JPH0649109Y2 - マグネットカップリング - Google Patents

マグネットカップリング

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JPH0649109Y2
JPH0649109Y2 JP9304089U JP9304089U JPH0649109Y2 JP H0649109 Y2 JPH0649109 Y2 JP H0649109Y2 JP 9304089 U JP9304089 U JP 9304089U JP 9304089 U JP9304089 U JP 9304089U JP H0649109 Y2 JPH0649109 Y2 JP H0649109Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンプレッサに係り、更に詳しくは、モータ
と圧縮部とを連結するマグネットカップリングに関す
る。
〔従来技術〕 本考案の背景となる従来のマグネットカップリング1aを
第3図に示す。前記マグネットカップリング1aは、モー
タ10の駆動軸2の先端にマグネットホルダ4aが固着さ
れ、コンプレッサ9aの心臓部ともいえるローラ圧縮部11
の従動軸3の先端にもマグネットホルダ4bが固着されて
いる。前記それぞれのマグネットホルダ4a,4bは同軸芯
で対向して配備され各々対向側の部位にマグネット5a,5
bを保持する保持穴7a,7bが形成されている。該保持穴7
a,7bは、その内周面8a,8bが軸芯と略平行に相手側のマ
グネット5a,5bに対し陥没して形成されている。前記マ
グネット5b,5aは前記マグネットホルダ4a,4bの保持穴7
a,7bと略同形状をなし、前記保持穴7a,7bに接着材若し
くはネジ等を用いて固着されている。従って、前記各々
のマグネットホルダ4a,4b及び前記各々のマグネット5a,
5bからマグネットカップリング1aが構成される。
そして、前記ローラ圧縮部11,マグネットホルダ4b,マグ
ネット5bおよび従動軸3は密封容器17内に収容され、従
動軸3が軸受13を介して密封容器17に回動自在に軸支さ
れている。即ち、密封容器17によりモータ側のマグネッ
ト5aとローラ圧縮部側のマグネット5bとは気密的に隔離
される。
このようなコンプレッサ9aは、モータ10の起動により駆
動軸2が回転駆動しマグネットホルダ4aを介してマグネ
ット5aを回転駆動させる。それにより、マグネット相互
の磁力によってローラ圧縮部11側のマグネット5bが追動
し、マグネットホルダ4b及び従動軸3を介して前記ロー
ラ圧縮部11のローラ12を回転駆動させる。それにより、
吸込パイプ15から吸い込まれた冷媒は圧縮された後、吐
出パイプ16から機外に排出される。
上記した従来のマグネットカップリング1aにおいては、
その取り付けまたは組立上の理由からマグネット5a,5b
と非磁性体のマグネットホルダ4a,4bとの取付面にクリ
アランスが設けられており、マグネットホルダ4a,4bが
非磁性体であることから、前記取付面に接着材やネジ等
を用いて両者を確実に固着していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前者の場合は、クリアランスを設けたこ
とに伴うマグネット5aの取付寸法の片寄りによって回転
パランスの不良を引き起こし、更に対向するマグネット
5a,5b同士の吸着力の関係から経時の使用中に接着材の
接着力の低下或いはネジの緩み等が発生しやすい。その
ために、マグネット5a,5bとマグネットホルダ4a,4bとの
間に隙間が生じ、騒音・振動が発生したり、更に著しい
場合にはマグネット5a,5bの脱落に至り得る構造となっ
ていた。
従って、本考案の目的とするところは、長期の使用中に
もマグネットホルダからマグネットの緩みが発生するこ
となく、前記緩みが発生した場合でもマグネットがマグ
ネットホルダからの脱落に至ることのないマグネットカ
ップリングを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する主たる手
段は、駆動軸と従動軸とを、前記各軸端に設けたマグネ
ットホルダに保持されたマグネットを介して、非接触に
て連結してなるマグネットカップリングにおいて、前記
マグネットの外周面及び該マグネットを保持する保持穴
の内周面が、相手側のマグネットに向けて狭くなるテー
パ状に形成された点を要旨とするマグネットカップリン
グである。
〔作用〕
本考案によれば、マグネットの外周面及び該マグネット
を保持するマグネットホルダの保持穴の内周面が、相手
側のマグネットに向けて狭くなるテーパ状に形成されて
いるので、長期的な使用によっても各々の取付面に緩み
が発生することがなく、騒音・振動が生じたりマグネッ
トが脱落したりすることがない。
〔実施例〕
以下、添付した図面を参照して、本考案を具体化した実
施例につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに第1図は本考案の一実施例に係るマグネットカッ
プリングを示す要部断面図、第2図(a)は同マグネッ
トカップリングのマグネットホルダを示す平面図、同図
(b)は同図(a)におけるA−A矢視断面図、同図
(c)は同マグネットカップリングのマグネットを示す
側断面図である。
尚、以下の実施例中で第3図に示す従来のマグネットカ
ップリング1aと共通の要素には同一の符号を使用して説
明を省略する。
又、下記する実施例は、本考案の具体的一例にすぎず、
本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本実施例におけるマグネットカップリング1が従来のマ
グネットカップリング1aと異なる点は、第1図乃至第2
図(c)に示すように、マグネット5,5′の外周面6,6′
及び該マグネット5、5′を保持するマグネットホルダ
4,4′の保持穴7,7′の内周面が、対向する相手側のマグ
ネット5′,5に向けて狭くなるテーパ状に形成されたこ
とである。
ここでは、前記マグネットホルダ4,4′に四つの保持穴
7,7′が軸方向に貫通して形成されている。そして、前
記マグネット5,5′は前記保持穴7,7′の形状に合致する
ように形成されている。即ち、前記した各々のテーパ角
度は図中に示すα度で示される。
従って、上記したように構成されるマグネットカップリ
ング1を具備したコンプレッサ9は、モータ10が起動す
るとその駆動軸2が回転駆動される。それに伴って、マ
グネットホルダ4共々マグネット5が回転し、前記駆動
軸2側のマグネット5の吸引力により従動軸3側のマグ
ネット5′を回転駆動させる。そして、ローラ圧縮部11
のローラ12を回転駆動させ吸込パイプ15側の冷媒を圧縮
した後、吐出パイプ16より、例えば図外の空気調和機の
冷凍サイクル系内に排出する。
このような、マグネットカップリング1は、前記マグネ
ット5,5′と前記マグネットホルダ4,4′の保持穴7との
取付面に、例えば接合に用いられた接着材が長期的な使
用によりその接合力が低化し、前記マグネット5,5′と
前記マグネットホルダ4,4′との間の接合力が失われた
場合でも、マグネット5,5′は対向するマグネット5′,
5との吸引力により保持穴7,7′のテーパ状の内周面8,
8′に圧接され、各々の接合が緩むことはない。その為
に、マグネット5は長期間使用してもマグネットホルダ
4から脱落することがない。従って上記したようなマグ
ネットカップリング1は経時変化によってもその回転バ
ランスに崩れが発生しない。
更に、マグネットホルダ4,4′に装着したマグネット5,
5′の数をバランス良く変更することにより、前記駆動
軸から前記従動軸への伝達力を変えることが可能で所要
動力の異なる機種のマグネットカップリングに対して前
記マグネットホルダ4,4′の共用化が図れる。又、部品
の加工及び部品の取付に関しても、マグネット5,5′の
外周面6,6′及び取付穴7,7′の内周面にテーパ面を採用
したことにより、マグネット5,5′に関しては設計時の
型離れが良く不良品の発生が少なくなり、歩留りが向上
する。一方、前記保持穴7,7′へのマグネット5,5′の取
付に際しクリアランスが不要になり、回転バランスを確
保するための後処理が不要になる。
尚、本実施例においては、コンプレッサ9に前記マグネ
ットカップリング1を適用したが、それに限定されるも
のではなく、動力伝達機構として他の装置に採用するこ
ともできる。
〔考案の効果〕
本考案は、上記したように、駆動軸と従動軸とを、前記
各軸端に設けたマグネットホルダに保持されたマグネッ
トを介して、非接触にて連結してなるマグネットカップ
リングにおいて、前記マグネットの外周面及び該マグネ
ットを保持する保持穴の内周面が、相手側のマグネット
に向けて狭くなるテーパ状に形成されたことを特徴とす
るマグネットカップリングであるから、長期間の使用に
よってもマグネットホルダとマグネットとの間に緩みが
発生しない。従って、マグネットホルダからマグネット
が脱落することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るマグネットカップリン
グを示す要部断面図、第2図(a)は同マグネットカッ
プリングのマグネットホルダを示す平面図、同図(b)
は同図(a)におけるA−A矢視断面図、同図(c)は
同マグネットカップリングのマグネットを示す側断面
図、第3図は本考案の背景の一例となる従来のマグネッ
トカップリングを示す要部断面図である。 〔符号の説明〕 1,1a…マグネットカップリング 2…駆動軸 3…従動軸 4,4′,4a,4b…マグネットホルダ 5,5′,5a,5b…マグネット 6,6′…外周面 7,7′,7a,7b…保持穴 8,8′,8a,8b…内周面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸と従動軸とを、前記各軸端に設けた
    マグネットホルダに保持されたマグネットを介して、非
    接触にて連結してなるマグネットカップリングにおい
    て、 前記マグネットの外周面及び該マグネットを保持する保
    持穴の内周面が、相手側のマグネットに向けて狭くなる
    テーパ状に形成されたことを特徴とするマグネットカッ
    プリング。
JP9304089U 1989-08-08 1989-08-08 マグネットカップリング Expired - Fee Related JPH0649109Y2 (ja)

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JP9304089U JPH0649109Y2 (ja) 1989-08-08 1989-08-08 マグネットカップリング

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JPH0334676U JPH0334676U (ja) 1991-04-04
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