JPH0648973U - 溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置 - Google Patents
溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置Info
- Publication number
- JPH0648973U JPH0648973U JP9081892U JP9081892U JPH0648973U JP H0648973 U JPH0648973 U JP H0648973U JP 9081892 U JP9081892 U JP 9081892U JP 9081892 U JP9081892 U JP 9081892U JP H0648973 U JPH0648973 U JP H0648973U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- connector
- joint device
- welding
- output side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接機の出力側ケーブル先端のコネクタの先
端部に溶接用チップ又はアース部材を簡単且つ強固に取
り付けることができるジョイント装置を提供すること。 【構成】 溶接用チップ又はアース部材と溶接機の出力
側ケーブル先端とを電気的に接続するコネクタと、この
コネクタを絶縁被覆する把持部材と、前記溶接用チップ
又はアース部材をこのコネクタに固定する略U字状の締
結金具と、この締結金具を締め付けるボルト及びナット
と、このボルトを引っ張って前記締結金具を締め付ける
クランク機構とを備えている。
端部に溶接用チップ又はアース部材を簡単且つ強固に取
り付けることができるジョイント装置を提供すること。 【構成】 溶接用チップ又はアース部材と溶接機の出力
側ケーブル先端とを電気的に接続するコネクタと、この
コネクタを絶縁被覆する把持部材と、前記溶接用チップ
又はアース部材をこのコネクタに固定する略U字状の締
結金具と、この締結金具を締め付けるボルト及びナット
と、このボルトを引っ張って前記締結金具を締め付ける
クランク機構とを備えている。
Description
【0001】
この考案はスポット溶接機の出力側ケーブル先端に溶接用チップ又はアース部 材を取り付けるためのジョイント装置に関するものである。
【0002】
スポット溶接機は、一般に、電源装置本体と、この電源装置本体に電力を供給 する入力側ケーブルと、この電源装置本体から電力を出力させる出力側ケーブル と、出力側ケーブルに接続された溶接用チップ又はアース部材とからなる。ここ で、溶接用チップ又はアース部材はジョイント装置を介して出力側ケーブルに接 続される。
【0003】 ところで、この種のジョイント装置としては、例えば、図4〜図6に示すよう な構造のものが知られている。
【0004】 図4のジョイント装置は、先端部の内部が中空で、先端部の外周にねじが切ら れている丸棒状のジョイント本体70と、ジョイント本体70の先端部のねじに 螺合した締め付けリング72とからなる。ジョイント本体70の先端部はテーパ ーを有し、幾つかに割れている。ジョイント本体70の先端部のねじに締め付け リング72を螺合させて締め付けて行くと、ジョイント本体70の先端部は狭ま り、溶接用チップ又はアース部材74はジョイント本体70の先端部に挟まれて 固定される。
【0005】 図5のジョイント装置は、先端部の内部が中空になっているジョイント本体7 0と、ジョイント本体70の先端部付近において側方から内部に向けて取り付け られたねじ76とからなる。ジョイント本体70の先端部の中空の部分に溶接用 チップやアース部材74を嵌合させ、側方からねじ76を締めると、溶接用チッ プやアース部材74がジョイント本体70の内部の側壁に押しつけられて固定さ れる。
【0006】 図6のジョイント装置は、内部に向って狭くなるテーパー穴78が先端部の内 部に形成された丸棒状のジョイント部材70からなる。溶接用チップ又はアース 部材74の基端部はこのテーパー穴78と同じ角度のテーパーを有しており、テ ーパー穴78に溶接用チップ又はアース部材74の基端部を嵌合させると、両者 が密着し、溶接用チップ又はアース部材74はジョイント部材70のテーパー穴 78に固定される。
【0007】
しかし、図4のジョイント装置は、締め付けリング72をねじるとジョイント 装置の先端部付近は締まるものの、ジョイント装置の奥の方は締まらないので、 溶接用チップやアース部材74の基端部がぐらぐらし、ジョイント装置に強固に 固定され難いという欠点がある。
【0008】 また、図5のジョイント装置は、先端部の中空の部分の内壁に溶接用チップや アース部材74を片側からねじ76で押して固定するので、溶接用チップやアー ス部材74が片側に寄ってしまうという欠点がある。
【0009】 更に、図6のジョイント装置は、テーパー穴78のテーパーの角度と溶接用チ ップやアース部材74の基端部のテーパーの角度とが合わないと、溶接用チップ やアース部材74が良好に固定されないという欠点がある。
【0010】 この考案は、溶接機の出力側ケーブル先端のコネクタの先端部に溶接用チップ 又はアース部材を簡単且つ確実に取り付けることができるジョイント装置を提供 することを目的とする。
【0011】
この考案に係る溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置は、溶接用チッ プ又はアース部材と溶接機の出力側ケーブル先端とを電気的に接続するコネクタ と、このコネクタを被覆する把持部材と、前記溶接用チップ又はアース部材をこ のコネクタに固定する略U字状の締結金具と、この締結金具を締め付けるボルト 及びナットと、このボルトを引っ張って前記締結金具を締め付けるクランク機構 とを備えているものである。
【0012】 ここで、前記締結金具の内側に凸部を設け、この凸部に係合する凹部を前記コ ネクタの外周に設けてもよい。
【0013】
この考案においては、クランク機構を動作させると締結金具がボルトを介して 引っ張られて強固に締まり、それに伴ってコネクタの先端部の内径が収縮し、コ ネクタの先端部に挿入しておいた溶接用チップ又はアース部材がコネクタの先端 部に挟まれて強固に固定される。
【0014】 コネクタの外周の凹部に締結金具の内側の凸部を係合させると、クランク機構 を動作させるためにクランク機構に力を加えても締結金具がコネクタの先端部の 外周で回転しなくなる。
【0015】
図1はこの考案の一実施例を示す斜視図である。同図に示すように、この考案 に係るジョイント装置は、コネクタ10と、コネクタ10に被覆された把持部材 20と、コネクタ10の先端部に取り付けられた締結金具30と、締結金具30 に取り付けられたボルト40及びナット42と、ボルト40を引っ張って締結金 具30を締め付けるクランク機構50とを備えている。
【0016】 コネクタ10は銅製の円柱状部材からなる。コネクタ10の先端部12の内部 にはアース部材60を挿入するための中空穴が同軸に形成され、しかも先端部1 2自体は四つ割り状態になっている。コネクタ10の後端側(同図の右側)には 出力側ケーブルを嵌合させるための中空穴(図示せず)が同軸に形成されている 。コネクタ10の先端部12には後述する締結金具30の凸部30aを係合させ るための凹部10aが形成されている。把持部材20は絶縁性の合成樹脂からな り、コネクタ10にねじ止め固定されている。
【0017】 締結金具30は略U字状に湾曲形成された金属部材からなり、各端部付近は内 側(向い合っている方向)に向けて略直角に折曲形成されている。締結金具30 の端部には後述するボルト40の足部40aを貫通させるための穴が対向して各 々形成され、締結金具30の湾曲形成された部分の内側には前述したコネクタ1 0の外周の凹部10aに係合する凸部30aが突出形成されている。
【0018】 締結金具30の端部の対向する穴にはボルト40の足部40aが挿入され、足 部40aのねじ部40bにはナット42が螺合させられている。ボルト40の頭 部40cには横方向に貫通穴40dが形成されている。
【0019】 クランク機構50は略L字状のクランク部材52と有底円筒状のクランク支持 体54とからなる。クランク部材52の一方の辺にはクランク部52aが形成さ れ、クランク部52aには偏心部52cが形成されている。クランク支持体54 の側部には支持穴54a,54bが対向して形成されている。クランク支持体5 4の支持穴54a,54bにはクランク部52aが支持され、ボルト40の頭部 40cの貫通穴40d内にはクランク部52aの偏心部52cが挿入されている 。クランク支持体54はボルト40の頭部40cを被覆するようにして取り付け られている。
【0020】 次に、このジョイント装置の操作方法について説明する。図2はクランク部材 を旋回させて締結部材を締める前の状態のジョイント装置の締結金具付近の断面 図、図3はクランク部材を旋回させて締結部材を締めた後の状態のジョイント装 置の締結金具付近の断面図である。
【0021】 図2に示すように、クランク部材52を矢印Aに示すように回転させると、ク ランク部52aの偏心部52cが旋回し、ボルト40が図の右側の方へ引っ張ら れ、締結金具30がこのボルト40に引っ張られ、矢印Bに示すように互いに近 付いて締まる。その結果、コネクタ10の先端部12が締結金具30に締められ て内径を収縮させ、コネクタ10の先端部12に挿入されていたアース部材60 がコネクタ10に挟まれて固定され、図3に示すようになる。なお、アース部材 60を外す場合は、クランク部材52を上記と逆方向に回転させれば良い。
【0022】
この考案はコネクタの先端部の締結金具を締め付けるのにクランク機構を利用 しているので、クランク機構を操作すればコネクタの先端部が締結金具によって 簡単に締まり、従って、コネクタの先端部に溶接用チップ又はアース部材をワン タッチで簡単に取り付けることができるという効果がある。
【0023】 また、この考案はコネクタの先端部の締結金具を締め付けるのにクランク機構 を利用しているので、クランク機構を操作すればコネクタの先端部が締結金具に よって強固に締まり、従って、コネクタの先端部に溶接用チップ又はアース部材 を確実に取り付けることができるという効果がある。
【0024】 この考案はコネクタの外周に凹部を、締結金具の内側に凸部を設けた場合は、 クランク機構を弛めた場合でも締結金具がコネクタの先端部の外周を滑って回転 するような不都合が無くなるという効果がある。
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】クランク部材を旋回させて締結部材を締める前
の状態のジョイント装置の締結金具付近の断面図であ
る。
の状態のジョイント装置の締結金具付近の断面図であ
る。
【図3】クランク部材を旋回させて締結部材を締めた後
の状態のジョイント装置の締結金具付近の断面図であ
る。
の状態のジョイント装置の締結金具付近の断面図であ
る。
【図4】従来のジョイント装置の部分断面図である。
【図5】従来のジョイント装置の部分断面図である。
【図6】従来のジョイント装置の部分断面図である。
10 コネクタ 10a 凹部 12 先端部 20 把持部材 30 締結金具 30a 凸部 40 ボルト 40a 足部 40b ねじ部 40c 頭部 40d 貫通穴 50 クランク機構 52 クランク部材 52a クランク部 52c 偏心部 54 クランク支持体 54a,54b 支持穴 60 アース部材
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接用チップ又はアース部材と溶接機の
出力側ケーブル先端とを電気的に接続するコネクタと、
このコネクタを絶縁被覆する把持部材と、前記溶接用チ
ップ又はアース部材をこのコネクタに固定する略U字状
の締結金具と、この締結金具を締め付けるボルト及びナ
ットと、このボルトを引っ張って前記締結金具を締め付
けるクランク機構とを備えていることを特徴とする溶接
機の出力側ケーブル先端のジョイント装置。 - 【請求項2】 前記締結金具の内側に凸部を設け、この
凸部に係合する凹部を前記コネクタの外周に設けたこと
を特徴とする請求項1記載のジョイント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081892U JPH0648973U (ja) | 1992-12-12 | 1992-12-12 | 溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9081892U JPH0648973U (ja) | 1992-12-12 | 1992-12-12 | 溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648973U true JPH0648973U (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=14009182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9081892U Pending JPH0648973U (ja) | 1992-12-12 | 1992-12-12 | 溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648973U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121463A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | クローラ走行装置 |
-
1992
- 1992-12-12 JP JP9081892U patent/JPH0648973U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011121463A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Bridgestone Corp | クローラ走行装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8037904B2 (en) | Anchor mount | |
JP3182117B2 (ja) | ナット合わせ手段付きロックナット | |
US4046054A (en) | Flarable threaded fastener | |
KR101884390B1 (ko) | 아크 용접용 용접봉 홀더 | |
JPH0648973U (ja) | 溶接機の出力側ケーブル先端のジョイント装置 | |
JPH0727259A (ja) | ケーブル保持具 | |
JPH08200320A (ja) | 部品取付構造 | |
JPH08284657A (ja) | フイニツシヤー | |
JP3014523U (ja) | 防水型の電線管接続装置 | |
JP2003172331A (ja) | ナットプレート | |
JP2638548B2 (ja) | 把持具 | |
JP4766843B2 (ja) | バッテリー端子用の配線金具 | |
US20030121359A1 (en) | Motorcycle handgrip | |
JPH08197448A (ja) | アンカーボルトの施工工具 | |
JP2750093B2 (ja) | アンカー装置 | |
JPH09303364A (ja) | ボルト締付け構造及びボルト | |
JPWO2018037560A1 (ja) | ボルト締付具およびこれを備える管状体固定具 | |
JPS582078Y2 (ja) | 電線ホルダ− | |
JPH0547726B2 (ja) | ||
KR0128484Y1 (ko) | 연료튜브 취부용 공구 | |
JP2015170482A (ja) | 取付部材の固定構造および電気接続箱 | |
JP2004314252A (ja) | ボルト締付け工具 | |
JPH0428061Y2 (ja) | ||
JP2004040889A (ja) | 車両用ケーブルジョイント | |
JP2000054440A (ja) | 壁面配管構造 |