JPH0648872U - 管内異物排出用ピグ - Google Patents

管内異物排出用ピグ

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JPH0648872U
JPH0648872U JP8537692U JP8537692U JPH0648872U JP H0648872 U JPH0648872 U JP H0648872U JP 8537692 U JP8537692 U JP 8537692U JP 8537692 U JP8537692 U JP 8537692U JP H0648872 U JPH0648872 U JP H0648872U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
pig
foreign matter
gap
elastic wire
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Pending
Application number
JP8537692U
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English (en)
Inventor
文栄 益川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内に存在する比較的大粒の異物を簡単、確
実に捕捉して排出できる管内異物排出用ピグを提供す
る。 【構成】 弾性線材3が、前・後端部4,5間に亘って
走行方向に沿い、かつ全周に張り巡らされる。この弾性
線材3によって形成される本体部2は、前端部4寄りの
個所が最大径部2Aとなって線材3間隙が大きく、後端
部5の個所が小径部2Bとなって線材3間隙が小さい籠
体である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス管路などの管内に残存している石、穿孔片、切り粉などの異物 を排出するためのピグ(塊体)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、管内に存在する異物を排出する手段としては、管内に高速度の空気を流 通したり、弾性を有するスポンジ製のピグや、ワイヤブラシ状に形成されるピグ を管内に挿入して走行させたりするものに代表される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述する従来の手段は、比較的小さな異物は排出できるが、石、切り粉など大 粒で重量がある異物の場合は、気流やピグの走行に随拌して移動させられなく、 排出が困難であった。
【0004】 異物が排出できないと、管の内面に合成樹脂製のチューブをライニング接着す る場合に、異物によってチューブが損傷したり、また管内面とこれに添わせたチ ューブとの間に空隙が生じて、接着強度が低下し、その結果、ライニング層(チ ューブ)が垂れ下がるなどの恐れがあった。また、樹脂ライニングする場合、使 用するライニング用ピグが、異物に当って詰まり、走行できなくなる問題もあり 、比較的大粒の異物が確実に排出できないために、種々のトラブルが起生する問 題がある。
【0005】 本考案の目的は、従来排出が困難であった比較的大粒の異物を簡単に、しかも 確実に捕捉して排出することが可能な管内異物排出用ピグを提供することにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、管内に挿入して牽引走行させることによって、管内の異物を排出で きるピグであって、多数の弾性線材が、前・後端部間に亘って走行方向に沿い、 かつ、全周に張り巡らされて、前端部寄りの個所が最大径部をなし、かつ弾性線 材間の間隙を大きくして膨出し、後端部が小径部をなし、かつ弾性線材間の間隙 を小さくして収斂する籠体に形成されることを特徴とする管内異物排出用ピグで ある。
【0007】
【作用】
本考案に従えば、ピグは、管内で牽引走行する際、弾性線材が、それ自体の弾 性力によって管内面に押し付けられた状態で移動する。管内面が異物もなく平滑 であれば、弾性線材は走行方向に沿って張り巡らされているので、小さい接触抵 抗の下で弾力的に接して摺動し、円滑に走行する。一方、小石などの異物が存在 すると、この異物に接当する隣り合った2つの弾性線材は、異物によってピグの 周方向に押し拡げられて間隙がより大きくなる結果、異物は隣り合う弾性線材間 を通過してピグ内に入り込む。この場合、ピグの最大径部の外径を管内径よりも 大きくするか、または異物によって持ち上げられないだけの重量をピグに持たせ ておくことにより、ピグ内への異物取り込みを確実に行わせることができる。こ のようにして、ピグ内に入り込んだ異物は、弾性線材が元の状態に復するために 、ピグの外に飛び出すことがなく、後端部側への移動に伴って、弾性線材の間隙 が小さい後端部側のピグ内に確実に保持される。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の実施例である管内異物排出用ピグ(以下、「ピグ」と略称す る。)1の構造の概要を示す正面図である。ピグ1は、多数の弾性線材3を張り 巡らして形成される本体部2と、前端部材である集束部材4と、後端部材である 支持部材5とを含んでいる。弾性線材3は、ピアノ線などの金属線、または硬質 合成樹脂線から成る弾性を備える細径の線材であって、集束部材4と支持部材5 との間に亘って、多数本を前後方向の走行方向に沿わせ、かつ、全周に張り巡ら せることによって、切頭円錐体と、半球体とが接合されて成る泡立て器状の籠体 に相似する形状の本体部2が形成される。この本体部2は、図1に示される形状 から明らかなように、集束部材4に近い個所が最大径部2Aとなり、支持部材5 との接続部分が小径部2Bとなる。
【0009】 上記弾性線材3は、最大径部2Aの個所において、隣り合う線材間の間隙が大 きくて膨出し、小径部2Bの個所において、隣り合う線材間の間隙が小さくて収 斂するように、前記両部材4,5間に張り巡らされる。
【0010】 集束部材4は、金属製または硬質合成樹脂製の小径円板体からなっていて、外 周縁部には、各弾性線材3の前端部が溶接等によって固着され、一方中心部には ボルト挿通孔が穿孔されている。
【0011】 支持部材5は、金属または硬質合成樹脂によって形成されていて、切頭円錐体 の本体部2に対して、その小径部2Bからそのまま延長した状態の切頭円錐体形 状を成す部材であり、大径側外周縁部には、各弾性線材3の後端部が溶接などに よって固着される一方、小径側端面部には、円盤形状の永久磁石体7が一体に接 合されている。これら支持部材5および永久磁石体7には、中心部にボルト挿通 孔が穿孔される。
【0012】 この支持部材5と永久磁石体7との一体になる部材は、ピグ1全体のうちの重 量が最も大きい部分を形成していて、後述するように、水平管内を移動させた場 合に、管内底部に摺接しながら進行するようになっている。集束部材4、支持部 材5および永久磁石体7にそれぞれ設けられる前記ボルト挿通孔に亘らせて、ワ イヤ締結用のボルト6を貫通し、ナット締めを行うことによって、最大径部の外 径が管内径よりも大きい所定形状の籠体に形成されるピグ1が組み付けられる。
【0013】 このようにして、構成されるピグ1は、ボルト6の両端に設けられるワイヤ締 結環8に、ワイヤ10を締結した後、水平に配設される管9内に介挿して、異物 排出のために使用される。その際、ピグ1は、最大径部2Aが管9の内周面に弾 力的に接触するように、管径に応じた適宜の大きさのものを用いる。図1に示さ れるように、ピグ1は、下部が管9の内周面に接するように傾いた状態で管9内 に収まる。これは、支持部材5側が重量構造となっているからに他ならない。こ の状態でピグ1は、前方にワイヤ10によって引っ張られ前進移動する。
【0014】 管9内に小石などの異物11が存在すると、最大径部2Aがこの異物11に当 ったところで、該異物11に接触する2本の隣り合った弾性線材3は、間隙が大 きいために異物11に乗り上げることがなくて、間隙を拡げる方向の周方向に押 し開かれる。この状態は、図2の底面図に該略示される。図2より明らかなよう に、2本の弾性線材3が押し開かれる結果、異物11は両線材3,3間を通過し て本体2内に取り込まれ、同時に両線材3,3は保有する弾力によって元の間隙 を保つ状態に復帰する。したがって、一旦、本体2内に取り込まれた異物11は 、その状態のままで本体外に飛び出すことがなく、ピグ1が前進移動する間に、 異物11は線材の間隙が小さい状態の後部側に移動するために、ピグ1内に確実 に取り込まれる。その際、本体部2によって捕捉できない小さい異物の中で、切 粉などの磁性体片は、永久磁石7によって確実に捕捉できる。
【0015】 図3は、本考案の実施例によって管内異物排出作業を行う態様を概略示する正 面図である。図3に示す例は、前記実施例のピグ1に対して、スポンジ製のピグ 12を後部側につないだ構造であり、ピグ1で小石など比較的大きい形の異物1 1を捕捉し、細かい異物は後続のピグ12で捕捉することによって、異物排出が 確実に行われる。
【0016】 なお、異物排出に際し、対象となる管9は、水平に限らなく傾斜し、あるいは 垂直に敷設される管であってもよく、本考案のピグ1を使用して確実、円滑に異 物の排出が可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、比較的大きい形状の異物11は、管9内面に摺 接しながら移動する弾性線材3が周方向に押し拡げられることによって、本体部 2内に取込まれて、そのままの状態で走行するピグ1内に収まり、その後はピグ 1内から外に飛び出すことがないので、異物11を確実、かつ効率的に管外に排 出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である管内異物排出用ピグ1の
構造の概要を示す正面図である。
【図2】図1に示されるピグ1によって管内の異物11
を取り込む態様を概要示する底面図である。
【図3】本考案の実施例によって、異物排出作業を行う
態様を概略示する正面図である。
【符号の説明】
1 ピグ 2 本体部 3 弾性線材 4 集束部材 5 支持部材 7 永久磁石 9 管 10 ワイヤ 11 異物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内に挿入して牽引走行させることによ
    って、管内の異物を排出できるピグであって、多数の弾
    性線材が、前・後端部間に亘って走行方向に沿い、か
    つ、全周に張り巡らされて、前端部寄りの個所が最大径
    部をなし、かつ弾性線材間の間隙を大きくして膨出し、
    後端部が小径部をなし、かつ弾性線材間の間隙を小さく
    して収斂する籠体に形成されることを特徴とする管内異
    物排出用ピグ。
JP8537692U 1992-12-11 1992-12-11 管内異物排出用ピグ Pending JPH0648872U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8537692U JPH0648872U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 管内異物排出用ピグ

Applications Claiming Priority (1)

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JP8537692U JPH0648872U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 管内異物排出用ピグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0648872U true JPH0648872U (ja) 1994-07-05

Family

ID=13857011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8537692U Pending JPH0648872U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 管内異物排出用ピグ

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JP (1) JPH0648872U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101369832B1 (ko) * 2012-05-31 2014-03-06 삼성중공업 주식회사 청소 장치 및 이를 이용한 청소 방법

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