JPH0648549A - コンベヤベルトの縦裂き検出装置 - Google Patents
コンベヤベルトの縦裂き検出装置Info
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- JPH0648549A JPH0648549A JP20230592A JP20230592A JPH0648549A JP H0648549 A JPH0648549 A JP H0648549A JP 20230592 A JP20230592 A JP 20230592A JP 20230592 A JP20230592 A JP 20230592A JP H0648549 A JPH0648549 A JP H0648549A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトに埋設した被検出体の状態を検知する
センサーと縦裂きを判定する制御装置との距離が長くな
っても、ベルトの縦裂きを精度よく検出することが可能
なコンベヤベルトの縦裂き検出装置を提供する。 【構成】 コンベヤベルト3の複数箇所に埋設したコイ
ルCの断線状態を外部設置のセンサー5で検知し、上記
センサー5近傍の伝送ボックス8内にセンサーから発せ
られた電圧信号を周波数に変換するV/Fコンバータ9
を配し、コントロールボックス10内に上記周波数を再
度電圧信号に変換するF/Vコンバータ11を配し、こ
れらV/Fコンバータ9とF/Vコンバータ11を信号
ケーブル13で接続し、従動プーリ2の回転量を検知す
るパルス発生器6とコントロールボックス10を信号ケ
ーブル14で接続している。
センサーと縦裂きを判定する制御装置との距離が長くな
っても、ベルトの縦裂きを精度よく検出することが可能
なコンベヤベルトの縦裂き検出装置を提供する。 【構成】 コンベヤベルト3の複数箇所に埋設したコイ
ルCの断線状態を外部設置のセンサー5で検知し、上記
センサー5近傍の伝送ボックス8内にセンサーから発せ
られた電圧信号を周波数に変換するV/Fコンバータ9
を配し、コントロールボックス10内に上記周波数を再
度電圧信号に変換するF/Vコンバータ11を配し、こ
れらV/Fコンバータ9とF/Vコンバータ11を信号
ケーブル13で接続し、従動プーリ2の回転量を検知す
るパルス発生器6とコントロールボックス10を信号ケ
ーブル14で接続している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベヤベルトに発生
した縦裂き(たてざき)を、コンベヤの運転中に自動的
に検出する装置に関する。
した縦裂き(たてざき)を、コンベヤの運転中に自動的
に検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】走行
中のコンベヤベルトに、例えば、鋭利な金属片が突き刺
さると、それがナイフのように作用してベルトが走行方
向(縦方向)に裂けることがある。スチールコードコン
ベヤベルトであっても、そのコードはベルトの縦方向に
埋め込まれているため、縦裂きの防止には役立たない。
中のコンベヤベルトに、例えば、鋭利な金属片が突き刺
さると、それがナイフのように作用してベルトが走行方
向(縦方向)に裂けることがある。スチールコードコン
ベヤベルトであっても、そのコードはベルトの縦方向に
埋め込まれているため、縦裂きの防止には役立たない。
【0003】こうした縦裂きが長距離に及ぶのを防ぐた
めに、走行方向に間隔を置いてループコイルや共振回路
などの被検出体をベルトの複数箇所に埋設し、その被検
出体の状態をセンサーで検知する方法が一般的に行われ
ている。センサーは、ベルトの走行経路に近い外部定位
置に設置され、この設置点を通過する各被検出体から信
号を検知して制御装置に送る。縦裂きの発生時には、被
検出体が断線していてセンサーも信号を検知せず送信し
ないので、制御装置が「縦裂き発生」と判定してベルト
の走行を停止させる。こうして縦裂きが最小限にくい止
められ、軽微な補修によってそのベルトの再使用が可能
となる。このような縦裂き検出の技術は、例えば特開平
3−26603号公報、特開平3−297719号公報
または特公平3−58460号公報に開示されている。
そこで、本発明の理解を容易にするために、代表例とし
て、特開平3−26603号公報に開示されたものを図
2に基づいて説明する。
めに、走行方向に間隔を置いてループコイルや共振回路
などの被検出体をベルトの複数箇所に埋設し、その被検
出体の状態をセンサーで検知する方法が一般的に行われ
ている。センサーは、ベルトの走行経路に近い外部定位
置に設置され、この設置点を通過する各被検出体から信
号を検知して制御装置に送る。縦裂きの発生時には、被
検出体が断線していてセンサーも信号を検知せず送信し
ないので、制御装置が「縦裂き発生」と判定してベルト
の走行を停止させる。こうして縦裂きが最小限にくい止
められ、軽微な補修によってそのベルトの再使用が可能
となる。このような縦裂き検出の技術は、例えば特開平
3−26603号公報、特開平3−297719号公報
または特公平3−58460号公報に開示されている。
そこで、本発明の理解を容易にするために、代表例とし
て、特開平3−26603号公報に開示されたものを図
2に基づいて説明する。
【0004】図2(a) に示すコンベヤ装置は、駆動プー
リ1と従動プーリ2との間にスチールコードコンベヤベ
ルト3が巻回され、シュート4から供給される物質を搬
送する。ベルト3の内部には、その走行方向に所定間隔
毎にループコイルC(C0 、C1 、C2 、C3 、C4 、
・・・)が埋設されている。各コイルCは、同図(b)に
示すように、長辺がベルト3のほぼ全幅に亘る矩形状の
閉ループを導線で形成したものであり、ベルト3の縦裂
き時に必ず断線する低強度線で、しかも屈曲疲労による
断線が起こりにくい導線を用いて形成されている。な
お、極めて近接しておかれた2個のコイルのうち、一方
のコイルC0 はベルト走行距離を計算するための基準と
なるコイルで、他方をC1 とし、以下ベルトの走行方向
と逆向きにC2 以下のコイルが埋設されている。縦裂き
検出の制御システムは、同図(a) に示すように、ベルト
3の下面に近い位置に設置したセンサー5と、従動プー
リ2の回転軸に取り付けたパルス発生器6と制御装置7
とからなる。以下、簡単に主要部の構成および機能につ
いて説明する。
リ1と従動プーリ2との間にスチールコードコンベヤベ
ルト3が巻回され、シュート4から供給される物質を搬
送する。ベルト3の内部には、その走行方向に所定間隔
毎にループコイルC(C0 、C1 、C2 、C3 、C4 、
・・・)が埋設されている。各コイルCは、同図(b)に
示すように、長辺がベルト3のほぼ全幅に亘る矩形状の
閉ループを導線で形成したものであり、ベルト3の縦裂
き時に必ず断線する低強度線で、しかも屈曲疲労による
断線が起こりにくい導線を用いて形成されている。な
お、極めて近接しておかれた2個のコイルのうち、一方
のコイルC0 はベルト走行距離を計算するための基準と
なるコイルで、他方をC1 とし、以下ベルトの走行方向
と逆向きにC2 以下のコイルが埋設されている。縦裂き
検出の制御システムは、同図(a) に示すように、ベルト
3の下面に近い位置に設置したセンサー5と、従動プー
リ2の回転軸に取り付けたパルス発生器6と制御装置7
とからなる。以下、簡単に主要部の構成および機能につ
いて説明する。
【0005】(1) センサー5 センサー5は同図(b)
に示すように、高周波発信器5aと受信器5bを組み合
わせたもので、ベルト3の走行とともにセンサー5の設
置点に到達したコイルCが断線していなければ、発信器
5aからの高周波によりコイルCに誘導電流が流れ、そ
れを受信器5bで検知する。このようにして、センサー
5はその設置点を通過するコイルCの正常状態(ベルト
に縦裂きのないこと)を検知することができる。 (2) パルス発生器6 パルス発生器6は、従動プーリ
2の回転量に応じたパルス信号を発する。従動プーリ2
の回転量とベルト3の走行距離とは両者間のスリップな
どによる誤差を除いてほぼ対応するので、これが発する
パルス数はベルト3の走行距離を示すものである。 (3) 制御装置7 制御装置7は、パルス発生器6から
入力されるパルス数などを記憶し、このパルス発生器6
からの信号とセンサー5からの信号を所定のスッテップ
に従って処理することにより縦裂きの有無を判定し、縦
裂きが発生していると判定した場合、コンベヤを停止さ
せたり、警報を発したりする。この縦裂き発生の検出法
の一例を図示したものが図3である。即ち、スタートコ
イルC0 と縦裂き検出コイルC1 がセンサーに到来する
と、それ以降到来する縦裂き検出コイル(C2 〜Cn )
の到来間隔のパルス数を記憶し、スタートコイルC0 と
縦裂き検出コイルC1 がセンサーに再到来すると、検出
を開始する(図3(a) 参照)。そして、図3(b) に示す
ように、ベルトに縦裂きが発生すると、その部分(T)
がセンサーに到来しても信号が発せられないので、制御
装置からベルト停止の信号が出力される。
に示すように、高周波発信器5aと受信器5bを組み合
わせたもので、ベルト3の走行とともにセンサー5の設
置点に到達したコイルCが断線していなければ、発信器
5aからの高周波によりコイルCに誘導電流が流れ、そ
れを受信器5bで検知する。このようにして、センサー
5はその設置点を通過するコイルCの正常状態(ベルト
に縦裂きのないこと)を検知することができる。 (2) パルス発生器6 パルス発生器6は、従動プーリ
2の回転量に応じたパルス信号を発する。従動プーリ2
の回転量とベルト3の走行距離とは両者間のスリップな
どによる誤差を除いてほぼ対応するので、これが発する
パルス数はベルト3の走行距離を示すものである。 (3) 制御装置7 制御装置7は、パルス発生器6から
入力されるパルス数などを記憶し、このパルス発生器6
からの信号とセンサー5からの信号を所定のスッテップ
に従って処理することにより縦裂きの有無を判定し、縦
裂きが発生していると判定した場合、コンベヤを停止さ
せたり、警報を発したりする。この縦裂き発生の検出法
の一例を図示したものが図3である。即ち、スタートコ
イルC0 と縦裂き検出コイルC1 がセンサーに到来する
と、それ以降到来する縦裂き検出コイル(C2 〜Cn )
の到来間隔のパルス数を記憶し、スタートコイルC0 と
縦裂き検出コイルC1 がセンサーに再到来すると、検出
を開始する(図3(a) 参照)。そして、図3(b) に示す
ように、ベルトに縦裂きが発生すると、その部分(T)
がセンサーに到来しても信号が発せられないので、制御
装置からベルト停止の信号が出力される。
【0006】特開平3−297719号公報に開示され
たものは、特開平3−26603号公報の矩形状のシン
グルの閉ループのコイルをダブルとしたもので、また特
公平3−58460号公報に開示されたものは、コイル
を環状に巻いたもので、いずれも縦裂き以外の屈曲疲労
等によりコイルが断線することを防止したもので、真の
縦裂き発生時の検出精度を向上させることができる。
たものは、特開平3−26603号公報の矩形状のシン
グルの閉ループのコイルをダブルとしたもので、また特
公平3−58460号公報に開示されたものは、コイル
を環状に巻いたもので、いずれも縦裂き以外の屈曲疲労
等によりコイルが断線することを防止したもので、真の
縦裂き発生時の検出精度を向上させることができる。
【0007】ところで、実機におけるセンサーと制御装
置を接続する信号ケーブルの距離は50m以上になるこ
とが多い。そして、信号ケーブルの距離がこのように長
くなると、センサーの出力信号が信号ケーブル自体の抵
抗による減衰と雑音の飛び込みによって弱まるため、明
瞭な信号(例えば、S/N比で3対1以上のもの)を得
るのが困難となる。そのため、制御装置自体は複数のセ
ンサーからの信号を処理する能力を有しながら、信号ケ
ーブルの距離が長くなると受信する信号が弱くなり、正
確な縦裂き判定が不可能となる。従って、上記各公報に
開示された従来の縦裂き検出技術では、検知センサー1
個に対して制御装置1台が必要であった。
置を接続する信号ケーブルの距離は50m以上になるこ
とが多い。そして、信号ケーブルの距離がこのように長
くなると、センサーの出力信号が信号ケーブル自体の抵
抗による減衰と雑音の飛び込みによって弱まるため、明
瞭な信号(例えば、S/N比で3対1以上のもの)を得
るのが困難となる。そのため、制御装置自体は複数のセ
ンサーからの信号を処理する能力を有しながら、信号ケ
ーブルの距離が長くなると受信する信号が弱くなり、正
確な縦裂き判定が不可能となる。従って、上記各公報に
開示された従来の縦裂き検出技術では、検知センサー1
個に対して制御装置1台が必要であった。
【0008】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベル
トに埋設した被検出体の状態を検知するセンサーと縦裂
きを判定する制御装置との距離が長くなっても、ベルト
の縦裂きを精度よく検出することが可能なコンベヤベル
トの縦裂き検出装置を提供することにある。
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベル
トに埋設した被検出体の状態を検知するセンサーと縦裂
きを判定する制御装置との距離が長くなっても、ベルト
の縦裂きを精度よく検出することが可能なコンベヤベル
トの縦裂き検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の要旨は、コンベヤベルトの複数箇所に埋設し
た被検出体の正常状態または断線状態を外部設置のセン
サーで検知し、該センサーから発せられた電圧信号を制
御装置で所定の処理をすることにより同ベルトの縦裂き
発生を検出する装置において、上記センサー近傍に該セ
ンサーから発せられた電圧信号を周波数に変換するV/
Fコンバータを配し、該周波数を再度電圧信号に変換す
るF/Vコンバータを上記制御装置内に配し、これらV
/FコンバータとF/Vコンバータを信号ケーブルで接
続したことを特徴とするコンベヤベルトの縦裂き検出装
置にある。
に本発明の要旨は、コンベヤベルトの複数箇所に埋設し
た被検出体の正常状態または断線状態を外部設置のセン
サーで検知し、該センサーから発せられた電圧信号を制
御装置で所定の処理をすることにより同ベルトの縦裂き
発生を検出する装置において、上記センサー近傍に該セ
ンサーから発せられた電圧信号を周波数に変換するV/
Fコンバータを配し、該周波数を再度電圧信号に変換す
るF/Vコンバータを上記制御装置内に配し、これらV
/FコンバータとF/Vコンバータを信号ケーブルで接
続したことを特徴とするコンベヤベルトの縦裂き検出装
置にある。
【0010】
【作用】センサーから発せられる電圧信号はアナログ量
であるが、V/Fコンバータによりそのアナログ量に正
確に比例した周波数をもつディジタルのパルス列または
矩形波に変換され、信号ケーブルを経て一定の距離を隔
てたところにある制御装置に達する。そして、F/Vコ
ンバータにより再度アナログ電圧に変換され、所定の処
理を経て縦裂きの有無が検出される。縦裂き発生時に
は、制御装置からコンベヤベルトの運転停止等の信号が
出力され、所定の補修作業が行われる。
であるが、V/Fコンバータによりそのアナログ量に正
確に比例した周波数をもつディジタルのパルス列または
矩形波に変換され、信号ケーブルを経て一定の距離を隔
てたところにある制御装置に達する。そして、F/Vコ
ンバータにより再度アナログ電圧に変換され、所定の処
理を経て縦裂きの有無が検出される。縦裂き発生時に
は、制御装置からコンベヤベルトの運転停止等の信号が
出力され、所定の補修作業が行われる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例について図1を参照し
ながら説明する。図1において、番号1〜6で指すもの
は図2と同じものを示し、ベルト3内には所定間隔毎に
ループコイルC(C0 、C1 、C2 、C3 、C4 、・・
・、Cn)が埋設されている。8はV/Fコンバータ9
を有する伝送ボックス、10はF/Vコンバータ11を
有するコントロールボックスであり、12はコントロー
ルボックス10からの出力により駆動プーリ1の駆動モ
ータの停止・起動を指令する制御盤である。V/Fコン
バータ9とF/Vコンバータ11は信号ケーブル13に
より接続され、パルス発生器6とコントロールボックス
10は信号ケーブル14により接続されている。係る構
成のコンベヤベルト縦裂き検出装置の使用法の一例につ
いて以下に簡単に説明する。
ながら説明する。図1において、番号1〜6で指すもの
は図2と同じものを示し、ベルト3内には所定間隔毎に
ループコイルC(C0 、C1 、C2 、C3 、C4 、・・
・、Cn)が埋設されている。8はV/Fコンバータ9
を有する伝送ボックス、10はF/Vコンバータ11を
有するコントロールボックスであり、12はコントロー
ルボックス10からの出力により駆動プーリ1の駆動モ
ータの停止・起動を指令する制御盤である。V/Fコン
バータ9とF/Vコンバータ11は信号ケーブル13に
より接続され、パルス発生器6とコントロールボックス
10は信号ケーブル14により接続されている。係る構
成のコンベヤベルト縦裂き検出装置の使用法の一例につ
いて以下に簡単に説明する。
【0012】(1) コイルCの間隔の記憶 まず、各コイルの間隔を記憶するため、コンベヤ装置の
運転を行う。そして、センサー5が殆ど同時に検知した
2つのコイルCをC0 ・C1 とし、続いて検知信号が入
力されるごとにC2 、C3 、C4 、・・・、Cn と番号
を付すとともに、各検知信号間にパルス発生器6から信
号ケーブル14を経てコントロールボックス10に入力
されたパルス数を、例えば、p1 、p2 、p3 、p4 、
・・・、pn として、それぞれ上記各コイルCの間隔と
して記憶する。そして、ベルト3が一周して再び上記の
コイルC0 ・C1 が検出されると、縦裂き検出が開始さ
れる。
運転を行う。そして、センサー5が殆ど同時に検知した
2つのコイルCをC0 ・C1 とし、続いて検知信号が入
力されるごとにC2 、C3 、C4 、・・・、Cn と番号
を付すとともに、各検知信号間にパルス発生器6から信
号ケーブル14を経てコントロールボックス10に入力
されたパルス数を、例えば、p1 、p2 、p3 、p4 、
・・・、pn として、それぞれ上記各コイルCの間隔と
して記憶する。そして、ベルト3が一周して再び上記の
コイルC0 ・C1 が検出されると、縦裂き検出が開始さ
れる。
【0013】(2) 縦裂きの検出 センサー5で検知した先のコイルC(例えば、コイルC
k :k=1〜n)の検知信号が、V/Fコンバータ9、
信号ケーブル13を経てコントロールボックス10内の
F/Vコンバータ11に伝送された場合には、ベルト3
に縦裂きが発生していないと判定される。そして、その
検知信号の後現在までのパルス数hk をカウントし、そ
のパルス数hk を該当するコイル設置箇所のものとして
記憶したパルス数pk と比較対応し、pk −α≦hk ≦
pk +α(αはベルト3の伸びやスリップを考慮した許
容定数である)の範囲に入ると、センサー5からの信号
を待つ。ここで、センサー5からの検知信号があれば、
先のコイルCk に続くコイルCk+1 の位置には縦裂きが
発生していないと判定して、次のパルス数hk+1 のカウ
ントを始める。
k :k=1〜n)の検知信号が、V/Fコンバータ9、
信号ケーブル13を経てコントロールボックス10内の
F/Vコンバータ11に伝送された場合には、ベルト3
に縦裂きが発生していないと判定される。そして、その
検知信号の後現在までのパルス数hk をカウントし、そ
のパルス数hk を該当するコイル設置箇所のものとして
記憶したパルス数pk と比較対応し、pk −α≦hk ≦
pk +α(αはベルト3の伸びやスリップを考慮した許
容定数である)の範囲に入ると、センサー5からの信号
を待つ。ここで、センサー5からの検知信号があれば、
先のコイルCk に続くコイルCk+1 の位置には縦裂きが
発生していないと判定して、次のパルス数hk+1 のカウ
ントを始める。
【0014】もし、ベルト3に縦裂きが発生していれ
ば、該当箇所のコイルが断線しているので、センサー5
からの信号がコントロールボックス10に到達しないの
でパルス数hk のカウントが進み、hk >pk +αとな
ったとき、コイルCk+1 で縦裂きが発生したと判定さ
れ、コントロールボックス10から制御盤12に駆動プ
ーリ1を停止するように信号が出される。
ば、該当箇所のコイルが断線しているので、センサー5
からの信号がコントロールボックス10に到達しないの
でパルス数hk のカウントが進み、hk >pk +αとな
ったとき、コイルCk+1 で縦裂きが発生したと判定さ
れ、コントロールボックス10から制御盤12に駆動プ
ーリ1を停止するように信号が出される。
【0015】(3) 縦裂き発生時の処置 上記のようにしてコンベヤ装置が停止すると、該当する
コイルC(本実施例ではCk+1 )の埋設箇所を中心にベ
ルト3の外観を作業員が点検し、所定の処置を行った
後、運転を再開する。以後、同上方法でパルス数のカウ
ントと検知信号の有無判定によって縦裂き検出を行う。
コイルC(本実施例ではCk+1 )の埋設箇所を中心にベ
ルト3の外観を作業員が点検し、所定の処置を行った
後、運転を再開する。以後、同上方法でパルス数のカウ
ントと検知信号の有無判定によって縦裂き検出を行う。
【0016】上記実施例では、センサーが1台で、コン
トロールボックスも1台の場合を示したが、複数のセン
サー(パルス発生器、伝送ボックスも複数のもの)から
の信号を1台のコントロールボックスで処理判定するこ
ともできる。なお、パルス発生器もアナログ電圧を発生
するが、一般に電圧が高く(最大DC24V)、信号減
衰によるS/N比の低下は無視しうる程度であるから、
伝送ボックスのような信号伝達のための補助手段は必要
としない。また、V/FコンバータとF/Vコンバータ
との間に増幅器を設けることもできる。係る増幅器を設
ければ、伝達信号の信頼性はさらに向上する。
トロールボックスも1台の場合を示したが、複数のセン
サー(パルス発生器、伝送ボックスも複数のもの)から
の信号を1台のコントロールボックスで処理判定するこ
ともできる。なお、パルス発生器もアナログ電圧を発生
するが、一般に電圧が高く(最大DC24V)、信号減
衰によるS/N比の低下は無視しうる程度であるから、
伝送ボックスのような信号伝達のための補助手段は必要
としない。また、V/FコンバータとF/Vコンバータ
との間に増幅器を設けることもできる。係る増幅器を設
ければ、伝達信号の信頼性はさらに向上する。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るコンベヤベルトの縦裂き検
出装置は以上のように構成されているので、次の効果を
奏する。 (1) センサーの信号は信号ケーブルが長距離になっても
減衰することなく、雑音の影響も受けずにコントロール
ボックスに伝えられるので、縦裂きの検出が安定して確
実に行われる。 (2) 1台のコントロールボックスで複数のセンサーから
の信号を処理することが可能であり、従来のようにセン
サー台数と同数のコントロールボックスを必要としない
ので、多数箇所の縦裂きの有無を遠隔集中検出する場
合、設備コストの大幅な低減を図ることができる。
出装置は以上のように構成されているので、次の効果を
奏する。 (1) センサーの信号は信号ケーブルが長距離になっても
減衰することなく、雑音の影響も受けずにコントロール
ボックスに伝えられるので、縦裂きの検出が安定して確
実に行われる。 (2) 1台のコントロールボックスで複数のセンサーから
の信号を処理することが可能であり、従来のようにセン
サー台数と同数のコントロールボックスを必要としない
ので、多数箇所の縦裂きの有無を遠隔集中検出する場
合、設備コストの大幅な低減を図ることができる。
【図1】本発明のコンベヤベルトの縦裂き検出装置の構
成図である。
成図である。
【図2】図2(a) は従来のコンベヤベルトの縦裂き検出
装置の構成図、図2(b) は図2(a) のII−II線矢視図で
ある。
装置の構成図、図2(b) は図2(a) のII−II線矢視図で
ある。
【図3】図3(a)(b)は縦裂き検出法を説明するパルス波
形と信号のチャートである。
形と信号のチャートである。
1…駆動プーリ 2…従動プーリ 3…スチールコードコンベヤベルト 4…シュート 5…センサー 6…パルス発生器 7…制御装置 8…伝送ボックス 9…V/Fコンバータ 10…コントロールボックス 11…F/Vコンバータ 12…制御盤 13、14…信号ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】 コンベヤベルトの複数箇所に埋設した被
検出体の正常状態または断線状態を外部設置のセンサー
で検知し、該センサーから発せられた電圧信号を制御装
置で所定の処理をすることにより同ベルトの縦裂き発生
を検出する装置において、上記センサー近傍に該センサ
ーから発せられた電圧信号を周波数に変換するV/Fコ
ンバータを配し、該周波数を再度電圧信号に変換するF
/Vコンバータを上記制御装置内に配し、これらV/F
コンバータとF/Vコンバータを信号ケーブルで接続し
たことを特徴とするコンベヤベルトの縦裂き検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20230592A JPH0648549A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | コンベヤベルトの縦裂き検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20230592A JPH0648549A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | コンベヤベルトの縦裂き検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648549A true JPH0648549A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16455347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20230592A Pending JPH0648549A (ja) | 1992-07-29 | 1992-07-29 | コンベヤベルトの縦裂き検出装置 |
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JP (1) | JPH0648549A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0895277A2 (en) * | 1997-07-28 | 1999-02-03 | Tokyo Electron Limited | Carrier apparatus with more than one carrier belts and processing apparatus therewith |
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-
1992
- 1992-07-29 JP JP20230592A patent/JPH0648549A/ja active Pending
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