JPH0648420B2 - 建築用模型の収納箱 - Google Patents

建築用模型の収納箱

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JPH0648420B2
JPH0648420B2 JP1308759A JP30875989A JPH0648420B2 JP H0648420 B2 JPH0648420 B2 JP H0648420B2 JP 1308759 A JP1308759 A JP 1308759A JP 30875989 A JP30875989 A JP 30875989A JP H0648420 B2 JPH0648420 B2 JP H0648420B2
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JP
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model
storage box
shelf
board
magnet
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JP1308759A
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覚 荒井
敬悟 和田
俊之 増田
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、模型を磁着させて収納するための建築用模型
の収納箱に関する。
[従来の技術] 建築業者のセールス活動において、空き地を持っている
地主に対して、戸建住宅や集合住宅を建てるように勧誘
する場合、従来にあっては、セールスの過程で設計者に
設計してもらった該当敷地に対応した提案すべき平面プ
ランを描いた図面を作成し、これをセールスマンが地主
に見せて説明するようにしていた。ところが、地主とセ
ールスマンとの話しの過程で建物の位置を変えたり、あ
るいは駐車場の位置を変えたり、建物の棟数や駐車場の
広さを変えたり、樹木の位置を変えたする話しが出た場
合、その場では対応できず、再び、設計者の処に地主と
の話しをフィードバックして新たに提案すべき平面プラ
ンを作成し、再度地主の処に持参して説明するというよ
うにしていた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記のような従来例にあっては、何度も設計
者に平面プランを描いた図面を作成してもらって、その
つど地主の処に持っていって説明しなければならず、手
間がかかり、特に、該当敷地を見ながら屋外で地主の意
見を聞きながらその都度配置プランを提供するというこ
とができなかった。
そこで、本発明者は本発明に至る過程で、地主の目の前
で磁石又は磁性体により形成したボードの上に予め形成
した建物や車や樹木等の模型(この模型には磁性体や磁
石を設けておく)を磁着させて建物その他の配置プラン
を提案することを考えた。このようにすると、配置プラ
ンの変更等が地主の目の前で容易に行えるようになる。
ところが、このように地主の目の前で模型をボードに磁
着し、しかもプランの変更等に対応できるようにするに
は予め形成した多数種類の模型を地主の処や現地に運ば
なければならず、また、使用しない時にはこれらの模型
を整理して収納しておかなければならないが、これらの
搬送中に模型同士がぶつかりあって破損したり、搬送や
収納時に紛失したりするという問題があった。
本発明は上記した従来例の問題点に鑑みて発明したもの
であって、その目的とするところは、該当敷地に対応し
た建物の種々の配置プランを地主の家やあるいは建築す
べき現場においてセールスマンが直接地主の意見を聞き
ながら提案する際、模型を利用してこれを磁着するのみ
で種々の配置プランの提案ができるようにするにあた
り、模型を簡単に整理して搬送したり、保管したりでき
る建築用模型の収納箱を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の建築用模型の収納箱は、前面の開口を蓋20に
て開閉自在にした角箱状の収納箱7の上面に掴持部10
を設け、収納箱7内の両側の内面に上下に複数段の棚板
受け8を設け、収納箱7内に水平な棚板9を上下に間隔
を隔てて配置すると共に棚板9の両側を棚板受け8に載
置して棚板9を水平な状態で収納箱7に対して出し入れ
自在にし、建物や車や樹木等の建築用の模型4に磁性体
乃至磁石を設けると共に模型4を載置する棚板9に模型
4が磁着することができるように磁石乃至磁性体を設
け、種々の付属部品を収納する引き出し11を最下部の
棚板9の下方に出し入れ自在に設けて成ることを特徴と
するものであって、このような構成を採用することで、
上記した本発明の目的を達成したものである。
[作用] しかして、収納箱7の棚板9に模型4を磁着させた状態
で収納したり、あるいは搬送したりするものであり、こ
の時磁着してあるため模型4が傾いたり、ぶつかったり
せず、破損を防止できるようになっている。また、現地
などで模型4を取り出す場合には収納箱7から棚板9ご
と取り出して外部で棚板9から模型4を外すようにする
ことができ、この結果、棚板9を何段も取り付けたりし
ても模型4の取り出しが容易にできるものであり、ま
た、任意の模型4を使用して配置プランを提案している
際、使用していない模型4は棚板9に磁着させておくこ
とで使用していない模型4を紛失しないようにできるも
のである。また掴持部10を手で持って収納箱7を持ち
運びするとき模型4を載せた棚板9が水平な状態であっ
て、棚板9に載せた模型4が立体模型4Aであっても磁
着せる模型4が倒れたり動いたりしないように持ち運び
することができる。複数の棚板9に模型4を模型4の種
類毎に分けて収納できて模型4をわかりやすく収納でき
ると共に任意の模型4を載せた棚板9を選択して簡単に
模型4を取り出すことができる。さらにスケール12、
マグネット13、ピンセット14、筆記具15、法規定
規16、支持棒17、ペンライト18等の種々の付属部
品を引き出し11に収納しておくことができ、模型4と
一緒に持ち運びできて忘れたり、紛失したりするおそれ
がないと共に付属部品の取り出しも容易にできる。
[実施例] 本発明を以下添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
模型4としては例えば第7図に示すような複数種の建物
模型4a、自動車模型4b、駐車場模型4c、種々の樹
木模型4d、プール模型4e、自転車置き場模型4f、
噴水模型4g、ゲート模型4h、ネーム等の表示構造物
模型4i、遊び場模型4j、人間模型4k、外部の建物
等を表示する外部建物模型4m等種々の模型があり、こ
れらの模型4は立体模型4Aと平面模型4Bとがある。
また、これらの模型4の下面側には磁石または磁性体が
設けてある。つまり、ボード1が磁石の場合には模型4
に鉄のような磁性体が設けてあり、ボード1が鉄板のよ
うな磁性体の場合には模型4に磁石が設けてあって、ボ
ード1の任意の位置に模型4を磁着できるようになって
いる。上記模型4は所定の縮尺、例えば実物の1/10
0の縮尺となっている。
上記種々の模型4は第1図に示すような収納箱7内に収
納しておくものである。収納箱7は前方が開口してお
り、内部に上下に複数段に棚板受け8が設けてある。棚
板受け8には前方に引き出し自在に棚板9が載置してあ
る。棚板9は磁石または磁性体を設けてあって、磁石ま
たは磁性体を有する模型4を棚板9に載せて磁着できる
ようになっている。したがって、棚板9の上に模型4を
磁着させた状態で収納することで、収納箱7の上部に設
けた掴持部10を手で持って移動しても模型4が移動し
たりすることなく、確実に保持された状態で運ぶことが
できるようになっている。収納箱7内には更に引き出し
11が出し入れ自在に内装してあり、この引き出し11
の中には第9図に示すようなスケール12、マグネット
13、ピンセット14、筆記具15、法規定規16、支
持棒17、人工太陽として使用するペンライト18等の
種々の付属部品が収納できるようになっている。そし
て、収納箱7の前開口の両側縁には縦溝19が設けてあ
って蓋20を上方から落とし込んで嵌め込むことができ
るようになっている(したがって蓋20は上方に引き上
げて取り外すものである)。
ボード1は蝶番部を介して折り畳み自在となっており、
添付図面の実施例では2つ折りとなっているが、3つ折
り以上に折り畳み自在となっていてもよい。ボード1は
磁石が設けてあるかまたは鉄板のような磁性体が設けて
あるかいずれかの構造となっており、鉄板のような磁性
体を設けてある場合には表面の任意の位置に磁石を磁着
できるようになっており、磁石を設けてある場合には表
面に鉄材等の磁性体を磁着できるようになっている。こ
のボード1の大きさは例えば一枚がA1サイズのものを
2枚折り畳み自在に蝶番部により連結して構成したもの
であり、第8図に示すようなケース6に入れて保管した
り、持ち運んだりするものである。
図面保持体3はボード1に磁着できるように磁石または
磁性体により形成してあり、実施例では細巾の長尺の帯
状をしているが、必ずしもこれにのみ限定されず、短い
もの、あるいは、円形その他の任意の形状をしていても
よい。この図面保持体3はボード1に磁着させた状態で
ボード1と共にケース6に収納しておく。
しかして、上記のような模型4を入れた収納箱7とボー
ド1を収納したケース6とを持って地主(顧客)を訪問
し、訪問先の地主の目の前で、ケース6からボード1を
出して広げ、また、収納箱7の蓋20を取り外し、棚板
9を前方に引き出し、該当する敷地の図面を描いた敷地
図面2(この敷地図面2は模型4と同じ縮尺としてあ
る)をボード1の表面に載せ、磁石または図面保持体3
を敷地図面2の上に当てて敷地図面2を介してボード1
の上に敷地図面2を保持した状態で敷地図面2の上に建
物や車や樹木等の磁石乃至磁性体を備えた模型4を載せ
てボード1に磁着させ(この場合、使用する模型4のみ
を棚板9から取り外し、使用しない模型4は棚板9に磁
着させて残しておくことで、使用していない模型4が紛
失するのを防止し、且つ使用しようとする際に直ぐ棚板
9から取り出して使用できる)、配置プランを提案する
ものである。そして、提案した配置プランに基づいて種
々の説明及び検討をするのであるが、この際、建物の種
類を変える場合、建物の向きや配置を変える場合、棟数
を増減する場合、あるいは駐車場、自転車置き場、樹木
等の位置変更や増減をする場合等、地主の目の前で敷地
図面2の上で模型4を動かして磁着させ、提案すべき種
々の配置プランをその場で提案、検討するものである。
第2図(a)(b)(c)には敷地図面2を介して立体模型4A
を磁着させる順序が示してあり、第2図(d)には立体模
型4Aを配置変した例を示している。また、第3図(a)
(b)(c)には敷地図面2を介して平面模型4Bを磁着させ
る順序が示してある。もちろん立体模型4Aと平面模型
4Bとを組み合わせて使用してもよく、平面模型4Bで
平面的な提案をした後、これに基づいて立体模型4Aで
立体的な提案をするようにしてもよい。
第4図や第5図にはボード1の表面に模型4を直接磁着
して配置プランを提案する順序が示してある。この場合
にはボード1に施してあるます目線1aを目印にして模
型4間の距離を理解したり、あるいは、このます目線1
aをプランを変える場合にはボード1の上で模型4を動
かす時の動かす距離の目安とするものである。したがっ
て、ボード1に施してあるます目線1aのますの縦横の
寸法は模型4と同じ縮尺とするものである。
また、第6図に示すようにます目線1aを目印にして磁
石乃至磁性体により形成した細長状の輪郭線用帯材20
をボード1に磁着して輪郭線用帯材20により該当敷地
の輪郭線を形成し、この該当敷地の輪郭線を形成したプ
ランニング用ボード1の表面に建物や車や樹木等の模型
4を磁着するようにしてもよい。
上記のようにして地主の前で配置プランを提案した後、
用事がすめば使用した模型4を棚板9に磁着し、棚板9
を収納箱7の棚板受け8に前方よりスライドにより収納
し、同様にして模型4を磁着した棚板9を多段に内装し
た後、蓋20をし、この状態で収納箱7を持ち帰るもの
である。この時ボード1は折り畳んでケース6に入れて
コンパクトにして持ち帰る。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように、建物や車や樹木等の
建築用の模型を収納するための収納箱であって、収納箱
内に出し入自在に棚板を内装し、該棚板に磁性体乃至磁
石を設けた模型を磁着することができるように磁石乃至
磁性体を設けてあるので、収納箱の棚板に模型を磁着さ
せた状態で収納したり、あるいは搬送したりできて模型
が傾いたり、ぶつかったりせず、破損を防止できるもの
であり、また、現地などで模型を取り出す場合にも収納
箱から棚板ごと取り出して外部で棚板から模型を外すよ
うにすることができ、この結果、棚板を何段も取り付け
たりしても模型の取り出しが容易にでき、また、任意の
模型を使用して配置プランを提案している際、使用して
いない模型は棚板に磁着させておくことで使用していな
い模型を紛失しないようにできるものであって、模型の
管理が簡単且つ正確にできるものであり、また角箱状の
収納箱の上面に掴持部を設け、模型を磁着する棚板を水
平に収納箱に配置したので、掴持部を手で持って収納箱
を持ち運びするとき模型を載せた棚板が水平な状態であ
って、棚板に載せた模型が立体模型であっても磁着せる
模型が倒れたり動いたりしないように持ち運びすること
ができるものであり、また収納箱体内の両側の内面に上
下に複数段の棚板受けを設け、収納箱内に水平な棚板を
上下に間隔を隔てて配置すると共に棚板の両側を棚板受
けに載置して棚板を水平な状態で収納箱に対して出し入
れ自在にし、棚板の上に模型を磁着したので、棚板に載
せる模型が立体模型であっても収納できるのは勿論、複
数の棚板に模型を模型の種類毎に分けて収納できて模型
をわかりやすく収納できると共に任意の模型を載せた棚
板を選択して簡単に模型を取り出すことができるもので
あり、さらに種々の付属部品を収納する引き出しを最下
部の棚板の下方に出し入れ自在に設けたので、スケー
ル、マグネット、ピンセット、筆記具、法規定規、支持
棒、ペンライト等の種々の付属部品を引き出しに収納し
ておくことができ、模型と一緒に持ち運びできて忘れた
り、紛失したりするおそれがないものであり、付属部品
の取り出しも容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明の収納箱の蓋を途中まで開いてい
る状態の斜視図及び棚板を取り出した状態の斜視図、第
2図(a)(b)(c)(d)は本発明のボードの使用順序を示す説
明図、第3図(a)(b)(c)は同上の他の使用例の順序を示
す説明図、第4図(a)(b)(c)は同上の更に他の使用例の
順序を示す説明図、第5図(a)(b)は同上の他の使用例の
順序を示す説明図、第6図(a)(b)(c)は同上の更に他の
使用例の順序を示す説明図、第7図は同上に使用する模
型の各例の斜視図、第8図はボードとケースを示す斜視
図、第9図は種々の付属部品の斜視図であって、4は模
型、7は収納箱、8は棚板受け、9は棚板、10は掴持
部、11は引き出し、20は蓋である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面の開口を蓋にて開閉自在にした角箱状
    の収納箱の上面に掴持部を設け、収納箱内の両側の内面
    に上下に複数段の棚板受けを設け、収納箱内に水平な棚
    板を上下に間隔を隔てて配置すると共に棚板の両側を棚
    板受けに載置して棚板を水平な状態で収納箱に対して出
    し入れ自在にし、建物や車や樹木等の建築用の模型に磁
    性体乃至磁石を設けると共に模型を載置する棚板に模型
    が磁着することができるように磁石乃至磁性体を設け、
    種々の付属部品を収納する引き出しを最下部の棚板の下
    方に出し入れ自在に設けて成る建築用模型の収納箱。
JP1308759A 1989-11-28 1989-11-28 建築用模型の収納箱 Expired - Lifetime JPH0648420B2 (ja)

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JPH03168685A JPH03168685A (ja) 1991-07-22
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ID=17984953

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN2192193Y (zh) * 1994-04-09 1995-03-22 卢鹰 便移扣合式模型箱
CZ2018526A3 (cs) * 2018-10-01 2019-08-14 ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ­ technickĂ© v Praze Trojrozměrný model budovy určený především pro zrakově postižené uživatele

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JPS57142762U (ja) * 1981-03-04 1982-09-07

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