JPH0648011A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0648011A
JPH0648011A JP4205346A JP20534692A JPH0648011A JP H0648011 A JPH0648011 A JP H0648011A JP 4205346 A JP4205346 A JP 4205346A JP 20534692 A JP20534692 A JP 20534692A JP H0648011 A JPH0648011 A JP H0648011A
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JP
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liquid
developing roller
contact
developing
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Application number
JP4205346A
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Inventor
Hiromichi Komai
博道 駒井
Yasuo Katano
泰男 片野
Hidenori Tomono
英紀 友野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、記録体との間隔を常に一定化
した状態で、溶液の蒸発、あるいは記録体側への浸透等
を防止して、均一な可視像処理を行なえる構造を備えた
記録装置を得ることにある。 【構成】本発明は、記録体2に対向して配置されている
現像ローラー10Bの周方向に沿って、水溶液を含浸さ
せて給液態位を設定する部分10B1と非給液態位を設
定する部分10B2とを区分し、非現像時には、非給液
態位を設定する部分10B2を記録体2に対面させ、か
つ、この部分で溶液タンク10Aの開口を塞ぐようにし
たことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関し、さら
に詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選
択的にまたは選択的かつ可逆的に加熱温度に応じた後退
接触角を示す領域を形成する方法を用いる記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、表面を液体付着性領域と
非液体付着領域とに区分けして画像形成に供する手段の
一つとして、水(湿し水)なし平版印刷を用いたオフセッ
ト印刷がある。
【0003】しかしながら、このようオフセット印刷に
あっては、原版から製版工程および刷板からの印刷工程
までを一つの装置内に組み込むことが困難であり、製版
および印刷に係る装置を小型化することが難しい場合が
多かった。
【0004】そこで、このような問題を解決する方法と
して、特に、表面に液体付着領域と比液体付着領域とを
形成することが可能で、かつ繰返し使用が可能な記録方
式として、 (1)疎水性の光導電体層に対して外部から、帯電、露
光、現像の各工程を実行することによって疎水性部と親
水性部とを区分して形成し、親水性部のみに水性現像剤
を付着させて紙などに転写する水性現像方式。 (2)フォトクロミック材料に対する紫外線照射を行な
い、照射された部分を親水性化したフォトクロミック化
合物に変性させるフォトクロミック材料の光学反応を利
用した方式。 (3)不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を形成する内部偏倚力の
作用を利用した方式 が提案されている。
【0005】しかし、このような方式にあっては、多く
の工程を必要としたり(水性現像方式)、あるいは、量子
効率が悪いことに原因して反応時間および記録時間が長
くなってしまったり安定性に欠けたり(フォトクロミッ
ク材料の光学反応を利用した方式)、温度変化によって
記録前の物理的構造状態が不安定になり保存性に問題が
あったり、記録された情報パターンを消去する際に煩雑
性がある(内部偏倚力を利用した方式)等の不具合があっ
た。
【0006】そこで、このような問題に対処するため、
本発明者らは、次のような画像記録方法を提案した。す
なわち、この方法は、記録体の表面に液体、または蒸気
さらには加熱によって液体に変化する固体と接触した状
態で加熱し、加熱温度に応じて液体に対する後退接触角
を変化させて液体のぬれ性の違いを利用した潜像を形成
し、この潜像を顕色剤を含有した記録剤に接触させて顕
像化処理した可視像を記録紙に転写する方法である(特
開平3ー178478号公報)。この方法においては、
画像信号に応じて加熱することにより後退接触角が低下
した位置で、液体が弾かれることなくぬれやすくなるの
を利用して画像に応じた潜像を形成することができ、ま
た、液体が接触していない状態での加熱によって上記後
退接触角を高めることにより記録体の表面を撥液性の状
態に復帰させるようにして、選択的にまたは選択的かつ
可逆的に画像の記録を行なうことができる。
【0007】いま、この方法を用いた記録装置の一例
を、図4において説明すると、次のとおりである。図4
に示す記録装置は、液体のぬれ性の違いを利用した潜像
の形成と、この潜像の可視像処理とを同時に行なえる構
成を備えている。すなわち、この記録装置1は、記録体
2、記録部3、転写部4およびクリーニング部5を主要
構成としており、図において記録体2としては、支持体
をなす基体の表面に、記録層、つまり、液体との接触下
において加熱温度に応じて、後退接触角が低下して液体
が付着しやすくなる性質をもたせた層を設けたベルト状
フィルムが用いられている。そして、記録部3は、記録
体2の内側に対峙するサーマルヘッド3Aと、記録体2
をはさんでサーマルヘッド3Aと対向する位置に配置さ
れている溶液タンク3Bとで構成されている。溶液タン
ク3Bには顕色材を溶解させた水溶液が収容されてお
り、この溶液は、その中に一部を浸漬させているスポン
ジローラ等の供給ローラ3B1によって記録体2に向け
汲み上げられ、記録体2を液体との接触下におくように
なっている。そして、転写部4は、記録体2と対向して
記録紙を挟持搬送できるローラによって構成され、ま
た、クリーニング部5は、色剤を除去するためのクリー
ナー5Aと除像ヒーター5Bとで構成されている。従っ
て、液体との接触下において加熱温度に応じた後退接触
角が低下した位置に付着する液体は、その液体中に溶解
している顕色剤によって可視像をなし、この可視像は転
写部4において、記録紙Sに転写される。一方、画像転
写を終えた記録体2は、クリーナー5Aによって、残存
する液体を除去されると共に、液体の接触下にない状態
で加熱する除像ヒーター5Bによりその記録層を撥液性
を有する元の状態に復元される。
【0008】ところで、上述した記録部3に用いられる
溶液タンク3Bは、記録体2に対向する側を開口して記
録体2への水溶液の汲み上げを可能にしているが、この
ように開口した状態が長時間継続されていると水溶液が
蒸発し、この水溶液に色剤を溶解させている場合には、
顕色剤としての濃度が変化して画質劣化を来す虞れがあ
り、これを防止するために水溶液の補給を頻繁に行なう
必要が生じる。また、上述した潜像形成と同時に現像を
行なう形式ではなく、水溶液によって潜像を形成した後
に、その水溶液に対して色剤を分散させたインクを供給
することにより現像する方式の場合においても、インク
を収容している現像タンクにおいても同様に記録体側を
開口させることが多く、インクが蒸発することは否め
ず、上述した場合と同様に、画質劣化を来す虞れがあ
る。さらに、上述した水溶液を収容している溶液タンク
あるいはインクを収容している現像タンクは、機器搬送
時や急激な振動を受けた際にその開口から水溶液あるい
はインクがこぼれることもあり、これによっても水溶液
あるいはインクの濃度変化を生じて画質劣化の原因とな
ることがあった。
【0009】一方、上述した色剤を溶解若しくは分散さ
せた水溶液を用いて潜像形成と現像とを同時に行なう場
合、あるいは、この水溶液による潜像形成とは別にイン
クを供給して現像を行なう場合の何れにおいても、記録
体への長時間の接触によって、次ぎのような問題が生じ
る。すなわち、記録体に付着して潜像をなす水溶液ある
いはこの潜像に付着して可視像を形成する色剤は、その
材料の種類によっては、長時間記録体と接触している
と、記録体の記録層を膨潤させたり、場合によっては、
液体が記録層中に含浸する場合がある。また、水溶液中
に溶解若しくは分散されている色剤、または、インクに
含まれる色剤の種類によっては、その色剤が記録体に長
時間接触していると、記録層に吸着される場合もあり、
これらの現象は、記録層表面の液体反発性を劣化させて
しまい、地汚れや印字不良の原因となることがあり、こ
れによっても、画質劣化を来すことになる。
【0010】そこで、従来では、溶液タンクに蓋を設け
たり、あるいは、記録部を記録体に対して接離できる構
造が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、均一な
現像を行なうためには、記録部での溶液供給部と像担持
体との間の間隔および当接圧力を常に一定に維持する必
要があり、この点からすれば、上述した提案構造のう
ち、接離構造を備えたものにおいては、接触態位におい
て、上記間隔および圧力を維持するための構造が必要に
なり、結果として、構造が複雑となる。また、均一な現
像を行なうための条件としては、像担持体上での記録幅
以上の長さが現像領域で必要になることから、上述した
蓋を設けた構造においては、この領域を覆うに足る蓋の
大きさを設定しなければならず、これによって、装置自
体が大型化することは否めない。
【0012】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
記録装置における問題に鑑み、記録体との間隔を常に一
定にすることを前提として、溶液の蒸発、あるいは像担
持体側への浸透等を防止して、均一な現像を行なえる構
造を備えた記録装置を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、記録体の表面に対して、
液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変化する
固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体
に対する後退接触角を変化させる方法により形成された
潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視像を形
成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置におい
て、上記潜像に記録剤を接触させる現像装置は、装置本
体から上記記録体に向け突出し、同記録体に当接して回
転可能な現像ローラーを備え、この現像ローラーの周方
向の一部には、弾性および撥現像液性を有する圧接部材
を配置し、記録体への記録剤を接触させない非現像時に
は、上記圧接部材を上記記録体表面に対面させることを
特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明は、現像ローラーは、
圧接部材が占める周方向での範囲以外を顕色剤を含浸で
きる構成とされていることを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明は、記録体の表面に対
して、液体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変
化する固体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じ
た液体に対する後退接触角を変化させる方法により形成
された潜像に顕色剤を含有した記録剤を接触させて可視
像を形成し、この可視像を記録紙に転移する記録装置に
おいて、上記潜像に記録剤を供給する現像装置には、記
録剤を含浸することのできる材質からなる現像ローラー
を装備する一方、上記記録体における上記現像ローラー
と対面する側には、上記現像装置から突出している現像
ローラーに当接可能な圧接部材を設け、記録体に記録剤
を供給しない非現像時に、上記圧接部材を上記現像装置
から突出している現像ローラーと上記記録体との間に位
置させることを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明によれば、現像装置に装備されている現
像ローラーが、記録体への記録剤を接触させない時期に
相当する非現像時には、圧接部材が記録体に対面するこ
とによって装置内からの記録剤の供給が遮断され、ま
た、現像時には、上記圧接部材を記録体に対面させない
ようにして現像ローラーに含浸された記録剤を記録体に
接触させる。また、本発明によれば、非現像時、記録体
側に位置する圧接部材が現像ローラーと記録体との間に
位置されることにより、記録体に対する現像ローラーか
らの現像剤の供給が行なわれず、しかも、現像ローラー
と当接することによりこのローラーを変形させて溶液タ
ンクの開口部を塞ぐ。
【0017】
【実施例】以下、図1乃至図3において、本発明の詳細
を説明する。図1は、本発明による記録装置の要部をな
す現像装置を概略的に示す模式図である。なお、図1乃
至図3において、図4に示したものと同じ構成部品につ
いては、同符号により示してある。図1に示した現像装
置は、図4に示した記録装置と同じように潜像の形成と
現像とを同時に行なうことのできる方式のものであり、
同図において、現像装置10は、溶液タンク10Aと現
像ローラー10Bとを備えている。上述した溶液タンク
10A内には、記録剤となる色剤を溶解あるいは分散さ
せた水溶液が収容されており、この水溶液中には、現像
ローラー10Bの一部が浸漬している。現像ローラ10
Bは、その周面を記録体2に対して当接させる位置に配
置されており、その周方向においては、多孔質体10B
1と圧接部材10B2とが区切られて配置されている。
上述した多孔質体10B1は、例えば、気孔径が10〜
100μm程度の発泡ウレタンからなり、溶液を含浸さ
せて毛管現象による給液作用が得られるようになってい
る。また、圧接部材10B2は、多孔質体10B1とは
異なり、給液作用が行なえない部分として設けられてお
り、例えば、シリコーンやフッ素系のゴム材料により構
成されている。この圧接部材10B2の表面は、例え
ば、接液性あるいは撥現像液性が要求される場合を考慮
して、テフロン(商品名)等の保護膜(図示されず)が設け
られている。
【0018】このような現像ローラー10Bは、その回
転軸を図示しないパルスモータあるいはロータリーソレ
ノイドによって回転駆動されるようになっており、駆動
態位として、記録体2への水溶液を接触させて潜像形成
と同時に現像を行なう現像時には、多孔質体10B1を
記録体2に対面させ、また、記録体2に対して水溶液を
接触させない非現像時には、圧接部材10B2を記録体
2側に対面させる態位をそれぞれ選択されるようになっ
ている。ところで、現像ローラー10Bは、その周面の
一部を溶液タンク10Aから突出させて記録体2に当接
するようになっているために、溶液タンク10Aの開口
部は、圧接部材10B2を突出させることのできる大き
さに設定され、この圧接部材10B2が突出した場合に
は、圧接部材10B2によって開口が遮蔽されるように
なっている。
【0019】本実施例は以上のような構成であるから、
上述した現像時には、現像装置10の現像ローラー10
Bが、図1(A)に示すように、多孔質体10B1を記録
体2に対面させる態位を設定される。従って、溶液タン
ク10A内の水溶液は、多孔質体10B1の毛管現象に
よって均一に汲み上げられ、記録体2と接触状態となる
ので、サーマルヘッド3Aからの加熱温度に応じて、記
録層で後退接触角が低下した位置に水溶液を付着させ
る。一方、上述した非現像時には、現像ローラー10B
が、図1(B)に示すように、圧接部材10B2を記録体
2に対向当接させる態位を設定される。従って、溶液タ
ンク10A内の水溶液は、圧接部材10B2の存在によ
って、給液されない状態となり、しかも、溶液タンク1
0Aの開口が圧接部材10B2によって遮蔽されるの
で、溶液タンク10Aの内部が密封される。
【0020】本実施例によれば、溶液タンクからの給液
態位と非給液態位とを区切ることができるので、記録体
に対する水溶液の長時間接触を避けることができる。し
かも、非給液態位にあるときには、溶液タンクの開口部
が密封されるので、内部の水溶液がこぼれるような事態
を回避することができる。
【0021】一方、図2は、本発明の別実施例を示して
おり、この実施例においては、圧接部材を記録体側に設
けたことを特徴としている。すなわち、この実施例に用
いられる記録体20は、例えば、ポリイミドからなる基
体20A上に、従来のものと同様に、液体との接触下に
あるときに加熱温度に応じて後退接触角が低下して液体
が付着しやすくなる特性を持つ記録材料20Bによる層
が形成されたベルト状フイルムで構成されている。そし
て、この記録体20の一部には、例えば、シリコーン、
テフロン(商品名)等の撥液性を有する材質からなる圧接
部材21が一体化されている。一方、現像ローラー22
は、その全周にわたって、図1に示した現像ローラー1
0Bに用いられている多孔質体で構成され、その周面の
一部を記録体20に当接させている。上述した記録体2
0は、本実施例の場合、1枚の記録が終了したときに現
像ローラー22に対して、圧接部材21が対向して記録
体20と現像ローラー22との間に位置するように駆動
態位が設定されており、記録体20と現像ローラー22
との間に位置した場合には、現像ローラー22の周面を
横断する状態で進入し、現像ローラー22を変形させて
溶液タンク10A(図1参照)の開口部を塞ぐようになっ
ている。
【0022】本実施例は以上のような構成であるから、
記録を行なうために記録体20に対して、水溶液を接触
させる場合には、図3(A)に示すように、記録体20が
移動することに応じて、圧接部材21が現像ローラー2
2と対向しない状態とされる。従って、溶液タンク内の
水溶液は、現像ローラー22による毛管現象によって均
一に汲み上げられ、図1に示した場合と同様に記録体2
0と接触する。一方、1枚の記録が終了した場合には、
記録体20の圧接部材21が現像ローラー22と記録体
20との間に位置する。従って、溶液タンク10A内の
水溶液は、圧接部材21の存在によって、給液されない
状態となり、しかも、溶液タンク10Aの開口が、圧接
部材21の進入によって変形した現像ローラー22によ
って塞がれるので、溶液タンク10Aの内部が密封され
る。
【0023】なお、図1および図3に示した実施例にお
いて、記録体に対する現像ローラーの対向関係は、現像
ローラーの回転を阻害しないで、かつ、溶液がこぼれる
のを防止できる程度の圧力を持たせた関係とされること
が望ましい。
【0024】また、上述した実施例は、潜像形成と同時
に可視像処理を行なうことを前提とした場合であるが、
これに限らず、潜像形成後に可視像処理を行なう場合を
対象とすること勿論可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録体と
の配置関係を一定化されている現像ローラーに給液態位
を設定する部分と非給液態位を設定する部分とを区分
し、これら各部を、その態位に応じて記録体に対面させ
るようにしたので、現像剤の均一な供給と共に記録体に
対する記録剤の長時間接触を防止して、色剤を溶解若し
くは分散して潜像形成と同時に現像を行なう水溶液から
なる記録剤あるいは潜像形成後に液体に付着する色を含
むインク等の記録剤が蒸発したり記録体側へ浸透するの
を未然に防ぐことができる。また、非給液態位を設定し
た場合には、溶液の収容部を密封することができるの
で、装置の振動等により溶液がこぼれるような事態を未
然に防ぐことができる。従って、溶液の蒸発や記録体へ
の浸透を防止することにより、記録剤の濃度変化や記録
体の液体反発性の低下を防止して、画質劣化を未然に防
ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による記録装置の要部構成および
一態様を説明するための概略的な配置図、(B)は記録装
置の要部での別な態様を説明するための概略的な配置図
である。
【図2】本発明の別実施例による要部構成を示す断面図
である。
【図3】(A)は図2に示した要部構成の一態様を説明す
るための概略的な配置図、(B)は図2に示した要部構成
の他の態様を説明するための概略的な配置図である。
【図4】本発明による記録装置に用いられる記録原理を
説明するための装置の構成を示す配置図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2、20 記録体 3 記録部 3A サーマルヘッド 3B 溶液タンク 4 転写部 10 現像装置 10A 溶液タンク 10B 現像ロ¥ラー 10B1 多孔質体 10B2、21 圧接部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
    あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
    状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
    角を変化させる方法により形成された潜像に顕色剤を含
    有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可視像
    を記録紙に転移する記録装置において、 上記潜像に記録剤を接触させる現像装置は、装置本体か
    ら上記記録体に向け突出し、同記録体に当接して回転可
    能な現像ローラーを備え、この現像ローラーの周方向の
    一部には、弾性および撥現像液性を有する圧接部材を配
    置し、記録体への記録剤を接触させない非現像時には、
    上記圧接部材を上記記録体表面に対面させることを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記録装置において、現像ロ
    ーラーは、圧接部材が占める周方向での範囲以外を顕色
    剤を含浸できる構成とされている記録装置。
  3. 【請求項3】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
    あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
    状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
    角を変化させる方法により形成された潜像に顕色剤を含
    有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可視像
    を記録紙に転移する記録装置において、 上記潜像に記録剤を供給する現像装置には、記録剤を含
    浸することのできる材質からなる現像ローラーを装備す
    る一方、上記記録体における上記現像ローラーと対面す
    る側には、上記現像装置から突出している現像ローラー
    に当接可能な圧接部材を設け、記録体に記録剤を供給し
    ない非現像時に、上記圧接部材を上記現像装置から突出
    している現像ローラーと上記記録体との間に位置させる
    ことを特徴とする記録装置。
JP4205346A 1992-07-31 1992-07-31 記録装置 Pending JPH0648011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017755A1 (ja) 2010-08-04 2012-02-09 オリンパス株式会社 無線画像通信システムおよび無線画像通信装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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