JPH0647615A - テーパエンドミル - Google Patents
テーパエンドミルInfo
- Publication number
- JPH0647615A JPH0647615A JP15102993A JP15102993A JPH0647615A JP H0647615 A JPH0647615 A JP H0647615A JP 15102993 A JP15102993 A JP 15102993A JP 15102993 A JP15102993 A JP 15102993A JP H0647615 A JPH0647615 A JP H0647615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- taper end
- outer peripheral
- cutting edge
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
- B23C2210/0421—Cutting angles negative
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/203—Number of cutting edges four
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超硬テーパエンドミルの耐チッピング性を高
めるとともに高剛性化を計り、高能率なテーパエンドミ
ルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたテーパエンドミルにおいて、該外周刃部
の芯厚を工具刃径に対して70〜90%の範囲に設定
し、かつ該刃部の軸直角断面における外周切れ刃のすく
い角を−30゜を超え0゜以下としたことにより、剛性
を高め、切り屑排出性を良好にし、振動、ビビリ等を軽
減することによってチッピングを防止したより高性能な
テーパエンドミルである。
めるとともに高剛性化を計り、高能率なテーパエンドミ
ルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたテーパエンドミルにおいて、該外周刃部
の芯厚を工具刃径に対して70〜90%の範囲に設定
し、かつ該刃部の軸直角断面における外周切れ刃のすく
い角を−30゜を超え0゜以下としたことにより、剛性
を高め、切り屑排出性を良好にし、振動、ビビリ等を軽
減することによってチッピングを防止したより高性能な
テーパエンドミルである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライス盤やマシニング
センター等の工作機械に用いるテーパエンドミルに関す
るものである。
センター等の工作機械に用いるテーパエンドミルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テーパエンドミルは、主に金型の溝加
工、仕上げ加工等に用いられるものであり、該テーパ刃
部については、様々な創意工夫がなされている。テーパ
刃部では外径に応じてランド巾を変化させ、また芯厚も
テーパ状にすることによって剛性を持たせている。しか
しその刃型形状は、ねじれ角20゜〜30゜、すくい角
+5゜〜+10゜のスクウェアーエンドミルを単にテー
パ形状にしたものである。
工、仕上げ加工等に用いられるものであり、該テーパ刃
部については、様々な創意工夫がなされている。テーパ
刃部では外径に応じてランド巾を変化させ、また芯厚も
テーパ状にすることによって剛性を持たせている。しか
しその刃型形状は、ねじれ角20゜〜30゜、すくい角
+5゜〜+10゜のスクウェアーエンドミルを単にテー
パ形状にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、テー
パエンドミルは溝加工においてはスクウェアータイプの
エンドミルに比べると剛性が不足しているため振動、ビ
ビリ等によりチッピングを発生した。また、切り屑排出
性にも問題があった。
パエンドミルは溝加工においてはスクウェアータイプの
エンドミルに比べると剛性が不足しているため振動、ビ
ビリ等によりチッピングを発生した。また、切り屑排出
性にも問題があった。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するため
に、刃型形状を様々検討することにより、エンドミルの
剛性を高め、切り屑排出性を良好にし、振動、ビビリ等
を軽減することによってチッピングを防止し、より高性
能なテーパエンドミルを提供しようとするものである。
に、刃型形状を様々検討することにより、エンドミルの
剛性を高め、切り屑排出性を良好にし、振動、ビビリ等
を軽減することによってチッピングを防止し、より高性
能なテーパエンドミルを提供しようとするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、エンドミル外周刃部の芯厚を工具刃径
に対して70〜90%の範囲とし、該外周刃の軸直角断
面における外周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜
以下の範囲に設定したものである。
達成するために、エンドミル外周刃部の芯厚を工具刃径
に対して70〜90%の範囲とし、該外周刃の軸直角断
面における外周切れ刃のすくい角を−30゜を超え0゜
以下の範囲に設定したものである。
【0006】また、該切れ刃のねじれ角を20゜〜60
゜の範囲とすることによって切れ味が向上し、かつ耐欠
損性を著しく向上させることができる。さらに、刃数を
4枚刃以上としたのは切削効率を上げるためである。
゜の範囲とすることによって切れ味が向上し、かつ耐欠
損性を著しく向上させることができる。さらに、刃数を
4枚刃以上としたのは切削効率を上げるためである。
【0007】なおさらに、被膜としては、対クレーター
摩耗に優れるAl、Si、周期律表第4a、5a、6a
族遷移金属の炭化物、窒化物、酸化物、硼化物、および
炭化硼素、硬質窒化硼素、硬質炭素さらにこれらの固溶
体または混合体からなる群のうちから選ばれた1種また
は2種以上の硬質物質を1層または2層以上の多層で
0.2〜20μmの厚みで被覆すれば良い。
摩耗に優れるAl、Si、周期律表第4a、5a、6a
族遷移金属の炭化物、窒化物、酸化物、硼化物、および
炭化硼素、硬質窒化硼素、硬質炭素さらにこれらの固溶
体または混合体からなる群のうちから選ばれた1種また
は2種以上の硬質物質を1層または2層以上の多層で
0.2〜20μmの厚みで被覆すれば良い。
【0008】
【作用】本願発明は、外周刃の剛性を向上させ、かつ切
り屑排出性に優れた構成とすることにより、テーパ刃で
の切削をより安定したものとするものである。そのた
め、エンドミルの芯厚を工具刃径に対して70〜90%
の範囲に設定した。芯厚が70%未満では、振動、ビビ
リ等を生じ易くなり、また90%を超えると、チップポ
ケットに十分なスペースが取れなくなるため70〜90
%とした。
り屑排出性に優れた構成とすることにより、テーパ刃で
の切削をより安定したものとするものである。そのた
め、エンドミルの芯厚を工具刃径に対して70〜90%
の範囲に設定した。芯厚が70%未満では、振動、ビビ
リ等を生じ易くなり、また90%を超えると、チップポ
ケットに十分なスペースが取れなくなるため70〜90
%とした。
【0009】また、外周切れ刃のすくい角を−30゜を
超え0゜以下としたのは、すくい角を正角とすると、刃
先剛性が無くなり、また−30゜未満では、切削抵抗が
増大するため−30゜を超え0゜以下とした。
超え0゜以下としたのは、すくい角を正角とすると、刃
先剛性が無くなり、また−30゜未満では、切削抵抗が
増大するため−30゜を超え0゜以下とした。
【0010】さらに、刃数を4枚以上に設定、硬質物質
を被覆したことにより、上記との相乗効果でより一層高
効率、高性能になったのである。。
を被覆したことにより、上記との相乗効果でより一層高
効率、高性能になったのである。。
【0011】
【実施例】図1〜2は本発明の一実施例であり、TiN
コーティングを施した超微粒子超硬合金を用い、工具先
端部の刃径10mm、4枚刃、右刃右ねじれのテーパエ
ンドミルである。
コーティングを施した超微粒子超硬合金を用い、工具先
端部の刃径10mm、4枚刃、右刃右ねじれのテーパエ
ンドミルである。
【0012】工具軸直角断面における外周切れ刃のすく
い角を−20゜、にげ角を10゜とし、該刃部の芯厚を
工具刃径の80%すなわち工具先端部の芯厚を8.0m
mに設定し、さらに外周切れ刃のねじれ角を25゜に設
定したものである。
い角を−20゜、にげ角を10゜とし、該刃部の芯厚を
工具刃径の80%すなわち工具先端部の芯厚を8.0m
mに設定し、さらに外周切れ刃のねじれ角を25゜に設
定したものである。
【0013】
【表1】
【0014】表1に図2に示す本発明品と従来品との切
削性能比較を示す。なお、比較のため従来品は芯厚が工
具刃径の55%、すくい角が+6゜以外は同形状のもの
を用いた。切削試験は、被削材にS50C材の硬さがH
RC23のものを使用し、1刃送り0.1mm/刃、工
具突き出し量50mm、軸方向切り込み5mmで溝切削
を、切削長2mまで各5本行った結果である。
削性能比較を示す。なお、比較のため従来品は芯厚が工
具刃径の55%、すくい角が+6゜以外は同形状のもの
を用いた。切削試験は、被削材にS50C材の硬さがH
RC23のものを使用し、1刃送り0.1mm/刃、工
具突き出し量50mm、軸方向切り込み5mmで溝切削
を、切削長2mまで各5本行った結果である。
【0015】また、評価基準を欠損率として切れ刃のチ
ッピングまたは欠損した部分の切れ刃の長さを切削に要
した切れ刃の長さに対する百分率で示した値で表す。こ
こで、切削条件は工具突き出し量および切削量が大き
く、振動を生じ易い条件である。
ッピングまたは欠損した部分の切れ刃の長さを切削に要
した切れ刃の長さに対する百分率で示した値で表す。こ
こで、切削条件は工具突き出し量および切削量が大き
く、振動を生じ易い条件である。
【0016】本発明品の欠損率は切削長とともにわずか
に増加し、2m切削時において1%に満たない値であ
り、外周切れ刃の最大フランク摩耗幅も0.05mmで
あり、継続切削が可能であった。従来品の欠損率は平均
10%を超え、大きく欠損した切れ刃が多く、切削中の
振動、ビビリおよび切削音が大きく2m切削時において
もはや切削不可能な状態であった。
に増加し、2m切削時において1%に満たない値であ
り、外周切れ刃の最大フランク摩耗幅も0.05mmで
あり、継続切削が可能であった。従来品の欠損率は平均
10%を超え、大きく欠損した切れ刃が多く、切削中の
振動、ビビリおよび切削音が大きく2m切削時において
もはや切削不可能な状態であった。
【0017】
【効果】以上のように本発明を適用することにより、エ
ンドミルの剛性を高め、切り屑排出性を良好にし、振
動、ビビリ等を軽減することによってチッピングを防止
し、より高性能な切削が可能となったのである。
ンドミルの剛性を高め、切り屑排出性を良好にし、振
動、ビビリ等を軽減することによってチッピングを防止
し、より高性能な切削が可能となったのである。
【図1】図1は従来品の一例を示し、その側面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1の刃部軸直角断面における断面図で
ある。
ある。
1 外周切れ刃 2 刃溝 3 底刃 4 芯厚 θa ねじれ角 θb すくい角 θc にげ角
フロントページの続き (72)発明者 後藤 理 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 工具本体の外周にねじれを有する複数の
切れ刃が形成されたテーパエンドミルにおいて、該外周
刃部の芯厚を工具刃径に対して70〜90%の範囲に設
定し、該外周刃部の軸直角断面における外周切れ刃のす
くい角を−30゜を超え0゜以下としたことを特徴とす
るテーパエンドミル。 - 【請求項2】 請求項1記載のテーパエンドミルにおい
て、該切れ刃のねじれ角を20゜〜60゜の範囲に設定
したことを特徴とするテーパエンドミル。 - 【請求項3】 請求項1ないし2記載のテーパエンドミ
ルにおいて、該外周切れ刃の刃数を4枚以上としたこと
を特徴とするテーパエンドミル。 - 【請求項4】 請求項1ないし3記載のテーパエンドミ
ルにおいて、Al、Si、周期律表第4a、5a、6a
族遷移金属の炭化物、窒化物、酸化物、硼化物、および
炭化硼素、硬質窒化硼素、硬質炭素さらにこれらの固溶
体または混合体からなる群のうちから選ばれた1種また
は2種以上の硬質物質を1層または2層以上の多層で
0.2〜20μmの厚みで被覆したことを特徴とするテ
ーパーエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15102993A JPH0647615A (ja) | 1992-06-01 | 1993-05-28 | テーパエンドミル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16541892 | 1992-06-01 | ||
JP4-165418 | 1992-06-01 | ||
JP15102993A JPH0647615A (ja) | 1992-06-01 | 1993-05-28 | テーパエンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647615A true JPH0647615A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=26480425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15102993A Pending JPH0647615A (ja) | 1992-06-01 | 1993-05-28 | テーパエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647615A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021610A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Nidec Nissin Corp | テーパ刃エンドミルおよびそれを用いたテーパ穴形成方法 |
JP2015003373A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 株式会社神戸製鋼所 | エンドミル加工方法 |
JPWO2019244361A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2021-08-05 | オーエスジー株式会社 | テーパエンドミル |
CN114054819A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-02-18 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种t型及直柄铣刀通用对刀装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP15102993A patent/JPH0647615A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021610A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Nidec Nissin Corp | テーパ刃エンドミルおよびそれを用いたテーパ穴形成方法 |
JP2015003373A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 株式会社神戸製鋼所 | エンドミル加工方法 |
JPWO2019244361A1 (ja) * | 2018-06-22 | 2021-08-05 | オーエスジー株式会社 | テーパエンドミル |
CN114054819A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-02-18 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种t型及直柄铣刀通用对刀装置 |
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