JPH0647720A - 無機質中空製品の押出成形方法及び装置 - Google Patents

無機質中空製品の押出成形方法及び装置

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JPH0647720A
JPH0647720A JP22194792A JP22194792A JPH0647720A JP H0647720 A JPH0647720 A JP H0647720A JP 22194792 A JP22194792 A JP 22194792A JP 22194792 A JP22194792 A JP 22194792A JP H0647720 A JPH0647720 A JP H0647720A
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JP
Japan
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extrusion
extrusion molding
hollow pin
hollow
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP22194792A
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English (en)
Inventor
Ikuo Sanuki
郁夫 讃岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無機質中空製品を押出成形する場合におい
て、セメントスラリーの予備冷却の手間を大幅に省略
し、同時に押出成形中におけるセメントスラリーの摩擦
による発熱を有効に防止することを目的とする。 【構成】 内部にスクリューを有するスクリューシリン
ダー部と、該スクリューシリンダー部に連接された抵抗
管部と、該抵抗管部に連接された成形口金部と、前記抵
抗管部内に設けられた中空ピンホルダーより成形口金方
向へ延出支持された中空ピンとからなる押出成形装置に
おいて前記スクリュー内部、スクリューシリンダー部、
抵抗管部、口金部、中空ピン、中空ピンホルダー内部に
冷媒の流通可能な通路を形成し、この冷媒通路に冷媒を
流通させつつ押出成形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無機質中空製品の押出
成形方法及び装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用板材として繊維補強セメン
ト板が非常に広く使用されており、またこれら無機質壁
板の成形法として押出成形法が広く知られている。この
押出成形法は、任意断面形状の製品が連続成形可能であ
り、特に中空製品の成形が容易にでき、比較的厚手の壁
板であっても中空孔の成形によって軽量化した製品が容
易に成形できるといった利点を有する。
【0003】ところで、無機質製品の押出成形する場合
において、セメントスラリーはかなり流動抵抗を有する
ので、メチルセルロースなどの押出助剤を添加しても摩
擦抵抗による発熱が無視出来ず、スクリュー表面、スク
リューシリンダ内面、抵抗管部内面、口金部内面などと
の摩擦により発熱が見られる。この発熱がメチルセルロ
ースなどの押出助剤をゲル化させるので押出抵抗を増加
させる要因となり、極端な場合は押出不能となることが
あった。このような発熱を防止する観点から、従来では
セメントスラリーを押出機に供給する際に出来るだけ低
温に冷却し、さらに押出機内でセメントスラリーと接触
するスクリューシリンダ内面に面して冷媒流通用のジャ
ケットを形成し、予め冷却したセメントスラリーをさら
に押出混練中でも強制冷却することが行われている。
【0004】
【従来技術の問題点】しかし、上記冷却は、もっぱら押
出材料の表面部分の冷却のみであり、スクリュー表面と
接触する部分での発熱は有効に防止し得ず、このため、
セメントスラリーは言わば芯の部分から徐々に発熱し出
し、中空製品の場合は中空ピンや中空ピンホルダーとの
接触摩擦でさらに発熱が助長される結果中空孔の成形が
十分に出来なくなるか、極端な場合は押出不能となるこ
とが有った。さらに熱容量の高いセメントスラリーを凍
結寸前の温度まで予備冷却するため冷却装置も必要と
し、設備ならびに運転コストも無視できないといった欠
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、無機質中空製品を押出成形する場合において、
予備冷却の手間を大幅に省略可能であり、また押出成形
中におけるセメントスラリーの摩擦による発熱を有効に
防止できる無機質中空製品の押出成形方法及び装置を提
供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の無機質
中空製品の押出成形方法は、セメント、シリカ質原料、
補強繊維よりなるセメント配合に押出助剤及び水を添加
してなるスラリーを、押出機より中空ピンを有する成形
口金を介して押出成形する無機質中空製品の押出成形方
法において、前記押出機のスクリュー内部、スクリュー
シリンダー部、抵抗管部、口金部に加え前記中空ピン、
中空ピンホルダー内部を強制冷却しつつ押出成形するこ
とを特徴とするものであり、第二の発明は、上記方法を
実施する装置に関し、内部にスクリューを有するスクリ
ューシリンダー部と、該スクリューシリンダー部に連接
された抵抗管部と、該抵抗管部に連接された成形口金部
と、前記抵抗管部内に設けられた中空ピンホルダーより
成形口金方向へ延出支持された中空ピンとからなる押出
成形装置において前記スクリュー内部、スクリューシリ
ンダー部、抵抗管部、口金部、中空ピン、中空ピンホル
ダー内部に冷媒の流通可能な通路を形成してなることを
特徴とするものであり、第三の発明は、上記装置の改良
に関し、冷媒流通路にそれぞれ温度センサーを配設して
なることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明において、セメントスラリーを押出成
形する場合において、押出機のスクリュー内部、スクリ
ューシリンダー部、抵抗管部、口金部に加え前記中空ピ
ン、中空ピンホルダー内部を強制冷却しつつ押出成形す
るのである。即ち、セメントスラリーと接触する装置内
部の全面を冷媒により冷却しつつ押出成形するのであ
る。従って、セメントスラリーを予備冷却することなく
そのまま常温に近い低温で供給しても、摩擦による発熱
は最小限に押さえられ、このため押出助剤のゲル化に起
因する成形不良は十分に回避できるのである。
【0008】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。図1は
この発明の方法に使用される無機質中空製品の押出成形
装置の要部拡大縦断面図、図2は同要部拡大横断面図で
ある。
【0009】この発明の無機質中空製品の押出成形装置
1は、内部にスクリュー2を有するスクリューシリンダ
ー部3と、スクリューシリンダー部3に連接された抵抗
管部4と、抵抗管部4に連接された成形口金部5と、抵
抗管部内に設けられた中空ピンホルダー6より成形口金
5方向へ延出支持された中空ピン7とからなる押出成形
装置1においてスクリュー2内部、スクリューシリンダ
ー3部、抵抗管4部、口金5部、中空ピン6、中空ピン
ホルダー7内部に冷媒Qの流通可能な通路2A〜7Aを
形成して構成されている。さらに、上記実施例におい
て、冷媒流通路2A〜7Aにそれぞれ温度センサー2B
〜7Bを配設して構成することが好ましい。
【0010】上記各冷媒流通路2A〜7Aには、図示省
略したが、冷媒供給管、及び冷媒排出管が接続される。
【0011】次に、セメント50重量%、シリカ粉45重量
%、パルプ繊維 5重量%よりなるセメント配合物 100重
量%に対し、外割りで0.5 重量%のメチルセルロースと
22重量%の水を添加して混合しスラリーとし、これを実
施例装置の押出成形装置1に供給し、押出成形を行っ
た。なお、押出成形装置1への供給時のスラリー温度は
15℃、冷媒としてエチレングリコール25%水溶液を使用
し、入口温度−5℃となるようにして供給し押出成形を
行った。このときの温度センサー2B〜7Bによる冷媒
出口温度の冷媒温度は7 〜12℃であった。また、押出成
形品の表面温度は製品外面及び中空孔内面の表面温度は
15〜20℃で殆ど問題とならない温度上昇であった。
【0012】比較例1として、スクリュー2内部、スク
リューシリンダー3部、抵抗管4部、口金5部のみに冷
媒を供給し、前記実施例と同様に押出成形を実施したと
ころ、押出成形品の表面温度は15〜20℃であったが、中
空孔内面の表面温度は30℃前後から次第に上昇し、押出
成形を30分継続した時点で50℃以上となり、メチルセル
ロースのゲル化が生じているのが確認された。
【0013】さらに比較例2として、比較例1と同一押
出条件であるが、押出成形装置1に供給するスラリーを
0℃に予備冷却したものを使用して押出成形を実施し
た。この場合は、押出成形品の表面温度は10〜20℃、中
空孔内面の表面温度は18℃〜25℃前後で成形上での問題
は生じなかった。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば、無機質中空製品を押出成形する場合、セメント
スラリーを0℃に近い低温に予備冷却することなく、わ
ずかな予備冷却温度として供給しても、成形不良を生じ
ることがなく、容易に無機質中空製品を押出成形するこ
とが可能となり、またこの発明の装置は、中空ピンホル
ダー及び中空ピンに新たに冷媒用ジャケットを設ければ
良いだけであるので装置の製造も容易であるなど種々の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法に使用される無機質中空製品の
押出成形装置の要部拡大縦断面図である。
【図2】この発明の方法に使用される無機質中空製品の
押出成形装置の要部拡大横断面図である。
【符号の説明】
1…無機質中空製品の押出成形装置 2…スクリュー 3…スクリューシリンダー部 4…抵抗管部 5…成形口金部 6…中空ピンホルダー 7…中空ピン Q…冷媒 2A〜7A…冷媒通路 2B〜7B…温度センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、シリカ質原料、補強繊維より
    なるセメント配合に押出助剤及び水を添加してなるスラ
    リーを、押出機より中空ピンを有する成形口金を介して
    押出成形する無機質中空製品の押出成形方法において、
    前記押出機のスクリュー内部、スクリューシリンダー
    部、抵抗管部、口金部に加え前記中空ピン、中空ピンホ
    ルダー内部を強制冷却しつつ押出成形することを特徴と
    する無機質中空製品の押出成形方法。
  2. 【請求項2】 内部にスクリューを有するスクリューシ
    リンダー部と、該スクリューシリンダー部に連接された
    抵抗管部と、該抵抗管部に連接された成形口金部と、前
    記抵抗管部内に設けられた中空ピンホルダーより成形口
    金方向へ延出支持された中空ピンとからなる押出成形装
    置において前記スクリュー内部、スクリューシリンダー
    部、抵抗管部、口金部、中空ピン、中空ピンホルダー内
    部に冷媒の流通可能な通路を形成してなることを特徴と
    する無機質中空製品の押出成形装置。
  3. 【請求項3】 冷媒流通路にそれぞれ温度センサーを配
    設してなることを特徴とする請求項2に記載の無機質中
    空製品の押出成形装置。
JP22194792A 1992-07-28 1992-07-28 無機質中空製品の押出成形方法及び装置 Pending JPH0647720A (ja)

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JP (1) JPH0647720A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6035899A (en) * 1997-01-23 2000-03-14 Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. Fiber-reinforced rubber hose
EP2607333A1 (en) 2008-03-20 2013-06-26 Dow Global Technologies LLC Improved cement to make thermal shock resistant ceramic honeycomb structures and method to make them

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6035899A (en) * 1997-01-23 2000-03-14 Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. Fiber-reinforced rubber hose
EP2607333A1 (en) 2008-03-20 2013-06-26 Dow Global Technologies LLC Improved cement to make thermal shock resistant ceramic honeycomb structures and method to make them

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