JPH0647600Y2 - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置Info
- Publication number
- JPH0647600Y2 JPH0647600Y2 JP1989124939U JP12493989U JPH0647600Y2 JP H0647600 Y2 JPH0647600 Y2 JP H0647600Y2 JP 1989124939 U JP1989124939 U JP 1989124939U JP 12493989 U JP12493989 U JP 12493989U JP H0647600 Y2 JPH0647600 Y2 JP H0647600Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment tank
- sewage
- tank
- valve
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は汚水処理装置に関し、詳しくは汚水処理装置
の改良に関する。
の改良に関する。
従来家庭用汚水浄化槽として、一つの槽内を多室に仕切
り、夫々を嫌気性処理槽、好気性処理槽、沈澱槽及び消
毒槽とし、順次汚水を移流させて生物学的作用により汚
水を浄化していく汚水処理装置が広く実施されている。
り、夫々を嫌気性処理槽、好気性処理槽、沈澱槽及び消
毒槽とし、順次汚水を移流させて生物学的作用により汚
水を浄化していく汚水処理装置が広く実施されている。
ところで、上記汚水処理装置において、汚水の発生時間
帯は日中を通じて一定でなく例えば朝晩に汚水発生量が
集中する傾向にあり、従って汚水処理装置内における汚
水の多流状態には、時間帯によってばらつきがあり、汚
水発生の集中する時間帯では、新たに供給れる汚水原水
に押されて未処理の汚水が次室へ移流し、このため完全
な汚水の浄化処理が行えることがあるといった問題があ
った。
帯は日中を通じて一定でなく例えば朝晩に汚水発生量が
集中する傾向にあり、従って汚水処理装置内における汚
水の多流状態には、時間帯によってばらつきがあり、汚
水発生の集中する時間帯では、新たに供給れる汚水原水
に押されて未処理の汚水が次室へ移流し、このため完全
な汚水の浄化処理が行えることがあるといった問題があ
った。
このような問題点を解消するため、好気性処理槽より嫌
気性処理槽へ汚水を返送する循環経路を形成し、常時少
量の汚水を嫌気性処理槽へ返送しておくことによって完
全な汚水浄化が達成されように構成した汚水処理装置が
提案されている。（例えば実公昭62−42798号公報）。
気性処理槽へ汚水を返送する循環経路を形成し、常時少
量の汚水を嫌気性処理槽へ返送しておくことによって完
全な汚水浄化が達成されように構成した汚水処理装置が
提案されている。（例えば実公昭62−42798号公報）。
また、上記した汚水処理装置は、好気性処理槽内に配置
される接触材に付着した過剰汚泥を定期的に取り除く必
要上逆洗が行われるが、この時の剥離汚泥は流出を防止
するため嫌気性処理槽へ速やかに返送する必要がある。
される接触材に付着した過剰汚泥を定期的に取り除く必
要上逆洗が行われるが、この時の剥離汚泥は流出を防止
するため嫌気性処理槽へ速やかに返送する必要がある。
この返送には上記循環経路を兼用して該循環経路に大量
の空気を供給し、剥離汚泥を嫌気性処理槽へと向けて返
送することが行われる 〔従来技術の問題点〕 ところで、上記汚水循環用管に使用されるエアリフトポ
ンプの駆動原となる空気は、一般に好気性処理槽内の散
気管へのブロアーを併用した構成とされ、逆洗時には通
常状態時の返送量に調整した開閉弁を全開にし、流量を
一時的に大きくすることが行われるが、逆洗終了後、前
記開閉弁を再び通常状態の返送量に調整し直すのが非常
に困難で、好気性処理槽の散気管への空気供給量を勘案
して微量の送気量とするのはかなりの熟練を要するとい
った欠点があった。
の空気を供給し、剥離汚泥を嫌気性処理槽へと向けて返
送することが行われる 〔従来技術の問題点〕 ところで、上記汚水循環用管に使用されるエアリフトポ
ンプの駆動原となる空気は、一般に好気性処理槽内の散
気管へのブロアーを併用した構成とされ、逆洗時には通
常状態時の返送量に調整した開閉弁を全開にし、流量を
一時的に大きくすることが行われるが、逆洗終了後、前
記開閉弁を再び通常状態の返送量に調整し直すのが非常
に困難で、好気性処理槽の散気管への空気供給量を勘案
して微量の送気量とするのはかなりの熟練を要するとい
った欠点があった。
この考案は上記欠点に鑑み、汚水返送用循環経路を併用
して、逆洗時の剥離汚泥を嫌気性処理槽へ返送するにも
係わらず、逆洗後の少量流量の循環経路復旧が非常に容
易に行える汚水処理装置を提供することを目的としてな
れたものである。
して、逆洗時の剥離汚泥を嫌気性処理槽へ返送するにも
係わらず、逆洗後の少量流量の循環経路復旧が非常に容
易に行える汚水処理装置を提供することを目的としてな
れたものである。
即ち、この考案の汚水処理装置は汚水原を嫌気性処理
槽、好気性処理槽、沈澱槽及び消毒槽へと順次移流させ
つつ浄化処理し、かつ前記好気性処理槽より一部の汚水
を嫌気性処理槽へ返送する循環経路を設けて浄化効率の
改良を図った汚水処理装置において、好気性処理槽の散
気管へ給気する空気供給管が分岐され、該分岐管が前記
好気性処理槽より嫌気性処理槽への汚水返送管のエアリ
フトポンプに接続され、該分岐管には全送気量に対し全
開より全閉まで開閉可能な弁と、該弁をバイパスして、
一定以上の空気を制限する流量調整孔を備えた開閉弁が
並列に設けられていることを特徴とするものである。
槽、好気性処理槽、沈澱槽及び消毒槽へと順次移流させ
つつ浄化処理し、かつ前記好気性処理槽より一部の汚水
を嫌気性処理槽へ返送する循環経路を設けて浄化効率の
改良を図った汚水処理装置において、好気性処理槽の散
気管へ給気する空気供給管が分岐され、該分岐管が前記
好気性処理槽より嫌気性処理槽への汚水返送管のエアリ
フトポンプに接続され、該分岐管には全送気量に対し全
開より全閉まで開閉可能な弁と、該弁をバイパスして、
一定以上の空気を制限する流量調整孔を備えた開閉弁が
並列に設けられていることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は実施例の
配管経路を示す概念図である。
配管経路を示す概念図である。
この考案の汚水処理装置１は一つの槽を多室に仕切り、
嫌気性処理槽２、好気性処理槽３、沈澱槽４及び消毒槽
５とし、汚水Ｗを順次移流させつつ浄化処理し、かつ好
気性処理槽３より一部の汚水を嫌気性処理槽２へ返送す
る循環経路６を設けて浄化効率の良好を図った汚水処理
装置１において、循環経路６のエアリフトポンプ6A用の
空気供給管７が好気性処理槽３内に配置される散気管3A
への送気管８より分岐され、この分岐された空気供給管
７には全送気量に対し全開より全閉まで開閉可能な弁９
と、該弁９をバイパスして、一定以上の空気を制限する
流量調整孔10を備えた開閉弁11が並列に設けられて構成
されている。
嫌気性処理槽２、好気性処理槽３、沈澱槽４及び消毒槽
５とし、汚水Ｗを順次移流させつつ浄化処理し、かつ好
気性処理槽３より一部の汚水を嫌気性処理槽２へ返送す
る循環経路６を設けて浄化効率の良好を図った汚水処理
装置１において、循環経路６のエアリフトポンプ6A用の
空気供給管７が好気性処理槽３内に配置される散気管3A
への送気管８より分岐され、この分岐された空気供給管
７には全送気量に対し全開より全閉まで開閉可能な弁９
と、該弁９をバイパスして、一定以上の空気を制限する
流量調整孔10を備えた開閉弁11が並列に設けられて構成
されている。
なお図中12は全空気を供給するブロアを示す。
また、上記流量調整孔10は管断面を遮蔽する板に管断面
より遥かに小さい通気孔を形成しこれを管断面を遮断す
る状態に管内部または管端部に設けることや、あるいは
一定以上に開度調整した弁等によって構成される。
より遥かに小さい通気孔を形成しこれを管断面を遮断す
る状態に管内部または管端部に設けることや、あるいは
一定以上に開度調整した弁等によって構成される。
この考案の汚水処理装置１において、通常時の循環経路
６のエアリフト用送気は、バイパスした流量調整孔10を
備えた開閉弁11により行われる。
６のエアリフト用送気は、バイパスした流量調整孔10を
備えた開閉弁11により行われる。
従って、汚水返送は流量調整孔10によって流量が調整さ
れたエアリフトポンプの働きにより常時適量の汚水が返
送される。
れたエアリフトポンプの働きにより常時適量の汚水が返
送される。
次に、逆洗時、大量の剥離汚泥が発生すれば、弁11を閉
じ弁９を全開とする。
じ弁９を全開とする。
これによって循環経路６の流量が飛躍的に増大し、汚泥
はスムーズに嫌気性処理槽２へと返送される。
はスムーズに嫌気性処理槽２へと返送される。
この返送が終了した後は弁11を開き弁９を全閉とする。
この時、バイパスした経路の流量は開閉弁11を全開とし
ても流量調整孔10により最大流量が抑えられているた
め、予め設定した以上の流量となることはなく、通常時
の汚水返送量に容易に復旧できる。
この時、バイパスした経路の流量は開閉弁11を全開とし
ても流量調整孔10により最大流量が抑えられているた
め、予め設定した以上の流量となることはなく、通常時
の汚水返送量に容易に復旧できる。
この考案は以上説明したように、逆洗後、通常状態への
汚水循環量に容易に調整でき、汚水処理装置の調整が非
常に容易となり、ひいては処理効率の向上にも寄与する
など種々の実用的効果を有する。
汚水循環量に容易に調整でき、汚水処理装置の調整が非
常に容易となり、ひいては処理効率の向上にも寄与する
など種々の実用的効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の断面図、第２図は実施例の
配管経路を示す概念図である。
配管経路を示す概念図である。
フロントページの続き (72)考案者 原田 大 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 久保 田鉄工株式会社滋賀工場内 (56)参考文献 実開 昭57−39695（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】汚水原水を嫌気性処理槽、好気性処理槽、
沈殿槽及び消毒槽へと順次移流させつつ浄化処理し、か
つ前記好気性処理槽より一部の汚水を嫌気性処理槽へ返
送する循環経路を設けて浄化効率の改良を図った汚水処
理装置において、好気性処理槽の散気管へ給気する空気
供給管が分岐され、該分岐管が前記好気性処理槽より嫌
気性処理槽への汚水返送管のエアリフトポンプに接続さ
れ、該分岐管には空気供給量調整用の全閉より全開まで
開閉可能な弁と、該弁をバイパスして、一定以上の空気
流量を制限する流量調整孔を備えた開閉弁が並列に設け
られていることを特徴とする汚水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989124939U JPH0647600Y2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989124939U JPH0647600Y2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 汚水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0361998U JPH0361998U (ja) | 1991-06-18 |
| JPH0647600Y2 true JPH0647600Y2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=31672833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989124939U Expired - Lifetime JPH0647600Y2 (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 汚水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0647600Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6012633Y2 (ja) * | 1980-08-12 | 1985-04-23 | 積水化学工業株式会社 | 浄化槽 |
-
1989
- 1989-10-24 JP JP1989124939U patent/JPH0647600Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0361998U (ja) | 1991-06-18 |
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