JPH0648472Y2 - キャビネット構造 - Google Patents

キャビネット構造

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JPH0648472Y2
JPH0648472Y2 JP16455988U JP16455988U JPH0648472Y2 JP H0648472 Y2 JPH0648472 Y2 JP H0648472Y2 JP 16455988 U JP16455988 U JP 16455988U JP 16455988 U JP16455988 U JP 16455988U JP H0648472 Y2 JPH0648472 Y2 JP H0648472Y2
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JP
Japan
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surface side
mounting hole
hemming
folded
jetty
Prior art date
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JP16455988U
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JPH0285004U (ja
Inventor
悦郎 市野
公司 植田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば空気調和機本体を構成するキャビネ
ット構造に係り、特にヘミング部を有する板体の止め構
造の改良に関する。
(従来の技術) 第1図に示すように、たとえば空気調和機本体を構成す
る略箱状のキャビネットは、底面板1,バックガード2,フ
ィンガード3aを備えた前面板3などの複数の板体を組合
わせ、複数の止めビス4(1このみ図示)を用いて互い
の取付固定をなす。このようなキャビネットを構成する
底面板1,バックガード2,前面板3などの板体はふつう、
1ミリ前後の薄い肉厚であり、その取付端部の強度増大
を図るために折返し加工をなす。たとえば上記前面板3
について説明すると、第5図および第6図に示すよう
に、表面側板体3aの端縁に沿って裏面側に折返し折曲し
た折返し片部3bを設け、これらでヘミング部5を構成す
る。このヘミング部5の表面側である表面側板体3a端部
および裏面側である折返し片部3bの相対向する部位に
は、表面側取付用孔6aと裏面側取付用孔6bが、長手方向
に所定間隔を存して設けられる。そして、表面側取付用
孔6aから上記止めビス4が挿入され、裏面側取付用孔6b
を介して上記底面板1に設けられるねじ孔7に螺挿して
締付けることにより、前面板3下端部の取付固定がなさ
れる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このようなキャビネットの塗装処理をなすに
は、ふつう組立て前に各板体1ないし3を個別に塗装お
よび焼付け乾燥を行うが、たとえば前面板3における下
部側のヘミング部5においては、折返し片部3bが上方に
折返し折曲され表面側板体3aと間隙を存する。したがっ
て、これら表面側板体3aと折返し片部3bとの間に塗装液
が侵入し、かつ溜り、その塗装液が表面側,裏面側取付
用孔6a,6bからそれぞれ溢れ出る。特に表面側取付用孔6
aか板体3aの表面側に塗装液が溢れ出て、その塗装液が
そのまま乾燥固着すると、塗装面にムラが生じてその面
の塗膜の強度が弱くなり、割れが発生して美観が低下し
商品価値が損われる。
上記ヘミング部5は端縁の安全処理,強度増大および美
観保持の点から必要不可欠であり、またそのために塗装
液が溜ることも避けられない。そこで、表面側板体3aへ
の塗装液の溢れ出しを阻止するための工夫が必要とな
る。従来においては、表面側板体3aと折返し片部3bとの
間隔である折返し幅寸法S1を充分にとってヘミング部5
の折返し幅を可能な限り厚くしたり、表面側取付用孔6a
の直径D1φを必要最少限の大きさとし、かつ裏面側取付
用孔6bの直径D2φを極く大きくとることで表面側への溢
れ出しを防止していた。
しかしながらその反面、ヘミング部5自体の厚みが増え
て、たとえばバックガード2との一体感がなくなり美観
を損うとともに、止めビス4の締付け具合を精度よくし
ないと表面側板体3aが部分的に凹陥状態になり美観を損
う等の不具合がある。
本考案は上記事情に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、比較的簡単な構成で、ヘミング部
の折返し幅を少なくして取付作業の容易化を図るととも
に表面側への塗装液の溢れ出しを阻止して美観の向上化
を得るキャビネット構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決する手段) すなわち本考案は、複数枚の板体を止めビスにて取付固
定しキャビネットを構成するものであり、上記板体の端
縁に沿って裏面側に折返し折曲してなるヘミング部を設
け、このヘミング部の表面側板体端部および裏面側であ
る折返し片部の相対向する部位に取付用孔を穿設し、上
記ヘミング部の表面側板体の取付用孔周縁に沿って一体
に突堤部を設け、この突堤部を従来折返し片部の取付用
孔に介挿したことを特徴とするキャビネット構造であ
る。
(作用) このようにして構成したから、ヘミング部内の塗装液
は、表面側板体の取付用孔に沿って一体に設けられる突
堤部が、この取付用孔から板体表面側への塗装液の侵入
を規制する。上記ヘミング部の折返し幅は、裏面側であ
る折返し片部の取付用孔内に上記突堤部が介挿できれば
よいので薄くてすみ、止めビスの締付け具合を多少強く
しても部分的に凹陥することがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例をたとえば空気調和機本体であ
るキャビネットに適用し、図面にもとづいて説明する
に、後述するヘミング部10を除いて、キャビネット自体
の構成は先に第1図にて説明した通りであり、同図を適
用して新たな説明は省略する。第2図ないし第4図に示
すように、たとえば前面板3の端縁に沿って裏面側に折
返し折曲してなるヘミング部10の折返し幅S0は、従来の
ものの折返し幅S1よりも小さくてよい。このヘミング部
10の表面側である板体10aの端部および裏面側である折
返し片部10bの相対向する部位に表面側取付用孔11と裏
面側取付用孔12とが、長手方向に所定間隔を存して設け
られる。ただし、上記表面側取付用孔11の直径D1φを裏
面側取付用孔12の直径D2φよりも小さくし、かつその周
縁に沿って一体に突堤部13を設けてなる。この突堤部13
はたとえばバーリング加工により設けるものであり、表
面側板体10aから裏面側である折返し片部10bに向って突
出し、かつ上記裏面側取付用孔12に介挿される。換言す
るれば上記突堤部13が裏面側取付用孔12に介挿可能なよ
うにヘミング部10の折返し幅を薄く形成し、かつ裏面側
取付用孔12の直径D2φは上記突堤部13が介挿可能なよう
に設定する。
しかして、このようなヘミング部10を有する前面板3に
塗装処理をなすと、ヘミング部10の折返し部分に毛細管
現象により塗装液が溜るのは避けられない。しかしなが
ら、突堤部13が表面側板体10aから裏面側取付用孔12に
介挿しているので、突堤部13は表面側取付用孔11への塗
装液の侵入を規制し、全ての塗装液は裏面側取付用孔12
から溢れ出るか、またはそのまま乾燥する。結局、塗装
液は表面側板体10aの表面に溢れで出ることがなく、こ
の美観を保持する。またヘミング部10の折返し幅S0が薄
いので、上記バックガード2との一体感を損わず、かつ
上記止めビス4をかなり強固に締付けても板体10aが部
分的に凹陥することがなく、作業に神経を使わずにす
む。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ヘミング部の表面
側である板体の取付用孔周縁に沿って一体に設けた突堤
部を、上記ヘミング部の裏面側である折返し片部の取付
用孔に介挿したから、上記突堤部はヘミング部に入り込
んだ塗装液の表面側板体の取付用孔への侵入を規制し、
裏面側である折返し片部の取付用孔から裏面側に溢れ出
るようガイドし、あるいはそのまま乾燥させる。したが
って、表面側板体の美観の保持を図れる。また上記ヘミ
ング部の折返し幅は、折返し片部の取付用孔内に上記突
堤部を介挿できればよいので薄くてすみ、止めビスに対
する強固な締付けによっても凹陥状態にならず、作業性
の向上を図れるとともに他の板体に組合せた状態での一
体感を損うことがなく美観を保持するなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図はキャビネットの分解した斜視図、第2図ないし
第4図は本考案の一実施例を示し、第2図はヘミング部
の斜視図、第3図はその縦断面図、第4図はその正面
図、第5図および第6図は本考案の従来例を示し、第5
図はヘミング部の斜視図、第6図はその正面図である。 3…板体(前面板)、10…ヘミング部、11a…表面側板
体、10b…折返し片部、11…表面側取付用孔、12…表面
側取付用孔、13…突堤部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の板体を互いに止めビスにて取付固
    定しキャビネットを構成するものにおいて、上記板体の
    端縁に沿って裏面側に折返し折曲してなるヘミング部を
    設け、このヘミング部の表面側板体端部および裏面側で
    ある折返し片部の相対向する部位にそれぞれ取付用孔を
    穿設し、上記ヘミング部の表面側板体の取付用孔周縁に
    沿って一体に突堤部を設け、この突堤部を上記折返し片
    部の取付用孔に介挿したことを特徴とするキャビネット
    構造。
JP16455988U 1988-12-20 1988-12-20 キャビネット構造 Expired - Lifetime JPH0648472Y2 (ja)

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JP16455988U JPH0648472Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 キャビネット構造

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JP16455988U JPH0648472Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 キャビネット構造

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Publication Number Publication Date
JPH0285004U JPH0285004U (ja) 1990-07-03
JPH0648472Y2 true JPH0648472Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=31450275

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JP16455988U Expired - Lifetime JPH0648472Y2 (ja) 1988-12-20 1988-12-20 キャビネット構造

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JP5533151B2 (ja) * 2010-04-02 2014-06-25 ダイキン工業株式会社 筐体及びこれを備えた空気調和装置
CN102896190A (zh) * 2011-07-28 2013-01-30 松下空调器研究开发(马来西亚)有限公司 用于提高金属板的紧固力矩的方法

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JPH0285004U (ja) 1990-07-03

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