JPH064797U - 作業領域における消音装置 - Google Patents

作業領域における消音装置

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Publication number
JPH064797U
JPH064797U JP4385092U JP4385092U JPH064797U JP H064797 U JPH064797 U JP H064797U JP 4385092 U JP4385092 U JP 4385092U JP 4385092 U JP4385092 U JP 4385092U JP H064797 U JPH064797 U JP H064797U
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JP
Japan
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noise
work area
sound
signal
control unit
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Pending
Application number
JP4385092U
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English (en)
Inventor
英男 小林
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
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Publication of JPH064797U publication Critical patent/JPH064797U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場内で作業する作業者が騒音に悩まされず
に作業できる作業領域を作り出すための作業領域におけ
る消音装置を提供する。 【構成】 騒音を発するタレットパンチプレス(工作機
械)1の近傍における作業領域SRに設けられた騒音検
出用マイク(音検出センサ)5が作業領域SRの騒音を
検出して、信号を制御部11へ送る。制御部11は、こ
の信号に基づいて作業領域SRの騒音を演算して求める
と共に騒音の波形と逆位相の波形の音を作り出し、スピ
ーカ7から作業領域SRに向けて作り出された音波を発
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は作業領域における消音装置に係り、さらに詳しくは、工作機械付近 における作業領域の騒音を低減させる作業領域における消音装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場内における工作機械が発する騒音を工場の外に漏らさないよう にするために、工場の建物を遮音材や吸音材で覆ったり、あるいは、工作機械を 遮音材や吸音材で覆ったりすることが一般的に行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、工場の建物を遮音材や吸音 材で覆う場合には工場の外へ漏れる騒音を低減することができるものの工場内に おける騒音は低減されない。また、工作機械を遮音材や吸音材で覆う場合には、 材料の搬入及び製品の搬出等に支障を来して作業性を損なったり、コストの面で も不利である。
【0004】 この考案の目的は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、工 場内で作業する作業者が騒音に悩まされずに作業できる作業領域を作り出すため の作業領域における消音装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る作業領域における消音装置は、上記目的を達成するために、騒 音源である工作機械の近傍における作業領域に設けられた音検出センサと、この 音検出センサからの信号に基づいて作業領域における騒音波形と逆位相の波形の 音信号を発生する制御部と、この制御部からの指令により音波を発するスピーカ と、を備えてなるものである。
【0006】
【作用】
この考案に係る作業領域における消音装置によれば、騒音を発する工作機械の 近傍における作業領域に設けられた音検出センサが作業領域の騒音を検出して、 信号を制御部へ送る。制御部は、この信号に基づいて作業領域の騒音を演算して 求めると共に騒音の波形と逆位相の波形の音を作り出し、スピーカから作業領域 に向けて作り出された音波を発する。
【0007】
【実施例】
以下この考案の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1には、騒音発生源である工作機械としてのNCタレットパンチプレス1と 、その近辺(図1中右側近辺)に設けられたNC制御装置3が示されている。こ こで、NCタレットパンチプレス1が加工時に発する騒音は、あらゆる方角に伝 播していく状態にある。
【0009】 図2を併せて参照するに、NC制御装置3の前面(図1においてNCタレット パンチプレス1側反対面)には、図2中左側には音検出センサとしての騒音検出 用マイク5が、中央部には作業者M方向に向けられたスピーカ7が、そして右側 には音検出センサとしてのエラー検出用マイク9が設けられている。
【0010】 騒音検出用マイク5及びエラー検出用マイク9の高さ位置は、NCタレットパ ンチプレス1作動中に作業者MがNC制御装置3の操作を行う時の環境を考えて 、作業者Mの頭を中心として騒音のない作業領域SRを確保するために、作業者 Mの頭付近の高さ位置に設けられている。この騒音検出用マイク5及びエラー検 出用マイク9は、音波を受けてアナログ信号を発するものである。
【0011】 そして、NC制御装置3内部には、騒音検出用マイク5,エラー検出用マイク 9,スピーカ7等に接続された制御部11が設けられている。図3を併せて参照 するに、制御部11には、A/D変換器13,15を介して各々騒音検出用マイ ク5及びエラー検出用マイク9に接続されたコントローラ17と、このコントロ ーラ17に接続された信号発生器19と、この信号発生器19からの信号をアナ ログ信号に変換するD/A変換器21と、変換されたアナログ信号の増幅するパ ワーアンプ23とを有しており、パワーアンプ23はスピーカ7に接続されてい る。
【0012】 A/D変換器13,15はアナログ信号を高速でデジタル信号に変換して、変 換されたデジタル信号をコントローラ17に送信するものである。これにより、 DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を含む電子制御式であるコントロー ラ17は、入力されたデジタル信号に基づいて作業者Mの頭位置における騒音と は逆位相の波形の音波を高速演算により求め、この逆位相音の発生のための指令 信号を信号発生器19へ出力することができる。
【0013】 信号発生器19は、コントローラ17からの指令信号に応じて逆位相音信号を 発生し、これをD/A変換器21へ送る。パワーアンプ23は、D/A変換器2 1からのアナログ信号を増幅してスピーカ7へ出力する。
【0014】 そして、スピーカ7は、パワーアンプ23からの信号により作業者Mの頭付近 における騒音とは逆位相の波形の音を出力する。
【0015】 以上のように構成すると、騒音検出用マイク5が拾った音に基づいて作業者M の頭付近の騒音を求め、その騒音と逆位相の波形の音をスピーカ7から発して騒 音に重合すことにより音波の相互相殺を行って騒音を消す。さらに、エラー検出 用マイク9が消音後の作業者Mの頭付近の音を拾い、まだ作業領域SRが十分に 静かになっていない場合には、エラー検出用マイク9によって拾われた音を再び コントローラ17に送ってさらに消音するように作動する。
【0016】 このように、騒音を発生するNCタレットパンチプレス1の近辺において作業 領域SRを確保することができるので、作業者Mは、NCタレットパンチプレス 1の作業中であっても騒音に悩まされることなく次工程の段取りを行ったり、N Cタレットパンチプレス1の操作を行うことができる。
【0017】 尚、上記実施例においては、NCタレットパンチプレス1を用いて説明したが 、騒音源として種々の工作機械に適用されることはいうまでもない。また、工場 内において多数の工作機械が作動していて騒音源が特定できないような場合にも 適用できる。
【0018】 さらに、上記実施例においては、NC制御装置3そのものに、騒音検出用マイ ク5,スピーカ7,エラー検出用マイク9等を取付けたが、この考案はこれに限 るものではない。すなわち、図4に示すように、NC制御装置3とは別体の例え ばラック25のようなものに騒音検出用マイク5,スピーカ7,エラー検出用マ イク9等を取付けるようにしてもよい。この場合には、工場内においてNCプロ グラミング等のデスクワークをするための領域を確保する際に、所望の位置にセ ットして使用することができるという利点がある。
【0019】
【考案の効果】
この考案に係る作業領域における消音装置は以上説明したような構成のもので あり、騒音を発する工作機械の近傍における作業領域に設けられた音検出センサ が作業領域の騒音を検出して、信号を制御部へ送る。制御部は、この信号に基づ いて作業領域の騒音を演算して求めると共に騒音の波形と逆位相の波形の音を作 り出し、スピーカから作業領域に向けて作り出された音を発する。これにより、 作業領域の騒音は打ち消されるため、騒音に悩まされることのない作業領域を確 保でき、作業環境が改善されると共に、作業の効率が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る作業領域における消音装置の全
体を示す説明図である。
【図2】図1中矢視II方向から見たNC制御装置の正面
図である。
【図3】この考案に係る作業領域における消音装置の制
御部の一構成を示すブロック図である。
【図4】別の実施例に係るNC制御装置を示す図2相当
の正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(工作機械) 5 騒音検出用マイク(音検出センサ) 7 スピーカ 9 ミス検出用マイク(音検出センサ) 11 制御部 SR 作業領域

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源である工作機械の近傍における作
    業領域に設けられた音検出センサと、この音検出センサ
    からの信号に基づいて作業領域における騒音波形と逆位
    相の波形の音信号を発生する制御部と、この制御部から
    の指令により音波を発するスピーカと、を備えてなるこ
    とを特徴とする作業領域における消音装置。
JP4385092U 1992-06-24 1992-06-24 作業領域における消音装置 Pending JPH064797U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4385092U JPH064797U (ja) 1992-06-24 1992-06-24 作業領域における消音装置

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JP4385092U JPH064797U (ja) 1992-06-24 1992-06-24 作業領域における消音装置

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JPH064797U true JPH064797U (ja) 1994-01-21

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ID=12675196

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JP4385092U Pending JPH064797U (ja) 1992-06-24 1992-06-24 作業領域における消音装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018043317A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 オークマ株式会社 工作機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018043317A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 オークマ株式会社 工作機械

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