JPH0648598U - 水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置 - Google Patents

水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置

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JPH0648598U
JPH0648598U JP8906391U JP8906391U JPH0648598U JP H0648598 U JPH0648598 U JP H0648598U JP 8906391 U JP8906391 U JP 8906391U JP 8906391 U JP8906391 U JP 8906391U JP H0648598 U JPH0648598 U JP H0648598U
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喜六 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網体に対するリントの付着力を弱くし、目詰
りを防ぐ。 【構成】 主筒2に排気筒3と排出筒4を取り付けてケ
ーシング1とする。主筒2と排気筒3の接合部分に、半
筒状の網体10を枠11で支え、枠11を支持具12に
係止して設ける。網体10の中心は主筒2の中心に一致
しており、入口2aから入った排気ガスの大部分は網体
10に沿って平行に流れた後、網体10を通り出口3a
に出る。この際、ガス中のリントLは網体10に捕捉さ
れるが、ガスは網体に沿って流れリントを網体10に垂
直に強く押し付けることがないため、リントLが強く網
体10に付着することはない。入口2aから入った排気
ガスの一部分は、網体10に捕捉されて落下したリント
Lを排出筒4から集塵装置に運ぶ。必要があれば、操作
軸14でブラシ等の払落し材13を回転させ、また吹込
管17,18から空気を噴射させて網体10から捕捉リ
ントLを離脱させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水洗物の業務用乾燥装置等に設備されて乾燥に働いた空気中に含ま れる繊維屑や糸屑等を空気から分離する分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水洗処理業界においては、大型乾燥機を用いて大量の水洗物を熱風で一度に乾 燥するのが普通である。乾燥熱風は水洗物に接触して水分を奪い、多湿な排気と なって屋外に放出されるが、排気中には、多量の繊維屑や糸屑等(以下、リント という)が含まれているため、そのままでは公害となる。
【0003】 そこで、従来においては、図5と図6に示すような分離装置を用いてリントを 除去し、大気の汚染を防止している。すなわち、このリント分離装置は、主筒2 1の一端に、排気筒22とリント排出筒23とを互いに直線状に、かつ主筒21 に対して直角に連設したケーシング24を形成し、排気筒22のガス出口22a 近くに金網等の網体25を設けるとともに、リント排出筒23にダンパ26を設 けた構成とされている。
【0004】 このリント分離装置は、水洗物乾燥装置(図示せず)に入口21aを接続して 用いられる。水洗物乾燥装置の運転は、通常、バッチ式で断続的に行われる。運 転時にはダンパ26は閉じておく。水洗物乾燥装置で水洗物の乾燥に働いた排気 ガスは、入口21aからケーシング24内に入って網体25にほぼ垂直に当たり 、乾燥装置の押込み風圧で網体25を通り抜けて大気に放出される。この際、排 気ガスに含まれているリントLは網体25に捕捉されてその部分に集積する。水 洗物乾燥装置の運転停止時に、ダンパ26を開き、網体25に付着しているリン トLを、リント排出筒23からの空気の吸出しにより外部に排出させる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記従来の水洗物乾燥装置のリント分離装置には次のような問題点がある。 (1) 排気ガスが網体25にほぼ垂直に当たってこれを通り抜けるため、網 体25にリントLが強く付着する。 (2) 上記のように、排気ガスが網体25にほぼ垂直に当たるため、リント Lが網目の全周縁に均等に付着されるようになり、短時間で目詰りを生じやすい 。 (3) 網体25にリントLが強く付着するため、網体25からリントを取り 除くことが容易でなく、リント排出筒23からの強力な吸出しが必要である。
【0006】 本考案は、網体に対するリントの付着力が弱くてこれを容易に取り除くことが できる上、目詰りを生じにくい、水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、ガスの入口と出口を有するケーシン グ内に、入口から入れられたガスを通過させてこれに含まれるリントを捕捉する 網体が設けられた水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置において、上記網 体を、入口からケーシング内に入れられるガスの流れ方向にほぼ平行に設けた構 成とした。
【0008】
【作用】
入口からケーシング内に入った排気ガスは、網体とほぼ平行に流れ、これを通 り抜けて大気に放出される。ガス中のリントは網体に捕捉されるが、この場合、 ガスが網体に沿うように流れる関係から網目の下流側の周縁に押し付けられて捕 捉される度合が大きい。また、捕捉リントは徐々に集積するが、ガスによって網 体に垂直に強く押し付けられることがないため、網体の全面に平たくびっしりと 付着せずに、網体の垂直方向に網目ごとに突き出すように集積するこになる。
【0009】 したがって、リントが集積によって網目の上流側に達するのに時間がかかり、 長時間にわたって目詰りが防止される。また、上に述べたように、リントはガス によって網体に垂直に強く押し付けられることがないので、網体に対する付着力 は弱く、集積したリントは、排気ガスの風圧によって吹き飛ばされ、簡単に網体 から取り除くことができる。
【0010】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の一実施例を示す。これらの図において符号1はケー シングである。ケーシング1は、主筒2の上側部に排気筒3を、また下側部に排 出筒4をそれぞれ連設し、主筒2の一端のフランジ5に蓋板6をボルト7によっ て着脱自在に取り付けて成る。主筒2の図2における左側の端部は排気ガスの入 口2aとされ、接続フランジ8により、図示されていない水洗物乾燥装置等に接 続される。主筒2の横断面形状は円形である。
【0011】 排気筒3は、その縦断面形状がほぼL字状で、上端部を排気ガスの出口3aと されるとともに、主筒2の入口2a側を傾斜面3bとされている。傾斜面3bは 当該部分のガスの流れを良くし、また後述する網体10の有効取付け面積を大き くする。
【0012】 主筒2に対する排気筒3の図1と図3において半円状の接合部分には、金網よ りなる網体10が設けられている。網体10は主筒2とほぼ同一半径の半筒状に されて枠11に張られ、主筒2の内面に固定された支持具12に枠11を係止し ている。網体10は、その長さ方向を主筒2の長さ方向に一致させるとともに、 その中心を主筒2の中心に一致させている。したがって、入口2aから主筒2に 入れられた排気ガスは網体10とほぼ平行に流れた後網体10を通過する。主筒 2の図2における右側の端部は掃除口2bとされており、フランジ5から蓋板6 を外すことにより掃除口2bを開け、該掃除口2bから網体10を枠11と一緒 に引き出すことができる。
【0013】 符号13はブラシやゴム等の払落し材である。この払落し材13は、操作軸1 4によって操作される回転棒15に取り付けられている。操作軸14は蓋板6に 設けられた軸受16に支承されており、回転棒15と一緒に払落し材13を網体 10の内面に沿って回転させ、網体10に付着しているリントLを払い落とす。
【0014】 主筒2の入口2aの部分と排気筒3の傾斜面3bの部分には、空気の吹込管1 7,18が網体10に向けて設けられている。各吹込管17,18はエアコンプ レッサ(図示せず)等に連絡されており、空気を網体10に噴射して付着リント Lを網体10から吹き落す。蓋板6には点検口6aが設けられ、点検蓋19によ って開閉自在とされている。
【0015】 次に上記のように構成された本考案に係る水洗物乾燥装置等におけるリントの 分離装置の作用を説明する。 水洗物乾燥装置で水洗物の乾燥に働いた排気ガスは、図2において矢印Aのよ うに、主筒2の入口2aからケーシング1内に送り込まれる。ケーシング1内に 入ったガスの大部分は、網体10に沿って流れ、網体10を通過して排気筒3の 出口3aから図2の矢印Bのように外部に放出される。
【0016】 排気ガスが網体10を通過する際、これに含まれるリントLは網体10の内面 に捕捉されるが、この場合、ガスが網体10に沿うに流れてから網体10を通過 するため、リントLの大部分は網目の下流側の周縁に押し付けられて捕捉される ようになる。このようにして捕捉されたリントLは徐々に集積するが、ガスによ って網体10に垂直に強く押し付けられることがないので、網体10の内面に平 らにびっしりと強く付着することなく、網体10に対する垂直方向の付着力を弱 めて分離容易な状態で網体10の垂直方向に網目ごとに突き出すように集積し、 ガスの風圧とリントL自体の重みにより網体10から離れて落下する。
【0017】 一方、入口2aからケーシング1内に入った排気ガスの一部分は図2の矢印C のように排出筒4を通って集塵装置(図示せず)に導かれる。このガスは上記で 網体10から分離したリントLをそのまま集塵装置に運ぶ。上記の分離作用は、 排気ガスがケーシング1内に送り込まれている間中継続するので、網体10が目 詰りすることはほとんど皆無である。網体10の目詰りは排気詰りを生じさせ、 水洗物乾燥装置の性能を著しく低下させるが、本考案においてはそのようなこと がない。
【0018】 必要があれば、操作軸14を操作し、網体10の内面に付着しているリントL を払落し材13で強制的に払い落す。また、吹込管17,18から空気を噴射し て網体10からのリントLの離脱を助ける。
【0019】 網体10は、図4のように波型に形成してその表面積を大きくすることもでき る。また、本考案においては、排出筒4にダンパを設け、排出筒4を閉じた状態 で排気ガスをケーシング1に送り込み、排気ガス中のリントLを網体10で捕捉 して分離することもできる。また、主筒2と同様に排気筒3と排出筒4の横断面 形状も円形とされているが、それらの筒2,3,4の一部または全部の横断面形 状を角形としてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、ガスの入口と出口を有するケーシング内に、 入口から入れられたガスを通過させてこれに含まれるリントを捕捉する網体が設 けられた水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置において、上記網体は、入 口からケーシング内に入れられるガスの流れ方向にほぼ平行に設けられた構成と されているので、網体に対するリントの付着力が弱く、リントが網体に強く付着 することがないので、これを網体から容易かつ完全に取り除くことができる。し たがって網体が目詰りを生じることがなく、水洗物乾燥装置等の性能を損うこと もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すもので、本考案に係
る水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置の正面図
である。
【図2】 図1の(II−II)線部分の断面図である。
【図3】 図2の(III−III)線部分の断面図である。
【図4】 網体の他の実施例を示す略図である。
【図5】 一部を破断した従来のリント分離装置の平面
図である。
【図6】 図5の(VI−VI)線部分の断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2a 入口 3a 出口 10 網体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの入口と出口を有するケーシング内
    に、入口から入れられたガスを通過させてこれに含まれ
    るリントを捕捉する網体が設けられた水洗物乾燥装置等
    におけるリントの分離装置において、上記網体は、入口
    からケーシング内に入れられるガスの流れ方向にほぼ平
    行に設けられたことを特徴とする水洗物乾燥装置等にお
    けるリントの分離装置。
JP1991089063U 1991-10-04 1991-10-04 水洗物乾燥装置等におけるリントの分離装置 Expired - Lifetime JP2597122Y2 (ja)

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