JPH0647911B2 - シールド掘進機 - Google Patents
シールド掘進機Info
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- JPH0647911B2 JPH0647911B2 JP63056438A JP5643888A JPH0647911B2 JP H0647911 B2 JPH0647911 B2 JP H0647911B2 JP 63056438 A JP63056438 A JP 63056438A JP 5643888 A JP5643888 A JP 5643888A JP H0647911 B2 JPH0647911 B2 JP H0647911B2
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- JP
- Japan
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- shield body
- tunnel
- shield
- drum
- diameter
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- Expired - Lifetime
Links
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- 235000012489 doughnuts Nutrition 0.000 claims 1
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21D—SHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
- E21D9/00—Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
- E21D9/06—Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining
- E21D9/08—Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield
- E21D9/087—Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a rotary drilling-head cutting simultaneously the whole cross-section, i.e. full-face machines
- E21D9/0873—Making by using a driving shield, i.e. advanced by pushing means bearing against the already placed lining with additional boring or cutting means other than the conventional cutting edge of the shield with a rotary drilling-head cutting simultaneously the whole cross-section, i.e. full-face machines the shield being provided with devices for lining the tunnel, e.g. shuttering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Geology (AREA)
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、トンネルを構築するためのシールド掘進機
に関し、特に、掘進直後にトンネル内壁をライニング
(一次覆工)する技術の改良に関するものである。
に関し、特に、掘進直後にトンネル内壁をライニング
(一次覆工)する技術の改良に関するものである。
《従来の技術》 シールド掘進機を用いたトンネル工事では、シールド本
体(鋼製の筒)の前面に配したカッターヘッドによって
シールド本体の外径とほぼ同径のトンネルを掘削すると
ともに、掘削した土砂をシールド本体内から後方へ排出
しながらシールド本体を前方へ推進する。シールド本体
の後方においては、すでに設置されているライニング材
を油圧ジャッキで押して、その反力でシールド本体を前
方へ推進する。これでトンネルが掘進されるが、油圧ジ
ャッキが延びきったらシールド本体の推進を中断して、
ジャッキを盛り替えながらシールド本体の後部におい
て、トンネル内壁を適宜なライニング材でもって覆工す
る。この一次覆工は、一般に鋼製あるいは鉄筋コンクリ
ート製などのブロックを組立てて円管状のトンネル壁体
を構築するセグメント方式か、型枠を設置して早強性の
コンクリートを打設してトンネルの壁をつくる場所打ち
ライニング方式によって行なう。
体(鋼製の筒)の前面に配したカッターヘッドによって
シールド本体の外径とほぼ同径のトンネルを掘削すると
ともに、掘削した土砂をシールド本体内から後方へ排出
しながらシールド本体を前方へ推進する。シールド本体
の後方においては、すでに設置されているライニング材
を油圧ジャッキで押して、その反力でシールド本体を前
方へ推進する。これでトンネルが掘進されるが、油圧ジ
ャッキが延びきったらシールド本体の推進を中断して、
ジャッキを盛り替えながらシールド本体の後部におい
て、トンネル内壁を適宜なライニング材でもって覆工す
る。この一次覆工は、一般に鋼製あるいは鉄筋コンクリ
ート製などのブロックを組立てて円管状のトンネル壁体
を構築するセグメント方式か、型枠を設置して早強性の
コンクリートを打設してトンネルの壁をつくる場所打ち
ライニング方式によって行なう。
《発明が解決しようとする課題》 上述したようなシールド工法について高速化および省力
化の技術改良が盛んに研究されているが、高速化および
省力化の最大の障害になるのは一次覆工であり、これを
能率よく合理的に行なえるようにすればシールド工法全
体の高速化および省力化が実現できる。また、場所打ち
ライニング方式の一次覆工では、シールド掘進時間内に
覆工を完了することは難しい。
化の技術改良が盛んに研究されているが、高速化および
省力化の最大の障害になるのは一次覆工であり、これを
能率よく合理的に行なえるようにすればシールド工法全
体の高速化および省力化が実現できる。また、場所打ち
ライニング方式の一次覆工では、シールド掘進時間内に
覆工を完了することは難しい。
この発明は前述した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、一次覆工をシールド掘進時間内に行な
うことができるようにしたシールド掘進機を提供するこ
とにある。
で、その目的は、一次覆工をシールド掘進時間内に行な
うことができるようにしたシールド掘進機を提供するこ
とにある。
《課題を解決するための手段》 この発明に係るシールド掘進機は、シールド本体の前面
に配したカッターヘッドによってトンネルを掘削すると
ともに、掘削した土砂を前記シールド本体内から後方へ
搬出する掘削手段と、前記シールド本体より大径の回転
ドラムを前記シールド本体の中間部に同軸に設けて回転
駆動し、このドラムの外周カッタで前記トンネルの外周
部の地山を緩めるための掘削をしてトンネルの径を拡大
する拡径掘削手段と、前記回転ドラムの背部において、
掘削されて緩められた土砂内に急結性コンクリートを混
入,攪拌して固化させる一次覆工手段と、前記掘削、拡
径掘削および一次覆工を行ないながら前記シールド本体
を前方へ推進する推進手段と、前記シールド本体の推進
に伴ってその後方に現われる前記コンクリートで一次覆
工されたトンネル内壁にラジアル方向の力を加えてスラ
スト方向の固定力を得て、この部分で前記推進手段の推
進反力を得るグリップ手段とを備えたものである。
に配したカッターヘッドによってトンネルを掘削すると
ともに、掘削した土砂を前記シールド本体内から後方へ
搬出する掘削手段と、前記シールド本体より大径の回転
ドラムを前記シールド本体の中間部に同軸に設けて回転
駆動し、このドラムの外周カッタで前記トンネルの外周
部の地山を緩めるための掘削をしてトンネルの径を拡大
する拡径掘削手段と、前記回転ドラムの背部において、
掘削されて緩められた土砂内に急結性コンクリートを混
入,攪拌して固化させる一次覆工手段と、前記掘削、拡
径掘削および一次覆工を行ないながら前記シールド本体
を前方へ推進する推進手段と、前記シールド本体の推進
に伴ってその後方に現われる前記コンクリートで一次覆
工されたトンネル内壁にラジアル方向の力を加えてスラ
スト方向の固定力を得て、この部分で前記推進手段の推
進反力を得るグリップ手段とを備えたものである。
《作用》 前カッターヘッドによってトンネルを掘削しながら前記
シールド本体を推進していくと、その中間部に設けてあ
る前記回転ドラムの外周カッタによって掘削され緩めら
れた地山が、該外周カッタ後方に形成される。この緩み
領域に前記一次覆工手段によって急結性のコンクリート
が打設され、すぐに固化する。
シールド本体を推進していくと、その中間部に設けてあ
る前記回転ドラムの外周カッタによって掘削され緩めら
れた地山が、該外周カッタ後方に形成される。この緩み
領域に前記一次覆工手段によって急結性のコンクリート
が打設され、すぐに固化する。
前記シールド本体が前方へ推進すると、その後方に前記
コンクリートで一次覆工されたトンネル内壁が現われ
る。このトンネル内壁に前記グリップ手段が作用し、前
記推進手段の推進反力が得られる。この際、密閉型シー
ルド掘進機の場合、加圧室内、カッタヘッドと地山間、
シールド本体外周に気泡を注入しながら行うと、所要の
推進反力が少なくなるので都合が良い。
コンクリートで一次覆工されたトンネル内壁が現われ
る。このトンネル内壁に前記グリップ手段が作用し、前
記推進手段の推進反力が得られる。この際、密閉型シー
ルド掘進機の場合、加圧室内、カッタヘッドと地山間、
シールド本体外周に気泡を注入しながら行うと、所要の
推進反力が少なくなるので都合が良い。
《実施例》 図は本発明の一実施例によるシールド掘進機の概略構成
を示している。1はシールド本体で、これは前胴1aと
後胴1bとに分かれ、その中間部分に後述する回転ドラ
ム5が設けられている。前胴1aと後胴1bとは連結部
材9で一体的に連結されており、シールド本体1を構成
している。
を示している。1はシールド本体で、これは前胴1aと
後胴1bとに分かれ、その中間部分に後述する回転ドラ
ム5が設けられている。前胴1aと後胴1bとは連結部
材9で一体的に連結されており、シールド本体1を構成
している。
シールド本体1の前方の開口部分にカッターヘッド2が
ベアリング3を介して回転自在に取り付けられている。
カッターヘッド2はシールド本体1の内部に配置された
カッターモータ4によって回転駆動され、その前面のビ
ットによって円形のトンネルを掘削する。カッターヘッ
ド2で掘削された土砂はシールド本体1内のスクリュー
コンベア8やパイプ(図示省略)を通して抗口へと排出
される。
ベアリング3を介して回転自在に取り付けられている。
カッターヘッド2はシールド本体1の内部に配置された
カッターモータ4によって回転駆動され、その前面のビ
ットによって円形のトンネルを掘削する。カッターヘッ
ド2で掘削された土砂はシールド本体1内のスクリュー
コンベア8やパイプ(図示省略)を通して抗口へと排出
される。
回転ドラム5はベアリング6aと6bでシールド本体1
の前胴1aと後胴1bとの間にこれらと同軸で回転自在
に取付けられており、前胴1a内に配置されたドラムモ
ータ7によって回転駆動される。回転ドラム5の径はシ
ールド本体1より大きく、前胴1aと後胴1bとの間に
ドラム5の外周部分が歯車状に突出している。ドラム5
のこの突出部分は外周カッタ5aとなっている。
の前胴1aと後胴1bとの間にこれらと同軸で回転自在
に取付けられており、前胴1a内に配置されたドラムモ
ータ7によって回転駆動される。回転ドラム5の径はシ
ールド本体1より大きく、前胴1aと後胴1bとの間に
ドラム5の外周部分が歯車状に突出している。ドラム5
のこの突出部分は外周カッタ5aとなっている。
後述する推進手段によってシールド本体1を前方へ推進
しながらカッターヘッド2でトンネルを掘削し、同時に
回転ドラム5を回転駆動すると、ドラム5の突出部分の
外周カッタ5aによって掘削したシールド本体外側の土
砂が掘削され、緩められ、ドラム5の外径と等しい寸法
にトンネル外周が拡径される。
しながらカッターヘッド2でトンネルを掘削し、同時に
回転ドラム5を回転駆動すると、ドラム5の突出部分の
外周カッタ5aによって掘削したシールド本体外側の土
砂が掘削され、緩められ、ドラム5の外径と等しい寸法
にトンネル外周が拡径される。
シールド本体1の後胴1bの前端外周部分には、多数の
コンクリート打設管15が回転ドラム5の背部に向けて
取付けられている。このコンクリート打設管15には抗
口側に配置されたコンクリート供給設備からホース(い
ずれも図示省略)を通して矢印Aのようにコンクリート
などが圧送されてくるとともに、矢印Bのように急結
剤、もしくは瞬結剤が供給されてコンクリートと混合さ
れる。このように急結剤などを混入したコンクリートが
打設管15から回転ドラム5の背部に噴出する。噴出し
た急結性コンクリートは拡径され緩められた土砂間に混
入され、フィン5bにより土砂と良く攪拌される。ま
た、急結剤の作用によって短時間で固化する。なお、ト
ンネルの用途に応じて、スチールファイバ,グラスファ
イバをコンクリートに予め混合して用いる。以上が一次
覆工手段の構成と動作である。
コンクリート打設管15が回転ドラム5の背部に向けて
取付けられている。このコンクリート打設管15には抗
口側に配置されたコンクリート供給設備からホース(い
ずれも図示省略)を通して矢印Aのようにコンクリート
などが圧送されてくるとともに、矢印Bのように急結
剤、もしくは瞬結剤が供給されてコンクリートと混合さ
れる。このように急結剤などを混入したコンクリートが
打設管15から回転ドラム5の背部に噴出する。噴出し
た急結性コンクリートは拡径され緩められた土砂間に混
入され、フィン5bにより土砂と良く攪拌される。ま
た、急結剤の作用によって短時間で固化する。なお、ト
ンネルの用途に応じて、スチールファイバ,グラスファ
イバをコンクリートに予め混合して用いる。以上が一次
覆工手段の構成と動作である。
シールド本体1の後胴1bの後方にはグリッパ10が配
置されている。グリッパ10の基本構造体はシールド本
体1より小径のベースドラム11であり、このベースド
ラム11とシールド本体1の後胴1bとが複数本の推進
ジャッキ14で連結されている。ベースドラム11の周
囲には多数のフランジ12が適宜間隔をおいて配設され
ており、各フランジ12の間隔部分に自動車のタイヤチ
ューブのようなフレキシブルバッグ13がドラム11の
全周にわたって取付けられている。また図示省略してい
るが、各バッグ13はパイプを介して後方の圧力流体
(オイル、水あるいは空気)の供給装置につながってお
り、バルブ制御によって各バッグ13に圧力流体を注入
したりバッグ13から圧力流体を排出することができる
ようになっている。
置されている。グリッパ10の基本構造体はシールド本
体1より小径のベースドラム11であり、このベースド
ラム11とシールド本体1の後胴1bとが複数本の推進
ジャッキ14で連結されている。ベースドラム11の周
囲には多数のフランジ12が適宜間隔をおいて配設され
ており、各フランジ12の間隔部分に自動車のタイヤチ
ューブのようなフレキシブルバッグ13がドラム11の
全周にわたって取付けられている。また図示省略してい
るが、各バッグ13はパイプを介して後方の圧力流体
(オイル、水あるいは空気)の供給装置につながってお
り、バルブ制御によって各バッグ13に圧力流体を注入
したりバッグ13から圧力流体を排出することができる
ようになっている。
フレキシブルバッグ13に圧力流体が供給されると、そ
の圧力によってバッグ13が膨らむ。膨らんだバッグ1
3はベースドラム11の外周と一次覆工済のトンネル内
壁との間にラジアル方向に大きな力を加える。バッグ1
3の外周面にはトンネル内壁と接して大きな摩擦を発生
するように、タイヤのトレッド面のような凹凸が形成さ
れている。従って、バッグ13を膨脹させた状態では、
ベースドラム11をスラスト方向に移動させない大きな
固定力が発生する。このようにグリッパ10をトンネル
内壁に固定した状態でシールド本体1の推進ジャッキ1
4を延ばすと、グリッパ10が反力点となってシールド
本体1が前方へ推進される。
の圧力によってバッグ13が膨らむ。膨らんだバッグ1
3はベースドラム11の外周と一次覆工済のトンネル内
壁との間にラジアル方向に大きな力を加える。バッグ1
3の外周面にはトンネル内壁と接して大きな摩擦を発生
するように、タイヤのトレッド面のような凹凸が形成さ
れている。従って、バッグ13を膨脹させた状態では、
ベースドラム11をスラスト方向に移動させない大きな
固定力が発生する。このようにグリッパ10をトンネル
内壁に固定した状態でシールド本体1の推進ジャッキ1
4を延ばすと、グリッパ10が反力点となってシールド
本体1が前方へ推進される。
推進ジャッキ14が延びきったならば、グリッパ10の
フレキシブルバッグ13から圧力流体を排出し、グリッ
パ10の固定を解除する。その状態でジャッキ14を縮
めると、グリッパ10がシールド本体1側に引き寄せら
れる。
フレキシブルバッグ13から圧力流体を排出し、グリッ
パ10の固定を解除する。その状態でジャッキ14を縮
めると、グリッパ10がシールド本体1側に引き寄せら
れる。
上記のようにしてトンネルの掘削と一次覆工とが同時進
行する。なお、フレキシブルバッグ13を用いたグリッ
パ10によれば、バッグ13とトンネル内壁との接触面
積が非常に大きくなり、トンネル内壁に局部的に過大な
力を加えずにシールド本体1の推進反力を得ることがで
き、一次覆工によるライニング材の強度が十分でなくて
も必要な推進反力を得ることができる。
行する。なお、フレキシブルバッグ13を用いたグリッ
パ10によれば、バッグ13とトンネル内壁との接触面
積が非常に大きくなり、トンネル内壁に局部的に過大な
力を加えずにシールド本体1の推進反力を得ることがで
き、一次覆工によるライニング材の強度が十分でなくて
も必要な推進反力を得ることができる。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明に係るシールド掘
進機では、シールドの掘進時にシールド本体の中間部分
に設けた大径の回転ドラムの外周カッタによってシール
ド切羽断面を拡大掘削して得られる緩んだドーナツ状の
地山土砂内に急結性のコンクリートを混入,攪拌して固
化させ、これを一次覆工のライニング材とするように構
成したので、掘削の進行と一次覆工とが並行して行わ
れ、シールド掘進時間内で一次覆工をできること、小径
の掘進機で内空断面の大きなトンネルを構築できるこ
と、シールド坑外に搬出する土砂は少なくて済むこと、
一次覆工に伴なう人力作業が軽減すること、適宜注入す
る気泡によってシールドの推進力を軽減して、一次覆工
されたライニング材への応力が小さくなりひびわれの危
険が少なくなることなど、従来のシールド施工には見ら
れない手法を提供できるシールド掘進機である。
進機では、シールドの掘進時にシールド本体の中間部分
に設けた大径の回転ドラムの外周カッタによってシール
ド切羽断面を拡大掘削して得られる緩んだドーナツ状の
地山土砂内に急結性のコンクリートを混入,攪拌して固
化させ、これを一次覆工のライニング材とするように構
成したので、掘削の進行と一次覆工とが並行して行わ
れ、シールド掘進時間内で一次覆工をできること、小径
の掘進機で内空断面の大きなトンネルを構築できるこ
と、シールド坑外に搬出する土砂は少なくて済むこと、
一次覆工に伴なう人力作業が軽減すること、適宜注入す
る気泡によってシールドの推進力を軽減して、一次覆工
されたライニング材への応力が小さくなりひびわれの危
険が少なくなることなど、従来のシールド施工には見ら
れない手法を提供できるシールド掘進機である。
図は本発明の一実施例によるシールド掘進機の概略構成
図である。 1……シールド本体 1a……前胴、1b……後胴 2……カッターヘッド 5……回転ドラム、5a……外周カッタ 8……スクリューコンベア 10……グリッパ、11……ベースドラム 12……フランジ、13……フレキシブルバッグ 14……推進ジャッキ、15……コンクリート打設管
図である。 1……シールド本体 1a……前胴、1b……後胴 2……カッターヘッド 5……回転ドラム、5a……外周カッタ 8……スクリューコンベア 10……グリッパ、11……ベースドラム 12……フランジ、13……フレキシブルバッグ 14……推進ジャッキ、15……コンクリート打設管
Claims (2)
- 【請求項1】シールド本体の前面に配したカッターヘッ
ドによってトンネルを掘削するとともに、掘削した土砂
を前記シールド本体内から後方へ搬出する掘削手段と、 前記シールド本体より大径の回転ドラムを前記シールド
本体の中間部に同軸に設けて回転駆動し、このドラムの
外周カッタで前記トンネル外周の土砂をドーナツ状に掘
削してトンネルの径を拡大する拡径掘削手段と、 前記回転ドラムの背部において、拡径された前記トンネ
ル外周部と前記シールド本体の外周との緩んだ土砂に急
結性コンクリートを混入,攪拌して固化させる一次覆工
手段と、 前記掘削、外周の掘削および一次覆工を行ないながら前
記シールド本体を前方へ推進する推進手段と、 前記シールド本体の推進に伴ってその後方に現われる前
記コンクリートで一次覆工されたトンネル内壁にラジア
ル方向の力を加えてスラスト方向の固定力を得て、この
部分で前記推進手段の推進反力を得るグリップ手段と、 を備えたシールド掘進機。 - 【請求項2】前記グリップ手段が、前記シールド本体よ
り少し小径のベースドラムと、このベースドラムの外周
面に装着されたフレキシブルバッグと、このフレキシブ
ルバッグに圧力流体を供給してこれを膨脹させるととも
に、前記圧力流体を前記バッグから排出してこれを縮小
させる制御手段とを備えていることを特徴とする請求項
1記載のシールド掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63056438A JPH0647911B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | シールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63056438A JPH0647911B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | シールド掘進機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01230892A JPH01230892A (ja) | 1989-09-14 |
JPH0647911B2 true JPH0647911B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=13027090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63056438A Expired - Lifetime JPH0647911B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | シールド掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647911B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102748032B (zh) * | 2012-07-26 | 2014-07-09 | 兖州煤业股份有限公司 | 岩巷普掘机械化快速施工方法 |
CN110005422B (zh) * | 2019-04-11 | 2021-09-03 | 中铁电气化局集团有限公司 | 一种盾构注浆包裹方法 |
CN113107504B (zh) * | 2021-04-27 | 2022-04-29 | 中铁工程装备集团有限公司 | 隧道掘进机稳定方法及其稳定器 |
CN113250708B (zh) * | 2021-05-18 | 2022-04-19 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种大直径tbm通过小直径隧洞的方法 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63056438A patent/JPH0647911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01230892A (ja) | 1989-09-14 |
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