JPH0649077A - 2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物 - Google Patents

2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物

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JPH0649077A
JPH0649077A JP4186090A JP18609092A JPH0649077A JP H0649077 A JPH0649077 A JP H0649077A JP 4186090 A JP4186090 A JP 4186090A JP 18609092 A JP18609092 A JP 18609092A JP H0649077 A JPH0649077 A JP H0649077A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗肝炎剤、肝機能改善剤および抗潰瘍作用を
有する新規な2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物
を提供する。 【構成】 式〔I〕 【化1】 で表わされる2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物
は、亜鉛化合物に2−アミノエタンスルホン酸アルカリ
金属塩を反応させて式〔I〕の化合物を製造する方法、
および式〔I〕の化合物を有効成分として含有する抗肝
炎剤、肝機能改善剤および抗潰瘍剤。 【効果】 本発明の化合物〔I〕は2−アミノエタンス
ルホン酸,グルタチオンおよびグリチルリチンよりも抗
肝炎作用が優れ、また諸種化合物に対する解毒作用を増
強して肝機能改善作用を示し、抗潰瘍作用も優れ、毒性
も極めて低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規2−アミノエタン
スルホン酸亜鉛錯化合物およびその製造法ならびにこれ
を有効成分として含有する抗肝炎剤、肝機能改善剤およ
び抗潰瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】2−
アミノエタンスルホン酸(タウリン)は肝機能保護作用
を有することは既に知られているが、その作用は弱いの
で優れた抗肝炎剤,肝機能改善剤としては期待できな
い。
【0003】本発明者らは、2−アミノエタンスルホン
酸誘導体から優れた医薬品を開発するため、多くの化合
物を合成し、それらの薬理作用を試験してきた。このう
ち2−アミノエタンスルホン酸にアルカリ剤と亜鉛化合
物を反応すると、次式(A)に示す〔ビス(2−アミノ
エタンスルホン酸)・ビス(2−アミノエタンスルホン
酸アルカリ金属塩)〕亜鉛が合成できることを見いだし
た(特願平4第24642号)。
【化4】
【0004】式(A)の化合物は2−アミノエタンスル
ホン酸に優る抗肝炎作用,肝機能改善作用および抗潰瘍
作用を有するが、その亜鉛含量は、ナトリウム塩,カリ
ウム塩の場合に、それぞれ10.76%,10.21%
と比較的少ない。そこで本発明者らは、亜鉛含量のより
多い2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物を得るた
め、更に研究を行い、亜鉛含量20.85%のビス(2
−アミノエタンスルホン酸)亜鉛を合成した。この化合
物について薬理試験を行った結果、式(A)の化合物よ
りも、更に顕著な抗潰瘍作用を有し、抗肝炎作用,肝機
能改善作用も(A)に劣らないことが判明したので、更
に研究を重ねて本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は式〔I〕
【化5】 で表わされる2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物
およびその製造法ならびにこれらを有効成分として含有
する抗肝炎剤、肝機能改善剤および抗潰瘍剤に関する。
【0006】式(I)の化合物は、亜鉛化合物(0.5
モル)に2−アミノエタンスルホン酸アルカリ金属塩
(1モル)を反応させることにより製造することができ
る。
【0007】この2−アミノエタンスルホン酸アルカリ
金属塩は、2−アミノエタンスルホン酸(1モル)にア
ルカリ剤(1モル)を反応させて調製することができ
る。生成するアルカリ金属塩は単離して亜鉛化合物と反
応させてもよいが、単離せずにそのまま亜鉛化合物と反
応させることもできる。
【0008】アルカリ剤としては、ナトリウムメチラー
ト,ナトリウムエチラート,カリウムメチラート,カリ
ウムエチラートまたはカリウムt−ブトキシド等のアル
カリ金属アルコラートを使用するのが好ましい。
【0009】亜鉛化合物としては、臭化亜鉛,ヨウ化亜
鉛が好ましいが、他の亜鉛化合物を用いてもよい。
【0010】亜鉛化合物と2−アミノエタンスルホン酸
アルカリ金属塩との反応は通常、メタノール,エタノー
ル等の適当な溶媒中にて室温あるいは加温下数時間行
い、反応後、生成物は常法手段により精製することがで
きる。
【0011】本発明の式(I)の化合物は優れた抗肝炎
作用,肝機能改善作用および抗潰瘍作用を有し、毒性も
低いので、抗肝炎剤、肝機能改善剤および抗潰瘍剤とし
て用いられる。この化合物はそれ自体または薬理上許容
されうる適宜の賦形剤,担体,希釈剤等と混合し、錠
剤:カプセル剤:顆粒剤:粉末剤:シロップ剤:軟膏剤
など種々の形態で経口または非経口的に用いることがで
きる。投与量は患者の症状・年令・体重・投与ルートそ
の他により異なるが、通常成人1日当たり、経口投与の
場合、1回50〜200mgを2〜3回投与される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例,試験例を記載して、
本発明を更に詳細に説明する。
【0013】実施例 臭化亜鉛11.3g(0.05モル)に乾燥メタノール
100mlを加えて溶かし、これに2−アミノエタンス
ルホン酸12.5g(0.1モル)と28%ナトリウム
メチラートメタノール溶液19.3ml(0.1モル)
を乾燥メタノール220mlに溶かした溶液を60〜7
0℃で攪拌下滴下し同温度で2時間攪拌した。冷後、析
出した沈澱物を濾取し、乾燥メタノールで洗浄して無色
粉末の〔ビス(2−アミノエタンスルホン酸)〕亜鉛2
2.6g(収率92.6%)を得た。融点330℃(分
解)
【0014】元素分析値(%):C4 122 6 2
Zn 計算値 C:15.31,H:3.86,N:8.9
3,Zn:20.85 実測値 C:15.20,H:3.77,N:8.6
4,Zn:20.60 IR(KBr,cm-1):3298,3263,318
3,2985,1622,1508,1464,140
8,1369,1309,1234,1221,117
6,1150,1106,1064,1047,994
【0015】試験例 (被験化合物) 1)ビス(2−アミノエタンスルホン酸)亜鉛(本発明
の化合物、以下TTZと略記する) 2)〔ビス(2−アミノエタンスルホン酸)・ビス(2
−アミノエタンスルホン酸ナトリウム)〕亜鉛(特願平
4第24642号の製品、以下FTZと略記する) 3)2−アミノエタンスルホン酸 4)グルタチオン 5)グリチルリチン
【0016】1.抗肝炎試験 (1)マウス肝障害 前日より絶食したddy系雄性マウス(体重約30g)
の1群8匹を用い、0.5%四塩化炭素オリブ油溶液
0.6mlを腹腔内注射し、その後餌は自由摂取とし
た。四塩化炭素投与3時間後に被験化合物をアラビアゴ
ム末と懸濁して、200mg/kgを経口投与した。四
塩化炭素投与後24時間後にエーテル麻酔下、腹部下行
性大動脈より採血した。得られた血液を3000rpm
にて15分間遠心分離を行い、血清中のアスパラギン酸
トランスアミナーゼ(AST)およびアラニントランス
アミナーゼ(ALT)の活性をリッピー法で測定した。
以上の結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】本発明化合物のTTZは、FTZと同程度
の有意な抑制作用を示したが、同用量の対照比較薬であ
る2−アミノエタンスルホン酸,グルタチオンおよびグ
リチルリチンはいずれも抑制作用を示さなかった。
【0019】(2)単離肝細胞障害 セグレンのコラゲナーゼ潅流法によりラット単離肝細胞
の調製を行い、その際、単離細胞が2×106 /mlの
濃度となるような肝細胞浮遊液を調製した。その2ml
を入れた三角フラスコに25%四塩化炭素オリブ油溶液
を入れた約0.5mlの試験管を入れ、その蒸気を反応
系に飽和させて、密閉後37℃にて30分間プレインキ
ュベーションを行った。この肝細胞浮遊液に被験化合物
をハンクス液に溶かした液1ml、またコントロールに
は1mlのハンクス液を添加した。37℃で30分間反
応後その一定量を採取し、直ちに500gで30秒間遠
心分離し、上清中に遊出したASTおよびALTの活性
をリッピー法で測定した。以上の結果を表2に示す。
【表2】
【0020】本発明化合物のTTZは、FTZと同程度
の抑制作用を示し、2−アミノエタンスルホン酸単独よ
りも明らかに優れた抑制作用を示した。
【0021】2.肝機能改善試験 (1)アセトアルデヒド毒性に対する保護作用 給水下で18時間絶食させたラットの体重を測定後、各
群の体重の平均がほぼ均一になるように群分けし、1群
10匹を使用した。アセトアルデヒド1200mg/k
gを経口投与し、24時間以内の死亡率を求めた。なお
被験薬はアセトアルデヒド投与30分前に経口投与し
た。以上の結果を表3に示す。
【表3】
【0022】本発明化合物のTTZはアセトアルデヒド
致死毒性に対し、FTZよりも低用量で明らかな保護作
用を有し、この作用は2−アミノエタンスルホン酸より
も更に強力であった。
【0023】3.抗潰瘍試験 使用動物:6週齢の雄性KBLウィスター系ラットを購
入し、約1週間馴化後、一般状態に異常を認めなかった
動物を実験に供した。
【0024】(1)塩酸・エタノール胃損傷 給水下で24時間絶食させた体重193〜228gのラ
ットを使用した。ラットの体重の平均がほぼ均一になる
ように群分けし、1群8匹を使用した。塩酸・エタノー
ル(80%エタノールに0.15モル塩酸を含む)を5
ml/kg経口投与し、投与1時間後にラットを頚椎脱
臼にて致死せしめた。胃を摘出しホルマリン処理後、腺
胃部に発生している個々の潰瘍の長さ(mm)を測定
し、1匹当たりの潰瘍の長さを合計した。被験化合物
は、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水
で懸濁して、10ml/kgを塩酸・エタノール投与3
0分前に経口投与した。対照群には媒体のみを投与し
た。以上の結果を表4に示す。
【表4】
【0025】(2)水浸拘束ストレス胃損傷 給水下で24時間絶食させた体重183〜235gのラ
ットを使用した。ラットの体重の平均がほぼ均一になる
ように群分けし、1群8匹を使用した。ラットを東大薬
作型ストレス箱に入れ23℃の水槽内に剣状突起の高さ
まで浸し、ストレス負荷した。7時間後にラットを頚椎
脱臼にて致死せしめた。胃を摘出しホルマリン処理後、
腺胃部に発生している個々の潰瘍の長さ(mm)を測定
し、1匹当たりの潰瘍の長さを合計した。被験化合物
は、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水
で懸濁して、10ml/kgを水浸拘束30分前に経口
投与した。対照群には媒体のみを投与した。以上の結果
を表5に示す。
【表5】
【0026】表4および表5から明かなように、本発明
化合物のTTZは、抗潰瘍試験において対照化合物のF
TZに比べて優れた抑制作用を示した。
【0027】4.急性毒性試験 KBLウィスター系ラット(体重100g前後)を1群
3匹を用い、被験化合物をアラビアゴム末と懸濁させた
ものを経口投与した。投与後7日間観察し、その間の死
亡動物数を求めた。その結果、TTZは5000mg/
kgまで1匹も死亡しなかった。故に本発明の化合物
は、有効量に比べて極めて高い安全性が確認された。こ
の結果を表6に示す。
【0028】
【表6】
【0029】
【発明の効果】本発明の新規な2−アミノエタンスルホ
ン酸亜鉛錯化合物は抗肝炎試験において、既知の2−ア
ミノエタンスルホン酸,グルタチオンおよびグリチルリ
チンよりも優れた効果を有し、また、例えばエタノール
の代謝物であるアセトアルデヒドの致死毒性に対して強
力な保護効果を発揮するような肝における諸種化合物の
解毒機能を増強する作用を有する。更に抗潰瘍試験にお
いても顕明な抑制作用を示した。そのうえ毒性試験でも
高い安全性が確認された。従って、本発明により抗肝炎
作用,肝機能改善作用と抗潰瘍作用を併有する新しい薬
剤を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】式(A)の化合物は2−アミノエタンスル
ホン酸に優る抗肝炎作用、肝機能改善作用および抗潰瘍
作用を有するが、その亜鉛含量は、ナトリウム塩、カリ
ウム塩の場合に、それぞれ10.76%,10.21%
と比較的少ない。そこで本発明者らは、亜鉛含量のより
多い2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物を得るた
め、更に研究を行い、亜鉛含量20.85%のビス(2
−アミノエタンスルホン酸)亜鉛を合成した。この化合
物について薬理試験を行った結果、式(A)の化合物よ
りも、更に顕著な抗潰瘍作用を有し、抗肝炎作用、肝機
能改善作用も式(A)に劣らないことが判明したので、
更に研究を重ねて本発明を完成した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】(1)塩酸・エタノール胃損傷 給水下で24時間絶食させた体重193〜228gのラ
ットを使用した。ラットの体重の平均がほぼ均一になる
ように群分けし、1群8匹を使用した。塩酸・エタノー
ル(80%エタノールに0.15モル塩酸を含む)を5
ml/kg経口投与し、投与1時間後にラットを頚椎脱
臼にて致死せしめた。胃を摘出しホルマリン処理後、腺
胃部に発生している個々の潰瘍の長さ(mm)を測定
し、1匹当たりの潰瘍の長さを合計した。被験化合物
は、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水
で懸濁して、10ml/kgを塩酸・エタノール投与3
0分前に経口投与した。対照群には媒体(0.5%カル
ボキシメチルセルロースナトリウム水)のみを投与し
た。以上の結果を表4に示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(2)水浸拘束ストレス胃損傷 給水下で24時間絶食させた体重183〜235gのラ
ットを使用した。ラットの体重の平均がほぼ均一になる
ように群分けし、1群8匹を使用した。ラットを東大薬
作型ストレス箱に入れ23℃の水槽内に剣状突起の高さ
まで浸し、ストレス負荷した。7時間後にラットを頚椎
脱臼にて致死せしめた。胃を摘出しホルマリン処理後、
腺胃部に発生している個々の潰瘍の長さ(mm)を測定
し、1匹当たりの潰瘍の長さを合計した。被験化合物
は、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウム水
で懸濁して、10ml/kgを水浸拘束30分前に経口
投与した。対照群には媒体(0.5%カルボキシメチル
セルロースナトリウム水)のみを投与した。以上の結果
を表5に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長村 洋一 愛知県豊明市新田町吉池18−4 豊明マン ション501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 で表わされる2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合
    物。
  2. 【請求項2】 亜鉛化合物に2−アミノエタンスルホン
    酸アルカリ金属塩を反応させることを特徴とする式 【化2】 で表わされる2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物
    の製造法。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 で表わされる2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物
    を有効成分として含有する抗肝炎剤、肝機能改善剤およ
    び抗潰瘍剤。
JP4186090A 1992-06-18 1992-06-18 2−アミノエタンスルホン酸亜鉛錯化合物 Expired - Lifetime JPH0725771B2 (ja)

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US08/356,305 US5489609A (en) 1992-06-18 1993-06-14 2-aminoethanesulfonic acid zinc complex compound
DE69314794T DE69314794T2 (de) 1992-06-18 1993-06-14 Komplex von 2-aminäthansulfonsäure und zink
EP93913534A EP0646586B1 (en) 1992-06-18 1993-06-14 2-aminoethanesulfonic acid/zinc complex compound
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