填される。この場合、成形
材料Ms、Mcは単一のスプル部を経て、キャビティ内
を層状に流動し、最後にゲート部がスキン側の成形材料
Msでシールされて充填が完了する。なお、各成形材料
Ms、Mcは、ほぼ同時に射出されることになるが、流
動過程では成形材料Msが外側に、成形材料Mcが内側
にそれぞれ分離される。
ところで、サンドイッチ成形品Aを成形する場合、先行
して射出される成形材料Msの充填状態により、それ以
降の射出充填条件が大きく影響を受けるため、同成形品
Aを安定成形するには、スキン側とコア側における成形
材料MsとMcのレオロジー特性を適正にバランスさせ
るとともに、各成形材料Ms、Mcの流動状態を左右す
る成形条件を精密にコントロールする必要がある。
して射出される成形材料Msの充填状態により、それ以
降の射出充填条件が大きく影響を受けるため、同成形品
Aを安定成形するには、スキン側とコア側における成形
材料MsとMcのレオロジー特性を適正にバランスさせ
るとともに、各成形材料Ms、Mcの流動状態を左右す
る成形条件を精密にコントロールする必要がある。
このため、この種の射出成形機における従来の制御装置
は各射出装置におけるプロセス切換位置、圧力、速度等
のプロセス制御量を、予め正確に設定するとともに、各
射出装置単位でフィードバック制御を行っていた。
は各射出装置におけるプロセス切換位置、圧力、速度等
のプロセス制御量を、予め正確に設定するとともに、各
射出装置単位でフィードバック制御を行っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、従来の制御装置は個々の射出装置2、3単位で
独立したフィードバック制御系を構成していたため、各
射出装置2と3間相互の相対的な動作タイミングを正確
に制御できない問題があった。
独立したフィードバック制御系を構成していたため、各
射出装置2と3間相互の相対的な動作タイミングを正確
に制御できない問題があった。
このため、例えば、先行する主射出装置2による充填状
態のばらつきに対しても、その後の副射出装置3による
充填状態のばらつきは独自に発生し、結局、サンドイッ
チ成形品Aにおけるスキン側の肉厚にショット毎のばら
つきを生じ、同成形品Aの物性である製品強度等が不均
一となるなど、成形品質を大きく低下させる原因とな
る。
態のばらつきに対しても、その後の副射出装置3による
充填状態のばらつきは独自に発生し、結局、サンドイッ
チ成形品Aにおけるスキン側の肉厚にショット毎のばら
つきを生じ、同成形品Aの物性である製品強度等が不均
一となるなど、成形品質を大きく低下させる原因とな
る。
本発明はこのような従来の技術に存在する課題を解決し
たもので、制御が容易で、しかも高品質成形が可能な射
出成形機の制御方法及び装置の提供を目的とするもので
ある。
たもので、制御が容易で、しかも高品質成形が可能な射
出成形機の制御方法及び装置の提供を目的とするもので
ある。
本発明に係る射出成形機の制御方法は、複数の射出装置
2、3から単一の金型4のキャビティ内に異なる成形材
料Ms、Mcを射出充填して成形を行うに際し、予め設
定した設定目標値Xpにより、特定の射出装置である主
射出装置2の動作を例えばフィードバック制御し、同時
に、主射出装置2の動作に係わるスクリュ速度等の物理
量を検出するとともに、検出した物理量(検出値Yp)
により他の射出装置である副射出装置3に対する連動目
標値Xoを得、この連動目標値Xoにより、副射出装置
3の動作を例えばフィードバック制御することを特徴と
する。この場合、物理量はスクリュ速度の他、位置、圧
力、温度等の各種物理量を適用できる。
2、3から単一の金型4のキャビティ内に異なる成形材
料Ms、Mcを射出充填して成形を行うに際し、予め設
定した設定目標値Xpにより、特定の射出装置である主
射出装置2の動作を例えばフィードバック制御し、同時
に、主射出装置2の動作に係わるスクリュ速度等の物理
量を検出するとともに、検出した物理量(検出値Yp)
により他の射出装置である副射出装置3に対する連動目
標値Xoを得、この連動目標値Xoにより、副射出装置
3の動作を例えばフィードバック制御することを特徴と
する。この場合、物理量はスクリュ速度の他、位置、圧
力、温度等の各種物理量を適用できる。
また、本発明に係る制御装置1は、予め設定した設定も
区放置Xpにより、主射出装置2の動作を例えばフィー
ドバック制御する第一制御部11と、主射出装置2の動
作に係わる物理量を検出する物理量検出部12と、検出
した物理量(検出値Yp)により副射出装置3に対する
連動目標値Xoを得、この連動目標値Xoにより副射出
装置3の動作を例えばフィードバック制御する第二制御
部13を備えることを特徴とする。この場合、第二制御
部13には検出値Xpから副射出装置3の連動目標値X
oを演算する演算機能部14を設けることができる。
区放置Xpにより、主射出装置2の動作を例えばフィー
ドバック制御する第一制御部11と、主射出装置2の動
作に係わる物理量を検出する物理量検出部12と、検出
した物理量(検出値Yp)により副射出装置3に対する
連動目標値Xoを得、この連動目標値Xoにより副射出
装置3の動作を例えばフィードバック制御する第二制御
部13を備えることを特徴とする。この場合、第二制御
部13には検出値Xpから副射出装置3の連動目標値X
oを演算する演算機能部14を設けることができる。
本発明に係る射出成形機の制御方法(又は制御装置1)
によれば、まず、主射出装置2側においては、物理量検
出部12により主射出装置2の動作に係わる物理量を検
出し、検出値Ypを得る。そして、第一制御部11によ
り、検出値Ypと予め設定した設定目標値Xpと比較
し、検出値Ypと設定目標値Xpが一致するように、主
射出装置2の動作をフィードバック制御する。
によれば、まず、主射出装置2側においては、物理量検
出部12により主射出装置2の動作に係わる物理量を検
出し、検出値Ypを得る。そして、第一制御部11によ
り、検出値Ypと予め設定した設定目標値Xpと比較
し、検出値Ypと設定目標値Xpが一致するように、主
射出装置2の動作をフィードバック制御する。
一方、副射出装置3側においては、主射出装置2側から
前記検出値Ypが供給され、演算機能部14により、副
射出装置3に対する連動目標値Xoが算出される。そし
て、第二制御部13により、連動目標値Xoと副射出装
置3から検出される当該副射出装置3の動作に係わる物
理量(検出値Yq)を比較し、連動目標値Xoと検出値
Yqが一致するように、当該副射出装置3の動作をフィ
ードバック制御する。
前記検出値Ypが供給され、演算機能部14により、副
射出装置3に対する連動目標値Xoが算出される。そし
て、第二制御部13により、連動目標値Xoと副射出装
置3から検出される当該副射出装置3の動作に係わる物
理量(検出値Yq)を比較し、連動目標値Xoと検出値
Yqが一致するように、当該副射出装置3の動作をフィ
ードバック制御する。
このように、副射出装置3は主射出装置2の動作状態に
連動して制御され、相互間の動作タイミングが同期す
る。
連動して制御され、相互間の動作タイミングが同期す
る。
以下には、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基
づき詳細に説明する。
づき詳細に説明する。
射出成形機は前述した第2図に示す射出成形機を利用で
きる。
きる。
また、射出成形機に内蔵する制御装置1は第1図に示す
ように構成する。
ように構成する。
第1図において、2は前記特定の射出装置を構成する射
出装置、3は前記他の射出装置を構成する副射出装置で
ある。主射出装置2は、前端にノズル部8pを有し、か
つ後部にホッパー20を有する加熱筒21と、加熱筒2
1内に挿通するスクリュ22と、スクリュ22を進退移
動させる射出シリンダ23を備え、この射出シリンダ2
3は油圧回路24に接続する。一方、副射出装置3は、
前端にノズル部8qを有し、かつ後部にホッパー30を
有する加熱筒31と、加熱筒31内に挿通するスクリュ
32と、スクリュ32を進退移動させる射出シリンダ3
3を備え、この射出シリンダ33は油圧回路34に接続
する。なお、前記ノズル部8pとノズル部8qは共通の
前記射出ノズル8に連通する。
出装置、3は前記他の射出装置を構成する副射出装置で
ある。主射出装置2は、前端にノズル部8pを有し、か
つ後部にホッパー20を有する加熱筒21と、加熱筒2
1内に挿通するスクリュ22と、スクリュ22を進退移
動させる射出シリンダ23を備え、この射出シリンダ2
3は油圧回路24に接続する。一方、副射出装置3は、
前端にノズル部8qを有し、かつ後部にホッパー30を
有する加熱筒31と、加熱筒31内に挿通するスクリュ
32と、スクリュ32を進退移動させる射出シリンダ3
3を備え、この射出シリンダ33は油圧回路34に接続
する。なお、前記ノズル部8pとノズル部8qは共通の
前記射出ノズル8に連通する。
さらにまた、主射出装置2には物理量検出部12、即
ち、スクリュ22の位置を検出する位置センサ12pを
備えるとともに、第一制御部11を備え、この第一制御
部11には速度変換部25、比較部26、比較器27、
プロセス制御装置40、増幅演算器28、サーボバルブ
29を含む。他方、副射出装置3側にはスクリュ32の
位置を検出する位置センサ12qを備えるとともに、第
二制御部13を備え、この第二制御13には速度変換部
35、比較器36、比較器37、比較器38、プロセス
制御装置40、増幅演算器39、サーボバルブ41、演
算機能部14、連動する切換スイッチ42、43を含
む。そして、各部は第1図に示すブロック系統図に従っ
て接続される。
ち、スクリュ22の位置を検出する位置センサ12pを
備えるとともに、第一制御部11を備え、この第一制御
部11には速度変換部25、比較部26、比較器27、
プロセス制御装置40、増幅演算器28、サーボバルブ
29を含む。他方、副射出装置3側にはスクリュ32の
位置を検出する位置センサ12qを備えるとともに、第
二制御部13を備え、この第二制御13には速度変換部
35、比較器36、比較器37、比較器38、プロセス
制御装置40、増幅演算器39、サーボバルブ41、演
算機能部14、連動する切換スイッチ42、43を含
む。そして、各部は第1図に示すブロック系統図に従っ
て接続される。
次に、本発明に係る制御方法を含む制御装置1の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
本制御装置1は、連動する切換スイッチ42、43の可
動接点aをそれぞれ固定接点c側に切換えれば、主射出
装置2と副射出装置3をそれぞれ独立して制御する独立
制御モードとなる。また、切換スイッチ42、43の可
動接点aをそれぞれ固定接点b側に切換えれば、本発明
方法に従って主射出装置2と副射出装置3を連動させて
制御する連動制御モードとなる。
動接点aをそれぞれ固定接点c側に切換えれば、主射出
装置2と副射出装置3をそれぞれ独立して制御する独立
制御モードとなる。また、切換スイッチ42、43の可
動接点aをそれぞれ固定接点b側に切換えれば、本発明
方法に従って主射出装置2と副射出装置3を連動させて
制御する連動制御モードとなる。
まず、独立制御モードについて説明する。この場合、主
射出装置2側では位置センサ12pによりスクリュ22
の位置が検出され、この位置情報Dpは速度変換部25
によって速度情報(検出値Yp)に変換される。また、
比較器26の入力側には当該検出値Ypとプロセス制御
装置40において予め設定された設定目標値Xpが付与
され、その出力側には検出値Ypと設定目標値Xpの偏
差値Kpを得る。偏差値Kpは増幅演算器28を介して
サーボバルブ29に付与される。これにより、射出シリ
ンダ23が駆動制御され、スクリュ22の速度が設定目
標値Xpに一致するようにフィードバック制御される。
一方、比較器27の入力側には位置センサ12pから検
出された位置情報Dpとプロセス制御装置40において
予め設定された切換位置設定値Ppが付与され、位置情
報Dpが切換位置設定値Ppに一致したなら一致信号S
pをプロセス制御装置40に付与する。この一致信号S
pのタイミングにより、所定のプロセス切換が行われ
る。
射出装置2側では位置センサ12pによりスクリュ22
の位置が検出され、この位置情報Dpは速度変換部25
によって速度情報(検出値Yp)に変換される。また、
比較器26の入力側には当該検出値Ypとプロセス制御
装置40において予め設定された設定目標値Xpが付与
され、その出力側には検出値Ypと設定目標値Xpの偏
差値Kpを得る。偏差値Kpは増幅演算器28を介して
サーボバルブ29に付与される。これにより、射出シリ
ンダ23が駆動制御され、スクリュ22の速度が設定目
標値Xpに一致するようにフィードバック制御される。
一方、比較器27の入力側には位置センサ12pから検
出された位置情報Dpとプロセス制御装置40において
予め設定された切換位置設定値Ppが付与され、位置情
報Dpが切換位置設定値Ppに一致したなら一致信号S
pをプロセス制御装置40に付与する。この一致信号S
pのタイミングにより、所定のプロセス切換が行われ
る。
他方、副射出装置3側においても同様に制御され、位置
センサ12qの位置情報Dqは速度変換部35を介して
速度情報(検出値Yq)に変換される。また、比較器3
6の入力側には当該検出値Yqとプロセス制御装置40
において予め設定された目標値Xqが付与され、その出
力側には検出値Yqと目標値Xqの偏差値Kqを得る。
偏差値Kqは増幅演算器39を介してサーボバルブ41
に付与される。これにより、射出シリンダ33が駆動制
御され、スクリュ32の速度が目標値Xqに一致するよ
うにフィードバック制御される。一方、比較器37の入
力側には位置センサ12qから検出された一条方Dqと
プロセス制御装置40において予め設定された切換位置
設定値Pqが付与され、位置情報Dqが切換位置設定値
Pqに一致したなら一致信号Sqをプロセス制御装置4
0に付与する。
センサ12qの位置情報Dqは速度変換部35を介して
速度情報(検出値Yq)に変換される。また、比較器3
6の入力側には当該検出値Yqとプロセス制御装置40
において予め設定された目標値Xqが付与され、その出
力側には検出値Yqと目標値Xqの偏差値Kqを得る。
偏差値Kqは増幅演算器39を介してサーボバルブ41
に付与される。これにより、射出シリンダ33が駆動制
御され、スクリュ32の速度が目標値Xqに一致するよ
うにフィードバック制御される。一方、比較器37の入
力側には位置センサ12qから検出された一条方Dqと
プロセス制御装置40において予め設定された切換位置
設定値Pqが付与され、位置情報Dqが切換位置設定値
Pqに一致したなら一致信号Sqをプロセス制御装置4
0に付与する。
次に、連動制御モードについて説明する。この場合、主
射出装置2側では前述した独立制御モードの場合と同様
に独立したフィードバック制御が行われる。
射出装置2側では前述した独立制御モードの場合と同様
に独立したフィードバック制御が行われる。
他方、副射出装置3側は主射出装置2側の動作状態に連
動して制御される。即ち、主射出装置2側の速度変換部
25から得る検出値Ypは第二制御部13における演算
機能部14を介して比較器38に付与される。この場
合、検出値Ypは副射出装置3側における目標値、即ち
連動目標値Xoとして用いられる。したがって、副射出
装置3との整合を図るため、検出値Ypは一定の倍率が
設定された演算機能部14により連動目標値Xoに変換
される。また、副射出装置3における位置センサ12q
から検出される検出値Yqは切換スイッチ42を介して
比較器38に付与される。検出値Yqと連動目標値Xo
は比較器38において比較され、この出力側には偏差値
Koを得る。この偏差値Koは切換スイッチ43を介し
て増幅演算器39に付与され、信号処理されるととも
に、増幅演算器39の出力はサーボバルブ41に付与さ
れる。これにより、射出シリンダ33が駆動制御され、
スクリュ32の速度が連動目標値Xoに一致するように
フィードバック制御される。
動して制御される。即ち、主射出装置2側の速度変換部
25から得る検出値Ypは第二制御部13における演算
機能部14を介して比較器38に付与される。この場
合、検出値Ypは副射出装置3側における目標値、即ち
連動目標値Xoとして用いられる。したがって、副射出
装置3との整合を図るため、検出値Ypは一定の倍率が
設定された演算機能部14により連動目標値Xoに変換
される。また、副射出装置3における位置センサ12q
から検出される検出値Yqは切換スイッチ42を介して
比較器38に付与される。検出値Yqと連動目標値Xo
は比較器38において比較され、この出力側には偏差値
Koを得る。この偏差値Koは切換スイッチ43を介し
て増幅演算器39に付与され、信号処理されるととも
に、増幅演算器39の出力はサーボバルブ41に付与さ
れる。これにより、射出シリンダ33が駆動制御され、
スクリュ32の速度が連動目標値Xoに一致するように
フィードバック制御される。
よって、副射出装置3は主射出装置2に対して、常に連
動した状態でフィードバック制御され、主射出装置2が
外乱等により動作が不安定になった場合であっても、副
射出装置3は追従して動作する。この結果、相互の相対
的な動作タイミングが一致し、品質の安定した成形品を
得れる。
動した状態でフィードバック制御され、主射出装置2が
外乱等により動作が不安定になった場合であっても、副
射出装置3は追従して動作する。この結果、相互の相対
的な動作タイミングが一致し、品質の安定した成形品を
得れる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない、例えば、主射
出装置側はフィードバック制御による場合を示したが、
オープンループ制御でもよい。この場合、予め設定した
目標値により主射出装置の動作をオープンループ制御す
るとともに、主射出装置の動作に係わる物理量を検出
し、検出した物理量により副射出装置に対する連動目標
値を得、この連動目標値により副射出装置の動作をオー
プンループ制御する。また、物理量はスクリュの速度を
例示したが、射出圧力、スクリュ位置、温度等の各種物
理量に対しても同様に適用できる。さらにまた、主射出
装置は例示の油圧駆動型式のみならず、サーボモータ駆
動形式でもよい。また、本制御方法は射出工程のみなら
ず、計量工程、保圧工程等の任意の成形工程に応用可能
である。その他、構成、数量(例えば射出装置の数
量)、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で任意に変更できる。
ような実施例に限定されるものではない、例えば、主射
出装置側はフィードバック制御による場合を示したが、
オープンループ制御でもよい。この場合、予め設定した
目標値により主射出装置の動作をオープンループ制御す
るとともに、主射出装置の動作に係わる物理量を検出
し、検出した物理量により副射出装置に対する連動目標
値を得、この連動目標値により副射出装置の動作をオー
プンループ制御する。また、物理量はスクリュの速度を
例示したが、射出圧力、スクリュ位置、温度等の各種物
理量に対しても同様に適用できる。さらにまた、主射出
装置は例示の油圧駆動型式のみならず、サーボモータ駆
動形式でもよい。また、本制御方法は射出工程のみなら
ず、計量工程、保圧工程等の任意の成形工程に応用可能
である。その他、構成、数量(例えば射出装置の数
量)、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で任意に変更できる。
このように、本発明に係る射出成形機の制御方法(又は
装置)は、予め設定した設定目標値により特定の射出装
置の動作を制御し、同時に、特定の射出装置の動作に係
わる物理量を検出するとともに、検出した物理量により
他の射出装置に対する連動目標を得、この連動目標値に
より他の射出装置の動作を制御するようにしたため、次
のような顕著な効果を奏する。
装置)は、予め設定した設定目標値により特定の射出装
置の動作を制御し、同時に、特定の射出装置の動作に係
わる物理量を検出するとともに、検出した物理量により
他の射出装置に対する連動目標を得、この連動目標値に
より他の射出装置の動作を制御するようにしたため、次
のような顕著な効果を奏する。
各ショット毎における厚み等の成形状態のばらつきが
無くなり、一定の機械的特性を得れるなど、成形品の均
一化及び品質向上を達成できるとともに、不良品の低減
によりコストダウンにも寄与できる。
無くなり、一定の機械的特性を得れるなど、成形品の均
一化及び品質向上を達成できるとともに、不良品の低減
によりコストダウンにも寄与できる。
一旦、成形条件を設定すれば、後に成形条件を変更す
る場合にであっても、特定の射出装置における成形条件
を変更するのみで足り、省力化に寄与できる。
る場合にであっても、特定の射出装置における成形条件
を変更するのみで足り、省力化に寄与できる。
第1図:本発明に係る制御装置のブロック系統図、 第2図:複数の射出装置を備える射出成形機の外観斜視
図、 第3図:同射出成形機で成形されるサンドイッチ成形品
の断面図。 尚図面中、 1:制御装置 2:主射出装置(特定の射出装置) 3:副射出装置(他の射出装置) 4:金型、11:第一制御部 12:物理量検出部、13:第二制御部 14:演算機能部 Ms:スキン側の成形材料 Mc:コア側の成形材料 Xp:設定目標値、Yp:検出値 Xo:連動目標値
図、 第3図:同射出成形機で成形されるサンドイッチ成形品
の断面図。 尚図面中、 1:制御装置 2:主射出装置(特定の射出装置) 3:副射出装置(他の射出装置) 4:金型、11:第一制御部 12:物理量検出部、13:第二制御部 14:演算機能部 Ms:スキン側の成形材料 Mc:コア側の成形材料 Xp:設定目標値、Yp:検出値 Xo:連動目標値
Claims (9)
- 【請求項1】複数の射出装置から単一の金型キャビティ
内に異なる成形材料を射出充填して成形を行う射出成形
機の制御方法において、予め設定した設定目標値により
特定の射出装置の動作を制御し、同時に、特定の射出装
置の動作に係わる物理量を検出するとともに、検出した
物理量により他の射出装置に対する連動目標値を得、こ
の連動目標値により他の射出装置の動作を制御すること
を特徴とする射出成形機の制御方法。 - 【請求項2】設定目標値により特定の射出装置の動作を
フィードバック制御することを特徴とする請求項1記載
の射出成形機の制御方法。 - 【請求項3】連動目標値により他の射出装置の動作をフ
ィードバック制御することを特徴とする請求項1記載の
射出成形機の制御方法。 - 【請求項4】物理量には少なくとも位置、速度、圧力、
温度の一又は二以上を含むことを特徴とする請求項1記
載の射出成形機の制御方法。 - 【請求項5】複数の射出装置から単一の金型キャビティ
内に成形材料を射出充填して成形を行う射出成形機の制
御装置において、予め設定した設定目標値により特定の
射出装置の動作を制御する第一制御部と、特定の射出装
置の動作に係わる物理量を検出する物理量検出部と、検
出した物理量により他の射出装置に対する連動目標値を
得、この連動目標値により他の射出装置の動作を制御す
る第二制御部を備えることを特徴とする射出成形機の制
御装置。 - 【請求項6】第一制御部は設定目標値に基づいて特定の
射出装置の動作をフィードバック制御することを特徴と
する請求項5記載の射出成形機の制御装置。 - 【請求項7】第二制御部は連動目標値に基づいて他の射
出装置の動作をフィードバック制御することを特徴とす
る請求項5記載の射出成形機の制御装置。 - 【請求項8】物理量には少なくとも位置、速度、圧力、
温度の一又は二以上を含むことを特徴とする請求項5記
載の射出成形機の制御装置。 - 【請求項9】第二制御部には検出した物理量から他の射
出装置の連動目標値を演算する演算機能部を備えること
を特徴とする請求項5記載の射出成形機の制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207191A JPH0649315B2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
CA002048024A CA2048024C (en) | 1990-08-04 | 1991-07-26 | Controller of injection molding machine |
US07/737,484 US5186954A (en) | 1990-08-04 | 1991-07-30 | Controller of an injection molding machine |
DE69105880T DE69105880T3 (de) | 1990-08-04 | 1991-08-02 | Kontrollvorrichtung einer Spritzgiessmaschine mit mehreren Spritzeinheiten. |
EP91113035A EP0475063B2 (en) | 1990-08-04 | 1991-08-02 | Controller of an injection molding machine having a plurality of injection apparatuses |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2207191A JPH0649315B2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0490314A JPH0490314A (ja) | 1992-03-24 |
JPH0649315B2 true JPH0649315B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=16535758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2207191A Expired - Lifetime JPH0649315B2 (ja) | 1990-08-04 | 1990-08-04 | 射出成形機の制御方法及び装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5186954A (ja) |
EP (1) | EP0475063B2 (ja) |
JP (1) | JPH0649315B2 (ja) |
CA (1) | CA2048024C (ja) |
DE (1) | DE69105880T3 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4335403C1 (de) * | 1993-10-18 | 1994-12-15 | Karl Hehl | Hydraulikeinrichtung |
JP2736753B2 (ja) * | 1994-11-28 | 1998-04-02 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の駆動制御方法及び装置 |
US5601773A (en) * | 1995-05-12 | 1997-02-11 | Cincinnati Milacron Inc. | Co-injection machine |
DE19808679C1 (de) * | 1998-03-02 | 1999-07-08 | Karl Hehl | Verfahren zur Konvertierung von Einstelldaten |
AR026646A1 (es) * | 1999-12-08 | 2003-02-19 | Plabber Holding S A | Grupo auxiliar de inyeccion para moldes, para la conformacion de articulos de material plastico con al menos dos componentes |
US6994810B2 (en) * | 2000-04-06 | 2006-02-07 | Mgs Mfg. Group, Inc. | Multi-shot injection molding arrangement |
US7393199B2 (en) * | 2000-04-06 | 2008-07-01 | Mgs Mfg. Group, Inc. | Multi-shot injection molding arrangement |
CA2582178C (en) * | 2000-05-16 | 2010-10-12 | Techmire Ltd. | Multiple-slide die-casting system |
JP2003181873A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-02 | Toshiba Mach Co Ltd | 射出成形機の樹脂替え方法及びサンドイッチ成形品 |
US7390184B2 (en) | 2005-11-09 | 2008-06-24 | Centoco Plastics Limited | Dual injection manifold |
DE102006010310A1 (de) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Krauss-Maffei Kunststofftechnik Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von Mehrkomponenten-Kunststoffteilen |
US8033808B2 (en) * | 2007-08-24 | 2011-10-11 | Delta Pt, Llc | Pressure compensating molding system |
US8715547B2 (en) | 2011-02-24 | 2014-05-06 | Mold-Masters (2007) Limited | Closed loop control of auxiliary injection unit |
CN114289699B (zh) * | 2021-12-22 | 2023-09-12 | 广州小鹏汽车科技有限公司 | 压铸机的控制方法、控制装置、压铸机及存储介质 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH538928A (de) * | 1971-06-14 | 1973-07-15 | Hanning Robert | Verfahren zum Herstellen von insbesondere grossflächigen Gegeständen durch Spritzgiessen eines Gemisches aus plasiziertem Kunststoff und einem Treibmittel und dafür geeignete Spritzgussmaschine |
US4208176A (en) * | 1975-06-16 | 1980-06-17 | Litton Industrial Products, Inc. | Time independent cycle control for plastic injection molding machines |
US4325896A (en) * | 1975-10-08 | 1982-04-20 | Solid Controls, Inc. | Electro-hydraulic ram control apparatus |
US4507255A (en) * | 1983-03-30 | 1985-03-26 | Orion Kasei Kabushiki Kaisha | Process and apparatus for injection-molding foamed article |
JPS61106219A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-24 | Fanuc Ltd | 射出成形機のモニタ回路 |
US4855095A (en) * | 1987-12-30 | 1989-08-08 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Method for injection compression molding |
AU604846B2 (en) * | 1988-02-25 | 1991-01-03 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Process of producing thermoplastic resin sheet and the like and equipment therefor |
GB8828713D0 (en) * | 1988-12-08 | 1989-01-11 | Vickers Systems Ltd | Apparatus & method for simultaneous control of two/more related variables |
JP2755110B2 (ja) * | 1993-06-11 | 1998-05-20 | 日本鋼管株式会社 | 爆轟圧加工装置 |
-
1990
- 1990-08-04 JP JP2207191A patent/JPH0649315B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-07-26 CA CA002048024A patent/CA2048024C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-07-30 US US07/737,484 patent/US5186954A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-02 EP EP91113035A patent/EP0475063B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-08-02 DE DE69105880T patent/DE69105880T3/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69105880D1 (de) | 1995-01-26 |
EP0475063A3 (en) | 1992-05-27 |
EP0475063B2 (en) | 1997-10-08 |
JPH0490314A (ja) | 1992-03-24 |
EP0475063B1 (en) | 1994-12-14 |
CA2048024C (en) | 1995-11-21 |
DE69105880T2 (de) | 1995-05-04 |
EP0475063A2 (en) | 1992-03-18 |
CA2048024A1 (en) | 1992-02-05 |
DE69105880T3 (de) | 1998-02-19 |
US5186954A (en) | 1993-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0649315B2 (ja) | 射出成形機の制御方法及び装置 | |
US5013231A (en) | Control systems for injection molding machines | |
EP0228759B1 (en) | Injection molding machine and method of control thereof | |
JPS63178021A (ja) | 射出成形機の制御方法および装置 | |
JPH03218810A (ja) | 射出成形機の充填量検出方法 | |
JPH0124055B2 (ja) | ||
JPS6359367B2 (ja) | ||
JP2917089B2 (ja) | 射出成形機の制御方式 | |
JPH036891B2 (ja) | ||
KR102277106B1 (ko) | 사출성형기의 제어장치 및 방법 | |
JP2628753B2 (ja) | 射出成形機のスクリュ後退速度制御装置 | |
JP2711909B2 (ja) | 射出成形機の保圧制御装置 | |
JPH0331571B2 (ja) | ||
JP2736683B2 (ja) | 射出成形機の保圧制御装置 | |
JPS61249725A (ja) | 射出成形機の制御装置 | |
JP3951910B2 (ja) | 多層射出成形装置の制御方法 | |
JPS63125322A (ja) | 射出成形機の充填工程制御方法 | |
JPH0455575B2 (ja) | ||
JPS6260251B2 (ja) | ||
JPS6130891B2 (ja) | ||
JPH0716898A (ja) | 射出成形機の型締装置 | |
JPS6260250B2 (ja) | ||
JPH0771815B2 (ja) | 射出圧縮成形機の制御方法 | |
JPH0479289B2 (ja) | ||
JPH08174616A (ja) | 射出圧縮成形の制御方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |