JPH0647884U - 疑似反射体 - Google Patents

疑似反射体

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JPH0647884U
JPH0647884U JP8486192U JP8486192U JPH0647884U JP H0647884 U JPH0647884 U JP H0647884U JP 8486192 U JP8486192 U JP 8486192U JP 8486192 U JP8486192 U JP 8486192U JP H0647884 U JPH0647884 U JP H0647884U
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JP
Japan
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reflector
delay
length
distance
waveguide
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JP8486192U
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Inventor
和夫 佐藤
龍也 津久井
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダ装置と反射体との距離関係および反射
体の物理特性を容易に設定、変更する。 【構成】 疑似反射体は、レーダ装置から所定の距離放
れた場所に設置される。また、遅延線3の長さが目標反
射体までの距離に基づいて調整される。次に、実際の目
標反射体までの距離に応じて決る減衰量を減衰器7に設
定する。図示しないレーダ装置から所定の周波数帯の電
波を放射すると、該電波は、受信アンテナ1によって受
信された後、増幅器2によって増幅される。そして、遅
延線3によって遅延された後、減衰器7によって減衰さ
れ、送信アンテナ8から再放射される。送信アンテナ8
から放射された電波はレーダ装置によって受信され、解
析される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、反射体までの距離を測定するレーダ装置等に係り、レーダ装置の 特性測定等におけるシミュレーションに際し、疑似反射体として用いて好適な高 周波用の疑似反射体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、反射体までの距離を測定するレーダ装置等においては、特性測定等 におけるシミュレーションに際し、レーダ装置および実際の反射体を屋外に設置 している。そして、上記レーダ装置により電波を放射し、反射体からの反射波を 受信することによって、該反射波の電波強度や、放射から受信までの時間等から 上記反射体までの距離を測定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の反射体は、実際の状況に即して配置する必要が有り 、例えば、レーダ装置から100メートル離れた位置にある反射体に対するシミ ュレーションを行う場合には、実際に100メートル離して配置しなければなら ない。したがって、距離によっては、上記シミュレーションは屋外で行う必要が あった。また、レーダ装置と反射体との距離変更には、実際に反射体を移動させ なければならず、多くの作業者や時間が費やされるという問題があった。
【0004】 この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、レーダ装置と反射体との距 離関係および反射体の物理特性を容易に設定できる高周波用疑似反射体を提供す ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するために、請求項1記載の考案では、送信機からの電 波を受信する受信アンテナと、 前記送信機と目標反射体との実際の距離に相当する遅延量が設定され、前記受 信アンテナによって受信された前記信号を前記遅延量に応じて遅延する遅延手段 と、 前記信号を減衰する減衰手段と、 前記遅延手段によって遅延され、かつ、前記減衰手段によって減衰された信号 を送信する送信アンテナと を具備することを特徴とする。 また、請求項2記載の考案では、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅 延手段はその長さ方向に伸縮自在な螺旋状の導波管から形成されるとともに、 前記送信機と目標反射体との距離に応じた遅延量に相当する長さに、前記導波 管の長さを調整する導波管長調整手段を有することを特徴とする。
【0006】 請求項3記載の考案では、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅延手段 は、直列接続された複数の固定長導波管から形成されるとともに、 前記複数の固定長導波管のいずれか1つの出力信号を、送信すべき信号として 選択的に出力する切換手段を具備することを特徴とする。 請求項4記載の考案では、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅延手段 は、直列接続された複数の可変長の導波管から形成されるとともに、各導波管は 、前記送信機と目標反射体との距離に応じた遅延量に相当する長さに調整する導 波管長調整手段を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、送信機からの電波を受信アンテナにより受信し 、該受信信号を送信機と目標反射体との実際の距離に相当する遅延量が設定され た遅延手段に供給する。受信信号は、遅延手段によって上記遅延量に応じて遅延 された後、減衰手段によって減衰され、送信アンテナから送信される。 請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅延 手段はその長さ方向に伸縮自在な螺旋状の導波管から形成され、導波管長調整手 段によって、送信機と目標反射体との距離に応じた遅延量に相当する長さに調整 される。
【0008】 請求項3記載の考案によれは、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅延 手段は、直列接続された複数の固定長導波管から形成され、切換手段によって、 前記複数の固定長導波管のいずれか1つの出力信号が選択的に出力される。 請求項4記載の考案によれば、請求項1記載の疑似反射体において、前記遅延 手段は、直列接続された複数の可変長の導波管から形成され、該導波管に設けら れた導波管長調整手段によって、前記送信機と目標反射体との距離に応じた遅延 量に相当する長さに調整される。
【0009】
【実施例】
次に図面を参照してこの考案の実施例について説明する。図1はこの考案の一 実施例の構成を示すブロック図である。図において、1は受信アンテナであり、 所定の位置におかれた、図示しないレーダ装置から放射される電波を受信し、該 電波を増幅器2へ送出する。増幅器2は上記電波を所定のレベルに増幅した後、 遅延線3へ送出する。遅延線3は、所望する目標反射体までの距離に応じた遅延 量に相当する長さを有する導波管で形成されており、設置面積を小さくするため に螺旋状に形成されている。該実施例では、導波管1m当り、自由空間約1.4 mの遅延量に相当する。該遅延線3には、その全長を調整可能とする線長変更装 置4が設けられている。ここで、上記遅延線3の詳細な構造について図2および 図3を参照して説明する。
【0010】 図2は上述した遅延線3の斜視図である。図において、遅延線3は矩形の断面 形状からなる導波管から形成されており、その対向する一辺には線長変更装置4 が設けられている。上記遅延線3は、図3に示すように、線長変更装置4によっ て、嵌合されている。線長変更装置4は、ラック・アンド・ピニオン機構を有し ており、図示するハンドル5を回転させることにより、遅延線3の一方の導波管 が、その嵌合部3aにおいて、図3に示す矢印Aに示す方向(図面の左右方向) に移動するようになっている。すなわち、嵌合部3aにおける嵌合長を変化させ ることにより、遅延線3の全体の長さを調整するようになっている。また、遅延 線3の全長は図2に示すゲージ6に示される。次に、説明を図1に戻すと、上述 した電波は遅延線3を介して減衰器7へ供給される。減衰器7は、電気的に減衰 量を変更できるもので、目標反射体までの距離に相当する減衰量が設定される。 該減衰器7は上記電波を減衰した後、これを送信アンテナ8へ送出する。
【0011】 上述した構成によれば、まず、疑似反射体をレーダ装置から所定の距離放れた 場所に設置する。この距離はレーダ装置および疑似反射体が設置される部屋の広 さ等に応じて決められる。また、遅延線3の長さが上記距離と実際の目標反射体 までの距離とに基づいて、線長変更装置4によって決められる。次に、実際の目 標反射体までの距離に応じて決る減衰量を減衰器7に設定する。次に、図示しな いレーダ装置から所定の周波数帯の電波を放射する。レーダ装置より放射された 電波は、受信アンテナ1によって受信された後、増幅器2によって増幅される。 そして、遅延線3によって遅延された後、減衰器7によって減衰され、送信アン テナ8から再放射される。送信アンテナ8から放射された電波はレーダ装置によ って受信され、解析される。
【0012】 次に、上述した遅延線3の変形例について図4および図5を参照して説明する 。まず、図4に示す変形例では、上述した遅延線3は、直列接続された、3つの 固定長の螺旋状の導波管からなる遅延線10a,10b,10cで置き換えられ ている。遅延線10aと10bとの接続部、遅延線10bと10cとの接続部お よび遅延線10cは、各々、切換回路11の端子11a,11b,11cに接続 されている。切換回路11は、上記遅延線の出力を選択的に切換えるようになっ ており、いずれか1つからの出力を図1に示す減衰器7へ供給するようになって いる。すなわち、切換回路11によって端子11aを選択すれば、遅延線11a によって遅延された信号が減衰器7を介して送信アンテナ8から出力される。ま た、切換回路11によって端子11bを選択すれば、遅延線10aおよび10b によって遅延された信号が減衰器7を介して送信アンテナ8から出力される。さ らに、切換回路11によって端子11cを選択すれば、遅延線11a,11bお よび11cによって遅延された信号が減衰器7を介して送信アンテナ8から出力 される。したがって、目標反射体までの距離に応じた遅延量になるよう上記切換 回路11を切換えればよい。
【0013】 また、図4に示す変形例では、上述した遅延線3は、直列接続された、可変長 の螺旋状の3つの導波管からなる遅延線12a,12b,12cで置き換えられ ている。遅延線12a,12bおよび12cの各々は、前述した図2および図3 と同様の構造である。したがって、目標反射体までの距離に応じた遅延量になる よう各遅延線12a,12bおよび12cの嵌合部における嵌合長を変化させる ことにより、目標反射体までの距離に応じた遅延量になるよう調整すればよい。
【0014】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案によれば、送信機からの電波は、受信アンテ ナにより受信され、該受信信号は、送信機と目標反射体との実際の距離に相当す る遅延量が設定された遅延手段によって上記遅延量に応じて遅延された後、減衰 手段によって減衰され、送信アンテナから送信されるようにしたため、レーダ装 置と反射体との距離関係および反射体の物理特性を容易に設定でき、かつ、変更 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同実施例の遅延線の外観を示す斜視図である。
【図3】同実施例の遅延線の嵌合部における構造を示す
断面図である。
【図4】同実施例における遅延線の変形例を示すブロッ
ク図である。
【図5】同実施例における遅延線の別の変形例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 3 遅延線(遅延手段,伸縮自在な螺旋状の導波管) 7 減衰器(減衰手段) 8 送信アンテナ 4 線長変更装置(導波管長調整手段) 10a,10b,10c 遅延線(固定長導波管) 11 切換回路(切換手段) 12a,12b,12c 遅延線(複数の可変長の導波
管)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機からの電波を受信する受信アンテ
    ナと、 前記送信機と目標反射体との実際の距離に相当する遅延
    量が設定され、前記受信アンテナによって受信された前
    記信号を前記遅延量に応じて遅延する遅延手段と、 前記信号を減衰する減衰手段と、 前記遅延手段によって遅延され、かつ、前記減衰手段に
    よって減衰された信号を送信する送信アンテナとを具備
    することを特徴とする疑似反射体。
  2. 【請求項2】 前記遅延手段はその長さ方向に伸縮自在
    な螺旋状の導波管から形成されるとともに、 前記送信機と目標反射体との距離に応じた遅延量に相当
    する長さに、前記導波管の長さを調整する導波管長調整
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の疑似反射
    体。
  3. 【請求項3】 前記遅延手段は、直列接続された複数の
    固定長導波管から形成されるとともに、 前記複数の固定長導波管のいずれか1つの出力信号を、
    送信すべき信号として選択的に出力する切換手段を具備
    することを特徴とする請求項1記載の疑似反射体。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段は、直列接続された複数の
    可変長の導波管から形成されるとともに、各導波管は、
    前記送信機と目標反射体との距離に応じた遅延量に相当
    する長さに調整する導波管長調整手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の疑似反射体。
JP8486192U 1992-12-09 1992-12-09 疑似反射体 Pending JPH0647884U (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003207561A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Fujitsu Ltd レーダ動作監視システム
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Effective date: 19980414