JPH0648466Y2 - 捩り振子作動装置 - Google Patents

捩り振子作動装置

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Publication number
JPH0648466Y2
JPH0648466Y2 JP5470492U JP5470492U JPH0648466Y2 JP H0648466 Y2 JPH0648466 Y2 JP H0648466Y2 JP 5470492 U JP5470492 U JP 5470492U JP 5470492 U JP5470492 U JP 5470492U JP H0648466 Y2 JPH0648466 Y2 JP H0648466Y2
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JP
Japan
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engaging portion
rotating body
pendulum
shaft
rotating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5470492U
Other languages
English (en)
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JPH0616895U (ja
Inventor
隆夫 堀田
Original Assignee
株式会社日新堂
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Publication date
Application filed by 株式会社日新堂 filed Critical 株式会社日新堂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、捩り振子時計の振子を
作動させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の時計は振子により作動し時を刻ん
でいたが、電池、水晶、音叉等による時計が開発された
今日、時計の機能上振子は全く必要なくなってしまって
いる。
【0003】しかしながら、時計が作動していることの
確認或いは装飾用として振子が再び見直されるに至り、
振子が設けられている電池等の時計も数多く製造されて
いる。このような時計における振子の作動装置の1つ
に、時計の回転軸に、外縁に円周方向に所定の間隔をあ
けて複数の係合部を突出させて設けた回転体を固定し、
一方ムーブメント取付枠に吊線により振子を吊り下げ、
この吊線の途中に振又を設け、この振又を前記回転体の
係合部に係合可能とし、回転軸の回転により回転する回
転体の係合部により前記振又を回動させ、これにより吊
線を捩って振子を回転させる装置がある。
【0004】このような振子作動装置にあって、振子の
回転は視覚的見地から一般に約200度から300度位
の範囲で正逆方向に行うように設定されており、そし
て、回転体の外縁に設けられた係合部は、1の係合部が
回転体の頂部で吊線の振又に係合してこれを回動させ、
回動した振又が回転体の頂部に戻ってきたとき、次の係
合部が回転体の頂部に来るような間隔をもって複数設け
られている。
【0005】したがって、回転体の回転が速ければ係合
部の間隔は広く、そして遅ければその間隔は狭くしなけ
ればならなくなるが、回転体の回転が遅く係合部の間隔
が狭いと、係合部に押されて回動した振又が戻り時に、
上記押された係合部に再び係合してしまう場合があり、
かかる場合、振子の回転角度が小さくなり、また回転が
止ってしまうといった事態が生じる。かかる事態は時計
の回転軸では最も速く回転する秒針軸でも生じてしま
う。
【0006】このため、従来の捩り振子作動装置では、
秒針軸の回転を歯車を介して受けることにより、速く回
転する回転軸を別途設け、この回転軸に回転体を固定す
るといった構成が採用されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成からなる従来の捩り振子作動装置では、別途設ける回
転軸や、秒針軸の回転をこの回転軸に伝達させる歯車等
を必要とし、部品点数が多く、組立が面倒であり、また
時計のムーブにかかる負荷も大きいといった問題があ
る。
【0008】本考案は上記点に鑑み、時計の秒針軸に回
転体を直接固定することを可能にすることにより、部品
点数を少くするとともに組立を容易にし、更には時計の
ムーブに対する負荷を小さくすることを目的とした捩り
振子作動装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、外縁に係合部を突出させて設けた回転体を
回転軸に固定し、振子を吊り下げた吊線の途中に設けた
振又を前記係合部に係合可能とし、回転する回転体の係
合部により前記振又を回動させ吊線を捩って振子を回転
させる捩り振子作動装置において、前記回転軸として秒
針軸を利用し、秒針軸に回転体を固定し、そして外縁に
係合部を設けた回転体にあっては、回転体の外縁に係合
部の一端を、求遠心方向に起立させた状態から回転軸の
回転方向側のみの範囲で回動自在に軸着し、係合部を回
転体の回転に伴い自重により回動するようにした構成を
採用した。
【0010】
【作用】係合部は回転体の頂部に位置したとき求遠心方
向に起立し垂直状態にある。この状態から回転体が回転
し、係合部を通る求遠心線が傾斜すると、係合部は自重
により回転方向に回動し、係合部の先端位置が低くな
る。回転体の回転が続き、係合部が下部に移動するに従
い、係合部は自重により反回転方向に回動して順次起立
しはじめ、最下部に位置したとき、係合部は起立した状
態となり以後係合部はこの状態で頂部まで移動する。
【0011】振子を吊り下げた吊線の途中に設けた振又
は前記回転体の頂部に位置する係合部に係合し、回転体
の回転により該係合部に押されて回動し、この回動した
振又が戻ってきたとき、前記係合部は回動してその先端
位置が低くなっているので、戻った振又は前記係合部に
触れないで次の係合部に確実に係合する。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図面において、1は秒針軸、2は秒針
軸1に固定され、秒針軸1の回転により回転する回転体
であり、この回転体2の外縁には所定の間隔をもって係
合部3が遠心方向に突出するように設けられている。
【0013】この係合部3は軸4によりその一端を前記
回転体2に回動自在に軸着されている。そして係合部3
には、係合部3を回転体2に対し求遠心方向に起立させ
且つ係合体3を回転体2の回転方向側のみの範囲で回動
を可能にする係止片5が設けられている。この係止片5
は回転体2の回転による係合部3の移動方向の反対側に
突出しており、その下面が回転体2の外縁端面に当接
し、係合部3を回転体2に対し求遠心方向に起立させ、
そして係合部3がこの状態から回転体2の反回転方向へ
の回動を阻止している。そして、回転体2の回転によ
り、回転体2の頂部に位置し起立した状態にある係合部
3が移動して傾斜すると、この係合部3がその自重によ
り回動するようになっている。
【0014】6は下端に振子7を吊り下げ、上端を時計
のムーブメント取付枠8に固定した吊線で、この吊線6
の途中に振又9が設けてあり、この振又9が前記回転体
2の頂部に位置している係合部3に係合可能となるよう
に配置されている。
【0015】次に上記実施例の作用を説明する。係合部
3は回転体2の頂部に位置したとき、係止片5に支えら
れて回転体2に対し求遠心方向に起立し垂直状態にあ
る。この状態から回転体2が回転し、係合部3が傾斜す
ると、該係合部3は自重により回転方向に回動し、係合
部3の先端位置が回転体2の頂部に位置していたときの
位置より急に低くなる。回転体2の回転が続き、係合部
3が下部に移動するに従い、係合部3は自重により反回
転方向に回動して順次起立しはじめ、最下部に位置した
とき、係合部3は再び起立した状態となる。以後、係合
部3は係止片5に支えられ、起立した状態で頂部まで移
動する。
【0016】さて、吊線6の途中に設けられた振又9は
前記回転体2の頂部に位置する係合部3に係合し、回転
体2の回転により前記係合部3により押されて回動し吊
線6が捩れる。この捩れた吊線6の復元力により振又9
が戻ってきたとき、前記振又9を押した係合部3は回動
してその先端位置が低くなっているので、戻ってきた振
又9は押した係合部3に触れることなく、頂部に達した
次の係合部3に係合し、再び押されて回動する。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案に係る戻り振子作動
装置によれば、回転し外縁に設けた係合部で振又を押し
て振子を回す回転体を、回転速度の遅い秒針軸に直接固
定し、秒針軸の回転を直線得ることを可能としたので、
従来の捩り振子作動装置に比べ部品点数が少なくなり、
そのぶん省スペース化が図れるとともに組立作業が容易
となり、更には時計のムーブにかかる負荷が小さくなり
省電力にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠側面図。
【図2】本考案の要部を示す拡大正面図。
【符号の説明】
1 秒針軸 2 回転体 3 係合部 4 軸 5 係止片 6 吊線 7 振子 9 振又

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外縁に係合部を突出させて設けた回転体
    を回転軸に固定し、振子を吊り下げた吊線の途中に設け
    た振又を前記係合部に係合可能とし、回転する回転体の
    係合部により前記振又を回動させ吊線を捩って振子を回
    転させる捩り振子作動装置において、前記回転軸として
    秒針軸を利用し、秒針軸に回転体を固定し、そして外縁
    に係合部を設けた回転体にあっては、回転体の外縁に係
    合部の一端を、求遠心方向に起立させた状態から回転軸
    の回転方向側のみの範囲で回動自在に軸着し、係合部を
    回転体の回転に伴い自重により回動するようにしてなる
    捩り振子作動装置。
JP5470492U 1992-08-04 1992-08-04 捩り振子作動装置 Expired - Lifetime JPH0648466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5470492U JPH0648466Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 捩り振子作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5470492U JPH0648466Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 捩り振子作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616895U JPH0616895U (ja) 1994-03-04
JPH0648466Y2 true JPH0648466Y2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=12978192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5470492U Expired - Lifetime JPH0648466Y2 (ja) 1992-08-04 1992-08-04 捩り振子作動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0648466Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48433U (ja) * 1971-05-31 1973-01-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0616895U (ja) 1994-03-04

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